JPH05297685A - 接触帯電装置 - Google Patents

接触帯電装置

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JPH05297685A
JPH05297685A JP9987292A JP9987292A JPH05297685A JP H05297685 A JPH05297685 A JP H05297685A JP 9987292 A JP9987292 A JP 9987292A JP 9987292 A JP9987292 A JP 9987292A JP H05297685 A JPH05297685 A JP H05297685A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 斑点状帯電ムラをなくし、且つ、被帯電体の
表面電位変動の周期と画像パターン周期によるモアレの
発生を抑えた接触帯電装置を提供すること。 【構成】 基層3bと感光層3c等からなる感光体3に
は、ローラ状の帯電部材が接触され、帯電部材4は外部
電源Eにより電圧を印加される芯金4aを有する。外部
電源Eは交流電源E1 と定電圧直流電源E2 とからな
り、交流電源E1 には周波数可変部H1 及び周波数対応
電流供給部H2 が接続され、交流電源E1 の出力電圧
は、周波数可変部H1 によりその周期が適当な周波数範
囲で1サイクル毎にランダムに変化し、その電流値も周
期に対応して変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接触帯電装置に係り、
特に、外部より電圧を印加した帯電体を被帯電体に当接
させて帯電を行う接触帯電装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置における感光体の帯
電処理方式として、接触帯電方式が提案されている。
【0003】この接触帯電方式は、「被帯電体」たる感
光体の表面に、1〜2kV程度の直流電圧を外部より印
加した導電性弾性ローラ等の導電性部材(帯電体)を接
触させることにより感光体表面に電荷を直接注入し、感
光体面を所定の電位に帯電させるものである。しかし、
実際には感光体面を、上記接触帯電法により帯電処理し
ても感光体面の各部は均一帯電なされず、「斑点状の帯
電ムラ」が生じる。これは電圧を印加した導電性部材
(帯電体)と、これを接触させた感光体(被帯電体)表
面とが微視的には両表面の凹凸によって理想的に密着面
が得られにくい為と考えられる。そして、その斑点状帯
電ムラ状態の感光体面に光像露光以下の作像プロセスを
適用しても、出力画像は斑点状帯電ムラに対応した斑点
状の黒点画像となり、高品位な画像は得られない。
【0004】この問題点を解決する方法として、直流電
圧を帯電体に印加したときの帯電開始電圧の2倍以上の
ピーク間電圧を有する振動電界を、帯電体と被帯電体と
の間に形成することにより、被帯電体の各部を均一の所
定電位で一様に帯電させる方法が提案されている(特開
昭63−149669号公報)。
【0005】特開昭63−149669号公報に係る従
来の接触帯電装置の一例としてローラ帯電装置について
説明する。図7に示すように、被帯電体(感光体)3
は、アルミニウムなどで構成される基層3bと、有機感
光体又はアモルファスシリコン又はセレン又はZnO等
からなる感光層3c等からなり、一定電位に均一に帯電
される部材からなる。前記被帯電体3には、ローラー状
の帯電体4が接触され、この帯電体4は、中心部に、外
部よりコイルバネFを介して次に説明する外部電源Eよ
り電圧を印加される芯金4aを有する。この芯金4aの
周囲には、ゴムにカーボンを含有させた低抵抗層4bが
形成され、低抵抗層4bの周囲には、被帯電体3上にピ
ンホール等の欠陥があっても帯電不良を起こさせないた
めの高抵抗層4cが形成されている。帯電体4は、コイ
