JPH05299369A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JPH05299369A
JPH05299369A JP13019292A JP13019292A JPH05299369A JP H05299369 A JPH05299369 A JP H05299369A JP 13019292 A JP13019292 A JP 13019292A JP 13019292 A JP13019292 A JP 13019292A JP H05299369 A JPH05299369 A JP H05299369A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦型熱処理装置での処理空間の加熱容量の変
化を極小とすること。 【構成】 縦型プロセスチューブ12の上方には面状発
熱源18が配置され、ウエハ28はその下端開口10a
側より搬入出される。この下端開口10aには気密室で
構成されたウエハ28の受渡し室110が配置される。
この受渡し室100には、下端開口10aと対向する領
域にて開閉し、かつ、縦軸方向で異なる複数箇所に2段
の遮熱用シャッタ32,36が配置される。各シャッタ
ー32,36は一対のシャッター板32a,32b及び
36a,36bより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦型熱処理炉内の加熱
容量の変化を極小とする熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体ウエハの製造においては酸
化、拡散、アニール、CVDなどの処理を行うために、
各種の熱処理装置が使用される。この種の熱処理は縦型
熱処理装置を用いることが主流になりつつある。縦型熱
処理装置に用いられる熱処理炉は上端が閉鎖され下端に
開口を有し、その下端開口よりウエハなどの被処理体を
搬入出している。また、熱処理炉内での処理中には、そ
の下端開口を蓋により気密に閉鎖している。この蓋は、
被処理体を縦型熱処理炉に対して搬入出する際には、そ
の下端開口を通過する部材の最大径以上の通過空間を確
保するために開放される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】蓋を開放した際の通過
空間は、被処理体の搬入出を可能とする一方で、縦型熱
処理炉内の熱量を外部に逃がす経路をも形成してしま
う。したがって、蓋を開放する度に、処理空間の加熱容
量が変化し、再度プロセス温度に復帰させるまでの時間
がかかってスループットが低下してしまう。また、その
ために装置のローパワー化を図ることにも支障が生ず
る。
【0004】さらに、縦型プロセスチューブの周囲にヒ
ータを配置する従来タイプと比べて、本願出願人が先に
出願した面状発熱源を縦型プロセスチューブの上方に配
置するタイプの場合では特に、面状発熱源からの輻射熱
がチューブの下端開口側に直接向かう傾向が強く、熱量
の無駄が多くなるばかりか、チューブ下方の部材あるい
は搬出された被処理体をも加熱してしまう。このような
面状発熱源を用いるタイプでは、特に被処理体の高速加
熱が可能となるが、上述した処理空間の加熱容量の変化
により、その加熱スピードにも自ずから制約が生ずる。
【0005】そこで、本発明の目的とするところは、被
処理体の搬入出時にも処理空間の加熱容量の変化を極小
とし、処理のスループットの早い熱処理装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、縦型熱処理炉
の下端開口より被処理体を搬入出する熱処理装置におい
て、前記縦型熱処理炉の下端開口の下方に気密室を配置
し、かつ、前記下端開口と対向する領域にて開閉する、
遮熱用シャッターを縦軸方向で異なる複数箇所に配置
し、前記被処理体の搬入出時に少なくともいずれか一つ
の前記遮熱用シャッターが、前記下端開口と対向する領
域にて閉鎖状態に設定されることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、被処理体の搬入出時に複数段
の遮熱用シャッターのいずれか一つの遮熱用シャッター
が、縦型熱処理炉の下端開口と対向する領域にて閉鎖状
態に設定されるので、熱処理炉内の熱量の逃げを低減で
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を適用した一実施例について、
図面を参照して具体的に説明する。 本実施例に係る装
置は例えば図1に示すように主に、被処理体例えば半導
体ウエハ28、LCDなどに各種の熱処理を行うための
熱処理部10、この熱処理の際に熱処理部10内を熱遮
断するためのシャッター駆動部30、ウエハ28を外部
