JPH05297468A - 手形・小切手のマイクロカメラ - Google Patents

手形・小切手のマイクロカメラ

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JPH05297468A
JPH05297468A JP12425792A JP12425792A JPH05297468A JP H05297468 A JPH05297468 A JP H05297468A JP 12425792 A JP12425792 A JP 12425792A JP 12425792 A JP12425792 A JP 12425792A JP H05297468 A JPH05297468 A JP H05297468A
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bill
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microfilm
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Yutaka Takahashi
豊 高橋
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真一 設楽
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手形あるいは小切手の画像と分類・集計デー
タとを、検索能率が向上できるように撮影でき、またマ
イクロフィルムに撮影可能な枚数を増やすことができる
手形・小切手のマイクロカメラを提供する。 【構成】 手形・小切手の画像と、この手形・小切手を
含む群の分類・集計データとをマイクロフィルムに撮影
する手形・小切手のマイクロカメラにおいて、前記マイ
クロフィルムを幅方向に2つの領域に分割し、一方の領
域に前記画像を、他方の領域に前記分類・集計データを
それぞれ撮影する。ここに2つの各領域には別々の検索
用マークを付しておくのが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振出された手形・小切
手の金額を磁気インキによってこの手形・小切手に印字
すると共に、この手形・小切手の画像をマイクロフィル
ムに撮影するために用いるマイクロカメラに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】銀行から発行された手形・小切手は振出
人から金額などが書込まれて振出され、受取人は裏書き
後にこの手形・小切手を銀行に持ち込む。
【0003】この持込み銀行では持ち込まれた手形・小
切手を分類し、その金額を磁気インキで所定欄に書込
み、マイクロフィルムに撮影する。この手形・小切手と
マイクロフィルムとは手形交換所に集められて各銀行に
振り分けられる。そして対応する各銀行において対応す
る銀行口座から金額が引き落とされる。
【0004】このような手形・小切手の流れの中で金額
や分類等の読取りを自動で行うため、これら金額や分類
等は磁気インキで印字される。この磁気インキを用いた
文字認識はMagnetic Ink Character Recognitionと呼ば
れ、以下MICRという。
【0005】金額以外の分類等に関するデータは、手形
・小切手の発行時に予めMICRプリンタによりMIC
R印字されている。ここに分類等に関するデータは、手
形・小切手の区分、自行・他行の別、銀行コード、代金
取立手形や商業手形や担保手形等の種別、交換所、支店
コード、日付、などである。
【0006】金額は振出し時に記入されるため、持込み
銀行でこの金額をMICR印字する必要がある。従来は
この金額のMICR印字は、オペレータによりキーボー
ドから手入力により行われていた。
【0007】図5はこのMICR印字の入力とマイクロ
フィルム撮影とを行うための従来の装置、すなわちマイ
クロカメラの概念図、図6は手形・小切手の処理の流れ
図、図7はマイクロフィルムの撮影例を示す図、図8と
図9は振出し前とMICR印字後の手形を示す図であ
る。
【0008】まず銀行から手形・小切手が発行される
(図6のステップ100)。図8はこの発行された手形
Aを示すものであり、ここには分類等に関するデータが
予め記入されている。この図8においてaは手形番号、
bは交換所名および番号、cは支払期日、dは支払地、
