JPH05300070A - 情報伝送システム - Google Patents

情報伝送システム

Info

Publication number
JPH05300070A
JPH05300070A JP4097797A JP9779792A JPH05300070A JP H05300070 A JPH05300070 A JP H05300070A JP 4097797 A JP4097797 A JP 4097797A JP 9779792 A JP9779792 A JP 9779792A JP H05300070 A JPH05300070 A JP H05300070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
transmission
mobile station
station
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4097797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3089091B2 (ja
Inventor
Fumiaki Ogata
史明 緒方
Masayuki Ishizaki
正之 石崎
Takeshi Meguro
驍 目黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP04097797A priority Critical patent/JP3089091B2/ja
Publication of JPH05300070A publication Critical patent/JPH05300070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3089091B2 publication Critical patent/JP3089091B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、移動体に設置された移動局に無線
回線を介して情報を伝送する情報伝送システムに関し、
伝送情報で変調された受信波を直接受信できない点に位
置する移動局に、その伝送情報を確実にかつ効率的に伝
送することを目的とする。 【構成】 無線回線を介して移動局11に情報を伝送す
る情報伝送システムにおいて、無線回線から情報を受信
して記憶する伝送情報記憶手段13と、移動局11が設
置された移動体の軌道上の通過点でその移動局に伝送情
報記憶手段13に記憶された情報を無線伝送する送信手
段15とを有する中継局17を備え、移動局11には、
送信手段14によって無線伝送された情報を復元して自
局が設置された移動体内に出力する出力手段19を備え
て構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体に設置された移
動局に無線回線を介して情報を伝送する情報伝送システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体に情報を無線伝送する情報
伝送システムでは、例えば、列車に対する画像情報の伝
送やバスに対する交通情報の伝送のような多様なサービ
スに柔軟に適応できることが要求されている。また、音
声情報に比べて情報量が大きい情報を移動体に確実かつ
効率的に伝送する方法としては、個々の情報の種類や利
用形態に応じて衛星回線を用いることも可能である。
【0003】図20は、従来の情報伝送システムの構成
例を示す図である。図において、(a) に示す情報伝送
システムでは、地上に設置された送信局201は、無線
回線を介して移動局2021 に接続される。移動局20
1 は、縦続接続された受信部アンテナ2031 、メモ
リ部2041 および表示部2051から構成される。
(b)に示す情報伝送システムでは、上述した送信局2
01に代えて地球局206とその地球局に上り衛星回線
を介して接続された通信衛星207を備え、その通信衛
星は下り衛星回線を介して移動局2022 に接続され
る。移動局2022 は、縦続接続された受信部アンテナ
2032 、メモリ部204 2 および表示部2052 から
構成される。
【0004】このような構成の情報転送システムにおけ
る移動局2021(2022)では、送信局201や通信衛
星207が伝送情報で変調して送信した信号を直接受信
して復調し、その復調により得られた伝送情報はメモリ
部2041(2042)によって表示処理に対応した情報に
変換されて記憶される。表示部2051(2052)は、こ
のようにして記憶された情報を読み出して表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図20
(a)に示す情報伝送システムの内、ラジオ放送やテレ
ビ放送のようにUHF帯以下の周波数の搬送波信号を用
いたシステムでは、移動局2021 と送信局201との
間に形成される無線回線の伝搬路上に送電線や橋梁が存
在しても、SHF帯の搬送波信号を用いた場合に比べ
て、その伝搬路における減衰量が少なく、かつ移動局2
021 の移動に伴って生じるフェージングの周期が長い
ので、移動局2021 に情報を伝送できる場合が多かっ
た。しかし、図20(b)に示す情報伝送システムで
は、SHF帯より高い周波数の搬送波信号を用いて伝送
が行われるために、トンネル内で走行あるいは停止して
いる移動局や地下鉄の車両に設置された移動局には、下
り衛星回線の信号が到達しなかったり、到達してもその
受信電界レベルが受信局の受信感度より大きく下回るた
めに、情報を確実に伝送することができない場合が多か
った。
【0006】本発明は、伝送情報で変調された受信波を
直接受信できない点に位置する移動局に、その伝送情報
を確実にかつ効率的に伝送することができる情報伝送シ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の発明の原理ブロック図である。本発明は、無線回線を