より気密状態を保ったまま熱処理装置内に搬入出するた
めのウエハ搬入出部70、ウエハ28と面状発熱源18
とを相対的に接近させることにより急速加熱するための
ウエハ昇降部110とを備える。
【0009】熱処理部10は例えば以下のような構成と
なる。
【0010】まずプロセスチューブ12はチューブ内に
おいて被処理体例えばLCD、ウエハ28等の熱処理を
行うためのものであり、断熱性に優れ、汚染の少ない部
材例えば石英等により形成される。このプロセスチュー
ブ12は、例えばインナーチューブ13を有する二重管
構造となっており、これにより、プロセスチューブ12
内に導入されたプロセスガスに適切な流れを形成するこ
とが可能となり、ウエハ28に形成される膜の膜厚の均
一化、膜質の向上等を図ることができる。
【0011】このプロセスチューブ12を覆うように、
例えばアルミナセラミックス等からなる断熱材14が設
けられている。この断熱材14は、ウエハ28の移動方
向に沿って適正な温度勾配をもたせるべく、例えば図1
に示すように下部に向かうにしたがって肉厚が薄くなる
形状とすることが好ましい。これにより下部に至るほど
保温効果を少なくすることができるからである。
【0012】プロセスチューブ12の上方には、面状発
熱源18が、断熱材14の上部の内壁に固定配置されて
いる。この面状発熱源18は、例えば二ケイ化モリブデ
ン(MoSi2 )、または、鉄(Fe)とクロム(C
r)とアルミニウム(Al)の合金線であるカンタル
(商品名)線等の抵抗発熱体を面状に配置することによ
り構成することができる。例えば二ケイ化モリブデン
は、単線として使用することができ、カンタル線はコイ
ルとして使用することができる。特に二ケイ化モリブデ
ンは1800℃の高温にも十分に耐えることができるの
で、酸化拡散材料としては好適である。面状発熱源18
は、例えば二ケイ化モリブデンの単線からなる抵抗発熱
線を螺旋状に配置して構成される。
【0013】面状発熱源18の発熱面は、ウエハ28の
処理面と同様の円形の形状であることが好ましく、また
面状発熱源18の発熱面の外径は、ウエハ28の外径の
2倍以上であることが望ましい。更に面状発熱源18の
発熱面は、ウエハ28と平行に配置されることが好まし
く、また発熱面の形状としては、全体が一様な平面であ
ってもよいし、周辺部がウエハ28に接近する方向に湾
曲していてもよい。
【0014】図1に示す、距離Lは、ウエハ28と面状
発熱源18の最短離間距離であり、後述するようにウエ
ハ28の加熱温度の最高値の設定値を決めるものであ
る。ここで最短離間距離Lは、装置を小型化する観点か
らは短い方がよいが、大口径のウエハ28の全面を均一
な温度で加熱する観点からは長い方がよい。具体的に
は、両条件をある程度満足し得る距離、例えば300〜
600mm程度とされる。
【0015】面状発熱源18とウエハ28との間には、
均熱部材16を配置するのが望ましい。この均熱部材1
6は、面状発熱源18に発熱ムラが存在する場合に、こ
の発熱ムラを解消してウエハ28に向かう輻射熱を十分
に垂直方向に制御するものである。また均熱部材16は
例えば高純度炭化ケイ素(SiC)等のように汚染の少
ない材料により構成することが望ましい。これにより、
面状発熱源18を処理空間より完全に隔離することが可
能になり、面状発熱源18が汚染の原因となる重金属を
含む材料により構成されている場合にも、当該重金属に
よる汚染を有効に防止することができるからである。
【0016】この均熱部材16はウエハ28の処理面に
対向するように配置され、その外径は面状発熱源18と
同様にウエハ28の外径の2倍以上であることが好まし
い。また均熱部材16の形状としては例えば中央部の肉
厚を周辺部の肉厚よりも厚くした形状、また、その周辺
部がウエハ28に接近する方向に湾曲する形状とするこ
とが望ましい。このような形状とすることで、例えばウ
エハ28の周辺部の熱拡散を少なくすることが可能とな
り、中央部と周辺部との間の温度の均一性を更に高める
ことができるからである。
【0017】断熱材14の周りには、2重構造となった
例えばステンレススチール等により形成されるインナー
シェル20とアウターシェル24が配置される。このイ
ンナーシェル20とアウターシェル24との間には、水
冷機構22が配置され、熱処理部10内と外部とを熱隔
離することができる。これにより、熱処理部10内で高
温熱処理を行っている場合に、外部での操作の安全を十
分に確保することが可能となる。
【0018】なお、このプロセスチューブ12の下方に
は、例えば石英や金属等により構成されるマニホールド
60が配置され、その上端にフランジ64が設けられ
る。そして、このフランジ64と、石英等により形成さ
れるプロセスチューブ12は、気密部材例えばOリング