eは支払場所、fは振出日、gは振出地住所、hは振出
人名、のそれぞれの記入欄である。またiは金額の記入
欄である。なおjは振出人名をカタカナで記入する欄で
ある。
【0009】これらの各欄a〜jのうち、c、f、g、
h、iを除く各欄は銀行からの発行時に予め通常のイン
クすなわち磁気インキ以外のインクで記入されている。
そしてその他の欄c、f、g、h、iは手形の振出し時
に記入される。
【0010】この手形Aの下部にはMICR印字欄k、
mが設けられている。印字欄kには前記分類に関するデ
ータがMICR印字される。例えば手形の種別、交換所
番号、銀行名、支店、振出人の決済口座番号、手形番号
等が数字と符号とによって手形Aの発行時にすでに書込
まれている。印字欄mは金額をMICR印字する欄であ
り、ここは空白である。
【0011】振出人はこの手形Aに金額やその他必要事
項を記入して振出す(ステップ102)。この振出され
た手形B(図1参照)の受取人は裏書きして(ステップ
104)、銀行へ持込む(ステップ106)。この銀行
では図5に示すマイクロカメラ1を用いて図8の手形A
の欄mに金額欄iの数字をMICR印字する(ステップ
108)。
【0012】マイクロカメラ1は、一群の手形Bを収容
するフィーダ2から手形Bを1枚づつ搬送路3によって
スタッカー4に送られる。搬送路3には、搬送方向に沿
ってMICRプリンタ5、光学系6が順に配設されてい
る。MICRプリンタ5はコントローラ7の指令に基づ
いてMICR印字欄mにキーボード8から入力された金
額を印字する。
【0013】オペレータ9はフィーダ2に載せた手形B
の金額欄iを見てこのキーボード8から金額を入力する
ものである。コントローラ7はこのキーボード8から入
力された金額をキー入力判別部7aにおいて判別し、こ
の金額をMICRプリンタ5からMICR印字欄mに書
き込ませる。この結果手形Bは図9に示す手形Cとな
る。
【0014】この手形Cは光学系6に送られてマイクロ
フィルム10に撮影される。マイクロフィルム10は供
給リール11から撮影ローラ12を介して巻取りリール
13に送られる。フィルム10は撮影ローラ12の上半
周面に密着して移動し、ここに前記光学系6は手形Cの
表と裏とを結像する。この結果表と裏との画像Ca 、C
b が図7に示すように並べて写し込まれる(図6のステ
ップ110)。
【0015】コントローラ7は、分類・集計部7bにお
いてキーボード8から入力された金額の合計を行い、そ
の結果を日付、銀行名等の他のデータと共にプリンタ1
4に出力させる。この出力結果はジャーナルプリント1
5と呼ばれる。このジャーナルプリント15は光学系6
にセットされ、マイクロフィルム10の先頭、最後など
所定の位置に写し込まれる(図6のステップ112)。
図7の15Aはこのジャーナルプリント15の撮影画像
である。
【0016】従来は図7のように、マイクロフィルム1
0の幅方向に手形Cの表と裏の画像Ca 、Cb を並べて
撮影し、また一つの群の処理が終るとこの群の最後ある
いは最初にジャーナルプリント15を写し込んでいた。
そして続けて他の群の手形Cの撮影を行いその群のジャ
ーナルプリント15を撮影していた。また手形Cの画像
とジャーナルプリント15の各コマに検索用のマークす
なわちブリップマーク16、17を付していた。
【0017】
【従来技術の問題点】このように従来は1つの手形Cあ
るいは小切手(以下単に手形という)の表と裏の画像を
マイクロフィルム10の幅方向に並べ、ジャーナルプリ
ント15を一群の手形Cの画像に続けて撮影していたた
め、検索時に手形画像とジャーナルプリントの画像とが
混ざり検索能率が悪いという問題があった。
【0018】またブリップ16、17が共通のセンサで
検出されるから、隣接するブリップ16同志あるいは1
6と17とを区別するために、高速化に限界が生じる。
このため分類・集計デ−タの検索では高精度な位置決め
が不要であるにもかかわらず、特に手形画像の検索では
位置決め精度を高くする必要があるため、結局検索速度
を上げるのが困難であった。
【0019】また多数の群を1本のマイクロフィルムに
撮影する時には、各群ごとにジャーナルプリント15が
撮影されるため、手形Cの撮影可能な枚数が少なくなる
という問題もあった。
【0020】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、手形あるいは小切手の画像と分類・集計デ
ータとを検索能率の向上が図れるように撮影することが
でき、またマイクロフィルムに撮影可能な枚数を増やす
ことができる手形・小切手のマイクロカメラを提供する
ことを目的とする。
【0021】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、手形・小切
手の画像と、この手形・小切手を含む群の分類・集計デ
ータとをマイクロフィルムに撮影する手形・小切手のマ
イクロカメラにおいて、前記マイクロフィルムを幅方向
に2つの領域に分割し、一方の領域に前記画像を、他方
の領域に前記分類・集計データをそれぞれ撮影すること
を特徴とする手形・小切手のマイクロカメラにより達成
される。ここに2つの各領域には別々の検索用マークを
付しておくのが望ましい。
【0022】
【作用】群の検索時には分類・集計データが撮影された
領域だけを見ながら高速で検索し、群の検索が終ったら
その群に含まれる手形・小切手の画像を他方の領域を見
ながら位置決め精度を高くして検索する。
【0023】
【実施例】図1は本発明の一実施例の概念図、図2はそ
の動作流れ図、図3はマイクロフィルムの撮影例を示す
図である。図1で符号30はフィーダ、32はスタッカ
であり、その間の搬送路33には、フィーダ30側から
順にOCR(Optical Character Reader: 光学的文字読
取装置)34、排出手段36、MICRリーダ38、M
ICRプリンタ40、光学系42、排出手段44が配設
されている。
【0024】OCR34は手形Bの金額欄i(図8、9
参照)の数字、記号を読取るものであり、その内容がコ
ントローラ46のOCR判別部46aで判別される(図
2のステップ120)。排出手段36はこのOCR判別
部44aが判別できなかった時に搬送路33内に進入し
てこの手形B1を排出するレバーを備える。ここで排出
された手形Bはスタッカ48に集められている(ステッ
プ122)。
【0025】MICRリーダ38はMICR印字欄k
(図8、9)の分類等のデータを読取り、コントローラ
46の分類判別部46bで内容が判別されメモリされる
(ステップ124)。MICRプリンタ40はこのOC
R34で読取った金額をMICR印字欄mに印字する
(ステップ126)。この手形Bは光学系42によっ
て、前記図5と同様に送られるマイクロフィルム50に
表裏同時に撮影される(ステップ128)。なおフィル
ム50送り機構は図5と同様なので同一符号を付してそ
の説明は省く。排出手段44は手形Bの送りにジャムや
重送などの不具合が生じて適正な撮影ができなかった時
に排出するものである。
【0026】48はLEDアレイなどからなる写込み手
段であり、撮影ローラ12の側方にある。この写込み手
段48にはコントローラ46の集計部46cと分類判別
部46bとの出力が導かれ、図3に示すように分類等の
データ、合計金額、検索用マーク52、54等を写し込
む(ステップ130)。
【0027】ここにマイクロフィルム50はその幅方向
の2つの領域S1 、S2 に区分けされ、その一方の領域
1 に手形Cの表裏の画像Ca 、Cb が光学系42によ
って幅方向に並べて撮影される。また他方の領域S2
は、前記図5で説明したジャーナルプリント15と同様
な内容の分類データや合計金額などが、写込み手段48
によって15Bで示すように写し込まれる。検索用マー
ク52、54は例えばブリップマークで形成することが
できる。
【0028】図1で60は、排出手段36で排出した手
形B1の金額を入力するためのキーボードである。排出
手段36がこの手形B1を排出すると手形Bの搬送が停
止し、キーボード60からの入力を待ってこの手形B1
を搬送路33に戻す。62はこの手形B1を戻すための
フィーダである。
【0029】従って手形B1を排出すると、この手形B
1の金額をキーボード60で入力するまで搬送が停止
し、キーボード60の入力内容がコントローラ46のキ
ー入力判別部46dで判別される。そして搬送路33に
戻されたこの手形B1はMICRリーダ38でMICR
印字欄kが読取られた後(図2のステップ124)、キ
ーボード60から入力された金額をMICRプリンタ4
0で印字する(ステップ126)。なお手形B1が排出
される度に搬送を停止するのでなく、フィーダ62にた
めて一括して手入力しかつ搬送路33に戻すようにして
もよい。このようにして作成されたマイクロフィルム5
