JPH05293074A - 内視鏡装置と内視鏡用洗浄チューブ - Google Patents

内視鏡装置と内視鏡用洗浄チューブ

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JPH05293074A
JPH05293074A JP4096473A JP9647392A JPH05293074A JP H05293074 A JPH05293074 A JP H05293074A JP 4096473 A JP4096473 A JP 4096473A JP 9647392 A JP9647392 A JP 9647392A JP H05293074 A JPH05293074 A JP H05293074A
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JP
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endoscope
cleaning
tube
tip
channel
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JP4096473A
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Seiji Kuramoto
聖治 倉本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り扱いを簡単にすると共に、内視鏡挿入部
の湾曲量が変化した場合においても確実に観察光学系を
洗浄する。 【構成】 内視鏡1のチャンネル内に挿抜自在な洗浄チ
ューブ13は、チャンネル開口部12より挿入され、挿
入部2内を挿通して先端より突出し、観察光学系を含む
先端部へ洗浄用流体を噴出して洗浄を行う。洗浄チュー
ブ13は、チューブ本体14と先端チップ15とを有
し、先端チップ15には洗浄用流体を噴出する噴出口が
周回状に軸方向に2列形成されている。この噴出口の列
間距離は、挿入部2の湾曲部8を湾曲動作させた場合に
生じる内視鏡先端部7からの先端チップ15の突出量の
変化幅に対応するように設定されており、湾曲量が変化
した場合においても観察光学系へ洗浄用流体が噴出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の観察光学系等
を洗浄する洗浄チューブとこの洗浄チューブを備えた内
視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】細長の挿入部を体腔内等の被検部位に挿
入して被写体像の観察等を行う内視鏡が医療分野、工業
分野などで広く用いられている。
【0003】内視鏡装置は、先端部の対物レンズが汚れ
て良好に観察できなくなった場合などにこの対物レンズ
を洗浄する洗浄手段が一般に設けられている。
【0004】従来の医療用内視鏡の先端側を図8に示
す。この医療用内視鏡の挿入部の先端部52には観察窓
53が形成され、この観察窓53には対物レンズ系54
が取り付けられ、この対物レンズ系54の焦点面に配置
したイメージガイド55の先端面に光学像を結ぶように
構成されている。
【0005】前記観察窓53に隣接して送気・送水チャ
ンネル56が形成されており、この送気・送水チャンネ
ル56の先端には洗浄用のノズル57が取り付けられて
いる。このノズル57の先端は屈曲されて、観察窓53
に取り付けられる対物レンズ系54の外表面に向くよう
に配設され、このノズル57から噴出される洗浄水など
により、体液などで汚れた対物レンズ系54(観察窓5
3)の外表面を洗浄できるようにしている。また、これ
と同様に対物レンズ付近に設けられた洗浄ノズルによっ
て対物レンズを洗浄する装置が実開昭57−18750
4号公報に開示されている。
【0006】しかし、前記従来例の内視鏡では、ノズル
57が屈曲しているので、内視鏡を使用すると、このノ
ズル57内に汚物等が溜まり易く、使用後の消毒液など
による消毒処理でも完全に除去、滅菌することが困難に
