JPH05288592A - 液面検出装置 - Google Patents

液面検出装置

Info

Publication number
JPH05288592A
JPH05288592A JP8877292A JP8877292A JPH05288592A JP H05288592 A JPH05288592 A JP H05288592A JP 8877292 A JP8877292 A JP 8877292A JP 8877292 A JP8877292 A JP 8877292A JP H05288592 A JPH05288592 A JP H05288592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
electrode
liquid level
electrodes
photocoupler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8877292A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadaaki Baba
貞彰 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8877292A priority Critical patent/JPH05288592A/ja
Publication of JPH05288592A publication Critical patent/JPH05288592A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の信頼性を高め、構成部品の点数を低減
し、コストダウンを図るとともに、高精度の動作が可能
なこと。 【構成】 互いに異なる液面レベルに達する3個の電極
4〜6に適宜接続されて前記電極5,6に流れる電流を
検出する電流検出回路と、前記電流検出回路、電極5,
6、液体2、電極4を経て所定の電圧を印加する交流電
源10及び変圧器9の巻線9aを備え、電極電流をフォ
トカプラ12の発光ダイオードで検出し、この発光ダイ
オードの発光に応じてオン・オフ動作するフォトカプラ
12の出力トランジスタで液面位置を検出するととも
に、電極回路側と制御回路側とをフォトカプラ12で絶
縁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液面検出装置に関する
ものであり、特に、ポンプの運転により槽内の液面を所
定の設定範囲内に保持するのに使用可能な液面検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の液面検出装置を示す回路
構成図である。図において、1は液体を入れる槽、2は
槽1内に注入された液体、3は液面を検出するための電
極を保持する電極保持部、4は液面の上下によらず常に
液体2中に浸されたアース用の電極、5は液面の設定範
囲の下限を決める電極、6は液面の設定範囲の上限を決
める電極、7はこの液面検出装置の出力信号に従って運
転されるポンプであり、このポンプ7を運転して槽1内
の液体2を排出する。8は槽1とポンプ7とを繋ぐ導管
である。なお、槽1には導管8とは別に液体2を所定の
速度で注入する注入口(図示せず)を備えている。9は
この装置に電源を供給する変圧器、9aは各電極4〜6
に電圧を供給する巻線、9b,9cは電極電流検出回路
に電源を供給する巻線、10は交流電源である。D1 〜
D4 は電極6からの電流を全波整流するダイオードブリ
ッジ回路を構成するダイオード、C1 はダイオードD1
〜D4 で整流した信号を平滑にするコンデンサ、R1 は
信号電流のレベル設定用の抵抗、R2 ,R3 はトランジ
スタTR1 のベース電圧を設定するバイアス抵抗、TR
1 は信号検出用のトランジスタ、R4 はトランジスタT
R1 の負荷抵抗、TR2 はトランジスタTR1 のコレク
タからベース電流が供給されトランジスタTR1 と逆の
動作をする出力リレー駆動用のトランジスタ、R5 ,R
6 はトランジスタTR2 のエミッタに接続されトランジ
スタTR1 のオン・オフ状態によりトランジスタTR2
のエミッタ電圧に帰還するフィードバック回路を構成す
る抵抗、RY1 は検出回路の動作を出力する出力リレー
コイル、RY1Aはその常開接点、C2 はリレーの動作を
安定させるコンデンサ、D5 は変圧器9の巻線9bの電
圧を半波整流するダイオード、C3 はダイオードD5 の
電圧を平滑にし、リレーコイルRY1 及び検出回路に直
流電圧を供給するための電源平滑コンデンサであり、信
号電圧に対してシュミットトリガ回路を構成している。
また、電極5からの信号も上記電極6からの信号が処理
される回路と同様の構成の回路によって処理される。な
お、槽1中のA,B,Cは液体2の各々液面レベルを示
している。
【0003】図15は従来の液面検出装置の動作を示す
動作特性図であり、上記の電流検出回路の動作を示して
いる。横軸に液体2を通して電極4〜6間に流れる電流
を示し、縦軸は出力リレーの動作状態を示す。図16は
従来の液面検出装置の動作を示すタイムチャートであ
り、槽1内の液体2の液面とリレーコイルRY1 ,RY
2 の出力状態とポンプ7の運転状態との関係を示してい
る。
【0004】次に、上記構成の液面検出装置の動作につ
いて説明する。例えば、液面レベルがBレベルにあると
き、電極6は液面に触れていないので、この電極6を介
して電流は流れない。このとき、変圧器9の巻線9bの
交流電圧はダイオードD5 、コンデンサC3 によって直
流化され、これに接続された所定の電子回路に印加され
ている。この直流電圧は抵抗R2 ,R3 によって分圧さ
