JPH05297805A - 柔らかい立体物の製造方法 - Google Patents

柔らかい立体物の製造方法

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JPH05297805A
JPH05297805A JP12806192A JP12806192A JPH05297805A JP H05297805 A JPH05297805 A JP H05297805A JP 12806192 A JP12806192 A JP 12806192A JP 12806192 A JP12806192 A JP 12806192A JP H05297805 A JPH05297805 A JP H05297805A
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dimensional object
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printing
soft
mark
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JP12806192A
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Kazuharu Seki
和治 関
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Seki Kazuharu
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Seki Kazuharu
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 適性位置に道路や文字等のマークを容易に付
着できる柔らかい立体物の製造方法。 【構成】 概略一定の厚さからなる平面フィルム1によ
って所定形状の柔らかい立体物6と、その内部に充填さ
れる柔らかい充填物9とを製造する。他方、スクリーン
印刷用のスクリーン10に、スクリーン10を所定形状
の立体としたときに正規の寸法となるよう、道路や文字
等のマーク11を歪ませて形成する。そして立体物6の
内側に充填物9を充填した後、立体物6と充填物9とを
スクリーン10で平面となるように押し潰し、さらにそ
の状態でスクリーン10によりマーク11を立体物6に
印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、柔らかい立体物の製造
方法に関する。
【従来の技術】従来、ゴムや軟質合成樹脂、或いは発泡
材等によって柔らかい立体地図を製造し、その表面に道
路や文字等のマークを付した柔らかい立体地図が提案さ
れている(実開昭59−138877号公報)。柔らか
い立体地図等の立体物は、例えばその上下面を2枚の固
い板材で挟み込むことにより平板状とし、或いは丸める
ことができるので、収容、運搬を容易なものとすること
ができ、また使用する際には上記2枚の板材を除去する
等して自然状態に放置すれば、上記立体物の復元力によ
り元の所定形状の立体物を得ることができる。
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来、上記柔
らかい立体物の表面の適正位置に道路や文字等のマーク
を付すのが煩雑で、雌型によってそのマークを立体物の
表面に成形するようにした場合には型製造が難しくな
り、また成形した際の文字等のマークは視認性、訴求性
に劣っていた。本発明はそのような事情に鑑み、柔らか
い立体物の適正位置に道路や文字等のマークを容易に付
すことができる柔らかい立体物の製造方法を提供するも
のである。
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、概略
一定の厚さからなる材料で所定形状の柔らかい立体物を
製造するとともに、スクリーン印刷用のスクリーンに、
該スクリーンを上記所定形状の立体としたときに正規の
寸法となるように道路や文字等のマークを歪ませて形成
し、上記立体物の内側に柔らかい充填物を充填したら、
該立体物と充填物とを上記スクリーンで平面となるよう
に押し潰し、さらにその状態で該スクリーンにより上記
マークを立体物に印刷するようにしたものである。ま
た、上記立体物と充填物とを押し潰す工程は、それらの
押し潰し程度を異ならせた複数段の押し潰し工程とし、
かつ上記マークを立体物に印刷する工程は、上記複数の
押し潰し工程に対応した押し潰し部分を印刷する複数の
部分印刷工程とすることができる。
【作用】上記製造方法によれば、スクリーン印刷用のス
クリーンにより、予め製造した所定形状の柔らかい立体
物を平面となるように押し潰し、この状態で該スクリー
ンにより平板状の立体物に印刷を施せばよい。このと
き、上記立体物の内側に柔らかい充填物を充填して、立
体物と充填物とを一体的に上記スクリーンで平面となる
ように押し潰しているので、立体物の内部に充填物を充