介して移動局11に情報を伝送する情報伝送システムに
おいて、無線回線から情報を受信して記憶する伝送情報
記憶手段13と、移動局11が設置された移動体の軌道
上の通過点でその移動局に伝送情報記憶手段13に記憶
された情報を無線伝送する送信手段15とを有する中継
局17を備え、移動局11には、送信手段14によって
無線伝送された情報を復元して自局が設置された移動体
内に出力する出力手段19を備えたことを特徴とする。
【0008】図2は、請求項2に記載の発明の原理ブロ
ック図である。本発明は、無線回線を介して移動局11
に情報を伝送する情報伝送システムにおいて、無線回線
から情報を受信して記憶する伝送情報記憶手段13と、
移動局11が設置された移動体の軌道上の通過点でその
移動局に伝送情報記憶手段13に記憶された情報を無線
伝送する送信手段15とを有する中継局17を備え、移
動局11には、送信手段15によって無線伝送された情
報を取り込んで、自局が設置された移動体内に再び無線
伝送する再送信手段21を備えたことを特徴とする。
【0009】図3は、請求項3に記載の発明の原理ブロ
ック図である。本発明は、無線回線を介して移動局11
に情報を伝送する情報伝送システムにおいて、無線回線
から情報を受信して記憶する伝送情報記憶手段13と、
移動局11が設置された移動体の軌道上の通過点でその
移動局に伝送情報記憶手段13に記憶された情報を無線
伝送する送信手段15とを有する中継局17を備え、移
動局11には、送信手段15によって無線伝送された情
報を復元してデータ交換媒体に記憶して供給する情報媒
体供給手段31を備えたことを特徴とする。
【0010】図4は、請求項4に記載の発明の原理ブロ
ック図である。本発明は、請求項1ないし請求項3に記
載の発明において、移動局11が設置された移動体の軌
道に沿って施設されたマルチポイントリンク上に複数の
中継局171 〜17N を配置し、これらの中継局171
〜17N には、マルチポイントリンク上で自局に割り付
けられた伝送チャネルに伝送情報記憶手段13に記憶さ
れた情報を転送する転送手段41を備え、軌道に沿って
隣接した2つの中継局の間には、マルチポイントリンク
上で2つの中継局に個別に割り付けられた伝送チャネル
を介して、これらの中継局の転送手段41から転送され
た情報を取り込んで移動局11に無線伝送する送信局4
3を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の情報伝送システムでは、送信
手段15は、伝送情報記憶手段13によって無線回線か
ら受信されて記憶された情報を、移動体の軌道上の通過
点で移動局11に無線伝送する。
【0012】すなわち、移動体が上述した無線回線に物
理的にアクセス不可能な軌道上を走行中にその無線回線
に送信された情報が、中継局17の送信手段15の設置
点の近傍において確実に移動局11に伝送される。
【0013】請求項2に記載の情報伝送システムでは、
請求項1に記載の情報伝送システムと同様にして、移動
局11が設置された移動体が無線回線に物理的にアクセ
スできない軌道上を走行中に無線回線に送信された情報
が、中継局17の送信手段15の設置点の近傍において
確実に移動局11に伝送される。移動局11に設けられ
た再送信手段21は、このようにして中継局17から伝
送された情報を自局の移動体内に再び無線伝送する。
【0014】したがって、移動体内では、その移動体に
上述した情報を出力する出力手段が設置されていなかっ
たり、その出力手段が設置されていても何らかの原因で
その出力手段から情報を得ることができない場合にも、
再送信手段21が行う無線伝送に対応した端末を用いる
ことにより情報が得られる。
【0015】請求項3に記載の情報伝送システムでは、
請求項1に記載の情報伝送システムと同様にして、移動
局11が設置された移動体が無線回線に物理的にアクセ
スできない軌道上を走行中に無線回線から受信された情
報が、中継局17の送信手段15の設置点の近傍におい
て確実に移動局11に伝送される。移動局11に設けら
れた情報媒体供給手段31は、このようにして中継局1
7から伝送された情報をデータ交換媒体に記憶して供給
する。
【0016】したがって、上述した情報を取得する方法
として、移動体内において聴覚や視覚を介した実時間に
よる取得方法とは別に上述したデータ交換媒体にアクセ
ス可能な端末装置や処理装置を介して取得し、かつその
取得した情報を任意に加工して利用することが可能とな
る。
【0017】請求項4に記載の情報伝送システムでは、
送信局43が、自局と移動体の軌道に沿って隣接した2
つの中継局との間を結ぶマルチポイントリンク上にこれ
らの中継局に個別に割り付けられた伝送チャネルを介し
て、各中継局から転送された情報を取り込み、移動局1
1に無線伝送する。
【0018】すなわち、移動局11は、自局が設置され
た移動体の走行により次の中継局(送信手段15の設置
点)の近傍に到達する前に、上述した送信局43からの
無線伝送によって情報を受信することができるので、上
述した2つの中継局の間を結ぶ軌道が長かったり、移動
体の走行速度が小さな場合にも移動局11に対する情報
伝送が効率的に行われる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図5は、請求項1に記載の発明に対
応した実施例を示す図である。
【0020】図において、地球局51は、上り衛星回線
を介して通信衛星に接続され、その通信衛星は下り衛星
回線を介して中継局52に接続される。中継局52は、
下り衛星回線と異なる無線回線を介して地下鉄の車両上
に設置された移動局53に接続される。
【0021】地球局51は、送信装置54とその出力に
接続された送信アンテナ55とから構成される。中継局
52では、下り衛星回線は、地上の建物の上に設置され
た受信アンテナ56、周波数変換器(LNB)57、ブ
ースタアンプ58および通信管内に施設されたケーブル
