JPH05298801A - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JPH05298801A
JPH05298801A JP4095495A JP9549592A JPH05298801A JP H05298801 A JPH05298801 A JP H05298801A JP 4095495 A JP4095495 A JP 4095495A JP 9549592 A JP9549592 A JP 9549592A JP H05298801 A JPH05298801 A JP H05298801A
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floating
shift plate
disc
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JP4095495A
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Mitsuo Nakatani
充男 中谷
Keiji Tokita
敬二 時田
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
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Clarion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フローティング部のロック及びその解除を確
実に行うと共に、製造コストの低減を図る。 【構成】本発明のディスクプレーヤは、シフトプレート
12と、シフトプレート12と同方向に移動可能なロッ
クプレート20と、フローティング部24においてディ
スクのローディング方向と直角な方向の両端部に形成さ
れた第1及び第2の被係合部24c,24c、及びディ
スクのローディング方向の端部に形成された第3の被係
合部24cと、シフトプレート12に設けられ、第1の
被係合部に係合可能な第1の係合部と、ロックプレート
に設けられ、第2の被係合部に係合可能な第2の係合部
と、ローラ支持手段に移動可能に連結され、第3の被係
合部に係合可能な第3の係合部とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャーシに遊動可能に
支持されるフローティング部と、このフローティング部
上にディスクをローディングする搬送ローラとを備えた
ディスクプレーヤに関するものであり、特にシャーシに
対するフローティング部のロック動作及びロック解除動
作を行う構成に改良を加えたディスクプレーヤに係る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスクプレーヤは様々な分野で
活用されており、その分野に応じた機構が採用されてい
る。代表的な例としては、車載用CDプレーヤにおける
フローティング機構やローディング機構等がある。フロ
ーティング機構とは、ダンパ等の振動吸収部材により、
ターンテーブルを含むフローティング部をシャーシ側に
遊動可能に支持する機構であり、この機構により車両走
行中の振動を吸収して、安定した再生動作を確保してい
る。又、ローディング機構としては8cmCDと12c
mCDとを自動的に判別し、位置決めする機能を有する
ものもあり、操作性の向上が図られている。
【0003】ところで、上記の2機構を備えた車載用C
Dプレーヤにおいては、CDのローディング動作中はC
Dが正確にフローティング部の所定位置、すなわちター
ンテーブル上方にローディングされるように、シャーシ
側にフローティング部をロックする必要がある。そし
て、CDのローディング動作が完了し、フローティング
部のターンテーブル上にCDを固着するクランプ動作に
移行した時点で、フローティング部のロックを解除する
ロック解除動作が行われる。
【0004】又、CDのローディング動作が完了する時
点では、搬送ローラあるいはCDの位置決め部材がディ
スクから退避する動作も行われる。この様な動作をとる
ことによりクランプ動作時に移動するCDとの衝突を防
止すると共に、ディスク再生時のディスク回転への悪影
響を防ぐことができる。以上のようなローディング動作
完了時における複数の動作は、ローディング機構やフロ
ーティング機構を正常に働かせるために不可欠なもので
あり、各動作は正確なタイミングで確実に行われること
が要求されている。
