JPH05296443A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
- Publication number
- JPH05296443A JPH05296443A JP4099188A JP9918892A JPH05296443A JP H05296443 A JPH05296443 A JP H05296443A JP 4099188 A JP4099188 A JP 4099188A JP 9918892 A JP9918892 A JP 9918892A JP H05296443 A JPH05296443 A JP H05296443A
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- JP
- Japan
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- wall
- burner
- air
- combustion
- burner wall
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温燃焼排ガスによるバーナ壁の変形、劣化
防止と、燃焼装置の温度上昇を防止する。 【構成】 底部に燃焼部２を有し、その上部周囲にバー
ナ壁３を備えた燃焼室１と前記バーナ壁３の外側に送風
通路５を形成する送風ケース４をそなえ前記燃焼部２の
上部のバーナ壁３に多数の空気孔６を設けるとともに燃
焼室１側に前記空気孔６を通って入ってくる空気をバー
ナ壁３に沿って流れるような偏向板７を設ける。 【効果】 バーナ壁３にそって空気が上方に流れるた
め、高温の燃焼排ガスがバーナ壁３に接触しないため、
バーナ壁３の変形、劣化防止と燃焼装置の温度上昇を防
止できる。又燃焼排ガスの空気過剰率も高くならないた
め熱交換効率の低下も少い。
防止と、燃焼装置の温度上昇を防止する。 【構成】 底部に燃焼部２を有し、その上部周囲にバー
ナ壁３を備えた燃焼室１と前記バーナ壁３の外側に送風
通路５を形成する送風ケース４をそなえ前記燃焼部２の
上部のバーナ壁３に多数の空気孔６を設けるとともに燃
焼室１側に前記空気孔６を通って入ってくる空気をバー
ナ壁３に沿って流れるような偏向板７を設ける。 【効果】 バーナ壁３にそって空気が上方に流れるた
め、高温の燃焼排ガスがバーナ壁３に接触しないため、
バーナ壁３の変形、劣化防止と燃焼装置の温度上昇を防
止できる。又燃焼排ガスの空気過剰率も高くならないた
め熱交換効率の低下も少い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は主に家庭用の給湯機等に
使用する燃焼装置の燃焼室の構成に関するものである。
使用する燃焼装置の燃焼室の構成に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の燃焼装置は図３、図４に
示すように燃焼部２０の周囲にバーナ壁２１と、バーナ
壁２１の外側に送風通路２４を形成する送風ケース２２
をそなえている。前記燃焼部２０は炎孔２３ａに通じる
燃焼用ガスが流れる混合気通路２３と燃焼を促進するた
めの２次空気が流れる２次空気通路２５からなり、これ
らは交互に位置するように設けられており、バーナ壁２
１側には必ず２次空気通路２５が配置されるような構成
になっていた。
示すように燃焼部２０の周囲にバーナ壁２１と、バーナ
壁２１の外側に送風通路２４を形成する送風ケース２２
をそなえている。前記燃焼部２０は炎孔２３ａに通じる
燃焼用ガスが流れる混合気通路２３と燃焼を促進するた
めの２次空気が流れる２次空気通路２５からなり、これ
らは交互に位置するように設けられており、バーナ壁２
１側には必ず２次空気通路２５が配置されるような構成
になっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
の燃焼装置においては燃焼中に、混合気通路２３の上方
に通じる炎孔２３ａで火炎が形成され、両サイドの２次
空気通路２５から流出する２次空気により、さらに燃焼
が促進される。バーナ壁２１側には２次空気通路２５が
あるために直接火炎が、バーナ壁２１にあたらない。ま
た２次空気通路２５から出る２次空気の一部はバーナ壁
２１の冷却に寄与しているが、混合気通路２３から供給
される燃焼用ガス量が多くなった時には、炎孔２３ａの
火炎は大きくなり、２次空気は燃焼用に完全に使われて
しまい、火炎の一部がバーナ壁２１に接触しバーナ壁２
１の温度が高くなってしまう。そのため、送風ケース２
２の温度も高くなり、燃焼装置全体が温度上昇する。そ
の結果として、バーナ壁２１の高温による変形、劣化
と、燃焼装置を搭載した機器の内部温度が高くなりすぎ
るという課題があった。
の燃焼装置においては燃焼中に、混合気通路２３の上方
に通じる炎孔２３ａで火炎が形成され、両サイドの２次
空気通路２５から流出する２次空気により、さらに燃焼
が促進される。バーナ壁２１側には２次空気通路２５が
あるために直接火炎が、バーナ壁２１にあたらない。ま
