JPH05291653A - 光増幅装置 - Google Patents

光増幅装置

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JPH05291653A
JPH05291653A JP8531392A JP8531392A JPH05291653A JP H05291653 A JPH05291653 A JP H05291653A JP 8531392 A JP8531392 A JP 8531392A JP 8531392 A JP8531392 A JP 8531392A JP H05291653 A JPH05291653 A JP H05291653A
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JP
Japan
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optical
output
light
semiconductor
lens
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JP8531392A
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English (en)
Inventor
Takashi Toyonaka
隆司 豊中
Shinji Tsuji
伸二 辻
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体光増幅素子を用いた光増幅装置におい
て、光出力強度を安定化し、また、飽和光出力値を一定
に保ったまま、利得を変化させる。 【構成】 入力信号光は偏波面保存光ファイバ4から半
導体光増幅素子1に入力される。半導体光増幅素子1に
より増幅された信号光は光アイソレ−タ10、光フィル
タ11を通過した後、一部は出力側の単一モ−ドファイ
バ9に結合すると共に、一部が出力光モニタ素子13に
より検出され、この検出出力を基準値と比較することに
より半導体光増幅素子1へ注入される駆動電流が制御さ
れる。 【効果】 本発明によれば、高い飽和光出力特性を持
ち、光出力強度を安定化することが可能な光増幅装置が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体光増幅素子を用
いた光増幅装置に係り、特に、光ネットワ−ク通信、広
帯域光通信などに用いられる光増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光増幅装置については、エレクト
ロニクス.レタ−、1991年、第27巻、第20号、
第1845頁から第1846頁(Electronic
s letters,1991,Vol.27,No.
20,pp.1845〜1846)において論じられて
いるように、光増幅素子の光信号入力側、出力側の両方
に先球加工された単一モ−ドファイバを有する半導体光
増幅装置が報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は光信号
入力側、出力側共に、先球加工された単一モ−ドファイ
バにより、半導体光増幅素子と入出力側光ファイバとの
光結合を得ていたが、半導体光増幅素子から出力側光フ
ァイバへ向かう方向にのみ光を通過させる光アイソレ−
タ、半導体光増幅素子で増幅された信号光のみを通過さ
せる光フィルタ、半導体光増幅素子で増幅された信号光
の強度を検出するために上記信号光の一部を取りだすた
めの光学的手段は光増幅装置内に設けることが困難であ
り、これらを光増幅装置外に設ける場合には、構成が複
雑になり、光結合損失が伴うという問題点がある。ま
た、光増幅素子に入力される信号光の偏波状態が変動し
た場合に、光増幅素子の利得が変動し、光増幅装置から
の光出力が変動するという問題点がある。また、光増幅
素子に注入される駆動電流を変化させることにより利得
を制御する場合には、飽和光出力値が変動するという問
題点がある。
【0004】本発明の第1の目的は、上記光アイソレ−
タ、上記光フィルタ、および半導体光増幅素子で増幅さ
れた信号光の一部を取りだすための光学的手段を低損失
に光増幅装置内に設けるための構成を提供することにあ
る。
【0005】本発明の第2の目的は、半導体光増幅素子
に入力される信号光の偏波状態を一定に保ち、光増幅素
子の利得の変動が小さい光増幅装置を提供することにあ
