JPH05297331A - 光可変減衰装置 - Google Patents

光可変減衰装置

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JPH05297331A
JPH05297331A JP12412592A JP12412592A JPH05297331A JP H05297331 A JPH05297331 A JP H05297331A JP 12412592 A JP12412592 A JP 12412592A JP 12412592 A JP12412592 A JP 12412592A JP H05297331 A JPH05297331 A JP H05297331A
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JP
Japan
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optical
light
attenuation
modulator
input light
Prior art date
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Pending
Application number
JP12412592A
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English (en)
Inventor
Kotaro Sugita
耕太郎 椙田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPH05297331A publication Critical patent/JPH05297331A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光の減衰量の変化速度を高速化し、同時に装
置の小型化をはかる。 【構成】 光ファイバ1aにより入力光21が光可変減
衰装置10内に導入され、この入力光21は、光分岐器
2により分岐されて光パワーモニタ3と電気−光学光変
調器5とに送り込まれる。光パワーモニタ3はホトダイ
オードなどにより構成され、入力光21のパワーに比例
した光電流23を発生させる。減衰量制御部4は、光電
流23により入力光21のパワーの大小を判断し、入力
光21がある一定のパワーを超えたとき、光変調器5に
適切な減衰量を与えるための制御信号24(印加電圧)
を送る。電気−光学光変調器5(電界吸収型光半導体変
調器)は制御信号24により光の減衰量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ通信システ
ム等を構成する光伝送路において、後段への過大な光入
力を避けるために用いられる光可変減衰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、光ファイバ通信において、光受
信装置への過大な光入力は、装置内部のホトダイオード
に過大な光電流が流れ、入出力線形性の低下、応答特性
や素子信頼性の劣化、あるいは前置増幅器の飽和などの
悪影響を招く。こうした悪影響を避けるには、光伝送路
に光減衰装置を挿入して適切な減衰量を与えることが必
要となる。光減衰装置には、減衰量が固定のものと、減
衰量を変化させることのできる光可変減衰装置とがある
が、光のパワーが大きく変化するなど使用状況が変化す
る場合には、光可変減衰装置が用いられる。
【0003】図3の(a)は、従来の光可変減衰装置の
ブロック図である。同図に示されるように、従来の光可
変減衰装置10は、光ファイバ1a、1b、光分岐器
2、光パワーモニタ3、減衰量制御部4、光可変減衰器
6から構成されていた。
【0004】光ファイバ1aにより光可変減衰装置10
内に導入された入力光21は、光分岐器2により分岐光
22a、22bに分岐され、それぞれ光パワーモニタ3
と光可変減衰器6とに送り込まれる。光可変減衰器6の
出力光25は光ファイバ1bを介して装置外に導出され
る。
【0005】光パワーモニタ3はホトダイオードなどに
より構成され、入力光21のパワーに比例した光電流2
3(あるいは光起電力)を発生させる。減衰量制御部4
は光電流23により入力光21のパワーの大小を判断
し、入力光21がある一定のパワーを超えたとき、つま
り光電流23がある基準電流値を超えたときに光可変減
衰器6に減衰量を制御するための制御信号24を送る。
【0006】光可変減衰器6は、例えば円周方向に光の
透過率(減衰量)を変化させたガラス円盤を手動あるい
はモータなどで回転させて光の透過部分を変化させるこ
とにより、機械的に減衰量を変化させるものであり、こ
こでは制御信号24に従って減衰量を変化させている。
このようにして、光可変減衰装置10は、入力光21と
出力光25のパワーの関係が図3の(b)のようになる
ように、出力光25のパワーがある一定値を超えること
のないように入力光21のパワーを減衰させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光減衰
装置では、機械的に光の減衰量を変化させているため、
減衰量が変化するまでの速度が遅くミリ秒以下の高速動
作が困難であるという欠点があった。また、光可変減衰
