JPH05297127A - 移動体識別装置の交信方式 - Google Patents

移動体識別装置の交信方式

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JPH05297127A
JPH05297127A JP4095631A JP9563192A JPH05297127A JP H05297127 A JPH05297127 A JP H05297127A JP 4095631 A JP4095631 A JP 4095631A JP 9563192 A JP9563192 A JP 9563192A JP H05297127 A JPH05297127 A JP H05297127A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】固定された質問器と移動体に保持された応答器
との間で非接触で交信を行う移動体識別装置において、
余分な送信コマンドを省略可能とし、交信フォーマット
に自由度を持たせることによりデータ伝送を効率化し、
高速で移動する移動体に応答器を保持させた場合でも、
確実に交信可能とする。 【構成】質問器1は、応答器2からの信号を所定長さ分
(例えば、1バイト分)受信するごとにリセットされて
受信時間をカウントするタイマーカウンタ18を備え、
所定長さ分以上にわたり応答器2からの信号が受信され
ないときにタイマーカウンタ18のカウント値に基づい
てフレーム間の区切りを判定する。 【効果】質問器1からのコマンドを重複して送信する必
要がなくなり、交信効率を改善できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体に保有された応
答器に対して、質問器から電波などの非接触交信手段を
用いて応答器の識別番号を読み取ったり、応答器へデー
タを書き込んだりする移動体識別装置における交信方式
に関するものであり、例えば、列車などの高速で移動す
る移動体を識別することにより運行管理を行うシステム
や、自動車を識別することによって有料道路を通過する
自動車を管理するシステム、その他FA分野や物流分野
において利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の移動体識別装置の概略構成
を示している。質問器1から電波などの非接触交信手段
を用いて質問信号Qを応答器2に送信する。応答器2
は、この質問信号Qを受信して、自己の識別番号を含む
応答信号Aを返信する。質問器1は、この応答信号Aを
受信することにより、応答器2の識別番号を読み取るも
のである。また、質問信号Qに含まれるデータにより、
質問器1から応答器2へデータを書き込んだりする。
【0003】この種の無線通信システムでは、マルチパ
ス、妨害波、干渉波等の影響により、1回の交信ではデ
ータが正常に受信できない場合もあり、複数回の交信を
行うことによってデータ誤りや失報を防ぎ、システムの
信頼性を高める方法がよく用いられている。
【0004】図5は、質問器1から応答器2のデータを
2回読み出す場合の通信フォーマットを示している。こ
の通信フォーマットでは、一つのコマンドに対して数バ
イトからなる一つのフレームをレスポンスとして返信し
ている。図5(a)は質問信号Qの信号フォーマット、
図5(b)は応答信号Aの信号フォーマットを示してい
る。図5(a)において、COM1は質問の内容を示す
コマンドであり、BCCはデータ伝送の誤りを検出する
為のチェックコードである。図5(b)において、CO
M1は応答の内容(前記質問の内容と同じである)を示
すコマンドであり、ID1は応答器2の識別番号、DT
1は応答器2から読み出したデータ、BCCは伝送誤り
を検出するためのチェックコードを示している。
【0005】このような移動体識別装置を利用して、列
車に応答器2を搭載し、線路沿いの所定箇所に設置され
た質問器1と交信させて、列車を識別することにより列
車の運行管理を行うシステムや、自動車に応答器2を搭
載し、料金所等の近傍に設置された質問器1と交信させ
て、自動車を識別することにより有料道路を通過する自
動車を管理するシステム(例えば、特開平3−1897
92号公報参照)等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の移動
体識別装置における交信方式では、図5に示したよう
に、一つのコマンドに対して1フレームの返信データが
対応しているので、交信の信頼性を高めるために、同じ
内容のデータを数回連続して読み出したい場合において
もコマンドを毎回送信しなければならず、時間的なロス
が生じていた。また、一つのコマンドに対して数フレー