【0005】又、近年のディスクプレーヤには一般的に
構成の簡略化が望まれている。そこで、従来よりプレー
ヤにおける動作の駆動源を併用することが行われてい
る。例えば、上記動作はいずれもローディング動作が完
了した時点で行われるので、搬送ローラの駆動源すなわ
ち駆動モータからの駆動力を利用することが考えられ
る。この様なディスクプレーヤは、その内部にローディ
ング動作の完了を検出する検出手段と、駆動力切換用の
ソレノイドとを具備しており、検出手段がローディング
動作の完了を検出した時点でソレノイドが通電され、間
欠ギヤ等が動作されて上記の動作のうち少なくとも1つ
を行うように駆動モータからの駆動力の伝達経路を切換
えることができる。この様なディスクプレーヤによれば
1つの駆動源で複数の動作を行うことができ、構成の簡
略化を進めることが可能となる。
【0006】ここで以上の様なタイプの従来例を図17
を参照して具体的に説明する。この従来例は駆動モータ
からの駆動力を利用してフローティング部のロック解除
動作を行うものである。尚、図において上側を奥側、下
側を手前側とし、奥側への移動を前進、手前側への移動
を後退とする。
【0007】図に示すように、フローティング部30に
おいて、右側縁部及び左側縁部の奥側端部には手前側方
向に切り込まれた溝状の第1及び第2の被係合部31,
32が形成されている。又、フローティング部30の前
縁部には、外方に切り込まれた2つの溝部33a,33
bを有する第3の被係合部33が形成されている。尚図
示しないが、フローティング部30はダンパによりシャ
ーシ内に遊動可能に支持されている。
【0008】フローティング部30の右側縁部及び左側
縁部に近接して、シフトプレート34及びサイドロック
プレート35が設けられている。シフトプレート34及
びサイドロックプレート35はシャーシ(図示せず)に
前後動可能に取り付けられている。更にシフトプレート
34は駆動モータ(図示せず)からの駆動力を受けて後
退(図中矢印A方向)する。
【0009】シフトプレート34とサイドロックプレー
ト35とは、互いに連結された4つの回動可能な部材、
図中右側から順番に連結リンク36,37,及びフロン
トロックプレート38,39によって連結されている。
そのため、シフトプレート34が後退すると、連結リン
ク36,37,及びフロントロックプレート38,39
が交互に反対方向に回転し、フロントロックプレート3
9が反時計回転方向に回転することによりサイドロック
プレート35が後退する。
【0010】シフトプレート34及びサイドロックプレ
ート35の奥側端部には第1及び第2の被係合部31,
32に係合可能な第1及び第2の係合部41,42が内
方に突出して形成されている。更に、フロントロックプ
レート38及び39の奥側端部には、第3の被係合部3
3の2つの溝部33a,33bに係合可能な係合爪43
a及び43bが奥方に突出して設けられており、これら
係合爪43a,43bから第3の係合部43が構成され
る。
【0011】以上の様な従来例において、駆動モータか
らの駆動力を受けてシフトプレート34が図中矢印A方
向に移動すれば、そして、第1、第2、第3の被係合部
31,32,33に対して第1、第2、第3の係合部4
1,42,43が係合する。これにより、フローティン
グ部30を右側縁部、左側縁部及び前縁部の3点から支
持することが可能となる。この様な3点支持を行うこと
により、ディスクプレーヤはフローティング部に対する
高い支持力を獲得することができ、ディスク再生時の安
定性が向上する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来例においては次のような問題点が指摘されて
いる。すなわち、フローティング部30を3方向からロ
ックするために、シフトプレート34(右側からのロッ
ク)、サイドロックプレート35(左側からのロッ
ク)、及びフロントロックプレート38,39(前側か
らのロック)が不可欠である。又、シフトプレート34
の移動力をサイドロックプレート35側へ伝えるために
連結リンク36,37を設けなくてはなくない。この様
に従来技術においては合計6枚の部材が必要であり、構
成部材数が多く、製造コストが高騰した。
【0013】本発明は、以上の様な状況に鑑みて提案さ
れたものであり、その目的は、最小限の構成部材により
フローティング部のロック及びその解除を行うことによ
り、必要な部材数を削減して製造コストを低減できる優
れたディスクプレーヤを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解消する為
