JPH05296874A - ハンマリング試験装置 - Google Patents

ハンマリング試験装置

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JPH05296874A
JPH05296874A JP4096884A JP9688492A JPH05296874A JP H05296874 A JPH05296874 A JP H05296874A JP 4096884 A JP4096884 A JP 4096884A JP 9688492 A JP9688492 A JP 9688492A JP H05296874 A JPH05296874 A JP H05296874A
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JP
Japan
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pallet
test
hammering
top plate
product
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Pending
Application number
JP4096884A
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English (en)
Inventor
Seiji Toyoda
清次 豊田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明のハンマリング試験装置は、装置ベッ
ド1の天板の穴によりガイドピン3が案内され昇降可能
なパレット2上面に被試験品13を傾斜させて保持するワ
ークボックス5を取付け、装置ベッド1中段のベース板
9に配置したパワーシリンダ11によりパレット2をばね
6の反発力に抗しながら所定高さまで押し上げ、その後
ピストンロッド11aを急速に後退させ、ばねの反発力で
加速しながらパレット2を落下させて装置ベッド1天板
に衝突させ、被試験品13に斜めに衝撃を加えるようにし
たものである。 【効果】 (a)ハンマリング強度を正確に設定でき試
験条件が常に一定となるので、試験精度が向上する。
(b)被試験品を通電状態でハンマリングできるので、
衝撃時にのみ現われる不良を発見できる。(c)人手で
縦横2方向から打撃を加えていた試験が1回の試験で可
能となり、能率が向上し不安定な作業がなくなる。
(d)被試験品に打痕、傷等が発生する問題が解消す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器等の製造段階
における試験工程でのハンマリング(打撃)試験に使用
するハンマリング試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、試験工程でのハンマリング試験
は、被試験品を作業台上に置き、片手で押さえながらハ
ンマーなどにより被試験品を打撃し、次に、被試験品を
立て、同様の動作を行なうようにして実施していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような人手によ
るハンマリング試験では、 (a)試験をする人により、打撃強度、打撃位置にばら
つきが発生し、試験精度の低下や被試験品の破損が起こ
る。
【0004】(b)感電等の事故発生要因となるため、
被試験品のへの通電状態でのハンマリング試験ができな
い。したがって、ハンマリング時にのみ現われる「ひび
割れ部が離れて無通電状態になり、その後は密着した状
態に戻り回復してしまうような不良」は発見できない。
【0005】(c)被試験品外面を直接ハンマー等によ
り打撃するため、傷、打痕等が発生する恐れがある。
【0006】(d)被試験品の姿勢を変えながら打撃を
行なうため、試験条件を一定にして行なうという点で試
験作業が難しい。
【0007】といった問題がある。
【0008】そこで、本発明は、上記のような欠点を解
消できるハンマリング試験装置を実現することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のハンマリング試
験装置は、板の四隅にそれぞれガイドピンが下面から突
出して設けられ且つ下面に各ガイドピンが挿通したゴム
パッドが貼付されるとともに被試験品を保持するワーク
ボックスが板の上面と傾斜して取付けられたパレット
と、このパレットが各ガイドピンを天板のガイド穴に挿
通されて前記ゴムパッドを介し載置された装置ベッド
と、この装置ベッドの天板の下面から突出した前記各ガ
イドピンの外側に同心に一端を天板下面に当接して配置
されガイドピン先端部のねじ部に螺合されたナットによ
りワッシャを介し天板下面からの長さを調整される圧縮
コイルばねと、前記装置ベッドの中段部に上下方向位置
調整可能に設けられたベース板と、このベース板に前記
パレットの中央と同心な位置をとってピストンロッドを
上に向けて取付けられこのピストンロッド先端に冠着さ
れたキャップを介し前記パレットを上昇させるパワーシ
リンダと、このパワーシリンダの作動を制御するととも
に前記被試験品とコネクタ,ケーブルを介し接続され試
験開始操作と同時に被試験品を作動させてその信号波形
を受信し、ハンマリングの衝撃時の波形の変動を監視し
て試験結果の良否を判定する制御装置とを具備して構成
される。
【0010】
【作用】本発明のハンマリング試験装置においては、人
手により被試験品をワークボックスに挿入してセットす
る。制御装置からのケーブルを接続し、制御装置のスタ
ートボタンを押すと、被試験品へ信号が送られ被試験品
が動作し、所定の信号波形が制御装置に送られる。制御