62等により気密固定することが望ましい。またプロセ
スチューブ12内の例えば真空引き、N2 パージ等を行
うため、また、このプロセスチューブ12内にプロセス
ガスを導入し排気するため、マニホールド60には第1
のガス導入孔26、第1のガス排気孔27が例えば図1
に示す位置に設けられている。この場合第1のガス排気
孔27は例えば、プロセスチューブ12とインナーチュ
ーブ13との間に囲まれた空間よりプロセスガスを排気
すべく、プロセスチューブ12、断熱材14、インナー
シェル20及びアウターシェル24を連通するように設
けられている。これにより、プロセスチューブ12内に
導入されたプロセスガスに適切な流れを形成することが
可能となり、ウエハ28に形成される薄膜の均一化等を
図ることができる。なお、プロセスガスと接触する金属
マニホールド60の内面は例えば石英で覆われ、重金属
汚染対策が図られている。また、金属マニホールド60
の外壁には冷媒例えば冷水を循環させる冷水管66が配
置され、金属マニホールド60を冷却している。
【0019】シャッター駆動部30は例えば以下のよう
に構成される。
【0020】本実施例では熱処理部10の下端開口10
aの下方であって、縦軸方向で異なる複数箇所に複数段
例えば2段の遮熱用シャッター32、36を有してい
る。各シャッター32、36は、互いに異なる方向に水
平駆動例えば直線駆動される一対のシャッター板32
a、32b及び36a、36bを有する。
【0021】各シャッター板32a、32b、36a、
36bは、プロセスチューブ12内の加熱容量の変化を
極小とし一定とするための遮熱機能を有するものであ
り、断熱部材により形成されることが望ましい。この場
合少なくとも上側のシャッターつまり第1の遮熱用シャ
ッター32を構成する一対のシャッター板32a、32
bは、温調機能(図示せず)を有する構造、例えばヒー
ター等の周辺に石英ウールを充填しこれを石英等の断熱
部材でモールドした構造とすることが望ましい。このよ
うな構造とすれば、熱処理の際に面状発熱源18と、こ
の温調機能を有するシャッターとの間での温度勾配を適
正にすることができ、更に熱処理の際に重金属等による
汚染を防ぐことができるからである。この場合例えばヒ
ータの温度をセンサー等でフィードバックして例えば3
00℃〜800℃程度にコントロールすることにより、
温度勾配を適正に保つことができる。下側の第2の遮熱
用シャッター36を構成する一対のシャッター板36
a、36bは、冷却機能(図示せず)を有する構造例え
ば水冷ジャケット等の周辺に石英ウールを充填しこれを
石英等の断熱部材でモールドした構造とすることが望ま
しい。これにより第2の遮熱用シャッター36の下方の
空間を例えば常温等の低い温度領域とすることができ
る。なおこの場合の冷却手段としては、アンモニア、二
硫化イオウ、水等の冷媒を用いることができ、この冷媒
の潜熱を利用して例えば100℃〜400℃の温度に冷
却することが望ましい。
【0022】第1の遮熱用シャッター32を構成する一
対のシャッター板32a、32bは、図2(A)に示す
ようにその先端部に、例えば半円形状の切り欠き部39
が形成されている。そして一対のシャッター板32a、
32bは図2(A)〜(C)に示すように3種の状態を
実現できる。図2(A)は開放状態を示している。また
一対のシャッター板32a、32bを、図2(B)に示
すように、中心位置を越えて互いにオーバードライブす
ることで、閉鎖状態を実現できる。この場合オーバード
ライブした状態で、上方にあるシャッター板32aと下
方にあるシャッター板32bとは、互いになるべく近接
していることが望ましい。またシャッター板32aと3
2bの先端部が、共に中心位置より僅かにオーバードラ
イブした状態にある図2(C)の閉鎖状態では、昇降軸
116が自在に挿通できるような円形空間が、2つの切
り欠き部39により形成される。なお第2の遮熱用シャ
ッター36も以上述べた一対のシャッター板32a、3
2bの構成と全く同様な一対のシャッター板36aとシ
ャッター板36bとを有している。
【0023】シャッター板32a、32b、36a、3
6bはシリンダーロッド42に連結固定されている。こ
のシリンダーロッド42は、図示しない駆動機構例えば
エアーシリンダー等により水平方向に自在に駆動され、
これにより、第1の遮熱用シャッター32と第2の遮熱
用シャッター36の開閉の制御が可能となる。このシリ
ンダーロッド42とフランジ43との間には、シャッタ
ーの開閉の際に外気に対して装置の内部を気密に保つべ
くベローズ40が気密に設けられている。この場合ベロ
ーズ40の構造としては、後述するような外管と内管と
を有する二重構造とすることが望ましい。更にこの外管
と内管の間には、不活性な冷却ガスを充填して、ベロー
ズの耐久性、耐腐食性、安全性を高める構造とすること
が望ましい。
【0024】シャッター板32bで構成されるシャッタ
ー機構と、シャッター板36bとで構成されるシャッタ
ー機構との中間部には、例えば第2のガス導入孔44が
設けられる。またシャッター板32aで構成されるシャ
ッター機構と、シャッター板36aとで構成されるシャ
ッター機構との中間部には、例えば第2のガス排気孔4
6が設けられる。この第2のガス導入孔44、第2のガ
ス排気孔46は主に、第1の遮熱用シャッター32と、
第2の遮熱用シャッター36とが例えば共に図2(B)
の状態の時に、これらの上下のシャッターの間の空間で
あるシャッター間スペース48の真空引き及びN2 パー
ジ等を行うためのものである。
【0025】ウエハ搬入出部70は例えば以下のような
構成となる。
【0026】ウエハ搬入出部70は主に、大気に対して
気密状態を保ちながらウエハ28をウエハ搬入出部70
に搬入出するための第1のロードロック室80、第2の
ロードロック室90、このようにして搬入されたウエハ
28をプロセスチューブ12内に受け渡すための受渡し
室100により構成される。
【0027】第1のロードロック室80は、第1、第2
のゲートバルブ82、83、搬送アーム84、第3のガ
ス導入孔86、第3のガス排気孔88とを備える。また
第2のロードロック室90は、第3、第4のゲートバル
ブ92、93、搬送アーム94、第4のガス導入孔9
6、第4のガス排気孔98とを備える。ゲートバルブ8
2、83、92、93は、装置外部とロードロック室8
0、90との間で、もしくは、ロードロック室80、9
0と受渡し室100との間でウエハ28を搬入出する際
に開き、気密状態を保持する場合に閉じるという開閉機
能を有するものである。搬送アーム84、94は例えば
多関節を有するアームにより構成され、装置外部からロ
ードロック室80、90へ、またロードロック室80、
90から受渡し室100へとウエハ28を搬入出する機
能を有する。第3、第4のガス導入孔86、96はロー
ドロック室80、90の例えばN2 パージを行うもので
あり、また第3、第4のガス排気孔88、98はロード
ロック室80、90の例えば真空引きを行うためのもの
である。
【0028】受渡し室100はウエハ28をプロセスチ
ューブ12内に受け渡すためのものであり、例えばN2
パージを行うための第5のガス導入孔102、例えば真
空引きを行うための第5のガス排気孔104とを備え
る。
【0029】ウエハ昇降部110は例えば以下のような
構成となる。
【0030】ウエハ昇降部110は、昇降軸116が連
結固定される昇降アーム114を、昇降機構112によ
り上下動させることにより、ウエハ28をプロセスチュ
ーブ12内に搬入出し、また、ウエハ28を面状発熱源
18に対して相対移動させるためのものであり、これに
よりウエハ28の高速熱処理が可能となる。
【0031】昇降軸116には図1に示すように、ウエ
ハ保持具118が設けられ、これによりウエハ28の保
持が可能となる。昇降軸116、ウエハ保持具118
は、例えば石英、高純度炭化ケイ素等のように、耐熱性
が優れ、かつ、汚染の少ない材料で構成することが好ま
しい。特に、高純度炭化ケイ素は石英よりも耐熱性が優
れており、約1200℃の高温にも十分耐えることがで
きるので、このような熱処理装置に使用する材料として
好適なものである。
【0032】ウエハ保持具118の周縁部には、例えば
図1に示すように3〜4個の保持突起119が一体に形
成されることが望ましい。これらの保持突起119がウ
エハ28の裏面に当接されることにより、ウエハ28を
安定保持することが可能となるからである。
【0033】昇降軸116は、昇降アーム114上に設
けられた例えば回転機構(図示せず)に連結させ、この
回転機構により回転自在とすることが望ましい。この回
転により、昇降軸116により保持されたウエハ28
を、面状発熱源18からの輻射熱、第1のガス導入部2
6からのプロセスガスにより、均一に熱処理することが
可能となるからである。
【0034】昇降アーム114及びこれと一体となった
昇降軸116は、昇降機構112により高速に上下動す
ることが可能となり、これによりウエハ28を高速に熱
処理することが可能となる。この場合本実施例では、こ
の上下動の際にプロセスチューブ12内を外気に対して
気密とすべく、外管120と内管122により構成され
る2重管構造のベローズが、昇降アーム114と受渡し
室100の下部との間に気密に設けられている。内管1
22は、例えば炭化ケイ素、テフロン等の耐熱性、耐久
性、耐汚染性、耐食性、耐シール性の優れた材料から構
成されることが望ましい。また外管120は、例えばス
テンレススチール等の耐久性、耐熱性の優れた材料から
構成されることが望ましい。この外管120は主に、例
えば1〜2年の長期使用後に交換する前に内管122が
破損した場合の保護用の管としての役割を果たすもので
ある。
【0035】この外管120と内管122との間の間隙
121には例えば窒素、アルゴン等の不活性なガスを充
填可能とすることが望ましい。この場合充填ガスを不活
性なものとするのは、仮にこのガスが装置内に進入した
としても、熱処理等に悪影響を及ばさないようにするた
めである。ここで、第6のガス導入孔124、第6のガ
ス排気孔126はこれらのガスを充填するためのもので
ある。また、この間隙121の圧力を検出すべく、例え
ばガスセンサー(図示せず)を設けることが好ましい。
このガスセンサーとしては、この圧力を直接検出するも
のであってもよいし、例えば処理ガス等のガス漏れを検
出するものであってもよく、例えばPPMセンサー等を
用いることができる。
【0036】また装置内の圧力P1 とこの間隙121内
の圧力P2 とは例えば以下のように同期して制御される
ことが望ましい。つまりウエハ28の搬入出時には例え
ば、 P1 ≦P2 <大気圧 として、これによりベローズの内管122にピンホール
が生じたときに、装置内のプロセスガスの漏れを防止す
ることが可能となる。また、ウエハ28の熱処理時に
は、例えば P1 >P2 として、これによりベローズの内管122にピンホール
が生じたときに、間隙121内のガスが装置内に進入す
るおそれがなく、ウエハ28の処理に悪影響を及ぼすこ
とを防止することが可能となる。
【0037】次に本実施例を用いて熱処理を行う場合の
動作について説明する。
【0038】まずウエハ28がウエハ搬入出部70に搬
入される。この場合、第2のロードロック室90を用い
て搬入する場合について以下説明する。ウエハ28を搬
入する場合、まずロードロック室90内を第4のガス導
入孔96によりN2 パージすることによりあらかじめ大
気圧と同圧の圧力とすることが望ましい。外気とロード
ロック室内の圧力を同圧にすれば、第3のゲートバルブ
92が開いた際に、気体の急激な流れ込みによる塵、ほ
こりなどの飛散を防ぐことができるからである。次に第
3のゲートバルブ92が開き、ウエハ28が搬送アーム
94によりロードロック室90内に搬入される。その後
第3のゲートバルブ92が閉じ、第4のガス排気孔98
によりロードロック室内の真空引きが行われ、次いで第
4のガス導入孔96によりN2 パージが行われる。この
際に、受渡し室100は主に第5のガス排気孔104、
第5のガス導入孔102により、あらかじめ真空引き、
2 パージしておくことが望ましい。そして前記したよ
うに、第4のゲートバルブ93が開いた際に塵、ほこり
が飛散しないように、第2のロードロック室90内の圧
力と受渡し室100内の圧力とが同圧となるように調整
されることとなる。またこの場合、プロセスチューブ1
2、シャッター間スペース48の圧力も、それぞれガス
排気孔27、46、ガス導入孔26、44により真空引
きし,N2 パージし、ロードロック室と同圧の気圧とし
ておくことが望ましい。
【0039】次に第4のゲートバルブ93が開き、搬送
アーム94によりウエハ28が受渡し室100に搬送さ
れる。この際、ウエハ保持具118は昇降機構112に
より受渡し室100内にあらかじめ配置しておき、搬送
されたウエハ28をウエハ保持具118に設けられた保
持突起119に合わせて配置する。そしてこの場合、一
対のシャッター板32aと32b及び一対のシャッター
板36aと36bは共に図2の(B)の状態となってお
り、プロセスチューブ12内と受渡し室100内は、図
3に示すように熱的に遮断された状態となっている。。
【0040】次に図4に示すように一対のシャッター板
36a、36bを、図2の(A)の状態になるように開
く。この状態で、例えばシャッター板32a、32bに
内蔵されるヒーターにより、シャッター板32a、32
bの温度を調整しておくことが望ましい。
【0041】次に昇降軸116により、ウエハ28を上
昇させウエハ28をシャッター間スペース48に配置す
る。その後図5に示すように一対のシャッター板36
a、36bを図2の(C)の状態になるように閉じる。
【0042】次に図6に示すように、一対のシャッター
板32a、32bを図2の(A)の状態になるように開
く。そして図7に示すように昇降軸116によりウエハ
28を上昇させ、その後一対のシャッター板32a、3
2bを図2の(C)の状態になるように閉じる。
【0043】このように本実施例によれば、ウエハの搬
入の際に、上側の第1の遮熱用シャッター32もしくは
下側の第2の遮熱用シャッター36の少なくともいずれ
か一方が閉じた状態となっているため、熱遮断が可能と
なり、プロセスチューブ12の加熱容量が一定のまま
で、ウエハ28を搬入できることとなる。
