JPH05295651A - 経糸糊付機の熱風乾燥装置 - Google Patents

経糸糊付機の熱風乾燥装置

Info

Publication number
JPH05295651A
JPH05295651A JP9754892A JP9754892A JPH05295651A JP H05295651 A JPH05295651 A JP H05295651A JP 9754892 A JP9754892 A JP 9754892A JP 9754892 A JP9754892 A JP 9754892A JP H05295651 A JPH05295651 A JP H05295651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying chamber
hot air
ceiling
drying
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9754892A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitake Hiraki
俊剛 平木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWAMOTO IND
KAWAMOTO SEIKI KK
Original Assignee
KAWAMOTO IND
KAWAMOTO SEIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAWAMOTO IND, KAWAMOTO SEIKI KK filed Critical KAWAMOTO IND
Priority to JP9754892A priority Critical patent/JPH05295651A/ja
Publication of JPH05295651A publication Critical patent/JPH05295651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warping, Beaming, Or Leasing (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 数段〜十数段に分割された経糸シートを均一
にかつ安価に乾燥させる。 【構成】 糊付けされた経糸シートyを、多段に分割し
た状態で乾燥室1を走行させ、乾燥室1を流通する熱風
で乾燥させる装置において、乾燥室1の天井か又は床に
熱風の噴出口6,15を設け、乾燥室1の天井と床にそ
れぞれ熱風の吸入口8,9、17,18を設け、熱風が
乾燥室1に片側の噴出口6,15から流入し、乾燥室1
を経糸シートyと同方向又は逆方向に流通し、両側の吸
入口8,9、17,18から流出する熱風通路を形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経糸糊付機において、
糊付けされた経糸シートを、多段に分割した状態で乾燥
室を走行させ、乾燥室を流通する熱風で乾燥させる熱風
乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
第1従来例 この種の熱風乾燥装置は、特開昭62−215035号
や特公昭47−774号公報に開示されているように、
乾燥室の前後の壁に経糸シートの入口と出口を設け、乾
燥室入口の外側位置に経糸シートの分割装置を設けてい
る。
【0003】乾燥室の床下には、熱風発生装置を設け、
乾燥室の床に熱風の噴出口と吸入口をそれぞれ設け、熱
風発生装置において発生した熱風が噴出口から乾燥室に
流入し、乾燥室を経糸シートと同方向又は逆方向に流通
し、吸入口から流出して熱風発生装置に戻る熱風循環通
路を形成している。
【0004】糊付けされた経糸シートは、分割装置で多
段に分割された状態で乾燥室をその入口から出口に走行
して、乾燥室を流通する熱風に接して乾燥される。
【0005】第2従来例他の熱風乾燥装置は、特願平4
−46565号に開示されているように、乾燥室の天井
の上に熱風発生装置を設け、乾燥室の天井と床にそれぞ
れ熱風の噴出口を設け、また、乾燥室の天井と床にそれ
ぞれ熱風の吸入口を設け、熱風発生装置において発生し
た熱風が上下の両噴出口から乾燥室に流入し、乾燥室を
経糸シートと同方向又は逆方向に流通し、上下の両吸入
口から流出して熱風発生装置に戻る熱風循環通路を形成
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1従来例
の熱風乾燥装置においては、熱風が乾燥室にその床の噴
出口から流入し、床の吸入口から流出するので、乾燥室
を流通する熱風は、速度と温度が、乾燥室の上下方向に
おいて均一ではなく、乾燥室の床側と天井側では異な
る。
【0007】従って、乾燥室を多段に分割された状態で
走行する経糸シートは、均一に乾燥されない。経糸シー
トを数段〜十数段に分割した状態で乾燥室を走行させる
場合でも、均一に乾燥されず、乾燥むらに起因して、織
物の縦縞の原因となる張力むらが発生することがある。
経糸シートが乾燥室を走行する速度が速い場合や、経糸
が熱風乾燥による熱収縮の多い糸種である場合には、経
糸シートの張力むらが顕著になる。
【0008】第2従来例の熱風乾燥装置においては、熱
風が乾燥室にその床と天井の両噴出口から流入し、床と
天井の両吸入口から流出するので、乾燥室を流通する熱
風は、速度と温度が乾燥室の床側と天井側で同様にな
る。従って、数段〜十数段に分割された経糸シートのみ
ならず、数十段に分割された経糸シートでも、均一に乾
燥される。
【0009】ところが、熱風が乾燥室の床と天井の両側
から噴出する熱風乾燥装置は、熱風の通路が複雑になる
ので、設備費が高価になる。
【0010】結局、数段〜十数段に分割された経糸シー
トを均一にかつ安価に乾燥させることができない。
【0011】本発明の目的は、上記のような従来の課題
を解決することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、糊付けされた