る。本発明の第3の目的は、半導体光増幅素子の飽和光
出力値を一定に保ったまま、利得を制御することが可能
である、光増幅装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明では、半導体光増幅素子からの出力光
を出力側光ファイバに導く光学的手段を、上記半導体光
増幅素子からの出力光を平行光に変換する第1レンズと
この平行光を集光して上記出力側ファイバに結合する第
2レンズから構成し、半導体光増幅素子から出力側光フ
ァイバへ向かう方向にのみ光を通過させる光アイソレ−
タ、半導体光増幅素子で増幅された信号光のみを通過さ
せる光フィルタ、上記半導体光増幅素子で増幅された信
号光の一部を取りだすためのガラス板、をこの順に、上
記第1レンズと上記第2レンズの間に配置する構成とす
る。
【0007】上記第2の目的を達成するために、入力側
光ファイバは、信号光の偏波面を保持しつつ伝送する偏
波面保持光ファイバとし、かつ上記偏波面保持光ファイ
バの偏波面方向を、上記半導体光増幅素子の利得が最大
となる偏波面方向に一致させる。
【0008】上記第3の目的を達成するために、上記半
導体光増幅素子に電流を供給するための電極を、光信号
伝送方向に沿って2個に分割し、上記光検出器からの検
出出力に基づき、上記各電極のうち入力側にある電極か
ら注入される駆動電流を制御し、かつ上記各電極のうち
出力側にある電極から注入される駆動電流を一定に保つ
構成としている。
【0009】
【作用】半導体光増幅素子からの出力光は上記第1レン
ズにより平行光に変換され、光アイソレ−タを通過した
後、光フィルタを通過することにより上記半導体光増幅
素子の自然放出光が取り除かれ、上記半導体光増幅素子
で増幅された信号光のみがガラス板に導かれ、上記ガラ
ス板によって上記信号光の一部が光検出器に、一部が出
力側光ファイバに結合される。これにより、光増幅装置
からの出力信号光の強度を一定に制御することが可能と
なる。
【0010】また、入力側にある、偏波面保持光ファイ
バから、常に上記半導体光増幅素子の利得が最大となる
偏波面方向を持つ光信号が入力される。このため、光増
幅素子の利得の変動が低減される。
【0011】また、半導体光増幅素子の2個の電極のう
ち入力側にある電極から注入される駆動電流の増減によ
り利得が制御され、かつ出力側にある電極から注入され
る駆動電流が一定であるため、飽和光出力値が一定に保
たれる。
【0012】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1により説明す
る。図1は本実施例装置の上面から見た構成図(一部を
展開図で示す。)である。図1において、1は半導体光
増幅素子、2は第1レンズ、3は第2レンズ、4は偏波
面保存光ファイバ、5はフェル−ル、6は光増幅素子搭
載ブロック、7は気密パッケ−ジ、8はフェル−ルホル
ダ、9は単一モ−ドファイバ、10は光アイソレ−タ、
11は光フィルタ、12は平行ガラス板、13は出力光
モニタ素子、14はスタッド、15はリ−ド線、16は
ワイヤボンディング、17はサ−ミスタ、18は電子冷
却素子、19は光アイソレ−タ10、光フィルタ11、
平行ガラス板12、第2レンズ3aを一体化した、光部
品一体化第2レンズホルダである。
【0013】半導体光増幅素子1はInGaAsP/I
nGaAs多重量子井戸構造からなる活性層を含む光導
波路を有し、波長1.53μmの信号光に対し最大利得
を持つ。光導波路は劈開面の垂線に対し、6度の傾きを
持ち、入出力側端面はInP結晶による窓領域を持ち、
入出力側端面に低反射多層膜が形成されているため、波
長1.53μm〜1.56μmの信号光に対し0.00
5%以下の低反射特性を持つ。素子長は600μm、そ
のうち光導波路の長さが550μm、窓領域の長さが各
々25μmである。第1レンズ2は開口数が0.6、焦
点距離が0.71mm、有効径が0.85mmであるガ
ラスモ−ルド非球面レンズである。第2レンズ3は開口
数が0.37、焦点距離が3.5mmである屈折率分布
レンズである。光アイソレ−タ10は偏光子、ファラデ
−回転子、検光子からなる偏波依存型光アイソレ−タで
あり、順方向の挿入損が0.5dB以下、逆方向の損失
は50dB以上である。光フィルタ11は中心波長1.
55μm、3dB帯域幅が3nmである帯域通過光フィ
ルタである。平行ガラス板12は片面に中心波長1.5
5μmの反射防止膜が形成されており、他面の波長1.
55μmの信号光に対する反射率は5%になるように設
計されている。偏波面保存光ファイバ4、単一モ−ドフ
ァイバ9の先端は斜め研磨されており、研磨角は6°で
ある。
【0014】フェル−ル5a付きの偏波面保存光ファイ
バ4から入力された光信号は第2レンズ3aにより平行
光に変換され、第1レンズ2aにより集光し、半導体光
増幅素子1に結合される。半導体光増幅素子1により増
幅された光信号は第1レンズ2bにより平行光に変換さ
れ、光アイソレ−タ10、光フィルタをこの順に通過し
た後、平行ガラス板12に入射され、一部は反射され、
一部は通過する。通過光は第2レンズ3bにより集光さ
れフェル−ル5b付きの単一モ−ドファイバ9に結合さ
れる。反射光は出力光モニタ素子13に入射される。
【0015】本装置の組み立て手順について述べる。ま
ず、光増幅素子搭載ブロック6上にサ−ミスタ17を半
田固定した後、サブマウント付きの半導体光増幅素子1
を光増幅素子搭載ブロック6の中心軸上に半田固定す
る。第1レンズ2を光増幅素子搭載ブロック6の中心軸
上に半田固定する。気密パッケ−ジ7の出力側にある円
筒部分に光部品一体化型第2レンズホルダ19を挿入、
固定する。気密パッケ−ジ7の底面に電子冷却素子18
を半田固定し、常温もしくは常温より10℃位低い温度
に保持できるようにし、この電子冷却素子18上で、気
密パッケ−ジ7の中心軸上に光増幅素子搭載ブロック6
を半田固定する。第2レンズを気密パッケ−ジ7の入力
側の側壁、および光部品一体化型第2レンズホルダ19
に挿入し、固定する。フェル−ル5a付きの偏波面保存
光ファイバ4を挿入したフェル−ルホルダ8aを気密パ
ッケ−ジ7の側壁にYAGレーザ溶接固定する。この
時、偏波面保存光ファイバ4の偏波面方向を半導体光増
幅素子1が最大の利得を持つ偏波面方向に一致させると
共に、半導体光増幅素子1を発光させて、単一モードフ
ァイバ4からの出力光が最大になるように位置調整して
おく。フェル−ル5b付きの単一モ−ドファイバ9を挿
入したフェル−ルホルダ8bを光部品一体化型第2レン
ズホルダ19の側壁にYAGレーザ溶接固定する。この
時、半導体光増幅素子1を発光させて、単一モードファ
イバ9からの出力光が最大になるように位置調整してお
く。出力光モニタ素子13を気密パッケ−ジ7の内部に
半田固定する。半導体光増幅素子1を発光させて、その
平行ガラス板12による反射光が出力光モニタ素子13
に入射されるように位置調整しておく。半導体光増幅素
子1のN電極には、リード線15、ワイヤボンディング
16、スタッド14、サブマウントを通して、P電極に
は、リード線15、ワイヤボンディング16、光増幅素
子搭載ブロック6を通して電源が供給される。また、リ
ード線15を介してサーミスタ17の抵抗値を測定し、
リード線15により電子冷却素子18に電流を流して、
光増幅素子搭載ブロック6全体を冷却することが可能で
あり、冷却能力は−40℃/アンペアであった。
【0016】上記構成の実施例装置の結合効率は、入力
側で−3dB、出力側で−4dBであった。温度20℃
一定の条件で、半導体光増幅素子1に200mAの電流
を流したところ、井戸層数が5層の場合、利得は19d
B、利得が3dB低下する光出力強度(飽和光出力値)
は17dBmであった。10層の場合、利得は29d
B、飽和光出力値は11dBmであった。井戸層数が5
層、または10層の半導体光増幅素子1を用いた本実施
例装置の、入出力ファイバ間の実効的な利得の、出力側
ファイバから出力される光出力信号強度に対する依存性
を図2に示す。本実施例装置を光送信器の直後に設置し
て使用する場合、飽和光出力値が大きいことが重要であ
るため、井戸層数が5層の半導体光増幅素子1を用いる
こととした。この場合、入出力ファイバ間の実効的な利
得、出力側ファイバから出力される光出力信号の飽和光
出力値は12dB、13dBmであった。出力光モニタ素
子13の検出強度を基準値と比較し、上記半導体光増幅
素子へ注入される駆動電流を制御することにより、光入
力信号の強度が−7dBmから0dBmまで変化した場
合でも出力側ファイバから出力される光出力信号の強度
の変動は0.2dB以下であった。また、上記実施例で
示した光増幅装置を、光送信機の直後に設置し、最小受
信感度が−17dBmである光受信装置を用いることによ
って、10Gb/s、100kmの伝送が可能になった。
【0017】本発明の第2の実施例を図3、図4、図5
により説明する。図3は本実施例装置の上面から見た構
成図(一部を展開図で示す。)である。31は半導体光
増幅素子、21は非球面第2レンズ、22は光フィルタ
である。非球面第2レンズ21は開口数が0.37、焦
点距離が3.5mmであるガラスモ−ルド非球面レンズ
であり、平行光が入射された場合、一部を焦点位置に集
光すると共に、一部を反射し、異なる焦点位置に集光す
る。反射部分は90%以上の反射率を持ち、その他の部
分は反射率が0.5%以下になるように多層膜が形成さ
れている。図4は本実施例装置に用いられる半導体光増
幅素子の上面図、図5はその縦断面図である。32は半
導体光増幅素子に電流を供給するための電極のうち光信
号の入力側にある、入力側P側電極、33は光信号の出
力側にある、出力側P側電極、34は光導波路、35は
入力側端面、36は出力側端面、37は光導波路34の
入出力側端にある窓領域、38は反射防止多層膜であ
る。41は基板、42はN側電極、43はキャップ層、
44はクラッド層、45は井戸層、46は障壁層であ
る。半導体光増幅素子の素子長は600μm、そのうち
光導波路34の長さが550μm、入出力側端にある窓
領域37の長さが各々25μmである。井戸層45の組
成はInGaAs、厚さは8nmであり、障壁層46の
組成はInGaAsP、厚さは30nmである。井戸層
45は5層ある。クラッド層44、窓領域37の組成は
InPである。光導波路34の幅は約1μmであり、左
右両側がクラッド層44により埋め込まれている。
【0018】フェル−ル5a付きの偏波面保存光ファイ
バ4から入力された光信号は第2レンズ3aにより平行
光に変換され、第1レンズ2aにより集光し、半導体光
増幅素子31に結合される。半導体光増幅素子31によ
り増幅された光信号は第1レンズ2bにより平行光に変
換され、光アイソレ−タ10を通過した後、非球面第2
レンズ21に入射され、一部は反射され、一部は通過す
る。通過光は集光されフェル−ル5b付きの単一モ−ド
ファイバ9に結合される。反射光は光フィルタ22付き
の出力光モニタ素子13上の、ほぼ中心に集光される。
【0019】本装置の組み立て手順について述べる。ま
ず、光増幅素子搭載ブロック6上にサ−ミスタ17を半
田固定した後、サブマウント付きの半導体光増幅素子3
1を光増幅素子搭載ブロック6の中心軸上に半田固定す
る。第1レンズ2を光増幅素子搭載ブロック6の中心軸
上に半田固定する。気密パッケ−ジ7の出力側にある円
筒部分に光アイソレ−タ10を挿入、固定し、上記円筒
部分内部に非球面第2レンズ21を固定する。気密パッ
ケ−ジ7の底面に電子冷却素子18を半田固定し、この
電子冷却素子18上で、気密パッケ−ジ7の中心軸上に
光増幅素子搭載ブロック6を半田固定する。第2レンズ
3aを気密パッケ−ジ7の入力側の側壁に挿入し、固定
する。フェル−ル5a付きの偏波面保存光ファイバ4を
挿入したフェル−ルホルダ8aを気密パッケ−ジ7の側
壁にYAGレーザ溶接固定する。この時、偏波面保存光
ファイバ4の偏波面方向を半導体光増幅素子31が最大
の利得を持つ偏波面方向に一致させると共に、半導体光
増幅素子31を発光させて、単一モードファイバ4から
の出力光が最大になるように位置調整しておく。フェル
−ル5b付きの単一モ−ドファイバ9を挿入したフェル
−ルホルダ8bを気密パッケ−ジ7の側壁にYAGレー
ザ溶接固定する。この時、半導体光増幅素子31を発光
させて、単一モードファイバ9からの出力光が最大にな
るように位置調整しておく。光フィルタ22付きの出力
光モニタ素子13を気密パッケ−ジ7の内部に半田固定
する。半導体光増幅素子31を発光させて、その平行ガ
ラス板12による反射光が出力光モニタ素子13上の、
ほぼ中心に焦点を結ぶように位置調整しておく。半導体
光増幅素子31のN電極には、リード線15、ワイヤボ
ンディング16、光増幅素子搭載ブロック6、サブマウ
ントを通して、両P側電極32、33にはリード線1
5、ワイヤボンディング16、2個のスタッド14を通
して電源が供給される。電流が注入された状態で、入力
側端面35から光信号が入力されると、誘導放出作用に
より光導波路34中を伝搬する間に増幅され、出力側端
面36から出力される。出力信号光を出力光モニタ素子
13により検出し、検出強度を基準値と比較し、上記入
力側P側電極32に注入される駆動電流を制御する。こ
の際、上記出力側P側電極33に注入される駆動電流は
一定とする。また、第1の実施例と同様、リード線15
を介してサーミスタ17の抵抗値を測定し、リード線1
5により電子冷却素子18に電流を流して、光増幅素子
搭載ブロック6全体を冷却することが可能である。
【0020】上記構成の実施例装置の結合効率は、第1
の実施例と同様、入力側で−3dB、出力側で−4dB
であった。温度20℃一定の条件で、半導体光増幅素子
31に200mAの電流を流したところ、利得は19d
B、利得が3dB低下する光出力強度(飽和光出力値)
は17dBmであった。入出力ファイバ間の実効的な利
得、出力側ファイバから出力される光出力信号の飽和光
出力値はそれぞれ12dB、13dBmであった。出力光
モニタ素子13の検出強度を基準値と比較し、上記入力
側P側電極に注入される駆動電流を40mAから100
mAまで変化させ、上記出力側P側電極に注入される駆
動電流を100mA一定とした結果、素子の飽和光出力
値を16.5dBmから17dBmの間に保ったまま、
利得を15dBから19dBまで変化させることが可能
となった。これにより、光入力信号の強度が−4dBm
から0dBmまで変化した場合でも、出力側ファイバか
ら出力される光出力信号の強度の変動は0.2dB以下
であり、光入力信号の強度によらず光出力信号の波形の
歪はほとんど観測されなかった。また、上記実施例で示
した光増幅装置を、光送信機の直後に設置し、最小受信
感度が−17dBmである光受信装置を用いることによっ
て、10Gb/s、100kmの伝送が可能になった。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、高い飽和光出力特性を
持ち、光出力強度を安定化することが可能な光増幅装置
が得られるので、光ブ−スタ増幅器、光中継増幅器など
へのシステム応用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例装置の上面図。
【図2】第1の実施例装置の光増幅特性図。
【図3】第2の実施例装置の上面図。
【図4】第2の実施例装置の半導体光増幅素子の上面
図。
【図5】第2の実施例装置の半導体光増幅素子の縦断面
図。
【符号の説明】
1…半導体光増幅素子、4…偏波面保存光ファイバ、9
…単一モ−ドファイバ、10…光アイソレ−タ、11…
光フィルタ、12…平行ガラス板、13…出力光モニタ
素子、21…非球面第2レンズ、32…入力側P側電
極、33…出力側P側電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/13 8934−4M

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体光増幅素子と、信号光を上記半導体
    光増幅素子に導くための入力側光ファイバと、上記半導
    体光増幅素子により増幅された信号光を出力する出力側
    光ファイバと、上記入力側光ファイバからの信号光を上
    記半導体光増幅素子に導く光学的手段と、上記半導体光
    増幅素子からの出力光を上記出力側光ファイバに導く光
    学的手段を備えた光増幅装置において、上記半導体光増
    幅素子の出力端と上記出力側光ファイバの間に、上記半
    導体光増幅素子から上記出力側光ファイバへ向かう方向
    にのみ光を通過させる光アイソレ−タと、上記半導体光
    増幅素子で増幅された信号光の一部を取りだすための光
    学的手段と、上記一部の信号光の強度を検出し、この検
    出出力を基準値と比較することにより上記半導体光増幅
    素子へ注入される駆動電流を制御する目的の光検出器を
    備えたことを特徴とする光増幅装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光増幅装置において、上記
    半導体光増幅素子と上記半導体光増幅素子で増幅された
    信号光の一部を取りだすための光学的手段の間に、上記
    半導体光増幅素子で増幅された信号光のみを通過させる
    光フィルタを備えたことを特徴とする光増幅装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光増幅装置において、上記
    半導体光増幅素子で増幅された信号光の一部を取りだす
    ための光学的手段と、上記一部の信号光の強度を検出す
    る光検出器の間に、上記半導体光増幅素子で増幅された
    信号光のみを通過させる光フィルタを備えたことを特徴
    とする光増幅装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の光増幅装置において、上記
    半導体光増幅素子からの出力光を上記出力側光ファイバ
    に導く光学的手段が1個以上の光学レンズからなり、上
    記光フィルタが上記光学レンズの1つに一体化されてい
    ることを特徴とする光増幅装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の光増幅装
    置において、上記半導体光増幅素子からの出力光を上記
    出力側光ファイバに導く光学的手段が1個以上の光学レ
    ンズからなり、上記半導体光増幅素子で増幅された信号
    光の一部を取りだすための光学的手段が上記光学レンズ
    の1つに一体化されていることを特徴とする光増幅装
    置。
  6. 【請求項6】請求項3または5記載の光増幅装置におい