ルバネFにより被帯電体3に押圧されている。ここに、
電圧が印加された帯電体4により感光体表面が帯電され
る理由は、感光体3と帯電体4との微小隙間を介して放
電がされるからであり、帯電体4を感光体3に接触させ
るのは、かかる微小隙間を作るためである。即ち、帯電
体4の感光体3への接触によって、上記微小隙間を維持
する。
【0006】前記外部電源Eは、交流電源E1 と定電圧
直流電源E2 とならなる。交流電源E1 は、感光体3と
帯電体4の隙間で放電が行われ帯電を開始する電圧VTH
(以下、帯電開始電圧VTHと記す)の2倍以上のピーク
間電圧を有する交流電圧VP- P を発生する。定電圧直流
電源E2 は、所定の一定電圧を発生する定電圧直流電源
であり、これにより被帯電体3上の帯電電位が決定され
る。
【0007】しかし、このように帯電体の表層に高抵抗
層を設けると、前記高抵抗層が環境(特に湿度)の影響
を受けやすく、低湿環境下では抵抗の増加及び誘電率の
減少により帯電体のインピーダンスが増加し、逆に高湿
環境下では抵抗の減少及び誘電率の増加により帯電体の
インピーダンスが減少する。その結果、低湿環境下にお
いては、電源Eによって印加された電圧のうち、交流成
分が帯電体のインピーダンスによって減衰し、帯電体と
被帯電体との間に先に述べた帯電開始電圧の2倍以上の
ピーク間電圧を持つ振動電界が形成されなくなり、斑点
状の帯電不良すなわち不均一な帯電がなされることがあ
った。ここで、低湿環境下での帯電体のインピーダンス
による交流成分の減衰分を見込んで、低湿環境下でも帯
電体と被帯電体間に少なくとも帯電開始電圧の2倍以上
のピーク間電圧を有する振動電界が形成されるように、
高いピーク間電圧を持つ交流電圧を帯電体に印加する事
は可能である。
【0008】しかし、逆に帯電体のインピーダンスが低
下する高湿環境下においては、帯電体に対し、交流分が
減衰することなく直接に被帯電体に高電圧が印加される
ことになり、一般に材料の耐圧特性が低下する高湿環境
下では、被帯電体あるいは帯電体のリークに対して不利
である。
【0009】かかる問題を解決するために特開平1−2
67667号公報に開示されるように、電源Eの交流成
分を所定の定電流制御をすることより、環境条件が変化
して帯電体のインピーダンスが変化しても、常に帯電体
と被帯電体との間に一定のピーク間電圧が印加され、被
帯電体に対するリークを防ぐと共に帯電不良を起こすこ
となく、均一で安定した帯電を行う帯電方式が提案され
ている。
【0010】しかし、本方式では図8に基づいて説明す
る動作過程により被帯電体上に電位変動が生じる。図8
に、上記ローラ帯電装置を用いた場合に、外部電源Eに
より「供給される電圧」と被帯電体上に形成される「表
面電位」の関係を示す。ここに、外部電源Eから帯電体
と被帯電体との間に印加される電圧を「実線」で示す。
被帯電体の電気抵抗は、帯電体の電気抵抗に比べて極め
て高いため、帯電体と被帯電との間に印加される直流電
圧成分は、定電圧直流電源E2 の出力電圧VDCに等しい
電圧が印加される。また、交流成分については定電流制
御により帯電体と被帯電体間に帯電開始電圧VTHの2倍
以上のピーク間電圧VP-P を持つ振動電圧が重畳されて
いる。
【0011】次に、被帯電体3に表面電位が形成される
過程を説明する。表面電位の生じていない(即ち、0
V)被帯電体3に対して帯電体4に印加された電圧(外
部電源Eからの供給電圧)が、帯電開始電圧VTHより大
きくなる(図8の符号a)と被帯電体3表面に帯電が開
始し、印加電圧が高くなるにつれて表面電位(「破線」
で示す)が上昇し、印加電圧が最大電圧Vmax (VDC
P- P /2)になると表面電位は(VDC−VP-P /2+
TH)まで達する(図8の符号b)。次いで、印加電圧
は低くなり初期段階は放電は生じないが、印加電圧と表
面電位の差がVTHを越えると再び放電を開始し(図8の