ムを連続して返信するようなコマンドを付加したとして
も、受信側ではその連続して返信されて来る1フレーム
の先頭を判別することができず、正確に受信データをデ
コードし、返信データが示す内容の処理を行うことがで
きない。したがって、従来は、図5の通信フォーマット
に示すように、同じ内容のデータを連続で読み取る度に
コマンドを送信する必要があり、交信に余分な時間がか
かり、交信効率上、好ましくないという問題があった。
特に、列車や自動車のように高速で移動する移動体の情
報などを管理するシステムでは、交信時間が短いので、
交信効率が良くないことが実用化の妨げとなっていた。
【0007】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、固定された質問
器と移動体に保有された応答器との間で非接触で交信を
行う移動体識別装置において、余分な送信コマンドを省
略可能とし、交信フォーマットに自由度を持たせること
によりデータ伝送を効率化し、高速で移動する移動体に
応答器を保持させた場合でも、確実に交信できる交信方
式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、上記
の課題を解決するために、図2に示すように、移動体に
保有されて固有の識別番号を割り当てられた応答器2
と、前記応答器2に対して電波等の非接触交信手段を用
いて交信を行う質問器1とからなり、質問器1は周期的
にコマンドと無変調信号を交互に応答器2へ送信し、応
答器2は質問器1から送られて来るコマンドを受信する
と、返信データの内容に従って質問器1からの無変調信
号に変調をかけて質問器1に返信する移動体識別装置に
おいて、図1に示すように、応答器2は、質問器1から
のコマンドCOM2を受信すると、設定されたフレーム
間隔Tで、質問器1に複数フレームからなる同じ内容の
応答信号を返信し、質問器1は、応答器2からの信号を
所定長さ分(例えば、1バイト分)受信するごとにリセ
ットされて受信時間をカウントするタイマーカウンタ1
8を備えており、所定長さ分以上にわたり応答器2から
の信号が受信されないときにタイマーカウンタ18のカ
ウント値に基づいてフレーム間の区切りを判定するよう
に構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の交信方式では、応答器2からの信号を
所定長さ分受信するごとにリセットされて受信時間をカ
ウントするタイマーカウンタ18を備えているので、こ
のタイマーカウンタ18のカウント値が所定長さ分以上
になると、フレーム間の区切りであることを判定するこ
とができ、質問器1からのコマンドを重複して送信する
必要がなくなり、交信の効率を改善することができるも
のである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明を適用した移動体識別装置の構成を
示すブロック図である。図中、1は質問器、2は応答器
である。質問器1は、無変調の搬送波を発振するための
搬送波発振器10と、質問信号Qを送信すると共に応答
信号Aを受信するための送受信アンテナ11と、PSK
信号の変復調を行うPSK変復調部12と、FSK信号
の変復調を行うFSK変復調部13と、1バイトの並列
データと1ビットずつの直列データを変換するためのシ
フトレジスタ14と、シフトレジスタ14に対して1バ
イト毎に送受信データを入出力するための制御回路15
と、受信バッファを兼ねるRAM16と、質問器1の動
作を設定するための設定部17と、受信時間をカウント
するためのタイマーカウンタ18とを備えている。応答
器2は、質問信号Qを受信すると共に応答信号Aを送信
するための送受信アンテナ21と、PSK信号の変復調
を行うPSK変復調部22と、FSK信号の変復調を行
うFSK変復調部23と、1バイトの並列データと1ビ
ットずつの直列データを変換するためのシフトレジスタ
24と、シフトレジスタ24に対して1バイト毎に送受
信データを入出力するための制御回路25と、受信バッ
ファを兼ねるRAM26と、リチウム電池等の内蔵電池
27とを備えている。
【0011】以下、図2に示した移動体識別装置の動作
について説明する。質問器1の制御回路15によりシフ
トレジスタ14にセットされた1バイトのデータは1ビ
ットずつシリアルにFSK変復調部13に送り込まれ
る。FSK変復調部13では、データ”1”を第1の周
波数f1に対応させ、データ”0”を第2の周波数f2
に対応させて、FSK信号に変調する。PSK変復調部
12では、搬送波発振器10により発振された無変調の
搬送波を、FSK変復調部13によりFSK変調された
信号でPSK変調して質問信号Qとして送受信アンテナ