59を介して、地下鉄の駅舎内に設けられた受信部60
に接続される。受信部60の出力は編集処理部61のデ
ータ入力に接続され、その出力は送信部62を介してア
ンテナ631 に接続される。ローカル番組送出部(LP
M)64は、制御卓65を介して編集処理部61の編集
入出力に接続される。
【0022】移動局53では、上述した無線回線に移動
局53の走行に応じてアンテナ63 1 と開口面が対向す
るアンテナ632 が設けられ、その出力は受信部66、
制御部67およびメモリ部68を介して表示部69に接
続される。
【0023】なお、本実施例と図1に示すブロック図と
の対応関係については、移動局53は移動局11に対応
し、受信アンテナ56、周波数変換器57、ブースタア
ンプ58、ケーブル59、受信部60および編集処理部
61は伝送情報記憶手段13に対応し、送信部62およ
びアンテナ631 は送信手段15に対応し、中継局52
は中継局17に対応し、アンテナ632 、受信部66、
制御部67、メモリ部68および表示部69は出力手段
19に対応する。
【0024】以下、本実施例の動作を説明する。地球局
51の送信装置54は、伝送情報に応じて搬送波信号を
変調して送信アンテナ55から送信する。このような送
信波は、上り衛星回線、通信衛星、下り衛星回線を介し
て中継局52の受信アンテナ56に到達する。受信アン
テナ56で受信された信号は、周波数変換器57によっ
て所定の中間周波信号に変換され、さらに、ブースタア
ンプ58で所定のレベルに増幅される。受信部60はこ
のようにして増幅された中間周波信号を復調し、編集処
理部61はその復調によって得られた伝送情報を記憶す
る。
【0025】一方、ローカル番組送出部64には、宣伝
情報や業務連絡情報その他の情報が予め記憶される。制
御卓65は、操作者が行う操作に応じてローカル番組送
出部64に記憶された情報と編集処理部61に記憶され
た情報とを所定の優先順位に基づいて編集することによ
り、図6に示す記憶領域の配置にしたがって編集処理部
61に移動局53に伝送すべき情報を設定する。このよ
うにして設定される情報は、予め定められた時刻に移動
体に送出すべき情報、宣伝情報、中継局に特有の情報、
緊急連絡情報および運用業務情報から構成される。送信
部62は、個々の移動局において駅間を結ぶレール(軌
道)から垂直方向にほぼ一定の点に配置されるアンテナ
632 との間に、走行中および停車中の移動局について
安定な無線伝送路を形成するために、アンテナ632
同じ高さに対向して配置された水平面方向に無指向性の
アンテナ631 を用い、かつそのアンテナを介して編集
処理部61に設定された情報を送信する。上述した編集
時に用いられる優先順位については、システムの運用形
態に応じて可変設定可能とすることにより、例えば、定
時に送出すべき情報がない場合に宣伝情報をテロップと
して送出したり、緊急連絡情報や運用業務情報を他の情
報より優先的に送出するような多様な運用形態に適応可
能である。
【0026】一方、移動局53では、受信部66は、ア
ンテナ631 が設けられた駅に自局が停車してそのアン
テナにアンテナ632 が物理的に対向したり、その駅を
自局が通過する際に同様にこれらの2つのアンテナが対
向したタイミングでアンテナ621 から送信された送信
波を受信して復調する。制御部67は、このような復調
処理により得られた情報を取り込み、予め設定された表
示モードに応じて、例えば、その情報の実時間表示やそ
の情報と宣伝情報との合成表示に必要な情報をメモリ部
68に書き込む。表示部69は、メモリ部68に書き込
まれた情報を順次読み出して表示する。
【0027】このように本実施例によれば、下り衛星回
線に直接アクセスできないトンネル内を走行する移動体
に設置された移動局に、その移動局に代わって中継局が
下り衛星回線の受信波を復調し、かつその復調により得
られた情報を編集・記憶して送信するので、例えば、放
送番組の情報に併せて定時に送出すべき情報、宣伝情
報、中継局(駅)毎に特有の情報、緊急連絡情報、運用
業務通報その他を移動局に確実に伝送することができ、
地下鉄の運用形態や多様な乗客の要求に柔軟に適応する
ことができる。
【0028】なお、本実施例では、全ての中継局が地球
局51から衛星回線を介して受信される情報を受信する
ことを前提としているが、本発明は、このような衛星回
線の伝送方式に限定されず、例えば、図7に示すよう
に、地球局51から送信される送信フレームに、伝送情
報フィールドに併せて伝送情報の種類を示す情報コー
ド、送信先を示す識別コード、送信日時および送信情報
の情報量を示す識別情報フィールドを設け、かつその識
別情報フィールドに地球局51が所定の情報を配置して
送信することにより、中継局52の受信部60が情報コ
ードや識別コードの内容に基づいて伝送情報フィールド
の内容を選択する方法を用いてもよい。さらに、このよ
うな方法を採用した場合には、例えば、複数の事業体、
都市、路線その他で単一の衛星回線を共用して用いた
り、中継局や移動局で放送番組の情報、業務連絡情報そ
の他の情報の種類毎に個別の処理を施すことが可能とな
る。さらに、識別情報フィールドに含まれる送信日時や
送信情報の情報量は、上述したように中継局が行う編集
処理や移動局の制御部が行う処理の基準として用いられ
る。
【0029】また、表示部69の設置点は移動体内の壁
面に限定されず、例えば、天井面や床面に設けてもよ
く、その表示部に採用可能な表示器としては、例えば、
液晶表示器やCRTのように移動体の動作環境に適合す
るものであればどのようなものを用いてもよい。
【0030】図8は、隣接中継局間に送信局を配置した
実施例構成を示す図である。本実施例構成の特徴は、隣
接する駅に個別に設けられた中継局811 、812間に
これらの駅間を結ぶレールの軌道に沿って複数の送信局
821 〜82N を備え、かつこれらの送信局に各中継局
の送信部62の送信出力をケーブルを介して接続した点
にある。
【0031】図9は、送信局の構成を示す図である。図
において、中継局811 、812 に接続されたケーブル
は所定の結合手段により低雑音増幅器(LNA)の入力
に接続され、その出力は周波数変換器921、波形整形
器93、周波数変換器922 および増幅器94を介して
アンテナ95に接続される。周波数変換器921 の局発
入力には発振器961 の出力が接続され、周波数変換器
922 の局発入力には発振器962 の出力が接続され
る。
【0032】なお、図8および図9に示す構成は請求項
4に記載の発明に対応し、図4に示すブロック図との対
応関係については、中継局811 、812 に設けられた
送信部は転送手段41に対応し、送信局821 〜82N
は送信局43に対応する。また、本実施例構成は、後述
の請求項2および請求項3に記載の発明に対応した各実
施例にも同様に適用可能である。
【0033】図10は、中継局と送信局との間の伝送方
式を説明する図である。以下、図8〜図10を参照して
送信局の動作を説明する。なお、地球局、通信衛星、中
継局および移動局の基本構成については、図5に示す実
施例と同じであるから、ここではその説明を省略する。
【0034】中継局811 〜81N には、図10(a) に
示すように個別のチャネルが割り付けられる。これらの
中継局の送信部は、それぞれアンテナ631 を介して送
信される伝送情報と同じ情報で上述したチャネルに対応
した副搬送波信号を変調してケーブルに送出する。
【0035】低雑音増幅器91は上述したケーブルを介
して中継局811 、812 から受信される信号を所定の
レベルに増幅し、周波数変換器921 はこのように増幅
された信号に発振器961 から供給される局発信号に基
づく周波数変換処理を施すが、その周波数変換処理で
は、発振器962 の発振周波数が図10(a) に示す周波
数多重化伝送方式による各中継局の割り付けチャネルに
応じて設定されるので、一定周波数の中間周波信号が得
られる。波形整形器93は、その中間周波信号を復調し
て伝送路特性に応じた歪みを補償する。周波数変換器9
2 は、波形整形器93の波形整形処理により得られた
ベースバンド信号で発信器962 から出力される搬送波
信号を変調する。増幅器94は、このようにして変調さ
れた搬送波信号をアンテナ95を介して通過する移動局
に送信する。また、発振器961 は、各中継局に割り付
けられたチャネルの状態の監視結果に応じて発振周波数
を切り替えることにより、一方の中継局からの信号が得
られない場合には、他方の中継局からの信号に基づいて
移動局に対する情報伝送を続行する。
【0036】このように中継局(駅)間を結ぶレールの
軌道に沿って送信局を設置し、かつその送信局近傍を通
過する移動局に中継局から直接送信される伝送情報と同
じ情報を伝送することができるので、上述した軌道の長
さが大きかったり、移動局の走行速度が小さな場合にも
その移動局に対する情報伝送を確実にかつ効率的に行う
ことができる。また、送信局821 〜82N は、隣接す
る2つの中継局に対応した伝送チャネルの状態監視結果
に基づいて移動局に送信すべき情報の情報源を切り替え
ることができるので、中継局の障害時にも連続した運転
が可能である。
【0037】なお、上述した実施例構成では、複数の中
継局と各送信局との間の伝送方式として周波数分割多重
化伝送方式を採用したが、本発明は、このような伝送方
式に限定されず、例えば、時分割多重伝送方式を採用し
たり、余剰伝送チャネルCH2のみでは所望のチャネル
数に満たない場合には、図10(b) に示すようにそのチ
ャネルを2分して狭帯域化したチャネルCHA、CHB
を用いてもよい。
【0038】図11は、複数の表示部を設けた移動局の
構成例を示す図である。図において、図5に示す実施例
構成との相違点は移動局の構成にあり、この移動局で
は、図11および図12に示すように表示部69に代え
て4つの表示部1111 〜1114 を備え、メモリ部6
8に代えてこれらの表示部に個別に対応したメモリ11
1 〜1124 を有するメモリ部113を備え、表示部
1111 〜1114 の入力にそれぞれメモリ1121
1124 の何れか1つの出力を選択して接続するスイッ
チボックス1141 〜1144 を備え、かつ制御部67
に代えてスイッチボックス1141 〜1144 を制御す
る機能を併有する制御部115を備える。
【0039】図13は、制御部およびスイッチボックス
の構成を示す図である。図において、スイッチボックス
1141 では、リレー1311 〜1314 のメイク接点
の一方がそれぞれメモリ1121 〜1124 の出力に個
別に接続され、これらのメイク接点の他方は直結されて
表示部1111 の入力に接続される。制御部115で
は、スイッチボックス1141 〜1144 に個別に対応
した4接点のスイッチ1321 〜1324 を備える。こ
れらスイッチの共通接点は+5Vの直流電源線に接続さ
れ、かつ各スイッチの全ての接点は対応するスイッチボ
ックスに設けられた4つのリレーの入力コイルにそれぞ
れ接続される。ここに、このような4つの接点とリレー
の入力コイルとの間は、「a」、「b」、「c」、
「d」で示されるスイッチ1321 〜1324 の接点を
スイッチボックス毎にそれぞれ1つずつシフトさせて接
続する。
【0040】以下、図11〜図13を参照して、各表示
部に対する表示動作を説明する。制御部115は、受信
部66から与えられる情報を取り込んで、所定の送出ス
ケジュールに基づいてメモリ1121 〜1124 にそれ
ぞれ異なる情報を格納する。さらに、制御部115は、
表示部1111 〜1114 の送出完了タイミングやメモ
リ1121 〜1124 に格納された情報の情報量に基づ
いて、スイッチボックス1141 〜1144 にそれぞれ
設けられたスイッチ1321 〜1322 の接点を連動さ
せて切り替える。
【0041】すなわち、表示部1111 〜1114 には
メモリ1121 〜1124 に予め格納された情報がスト
リーム毎に切り替えて出力されるので、地下鉄の車内の
乗車客の分布や車内における表示部の設置点に応じて必
要な情報を選択する多様な運用が可能となる。
【0042】なお、上述した実施例構成では、ハードウ
エアにより表示部毎に送出すべき情報の切り替えを行っ
たが、本発明は、このような構成に限定されず、表示部
に対する情報の伝送方式に適応した切替え方式を採用す
ればよい。
【0043】また、移動局における情報の出力方法につ
いては、上述したようなストリーム毎の切り替え表示方
式に限定されず、例えば、中継局52では編集処理部6
1が個々の情報にその情報の種類を示す識別情報を付加
する編集処理を行い、移動局では制御部115がこのよ
うな識別情報に基づいてメモリ1121 〜1124 と表
示部1111 〜1114 との間の接続を設定することに
より、放送番組の情報と業務連絡情報とを個別の表示部
に出力することもできる。
【0044】図14は、請求項2に記載の発明に対応し
た実施例を示す図である。図において、図5に示すもの
と機能および構成が同じものについては、同じ参照番号
を付与して示し、ここではその説明を省略する。
【0045】本実施例と図5に示す実施例との相違点は
移動局の構成にあり、その移動局では、メモリ部68に
代えて複数の出力端子を有するメモリ部141を備え、
これらの出力端子の内、一方は表示部69に接続される
が、他方は再送信部142を介してアンテナ143に接
続される。
【0046】なお、本実施例と図2に示すブロック図と
の対応関係については、再送信部142は再送信手段2
1に対応する。このような構成の移動局では、再送信部
142は、メモリ部141に記憶された画像情報と音声
情報とを所定の無線チャネルを介して微小電力により車
内に送信する。車内の乗客あるいは乗務員は、携帯型の
専用の受信機を用いて上述した画像情報および音声情報
を得ることができる。
【0047】したがって、車内の混雑の程度やその車内
における乗客および乗務員の位置の如何にかかわらず、
一定の品質で確実に情報を伝達することができる。な
お、本実施例では、再送信部142が画像情報および音
声情報を再送信しているが、本発明は、このような構成
に限定されず、例えば、音声のみを再送信する構成をと
ってもよい。
【0048】また、乗客や乗務員が所持すべき受信機に
ついては、上述した専用の受信機に限定されず、例え
ば、携帯型のテレビ受像機やチューナを内蔵したヘッド
ホーンステレオなどを用い、かつ再送信部142の送信
周波数および変調方式をこのような汎用の受信機を用い
て受信可能なものに適応させてもよい。
【0049】さらに、本実施例では、乗客が個別に携帯
型の受信機を用いたが、例えば、特急や新幹線の車両に
設置された移動局では、図15に示すように座席のひじ
かけ151の側面に設けられたチャネル切り替えスイッ
チ152、ヘッドホーン153との接続用接栓154、
ひじかけ151の内部に設けられた受信部、座席の背も
たれの背面に設けられた後方座席の乗客用のLCD表示
器155からなる一体型の受信機を図16に示すように
列状に配置し、かつ最前部の座席についてはその座席の
前方にある壁面にLCD表示器155を設けることによ
り、これらの座席に座った乗客に同様に情報を提供して
もよい。ただし、このような受信機を搭載した移動局で
は、制御部67は車内に送出すべき情報を所定の分類基
準にしたがって分割して個別の伝送チャネルに対応させ
てメモリ部68に記憶し、再送信部142に代えて上述
したチャネルの情報を多重化して同軸ケーブルに送出す
る再送出手段を設け、その同軸ケーブル上に各受信機に
対する多重化信号の分配を行う分配器を設ける。ここで
は、このように同軸ケーブルを介した各受信機への多重
化伝送方式については、図17に示すように、各チャネ
ルの占有帯域幅を6MHzに設定した周波数多重伝送方式
を採用するが、本発明は、このような伝送方式に限定さ
れず、所望の伝送品質で受信機の搭載台数に適応した多
重化伝送が可能であれば、時分割多重化伝送方式その他
のどのような方式を採用してもよい。
【0050】また、このような座席に固定設定された受
信機に対する伝送情報の伝送については、図14に示す
実施例を併せて実施する場合には、再送信部142に対
向させて上述した制御部およびメモリ部の機能を併有す
る単一の受信機を設け、その受信機の復調出力を上述し
た同軸ケーブルを介して多重化伝送する方法を用いても
よい。
【0051】図18は、請求項3に記載の発明に対応し
た実施例を示す図である。図において、図14に示すも
のと機能および構成が同じものについては、同じ参照番
号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
【0052】メモリ部141の他方の出力は、情報自動
販売機181の入力に接続される。情報自動販売機18
1では、その入力端が受信部182のデータ入力に接続
され、そのデータ出力はメモリ部183A 〜183H
データ入力に接続される。受信部182およびメモリ部
183A 〜183H にはバスを介してマイクロプロセッ
サ(CPU)184が接続され、その入出力ポートは情
報自動販売機181の前面の操作表示部上に配置された
パネルスイッチ(SW)185A 〜185H、表示部1
86、カード処理部187および料金処理部188に接
続される。カード処理部187には図19に示すように
ICカード挿入口191およびICカード供給口192
が含まれ、料金処理部188には紙幣読み取り口19
3、硬貨投入口194および釣銭返却口195が含まれ
る。
【0053】なお、本実施例と図3に示すブロック図と
の対応関係については、情報自動販売機181は、情報
媒体供給手段31に対応する。以下、図18および図1
9を参照して本実施例の動作を説明する。
【0054】受信部182は、メモリ部141に記憶さ
れた情報を取り込んで一端記憶する。マイクロプロセッ
サ184は、このように記憶された情報の種類を監視し
て情報自動販売機181により販売すべき情報を認識す
ると、メモリ部183A 〜183H の内、その情報の種
類に対応したものに読み取り指令を送出する。この指令
を受けたメモリ部は、その指令に対応する情報を受信部
182から読み取って記憶する。
【0055】情報自動販売機181の操作表示部では、
図19に示すように、パネルスイッチ185A 〜185
H に対応させてこれらのパネルスイッチの右方に販売さ
れる情報の種類と料金とが表示される。料金処理部18
8は、乗客が紙幣読み取り口193や硬貨投入口194
から料金を投入すると、その総額を認識してマイクロプ
ロセッサ184に通知する。マイクロプロセッサ184
は、乗客にこのような総額の範囲内で販売可能な情報の
種類を示して、これらの情報の内、購入したいものに対
応したパネルスイッチを押すことをメッセージとして表
示部186に出力する。
【0056】マイクロプロセッサ184は、このような
メッセージに応じてパネルスイッチが押されるとそのパ
ネルスイッチに対応した情報の識別情報をカード処理部
187に送出する。カード処理部187は、ICカード
挿入口191に書き込み可能なICカードが挿入されて
いる場合には、メモリ部183A 〜183H の内、上述
した識別情報に対応したものに記憶された情報を読み出
して上述したICカードに内蔵のカードライタを用いて
書き込み、かつICカード挿入口191から返却する。
しかし、カード処理部187は、反対にICカード挿入
口191にICカードが挿入されていなかったり、挿入
されていてもそのICカード上に残っている記憶領域の
不足その他の理由により上述した書き込みを行えない場
合には、パネルスイッチおよび表示部186を介して行
われる購入者との間のインタフェース手順に基づいて、
ICカード挿入口191に挿入された他のICカードあ
るいは新たなICカードに該当する情報を書き込んで出
力する。なお、新たなICカードについては、ICカー
ド供給口192から上述したインタフェース手順にした
がって供給される。
【0057】このように本実施例によれば、移動局で受
信された情報をデータ交換媒体に記録して販売すること
ができるので、乗客には外出中あるいは乗車中に地球局
から送信された情報を得る機会を与え、かつその情報を
OA機器や専用の処理装置を用いて再利用する手段を提
供することができる。
【0058】なお、本実施例では、情報を記憶して販売
する媒体としてICカードを用いたが、本発明は、この
ような記憶媒体に限定されず、例えば、磁気テープやフ
ロッピーディスクのように販売すべき情報の情報量や利
用形態に適合したものであれば、どのようなものを用い
てもよい。
【0059】また、本実施例では、情報自動販売機の料
金支払い方法として現金によるものを示したが、例え
ば、キャッシュカードやプリペイドカードを用いてもよ
い。さらに、上述した各実施例では、衛星回線を介して
伝送される情報を移動体に伝送するシステムを示した
が、本発明は、このような衛星回線を用いたシステムに
限定されず、例えば、ラジオ放送やテレビ放送の番組内
容を移動体に伝送するシステムについても同様に適用可
能である。
【0060】また、移動体に伝送すべき情報について
は、秘匿性や信頼性が要求される場合には、中継局に対
する伝送情報の伝送回線や基地局および送信局から移動
局に対する無線伝送回線に暗号化方式や誤り訂正符号化
方式を採用してもよく、情報量が大きな場合には伝送タ
イミングを確保したり伝送手順の確実な実施を行うため
に圧縮伝送方式を採用してもよい。
【0061】さらに、本発明を適用した情報伝送システ
ムの信頼性については、そのシステムの構成に適応させ
て、例えば、中継局、送信局、移動局の主要部あるいは
全体に所定の二重化構成を適用することも可能である。
【0062】また、上述した各実施例では、中継局に対
する情報伝送および中継局や送信局から移動局に対する
情報伝送にミリ波帯あるいはSHF帯の無線周波数によ
る無線伝送方式を採用したが、本発明は、このような方
式に限定されず、例えば、光空間伝送方式を用いたり微
弱電波を用いた伝送方式を用いてもよい。
【0063】さらに、上述した各実施例では、多両編成
の地下鉄の一両毎に中継局や送信局から送信された無線
信号を受信するアンテナ632 その他の設備を搭載して
いるが、本発明は、このような構成に限定されず、例え
ば、各両で共通に用いることができる設備については特
定の一両にのみ搭載し、かつその設備にケーブルその他
を介して各両毎に搭載された非共用部を接続する構成を
としてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、無線回
線から受信された情報を一端中継局で受信して記憶した
後に、その中継局や中継局間を結ぶ軌道に沿って配置さ
れた送信局から移動局に無線伝送し、その情報を移動局
が設置された移動体内で音声、画像およびこれらを記録
したデータ交換媒体として供給する。
【0065】すなわち、移動局が設置された移動体内に
おいてその移動局がアクセス不可能な無線回線を介して
提供される情報を確実に取得することが可能となるの
で、移動体に対してその移動体の運用形態や利用形態に
応じた多様な要求に適応した効率的な情報伝送が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載に発明の原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項2に記載に発明の原理ブロック図であ
る。
【図3】請求項3に記載に発明の原理ブロック図であ
る。
【図4】請求項4に記載に発明の原理ブロック図であ
る。
【図5】請求項1に記載の発明に対応した実施例を示す
図である。
【図6】中継局の編集処理部の記憶領域を示す図であ
る。
【図7】地球局から送信される情報のフレーム構成を示
す図である。
【図8】隣接中継局間に送信局を配置した実施例構成を
示す図である。
【図9】送信局の構成を示す図である。
【図10】中継局と送信局との間の伝送方式を説明する
図である。
【図11】複数の表示部を設けた移動局の構成例を示す
図である。
【図12】移動体内における表示器の配置を示す図であ
る。
【図13】制御部およびスイッチボックスの構成を示す
図である。
【図14】請求項2に記載の発明に対応した実施例を示
す図である。
【図15】座席と一体化された受信機の構成を示す図で
ある。
【図16】座席と一体化された受信機の実装方法を示す
図である。
【図17】同軸ケーブル上の伝送方式を説明する図であ
る。
【図18】請求項3に記載の発明に対応した実施例を示
す図である。
【図19】情報自動販売機の操作表示部を示す図であ
る。
【図20】従来の情報伝送システムの構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
11,53,202 移動局 13 伝送情報記憶手段 15 送信手段 17,52,81 中継局 19 出力手段 21 再送信手段 31 情報媒体供給手段 41 転送手段 43,82 送信局 51,206 地球局 54 送信装置 55 送信アンテナ 56 受信アンテナ 57 周波数変換器(LNB) 58 ブースタアンプ 59 ケーブル 60 受信部 61 編集処理部 62 送信部 63,95 アンテナ 64 ローカル番組送出部(LPM) 65 制御卓 66 受信部 67,115 制御部 68,113,141 メモリ部 69,111,205 表示部 91 低雑音増幅器(LNA) 92 周波数変換器 93 波形整形器 94 増幅器 96 発振器 112 メモリ 114 スイッチボックス 131 リレー 132 スイッチ 142 再送信部 143 アンテナ 151 ひじかけ 152 チャネル切り替えスイッチ 153 ヘッドホーン 154 接栓 155 LCD表示器 181 情報自動販売機 182 受信部 183 メモリ部 184 マイクロプロセッサ(CPU) 185 パネルスイッチ 186 表示部 187 カード処理部 188 料金処理部 191 ICカード挿入口 192 ICカード供給口 193 紙幣読み取り口 194 硬貨投入口 195 釣銭返却口 201 送信局 203 受信アンテナ 204 メモリ部 207 通信衛星

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線回線を介して移動局(11)に情報
    を伝送する情報伝送システムにおいて、 前記無線回線から情報を受信して記憶する伝送情報記憶
    手段(13)と、 前記移動局(11)が設置された移動体の軌道上の通過
    点でその移動局に前記伝送情報記憶手段(13)に記憶
    された情報を無線伝送する送信手段(15)とを有する
    中継局(17)を備え、 前記移動局(11)には、 前記送信手段(14)によって無線伝送された情報を復
    元して前記移動体内に出力する出力手段(19)を備え
    たことを特徴とする情報伝送システム。
  2. 【請求項2】 無線回線を介して移動局(11)に情報
    を伝送する情報伝送システムにおいて、 前記無線回線から情報を受信して記憶する伝送情報記憶
    手段(13)と、 前記移動局(11)が設置された移動体の軌道上の通過
    点でその移動局に前記伝送情報記憶手段(13)に記憶
    された情報を無線伝送する送信手段(15)とを有する
    中継局(17)を備え、 前記移動局(11)には、 前記送信手段(15)によって無線伝送された情報を取
    り込んで、前記移動体内に再び無線伝送する再送信手段
    (21)を備えたことを特徴とする情報伝送システム。
  3. 【請求項3】 無線回線を介して移動局(11)に情報
    を伝送する情報伝送システムにおいて、 前記無線回線から情報を受信して記憶する伝送情報記憶
    手段(13)と、 前記移動局(11)が設置された移動体の軌道上の通過
    点でその移動局に前記伝送情報記憶手段(13)に記憶
    された情報を無線伝送する送信手段(15)とを有する
    中継局(17)を備え、 前記移動局(11)には、 前記送信手段(15)によって無線伝送された情報を復
    元してデータ交換媒体に記憶して供給する情報媒体供給
    手段(31)を備えたことを特徴とする情報伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3に記載の発明に
    おいて、 移動局(11)が設置された移動体の軌道に沿って施設
    されたマルチポイントリンク上に複数の中継局(171
    〜17N )を配置し、 これらの中継局(171 〜17N )には、 前記マルチポイントリンク上で自局に割り付けられた伝
    送チャネルに伝送情報記憶手段(13)に記憶された情
    報を転送する転送手段(41)を備え、 前記軌道に沿って隣接した2つの中継局の間には、 前記マルチポイントリンク上で前記2つの中継局に個別
    に割り付けられた伝送チャネルを介して、これらの中継
    局の転送手段(41)から転送された情報を取り込んで
    前記移動局(11)に無線伝送する送信局(43)を備
    えたことを特徴とする情報伝送システム。
JP04097797A 1992-04-17 1992-04-17 情報伝送システム Expired - Lifetime JP3089091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04097797A JP3089091B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 情報伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04097797A JP3089091B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 情報伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05300070A true JPH05300070A (ja) 1993-11-12
JP3089091B2 JP3089091B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=14201794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04097797A Expired - Lifetime JP3089091B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 情報伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3089091B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004297420A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Nkb Inc 地下鉄車内情報システム
JP2008150000A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Mitsubishi Electric Corp 旅客案内システム
US7519740B2 (en) 2000-11-27 2009-04-14 Nokia Siemens Networks Oy Server

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7519740B2 (en) 2000-11-27 2009-04-14 Nokia Siemens Networks Oy Server
JP2004297420A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Nkb Inc 地下鉄車内情報システム
JP2008150000A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Mitsubishi Electric Corp 旅客案内システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3089091B2 (ja) 2000-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10861119B2 (en) Systems and methods for registering personal electronic devices (PEDs) with an aircraft in-flight entertainment (IFE) system
US6686880B1 (en) Method and apparatus for prompting a reverse channel response from receiver in a digital broadcast system
JP4591465B2 (ja) 列車内通信システム
US6407673B1 (en) Transit vehicle multimedia broadcast system
CN1536800B (zh) 卫星广播系统
JP3900432B2 (ja) スペクトル拡散データ送信システム
JP3859954B2 (ja) 列車搭載映像情報配信表示システム
US7030753B2 (en) Information and security audio and video transmission reception system
US20060023656A1 (en) Interactive digital data broadcasting system
US6512921B1 (en) Satellite multimedia delivery to vehicles
JP3089091B2 (ja) 情報伝送システム
US7139595B2 (en) Transit vehicle wireless transmission broadcast system
US20040082318A1 (en) Transit vehicle wireless broadcast system
RU139510U1 (ru) Многофункциональная бортовая информационная система пассажирского вагона железнодорожного транспорта
JP2002152156A (ja) 列車表示システム
KR100399077B1 (ko) 열차 방송 제어 시스템 및 그 방법
JPH11185197A (ja) バス接近情報表示方法及び装置
JP2670086B2 (ja) 移動体通信の移動局位置検出システム
JP2670085B2 (ja) 移動体通信システム
WO2003088533A1 (en) Method for broadcasting multimedia to passengers travelling on a transport vehicle
KR200376424Y1 (ko) 열차용 음성 방송 시스템 및 이에 사용되는 이어폰 장치
JPH031685A (ja) 車両情報受信システム
JP2670087B2 (ja) 移動体通信の移動局位置検出システム
Franklin Radio communications in the Channel Tunnel
JP2573732B2 (ja) 移動体通信方式およびその移動局における搭載無線機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080714

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 10