符号c)、印加電圧が最小電圧Vmin (VDC+VP-P
2)になるに従い表面電位は徐々に低くなり、(VDA
P-P /2−VTH)となる(図8の符号d)。そして、
再び印加電圧が高くなり、表面電位との差がVTHを越え
ると再度放電を開始する(図8の符号e)。
【0012】このように交流電圧の重畳された印加電圧
で帯電を行うことにより、被帯電体に表面電位が形成さ
れる。従って、被帯電体の表面には図8の「破線」で示
すように、交流電源の出力電圧の周波数と被帯電体の回
転周速度に応じた空間周波数の表面電位変動が生じる。
なお、図8に示す符号b〜符号eで示す表面電位の変化
が周期的に繰り返される。
【0013】上記表面電位変動を有する被帯電体に露光
を行い潜像形成を行う場合、露光の行われない部分の電
位(以下、暗電位と記す)に電位変動を有するのは勿論
であるが、露光が行われた部分の電位(以下、明電位と
記す)にも暗電位の電位変動ほどではないが若干の電位
変動が残る。従って、表面電位の高い部分での明電位と
低い部分での明電位の差により、現像時のトナーの付着
量に影響が生じる。
【0014】例えば、1ラインおきに主走査方向の直線
を繰り返し描画する場合、その直線の潜像のエッジ部が
表面電位変動による電位の高い部分であるのか、または
低い部分であるのかにより、線幅が若干変わる。この
為、直線の繰り返し描画による被帯電帯の潜像の空間周
波数と表面電位の電位変動の空間周波数が等しい場合、
あるいは整数倍の場合で微妙にその周波数に差がある場
合、隣接する線の線幅の太り/細りの位置が微妙にずれ
る。これにより直線の繰り返し描画の周波数より低い周
期の濃度ムラが生じる。この干渉ムラを一般にモアレ
(図9参照)と呼び、このモアレによる濃度差により高
品位な画像が得られない場合があった。
【0015】かかるモアレ発生の防止手段として、表面
電位の変動の空間周波数が直線の繰り返し描画の空間周
波数より高くなるように設定する手段、およびそれより
低い周波数でモアレの生じない領域に設定する手段があ
る。かかる手段を採用するためには、プリンタ装置(電
子写真装置)の高解像度化に伴い帯電の交流電源の周波
数を高くする必要があり、このため交流電流が大きくな
り交流電源の大容量化が必要となる。また、帯電体がそ
の周波数により振動し、その振動が可聴周波数に達し雑
音源となる場合もある。
【0016】これに対して、本願出願人は、先に、帯電
の交流電圧の周波数をランダムに変化させ、被帯電体上
の電位変動を不規則とすることにより前記モアレを目立
ち難くする帯電方式(接触帯電装置)を提案した(特願
平4−90435号)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記帯
電方式に、従来の定電流制御(特開平1−267667
号公報)を適用すると以下の問題が発生する。
【0018】即ち、帯電体と被帯電体との間のインピー
ダンスは、抵抗成分と容量成分の並列合成で与えられ
る。従って、交流成分を一定電流値で定電流制御を行っ
た場合、その周波数によって帯電体と被帯電体間に印加
される電圧は変動する。即ち、低周波数(周期が長い)
時に印加される交流成分のピーク間電圧VP-P は、高周
波数(周期が短い)時のピーク間電圧VP-P に比べて高
い値となる。つまり、被帯電体の表面電位の電位変動幅
を考えた場合、低周波数(周期の長い)の方が、高周波
数(周期の短い)の場合に比べて表面電位変動が大きい
ことになる。
【0019】従って、低周波数(周期が長い)時に印加
電圧が高くなるため帯電体が被帯電体に対してリークし
やすくなるとともに、表面電位変動により白かぶりが生
じ易くなる。また、低周波数時には印加電圧が低くなる
ため帯電不良が生じ易くなる等の問題点がある。
【0020】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、斑点状帯電ムラをなく