填しない場合に比較して立体物を常にほぼ一定の状態で
押し潰すことができる。そして上記スクリーンには上記
立体物の形状を考慮して歪ませたマークを形成してある
ので、該スクリーンによって平板状の立体物に印刷を施
した後に、該平板状の立体物を立体状態に復元させれ
ば、該立体物に印刷したマークを正規の寸法に戻すこと
ができる。したがって、きわめて容易に適正位置に道路
や文字等のマークを付した立体物を製造することができ
る。特に上記立体物と充填物とを押し潰す工程を複数段
の押し潰し工程とし、かつ上記マークを立体物に印刷す
る工程をその複数の押し潰し工程に対応した押し潰し部
分を印刷する複数の部分印刷工程とすれば、それぞれの
部分印刷工程に対応した部分の立体物の圧縮変形量を小
さくすることができるので、より高精度に印刷を施すこ
とができる。
【実施例】以下、本発明を立体地図の製造に適用した実
施例について説明すると、図1において、先ず、実質的
に一定の厚さを有する軟質熱可塑性材料からなる平面フ
ィルム1の周囲を枠体2によって保持したら、その状態
でヒータ3によって平面フィルム1を加熱する。上記ヒ
ータ3の加熱によって平面フィルム1が充分に柔らかく
なったら、該平面フィルム1を枠体2ごと真空成形用型
4の上面に載置する。上記真空成形用型4は所定形状の
立体物の雌型となっており、その雌型の内部の空気を抜
くためのエア通路5を備えている。そして上記平面フィ
ルム1を真空成形用型4上に載置し、枠体2を真空成形
用型4に押し付けて該真空成形用型4を密封したら、上
記エア通路5によって内部の空気を抜けば、平面フィル
ム1を真空成形用型4の内面に密着させて所定形状の立
体物6を成形することができる。このようにして立体物
6を成形したら、該立体物6を真空成形用型4の内面に
密着させたまま上記枠体2を除去する。そして立体物6
の内面に離型材を塗布するとともに、真空成形用型4上
に平板状の蓋体7を載置して立体物6の内側を密封した
ら、蓋体7に穿設した注入孔8から発泡ウレタンや発泡
シリコン等の合成樹脂を注入充填して発泡させ、立体物
6の内側に柔らかい充填物9を成形する。そしてこの
後、上記蓋体7を除去して立体物6と充填物9とを真空
成形用型4から取出して両者を分離すれば、柔らかい立
体物6と柔らかい充填物9とを得ることができる。他
方、スクリーン印刷用の平板状のスクリーン10に、該
スクリーン10を仮に上記立体物6と同一形状の立体と
したときに正規の寸法となるように、道路や文字等のマ
ーク(図示せず)を歪ませて形成しておく。そして、上
記柔らかい立体物6の内部に柔らかい充填物9を充填し
た状態で、上記平板状のスクリーン10によりそれら立
体物6と充填物9とを平面状に押し潰し、この状態で上
記スクリーン10を用いてこれに形成したマークを立体
物10にスクリーン印刷する。上記平板状のスクリーン
10で立体物6を平面状に押し潰す際には、該立体物6
をほぼ一定の状態で平面状に押し潰すことができないと
スクリーン印刷によるマークの印刷時にその位置ずれが
生じるが、上述したように立体物6の内部に充填物9を
充填した状態で平面状に押し潰すようにしているので、
充填物9を省略した場合に比較して、立体物6をほぼ一
定の状態で平面状に押し潰すことができる。このように
して立体物6にスクリーン印刷を施したら、上記スクリ
ーン10を除去すれば、柔らかい立体物6は自己の弾性
で元の所定形状の立体に復帰し、それによって該立体物
6に印刷されたマーク11が正規の寸法となるので、立
体物6の内部から充填物9を取出すことにより、立体物
6の外側面にマーク11が印刷された柔らかい立体物6
を完成することができる。なお、上記充填物9は次の新
たに印刷すべき立体物6の内部に充填することができる
ので、上記立体物6を製造する際には、上記注入孔8か
ら合成樹脂を充填して充填物9を成形する工程を省略す
ることができる。また、特に上記立体物6の高さが高い
場合にはこれを平板状に押し潰すのに大きな力が必要と
なり、直接スクリーン10で立体物6および充填物9を
平板状に押し潰すとスクリーンを損傷させる虞があるの
で、そのような場合には、所要の印刷箇所に窓を開けた
鉄板等の板材で立体物6と充填物9とを平板状に押し潰
し、上記スクリーン10により上記窓を介して押し潰し
た立体物6にスクリーン印刷を施してもよい。或いは、
上記立体物6および充填物9が載置される下型に、立体
物6の雌型に類似させて凹部を形成しておき、立体物6
および充填物9を押し潰す際に上記充填物9をその凹部
内に収容させることにより、立体物6の上面を容易に平
板状に押し潰すことができるようにすることができる。
この場合であっても、上記板材を利用できることは勿論
である。さらにまた、上記板材で立体物6を平板状に押
し潰す際には、該板材の下面全面又は所要位置に針を下
方に向けて突出させておき、立体物6および充填物9を
押し潰す際にその針を充填物9に刺し通して、スクリー
ン10と充填物9との、したがってスクリーン10と立
体物6との横ずれを防止することができる。この場合、