経糸シートを、多段に分割した状態で乾燥室を走行さ
せ、乾燥室を流通する熱風で乾燥させる経糸糊付機の熱
風乾燥装置において、乾燥室の天井か又は床の片側に熱
風の噴出口を設け、乾燥室の片側の噴出口から熱風を、
乾燥室を多段に分割された状態で走行する経糸シートに
吹き付ける構成にし、乾燥室の天井と床の両側にそれぞ
れ熱風の吸入口を設け、乾燥室の両側の吸入口から乾燥
室の熱風を吸い出す構成にし、熱風が乾燥室に片側の噴
出口から流入し、乾燥室を経糸シートと同方向又は逆方
向に流通し、両側の吸入口から流出する熱風通路を形成
したことを特徴とする熱風乾燥装置である。
【0013】
【作用】本発明の経糸糊付機の熱風乾燥装置において
は、熱風が乾燥室にその天井か又は床の片側の噴出口か
ら流入し、床と天井の両側の吸入口から流出するので、
乾燥室を流通する熱風は、速度と温度が乾燥室の床側と
天井側でほぼ同様になる。
【0014】
【発明の効果】本発明の経糸糊付機の熱風乾燥装置にお
いては、乾燥室を流通する熱風は、速度と温度が乾燥室
の床側と天井側でほぼ同様になるので、乾燥室を数段〜
十数段に分割された状態で走行する経糸シートは、第1
従来例の熱風乾燥装置における場合に比較して、均一に
乾燥される。
【0015】また、本発明の経糸糊付機の熱風乾燥装置
は、熱風の噴出口を乾燥室の天井か又は床の片側にのみ
設けているので、乾燥室の天井と床の両側に設けた第2
従来例の熱風乾燥装置に比較して、設備費が安価にな
る。
【0016】従って、数段〜十数段に分割された経糸シ
ートを均一にかつ安価に乾燥させることができる。
【0017】
【実施例】本例の経糸糊付機の熱風乾燥装置は、糊付装
置とシリンダ乾燥装置の間に、図1と図2に示すよう
に、前後に細長い乾燥室1を設け、乾燥室1の前後の壁
に経糸シートyの入口2と出口3を設けている。
【0018】乾燥室1は、長さが8.5mであり、幅が
1.9mであり、床から天井までの高さが入口2側で
0.5mであって出口3側で0.3mである。
【0019】図示しないが、乾燥室入口2の外側位置と
乾燥室出口3の外側位置には、それぞれ、経糸シートの
分割装置を設けている。乾燥室入口2側の分割装置によ
る分割段数は、最大10段である。乾燥室出口3側の分
割装置による分割段数は、最大5段である。糊付装置で
糊付けされた経糸シートyは、両分割装置で上下に数段
〜10段に分割された状態で乾燥室1をその入口2から
出口3に走行する。
【0020】乾燥室1の入口2側と出口3側には、図1
と図2に示すように、それぞれ、同様な構造の熱風循環
装置4,13を設けている。
【0021】乾燥室入口2側の熱風循環装置4は、図1
と図2に示すように、乾燥室1の天井の上に、送風機と
空気加熱装置からなる熱風発生装置5を設けている。
【0022】乾燥室1の天井の入口2側端部には、図1
に示すように、熱風の噴出口6を設け、噴出口6にダク
ト7で熱風発生装置5の出口を接続している。熱風が乾
燥室1の天井の噴出口6から、乾燥室1を多段に分割さ
れた状態で走行する経糸シートyに吹き付けられる。
【0023】乾燥室1の天井の中央部と乾燥室1の床の
中央部には、図1に示すように、それぞれ、熱風の吸入
口8,9を設け、乾燥室1の天井の吸入口8をダクト1
0で熱風発生装置5の入口に接続し、また、図1,図2
と図3に示すように、乾燥室1の床の吸入口9に接続し
た左右の両ダクト11をダクト10の左右の両側面に接
続して、乾燥室1の床の吸入口9を左右の両ダクト11
を経て熱風発生装置5の入口に接続している。乾燥室1
の熱風が天井と床の両吸入口8,9から吸い出される。
【0024】熱風発生装置5において発生した熱風が乾
燥室1の天井の噴出口6から乾燥室1に流入し、乾燥室
1を経糸シートyと同方向に流通し、天井と床の両吸入
口8,9から流出して熱風発生装置5に戻る熱風循環通
路を形成している。
【0025】ダクト10は、図1,図2と図3に示すよ
うに、送風機付きの排気ダクト12に接続している。ダ
クト10中の熱風の一部が大気に放出される。
【0026】乾燥室出口3側の熱風循環装置13は、図
1と図2に示すように、乾燥室1の天井の上に熱風発生
装置14を設け、図1に示すように、乾燥室1の天井の
出口3側端部に熱風の噴出口15を設け、噴出口15に
ダクト16で熱風発生装置14の出口を接続している。
熱風が乾燥室1の天井の噴出口15から、乾燥室1を多
段に分割された状態で走行する経糸シートyに吹き付け
られる。
【0027】乾燥室1の天井の中央部と乾燥室1の床の
中央部には、図1に示すように、それぞれ、熱風の吸入
口17,18を設け、乾燥室1の天井の吸入口17をダ
クト19で熱風発生装置14の入口に接続し、また、図
1と図2に示すように、乾燥室1の床の吸入口18を左
右の両ダクト20を経て熱風発生装置14の入口に接続
している。乾燥室1の熱風が天井と床の両吸入口17,
18から吸い出される。
【0028】熱風発生装置14において発生した熱風が
天井の噴出口15から乾燥室1に流入し、乾燥室1を経
糸シートyと逆方向に流通し、天井と床の両吸入口1
7,18から流出して熱風発生装置14に戻る熱風循環
通路を形成している。
【0029】ダクト19は、図1と図2に示すように、
送風機付きの排気ダクト12に接続している。ダクト1
9中の熱風の一部が大気に放出される。
【0030】なお、図1に示すように、乾燥室1の天井
の吸入口8、17にそれぞれ吸入量調節用のダンパ21
を設け、排気ダクト12とダクト10の間、排気ダクト
12とダクト19の間にそれぞれ排気量調節用のダンパ
22を設けている。
【0031】本例の経糸糊付機の熱風乾燥装置において
は、熱風が乾燥室1にその天井の噴出口6、15から流
入し、床と天井の両側の吸入口8,9、17,18から
流出するので、乾燥室1を流通する熱風は、速度と温度
が乾燥室1の床側と天井側でほぼ同様になる。乾燥室1
を数段〜10段に分割された状態で走行する経糸シート
yは、ほぼ均一に乾燥される。
【0032】経糸シートyの走行速度が速くて、経糸の
熱収縮が多い場合でも、経糸シートyの乾燥むらに起因
する張力むらが発生し難い。
【0033】<変形例> 1)実施例においては、熱風発生装置5を乾燥室1の天