し、且つ、被帯電体の表面電位変動の周期と画像パター
ン周期によるモアレの発生を抑えた接触帯電装置を提供
することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、直流成分に交流成分が重畳された電圧を帯
電体に印加し、この帯電体を被帯電体に当接して前記被
帯電体を帯電せしめる接触帯電装置において、前記交流
成分を重畳する交流電源は、前記交流成分の周期を変化
せしめる周波数可変部と、この周波数可変部により可変
された周期に対応し、前記被帯電体へ印加する電圧を一
定にせしめる電流を供給する周波数対応電流供給部を備
えて構成した。
【0022】
【作用】周波数可変部により帯電体を介して被帯電体に
印加される交流成分の周波数が変化される。これによ
り、被帯電体上の表面電位の周期が一定でなくなり、モ
アレの発生が防止される。また、周波数対応電流供給部
により、前記周波数可変部により時々刻々変化される周
波数に対応し、被帯電体へ印加する電圧を一定にせしめ
る電流が供給される。
【0023】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。先ず、本発明の接触帯電装置を説明
し、次いで、本発明の接触帯電装置を適用した画像形成
装置(プリンタ装置)の一例を説明する。
【0024】先ず、本発明の原理を説明する。図5
(A)〜(C)に、帯電体と被帯電体との間におけるイ
ンピーダンスのモデル(A)と、帯電用の交流電流を定
電流制御としたときの帯電周波数−被帯電体印加交流の
ピーク間電圧特性(B)と、本発明の要旨に係る前記ピ
ーク間電圧が一定となるように帯電電流を制御したとき
の帯電周波数−帯電体交流電流特性(C)を示す。
【0025】図5(A)に示すように、帯電体4は抵抗
成分Raとコンデンサ成分(容量成分)Caとが並列接
続されて第1インピーダンスが構成され、被帯電体は抵
抗成分Rbとコンデンサ成分(容量成分)Cbとが並列
接続されて第2インピーダンスが構成されている。前記
第1,第2インピーダンスは直列接続され、その両端に
交流電源E1 が接続されている。Vbは、被帯電体3へ
の印加電圧である。
【0026】図5(B)に、従来行われていた定電流制
御を行った場合の被帯電体に印加される交流のピーク間
電圧の周波数特性を示す。周知の如く、被帯電体の容量
成分Caによるインピーダンスは、周波数が高くなると
小さくなり、周波数が低くなると大きくなる。つまり、
図5(B)に示すように、被帯電体3に印加される交流
のピーク間電圧Vbは、周波数が高くなると低くなり、
周波数が低くなると高くなる。従って、低周波数では電
圧Vbが大であるので帯電リークが発生しやすく、高周
波数では電圧Vbが小であるので帯電不良が発生しやす
くなると共に、被帯電体の表面電位変動の大きさが周波
数により変動するといった問題が生じる。
【0027】これらの問題を防ぐために、本発明では図
5(C)に示すように、常に被帯電体に印加される交流
のピーク間電圧Vbが一定となるように、帯電周波数f
に応じて帯電電流Icを可変制御する。
【0028】また、帯電周波数fを時々刻々変化させ、
被帯電体の表面電位の周期を変化させ、モアレの発生を
防止する。なお、このモアレ発生防止手段は、前述の本
願出願人の接触帯電装置の要旨である(特願平4−90
435号)。
【0029】次に、接触帯電装置を説明する。図1に接
触帯電装置の構成図を示す。なお、既に説明した部分に
は同一符号を付し、重複記載を省略する。
【0030】図1に示すように、従来のローラ転写方式
の接触帯電装置(図7参照)に、交流電圧の周期を適当
な周波数範囲で1サイクル毎にランダムに設定する周波
数可変部H1 と、この周波数可変部H1 により時々刻々
設定された周期に対応した定電流値を設定する周波数対
応電流供給部H2 とが追加されて構成されている。
【0031】これら各部H1 ,H2 により被帯電体に帯
