JPH05293773A - 打撃機 - Google Patents

打撃機

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JPH05293773A
JPH05293773A JP12548792A JP12548792A JPH05293773A JP H05293773 A JPH05293773 A JP H05293773A JP 12548792 A JP12548792 A JP 12548792A JP 12548792 A JP12548792 A JP 12548792A JP H05293773 A JPH05293773 A JP H05293773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
chamber
rod
striking
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP12548792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Watabe
一孝 渡部
Noboru Kozasa
昇 小篠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAN GIKEN KK
Original Assignee
SAN GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンクリートや岩盤をはつり或いは穿孔するブ
レーカー,削岩機等に於けるピストンが打撃具を打撃し
た際の打撃音を低減させる。 【構成】ケーシング1に往復移動可能に収容されたピス
トン2がチゼル3、或いはビットを装着するシャンクロ
ッド15を打撃する打撃位置に打撃空間となる室8を形成
し、該室8と真空ポンプへの接続部材であるニップルと
の間を通孔9により接続する。真空ポンプを駆動して室
8内の真空状態を維持し、これにより打撃音の伝播を阻
止することで騒音を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリートや岩盤等を
穿孔又ははつりを行う削岩機或いはブレーカー等の打撃
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリートや岩盤を穿孔し或いははつ
りを行うために先端にビットを取り付けた削岩機やチゼ
ルを取り付けたブレーカー等の打撃機が用いられてい
る。これ等の打撃機では、ケーシングの内部に往復直進
運動を行うピストンと、コンクリートや岩盤を打撃する
ビット或いはチゼル等の打撃具を一体的に取り付けた棒
状の部材とが設けられている。そしてピストンによって
棒状の部材を打撃することで、該部材を介して打撃具に
打撃力を付与している。
【0003】上記打撃機を用いてコンクリートや岩盤に
対する穿孔又ははつりを行う場合、ピストンが棒状部材
を打撃する際の衝撃音が発生するという問題があり、特
にピストンを駆動する際の駆動源に空圧を用いた場合、
排気音が発生するという問題がある。
【0004】上記諸問題を解決するために、打撃機をカ
バーによって覆ったり、排気部に消音マフラーを取り付
けることが行われている。然し、排気部に消音マフラー
を取り付けた場合であっても、該マフラーによる防音効
果はさほど期待し得ない。このため、騒音を低減させる
ためにはカバーによって覆った油圧駆動による打撃機を
用いることが好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し、打撃機を防音用
のカバーで覆った場合、作業状況を確認することが困難
であり、作業性が著しく劣化するという問題がある。こ
のため、発生する騒音を低減させた打撃機の開発が要望
されている。
【0006】本発明の目的は、削岩機やブレーカーから
発生する打撃音を低減させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る打撃機は、往復直進運動を行うピストン
と、前記ピストンによって打撃力を付与される棒状部材
と、前記ピストン及び棒状部材を収容するケーシング
と、前記棒状部材と一体的に取り付けられた打撃具とを
有する打撃機に於いて、ケーシングに真空ポンプと接続
するための接続部材を設けると共に前記ピストンが棒状
部材を打撃する打撃位置の周辺に打撃空間を形成し、前
記接続部材と打撃空間を連通させて、該打撃空間に真空
圧を作用させるように構成したものである。
【0008】
【作用】上記打撃機によれば、ピストンが棒状部材を打
撃する打撃空間を接続部材を介して真空ポンプによって
真空吸引することで、該空間を真空状態に維持すること
が出来る。このため、ピストンが棒状部材を打撃する際
の打撃音が空気を介して伝播することがなく、騒音を低
減させることが出来る。
【0009】
【実施例】以下上記打撃機の実施例について図により説
明する。図1はコンクリートや岩盤にはつりを行う際に
用いられる油圧駆動方式を採用したブレーカーAの断面
図である。
【0010】図に於いて、ブレーカーAは、ケーシング
1と、ケーシング1の内部に収容されて矢印a,b方向
への往復直進運動を行うピストン2と、棒状部材となる
被打撃部3aを一体的に構成した打撃具となるチゼル3
とを有して構成されている。
【0011】ケーシング1の上方側(図1に於ける左
側)に圧力室4が設けられ、この圧力室4にピストン2
の一方の端部2bが突出している。圧力室4には所定の