11から放射する。応答器2の送受信アンテナ21で受
信された質問信号Qは、PSK変復調部22により復調
されてFSK信号となる。このFSK信号は、FSK変
復調部23により復調されて、”1”又は”0”のデー
タとなり、この1ビットずつの直列データがシフトレジ
スタ24により1バイトの並列データに変換され、制御
回路25に入力される。制御回路25に入力されたデー
タはRAM26に記憶させることができると共に、RA
M26の記憶内容は制御回路25により読み出して、シ
フトレジスタ24にセットすることができる。応答器2
の制御回路25によりシフトレジスタ24にセットされ
た1バイトのデータは、1ビットずつシリアルにFSK
変復調部23に送り込まれる。FSK変復調部23で
は、データ”1”を第1の周波数f1に対応させ、デー
タ”0”を第2の周波数f2に対応させて、FSK信号
に変調する。PSK変復調部22では、質問器1から送
信されて来る無変調の搬送波を、FSK変復調部23に
よりFSK変調された信号でPSK変調して応答信号A
として送受信アンテナ21から再放射する。質問器1の
送受信アンテナ11で受信された応答信号Aは、PSK
変復調部12により復調されてFSK信号となる。この
FSK信号は、FSK変復調部13により復調され
て、”1”又は”0”のデータとなり、この1ビットず
つの直列データがシフトレジスタ14により1バイトの
並列データに変換され、制御回路15に入力される。制
御回路15に入力されたデータはRAM16に記憶させ
ることができると共に、RAM16の記憶内容は制御回
路15により読み出して、シフトレジスタ14にセット
することができる。この移動体識別装置の動作は、設定
部17により設定でき、応答器2からの返信フレーム間
隔や、返信フレーム数、1フレームの長さ等を設定する
ことができる。これらの設定データは、質問器1から送
信するコマンド内に情報として設定しておくものであ
る。
【0012】以下、その設定内容について説明する。図
3は1バイトのコマンドを示しており、その第1ビット
B1〜第8ビットB8により応答器2の動作が設定され
る。本実施例では、コマンドとして指定できる命令内容
は、応答器の識別番号等の読み出しあるいは応答器へ
のデータの書き込みの区別、応答器の識別番号の指定
の有無、応答器からの返信間隔、応答器からの返信
フレーム数、応答器から読み出すデータのフレーム
長、応答器への書き込みデータのバイト数等である。
以下、それぞれの内容について説明する。
【0013】まず、応答器2の識別番号等の読み出し
あるいは応答器2へのデータの書き込みの区別とは、質
問器1が応答器2の識別番号やその他のデータを読み出
す動作を行うのか、あるいは、質問器1から応答器2の
RAM26にデータを書き込む動作を行うのかを区別す
るものであり、例えば、図3に示すコマンドの第1ビッ
トB1で選択される。次に、応答器2の識別番号の指
定の有無とは、質問器1からの質問信号に対して応答す
べき応答器2を指定する動作を行うか否かを選択するも
のであり、例えば、図3に示すコマンドの第2ビットB
2で選択される。識別番号を指定した場合には、コマン
ドに続く1バイトで指定された識別番号の応答器2のみ
が質問器1からの質問信号に対して応答するものであ
る。また、識別番号を指定しない場合には、質問器1か
らの質問信号を受信した応答器2は、すべて応答動作を
行うものである。また、返信間隔とは、応答器2から
の返信フレームの間に設けられる無返信期間の長さであ
り、例えば、図3に示すコマンドの第3ビットB3と第
4ビットB4で4通りに指定されるものである。質問器
1からのコマンドにより返信間隔が指定されると、応答
器2は指定された間隔で返信フレームを返信するもので
ある。さらに、返信フレーム数とは、応答器2からの
返信フレームの返信回数であり、例えば、図3に示すコ
マンドの第5ビットB5と第6ビットB6で4通りに指
定されるものである。質問器1からのコマンドにより返
信回数を指定されると、応答器2は指定された回数の返
信フレームを返信するものである。次に、応答器2か
ら読み出すデータのフレーム長とは、数回連続で応答器
2から返信されるデータの長さであり、例えば、図3に
示すコマンドの第7ビットB7と第8ビットB8で4通
りに指定されるものである。質問器1からのコマンドに
より返信フレーム長を指定されると、応答器2では、指
定されたフレーム長でデータを返信するものである。さ
らに、応答器2への書き込みデータのバイト数とは、
質問器1から応答器2へデータを書き込む場合におい
て、そのバイト数を指定するものであり、例えば、図3
に示すコマンドの第3ビットB3〜第8ビットB8で6
4通りに指定されるものである。質問器1からのコマン
ドにより書き込みデータのバイト数が指定されると、応
答器2は、質問器1からのコマンドに続けて指定された
バイト数のデータを書き込みデータとしてRAM26に
書き込むものである。なお、〜のパラメータは、質
問器1が応答器2から識別番号等を読み出すときに指定
されるものであり、のパラメータは、質問器1から応
答器2にデータを書き込むときに指定されるものであ
る。
【0014】次に、質問器1のタイマーカウンタ18
は、応答器2からの返信フレームの区切りを判定するた
めに設けられており、応答器2から正常なデータを1バ
イト受信するたびにリセットされ、リセットされた時点
から受信時間をカウントする。タイマーカウンタ18の
カウント時間が1バイト分の受信時間を越えれば、正常
なデータが1バイト分以上の時間にわたり受信されてい
ないということであるから、返信フレームの区切りであ
ることを判定できる。
【0015】図1(a),(b)は、本発明を適用した
場合の通信フォーマットを示す図である。図1(a)は
質問信号Qであり、そのコマンドCOM2として、ここ
では、識別番号の無指定、読み出しデータのバイト数4
バイト、フレーム返信回数3回、返信間隔Tという内容
の命令になっている。最後にチェックコードBCCを付
加して質問信号Qが構成されている。図1(b)は応答
器2からの応答信号Aであり、応答の内容を示すコマン
ドCOM2(質問信号Qのコマンドと同じコマンド)、
自己の識別番号ID2、自己のRAM26から読み出さ
れた4バイトのデータDT2、及びチェックコードBC
Cで構成されている。図示されたフォーマットでは、応
答信号Aは、3つのフレームで構成され、フレーム間隔
Tは質問器1から指定された時間に設定されている。応
答信号Aを受信する質問器1の側では、まず最初に1フ
レームの先頭に位置するコマンドCOM2と同じ数値の
バイトを見つけ出し、次にその見つけ出したバイトが返
信フレームの先頭に位置するコマンドなのか、4バイト
のデータDT2内の1バイトのデータなのかを判定す
る。その判定を行うための手段として、正常なデータを
1バイト受信するごとに、受信信号の長さをカウントす
るためのタイマーカウンタ18をリセットし、タイマー
カウンタ18のカウント値が1バイト長以上になる場
所、つまりフレームとフレームの間をチェックする。も
し、タイマーカウンタ18のカウント値が1バイト長以
上であれば、そのデータは新しいフレームの先頭である
コマンドとみなすことができる。
【0016】なお、質問器1は、制御回路15の制御下
で、周期的にコマンドCOM2及びチェックコードBC
Cと、無変調の搬送波信号とを交互に応答器2へ送信し
ており、応答器2からの応答信号は質問器1からの無変
調の搬送波信号を受信し、変調して再放射することによ
り返信される。これにより、応答器2は発振器を持つ必
要がなく、小型化できると共に、内蔵電池27の容量を
小さくすることができる。また、この種の移動体識別装
置では、マイクロ波帯の搬送波が使用されることが一般
的であるので、応答器2の搬送波発振器を省略すること
により、応答器2のコスト低減も可能となる。応答器2
の識別番号やその他のデータはRAM26に記憶させる
ものである。また、質問器1のRAM16には、応答器
2からの返信データを複数回にわたり記憶しておき、受
信動作の終了後にマイクロプロセッサ等で構成された制
御回路15の比較機能により比較して、各返信データが
一致していれば正しいデータと判定するものである。各
返信データが一致しなければ、再度の交信を行う。ある
いは、3回の返信データのうち、2回が一致し、1回の
みが不一致であるときには、一致した2回の返信データ
を正しいデータとして採用する。これにより、通信の信
頼性を高めることができる。
【0017】また、本実施例では、返信フレームの先頭
に質問信号に含まれるコマンドCOM2と同じ内容のコ
マンドCOM2を配置しているので、フレームの先頭を
確実にチェックすることができる。そして、返信フレー
ムに含まれる返信データDT2にコマンドCOM2と同
じ数値のデータが存在する場合でも、タイマーカウンタ
18によりフレームの区切りをチェックしているので、
両者を混同することはない。このように、フレームの区
切りを2重にチェックしているので、質問器1からの質
問信号を返信フレームの区切り毎に送信しなくても、返
信フレームの区切りは容易に判定できる。したがって、
質問信号を返信フレームの間に配置する必要が無くな
り、図5に示した従来の通信フォーマットに比べると、
交信時間は全体として短縮されるものである。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、固定された質
問器と移動体に保有された応答器との間で非接触で交信
を行うことにより移動体を識別する移動体識別装置にお
いて、質問器からの1回の質問信号に対して応答器から
複数回の応答信号を返信するように構成したことによ
り、通信の信頼性が向上するという利点があり、さら
に、所定時間分の返信データを受信するたびにリセット
されて受信時間をカウントするタイマーカウンタを設け
たことにより、所定の長さの応答信号を受信する場合
に、所定時間以上にわたりタイマーカウンタがリセット
されないときには、1回の応答信号と次回の応答信号の
区切りであることを容易に判定することができるという
効果があり、各回の応答信号の間に質問信号を入れる必
要が無くなることにより、交信の効率を向上させること
が可能であり、移動体識別装置に適用した場合、限られ
た交信時間内に効率良くデータを送受できるので、より
高速の移動体を識別したり、より多くのデータ量を移動
体から読み取ることができるという効果がある。
【0019】請求項2記載の発明では、応答器からの返
信フレーム間隔を質問器から送信するコマンド内の情報
として設定したので、状況によって返信フレーム間隔を
自由に変えられるという効果がある。
【0020】請求項3記載の発明では、応答器からの返
信フレーム数を質問器から送信するコマンド内の情報と
して設定したので、状況によって返信フレーム数を自由
に変えられるという効果がある。
【0021】請求項4記載の発明では、応答器から返信
される1フレームの長さを質問器から送信するコマンド
内に情報として設定したので、状況によって返信1フレ
ーム長を自由に変えられるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における通信フォーマットを
示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例の全体構成を示すブロック回
路図である。
【図3】本発明の一実施例に用いるコマンドの説明図で
ある。
【図4】従来の移動体識別装置の概略構成図である。
【図5】従来例における通信フォーマットを示す説明図
である。
【符号の説明】
1 質問器 2 応答器 Q 質問信号 A 応答信号 18 タイマーカウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新居 隆之 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に保有されて固有の識別番号を
    割り当てられた応答器と、前記応答器に対して非接触交
    信手段を用いて交信を行う質問器とからなり、質問器は
    周期的にコマンドと無変調信号を交互に応答器へ送信
    し、応答器は質問器から送られて来るコマンドを受信す
    ると、返信データの内容に従って質問器からの無変調信
    号に変調をかけて質問器に返信する移動体識別装置にお
    いて、応答器は、質問器からのコマンドを受信すると、
    設定されたフレーム間隔で、質問器に複数フレームから
    なる同じ内容の応答信号を返信する第1の制御手段を備
    え、質問器は、応答器からの信号を所定長さ分受信する
    ごとにリセットされて受信時間をカウントするタイマー
    カウンタと、所定長さ分以上にわたり応答器からの信号
    が受信されないときにタイマーカウンタのカウント値に
    基づいてフレーム間の区切りを判定する第2の制御手段
    とを備えることを特徴とする移動体識別装置の交信方
    式。
  2. 【請求項2】 応答器からの返信フレーム間隔を質問
    器から送信するコマンド内に情報として設定したことを
    特徴とする請求項1記載の移動体識別装置の交信方式。
  3. 【請求項3】 応答器からの返信フレーム数を質問器
    から送信するコマンド内に情報として設定したことを特
    徴とする請求項1記載の移動体識別装置の交信方式。
  4. 【請求項4】 応答器から返信される1フレームの長
    さを質問器から送信するコマンド内に情報として設定し
    たことを特徴とする請求項1記載の移動体識別装置の交
    信方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998021691A1 (fr) * 1996-11-13 1998-05-22 Hitachi, Ltd. Procede et dispositif d'identification d'objets mobiles
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