電を行った場合、図2(A)に示すように、被帯電体の
表面電位の電位変動の周期がランダムとなり、かつ、表
面電位の電位変動が一定となる。このランダムな周期で
形成された表面電位に対して、例えば1ラインおきに主
走査方向の直線を繰り返し描画する場合、その1ライン
エッジ部が表面電位の変動の高い部分か低い部分かで線
幅が若干変わるが、表面電位の電位変動がランダムなた
め隣接する線の線幅の太り/細りの位置が大きくずれ
る。また、ランダムなため繰り返し周期とならず、モア
レの原因となる線幅の太り/細りは解決されないものの
モアレは非常に目立ち難くなる(図3参照)。また、前
述の如く表面電位の電位変動の電位も一定となることか
ら、用紙カブリのムラ等が発生し難くなる。ここに、前
述の同日出願にかかる接触帯電装置に対して従来の定電
流制御(特開平1−267667号公報)を単純に適用
すると、図2(B)に示すようになり、前記用紙カブリ
が発生してしまう。
【0032】なお、前記帯電体は、ローラに限らず、ブ
レード、ブラシ、ベルト等でも良い。また、交流電圧の
周波数もランダムな変化だけに限らず、連続的に変化す
る場合もその変化がある一定の変化率以上の場合に同様
の効果が得られる。
【0033】ここで、図4(A),(B)に基づいて、
前記周波数可変部H1 と周波数対応電流供給部H2 の具
体的構成を説明する。第1具体例は、図4(A)に示す
ように、CPU52には、乱数発生装置50と、数値及
び周波数と定電流との対応関係テーブルを有するROM
51と、周波数設定部53と、電流設定部54とが接続
されている。周波数設定部53は、交流電源E1 の一方
の入力端に接続され、電流設定部54は、交流電源E1
の他方の入力端に接続されている。
【0034】このように構成することにより、CPU5
2は乱数発生装置50の出力する乱数に基づいて被帯電
体3の表面電位を適宜に変化させる周波数と、この周波
数に対応した電流値をROM51から読出し、これら周
波数と電流値とをそれぞれ周波数設定部53と電流設定
部54に出力する。その結果、周波数設定部53と電流
設定部54とから周波数と電流を制御する制御信号が交
流電源E1 に送られ、図2(A)に示すような、表面電
位の周波数が変化され、かつ、表面電位を一定に制御す
る帯電信号が、帯電体4を介して被帯電体3に送られ
る。
【0035】第2具体例は、図4(B)、(C)に示す
ように、前記ROM51とCPU52の代わりに、基準
交流電圧供給装置55を備え、この基準交流電圧供給装
置55から供給される基準交流電圧を、周波数設定部5
3と電流設定部54に入力する。周波数設定部53と電
流設定部54は、基準交流電圧の電圧レベルに応じて周
波数と電流値を決定し、交流電源E1 に供給される。
【0036】次に、本発明の接触帯電装置を適用した画
像形成装置を説明する。図6に示すように、画像形成装
置は、シート材給送部Aとレーザビームプリンタ部Bと
を組み合わせてなる。
【0037】先ず、レーザビームプリンタ部Bを説明す
る。プリンタ部Bは、プリンタ外装筺1の内部に収納さ
れ、プリンタ外装筺1の上端面側が装置の前面(手前
面)である。プリンタ外装筺1の右方には、プリンタ前
面板1Aが備えられ、前面板1Aはプリンタ外装筺1に
対して下辺側のヒンジ軸1Bを中心に、2点鎖線で示す
ように「倒し開き操作」、実線で示すように「起し閉じ
操作」が自由になるように構成されている。ここに、プ
リンタ装置に対するプロセスカートリッジ2の着脱操作
やプリンタ装置内部の点検・保守等は、前面板1Aを
「「倒し開き操作」を行って」プリンタ装置内部を大き
く開放することにより行われる。
【0038】即ち、プロセスカートリッジ2は、カート
リッジハウジング2aに感光ドラム3、帯電ローラ4、
現像器5、クリーナ6の4つの作像プロセス機器を内包
されてなり、プリンタ前面板1Aを2点鎖線で示すよう
に「倒し開いて」プリンタ外装筺1内の所定の収納部に