圧力に調整された窒素ガス等のガスが充填されており、
このガス圧によってピストン2を常に矢印a方向に付勢
している。
【0012】ケーシング1の内周面とピストン2の外周
面との間であって所定位置に複数の油室5a〜5cが形
成されている。またケーシング1にはスプール6aを内
蔵したバルブ6が設けられており、このバルブ6と前記
油室5a〜5cが通路7a〜7cを介して夫々連通され
ている。バルブ6は圧油をスプール6aの移動に伴って
油室5aに供給してピストン2を圧力室4に充填された
ガス圧による矢印a方向への付勢力に抗して矢印b方向
に移動させるものである。またピストン2の矢印b方向
への移動に伴ってスプール6aが移動し、この移動によ
って圧油の供給を油室5aから油室5cに切替えること
で、ピストン2をガス圧により矢印a方向に移動させ
る。
【0013】ケーシング1の下方側(図1に於ける右
側)に打撃空間となる室8が設けられ、この室8にピス
トン2の一方の端部である打撃部2a及びチゼル3の被
打撃部3aが突出している。室8は通孔9を介してケー
シング1に設けた接続部材となるニップル10と接続さ
れ、ニップル10はホース11を介して図示しない真空ポン
プと接続されている。
【0014】チゼル3はピストン2によって打撃力を付
与されたとき、ケーシング1の内部を軸方向に摺動して
コンクリート或いは岩盤に対するはつりを行うものであ
る。このため、チゼル3とケーシング1の間には僅かな
空隙が形成されている。前記空隙を封鎖するために、ケ
ーシング1の下方端とチゼル3とを接続して気密性を有
し、且つチゼル3の往復摺動に追従可能なジャバラ12が
取り付けられている。即ち、ジャバラ12の一方の端部12
aは固定リング13によってケーシング1の下方側端部に
気密性を維持して固着され、また他方の端部12bは固定
リング13によってチゼル3に気密性を維持して固着され
ている。尚、14はジャバラ12を保護するカバーである。
【0015】上記構成に於いて、室8及びジャバラ12の
内部空間は夫々導通した密封空間として構成される。従
って、真空ポンプを駆動すると、室8及びジャバラ12の
内部空間は真空状態に維持される。
【0016】上記の如く構成されたブレーカーAでは、
図示しない真空ポンプを作動させて室8及びジャバラ12
の内部空間を真空状態に維持し、その後バルブ6を作動
させて通路7aから油室5aに圧油を供給すると、ピス
トン2はガス圧の付勢力に抗して矢印b方向に移動す
る。ピストン2が矢印b方向への移動限に達すると、圧
油は通路7bから戻りスプール6aを移動させて通路7
aを遮蔽すると同時に通路7cを開放し、圧油は油室5
cに供給される。このため、ピストン2は圧力室に充填
されたガスの圧力による付勢力によって矢印a方向に急
速に移動し、打撃部2aがチゼル3の被打撃部3aを打
撃する。従って、チゼル3が軸方向に摺動し、この摺動
によってコンクリートや岩盤に対するはつりを行う。
【0017】ピストン2がチゼル3を打撃したとき、室
8が真空状態に維持されているため、打撃音の伝播が阻
止され発生する騒音が低減する。
【0018】図2はコンクリートや岩盤を穿孔する際に
用いられる油圧駆動方式を採用した削岩機Bの断面図で
ある。図に於いて、前述の実施例と同一部分或いは同一
の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略
する。
【0019】図に於いて、削岩機Bは、ケーシング1の
内部にピストン2及び棒状部材となるシャンクロッド15
を収容して構成されている。ケーシング1の上方側(図
2に於ける右側)には、ダイヤフラム16aを変形させて
図示しない油圧ポンプから吐出された圧油を一時的に蓄
える蓄圧部16が形成されている。この蓄圧部16と連続し
た位置にバルブ6が配置されている。
【0020】シャンクロッド15の上方側の端部は被打撃
部15aとして構成され、下方側(図2に於ける左側)の
内部には図示しないビットを装着するホルダー部15bが
形成されている。シャンクロッド15は図示しない油圧モ
ーター等の駆動部材によって回転駆動されるギヤ17に対
し軸方向に摺動可能に嵌合されている。即ち、シャンク
ロッド15はピストン2によって打撃力を付与されて軸方
向に往復摺動し、且つギヤ17によって回転力を付与され
て一方向に回転する。
【0021】ケーシング1の下方側に打撃空間となる室
8が形成され、該室8にピストン2の打撃部2a及びシ
ャンクロッド15の被打撃部15aが突出している。この室
8はギヤ17を収容するギヤ室18に連通しており、真空ポ
ンプと接続されるニップル10はギヤ室18と対向して設け
られ、また通孔9もギヤ室18と連通している。
【0022】現在一般に市販されている削岩機では、ギ
ヤ17及びシャンクロッド15の潤滑を目的としてケーシン
グ1の上端からピストン2の中心を通って潤滑油を供給
する通路19が形成されている。従って、通路19にグリス
を封入すると共に端部を盲栓20によって封鎖することで
通路19を密封することで、市販されている削岩機を改造
して用いることが可能である。
【0023】上記の如く構成された削岩機Bでは、図示
しない真空ポンプを駆動してギヤ室18,室8,通路19の
真空状態を維持して圧油を供給すると、圧油は油室5a
に供給されてピストン2を矢印c方向に移動させ、同時
に、供給された圧油は蓄圧部16に蓄えられる。そしてピ
ストン2が矢印c方向の移動限に達すると、バルブ6が
移動して供給された圧油及び蓄圧部16に蓄えられた圧油
が同時に油室5cに供給され、ピストン2を矢印d方向