0、10は手形Cと共に交換所へ送られる(ステップ1
34)。
【0030】図4は他の実施例によるマイクロフィルム
の撮影例を示す図である。このフィルム50Aでは領域
2 に分類・集計データを15Cで示すように写し込む
と共に、バーコードからなる検索用マーク54Aを付し
たものである。なおこの場合には検索装置(図示せず)
にこのマーク54Aを読むためのバーコードリーダを設
けることが必要なのは勿論である。このバ−コ−ドは分
類・集計デ−タの内容を示すものとすることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、マイク
ロフィルムを幅方向に2つの領域に分け、一方に手形・
小切手の画像を、他方にこの手形・小切手を含む群の分
類・集計データをそれぞれ撮影したものであるから、検
索時にはまず分類・集計データの領域だけを見て高速で
目的とする群を探し出し、その後この群内の手形・小切
手の画像を検索すればよいから、検索し易く能率が良
い。
【0032】また群の検索では位置決め精度を低くしつ
つ高速で検索し、手形・小切手の画像の検索では位置決
め精度を高くするように構成でき、能率の良い検索が可
能になる。ここで検索用マークは、各領域ごとに別に設
けておけば、このマークの読取りも高速かつ高精度に行
うことが可能になる(請求項2)。
【0033】この発明の装置は、手形・小切手の金額を
OCRで読取り、この金額をMICRプリンタで印字す
る一方、予めMICR印字された分類データなどをMI
CRリーダで読取り、OCRで読取った金額と共に分類
・集計データを作って写込み手段によりマイクロフィル
ムの一方の領域(S2 )に写し込むように構成すること
ができる(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概念図
【図2】その動作流れ図
【図3】本発明によるマイクロフィルムの撮影例を示す
【図4】本発明によるマイクロフィルムの他の撮影例を
示す図
【図5】従来装置の概念図
【図6】手形・小切手の処理の流れ図
【図7】マイクロフィルムの撮影例を示す図
【図8】振り出し前の手形の図
【図9】金額をMICR印字した手形の図
【符号の説明】
5、34 OCR 6、42 光学系 10、50、50A マイクロフィルム 15A、15B 分類・集計データの画像 38 MICRリーダ 40 MICRプリンタ 46 コントローラ 48 写込み手段 52、54、54A 検索用マーク 60 キーボード A、B、B1、C 手形 Ca 、Cb 手形の表と裏の画像 S1 、S2 領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手形・小切手の画像と、この手形・小切
    手を含む群の分類・集計データとをマイクロフィルムに
    撮影する手形・小切手のマイクロカメラにおいて、前記
    マイクロフィルムを幅方向に2つの領域に分割し、一方
    の領域に前記画像を、他方の領域に前記分類・集計デー
    タをそれぞれ撮影することを特徴とする手形・小切手の
    マイクロカメラ。
  2. 【請求項2】 一方の領域には画像検索用マークが、他
    方の領域には分類・集計データ検索用マークが別々に付
    されている請求項1の手形・小切手のマイクロカメラ。
  3. 【請求項3】 金額を読取るOCRと、前記OCRより
    下流側にあり前記OCRで読取った金額をMICR印字
    するMICRプリンタと、手形・小切手に予めMICR
    印字により書き込まれた手形・小切手の分類を示すデー
    タを読取るMICRリーダと、前記OCRおよびMIC
    Rリーダの出力を用いてこの手形・小切手を含む群の分
    類と集計とを行うコントローラと、求めた分類および集
    計の結果を前記マイクロフィルムに写し込む写込み手段
    と、手形・小切手の画像をマイクロフィルムに撮影する
    光学系とを備える請求項1または2の手形・小切手のマ
    イクロカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103824373A (zh) * 2014-01-27 2014-05-28 辰通智能设备(深圳)有限公司 一种票据图像金额分类方法及系统

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