対して着脱自在である。プロセスカートリッジ2は、プ
リンタ装置内に正規に装着されることにより、プロセス
カートリッジ側とプリンタ装置側の両者の機械的駆動系
統・電気回路系統が相互にカップリング部材(不図示)
を介して結合され、機械的・電気的に一体化される。
尚、本実施例ではプロセスカートリッジ内に感光ドラ
ム、帯電ローラ、現像器、クリーナを一体的に備えた場
合を示したが、これに限らず、少なくとも感光ドラムと
帯電ローラとが一体的に支持されていて、本体装置に対
して着脱可能となっていればよい。
【0039】プリンタ外装筺1内の奥側には、レーザビ
ームスキャナ部7が配設され、このスキャナ部7は半導
体レーザ、スキャナモータ7a、ポリゴンミラー7b、
レンズ系7c等から構成されている。前記スキャナ部7
aから発せられるレーザビームLは、プリンタ装置内に
装着されているカートリッジを収納するカートリッジハ
ウジング2aの露光窓2bからハウジング2a内にほぼ
水平に進入し、ハウジング内に上下に配設されているク
リーナ6と現像器5との間の通路を通って感光ドラム3
の左側面の露光部3aに入射し、感光ドラム3面の母線
方向に走査露光する。
【0040】プリンタ前面板1Aの下辺側の外方へ突出
され、且つ前上がりに傾斜されてマルチフィードトレイ
8が配設され、このトレイ8には複数枚のシート材Sを
同時にセット可能である。
【0041】プリンタ前面板1Aの内側の下方には、シ
ート材供給ローラ10が配設され、この供給ローラ10
の左方に接触されて搬送ローラ12が配設されている。
プリンタ前面板1Aの内側の前記供給ローラ10の上方
には転写ローラ13が配設され、転写ローラ13の上方
には定着ローラ対15a・15bが配設されている。前
記転写ローラ13と定着ローラ対15a・15bとの間
には、シート材ガイド板14が配設され、定着ローラ対
15a・15bのシート材出口側には材排出ローラ16
が配設され、その右方には排出シート材受けトレイ17
が配設されている。
【0042】次に、動作を説明する。プリンタの制御系
(図示せず)に画像形成スタート信号が入力されると、
感光ドラム3が矢示の反時計方向に所定の周速度で回転
駆動され、その周面が帯電ローラ4で正又は負の所定の
極性に一様帯電される。帯電ローラ4は所定の電圧を印
加した導電性部材であり、感光ドラム3は該ローラによ
り所謂接触(又は直接)帯電方式で帯電処理される。該
帯電ローラ4は感光ドラム3に従動回転させてもよい
し、逆方向に回転させてもよいし、非回転のものにして
もよい。
【0043】次いで、前記感光ドラム3の一様帯電面に
露光部3aにおいて、前記レーザビームスキャナ部7か
ら出力される画像情報の時系列電気画像信号に対応した
画素レーザ光Lが入射して、ドラム3面がドラム母線方
向に順次に該レーザ光Lによる主走査を受けることによ
り、感光ドラム3面の画像情報の静電潜像が形成されて
いく。
【0044】そのドラム3面の形成潜像は、現像器5の
現像スリーブ(又はローラ)5aに担持されている現像
剤により順次にトナー現像されていく。現像剤(トナ
ー)tは、収納室5bに収納されている。
【0045】一方、マルチフィードトレイ8上にセット
されたシート材(転写用紙)Sのうち最上位のシート材
が矢示方向に回転駆動された給送ローラ10からプリン
タ装置内の引き込まれ、引続き給紙ローラ10と搬送ロ
ーラ12のニップ部に挟まれて感光ドラム3と転写ロー
ラ13との対向接触部(転写部)へ向けて感光ドラム3
の回転周速度と同じ一定速度で給送されていく。
【0046】前記転写部へ給送されたシート材は、感光
ドラム3と転写ローラ13の間を順次通過していく過程
で転写ローラ13に印加される電圧(トナーとは逆極性
の電圧)と転写ローラ13と感光ドラム3に対する圧接
力とにより感光ドラム3面側のトナー像の転写を順次に
受ける。転写ローラ13への電圧印加は、給送シート材