装置は、パワーシリンダを作動させ、ピストンロッドが
上へ繰り出され圧縮コイルばねを圧縮しながらパレット
を上昇させる。上昇距離は、ベース板の位置調整で変え
ることができ、所望のハンマリング強度を被試験品に与
えるよう予め調整しておく。
【0011】パレットは、上限点に到達すると停止し、
続いて制御装置は、ピストンロッドを急速に後退させ
る。これにより、圧縮コイルばねの反発力によってパレ
ットが加速されて下降し、装置ベッドの天板にゴムパッ
ドを介し衝突して停止する。この衝突のショックがパレ
ットに取付けられたワークボックス内にセットされた被
試験品に伝わり、ハンマリング効果を及ぼす。パレット
に対し傾斜してセットされた被試験品には、その上面に
平行及び垂直の2方向から打撃を加えた場合と同等なシ
ョックが加わる。被試験品から送られてきている信号波
形のハンマリング時の変動を制御装置が測定し、ハンマ
リング試験結果の良否を判定する。
【0012】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基いて本発明を
詳細に説明する。
【0013】図1に本発明一実施例のハンマリング試験
装置を示す。図1において、パレット2は、長方形の板
の四隅にそれぞれガイドピン3が板の下面から突出して
設けられ、且つ板の下面に各ガイドピン3が挿通したゴ
ムパッド4が貼付されるとともに、被試験品13を保持す
るワークボックス5が台を介し板上面と傾斜してパレッ
ト2の中央に取り付けられている。なお、ワークボック
ス5は、多種類の被試験品の形状に対応したものを交換
して使用できるように取外し可能となっている。
【0014】パレット2は、各ガイドピン3を装置ベッ
ド1の天板のガイド穴に挿通されてゴムパッド4を介し
装置ベッド1に載置されている。装置ベッド1の天板の
下面から突出した各ガイドピン3の外側にはそれぞれ同
心に圧縮コイルばね6がその一端を天板下面に当接して
配置され、ガイドピン3の先端部のねじ部に螺合された
ナット7によりワッシャ8を介し天板下面からの高さを
調整できるようになっている。
【0015】また、装置ベッド1の中段部には、ベース
板9が調整ねじ10により上下方向位置を調整可能に水平
に設けられており、このベース板9に前記パレット2の
中央と同心な位置をとってパワーシリンダ、例えばエア
シリンダ11がピストンロッド11aを上に向けて取付けら
れ、ピストンロッド11aの先端に冠着された強化合成樹
脂製のキャップ12を介しパレット2を上昇させる作用を
する。
【0016】さらに、図示してない制御装置が設けら
れ、パワーシリンダ11の作動を制御するとともに、被試
験品13とコネクタ14、ケーブル15を介し接続され、試験
開始操作と同時に被試験品13を作動させ、予め設定され
た被試験品13からの信号波形を受信し、ハンマリング試
験時の波形の変動を監視して試験結果の良否を判定する
ようになっている。
【0017】次に、上記のように構成された本発明一実
施例のハンマリング試験装置の作用を説明する。
【0018】ハンマリング試験を始めようとするとき、
人手により被試験品13をワークボックス5に挿入してセ
ットする。制御装置からのケーブル15をコネクタ14によ
り被試験品13に接続し、制御装置のスタートボタンを押
すと、被試験品13へ信号が送られ、被試験品が動作開始
し、所定の波形信号を制御装置に送る。制御装置は、パ
ワーシリンダ11を作動させ、ピストンロッド11aが繰り
出されて圧縮コイルばね6を圧縮しながらパレット2を
上昇させる。上昇距離は、ベース板9の位置調整で変え
ることができ、所望のハンマリング強度を被試験品13に
与えるよう予め調整しておく。
【0019】パレット2は、上限点に到達するとガイド
ピン3により停止させられ、続いて制御装置は、パワー
シリンダ11に指令してピストンロッド11aを急速に後退
させる。これにより、圧縮コイルばね6の反発力によっ
てパレット2が加速されて下降し、装置ベッド1の天板
にゴムパッド4を介し衝突して停止する。この衝突のシ
ョックがパレット2に取付けられたワークボックス5内
に挿入セットされた被試験品13に伝わり、ハンマリング
効果を及ぼす。パレット2に対し傾斜してセットされた
被試験品13には、その上面に平行及び垂直の2方向から
打撃を加えた場合と同等なショックが加わる。同時に、
被試験品13から送られてきている信号波形のハンマリン
グ時の変動を制御装置が測定し、ハンマリング試験結果
の良否を判定する。
【0020】上記の一連の動作は、制御装置により良の
判定の場合は、予め設定された任意の回数だけ繰返して
行なわれ、否の判定が出た場合は瞬時に動作を自動的に
停止させ、安全を確保する。
【0021】本発明一実施例のハンマリング試験装置に
よれば、下記の効果が得られる。
【0022】(a)ハンマリング強度の微調整が可能と
なり、一定のハンマリング強度を被試験品に与えること
ができるため試験精度が向上する。
【0023】(b)被試験品を通電状態でハンマリング
することができるので、ハンマリングの衝撃時のみに現
われる「ひび割れ部が離れて無通電状態になり、衝撃が
おさまると復旧して通電状態に戻るような不良」を発見
できる。
【0024】(c)被試験品を傾斜した状態でセット
し、被試験品に斜めに衝撃を加えるため、縦、横の2方
向からそれぞれ衝撃を加えた試験条件を一度のハンマリ
ングで被試験品に加えることができ、手作業の場合の被
試験品の姿勢を変えてハンマリングする面倒且つ不安定
な作業を解消できる。
【0025】(d)被試験品を直接ハンマーなどで打撃
することがなくなり、傷、打痕等が発生する問題が解消
する。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、装
置ベッドの天板の穴によりガイドピンが案内され昇降可
能なパレット上面に被試験品を傾斜させて保持するワー
クボックスを取付け、装置ベッド中段のベース板にピス
トンロッドを上に向けて配置したパワーシリンダにより
前記パレットを圧縮コイルばねの反発力に抗しながら所
定高さまで押し上げ、その後ピストンロッドを急速に後
退させ、ばねの反発力で加速しながら、パレットを落下
させて装置ベッド天板に衝突させ、被試験品に斜めに衝
撃を加えるようにしたハンマリング試験装置を実現した
ことにより、 (a)ハンマリング強度を正確に設定でき、試験条件が
常に一定となるので、試験精度が向上する。
【0027】(b)被試験品を通電状態でハンマリング
できるので、衝撃時にのみ現われる欠陥、不良を発見で
きる。
【0028】(c)人手で被試験品の縦横2方向から打
撃を加えていた試験が1回の試験動作で可能となり、作
業能率が向上し、不安定な作業が解消する。
【0029】(d)被試験品に打痕、傷等が発生する問
題が解消する。
【0030】等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のハンマリング試験装置を要部
を切欠して示す立面図である。
【符号の説明】
1…装置ベッド 2…パレット 3…ガイドピン 4…ゴムパッド 5…ワークボックス 6…圧縮コイルばね 9…ベース板 10…調整ねじ 11…パワーシリンダ 11a…ピストンロッド 12…キャップ 13…被試験品 14…コネクタ 15…ケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板の四隅にそれぞれガイドピンが下面か
    ら突出して設けられ且つ下面に各ガイドピンが挿通した
    ゴムパッドが貼付されるとともに被試験品を保持するワ
    ークボックスが板の上面と傾斜して取付けられたパレッ
    トと、このパレットが各ガイドピンを天板のガイド穴に
    挿通されて前記ゴムパッドを介し載置された装置ベッド
    と、この装置ベッドの天板の下面から突出した前記各ガ
    イドピンの外側に同心に一端を天板下面に当接して配置
    されガイドピン先端部のねじ部に螺合されたナットによ
    りワッシャを介し天板下面からの長さを調整される圧縮
    コイルばねと、前記装置ベッドの中段部に上下方向位置
    調整可能に設けられたベース板と、このベース板に前記
    パレットの中央と同心な位置をとってピストンロッドを
    上に向けて取付けられこのピストンロッド先端に冠着さ
    れたキャップを介し前記パレットを上昇させるパワーシ
    リンダとを具備したハンマリング試験装置。
  2. 【請求項2】 パワーシリンダの作動を制御するととも
    に被試験品とコネクタ、ケーブルを介し接続され試験開
    始操作と同時に前記被試験品を作動させてその信号波形
    を受信し、ハンマリングの衝撃時の前記波形の変動を監
    視して試験結果の良否を判定する制御装置を具備したこ
    とを特徴とする請求項1記載のハンマリング試験装置。
JP4096884A 1992-04-17 1992-04-17 ハンマリング試験装置 Pending JPH05296874A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4096884A JPH05296874A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 ハンマリング試験装置

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JP4096884A JPH05296874A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 ハンマリング試験装置

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JPH05296874A true JPH05296874A (ja) 1993-11-12

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ID=14176834

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JP4096884A Pending JPH05296874A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 ハンマリング試験装置

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JP (1) JPH05296874A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4925380B1 (ja) * 2011-08-04 2012-04-25 東洋ガラス株式会社 ガラスびんのウォータハンマ強度試験装置
JP2017020867A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 株式会社NejiLaw 振動発生装置
CN115127936A (zh) * 2022-08-25 2022-09-30 国家不锈钢制品质量监督检验中心(兴化) 一种不锈钢制品力学性能检测用冲击试验机

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WO2013018225A1 (ja) * 2011-08-04 2013-02-07 東洋ガラス株式会社 ガラスびんのウォータハンマ強度試験装置
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