に移動させ、ピストン2の打撃部2aがシャンクロッド
15の被打撃部15aを打撃する。従って、シャンクロッド
15に装着されたビットには、ピストン2の往復移動に伴
う打撃力とギヤ17の回転に伴う回転力とが付与され、こ
れ等の力の複合作用によってコンクリート等を穿孔す
る。
【0024】上記穿孔過程に於いて、ピストン2がシャ
ンクロッド15を打撃したとき、室8は真空状態に維持さ
れるため、打撃音の伝播が阻止され発生する騒音が低減
する。またギヤ室18も真空状態に維持されるため、ギヤ
の噛合により発生する騒音も低減する。
【0025】図3は自走式台車にブレーカーAを取り付
けて構成したはつり装置或いは削岩機Bを取り付けて構
成した穿孔装置の側面図である。
【0026】図に於いて、台車20は走行部20aとフレー
ム20bとからなり、オペレーターの運転操作によって所
望の方向への走行が可能なように構成されている。フレ
ーム20bには複数のアーム及び各アームを駆動する複数
の油圧シリンダーからなるブーム21が設けられている。
ブーム21の先端に取付ベース22が取り付けられており、
この取付ベース22にガイドセル23に取り付けたブレーカ
ーA或いは削岩機B等の打撃機が設けられている。また
前記打撃機はカバー24によって略全周を被蓋されてい
る。
【0027】このため、オペレーターが台車20及びブー
ム21を操作して打撃機をコンクリート等に対する所定の
はつり位置或いは穿孔位置にセットし、その後、打撃機
の作動を開始させると共にガイドセル23を駆動すること
で、コンクリートや岩盤等に対するはつり或いは穿孔を
行うことが可能である。打撃機の作動に伴って発生する
ピストン2による打撃音は真空によって伝播を阻止さ
れ、且つ振動音及び他の騒音はカバー24によって遮蔽さ
れる。従って、コンクリート等に対するはつり作業或い
は穿孔作業を低騒音状態で実施することが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
打撃機では、打撃空間を真空状態に維持するので、ピス
トンが棒状部材を打撃する際の打撃音が空気を介して伝
播することがない。このため、騒音を低減させることが
出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧駆動方式を採用したブレーカーAの断面図
である。
【図2】油圧駆動方式を採用した削岩機Bの断面図であ
る。
【図3】自走式台車にブレーカーAを取り付けて構成し
たはつり装置或いは削岩機Bを取り付けて構成した穿孔
装置の側面図である。
【符号の説明】
Aはブレーカー、Bは削岩機、1はケーシング、2はピ
ストン、2aは打撃部、3はチゼル、3aは被打撃部、
4は圧力室、5a〜5cは油室、6はバルブ、8は室、
9は通孔、10はニップル、11はホース、12はジャバラ、
15はシャンクロッド、15aは被打撃部、15bはホルダー
部、16は蓄圧部、17はギヤ、18はギヤ室、20は台車、21
はブーム、24はカバーである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復直進運動を行うピストンと、前記ピ
    ストンによって打撃力を付与される棒状部材と、前記ピ
    ストン及び棒状部材を収容するケーシングと、前記棒状
    部材と一体的に取り付けられた打撃具とを有する打撃機
    に於いて、ケーシングに真空ポンプと接続するための接
    続部材を設けると共に前記ピストンが棒状部材を打撃す
    る打撃位置の周辺に打撃空間を形成し、前記接続部材と
    打撃空間を連通させて、該打撃空間に真空圧を作用可能
    にさせたことを特徴とした打撃機。
JP12548792A 1992-04-20 1992-04-20 打撃機 Pending JPH05293773A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12548792A JPH05293773A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 打撃機

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JP12548792A JPH05293773A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 打撃機

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JP12548792A Pending JPH05293773A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 打撃機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100084218A1 (en) * 2007-04-04 2010-04-08 Sandvik Mining And Construction Oy Sound dampening housing for rock drill
WO2021187691A1 (ko) * 2020-03-17 2021-09-23 (주)대동이엔지 진공 브레이커
CN114934558A (zh) * 2022-04-01 2022-08-23 徐州巴特工程机械股份有限公司 一种全液压旋转-冲击式破碎机具

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031007