【0044】その後、ウエハ28をプロセスチューブ1
2内に移動させ、熱処理を開始する。ここで、本実施例
においては、昇降機構112によりウエハ28を面状発
熱源18に急速に接近させることにより、ウエハ28の
熱処理を行う。このような熱処理方法によれば、面状発
熱源18からの放射熱が、ウエハ28の処理面にほぼ垂
直に向かうようになるため、ウエハ28の外径が例えば
12インチと大面積であってもウエハ28の処理面全体
にわたって均一な温度で加熱することができる。また、
ウエハ28の加熱速度はこの接近速度により制御できる
ため、この接近速度を急速にすることにより任意の加熱
速度での急速熱処理を行うことが可能となる。
【0045】この結果本実施例では、まず高速熱処理を
可能とすることにより、50〜100オングストローム
のドーピング処理、ゲート酸化膜やキャパシター絶縁膜
などの極薄膜の形成、0.1μm以下の浅いPN接合の
形成など種々の熱処理において優れた効果を発揮する。
そしてこのような急速加熱ができるにもかかわらず、ウ
エハ28の面内での熱分布を均等にできるため、通常面
内での温度分布の不均一によって生じるとされるウエハ
28のスリップ、歪、反り等が発生しない。更に、この
ような優れた性能を発揮するにもかかわらず、通常経時
変化が最も激しいとされる外管120、内管122で構
成されベローズが、プロセスガスにより汚染されにくい
構造となっているため、長期間の使用に耐える耐久性の
高い熱処理装置を実現できることとなる。
【0046】ウエハ28の面状発熱源18に対する接近
速度は、ウエハ28の処理面での温度上昇が例えば20
℃/Sec以上、特に100℃/Sec以上となるよう
な速度であることが望ましい。具体的な接近速度として
は、例えば50〜200mm/Sec以上が好ましい。
また本実施例では、ウエハ28と面状発熱源18との最
短離間距離Lの設定値を変更することにより、温度の異
なる複数の熱処理を行うことが可能となる。これにより
例えば温度1200℃程度での高温処理や温度500℃
程度の低温処理を便宜選択して行うことができ、複合プ
ロセス処理が可能となる。ここで「最短離間距離」と
は、ウエハ28の接近が停止されて静止した状態でプロ
セス処理されるときの所定位置から面状発熱源18まで
の距離をいう。
【0047】なお、ウエハ28を下方より面状発熱源1
8に接近させてウエハ28の加熱温度を上昇させる場
合、この最短離間距離Lの位置よりもわずかに上方たと
えば10mm程度上方の位置にウエハ28を配置し、ウ
エハ28の加熱温度が所望の温度に安定した後に、最短
離間距離Lの位置にウエハ28を配置し処理を行うこと
が望ましい。このようにすることで、枚葉式熱処理装置
の技術的課題の一つである処理のスループットをあげる
ことができるからである。
【0048】次に、このウエハ28の熱処理が終了した
ら、前記した方法の逆の手順を踏むことにより、ウエハ
28を受渡し室100に戻す。このように、ウエハ28
を戻す場合のも、上側の第1の遮熱用シャッター32、
もしくは下側の第2の遮熱用シャッター36の少なくと
もいずれか一方が閉じた状態となっているため、熱遮断
が可能となり、プロセスチューブ12の加熱容量が一定
のままで、ウエハ28を搬入できることとなる。最後に
受渡し室100よりウエハ28を装置の外部に搬出し、
次に例えば第1のロードロック室80にあらかじめ載置
されたウエハ28を受渡し室100に搬入して、前記し
た方法と同様の手順によりウエハ28をプロセスチュー
ブ12に搬入して熱処理を行う。
【0049】なお、本実施例でロードロック室を複数例
えば2室設けたのは、例えば第1のロードロック室80
より搬入されたウエハをプロセスチューブ12内で熱処
理している間に、上記した方法によりあらかじめ第2の
ロードロック室90内にウエハを搬入させておき、これ
により処理のスループットを高めるためである。
【0050】以上述べたように本実施例では、ウエハ2
8の搬入出の際にも、プロセスチューブ12と受渡し室
100の間を完全な遮熱構造とすることが可能となる。
従ってプロセスチューブ12内の熱容量を極小に、また
常時一定とすることが可能となる。これにより、例えば
一度プロセスチューブ12内に一定の適正な温度勾配を
形成した後、処理するウエハ28を入れ換えても、この
形成された温度勾配を元に戻す時間及び必要とするエネ
ルギーを最小とすることが可能となる。これにより例え
ば枚葉式熱処理炉の大きな技術的課題とされる処理のス
ループットあげることができ、更に、装置のローパワー
化およびこれによる製造コストの低減化等を図ることが
できる。
【0051】図8に本発明の一変形実施例について示
す。
【0052】この変形実施例は、ウエハ28をあらかじ
め加熱した後に受渡し室100に搬入することにより、