井側に設けて熱風の噴出口6、15を乾燥室1の天井に
設けているが、熱風発生装置5を乾燥室1の床側に設け
て熱風の噴出口6、15を乾燥室1の床に設ける。
【0034】2)実施例においては、熱風循環装置4,
13は、2台設けているが、1台又は3台設ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の経糸糊付機の熱風乾燥装置の
縦断側面図である。
【図2】同例の経糸糊付機の熱風乾燥装置の平面図であ
る。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
y 経糸シート 1 乾燥室 6 天井の噴出口 8 天井の吸入口 9 床の吸入口 15 天井の噴出口 17 天井の吸入口 18 床の吸入口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糊付けされた経糸シートを、多段に分割
    した状態で乾燥室を走行させ、乾燥室を流通する熱風で
    乾燥させる経糸糊付機の熱風乾燥装置において、 乾燥室の天井か又は床の片側に熱風の噴出口を設け、乾
    燥室の片側の噴出口から熱風を、乾燥室を多段に分割さ
    れた状態で走行する経糸シートに吹き付ける構成にし、 乾燥室の天井と床の両側にそれぞれ熱風の吸入口を設
    け、乾燥室の両側の吸入口から乾燥室の熱風を吸い出す
    構成にし、 熱風が乾燥室に片側の噴出口から流入し、乾燥室を経糸
    シートと同方向又は逆方向に流通し、両側の吸入口から
    流出する熱風通路を形成したことを特徴とする熱風乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】 乾燥室の外側位置に、乾燥室を走行する
    経糸シートを多段に分割する分割装置を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の熱風乾燥装置。
JP9754892A 1992-04-17 1992-04-17 経糸糊付機の熱風乾燥装置 Pending JPH05295651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9754892A JPH05295651A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 経糸糊付機の熱風乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9754892A JPH05295651A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 経糸糊付機の熱風乾燥装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05295651A true JPH05295651A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14195300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9754892A Pending JPH05295651A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 経糸糊付機の熱風乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05295651A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5259124A (en) Open top compact dryer oven for a web
US5303484A (en) Compact convective web dryer
US2060430A (en) Treatment of webs of material
US3012335A (en) Treating web-like material by a gaseous medium
US4905381A (en) Open top compact dryer oven for a web
JPS5844945B2 (ja) 連続状の運動する帯状物を浮動支持する空気柱装置
JPH01321994A (ja) 移動ウェブの乾燥方法および組み合わせ乾燥機
CA2377523C (en) Nozzle arrangement in airborne web-drying and method for improving heat transfer in airborne web-drying
US4227317A (en) Apparatus for the heat treatment of textiles
JPH0345794A (ja) ウエブ乾燥装置
FI78525C (fi) Infratork.
KR100584514B1 (ko) 건조 및 고정장치
JPH11503496A (ja) 紙ウエブまたは板紙ウエブを乾燥する乾燥部の概念および方法
US4295284A (en) Dryer range
JPH0310870B2 (ja)
KR102111724B1 (ko) 필름 시트용 텐터기
JPH04316694A (ja) 抄紙機乾燥部の逆転シリンダグループ用ブローおよび空気調整装置
JPH05295651A (ja) 経糸糊付機の熱風乾燥装置
US3641681A (en) Carpet dryer
US4170075A (en) Nozzle for web processing apparatus
JPH05247833A (ja) 経糸糊付機の熱風乾燥装置
US2779105A (en) Hot air dryer
CN105452561B (zh) 用于织物、纤维素及其他纤维材料的流体处理单元及流体处理方法
US2541383A (en) Apparatus for drying warp and the like
JP2000314070A (ja) 経糸糊付け機の熱風乾燥装置