に、本発明のディスクプレーヤは、搬送ローラを回動可
能に支持し、ディスクより前記搬送ローラを退避させる
ように移動可能なローラ支持手段と、ローラ支持手段の
一方の端部に連結され、駆動モータの駆動力を受けてデ
ィスクのローディング方向に移動可能なシフトプレート
と、搬送ローラを支持すると共にその一方の端部が前記
シフトプレートに連結され、シフトプレートの移動によ
りディスクより搬送ローラを退避させるように移動可能
なローラ支持手段と、ローラ支持手段の他方の端部に連
結され、シフトプレートと同方向に移動可能なロックプ
レートと、フローティング部においてディスクのローデ
ィング方向と直角な方向の両端部に形成された第1及び
第2の被係合部、及びディスクのローディング方向の端
部に形成された第3の被係合部と、シフトプレートに設
けられ、第1の被係合部に係合可能な第1の係合部と、
ロックプレートに設けられ、第2の被係合部に係合可能
な第2の係合部と、ローラ支持手段に移動可能に連結さ
れ、第3の被係合部に係合可能な第3の係合部とを備え
たことを構成上の特徴とする。
【0015】
【作用】上記の様な構成を有する本発明において、ディ
スクのローディング動作中は、フローティング部におけ
る第1、第2及び第3の被係合部に、第1、第2及び第
3の係合部が係合し、シャーシにフローティング部を3
点からロックする。又、ディスクのローディング動作が
完了すると、駆動モータからの駆動力を受けてシフトプ
レートが動作し、このシフトプレートに連結されたロー
ラ支持手段が搬送ローラをディスクから退避させるよう
に動作する。と同時に、ローラ支持手段を介してシフト
プレートの動作がロックプレートに伝わり、ロックプレ
ートも又シフトプレートと同じ方向に動作する。このシ
フトプレート、ロックプレート及びローラ支持手段の動
作により、各部材の第1、第2及び第3の係合部がフロ
ーティング部における第1、第2及び第3の被係合部か
ら解除される。この様に本発明においては、シフトプレ
ートの動作を第2及び第3の係合部に伝える独立した連
結部材が不要である。従って、フローティング部の3点
支持によるロック、及びその解除を最小限の構成部材で
行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明のディスクプレーヤの一実施例
を図1〜図16に基づいて具体的に説明する。本実施例
はフローティング機構及び8cmCD1及び12cmC
D2を自動的に判別し、位置決めを行うローディング機
構を備えた車載用CDプレーヤである。以下、本実施例
を、フローティング部、フローティング部のロック解除
手段、ローディング手段、動作完了検出手段、動力伝達
手段に分けて順次説明する。
【0017】尚、平面図では図中下側がプレーヤの手前
側、図中上側がプレーヤの奥側、図4,図5以外の側面
図は右側面図であり、図中左側がプレーヤの手前側、図
中右側がプレーヤの奥側、図4,図5は左側面図であ
り、図中右側がプレーヤの手前側、図中左側がプレーヤ
の奥側で、各部材における手前側への移動を後退、奥側
への移動を前進とする。
【0018】[a.フローティング部24…図1参照]
本実施例のディスクプレーヤは、車両側に固定されるシ
ャーシとフローティング部24とから構成される。この
うち、シャーシはロワーケース25(1点鎖線にて図
示)と、このロワーケース25を上方から覆うアッパー
カバー23(図6に示す)とから成る。また、フローテ
ィング部24の四隅には外方に突出するダンパシャフト
24aが設けられている。これらのダンパシャフト24
aがダンパ(図示せず)に挿通され、これらダンパが前
記ロワーケース25(1点鎖線にて図示)の左右側面部
に取り付けられることにより、フローティング部24が
ロワーケース25すなわちシャーシ側に遊動可能に支持
される。
【0019】また図示しないが、フローティング部24
にはCDを回転させるターンテーブル及びCDの信号を
読み取るピックアップ部が設けられている。
【0020】[b.フローティング部24のロック解除
手段…図1〜図4参照]フローティング部24のロック
解除手段は、第1、第2及び第3の被係合部28A,2
8B,28Cと、ここに係合するように前後方向に移動
可能な3つの係合部材とから成る。第1、第2及び第3
の被係合部28A,28B,28Cは、それぞれフロー
ティング部24の右側縁部の奥端部、左側縁部の奥端部
及び前縁部中央の3か所に形成される。上記3つの被係