また、ウエハ28を冷却した後に受渡し室100から装
置外に搬出することにより、装置のスループットの向上
を図ることを目的とするものである。このため本変形実
施例では、上記した実施例に新たに加熱室130及び冷
却室140を設けている。この場合加熱室130は例え
ば第1のロードロック室80に第5のゲートバルブ13
2を介して接続配置し、また、冷却室140は例えば第
2のロードロック室90に第6のゲートバルブ142を
介して接続配置することが望ましい。
【0053】ここで加熱室130内には加熱ステージ1
34が設けられている。この加熱ステージ134はウエ
ハ28を受渡し室100に搬出する前に、ウエハ28を
好ましくは例えば300℃〜400℃にあらかじめ加熱
するための機能を有するものであり、好ましくは例えば
ハロゲンランプ等を用いたランプ加熱により加熱する方
法、もしくは、ホットプレートを用いた方法等により加
熱することが望ましい。この場合において、ホットプレ
ートを使用して加熱する場合は例えば、ウエハ28をホ
ットプレートに面接触させることにより加熱する方式
と、ウエハ28をホットプレートに点接触させた状態で
加熱するプロキシミティ方式とを用いることができる。
なおこのホットプレートは、重金属等による汚染を防止
すべく例えば石英等により覆う構造とすることが望まし
い。
【0054】冷却室140内には冷却ステージ144が
設けられている。この冷却ステージ144はウエハ28
を装置外に搬出する前に、ウエハ28を好ましくは例え
ば常温より300℃の範囲内にあらかじめ冷却するため
の機能を有するものである。このように装置外に搬出す
る前にウエハ28を冷却しておけば、装置外に搬出する
際に自然酸化によりウエハ28に不要な酸化膜等が形成
されるのを防ぐことが可能となる。このような冷却方法
としては、例えば冷却ガスを用いる方法、冷媒を使用し
た冷却ジヤケットを用いる方法、もしくは、コールドプ
レートを用いた方法等により冷却することが望ましい。
ここで冷媒としては例えばアンモニア、二硫化イオウ、
水等を用いることができ、この冷媒の潜熱を利用して冷
却することが可能となる。コールドプレートを使用して
加熱する場合は例えば、ウエハ28をコールドプレート
に面接触させることにより冷却する方式と、ウエハ28
をコールドプレートに点接触させた状態で冷却するプロ
キシミティ方式とを用いることができる。
【0055】次に本変形実施例の動作について説明す
る。
【0056】まず矢印に示すように装置外より、第1
のロードロック室80内にウエハ28を搬入する。この
場合の動作については、前記した実施例の搬入方法と同
じである。次に加熱室130を図示しないガス排気孔、
ガス導入孔により真空引き、N2 パージすることによ
り、第1のロードロック室80と同圧になった後、第5
のゲートバルブ132を開いて、ウエハ28を加熱室1
30に矢印に示すように搬入する。
【0057】その後第5のゲートバルブ132を閉じ
て、加熱ステージ134にてウエハ28を例えば100
℃〜400℃に加熱する。次に第5のゲートバルブ13
2を介して、ウエハ28を矢印に示すように第1のロ
ードロック室80に搬出する。この場合において、すで
に前回に熱処理部10にて熱処理が終了しているウエハ
は、第2のロードロック室90に搬出しておく。
【0058】次に第2のゲートバルブ83を介してウエ
ハ28を受渡し室100に矢印に示すように搬出し、
ウエハ保持具118上にウエハ28を載置する。その後
前記した方法によりウエハ28の各種の熱処理を行う。
この場合ウエハ28はあらかじめ100℃〜400℃に
加熱されているため、面状発熱源18による熱処理のス
ループットを大幅に向上させることができる。
【0059】この熱処理が終了したら、に示すよう
にゲートバルブ93、142を介してウエハ28を冷却
室140に搬出する。冷却室140では冷却ステージ1
44を用いて、例えば300℃より常温までの範囲に冷
却する。その後ゲートバルブ142、92を介して、矢
印に示すようにウエハ28を装置外に搬出する。こ
の場合。ウエハ28はすでに冷却されているので、装置
外に出して大気に触れることによる不要な酸化膜の形成
等を防ぐことができる。
【0060】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0061】例えば本実施例では、プロセスチューブ1
2を二重構造として、これによりプロセスガスを導入す
る構造としたが、本発明はこのような構造に限られるも
のではなく、例えば、プロセスガスの導入孔をノズル形
状として、プロセスチューブ12の下部もしくは側面よ
りプロセスガスを導入して、ウエハ28にプロセスガス
をフローする構造としてもよい。更に例えば、プロセス
