JPH05292665A - 電力系統の操作方式 - Google Patents

電力系統の操作方式

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JPH05292665A
JPH05292665A JP4115264A JP11526492A JPH05292665A JP H05292665 A JPH05292665 A JP H05292665A JP 4115264 A JP4115264 A JP 4115264A JP 11526492 A JP11526492 A JP 11526492A JP H05292665 A JPH05292665 A JP H05292665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
equipment
switch
transmission line
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4115264A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Otani
純一 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4115264A priority Critical patent/JPH05292665A/ja
Publication of JPH05292665A publication Critical patent/JPH05292665A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平常時の電力系統の設備停止操作において、
停止設備を与えることにより、自動的に今後の到達すべ
き系統状態を作成する。 【構成】 現在系統に対して与えられた停止設備15を
囲む開閉器17,18を停止設備切離しステップST1
で全て開放し、該停止設備切離しステップによる開閉器
17,18の開放後、停電設備・単独系統復旧ステップ
ST2で新たな停電設備・単独系統を健全系統を介して
救済する他の開閉器を抽出し、かつ投入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力系統における停
止設備を与えることにより、今後の到達すべき電力系統
の接続形態である目標系統を作成する電力系統の操作方
式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力系統に事故が発生した後に、復旧操
作をする場合の操作対象遮断器の優先順位は、例えば、
昭和62年電力技術研究会資料PE−87−172(社
団法人電気学会1987年7月28日発行)の第128
頁に以下に列挙するごとくに記載されている。
【0003】すなわち、(1)全ての停電内の開操作、
(2)全ての停電内の閉操作、(3)全ての充電内の併
用操作(ループが存在する場合、併用操作によっても潮
流は変化するが、大きな影響はないと考える)、(4)
操作時点において、併用操作、ループ開放操作対象の開
閉器が存在しないことを条件とした一つの充電内のルー
プ投入操作、(5)操作時点において、併用操作対象の
開閉器が存在しないことを条件とした一つの充電内のル
ープ開放操作、(6)全ての充電内の系統並列操作、
(7)未操作の停電内開閉器への充電が発生しないこと
を条件とした全ての充電のための閉操作(設備の充電の
負荷送電は切り離して考えている)、(8)発電力の不
足(過負荷解除のために要求される発電力の不足も含
む)を条件とした一つの発電機並列操作、の各順位とな
っている。
【0004】このうち、優先順位(1)においては、停
電内の開操作であり、事故設備の切り離しを行う。ま
た、優先順位(2)においては、停電内の閉操作であ
り、復旧準備としての母線併用、負荷開閉器の閉操作な
どを行う。
【0005】優先順位(4)も同様に充電内の閉操作で
あり、ループ投入を行う。優先順位(5)は充電系統の
並列操作であり、単独系統の並列を行う。優先順位
(6)は充電内の開操作であり、ループ開放などを行
う。また、優先順位(7)は充電のための閉操作であ
り、復旧操作を行う。優先順位(8)は発電機の並列操
作であり、発電機の並列を行う。
【0006】このようにして、到達すべき今後の電力系
統の接続形態、つまり目標系統と現時点における電力系
統の接続形態、さらに換言すれば、現在系統とを比較す
ることにより、開閉状態の異なる遮断器を操作候補遮断
器として抽出し、続いて操作候補遮断器の中から、前述
した優先順位により、実際に操作すべき遮断器を選択し
て、順次復旧操作を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力系統の操作
方式は以上のように構成されているので、今後の到達す
べき目標系統の作成の方法が与えられておらず、上記優
先順位に従って時々刻々実施すべき操作を選択し、人間
が目標系統を作成しなければならないなどの問題点があ
った。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、平常時の電力系統の停止操
作における今後の停止設備を与えることによって、自動
的に今後の到達すべき電力系統の接続形態である目標系
統を作成することができる電力系統の操作方式を得るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力系統
の操作方式は、現在系統と今後の電力系統操作により与
えられた停止設備を囲む開閉器を停止設備切離しステッ
プで全て開放し、該停止設備切離しステップによる開閉
器の開放後、停電設備・単独系統復旧ステップで新たな
停電設備・単独系統を健全系統を介して救済する他の開
閉器を抽出し、かつ投入するようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明における電力系統の操作方式は、停止
設備切離しステップにおいて目標とする電力系統設備を
停止状態とした今後の電力系統の接続形態である目標系
統を与えるとともに、停電設備・単独系統復旧ステップ
において新たな停止設備および単独系を最小とする目標
系統を与える。
【0011】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1において、1〜4は母線、5は母
線1,2間に接続された開閉器としての遮断器、6は母
線3,4間に接続された開閉器としての遮断器、7,8
は母線1,2間に直列に接続された断路器、9,10は
それぞれ母線1,2間に直列に接続された断路器であ
る。
【0012】また、遮断器6、断路器7,10は開状態
にあり、遮断器5、断路器8,9は閉状態にある。1
1,12はそれぞれ母線3,4間に直列に接続された断
路器、13,14は同じく母線3,4間に直列に接続さ
れた断路器であり、断路器11,14は開状態、断路器
12,13は閉状態にある。
【0013】さらに、15,16はそれぞれ送電線であ
り、送電線15は開閉器としての遮断器17を介して、
