JPH0528943U - 化粧品の色彩判別用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、化粧品の使用者の肌の色に最も適
した色彩の化粧品を選択するために銀色及び金色の基本
判別シートと個別具体的な色見本を総合的に結合して一
体の用具としたことを最も主要な特徴とする。 【構成】 銀色及び金色のシートを２分の１づつ配し
た、基本判別シートにより、化粧品使用者の肌がピンク
系かオークル系かの基本判断を行い、更に同基本判別シ
ートの下部にスライド可能に設置され、その左右の両端
に色相の両極として強い色調のオークル系見本と同様に
強い色調のピンク系見本を廃止、その中間に肌色の見本
を濃淡の順に配した個別具体的な色見本であるスライド
プレート、及びピンク系、オークル系の多数の色見本セ
ットをこれと併用してなる、化粧品使用者の肌の色に適
した化粧品の総合的色彩判断用具を供することを特徴と
している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は化粧品の選択に関し、個々の使用者の肌の色に最も適した色彩の化粧 品を判別するための用具である。即ち、おしろい、ファンデーション、ほほ紅、 口紅、アイシャドー等の謂る彩色用の化粧品の選択に際して、より正確に、しか も簡単に使用者の肌の色に適した色彩の化粧品の総合的選択を可能にするもので あり、化粧品の販売、美容室におけるメーキャップ等に際し効果的に使用される ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から行われている化粧品の色彩の判別方法は、化粧品の使用者や販売者が個 々に、目で判断して選択するのみであって、選択者の主観による不正確な結果に 終わることが多く使用者の満足を得ることが困難であった。

【０００３】

【本考案が解決しようとする課題】

本考案は以上の問題を解決するために彩色用化粧品の適切な選択を、簡単な構成 ながら総合的かつ客観的な手段に準拠して行うことを可能にする用具を提供する ものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の用具は日本人の肌の色が基本的にピンク系とオークル系に２分されるこ とを考慮し、まず銀色及び金色のシートからなる色相の基本判別プレートを設置 した。即ち、これは従来から人間の肌の色相を判別する方法として使用されてき た方法であるが、人間の肌の色はピンク系はブルー系の色相の銀色を地にしてよ り美しく見え、オークル系ではオレンジ系の色相の金色を地にした方がより美し く見えるという原則を基本に、これを基本判別プレートとして用意し、ここに化 粧品使用者の手をのせることによって、その肌の色が金色、銀色のいずれによく 映えて美しく見えるかを観察し、その結果に基づいて使用者の肌をまずピンク系 かオークル系に大別する。

【０００５】 更に本考案の用具は上記基本判別プレートの下部にスライド方式によって出し 入れ可能なスライドプレートを用意し、ここに強い色調のオークル系見本と同様 に強い色調のピンク系色見本を色相の両極として、プレートの左右の端に設置し 、この間に自然な肌色の色見本として、オークル系の３色、中間系の３色、ピン ク系の３色をそれぞれ一片に配した色見本３片を並列に配置する。これによって 、基本判別プレートによってオークル系、ピンク系に大別された肌の色は更に具 体的な個々の色見本と対比することが出来るので、その色調をより正確に決定で き、使用者の肌の色に適したファンデーションを選択できる。そして、このよう にして決定した肌色と対比しながらこれにマッチする色調のその他の化粧品を選 択することを容易にする。更に第三の色見本として、ピンク系、オークル系に属 する多数の色見本からなる色見本をセットとしワンセットずつ見本帳形状または 見本シートとしてセットしたものを併用することにより、個々の使用者の肌の色 により適した口紅、ほほ紅、アイシャドー等の彩色用化粧品を使用者の目の前で 具体的に色見本と対比することにより選択することが出来る。

【０００６】

【実施例】

本考案の第一の実施例を第１図、第２図に基づき説明する。 第１図は本考察にかかる用具の斜視図であり、表面に銀色及び金色のシート２ ，３を２分の１づつ配している基本判別プレート１が示されている。第２図は、 基本判別プレートの下部にスライド式に設置されているスライドプレート３を示 す。第３図は基本判別プレート１、スライドプレート２と併用される色見本セッ トを示す。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、色彩の基本判別プレート、色彩の具体的判断用 スライドプレート及び第３図の色見本セットを総合的、機能的に組み合わせたも のであり、簡単かつ手軽にどこにでも携帯可能な用具ながら、使用者の肌の色に 適した彩色用化粧品を使用者の面前で正確に選択することを容易に可能にするも のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の斜視図である。

【図２】基本判別プレートの下部にスライド式に設置さ
れているスライドプレート３である。

【図３】基本判別プレート１、スライドプレート２と併
用される色見本セットである。

【符号の説明】

２，３ 銀色及び金色シート ４，５ 色見本

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 銀色及び金色のシート（２，３）を２分
   の１づつ配した、人の肌の色の基本判別シート１と、同
   基本判別シート１の下部にスライド可能に設置され、そ
   の左右の両端に色相の両極として強い色調のオークル系
   見本と同様に強い色調のピンク系見本４を配し、その中
   間に肌色の見本５を濃淡の順に配したスライドプレート
   ３よりなり、更に、ピンク系、オークル系の多数の色見
   本セット５を併用してなる化粧品の色彩判別用具。