合部のうち、28A,28Bは外方に突出する薄い板状
部からなり、28Cは左右対称的に形成された略横V字
形の溝部からなる。
【0021】又、3つの係合部材とは、第1、第2、及
び第3の被係合部28A,28B,28Cに係合する順
に、シフトプレート12、サイドロックプレート20、
フロントロックプレート19である。図2,図3はシフ
トプレート12側を、図4,図5はサイドロックプレー
ト20側を示す側面図である。
【0022】これらの部材のうち、シフトプレート12
はロワーケース25の右側面部に、サイドロックプレー
ト20はロワーケース25の左側面部に各々配置されて
いる。両プレート12,20の奥側端部には略横V字形
の溝部からなる第1,第2の係合部12a,20aが形
成されている。尚、シフトプレート12は動力伝達手段
の構成部材も兼ねている。又、サイドロックプレート2
0の先端部にはカム穴20bが形成されている。一方、
フロントロックプレート19はローディング手段の構成
部材に回動可能に取り付けられており、奥側縁部中央に
略三角形状に突出して薄い板状の第3の係合部19aが
形成される。
【0023】[c.ローディング手段]ローディング手
段は、実際にCDを搬送する搬送部と、CDのサイズを
判別して位置決めを行う判別部とから構成される。
【0024】[c−1.搬送部…図1参照]搬送部はC
Dを上下から挟持してこれをターンテーブルに搬送する
搬送ローラ13及びガイドローラ14と、前記搬送ロー
ラ13に回転力を与える駆動モータ26(図1に点線に
て図示)とから成る。両ローラ13,14はCDが挿入
されるディスク挿入口の奥側に配置され、シャーシの幅
方向に渡って正逆方向に回動可能に設けられている。
又、ガイドローラ14の回転軸にはローラーシャフト1
5が設けられている。
【0025】ローラーシャフト15にはロワーディスク
ガイド18が回動可能に設けられている。ロワーディス
クガイド18の側面には略くの字状の側面部が形成され
ており、この側面部の屈曲部に前記のフロントロックプ
レート19が回動可能に連結されている。又、ローラー
シャフト15の端部は前記のサイドロックプレート20
のカム穴20bに挿通され、ローラーシャフト15とサ
イドロックプレート20とは連結されている。更にロー
ラーシャフト15は後述するシフトプレート12とも連
結している。
【0026】[c−2.判別部…図6,図7参照]判別
部は、リンク機構を構成する6つの部材、すなわち前側
のセンサアーム3,3,後側のセンサアーム4,4,前
側のアームリンク5,後側のアームリンク6から成り、
これらの部材のうち、センサアーム3,4は回動可能
に、アームリンク5,6は左右方向に移動可能にアッパ
ーカバー23の下面に取り付けられている。センサアー
ム3,4は左右対称に配置されており、各先端部側(手
前側)にはローディングされるCD1,2に接するセン
サピン3a,4aが下方に突出して設けられている。
又、センサアーム3,4の回動軸には同軸上にギヤ3
b,4bが形成されている。
【0027】アームリンク5,6において、図中右側端
部にはギヤ3b,4bに対して手前側から噛合うラック
5a,6aが形成され、図中左側端部にはギヤ3b,4
bに対して奥側から噛合うラック5a,6aが形成され
ている。アームリンク5の中央部には幅方向に角孔5b
が開口され、アームリンク6にはこの角孔5bに差し込
まれる爪部6bが設けられている。
【0028】又、アームリンク6の図中右側端部にはフ
ック部6cが形成されている。フック部6cは手前側に
向って右側に傾斜している。更に、アームリンク5,6
にはバネ21,22の図中右端部が掛けられている。バ
ネ21,22の図中左端部はアッパーカバー23側に掛
けられており、バネ21,22はアームリンク5,6を
左方向に付勢する。
【0029】[d.動作完了検出手段…図6〜図8参
照]動作完了検出手段はエンドプレート7及び第1のト
リガープレート8から構成される。エンドプレート7は
アームリンク6に回動可能に取り付けられており、図中
右側端部にCDに接触可能なエンドピン7aが形成され
ている。又、エンドプレート7には突出部7bが設けら
れている。
【0030】第1のトリガープレート8は前後動可能に
アッパーカバー23の下面に取り付けられており、カム
穴として異形穴8aが形成されている。この異形穴8a
にはその内周を摺動するようにして前記突出部7bが挿
通されている。
【0031】異形穴8aの手前側左端部には8cmCD
1のローディング完了を検出する第1の検出部81aが