    て、上記光フィルタが上記光検出器に一体化されている
    ことを特徴とする光増幅装置。
  7. 【請求項7】請求項2または3記載の光増幅装置におい
    て、上記半導体光増幅素子で増幅された信号光の一部を
    取りだすための光学的手段が、上記信号光の一部を反射
    し一部を通過させるガラス板、またはビ−ムスプリッタ
    −からなり、上記光フィルタが上記ガラス板または上記
    ビ−ムスプリッタ−に一体化されていることを特徴とす
    る光増幅装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、6または7記載の光増
    幅装置において、上記半導体光増幅素子からの出力光を
    上記出力側光ファイバに導く光学的手段が、上記半導体
    光増幅素子からの出力光を平行光に変換する第1レンズ
    とこの平行光を集光して上記出力側ファイバに結合する
    第2レンズからなり、上記光アイソレ−タ、上記光フィ
    ルタ、上記半導体光増幅素子で増幅された信号光の一部
    を取りだすための光学的手段、が、上記第1レンズから
    上記第2レンズに向かってこの順に、上記第1レンズと
    上記第2レンズの間にあることを特徴とする光増幅装
    置。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3、4、5、6または7記
    載の光増幅装置において、上記半導体光増幅素子からの
    出力光を上記出力側光ファイバに導く光学的手段が、上
    記半導体光増幅素子からの出力光を平行光に変換する第
    1レンズとこの平行光を集光して上記出力側ファイバに
    結合する第2レンズからなり、上記光アイソレ−タ、上
    記光フィルタ、上記半導体光増幅素子で増幅された信号
    光の一部を取りだすための光学的手段、が、上記第1レ
    ンズから上記第2レンズに向かってこの順にあり、それ
    らの何れかまたは全部が、上記第1レンズまたは上記第
    2レンズに一体化されていることを特徴とする光増幅装
    置。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    または9記載の光増幅装置において、上記入力側ファイ
    バが、信号光の偏波面を保持しつつ伝送する偏波面保持
    光ファイバからなり、かつ上記偏波面保持光ファイバの
    偏波面方向が、上記半導体光増幅素子の利得が最大とな
    る偏波面方向に一致していることを特徴とする光増幅装
    置。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10記載の光増幅装置において、上記半導体
    光増幅素子に電流を供給するための電極が、光信号伝送
    方向に沿って2個以上に分割されており、上記各電極か
    ら注入される駆動電流を独立に制御することにより、上
    記半導体光増幅素子の飽和光出力値を一定に保ったまま
    利得を変化させることが可能であることを特徴とする光
    増幅装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の光増幅装置において、上
    記半導体光増幅素子に電流を供給するための電極が、光
    信号伝送方向に沿って2個に分割されており、上記光検
    出器からの検出出力に基づき、上記各電極のうち入力側
    にある電極から注入される駆動電流を制御し、かつ上記
    各電極のうち出力側にある電極から注入される駆動電流
    を一定に保つことにより、上記半導体光増幅素子の飽和
    光出力値を一定に保ったまま利得を変化させることが可
    能であることを特徴とする光増幅装置。
  13. 【請求項13】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10または11記載の光増幅装置が従属接続された
    ことを特徴とする光信号伝送網。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082321A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Mitsubishi Electric Corp 可変光フィルタ
US8380032B2 (en) 2010-02-04 2013-02-19 Furukawa Electric Co., Ltd. Semiconductor optical amplifier module

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