器6に前述のようにガラス円盤やモータ等の機構部品が
使用されているため小型化が困難であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光可変減衰装置
は、電気−光学光変調器を有し、入力光パワーに応じた
電気制御信号により前記電気−光学光変調器の出力光振
幅が制御されることを特徴としている。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の第1の実施例のブロック
図である。同図に示されように、本実施例の光可変減衰
装置10は、入力光21を装置内に導入する光ファイバ
1aと、入力光21を分岐光22a、22bに分岐する
光分岐器2と、一方の分岐光22bを光電流23に変換
する光パワーモニタ3と、光電流23から制御信号24
を生成する減衰量制御部4と、分岐光22aが入力さ
れ、これに制御信号24に応じた減衰を加えて出力光2
5を出力する電気−光学光変調器5と、出力光25を装
置外に導出する光ファイバ1bと、により構成されてい
る。
【0010】ここで、電気−光学光変調器5は、素子へ
の印加電圧により光の吸収量が変化する電界吸収型光半
導体変調素子を用いた変調器であり、図1の(b)の特
性図に示されるように、印加電圧の上昇に伴って減衰量
が増大する特性を有する。減衰量制御部4は、従来例の
場合と同様に、光電流23により入力光21のパワーの
大小を判断し、入力光21がある一定のパワーを超えた
ときに電気−光学光変調器5に適切な減衰量を与えるた
めの制御信号24(印加電圧)を送る。
【0011】このように本実施例の光可変減衰装置は、
光の減衰量を電気的に制御するものであるため高速動作
が可能であり、また半導体素子を用いるものであるため
装置の小型化を実現することができる。さらに光変調器
は、光分岐器やホトダイオードとモノリシックに集積化
することが可能であり、そのようにした場合には一層の
小型化が可能である。
【0012】次に、本発明の第2の実施例について図2
を参照して説明する。本実施例では、図2の(a)に示
すように、第1の実施例における光分岐器2、光パワー
モニタ3が除去されており、、減衰量制御部4へは電気
−光学光変調器5から直接光電流23が送られる。
【0013】本実施例における電気−光学光変調器5も
先の実施例と同様の電界吸収型光半導体変調素子を用い
ており、ホトダイオードと同様に吸収した光を光電流に
変換する機能を有するため、光減衰器として働くと同時
に第1の実施例における光パワーモニタ3の機能もはた
すことができる。従って、この光電流23がある基準電
流値を超えたときに減衰量制御部4が電気−光変調器5
に印加する電圧を上昇させ、減衰量を増加させる。ただ
し、ここで印加電圧を上げ減衰量を増加させた場合、光
の吸収量が増える分だけ発生する光電流も増えるため、
適正光出力強度の指標となる基準電流値は、図2の
(b)に示すように印加電圧が大きい場合には大きくな
るような関数とする必要がある。
【0014】このように第2の実施例では、第1の実施
例と比較して減衰量制御部4が多少複雑になるものの、
光分岐器2、光パワーモニタ3が不要となり部品点数を
削減することができるため、コストの低減および装置の
一層の小型化を図ることができる。
【0015】以上好ましい実施例について説明したが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、各種
の変更が可能である。例えば、光変調器5に加える制御
信号は入力光の強度が所定の値を超えたときのみでな
く、常時与えるようにしてもよい。また、光変調器とし
ては、電界吸収型半導体光変調器に代え他の電気−光学
効果を利用した変調器を用いることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光可変減
衰装置は、電気−光学光変調器を用いて光の減衰量を電
気的に制御できるようにしたものであるので、本発明に
よれば、減衰量の変化をナノ秒程度以下の高速で制御す
ることが可能となる。また、従来の減衰装置のように機
構部品が用いられていないので、装置の小型化を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図とそこで用
いられる電気−光学光変調器の特性を示すグラフ。
【図2】本発明の第2の実施例のブロック図と印加電圧
と基準電流値の関係を示すグラフ。
【図3】従来例のブロック図とその入・出力特性を示す
グラフ。
【符号の説明】
1a、1b 光ファイバ 2 光分岐器 3 光パワーモニタ 4 減衰量制御部 5 電気−光学光変調器 6 光可変減衰器 10 光可変減衰装置 21 入力光 22a、22b 分岐光 23 光電流 24 制御信号 25 出力光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光が電気制御信号によって強度変調
    されて出力する電気−光学光変調器と、入射光の強度に
    応じた電気制御信号を前記電気−光学光変調器へ出力す
    る制御装置と、を具備する光可変減衰装置。
JP12412592A 1992-04-17 1992-04-17 光可変減衰装置 Pending JPH05297331A (ja)

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