た２次空気通路２５から出る２次空気の一部はバーナ壁
２１の冷却に寄与しているが、混合気通路２３から供給
される燃焼用ガス量が多くなった時には、炎孔２３ａの
火炎は大きくなり、２次空気は燃焼用に完全に使われて
しまい、火炎の一部がバーナ壁２１に接触しバーナ壁２
１の温度が高くなってしまう。そのため、送風ケース２
２の温度も高くなり、燃焼装置全体が温度上昇する。そ
の結果として、バーナ壁２１の高温による変形、劣化
と、燃焼装置を搭載した機器の内部温度が高くなりすぎ
るという課題があった。
【０００４】本発明はこのような従来の課題を解消する
ものでバーナ壁の変形、劣化の防止と燃焼装置を搭載し
た機器の内部温度が高くなるのを防止することを目的と
する。
ものでバーナ壁の変形、劣化の防止と燃焼装置を搭載し
た機器の内部温度が高くなるのを防止することを目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、底部に燃焼部を有しその上部周囲にバーナ
壁を備えた燃焼室と前記バーナ壁の外側に送風通路を形
成する送風ケースを備え、前記燃焼室の上部に位置する
バーナ壁に多数の空気孔を設けるとともに前記空気孔よ
り燃焼室へ入ってくる空気の流れをバーナ壁に沿わす偏
向板を設けたものである。
するために、底部に燃焼部を有しその上部周囲にバーナ
壁を備えた燃焼室と前記バーナ壁の外側に送風通路を形
成する送風ケースを備え、前記燃焼室の上部に位置する
バーナ壁に多数の空気孔を設けるとともに前記空気孔よ
り燃焼室へ入ってくる空気の流れをバーナ壁に沿わす偏
向板を設けたものである。
【０００６】
【作用】本発明は上記した構成により、バーナ壁に設け
た空気孔から、燃焼室側へ入ってきた空気が偏向板によ
りバーナ壁に沿って上方に流れ火炎が、直接バーナ壁に
当らなくなり、バーナ壁の温度上昇、機器の内部温度上
昇を防止する。
た空気孔から、燃焼室側へ入ってきた空気が偏向板によ
りバーナ壁に沿って上方に流れ火炎が、直接バーナ壁に
当らなくなり、バーナ壁の温度上昇、機器の内部温度上
昇を防止する。
【０００７】
【実施例】以下本発明の燃焼装置の一実施例を図面によ
り説明する。図１は実施例を示す燃焼装置の断面図であ
る。図２は燃焼部、バーナ壁の部分断面図である。
り説明する。図１は実施例を示す燃焼装置の断面図であ
る。図２は燃焼部、バーナ壁の部分断面図である。
【０００８】１は底部に燃焼部２を有しその上部周囲に
バーナ壁３を備えた燃焼室、４はバーナ壁３の外側に送
風通路５を形成する送風ケース、６は燃焼部２の上部の
前記バーナ壁３に多数設けた空気孔、７は燃焼室１側に
設けた偏向板、８は燃焼部１と送風ケース４の上部に設
けた熱交換器である。燃焼部２は燃焼用ガスが流れる混
合気通路９と燃焼を促進するための２次空気が流れる２
次空気通路１０からなり、これらはバーナ壁側に２次空
気通路１０配置されるように交互に設けられている。
バーナ壁３を備えた燃焼室、４はバーナ壁３の外側に送
風通路５を形成する送風ケース、６は燃焼部２の上部の
前記バーナ壁３に多数設けた空気孔、７は燃焼室１側に
設けた偏向板、８は燃焼部１と送風ケース４の上部に設
けた熱交換器である。燃焼部２は燃焼用ガスが流れる混
合気通路９と燃焼を促進するための２次空気が流れる２
次空気通路１０からなり、これらはバーナ壁側に２次空
気通路１０配置されるように交互に設けられている。
【０００９】混合気通路９の上方には小さい孔９ａが多
数設けられており、この孔９ａに炎が形成されるように
なっている。２次空気通路１０にも、同様に上方に多数
の孔１０ａが設けてあり、２次空気はこの孔１０ａを通
って上方に流れるようになっている。
数設けられており、この孔９ａに炎が形成されるように
なっている。２次空気通路１０にも、同様に上方に多数
の孔１０ａが設けてあり、２次空気はこの孔１０ａを通
って上方に流れるようになっている。
【００１０】上記構成において送風ケース４内に送られ
てきた燃焼用空気は、一次空気として一部は送られてき
た燃料（図示せず）と混合し燃焼用ガスとなり混合気通
路９の中を流れ、前記小さい小孔９ａより、上方に供給
される。また燃焼用空気の一部は２次空気通路１０の中
を流れ、同様にこの孔１０ａより上方に２次空気として
供給される。
てきた燃焼用空気は、一次空気として一部は送られてき
た燃料（図示せず）と混合し燃焼用ガスとなり混合気通
路９の中を流れ、前記小さい小孔９ａより、上方に供給
される。また燃焼用空気の一部は２次空気通路１０の中
を流れ、同様にこの孔１０ａより上方に２次空気として
供給される。
【００１１】混合気通路９より小孔９ａへ供給された燃
焼用ガスは点火装置、（図示せず）により着火され、混
合気通路９上の小孔９ａに火炎を形成する。２次空気通
路１０の孔１０ａより供給された２次空気は、小孔９ａ
の火炎の燃焼を促進するために使われる。
焼用ガスは点火装置、（図示せず）により着火され、混
合気通路９上の小孔９ａに火炎を形成する。２次空気通
路１０の孔１０ａより供給された２次空気は、小孔９ａ