形成されている。この第1の検出部81aから異形穴8
aの内周の沿って右側には、斜め奥側に第1のプレート
逃げ部82aが形成されている。また、第1のプレート
逃げ部82aから異形穴8aの内周の沿って奥側で、異
形穴8aの奥側右側端部には第2のプレート逃げ部83
aが形成されている。更に、この第2のプレート逃げ部
83aから異形穴8aの内周の沿って左側には、12c
mCD2のローディング完了を検出する第2の検出部8
4aが形成されている。
【0032】[e.動力伝達手段…図8〜図10参照]
動力伝達手段は、第1のトリガープレート8,第2のト
リガープレート9,スイングプレート10,アイドラギ
ヤ11,シフトプレート12、ラック27から成る。こ
のうち、第1のトリガープレート8は前述したように動
作完了検出手段を構成すると同時に、アイドラギヤ11
とラック27との連結を許容する連結許容部材として動
力伝達手段に含まれる。
【0033】又、第2のトリガープレート9はアイドラ
ギヤ11とラック27との連結を阻止する連結阻止部材
である。この第2のトリガープレート9の奥側端部には
第1のトリガープレート8と係合するフック9a(図6
に図示)が形成されている。また、第2のトリガープレ
ート9の手前側端部にはスイングプレート10の奥側端
部を上方から押える押圧部9bが形成されている。
【0034】スイングプレート10は手前側端部10b
を支軸として、ロワーケース25の側面に回動可能に設
けられており、中央にアイドラギヤ11を回転可能に支
持している。前記手前側端部10bにはアイドラギヤ1
1と螺合するギヤ10c(図9に一点鎖線にて示す)が
設けられていて、ディスクのローディング時には前記ギ
ヤ10cの回転力により、スイングプレート10のアイ
ドラギヤ側は上方に偏倚される。又、スイングプレート
10の奥側端部にはテーパー部10aが形成されおり、
ここを第2のトリガープレート9の押圧部9bが上方か
ら押える。前記アイドラギヤ11を駆動する図示されな
いギヤは、駆動モータ26(図1に点線にて図示)から
回転力を受けている。
【0035】シフトプレート12はアイドラギヤ11と
ラック27との連結により駆動モータ26からの駆動力
をクランパ(図示せず)に伝達する駆動力切換部材であ
る。このシフトプレート12のほぼ中央には奥側に向っ
て下方に傾いたカム穴12bが、手前側端部付近には奥
側に向って上方に傾いたカム穴12cが、各々形成され
ている。このうち、カム穴12cには前記ローラーシャ
フト15が挿通されている。
【0036】又、図1に示すようにシフトプレート12
の上側にはフック部12dが設けられている。このフッ
ク部12dはシフトプレート12が前進した時、前記ア
ームリンク6のフック部6cと係合するようになってい
る。
【0037】ラック27はシフトプレート12の上側縁
部のほぼ中央に下方を向いて形成されており、前記スイ
ングプレート10が上方に回動する時、アイドラギヤ1
1と連結するようになっている。
【0038】進んで、本実施例のローディング動作(ロ
ック状態)、ローディング動作の完了検出動作、動力伝
達動作、ロック解除検出後の動作について述べる。 [A.ローディング動作(ロック状態)]まず本実施例
がローディング動作をとる時、フローティング部24は
シャーシに対してロックされている。すなわちシフトプ
レート12、フロントロックプレート19、サイドロッ
クプレート20の各係合部12a,19a,20aがフ
ローティング部24の第1、第2及び第3の被係合部2
8A,28B,28Cと係合している。
【0039】[A−1.8cmCD1のローディング動
作…図6参照]この状態から8cmCD1をディスク挿
入口より挿入すると、搬送ローラ13及びガイドローラ
14が8cmCD1を挟持し、駆動モータ26からの駆
動力を受けた搬送ローラ13が回転して、これをローデ
ィングする。ローディング動作により8cmCD1がセ
ンサアーム3のセンサピン3aを左右方向に押し広げ、
左右のセンサアーム3,3は開くように回転する。
【0040】そのため、センサアーム3のギヤ3bが回
転し、ギヤ3bと噛合うラック5aを介してアームリン
ク5にセンサアーム3の回転力が伝わり、アームリンク
5は右方向へ移動する。アームリンク5が右方向へ移動
し、角孔5bの左側端部がアームリンク6の爪部6bを
押すとアームリンク6もまた右方向へ移動する。このア
ームリンク6の移動力はラック6aを介してセンサアー
ム4のギヤ4bの回転へ伝わり、左右のセンサアーム
4,4は開くように回転する。しかし、ディスク径が小
さいので、ローディング完了直前にはセンサアーム3,
3が閉じ、これに伴ってセンサアーム4,4も初期状態
に復帰し、8cmCD1が所定の位置(すなわちターン
テーブル上方)に位置決めされる。
【0041】[A−2.12cmCD1のローディング
動作…図7参照]一方、12cmCD2をローディング
する場合は、8cmCD1と同様に、12cmCD2か
らの搬送力が、センサアーム3、アームリンク5、アー
ムリンク6、センサアーム4と順次伝わっいくが、12
cmCD2のエッジのカーブは8cmCD1のそれに比
べて小さいため、12cmCD2からの搬送力はセンサ
アーム4が開くようにセンサピン4aに働く。
【0042】そのため、左右のセンサアーム4,4は開
くように回転し、アームリンク6は更に右方向に移動す
る。この時、爪部6bが角孔5b内を右方にスライド移
動するため、爪部6bが角孔5bの右側端面に当接しな
い限り、アームリンク5はアームリンク6と連動するこ
とがない。従って、12cmCD2のエッジに追従して
センサアーム3が閉じるように回転すれば、これに伴っ
てアームリンク5は左方向に移動する。この様に移動し
たセンサアーム3,4のセンサピン3a,4aが12c
mCD2を所定の位置(すなわちターンテーブル上方)
に位置決めする。
【0043】[B.ローディング動作完了検出動作]続
いてローディング動作の完了検出動作について説明す
る。
【0044】[B−1.8cmCD1のローディング動
作の完了検出動作…図6参照]8cmCD1のが位置決
めされる時、8cmCD1のローディング完了直前、す
なわち8cmCD1が2つのセンサピン4aに接触する
直前には、8cmCD1はエンドプレート7のエンドピ
ン7aに当接し、ローディングが終了するまで、該エン
ドピン7aを押圧する。突出部7bは、第1の検出部8
1a内にあるので、ローディング完了までに第1のトリ
ガープレート8が所定の距離だけローディング方向に移
動する。
【0045】この第1のトリガープレート8の動作が8
cmCD1のローディング動作の完了を検出する動作と
なり、この動作力が第2のトリガープレート9に伝達さ
れて、ローディング動作からクランプ動作へ移行するよ
うに動作切換のきっかけとなる。
【0046】[B−2.12cmCD2のローディング
動作の完了検出動作…図7参照]これに対して、12c
mCD2が位置決めされる時、該12cmCD2により
センサアーム4が開くように動作し、アームリンク6が
右方向に移動するが、該アームリンク6の移動と共にエ
ンドプレート7も又、右方向に移動するので、突出部7
bは第1のトリガープレート8の異形穴8aの第1の検
出部81aを外れる。そして、12cmCD2がエンド
プレート7のエンドピン7aを奥側方向に押すため、該
突出部7bは異形穴8a内を移動して、第2の検出部8
4aに接触する。
【0047】その後、ローディング完了まで該第2の検
出部84aを押圧する。これにより、ローディング完了
時にはローディング時と同じ距離だけ第1のトリガープ
レート8がローディング方向に移動する。この第1のト
リガープレート8の動作が12cmCD2のローディン
グ動作の完了を検出する動作となり、この動作力が第2
のトリガープレート9に伝達されて、ローディング動作
からクランプ動作へ移行するように動作切換のきっかけ
となる。
【0048】[C.動力伝達動作…図8〜図10参照]
図8に示した初期状態から、第1のトリガープレート8
の動作が第2のトリガープレート9に伝わり、第2のト
リガープレート9が前進(図中矢印方向へ移動)する
と、押圧部9bがスイングプレート10のテーパー部1
0aを摺動しつつここから外れ、アイドラギヤ11とラ
ック27との連結を許容する。そして、スイングプレー
ト10が上方に回動するとアイドラギヤ11とラック2
7とが連結する(図9)。そのため、駆動モータ26の
駆動力がアイドラギヤ11,ラック27を介してシフト
プレート12に伝わり、シフトプレート12が前進する
(図10)。
【0049】[D.ローディング動作の完了検出後の動
作]ローディング動作の完了検出後、シフトプレート1
2が前進によりクランプ動作が行われる。これと同時に
フローティング部24のロックが解除される。又、シフ
トプレート12の前進によるローラーシャフト15の下
降動作によってガイドローラ14の退避動作及びセンサ
アーム3,4及びエンドプレート7の退避動が行われ
る。
【0050】[D−1.フローティング部24のロック
解除…図2〜図5参照]シフトプレート12自体の前進