ガスの導入孔を、プロセスチューブ12の上部の例えば
中央部に設ける構造としてもよい。このような構造とす
れば、ウエハ28に対して、プロセスガスの流れが完全
なダウンフローとなるため、膜厚の均一化、膜質の向上
等に優れた効果を示す。
【0062】また第2の遮熱用シャッター36を構成す
るシャッター板36a、36bは、表面が石英等により
構成されるものに限らず、例えばステンレス等により構
成してもよい。
【0063】また本発明に係る装置により処理する被処
理体としては、少なくとも面状形状の被処理体であれば
よく、半導体ウエハ以外にも例えばLCD等であっても
よい。また本発明が適用される熱処理としては、CVD
等以外にも例えば酸化、拡散、アニール等にも適用でき
るのはもちろんである。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば縦型
熱処理炉に対して被処理体を搬入出する際にも、少なく
とも一つの遮熱用シャッターによりろの下端開口と対向
する領域が補遺刺されているので、処理空間の加熱容量
の変化を極小とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した装置を説明するための概略説
明図である。
【図2】図1の装置におけるシャッターの形状及び開閉
状態を説明するための概略説明図である。
【図3】図1の装置でウエハを受渡し室に搬入した状態
を示す概略動作説明図である。
【図4】図3の状態から下側のシャッターを開いた状態
を示す概略動作説明図である。
【図5】図4の状態からウエハをシャッター間スペース
に搬入し下側のシャッターを閉じてた状態を示す概略動
作説明図である。
【図6】図5の状態から上側のシャッターを開いた状態
を示す概略動作説明図である。
【図7】図6の状態からウエハをプロセスチューブ内に
搬入して上側のシャッターを閉じた状態を示す概略動作
説明図である。
【図8】本発明の一変形実施例について説明するための
概略説明図である。
【符号の説明】
10 熱処理部 12 プロセスチューブ 13 インナーチューブ 14 断熱部材 16 均熱部材 18 面状発熱源 26 第1のガス導入孔 27 第1のガス排気孔 28 ウエハ 30 シャッター駆動部 32 第1の遮熱用シャッター 32a シャッター板 32b シャッター板 36 第2の遮熱用シャッター 36a シャッター板 36b シャッター板 48 シャッター間スペース 60 マニホールド 70 ウエハ搬入部 80 第1のロードロック室 90 第2のロードロック室 100 受渡し室 110 ウエハ昇降部 116 昇降軸 118 ウエハ保持具 120 外管 121 間隙 122 内管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦型熱処理炉の下端開口より被処理体を
    搬入出する熱処理装置において、 前記縦型熱処理炉の下端開口の下方に気密室を配置し、
    かつ、前記下端開口と対向する領域にて開閉する、遮熱
    用シャッターを縦軸方向で異なる複数箇所に配置し、前
    記被処理体の搬入出時に少なくともいずれか一つの前記
    遮熱用シャッターが、前記下端開口と対向する領域にて
    閉鎖状態に設定されることを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記被処理体を載置支持する支持部と、この支持部と連
    結され、前記支持部を昇降駆動する軸部とを有し、 前記各遮熱用シャッターは、互いに異なる方向に水平駆
    動される一対のシャッター板で構成され、かつ、一対の
    シャッター板の対向端部に前記軸部を挿通できる切り欠
    き部を有することを特徴とする熱処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において前記各遮熱用シャッタ
    ーは、前記支持部がその上方に位置する際には、前記一
    対のシャッター板の対向端を近接させて2つの前記切り
    欠き部内に前記軸部が挿通された閉鎖状態に設定され、
    前記支持部がその下方の位置する際には、前記一対のシ
    ャッター板は前記下端開口の中心線を越える位置までオ
    ーバードライブされ、前記一対のシャッター板先端が重
    なり合った閉鎖状態に設定されることを特徴とする熱処
    理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 少なくとも最上段の前記遮熱用シャッターは、該シャッ
    ターを加熱する加熱手段を具備することを特徴とする熱
    処理装置。
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