の先端辺が感光ドラム3と転写ローラ13との接触部
(転写部)に到達したとき行われる。
【0047】前記転写部を通過したシート材Sは、感光
ドラム3面から分離されてガイド板14に案内されて定
着ローラ対15a・15bへ導入される。定着ローラ対
15a・15bのうちシート材Sの像転写面に接触する
側のローラ15aにはハロゲンヒータが内蔵された加熱
ローラであり、シート材Sの裏面側に接触する側のロー
ラ15bは弾性体製の加圧ローラである。前記像転写を
受けたシート材Sは該ローラ体15a・15bを通過し
ていく過程で転写されているトナー像が熱と圧力でシー
ト材面に定着され、排出ローラ16でトレイ17上に画
像形成物(プリント)として排出される。
【0048】トナー像転写後の感光ドラム3面はクリー
ナ6のクリーニングブレード6aにより転写残りトナー
分やその他の汚染物の拭掃除去を受けて清浄面化され繰
り返して像形成に供される。
【0049】また、マルチフィードトレイ8を使用する
かわりにシート材給送装置Aのカセット40から給紙さ
れた場合、カセット40に積まれたシート材Sのうち最
上位のシート材がピックアップローラ26によりレジス
トローラ28、55に送られ矢印方向に進み、前述した
ようにシート材Sは給送ローラ10と搬送ローラ12と
の間に給送されていく。
【0050】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば、被帯電体の表面電位の周期が変動し、
かつ、表面電位が一定になるので、斑点状帯電ムラをな
くし、且つ、従来モアレが発生する為使用されなかった
低周波数領域で帯電を行っても被帯電体の表面電位変動
の周期と画像パターン周期によるモアレの発生を抑える
ことが可能となる。従って、交流電源装置を小型にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】(A)は、前記実施例において表面電位の周期
を変動させ、かつ、表面電位を一定にした状態を説明す
る図であり、(B)は、表面電位の周期を変動させたも
のの、表面電位が不安定な状態を説明する図である。
【図3】前記実施例においてモアレが防げる状況を示す
概念図である。
【図4】(A),(B)は、前記実施例における周波数
可変部および周波数対応電流供給部の具体例のブロック
図である。
【図5】本発明の原理を説明する図であって、(A)
は、帯電体と被帯電体のインピーダンスモデルを示す
図、(B)は、帯電周波数−被帯電体印加交流電圧特性
を示す図、(C)は、帯電周波数−帯電交流電流特性を
示す図である。
【図6】本発明の接触帯電装置を用いたレーザビームプ
リンタの断面図である。
【図7】従来の接触帯電装置の構成図である。
【図8】従来の接触帯電装置における帯電の生じる過程
を示す図である。
【図9】モアレが発生する状況を示す概念図である。
【符号の説明】
3…被帯電体 4…帯電体 31…感光ドラム 41…帯電ローラ 51…周波数/電流テーブルを格納したROM 52…CPU 53…周波数設定部 54…電流設定部 E…電源 E1 …交流電源 E2 …定電圧直流電源 H1 …周波数可変部 H2 …周波数対応電流供給部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流成分に交流成分が重畳された電圧を
    帯電体に印加し、この帯電体を被帯電体に当接して前記
    被帯電体を帯電せしめる接触帯電装置において、 前記交流成分を重畳する交流電源は、前記交流成分の周
    期を変化せしめる周波数可変部と、この周波数可変部に
    より可変された周期に対応し、前記被帯電体へ印加する
    電圧を一定にせしめる電流を供給する周波数対応電流供
    給部を備えたことを特徴とする接触帯電装置。
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