JPH05293695A - 溶接棒ガイド付パイプ溶接ホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 銅パイプと銅パイプのジョイント溶接におい
て，足場の不便な場所，せまい場所，少々の風がある場
所，等特に初心者でも早く確実に溶接ができる器具を提
供する。 【構成】 半円状，上アーム６の中央へ上軸４を設け
る，半円状，下アーム１２の中央へ下軸１４を設ける。
上軸４，下軸１４の両端へ上クリップ１７と，下クリッ
プ１５を設ける。半円状の上アーム６と，下アーム１２
の間へ防炎防風内カバー１１，防炎防風外カバー９を装
着する。半円状，上アーム６の左右へ溶接棒ガイド左１
８，と溶接棒ガイド右７，を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明はクリップと防炎防風カ
バー，溶接棒ガイドを装着したパイプ溶接ホルダーに関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】ガスバーナーの先端に防炎防風カバーを
装着したもの。パイプ溶接ホルダーをパイプへねじ止め
し溶接するもの。従来防炎防風カバーとパイプ溶接ホル
ダーは別々であった。

【０００３】

【発明が解決しょうとする課題】防炎防風カバーをバー
ナーの先端に装着したためパイプとバーナーとの間隔を
一定に保ちながら加熱し右手で溶接棒を持って溶着する
ため経験をつまないと難しい。パイプ溶接ホルダーはパ
イプに，ねじで固定しガスバーナで加熱し溶着したため
時間が必要であった。本発明はこれらの欠点を一気に解
決したものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】上軸（４）の上部と下軸
（１４）の下部の両軸に上クリップ（１７）と下クリッ
プ（１５）を設ける。上軸（４）の下部と下軸（１４）
の上部の両軸の間に半円状の防炎防風内カバー（１１）
と防炎防風外カバー（９）を設ける。上アーム（６）の
両端に溶接棒ガイド右（７）と溶接棒ガイド左（１８）
を設ける。上軸（４），下軸（１４），上アーム
（６），下アーム（１２），防炎防風内カバー（１
１），防炎防風外カバー（９），その他，の材質は，
鉄，ステンレス，真ちゅう，の丸棒又は柱状５ミリ角，
板状のステンレス０．２−０．３ミリ，木，等である。
以上の構成からなる，溶接棒ガイド付パイプ溶接ホルダ
ーである。

【０００５】

【作用】上パイプ（１２）を上クリップ（１７）ではさ
み，下パイプ（１６）の上部を拡管し，上パイプ（１
２）の下部へ差し込み，下パイプ（１６）を，下クリッ
プ（１５）ではさみガスバーナーで赤色になるまで加熱
し，溶接棒を溶接棒ガイド右（７）又は溶接防ガイド左
（１８）へ貫通し，ジョイント（２２）部へ当て溶融し
溶着する。

【０００６】

【実施例】以下本案の実施例について説明する （イ）上軸（４）の下部を上アーム（６）に熱溶着
（５）する，下軸（１４）の上部を下アーム（１２）へ
熱溶着（２３）する。又は上軸（４）と下軸（１４）を
一本の軸として上アーム（６）を熱溶着（５）し下アー
ム（１２）を熱溶着（２３）する。 （ろ）防炎防風カバー止左軸（２４），防炎防風カバー
止右軸（１０），アーム縦軸（２１），複数個を上アー
ム（６）と下アーム（１２）の間に複数箇所，熱溶着
（１３）する。 （ハ）上アーム（６）と下アーム（１２）の間に防炎防
風内カバー（１１）を装着する，上アーム（６）と下ア
ーム（１２）の間に防炎防風外カバー（９）をカバー両
端を数ミリ内側へ折り曲げ（２０）防炎防風カバー止右
軸（１０）に防炎防風外カバー（９）の片方を引っ掛け
反対側を防炎防風カバー止左軸（２４）へ引っ掛け装着
する。 （ニ）上アーム（６）に溶接棒ガイド左（１８）と溶接
棒ガイド右（７）を熱溶着（８）する。 （ホ）上軸（４）の上部と下軸（１４）の下部へ上クリ
ップ（１７）下クリップ（１５）をクリップ取り付けね
じ（３）で装着する。 （ヘ）上クリップ（１７）と下クリップ（１５）へつま
み取り付けねじ（２）でクリップつまみ板（１）を装着
する。

【０００７】本案は以上のような構造でこれを使用する
ときは，上パイプ（１２）の下部を本体の中心位置へ上
クリップ（１７）ではさむ，下パイプ（１６）の上部を
拡管し上パイプ（１２）の下部へ差し込み，ジョイント
（２２）し下パイプ（１６）を下クリップ（１５）では
さむ。ガスバーナーで，ジョイント（２２）部を赤色に
なるまで加熱，溶接棒（１９）を溶接棒ガイド左（１
８）又は溶接棒ガイド右（７）を貫通しジョイント（２
２）部へ当て溶融し溶着する。

【０００８】

【考案の効果】溶接棒ガイドが装着してあるため，初心
者でも手ぶれがなく安心して簡単に使用できる，場所を
選ばない。防炎防風カバーが装着してあるため，造営物
の近くでも使用可能，少々の風にも負けない。クリップ
が装着してあるため，パイプへの装着がワンタッチ使
用，時間がかからない。両手が使えるため，ガスバーナ
ーを自由に使えるため安全，確実，きれいに溶接可能。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案は使用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】 （１） はクリップつまみ板 （２） はつまみ取付けねじ （３） はクリップ取付けねじ （４） は上軸 （５） は熱溶着 （６） は上アーム （７） は溶接棒ガイド右 （８） は熱溶着 （９） は防炎防風外カバー （１０）は防炎防風ガバー止右軸 （１１）は防炎防風内カバー （１２）は下アーム （１３）は熱溶着 （１４）は下軸 （１５）は下クリップ （１６）は下パイプ （１７）は上クリップ （１８）は溶接棒ガイド左 （１９）は溶接棒 （２０）は折り曲げ （２１）はアーム縦軸 （２２）はジョイント （２３）は熱溶着 （２４）は防炎防風外カバー止左軸

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】半円状の上アーム（６）と下アーム（１
   ２）の間をアーム縦軸（２１）複数個と防炎防風カバー
   止右軸（１０）防炎防風カバー止左軸（２４）で支え，
   アーム立軸（２１）複数個と防炎防風カバー止右軸（１
   ０）防炎防風カバー止左軸（２４）をかくすように防炎
   防風内カバー（１１）と防炎防風外カバー（９）を装着
   する。上アーム（６）の中心上部へ上軸（４）を設け
   る，上軸（４）上部へ上クリップ（１７）を設ける。上
   アーム（６）の上，左側へ溶接棒ガイド左（１８）を設
   け，右側へ溶接棒ガイド右（７）を設ける。下アーム
   （１２）の中心下部へ下軸（１４）を設ける，下軸（１
   ４）下部へ下クリップ（１５）を設けてなる，溶接棒ガ
   イド付パイプ溶接ホルダー。