断路器7と8との接続点に接続されているとともに、開
閉器としての遮断器18を介して断路器11と12との
接続点に接続されている。
【0014】同様にして、送電線16は遮断器19を介
して断路器9と10との接続点に接続されているととも
に、遮断器20を介して、断路器13と14との接続点
に接続されている。21は母線1に電力を供給する大電
源である。
【0015】図2は今後における目標系統状態を示す電
力系統の単線結線図であり、図中の符号は図1と同じ設
備を示す。ここでは、遮断器17,18は開状態、遮断
器6は閉状態であり、他の遮断器5,19,20、断路
器7〜14の開閉状態は図1と同様である。
【0016】図3は図1の現在系統から図2の目標系統
を作成する途中の系統状態を示す電力系統の単線結線図
であり、図中の符号は図1と同じ設備を示す。ここで
は、遮断器17,18は開状態であり、その他の遮断器
5,6,19,20、断路器7〜14の開閉状態は図1
と同様である。
【0017】また、図4は与えられた停止設備から目標
系統を作成する方法を示すフローチャートであり、ステ
ップST1は停止設備切り離しステップであり、与えら
れた停止設備より接続を追い初めてぶつかる開閉器を全
て開閉する処理である。
【0018】さらに、ステップST2は停電設備・単独
系統復旧ステップであり、停止設備切離しステップST
1の開閉器開放処理により、停止設備を除く新たな停電
設備および単独系に着目し、当該停電設備または単独系
と大電源により充電されている健全系とを結ぶ開状態の
開閉器をサーチし、当該開閉器を投入することにより、
停電設備および単独系を復旧する処理である。
【0019】次に動作について説明する。いま、図1の
現在系統および停止設備として送電線15が与えられた
ものとし、図4のフローチャートに従い目標系統を作成
する場合を述べる。
【0020】まず、停止設備切離しステップでは、停止
設備としての送電線15に着目し、この送電線15より
接続を追い、初めてぶつかる開閉器として遮断器17,
18を抽出する。抽出された開閉器17,18を図1の
現在系統上で開放し、図3の系統状態を作成し、処理を
終了する(ステップST1)。
【0021】次に、停電設備・単独系統復旧ステップで
は、図1の現在系統と図3の系統状態とを比較し、新た
な停電設備・単独系統をサーチし、新たな停電設備とし
て、送電線15と母線4を抽出するが、送電線15は停
止設備のため、母線4を新たな停電設備とする。
【0022】そこで、母線4より接続を追い、大電源2
1により充電されている健全系と隣接する開状態の開閉
器をサーチし、遮断器6と断路器14を抽出し、いずれ
も母線3,4をループする操作となるが、断路器14の
投入の場合は、母線3と母線4を断路器13,14のみ
でループする運用となり、運用上の制約により、このケ
ースでは遮断器6が選択される。この遮断器6を図3の
系統上で投入し、送電線15を停止し、停電設備を最小
限とする図2に示すような目標系統を得る(ステップS
T2)。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、現在
系統と今後の電力系統操作により与えられた停止設備を
囲む開閉器を停止設備切離しステップで全て開放し、該
停止設備切離しステップによる開閉器の開放後、停電設
備・単独系統復旧ステップで新たな停電設備、単独系統
を健全系統を介して救済する他の開閉器を抽出し、かつ
投入するようにしたので、停止設備を停止させることに
よる影響および単独系を最小限にする目標系統を得るこ
とができるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による電力系統の操作方式
を実施する現在系統状態の電力系統を示すブロック図で
ある。
【図2】図1における電力系統の操作方式を実施する目
標系統状態の電力系統を示すブロック図である。
【図3】図1の現在系統状態から図2の目標系統状態へ
切換わる過程での電力系統を示すブロック図である。
【図4】この発明の操作方式の実施手順を示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
6,17,18 開閉器(遮断器) 15 停止設備 ST1 停止設備切離しステップ ST2 停電設備・単独系統復旧ステップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の電力系統の接続形態である現在系
    統と操作により今後到達すべき電力系統の接続形態であ
    る目標系統とを与えて、上記現在系統から上記目標系統
    に至る操作手順を作成する電力系統の操作方式におい
    て、上記現在系統と今後の電力系統操作により与えられ
    た停止設備を囲む開閉器を全て開放する停止設備切離し
    ステップと、該停止設備切離しステップによる開閉器の
    開放後、新たな停電設備・単独系統を健全系統を介して
    救済する他の開閉器を抽出し、かつ投入する停電設備・
    単独系統復旧ステップとを実施することを特徴とする電
    力系統の操作方式。
JP4115264A 1992-04-09 1992-04-09 電力系統の操作方式 Pending JPH05292665A (ja)

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JP4115264A JPH05292665A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 電力系統の操作方式

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JPH05292665A true JPH05292665A (ja) 1993-11-05

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JP4115264A Pending JPH05292665A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 電力系統の操作方式

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JP (1) JPH05292665A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037329A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Tokyo Electric Power Co Inc:The 開閉器操作手順作成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037329A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Tokyo Electric Power Co Inc:The 開閉器操作手順作成方法

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