なり、この消毒処理が完全でないと、雑菌の繁殖源とな
る恐れがあった。
【0007】そこで、本出願人は、特願平3−2640
72号において、内視鏡と別体でチャンネル内に挿抜自
在な洗浄カテーテル装置を提案している。この装置で
は、先端部に複数の洗浄用噴出口を有するノズル部が設
けられており、前記洗浄用噴出口より噴出する洗浄用流
体により、対物レンズを洗浄することができる。
【0008】また、特開平3−272729号公報に
は、チャンネル内に挿通され、先端部に斜め後方に流体
を放出する放出孔を形成したチューブを備えた内視鏡が
開示されている。この装置においても、チューブ内を導
かれた洗浄用流体を放出孔より放出し、対物レンズを洗
浄することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、送気
・送水チャンネルを設けて先端に取り付けたノズルから
洗浄液などを噴出するものでは、ノズル内に汚物等が溜
まり易く雑菌の繁殖源となる恐れがあった。一方、内視
鏡のチャンネル内に挿抜自在な洗浄チューブの場合は、
洗浄後に洗浄チューブを抜去してチャンネル内及び洗浄
チューブを十分に消毒、滅菌することができる。
【0010】しかしながら、前記従来の洗浄カテーテル
装置では、図9(a)及び(b)に示すように、挿入部
先端部58を湾曲動作させると洗浄チューブが挿通され
ているチャンネルの長さLが変化するため、洗浄チュー
ブの先端部59の挿入部先端からの突出量Mが変化して
しまう。このため、洗浄チューブ先端部59に設けられ
た噴出口が内視鏡のチャンネル内に引き込まれてしまう
場合があり、対物レンズの洗浄ができない問題点が起こ
る。従って、挿入部の湾曲量に応じて洗浄チューブ先端
部59の突出量を設定する必要があり、このような突出
量の設定は煩雑であり、操作性が良くない。また、噴出
口が周方向に設けられていないものでは、挿入部が湾曲
動作すると洗浄チューブがチャンネル内で回転するため
に噴出口が対物レンズの方向へ向かない場合も生じる。
これらのことに対処するために、対物レンズに対して噴
出口の向き、位置等を設定する手段を設けることは、部
品点数の増加、加工工程の増加及び生産性の低下を招い
たり、操作性が低下するなどの不具合が発生する。
【0011】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、十分に滅菌消毒でき清潔な状態を保つことがで
きると共に取り扱いが簡単であり、内視鏡挿入部の湾曲
量が変化した場合においても確実に観察光学系を洗浄す
ることが可能な内視鏡装置と内視鏡用洗浄チューブを提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡装置
は、細長の挿入部の先端部に観察光学系を設けると共に
前記挿入部内を通じるチャンネルを有する内視鏡と、前
記チャンネル内に挿抜自在であって、細長のチューブ部
と、前記チューブ部の先端部に設けられ前記内視鏡の観
察光学系に洗浄用流体を噴出可能な洗浄用噴出口を少な
くとも軸方向に複数形成した流体噴出部とを有する洗浄
チューブとを備え、前記複数の洗浄用噴出口は、前記洗
浄チューブを前記チャンネル内に挿入し前記内視鏡の挿
入部の湾曲量が変化した場合においても少なくとも一つ
が前記観察光学系へ洗浄用流体を噴出可能に形成したも
のであり、本発明による内視鏡用洗浄チューブは、先端
部に観察光学系を設けた内視鏡のチャンネルに挿抜自在
で前記内視鏡の観察光学系を洗浄する内視鏡用洗浄チュ
ーブであって、細長のチューブ部と、前記チューブ部の
先端部に設けられ洗浄用流体を噴出可能な洗浄用噴出口
を少なくとも軸方向に複数形成した流体噴出部とを備え
たものである。
【0013】
【作用】内視鏡のチャンネル内に挿抜自在な洗浄チュー
ブによって観察光学系へ洗浄用流体を噴出して洗浄を行
う。前記洗浄チューブ先端部の流体噴出部には、前記観
察光学系に洗浄用流体を噴出可能な洗浄用噴出口が少な
くとも軸方向に複数形成されており、前記内視鏡の挿入
部の湾曲量が変化した場合においても少なくとも一つの
洗浄用噴出口より前記観察光学系へ洗浄用流体が噴出さ
れる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、図
1は内視鏡装置の全体の構成を示す説明図、図2は洗浄
チューブの先端部の構成を示す説明図、図3は洗浄チュ
ーブをチャンネル内に挿通し挿入部を湾曲動作させたと
きの作用を説明するための説明図である。
【0015】図1において、内視鏡1は観察手段を内蔵
し、体腔内などに挿入できるように細長で可撓性を有す
る挿入部2と、この挿入部2の後端に連設された太幅の
操作部3と、この操作部3の後端に形成された接眼部4
と、前記操作部3の側部から延出された図示しないライ
トガイドケーブルとからなり、このライトガイドケーブ
ルの端部はコネクタ(図示せず)を介し、図示しない光
源装置と着脱自在に接続されるようになっている。
【0016】前記挿入部2は先端側から硬質の先端部7
と、湾曲自在の湾曲部8と、可撓性の可撓管部9とから
なり、前記操作部3に設けた湾曲ノブ11を操作するこ
とにより、前記湾曲部8を湾曲操作可能になっている。
【0017】また、前記ライトガイドケーブルのコネク
タを光源装置に接続することにより、光源装置内の図示
しないランプの白色光が、図示しないライトガイドによ
り伝送されて前記先端部7側の端面の照明窓から前方に
出射され、図示しない被検体を照明するようになってい
る。
【0018】前記被検体からの反射光は、先端部7に設
けられた図示しない観察窓より入射し、観察光学系によ
って被検体の光学像が結ばれる。この被検体の光学像
は、挿入部2内を挿通した図示しないイメージガイドに
よって接眼部4まで伝送され、接眼部4において肉眼に
て拡大観察することができるようになっている。
【0019】また、前記内視鏡1には、処置具等を挿通
して治療処置等を行うことが可能なようにチャンネルが
設けられており、このチャンネルは手元側が操作部3の
チャンネル開口部12で開口し、挿入部2内を経て先端
部7の図示しない開口部まで挿通している。
【0020】前記内視鏡1のチャンネル開口部12よ
り、後述する洗浄チューブ13を挿通して、挿入部先端
部7の観察窓の外表面等、すなわち観察光学系の外表面
等を洗浄する洗浄手段として使用可能になっている。
【0021】この洗浄チューブ13は、前記チャンネル
内を挿通可能で可撓性を有する細長で中空のチューブ部
としてのチューブ本体14と、このチューブ本体14の
先端側に設けられ、このチューブ本体14と共に前記チ
ャンネル内を挿通され、前記挿入部2の先端部7から露
呈可能な流体噴出部としての先端チップ15と、前記チ
ューブ本体14の後端側に設けられ、前記内視鏡1のチ
ャンネル開口部12に洗浄チューブ13の手元側端部を
固定する固定部16とを備えて構成されている。前記洗
浄チューブ13は、洗浄液や空気等の洗浄用流体を供給
する図示しない流体供給手段に接続されるようになって
おり、流体供給手段からの洗浄液等がチューブ本体14
内を通って先端チップ15から噴出するようになってい
る。
【0022】図2は図1のA部を拡大して示した図であ
り、前記先端チップ15には、洗浄液等を噴出する噴出
口17が周回状に軸方向に2列に複数形成されている。
この噴出口17の列間距離mは、洗浄チューブ13を内
視鏡1のチャンネルに挿通して先端部より先端チップ1
5を突出させたときに、挿入部2の湾曲部8を湾曲動作
させた場合に生じる内視鏡先端部7からの先端チップ1
5の突出量の変化幅に対応するように設定されている。
また、前記2列の噴出口17は、周方向において重なら
ないように交互に設けられている。
【0023】なお、複数の噴出口は、軸方向に2列にか
ぎらず、湾曲部の湾曲動作による洗浄チューブの突出量
の変化幅の範囲内で複数列設けても良い。
【0024】洗浄チューブ13により内視鏡1の観察光
学系を洗浄する場合には、まず、洗浄チューブ13を内
視鏡1のチャンネル開口部12より挿入し、チューブの
先端チップ15を挿入部2の先端より突出させ、洗浄チ
ューブ13の手元側端部を固定部16によりチャンネル
開口部12に固定する。そして、図示しない流体供給手
段より洗浄用流体が洗浄チューブ13に供給され、この
洗浄用流体が図3に示すように内視鏡先端部7の先端開
口部18より突出した先端チップ15の噴出口17から
出射され、挿入部先端の観察窓19等に達して観察光学
系を含む挿入部先端が洗浄される。
【0025】ここで、湾曲部8を下方向、すなわち洗浄
チューブ13が挿通されているチャンネル側に湾曲させ
たときは、図3(b)に示すように、先端チップ15は
挿入部先端より十分に突出しており、噴出口17から洗
浄用流体を噴出させて観察窓19等の挿入部先端を十分
に洗浄することができる。
【0026】また、湾曲部8を上方向、すなわち洗浄チ
ューブ13が挿通されているチャンネルと反対側に湾曲
させたときは、図3(a)に示すように、先端チップ1
5基端側はチャンネル20内に入ってしまうが、先端チ
ップ15先端側は挿入部先端より突出しており、洗浄用
流体を送ると先端側の噴出口17aより噴出し、観察窓
19を含む挿入部先端が洗浄される。
【0027】このように、洗浄用流体を内視鏡先端部へ
導いて洗浄を行う洗浄チューブにおいて、内視鏡先端部
の観察光学系などに洗浄用流体を噴出する噴出口を軸方
向に複数形成することによって、湾曲動作を行う毎に手
元側で先端チップの突出量を調整する必要が無く、最初
に突出量を固定するのみであらゆる湾曲状態においても
少なくとも一つの噴出口より観察光学系に洗浄用流体を
噴出することができ、内視鏡挿入部の湾曲量が変化した
場合においても確実に観察光学系を洗浄することができ
る。また、噴出口は周方向にも形成されており、内視鏡
挿入部にねじれが生じた場合においても観察光学系に洗
浄用流体を噴出することができる。この洗浄チューブ
は、内視鏡のチャンネルに挿抜自在であり、症例毎に使
い捨てとして新しいものを使用したり、消毒滅菌済みの
ものを使用することができ、清潔な状態を保つことがで
きる。また、先端チップの突出量や噴出口の方向を湾曲
量が変化する度に設定する必要が無いため、取り扱いが
簡単であり、操作性も良く、装置も簡略に構成できる。
【0028】図4ないし図6は本発明の第2実施例に係
り、図4は洗浄チューブの先端部の構成を示す図であ
り、(a)は先端側から見た正面図、(b)は(a)の
B−B線一部切り欠き断面図、(c)は(a)のC−C
線一部切り欠き断面図、図5は洗浄チューブの固定部の
構成を示す一部切り欠き断面図、図6は内視鏡のチャン
ネル開口部に洗浄チューブの固定部を固定する様子を示
す説明図である。
【0029】第2実施例は、洗浄チューブの先端チップ
及び後端側の固定部の構成を変形した例である。
【0030】図4に示すように、洗浄チューブ21は、
円筒状で先端が球状に閉塞した先端チップ22がチュー
ブ本体23の内側に螺合することにより連結されて構成
されている。先端チップ22には、周方向に90°おき
に、そして軸方向に2列に噴出口24が形成されてい
る。この2列の噴出口24は、(a)〜(c)に示すよ
うに、周方向に45°ずれた形で設けられている。ま
た、噴出口24は、後方に傾いて形成され、斜め後方に
向いて開口しており、洗浄チューブ21内を導かれた洗
浄用流体が斜め後方に噴射されるようになっている。
【0031】洗浄チューブ21の後端側には、図5に示
すように固定部25が設けられている。固定部25は、
内視鏡のチャンネル開口部12に固定する際に把持する
固定つまみ26と、この固定つまみ26に螺合して連設
され、先端部内側にチャンネル開口部12に螺合するネ
ジ部28を有する接続部材27と、前記固定つまみ26
の先端面と接続部材27の内側の段部との間に設けられ
た弾性を有する締めつけ部材29とを有している。この
固定部25内の管腔部には、チューブ本体23の基端部
に連設されたパイプ部30が摺動可能に挿通しており、
固定つまみ26を回転させることにより締めつけ部材2
9が中心軸方向に変形し、パイプ部30を締めつけて固
定できるようになっている。また、パイプ部30の後端
側には、流体供給手段としてのシリンジを接続するため
のシリンジ接続部31が連設されている。
【0032】洗浄チューブ21により内視鏡1の観察光
学系を洗浄する場合には、まず、図6に示すように、先
端チップ22を含むチューブ本体23を内視鏡1のチャ
ンネル開口部12より挿入し、固定部25の接続部27
を図6の矢印方向に回転させてネジ部28をチャンネル
開口部12に螺合させて取り付けることにより、固定部
25をチャンネル開口部12に固定する。そして、洗浄
チューブ21のチューブ本体23及びパイプ部30を前
後方向に摺動させて先端チップ22の挿入部先端からの
突出量を決める。この状態で固定つまみ26を図6の矢
印方向に回転させることにより、締めつけ部材29が中
心軸方向に変形し、パイプ部30が締めつけられて固定
部25内で固定される。これにより、チューブ本体23
及びパイプ部30は、固定部25及びチャンネル開口部
12に対して軸方向に位置が固定される。
【0033】次に、図示しないシリンジをシリンジ接続
部31に接続し、このシリンジによって洗浄チューブ2
1内に洗浄用流体を送り込む。すると、洗浄用流体がチ
ューブ本体23内を導かれて先端チップ22に達し、噴
出口24より斜め後方に噴射される。これにより、洗浄
用流体が挿入部先端に勢い良く当たり、観察窓を含む挿
入部先端の汚れが除去される。
【0034】このように、第1実施例と同様に噴出口を
軸方向に複数形成することによって、あらゆる湾曲状態
においても少なくとも一つの噴出口より観察光学系に洗
浄用流体を噴出することができ、内視鏡挿入部の湾曲量
が変化した場合においても確実に観察光学系を洗浄する
ことができる。また、噴出口を斜め後方に向けて形成し
たので、洗浄用流体を勢い良く観察窓に当てることがで
き、落ちにくい汚れも十分に取り除くことができる。ま
た、固定部によって洗浄チューブとチャンネル開口部と
の位置を固定することができ、先端チップの突出量の位
置決めができると共に、使用中に洗浄チューブがチャン
ネルから抜けることを防止できる。
【0035】その他の構成、作用及び効果は第1実施例
と同様である。
【0036】図7は本発明の第3実施例に係り、洗浄チ
ューブを内視鏡のチャンネルに挿通した状態における先
端部の構成を示す一部切り欠き断面図である。
【0037】第3実施例の洗浄チューブ41は、第1実
施例と同様に先端チップ42に軸方向に2列の噴出口4
3が形成されている一方、この先端チップ42の基端部
にOリング部44が設けられている。また、内視鏡のチ
ャンネル20の先端開口部には、Oリング部44が弾発
的に嵌合するラバー部45が設けられている。すなわ
ち、Oリング部44とラバー部45の少なくとも一方は
弾性を有しており、Oリング部44とラバー部45とが
緊密に嵌合して気密性が保持されるようになっている。
なお、洗浄チューブ41は、チューブ本体46をチャン
ネル20に挿通して挿入部先端より突出させた後に、先
端チップ42をチューブ本体46に装着するように構成
されている。
【0038】この実施例では、洗浄の際にまずチューブ
本体46を内視鏡のチャンネル20に挿通して挿入部先
端より突出させ、先端チップ42をチューブ本体46に
装着する。次に、洗浄チューブ41を手元側に引き込
み、Oリング部44をラバー部45に緊密に嵌合させ、
チャンネル20の先端開口部を気密にする。そして、流
体供給手段より洗浄チューブ41に洗浄用流体を供給
し、先端チップ42の噴出口43より噴出させ、観察光
学系を含む挿入部先端を洗浄する。このとき、チャンネ
ル20の先端開口部は気密に保持されているため、血液
や汚物等がチャンネル20内に入り込むことはない。
【0039】このように、噴出口を軸方向に複数形成す
ることによって、あらゆる湾曲状態においても少なくと
も一つの噴出口より観察光学系に洗浄用流体を噴出する
ことができ、第1実施例と同様の効果を有する。また、
Oリング部とラバー部とによってチャンネルの先端開口
部を気密に保持することができるため、汚物等がチャン
ネル内に入り込むことを防止でき、内視鏡を清潔に保つ
ことができる。
【0040】その他の構成、作用は第1実施例と同様で
ある。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、十
分に滅菌消毒でき清潔な状態を保つことができると共に
取り扱いが簡単であり、内視鏡挿入部の湾曲量が変化し
た場合においても確実に観察光学系を洗浄することが可
能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、
図1は内視鏡装置の全体の構成を示す説明図
【図2】洗浄チューブの先端部の構成を示す説明図
【図3】洗浄チューブをチャンネル内に挿通し挿入部を
湾曲動作させたときの作用を説明するための説明図
【図4】本発明の第2実施例に係る洗浄チューブの先端
部の構成を示す図であり、(a)は先端側から見た正面
図、(b)は(a)のB−B線一部切り欠き断面図、
(c)は(a)のC−C線一部切り欠き断面図
【図5】洗浄チューブの固定部の構成を示す一部切り欠
き断面図
【図6】内視鏡のチャンネル開口部に洗浄チューブの固
定部を固定する様子を示す説明図
【図7】本発明の第3実施例に係る洗浄チューブを内視
鏡のチャンネルに挿通した状態における先端部の構成を
示す一部切り欠き断面図
【図8】従来の内視鏡先端部の構成を示す断面図
【図9】従来の装置において洗浄チューブを内視鏡のチ
ャンネルに挿通して湾曲動作させた状態を示す説明図
【符号の説明】
1…内視鏡 2…挿入部 3…操作部 7…先端部 8…湾曲部 12…チャンネル開口部 13…洗浄チューブ 14…チューブ本体 15…先端チップ 16…固定部 17…噴出口 19…観察窓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長の挿入部の先端部に観察光学系を設
    けると共に前記挿入部内を通じるチャンネルを有する内
    視鏡と、 前記チャンネル内に挿抜自在であって、細長のチューブ
    部と、前記チューブ部の先端部に設けられ前記内視鏡の
    観察光学系に洗浄用流体を噴出可能な洗浄用噴出口を少
    なくとも軸方向に複数形成した流体噴出部とを有する洗
    浄チューブとを備え、 前記複数の洗浄用噴出口は、前記洗浄チューブを前記チ
    ャンネル内に挿入し前記内視鏡の挿入部の湾曲量が変化
    した場合においても少なくとも一つが前記観察光学系へ
    洗浄用流体を噴出可能に形成したことを特徴とする内視
    鏡装置。
  2. 【請求項2】 先端部に観察光学系を設けた内視鏡のチ
    ャンネルに挿抜自在で前記内視鏡の観察光学系を洗浄す
    る内視鏡用洗浄チューブであって、細長のチューブ部
    と、前記チューブ部の先端部に設けられ洗浄用流体を噴
    出可能な洗浄用噴出口を少なくとも軸方向に複数形成し
    た流体噴出部とを備えたことを特徴とする内視鏡用洗浄
    チューブ。
JP4096473A 1991-08-02 1992-04-16 内視鏡装置と内視鏡用洗浄チューブ Withdrawn JPH05293074A (ja)

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DE4220701A DE4220701C2 (de) 1991-08-02 1992-06-24 Reinigungsvorrichtung für ein Endoskop
US08/395,524 US5630795A (en) 1991-08-02 1995-02-27 Cleaning tube apparatus for endoscope

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7613503B2 (en) 2002-08-09 2009-11-03 Boston Scientific Scimed, Inc. Device with infusion holes for imaging inside a blood vessel

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