により係合部12aがフローティング部24側の被係止
部28Aから外れる(図2から図3へ)。又、シフトプ
レート12の前進によりローラーシャフト15が下降す
る。これによりロワーディスクガイド18、フロントロ
ックプレート19及びサイドロックプレート20(図4
から図5へ)が後退する。そのため、係合部19a,2
0aが被係止部28B、28Cから外れる。この様にし
て3点のロックが解除され、フローティング部24はシ
ャーシに対して遊動状態となる。
【0051】[D−2.ガイドローラ14の退避…図1
1〜図14参照]シフトプレート12が前進すると、カ
ム穴12cがローラーシャフト15を下降させるため、
ガイドローラ14が下降してCD1,2の下面から退避
する。尚、前記クランプ動作に伴うCD1,2の下降に
より、CD1,2の上面から搬送ローラ13が離れる。
【0052】なお、センサアーム3,4及びエンドプレ
ート7の退避動作は次のようにして行われる。すなわ
ち、シフトプレート12のフック部12dがアームリン
ク6のフック部6cを図1中、右側に引き込むことによ
り、アームリンク6が更に右方向に移動し、センサアー
ム4,4はディスク位置決め状態から更に開くように回
転して、CD1,2から退避する。又、アームリンク6
の爪部6bがアームリンク5の角孔5bの右端面を押す
ことによりアームリンク5が右方向に移動して、センサ
アーム3,3もCD1,2から退避する。
【0053】[D−3.センサアーム3,4及びエンド
プレート7の退避…図6,図15,図16参照]クラン
プ動作が完了した時、CD1,2の位置決めを行ってい
たセンサアーム3,4及びエンドプレート7を、次のよ
うにしてCD1,2から退避する。まず、図6は8cm
CD1のローディング動作の完了した状態を示してい
る。この状態から、ローディング動作の完了が検出され
ると先に述べたようにシフトプレート12が前進し、フ
ック部12dがアームリンク6のフック部6cを図中右
側に引き込む(図15)。
【0054】すなわち、フック部12dによりフック部
6cが引き込まれると、ディスク位置決め状態にあるア
ームリンク6が更に右方向に移動し、センサアーム4,
4はディスク位置決め状態から更に開くように回転し
て、CD1,2から退避する。又、アームリンク6の爪
部6bがアームリンク5の角孔5bの右端面を押すこと
によりアームリンク5が右方向に移動して、センサアー
ム3,3もCD1,2から退避する。
【0055】更に、エンドプレート7はアームリンク6
の動作に追従して回動し、突出部7bが第1の検出部8
1aに接触している時は第1のプレート逃げ部82aへ
移動し、これによりエンドピン7aはCD1から離れ
る。
【0056】図16には、12cmCD2を用いた場合
のセンサアーム3,4及びエンドプレート7の退避動作
が示されている。この場合、突出部7bは第2の検出部
84aから第2のプレート逃げ部83aへ移動し、これ
によりエンドピン7aはCD2から離れる。
【0057】以上述べた本実施例においては、CD1,
2のローディング動作が完了した時点でシフトプレート
12に駆動モータ26からの駆動力が伝わり、前進する
シフトプレート12により、ガイドローラ14の退避、
クランパ17の下降及びフローティング部24のロック
解除という3つの動作を行うことができる。
【0058】しかも、シフトプレート12の駆動力を駆
動モータ26から得る際に行う駆動力の伝達経路の切換
を、高価なソレノイドを使用することなく行っている。
更に、本実施例においてはシフトプレート12が複数の
動作を行うことができるため、部材数を少なくすること
が可能である。従って、製造コストを大幅に削減するこ
とができる。又、ソレノイドのドライブ回路も不要であ
るため、消費電力量が低減し、車載用プレーヤに適して
いる。なお、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、各部材の形状、配置等は適宜変更可能である。
【0059】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明のディスクプレ
ーヤによれば、フローティング部のロック及びその解除
を確実に行うことができ、且つこの動作を行う構成部材
数を削減して製造コストを安く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例においてフローティング部と
ロワーケースとを示す平面図
【図2】本実施例の右側面図
【図3】本実施例の右側面図
【図4】本実施例の左側面図