立体物6および充填物9が載置される下型に上記針が干
渉する虞がある場合には、その針を収容できるように針
孔を形成しておけばよく、また立体物6に針が刺されて
も該立体物は柔らかいので、細い針の跡は自動的に封じ
られて目立つことがない。そして上記立体物3は、立体
地図の他、立体的な動物や建物等にも適用でき、また飛
び出す絵本に用いられる飛び出す立体物として用いるこ
ともできる。次に、図2は本発明の他の実施例を示した
もので、本実施例においては、上記立体物6と充填物9
とを押し潰す工程を、それらの押し潰し程度を異ならせ
た2段の押し潰し工程としている。そしてそれに合わせ
て、上記マーク11を立体物6に印刷する工程も、上記
2段の押し潰し工程においてそれぞれ平面に押し潰され
る部分を印刷する2回の部分印刷工程としている。より
具体的には、立体物6と充填物9の全体をスクリーンで
平面状に押し潰す工程を第1段の押し潰し工程とし、ま
た第1段の押し潰し工程による最大圧縮率の1/2程度
を第2段の押し潰し工程とする。その結果として、上記
立体物6と充填物9との押し潰し程度を異ならせた2段
の押し潰し工程は、立体物6と充填物9との頂部部分9
Aを押し潰す第2段の押し潰し工程と、該第2段の押し
潰し工程によって押し潰される部分以外の裾部分9Bを
押し潰す第1段の押し潰し工程とからなる。そして上記
マーク11を立体物6に印刷する工程は、上記第1段の
押し潰し工程において平面に押し潰される裾部分9Bを
印刷する第1段の印刷工程と、第2段の押し潰し工程に
おいて平面に押し潰される頂部部分9Aを印刷する第2
段の印刷工程とからなっている。したがって、上記第1
段の印刷工程で用いられるスクリーン20は、図3の斜
線部分20Aで示すように、立体物6の裾部分9Bのみ
を印刷できるようになっており、該スクリーン20で立
体物6と充填物9と平面状に押し潰してスクリーン印刷
を施すことにより、上記立体物6の裾部分9Bのみを印
刷することができる。次に、上記第2段の印刷工程で用
いられるスクリーン21は、図4の斜線部分21Aで示
すように、立体物6の裾部分9Bのみを印刷できるよう
になっており、該スクリーン21で立体物6と充填物9
との頂部部分9Aを平面状に押し潰してスクリーン印刷
を施すことにより、上記立体物6の裾部分9Bに連続さ
せて、頂部部分9Aのみを印刷することができる。この
ような2段に分けた印刷により、各印刷部分における圧
縮変形量を小さくすることができるので、それぞれのス
クリーン20、21に形成すべきマーク11の歪み量を
小さくでき、したがって高精度な印刷を施すことができ
る。なお、上記印刷順序は、既に印刷した部分を圧縮し
ないという点で上述した順番が好ましいが、逆とするこ
とができることは勿論であり、また3段以上に分けて印
刷することができることも勿論である。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、適正位
置に道路や文字等のマークを付した柔らかい立体物を容
易に製造することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す製造工程図。
【図2】本発明の他の実施例を示す製造工程図。
【図3】図2の製造工程図におけるスクリーン20の平
面図。
【図4】図2の製造工程図におけるスクリーン21の平
面図。
【符号の説明】
1…平面フィルム 6…立体物
9…充填物 10、20、21…スクリーン 11…マーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概略一定の厚さからなる材料で所定形状
    の柔らかい立体物を製造するとともに、スクリーン印刷
    用のスクリーンに、該スクリーンを上記所定形状の立体
    としたときに正規の寸法となるように道路や文字等のマ
    ークを歪ませて形成し、上記立体物の内側に柔らかい充
    填物を充填したら、該立体物と充填物とを上記スクリー
    ンで平面となるように押し潰し、さらにその状態で該ス
    クリーンにより上記マークを立体物に印刷することを特
    徴とする柔らかい立体物の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記立体物と充填物とを押し潰す工程
    は、それらの押し潰し程度を異ならせた複数段の押し潰
    し工程からなり、かつ上記マークを立体物に印刷する工
    程は、上記複数の押し潰し工程に対応した押し潰し部分
    を印刷する複数の部分印刷工程からなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の柔らかい立体物の製造
    方法。
JP12806192A 1992-04-21 1992-04-21 柔らかい立体物の製造方法 Pending JPH05297805A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 20020731