の火炎の燃焼を促進するために使われる。
【００１２】バーナ壁３に設けた空気孔６からは、送風
通路５から燃焼室１に向って空気が流入する。燃焼室１
には流入してきた空気を上方にバーナ壁３に沿って上方
へ流れるように向きを変えるための偏向板７が設けてあ
る。
通路５から燃焼室１に向って空気が流入する。燃焼室１
には流入してきた空気を上方にバーナ壁３に沿って上方
へ流れるように向きを変えるための偏向板７が設けてあ
る。
【００１３】混合気通路９の上方の小孔９ａの火炎は、
供給される燃焼用ガスの供給量が多い場合には、２次空
気通路１０から供給される２次空気もすべて燃焼用に使
用されるため、火炎は２次空気通路９側まで広がる。そ
のため火炎はバーナ壁３に近づいてしまう。しかし、バ
ーナ壁３には空気孔６から流入した空気が、偏向板７に
よりバーナ壁３の表面に沿って上側に流れ出るため燃焼
排ガスは、バーナ壁３に接触せずに上方に流れ、熱交換
器８で水と熱交換される。
供給される燃焼用ガスの供給量が多い場合には、２次空
気通路１０から供給される２次空気もすべて燃焼用に使
用されるため、火炎は２次空気通路９側まで広がる。そ
のため火炎はバーナ壁３に近づいてしまう。しかし、バ
ーナ壁３には空気孔６から流入した空気が、偏向板７に
よりバーナ壁３の表面に沿って上側に流れ出るため燃焼
排ガスは、バーナ壁３に接触せずに上方に流れ、熱交換
器８で水と熱交換される。
【００１４】偏向板７がない場合には、空気孔６を設け
たバーナ壁３の近傍の温度は下がるが、その上方のバー
ナ壁３の温度は高くなる。それを防ぐために、バーナ壁
３全体にはより多数の空気孔が必要となり、そのため
に、送風能力のより大きい送風機が必要になったり、燃
焼排ガスの空気過剰率が高くなりすぎ、その結果排ガス
温度が低下し、熱交換器８での交換効率が低下するなど
の問題が発生する。
たバーナ壁３の近傍の温度は下がるが、その上方のバー
ナ壁３の温度は高くなる。それを防ぐために、バーナ壁
３全体にはより多数の空気孔が必要となり、そのため
に、送風能力のより大きい送風機が必要になったり、燃
焼排ガスの空気過剰率が高くなりすぎ、その結果排ガス
温度が低下し、熱交換器８での交換効率が低下するなど
の問題が発生する。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バーナ壁
に、空気孔を設けるとともに、燃焼室側に沿って上向き
に空気が流れる偏向板を設けることにより、バーナ壁の
温度上昇によるバーナ壁の変形、劣化を防止し、燃焼装
置を搭載した機器の内部温度が高くなるのを防止するこ
とができる。又燃焼排ガスの空気過剰率も高くならない
ので熱交換効率の低下も少い。
に、空気孔を設けるとともに、燃焼室側に沿って上向き
に空気が流れる偏向板を設けることにより、バーナ壁の
温度上昇によるバーナ壁の変形、劣化を防止し、燃焼装
置を搭載した機器の内部温度が高くなるのを防止するこ
とができる。又燃焼排ガスの空気過剰率も高くならない
ので熱交換効率の低下も少い。
【図１】本発明の一実施例を示す燃焼装置の断面図
【図２】同実施例の部分断面図
【図３】従来の燃焼装置の断面図
【図４】従来の燃焼装置の部分断面図
１ 燃焼室 ２ 燃焼部 ３ バーナ壁 ４ 送風ケース ５ 送風通路 ６ 空気孔 ７ 偏向板
Claims (1)
- 【請求項１】底部に燃焼部を有し、その上部周囲にバー
ナ壁を備えた燃焼室と、前記バーナ壁の外側に送風通路
を形成する送風ケースを備え、前記燃焼部の上部に位置
するバーナ壁に多数の空気孔を設けるとともに前記空気
孔より燃焼室へ入ってくる空気の流れをバーナ壁面に沿
わす偏向板を設けた燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4099188A JPH05296443A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4099188A JPH05296443A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 燃焼装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05296443A true JPH05296443A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14240678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4099188A Pending JPH05296443A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05296443A (ja) |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP4099188A patent/JPH05296443A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |