JPH05292941A - 脂肪組織の採取ならびに処理および微小血管内皮細胞の調製方法と装置 - Google Patents

脂肪組織の採取ならびに処理および微小血管内皮細胞の調製方法と装置

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JPH05292941A
JPH05292941A JP4113590A JP11359092A JPH05292941A JP H05292941 A JPH05292941 A JP H05292941A JP 4113590 A JP4113590 A JP 4113590A JP 11359092 A JP11359092 A JP 11359092A JP H05292941 A JPH05292941 A JP H05292941A
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chamber
rinse
tissue
digestion
rinsing
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JP4113590A
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Paul G Alchas
ポール・ジー・アルカス
Pisa Joseph A Di
ジョゼフ・エイ・ディ・ピサ
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Becton Dickinson and Co
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Becton Dickinson and Co
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M45/00Means for pre-treatment of biological substances
    • C12M45/09Means for pre-treatment of biological substances by enzymatic treatment

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  • Biomedical Technology (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 組織を採取と処理をおこない、内皮細胞標品
を得るための、組織のすすぎ、ドレイン、消化および分
離のための槽を備えた装置と方法を提供する。 【構成】 槽11は処理中組織を保持する、すすぎおよ
び消化チェンバー19を有する。すすぎ及び消化チェン
バーに取りつけられた流入口20からはすすぎ溶液とリ
ポサクション装置による組織が流入する。槽内にはドレ
インチェンバー22があり、すすぎおよび消化チェンバ
ーと液体連続し、真空源に接続する。槽内のスクリーン
はすすぎおよび消化チェンバーとドレインチェンバーを
隔て、これを介して溶液の漉し取りを可能にする。槽内
の分離チェンバーは別のスクリーンによって隔てられて
いる。分離チェンバーと液体連続する導管には一対の管
接続口が取付けられており、導管との選択的な連続はバ
ルブ37によって調節される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景と説明 自家血管が移植の選択肢の一つである事情には変りはな
いが、血管障害の進行と、別途に外科手術を行なってお
かねばならないことが、自家移植の利用にとっての隘路
となっている。このため、他に方法がない場合には人工
グラフト(artificial graft)移植
が、虚血部位(ischemic areas)の血流
回復の手段となっている。三十年以上にわたって人工グ
ラフト移植はアテローム性動脈硬化症による血管障害に
もとずく虚血部位の血流を緊急に回復する措置として用
いられてきた。これに加え、人工グラフトは慢性腎不全
の患者の血液透析において血管に接続するために、また
動脈瘤の修復のために用いられてきた。
【0002】虚血組織の灌流に初期的に有効であるとは
いえ、これら人工グラフトの長期的な予後は良好なもの
とは云えない。市販のグラフトは血栓をひきおこしやす
いという点で、理想からは程遠い。長時間経過すると、
直径4mm以下のグラフトはフィブリンの沈着と細胞の
接着によって閉塞がすすむと共に開存性を失なう。この
プロセスは二次的なものであり、その一部は移植された
人工器官の表面が裸、つまり内皮細胞で覆われていない
ことによる血栓を生じやすい性質によるとみられる。B
erger et al.の“ヒトにおける動脈補綴の
治癒:その不完全性”Ann.Surg.175:11
8−27(1972)参照。
【0003】かくして、最近の多くの研究の焦点は人工
器官をヒトの内皮細胞で被覆(lining)すること
にあてられている。イヌでは内皮細胞を大口径および小
口径のグラフトに播種した結果、1か月から4か月のう
ちに完全な内皮細胞の被覆がみられた。血管内皮細胞は
血栓を生じないという特有の性質をもった表面を代表す
るとみられるところから、「内皮細胞は小口径の人工血
管グラフトの表面を被覆するための論理的な最初の選
択」であると報告された。血管グラフトの表面への機能
的な内皮細胞の移植は開存率を高め、動物モデルにおい
て血流表面での血栓形成を低下させることが判明してい
る。
【0004】過去と現在の研究の焦点は血管断片からの
大血管内皮細胞の分離と、これにつづくグラフト管腔上
へのこれら細胞の播種にあてられている。組織培養の進
歩は人工血管表面への高密度の播種のための、内皮細胞
の大量の生産を可能にした。この技術は臨床的な目的の
ためには大きな障害がある。細胞の内皮化の速度は低密
度の播種法を用いた場合には遅い。培養した内皮細胞を
用いた高密度の播種は組成のはっきり定まっていない培
地を用いる必要があるために、臨床的目的には簡単に適
用しがたい。
【0005】ヒトの微小血管内皮細胞、すなわち毛細血
管、細動脈、細静脈から得られた細胞は、大血管内皮細
胞と微小血管内皮細胞との間に、生体組織内では形態的
および機能的に違いがあるに拘らず、大血管細胞に代っ
てよく機能しうることがわかっている。微小血管内皮細
胞は生体組織に多量に存在し、とくに脂肪組織に著し
い。これを利用すれば大多数の移植の予後を目ざましく
改善する、移植前の細胞の被覆率(confluenc
e)が少くとも50%という条件を達成することができ
よう。ここでの論議を進めるにあたっては脂肪組織を微
小血管内皮細胞の代表的な供給源としてとりあげてゆく
が、他の組織に由来する内皮細胞も同様に用いられるこ
とは当然である。
【0006】大血管内皮細胞を人工グラフト上に播種す
ることに伴なう困難を克服するために、自家脂肪組織か
ら内皮細胞を分離し、続いて血管補綴に高密度播種を行
なう方法が発展した。
【0007】微小血管内皮細胞が血流と接触する表面で
内皮化することができるのは既に示されてはいたが、手
術室環境のもとでこれら細胞を入手、管理するための方
法には格別の考慮が払われねばならない。血管グラフ
ト、あるいはその他の移植物は、同一の手術日程内であ
らかじめ採取された、脂肪組織に由来する微小血管内皮
細胞によって十分な被覆をうける。脂肪組織は無菌的状
態が達成されたのち患者より採取される。この脂肪部位
に存在する微小血管内皮細胞は酵素消化と遠心分離によ
って関連組織から迅速に分離され、同じ手術工程の後の
段階で行なわれる移植に用いられる移植物表面の処理に
供される。この方式によれば、患者は患者由来の新鮮な
内皮細胞で十分、あるいはそれに近い状態に被覆された
グラフトをうけ入れることが可能になる。
【0008】微小血管に富んだ組織としては腎周囲脂
肪、皮下脂肪、大網(omentum)、胸腔や腹膜腔
に存在する脂肪などである。これら組織にカゼイナーゼ
およびトリプシンを含むコラゲナーゼのようなタンパク
質分解酵素を加え、組織が消化されて分散するまで酵素
処理をおこなう。ついで微小血管内皮細胞は消化液か
ら、低速遠心分離により、内皮細胞に富んだペレットと
して分離する。
【0009】生じた微小血管内皮細胞は、血漿タンパク
なるべくならば1%の血漿タンパクを含む食塩緩衝溶液
に懸濁することが望ましい。この懸濁液は容量比でペレ
ットと溶液の比が1:5から1:15、できれば1:1
0とし、次いで対象とする表面と共に培養し、内皮細胞
の付着によって表面が少なくとも50%被覆されるに至
るまで培養をつづける。この結果、内皮化によって全表
面が一面に被覆されたか、移植後直ちに(1回の細胞分
裂によって)被覆されるに至るようなグラフト移植の改
良が可能となる。このような、内皮細胞による被覆を生
じさせるような処理を行なえる移植は、たとえば人工血
管や人工心臓、人工心弁(heartvalves)な
どの脈管系の人工器官に限らない。本発明の装置と方法
はポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、などの
既知の合成素材より成る表面や、臍静脈、伏在静脈、ウ
シ動脈などの天然素材の表面を内皮化するためにも利用
することが可能である。
【0010】今日一般に採用されている方法は、ビーカ
ー、フラスコ、遠心管、振とう培養槽、ピペット、注射
筒、無菌フードなどを用いている。ある方法によれば、
供与された組織は直ちに氷冷した食塩緩衝溶液(pH
7.4)に移される。ここで緩衝剤はリン酸塩、すなわ
ち食塩リン酸塩(PBS)がよいとされる。組織は小さ
なハサミで寸断し、余分な緩衝液をとり除く。タンパク
質分解酵素混液、すなわちカゼイナーゼおよびトリプシ
ンを含んだコラゲナーゼを組織に加え、組織の塊が分散
するまで37℃で培養する。消化は30以内で完了する
が一般的には20分以内に収めるべきである。消化液を
滅菌試験管に移し、卓上遠心機で室温で5分間低速遠心
(700×g)を行なう。
【0011】こうして得られた細胞のペレットは95%
以上の内皮細胞を含んでいる。この内皮細胞は細動脈、
毛細管、細静脈など、微小血管の全てから由来している
ため、微小血管内皮細胞(MEC)とここでは名付け
る。このMEC沈殿は食塩緩衝液、できればPBSを用
いて遠心によって一度洗滌する。次いでMEC懸濁液は
できれば遠心(200×g)によってペレットにし、タ
ンパクを含んだ緩衝液に再懸濁する。この再懸濁はペレ
ットと緩衝液が容量比で1:5から1:15あるいはペ
レットの10倍容量の緩衝液を用いて行なう。この細胞
懸濁液を管状グラフトに封入して両端を閉じ、あるいは
処理をうけるべき表面に重層する。
【0012】細胞の相互作用のための至適条件は補綴に
用いる素材の材質、あるいはこれがそれまでにうけた前
処理、そしてまたこの表面がMECを受容を容易にする
ための修飾をうけたかなどによって左右される。内皮細
胞のこれら素材表面への付着を可能にするために十分の
時間をかけて培養したのち、表面をタンパク質を含んだ
緩衝液で洗滌する。
【0013】米国特許第4,820,626号及び関連
する出願のなかで、グラフト表面を内皮細胞で処理する
方法が教示された。これらの方法によれば、皮下脂肪組
織をカニューレを介して引圧下アスピレーターを用いて
粘性のトラップ(mucous trap)に採取す
る。このトラップを滅菌ビーカー上に静置した、ふるい
を内部にもつロートに移しかえる。ついですすぎ溶液を
組織に注ぎ、赤血球や溶解した脂肪を除去する。この組
織をコラゲナーゼ含有溶液を含む滅菌エーレンマイヤー
フラスコに移しかえ、37℃で20分間攪拌する。コラ
ゲナーゼ処理した組織液は滅菌したコニカル遠心管に移
しかえられ、700×gで7分間遠心を行なう。内皮細
胞は遠心管からピペットでとりだす。グラフトは注射筒
の射出部に接続し、チューブ内に固定する。細胞は血漿
タンパク溶液に再懸濁し、別の注射筒と注射針により上
記注射筒に注入する。細胞はグラフト内腔に射出され、
このグラフトは2時間回転させる。(これらの操作はす
べて手動(マニュアル)で行なわれる)。
【0014】このような進歩にも拘らず、手術室環境に
おいてグラフトの内皮細胞による被覆の簡便で信頼性の
おける方法に対する必要が依然として存在し、本発明は
この必要に応えるものである。本発明は大量の内皮細胞
の容易な分離を可能にし、これは手術室において簡単に
実施できるものである。内皮細胞は脂肪組織以外の組
織、たとえば脳、肺、網膜、副腎、肝臓および筋肉等か
ら分離することができるとは云え、多量に存在するこ
と、また利用のしやすさから、さらに採取が処置をうけ
る患者に対して悪影響を与えることが考えられない点か
ら、内皮細胞の起源として脂肪組織を用いることが望ま
しい。次善の方法として心膊はあるが脳死した供与死体
からの、あるいは手術をうけなかった側の供与体腎から
の、腎周囲脂肪を得る途がある。分離された内皮細胞は
移植のためのグラフト上に沈着させられる。
【0015】発明の要約 組織を採取、処理して内皮細胞を得る装置を開発した。
これは組織を分離し、消化し、ドレインし、すすぎを行
なう槽をもつ。槽内には処理中に組織を保持するすすぎ
および消化チェンバーをもつ。すすぎおよび消化チェン
バーには流入口(inlet)をもち、これはリポサク
ション(liposuction:脂肪組織を吸引する
装置)と液体で連結する。ドレインチェンバーは槽内に
適宜装着し、これはすすぎ、消化チェンバーと液体接続
している。またドレインチェンバーは真空源と液体で連
結する接続口をもつ。槽内にはスクリーンがおかれ、こ
れによってすすぎおよび消化チェンバーがドレインチェ
ンバーと分けられ、すすぎ液をすすぎおよび消化チェン
バーからドレインチェンバーへと漉し取ることができ
る。
【0016】槽内にはすすぎ及び消化チェンバーととも
に分離チェンバーが装着され、これは別のスクリーンに
よってすずき及び消化チェンバーと分けられている。導
管(channel)上二つの管接続口が適当に離れて
ついており、それぞれの管接続口はバルブによって導管
と選択的に導通させることができる。無菌条件下ですす
ぎ、消化、処理をうけた組織は、導管中に内皮細胞標品
として集めることができる。槽は概観円筒形をなし、分
離チェンバーを装着するための円錐台形の末端をもつ。
【0017】内皮細胞標品を得るための、組織の望まし
い採取法と処理法は、採取のための槽を内皮細胞標品を
得るための処理に用いるというステップを踏むことであ
り、この槽はすすぎおよび消化チェンバー、ドレインチ
ェンバー、分離チェンバーをもつようなものである。次
ぎのステップはすすぎ溶液をすすぎおよび消化チェンバ
ーに導入することである。これに続くステップは、すす
ぎ及び消化チェンバー内の処理されるべき組織が、ドレ
インチェンバーへと移行するすすぎ溶液から分離できる
ような性能を槽にもたせることである。次いで酵素をす
すぎおよび消化チェンバーに投入するというステップが
これに続く。これは次のステップ、酵素による組織の消
化中、すすぎおよび消化チェンバーを攪拌している間、
処理をうける組織と酵素を一定時間消化が十分に行なわ
れる温度に加温するというステップにひきつがれる。槽
の遠心によって細胞はすすぎ及び消化チェンバーから分
離チェンバーに移行する。次いで微小血管内皮細胞のペ
レットをバルブの選択的操作によって分離採取するのが
最終ステップとなる。
【0018】図の説明 図1は組織を採取、処理し内皮細胞標品を得るための本
発明の器具の斜視図である。
【0019】図2は図1の2−2の線に沿って得た部分
断面図であり、バルブのハンドルの位置は遠心中の第一
ポジションを示している。
【0020】図3は遠心中のバルブおよび管接続口での
流れを模式的に表わしたものである。
【0021】図4は図2と同様、図1の部分断面図であ
るが、バルブの位置は遠心後の第2ポジションを示して
いる。
【0022】図5は遠心後のバルブおよび管接続口を通
じての可能な流れを図解している。図6は、図1、2、
4と同様に装置を示すための部分的断面の側立面図であ
るが、ここでは発明の例示としてフィルター装着の変法
を図解している。
【0023】図7は本発明の別の例示として、図6の装
置の使用例の変法を示す、部分的な断面の側立面図であ
る。
【0024】図8は内皮細胞標品を得るための、組織の
採取および処理の過程をブロックダイヤグラムとして示
したものである。
【0025】発明の詳細 各図について用いられている同じ数字および記号はすべ
て同じ部位を示すものである。図1は内皮細胞を得るた
めの組織の採取と処理に関する本発明の装置10の概観
をあらわす。槽11は装置10のなかで、組織のすす
ぎ、ドレイン、消化および分離に用いられる。図2〜7
の側立面図に示されているように、槽11は二つの部
分、12および13より成る。必要とされるわけではな
いが槽11は形成が容易で、内皮細胞を処理とする過程
で用いられる物質に侵されない、低コストのポリマーで
造ることができる。上部12は倒置したカップ14であ
り、下部13は円錐台形ロウト15で、上端16は倒置
カップ14の開口下端17と接続し、槽11の閉鎖空間
18を形成する。すすぎ及び消化チェンバー19は槽1
1の倒置カップ14の内部にあり、処理中、組織を適切
に取り扱うことができる。
【0026】流入口20はすすぎ及び消化チェンバー1
9の側面21にとりつけられ、微小血管内皮細胞をもつ
組織をすすぎおよび消化チェンバー19に導入するため
の外部リポサクション(図中にない)と液体連絡するた
めの接続口となっている。図2に示されているように、
ドレインチェンバー22は槽11の倒置カップ14の内
部上方23の位置にあり、すすぎおよび消化チェンバー
19と液体連絡している。
【0027】図6において、閉鎖空間18内にドレイン
チェンバー24が上記とは別のかたちをとって位置して
いるところを示す。ドレインチェンバー22も24もと
もに倒置カップ14の上端26を貫通する接続口25を
もち、これを通じて真空源(図示されていない)と液体
連絡が可能となっている。
【0028】図7では装置は2、3および4と類似であ
るが接続口20と25の位置が逆転している。詳しく云
えば、ドレインチェンバーはこの場合19′であり、す
すぎおよび消化チェンバーは24′となるので、図7で
の流入口は25′、流出口は20′となる。そしてすす
ぎおよび消化チェンバー24′は閉鎖空間18の中央に
位置する。
【0029】図2において、倒置カップ14の内部にあ
り、槽11に位置する上部スクリーン27はすすぎおよ
び消化チェンバー19とドレインチェンバー22を隔
て、すすぎおよび消化チェンバー19からドレインチェ
ンバー22へのすすぎ溶液のみの漉し取りを可能にす
る。スクリーン27にはいろいろな形をとらせることが
可能である。図2ではスクリーン27は平面的であり、
すすぎおよび消化チェンバー19とドレインチェンバー
22がこれによって隔てられる。このため、ドレインチ
ェンバー22は倒置カップ14の内部上方23に位置す
ることになり、すすぎおよび消化チェンバー19はその
すぐ下に接する。図6ではスクリーン28は円筒形を示
しており、ドレインチェンバー24は倒置カップ14の
中央、A軸に沿って設置されることになる。すすぎおよ
び消化チェンバー19はスクリーンに囲まれたドレイン
チェンバーをとりまくようにして外接している。
【0030】下部13は内部チェンバー29をもつ円錐
台形のロウト15からなり、上端16は倒置カップ14
の底面開口端と接続して、閉鎖空間18、29を形成す
る。図2、4および6の実施例では、それぞれ横に置か
れた平面状のスクリーン30をもつ。スクリーン30は
ロウト15の上端16に接している。図7の実施例では
スクリーン30を備えていない。
【0031】管31はロウト15の先端32と接続して
いる。管31は一対の互いに離れた管接続口34、35
をもち、これらは管31の中央に位し、上下に伸びる導
管36に接続している。管接続口34、35は導管36
と選択的に導通させることができる。
【0032】出入口34、35を導管36と選択的に接
続するための、出入口34、35の選択的な導通は、図
6に示すようにバルブ、37、45によって実行され
る。この実行のためには、バルブ37は矢印46で示さ
れるように回転し、バルブ45は矢印47によって示さ
れるように回転する。矢印48、49は管接続口34、
35を通じての二方向の流れを示したものである。出入
口34と35を導管36と選択的に液体接続させるため
には、導管36の上下両端に位置し、管接続口34、3
5と操作的に連結しているバルブ37、45を操作する
ことによって選択的な液体連続が計られる。バルブ3
7、45を用いることによって無菌的な条件下ですす
ぎ、消化、そして処理をうけた組織を、微小血管内皮細
胞ペレットとして槽内で分離することができる。ペレッ
トを採取するには管接続口34、35のいずれの一方か
らとりだすことができるようにバルブ37、45を調節
する。
【0033】図3はバルブ37、45での遠心中の液体
の流れを模式的に示したものである。この流路によっ
て、図2、4、6および7に示されている、導管36の
底部のトラップ38に赤血球が捕捉される。トラップ3
8にはペレットをなした微小血管内皮細胞より重い赤血
球が集められる。遠心後、バルブ37、45は図5に模
式的に示したように調節することができる。分離された
細胞が導管36とトラップ38から管接続口34、35
のいずれかに陰圧あるいは陽圧を加えることによって分
離された細胞を採取する際の二つの可能な流れを図示し
た。バルブ37、45は医用器機に汎用されている単純
な止栓をもって充てることができよう。導管はその中に
微小血管内皮細胞が集積できるような(図に示されてい
ない)形状をもっている。
【0034】内皮細胞標品を得るための組織の採取と処
理は図8にブロックとして模式的に描かれたような様々
なステップをもっている。この方法を実施するために、
内皮細胞標品を得るための、組織の処理と採取に用いる
槽を開発した。槽11はすすぎおよび消化チェンバー1
9、ドレインチェンバーおよび分離チェンバーをもつ。
【0035】処理をうける組織をすすぎおよび消化チェ
ンバーに導入するのは処理方法に先立つステップであ
る。組織はリポサクションという手続きで得ることがで
きよう。槽を適当に配置することによって、真空と重力
により組織に由来する不必要な体液を、すすぎおよび消
化チェンバー内の処理をうけるべき組織と、ドレインチ
ェンバー22あるいは24へ流れるすすぎ液とを隔てる
スクリーンを通して漉し取ることができる。ひきつづい
て酵素がすすぎおよび消化チェンバー19に導入され、
組織は酵素の存在のもとに、組織を消化するのに十分な
温度で一定時間加温される。消化は組織と酵素を含むす
すぎおよび消化チェンバー19を攪拌することによって
促進される。
【0036】倒置カップ14の上端26を頭にして槽を
遠心することにより、すすぎおよび消化チェンバーの消
化された組織から、細胞が分離チェンバー29へと集め
られる。すすぎと消化をうけた組織中に混在する赤血球
細胞は導管36の底部のトラップ38に集められる。そ
れは既に述べたように赤血球細胞は微小血管内皮細胞よ
り比重も重さも大きいからである。既に述べたように、
本発明の方法はバルブ37、45を分別的に使用するこ
とによって微小血管内皮細胞ペレットという形で得られ
た、消化された組織を分離するところまでを含む。
【0037】ここに記された方法と器具の形態は本発明
の望ましい実施例ではあるが、本発明は方法と装置の望
ましい形としてとりあげたこれらの実施例に限定される
ものではない点、また別記の請求の範囲で定義された発
明の範囲から離れることなく変更することは可能である
ことを理解されねばならない。たとえば、分離を促進す
るために、さまざまな性状の孔をもったスクリーンの利
用が考えられる。さらに最終細胞ペレットの量と質を高
めるために遠心の強さと攪拌の強さを変えることができ
よう。また横断面が円筒形であるとして示された消化メ
インチェンバーは、ある手術室環境のもとでは正方形を
とることもありえよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は組織を採取、処理し、内皮細胞標品を得
るための発明の装置の全体像を示したものである。
【図2】図2は図1の2−2の線に沿って得た部分断面
図であり、バルブのハンドルの位置は遠心中の第一ポジ
ションを示している。
【図3】図3は遠心中のバルブおよび管接続口での流れ
を模式的に表わしたものである。
【図4】図4は図2と同様、図1の部分断面図である
が、バルブの位置は遠心後の第2ポジションを示してい
る。
【図5】図5は遠心後のバルブおよび管接続口を通じて
の可能な流れを図解している。
【図6】図6は図1、2、4と同様、装置を変すための
部分的断面の側立面図であるが、ここでは発明の例示と
してフィルター装着の変法を図解している。
【図7】図7は本発明の別の例示として図6の装置の使
用法の変法を示す、部分的断面の側立面図である。
【図8】図8は内皮細胞標品を得るための、組織の採取
および処理の過程をブロックダイヤグラムとして示した
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョゼフ・エイ・ディ・ピサ アメリカ合衆国ニュージャージー州07481, ウィックオフ,メアリーアン・レーン 84

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すすぎおよび消化チェンバー、ドレイン
    チェンバーならびに分離チェンバーをもった槽(ves
    sel)を含む内皮細胞標品を得るための組織の採取と
    処理のための装置であって、これらのチェンバーを有す
    ることで、この槽内で無菌的に組織のすすぎ、消化およ
    び処理を行ない内皮細胞標品を得ることができることを
    特徴とする上記装置。
  2. 【請求項2】 すすぎおよび消化チェンバーはドレイン
    チェンバーとスクリーンによって隔てられている請求項
    1記載の装置。
  3. 【請求項3】 すすぎおよび消化チェンバーはスクリー
    ンによって分離チェンバーと隔てられている請求項2記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 上記スクリーンが上記ドレインチェンバ
    ーならびに上記分離チェンバーから上記すすぎおよび消
    化チェンバーを隔離し、上記ドレインチェンバーは上記
    すすぎおよび消化チェンバーをとり囲み、また上記ドレ
    インチェンバーは真空源(vacuum sourc
    e)に接続している請求項2記載の装置。
  5. 【請求項5】 すすぎおよび消化チェンバーは、脂肪組
    織源(fat source)に液体で連続する接続口
    をもち、この接続は上記スクリーンをはさんで、ドレイ
    ンチェンバーではない側の側面についている請求項4記
    載の装置。
  6. 【請求項6】 分離チェンバーは導管(channe
    l)で互いに結ばれた2つの管接続口をもち、導管とそ
    れぞれの管接続口にはバルブがあり、これによってこれ
    ら一対の管接続口を通って導管内の流れの方向をコント
    ロールできる請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 導管の底部にはトラップがあり、遠心に
    よって赤血球をトラップに、微小血管内皮細胞の沈渣
    (ペレット pellet)を導管内に分別できるよう
    に導管が設計されている請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 槽は円筒形のチェンバーと分離チェンバ
    ーを装着するための円錐台形(frusto−coni
    cal)の末端をもち、チェンバー内にはすすぎおよび
    消化チェンバーとドレインチェンバーを隔てるスクリー
    ンを含む請求項1記載の装置。
  9. 【請求項9】 すすぎおよび消化チェンバー、ドレイン
    チェンバーならびに分離チェンバーをもつ、組織を処理
    して内皮細胞を得るための採集槽を用意し;処理される
    べき組織をすすぎおよび消化チェンバーに導入し;すす
    ぎ液をすすぎおよび消化チェンバー中に導入し;すすぎ
    および消化チェンバーの中の処理をうけるべき組織を、
    ドレインチェンバーに送りこまれたすすぎ液から遮蔽す
    るように槽を配置し;酵素をすすぎおよび消化チェンバ
    ーに投入し;すすぎおよび消化チェンバーを攪拌しなが
    ら、消化にとって十分なだけの温度に処理すべき組織及
    び酵素を一定時間加温して組織を酵素で消化し;槽を遠
    心分離にかけてすすぎおよび消化チェンバーから、消化
    された組織より生じた細胞を分離チェンバーに移し;そ
    して消化された組織から細胞を導管中に微小血管内皮細
    胞のペレット(沈渣)として分離する;工程を含むこと
    を特徴とする、内皮細胞標品を得るために組織を採集及
    び処理する方法。
  10. 【請求項10】 微小血管内皮細胞のペレットとして、
    消化組織に由来する細胞をさらにバルブ手段を操作する
    ことによって導管内に分離する工程を更に含む請求項9
    記載の方法。
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