【図5】本実施例の左側面図
【図6】本実施例の平面図(8cmCDのローディング
動作完了状態)。
【図7】本実施例の平面図(12cmCDのローディン
グ完了状態)。
【図8】本実施例における動力伝達動作を示す右側面図
(アイドラギヤとラックとの非連結状態)と第2のトリ
ガープレートの平面図。
【図9】本実施例における動力伝達動作を示す右側面図
(アイドラギヤとラックとの連結初期状態)。
【図10】本実施例における動力伝達動作を示す右側面
図(シフトプレート12の前進状態)。
【図11】本実施例におけるローラ退避動作を示す右側
面図(初期状態)。
【図12】本実施例におけるローラ退避動作を示す右側
面図(途中状態)。
【図13】本実施例におけるローラ退避動作を示す右側
面図(途中状態)。
【図14】本実施例におけるローラ退避動作を示す右側
面図(完了状態)。
【図15】本実施例のディスク位置決め手段の退避動作
を示す平面図(8cmCDの位置決め手段退避動作完了
状態)。
【図16】本実施例のディスク位置決め手段の退避動作
を示す平面図(12cmCDの位置決め手段退避動作完
了状態)。
【図17】従来例の平面図。
【符号の説明】
1 8cmCD 2 12cmCD 3,4 センサアーム 5,6 アームリンク 7 エンドプレート 8 第1のトリガープレート 9 第2のトリガープレート 10 スイングプレート 11 アイドラギヤ 12 シフトプレート 12a 第1の係合部 13 搬送ローラ 14 ガイドローラ 15 ローラシャフト 16 クランパリフトリンク 17 クランパ 18 ロワーディスクガイド 19 フロントロックプレート 12a 第3の係合部 20 サイドロックプレート 20a 第2の係合部 21,22 バネ 23 アッパーカバー 24 フローティング部 25 ロワーケース 26 駆動モータ 27 ラック 28A 第1の被係合部 28B 第2の被係合部 28C 第3の被係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシと、前記シャーシに遊動可能に
    支持されるフローティング部と、前記フローティング部
    に対してディスクをローディング又はイジェクトする回
    転可能な搬送ローラとを備えたディスクプレーヤにおい
    て、 ディスクのローディング方向に移動可能なシフトプレー
    トと、 前記搬送ローラを支持すると共にその一方の端部が前記
    シフトプレートに連結され、該シフトプレートの移動に
    よりディスクより前記搬送ローラを退避させるように移
    動可能なローラ支持手段と、 前記ローラ支持手段の他方の端部に連結され、シフトプ
    レートと同方向に移動可能なロックプレートと、 前記フローティング部において、ディスクのローディン
    グ方向と直角な方向の両端部に形成された第1及び第2
    の被係合部、及びディスクのローディング方向の端部に
    形成された第3の被係合部と、 前記シフトプレートに設けられ、前記第1の被係合部に
    係合可能な第1の係合部と、 前記ロックプレートに設けられ、前記第2の被係合部に
    係合可能な第2の係合部と、 前記ローラ支持手段に移動可能に連結され、前記第3の
    被係合部に係合可能な第3の係合部とを備えたことを特
    徴とするディスクプレーヤ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1128388A2 (en) * 1997-08-22 2001-08-29 Kabushiki Kaisha Kenwood Supporting structure of floating chassis of disc apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1128388A2 (en) * 1997-08-22 2001-08-29 Kabushiki Kaisha Kenwood Supporting structure of floating chassis of disc apparatus
EP1128388A3 (en) * 1997-08-22 2002-01-02 Kabushiki Kaisha Kenwood Supporting structure of floating chassis of disc apparatus

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