れ、トランジスタTR1 にベース電圧として与えられ、
トランジスタTR1 のコレクタ・エミッタ間は導通状態
となる。この結果、トランジスタTR2 のベース電圧は
抵抗R5 ,R6の中間点の電位と同レベルになり、トラ
ンジスタTR2 にはベース電流が流れず、リレーコイル
RY1 は駆動しない。この状態から液面が上昇しAレベ
ルの位置まで達すると、変圧器9の巻線9aの電流が電
極4、液体2、電極6を経由して流れ、ダイオードD1
〜D4 からなるダイオードブリッジ回路で整流され、直
流電流となる。この電流は抵抗R2 を上記直流電源によ
り流れる電流と逆方向であり、トランジスタTR1 のベ
ース電圧を低下させるように作用する。この結果、トラ
ンジスタTR1 のベースに電圧が供給されずオフ状態に
なる。さらに、抵抗R4 を通してトランジスタTR2 に
ベース電流が供給されるようになり、トランジスタTR
2 がオン状態になり、リレーコイルRY1 が駆動し、常
開接点RY1Aが閉じる。この常開接点RY1Aの閉成によ
り、液面レベルが高いという判定がなされ、ポンプ7を
運転し、槽1内の液体2を導管8を通して排液する。ポ
ンプ7の運転で液面が低下していくと、電極6が液面か
ら離れ電流が遮断され、この電子回路及びリレーコイル
RY1 は元の状態に復帰する。
【0005】しかし、トランジスタTR2 がオフからオ
ンに変化すると、抵抗R6 の電流が増加し電圧降下が大
きくなり、トランジスタTR1 のエミッタ電圧も上昇す
る。この結果、トランジスタTR1 をオフさせるために
必要なベース電圧も高くなり、電極電流がより少なくな
るまでリレーコイルRY1 は駆動状態が維持される。こ
のため、電極電流が流れリレーが一旦オンすると、電極
電流が動作電流より小さい値となって初めてオフとなる
ヒステリシス特性を持っている。
【0006】また、電極5に接続された図14の上部の
回路においても、上記の電極6に接続された回路と同様
の構成なので同様の動作をし、液面検出装置面がCレベ
ルからBレベルに変化するときに同様の運転となる。
【0007】したがって、この装置は、外部回路(図示
せず)では、液面がAレベルでポンプ7を運転し、Cレ
ベルで運転を停止する保持回路として使用される。
【0008】従来のこの他の液面検出装置に関連するも
のとして、特開昭62−118217号、特開平2−1
12099号公報に掲載の技術を挙げることができる。
前者の公報には、液面検出に光ファイバを使用し、発光
器から光ファイバを介して受光器に伝達される光の強度
によって液面レベルを検出する技術について記載されて
いる。また、後者の公報には、変位量を電気信号に変換
し、電気/光変換をし、光ファイバを経て光/電気変換
により水位を測定する技術について記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の液
面検出装置では、槽1内の電極4〜6に接続された回路
にトランジスタTR1 ,TR2 、コンデンサC1 〜C3
、抵抗R1 〜R6 を多数接続していた。そして、検出
感度を設定するには、電極側の回路に接続される抵抗器
等を変更をする必要があった。
【0010】また、屋外の設備においては、槽及び電極
回路に雷サージ電圧等の大きなノイズ電圧が印加される
ことが多く、トランジスタ、コンデンサ等のサージに弱
い部品が使用されている場合は、故障し易いので、サー
ジ等に対する保護を十分に行なう必要があった。さら
に、感度切替えを電極側の回路設定で行なうには、半導
体スイッチ等による切替回路が必要であるために、故障
の要因になり易かった。
【0011】そこで、この発明は、装置の信頼性を高
め、構成部品の点数を低減し、コストダウンを図るとと
もに、高精度の動作が可能な液面検出装置の提供を課題
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
液面検出装置は、互いに異なる液面レベルに達する少な
くとも2個以上の電極と、前記電極のうちの少なくとも
1個以上に接続されて前記電極に流れる電流を検出する
電流検出回路と、前記電流検出回路、電極、液体、電極
を経て所定の電圧を印加する電源回路と、前記電流検出
回路に組込まれた発光ダイオード、前記発光ダイオード
の発光に応じてオン・オフ動作し液面位置を検出する制
御回路側の出力トランジスタからなり、電極回路側と制
御回路側とを絶縁するフォトカプラとを具備するもので
ある。
【0013】請求項2の発明にかかる液面検出装置は、
互いに異なる液面レベルに達する少なくとも2個以上の
電極と、前記電極のうちの少なくとも1個以上に接続さ
れて前記電極に流れる電流を検出する電流検出回路と、
前記電流検出回路、電極、液体、電極を経て所定の電圧
を印加する電源回路と、前記電流検出回路に組込まれた
発光素子、前記発光素子の発光に応じてオン・オフ動作
し液面位置を検出する制御回路側の受光素子、前記発光
素子と受光素子とを光学的に接続するとともに電極回路
側と制御回路側とを絶縁する光ファイバーケーブルから
なる検出信号伝達手段とを具備するものである。
【0014】請求項3の発明にかかる液面検出装置は、
互いに異なる液面レベルに達する少なくとも2個以上の
電極と、前記電極のうちの少なくとも1個以上に接続さ
れて前記電極に流れる電流を検出する電流検出回路と、
前記電流検出回路、電極、液体、電極を経て所定の電圧
を印加する電源回路と、前記電流検出回路に組込まれた
発光ダイオード、前記発光ダイオードの発光に応じてオ
ン・オフ動作し液面位置を検出する制御回路側の出力ト
ランジスタからなり、前記電流検出回路と制御回路とを
絶縁するフォトカプラと、前記フォトカプラの出力トラ
ンジスタに直列接続されたインピーダンス素子、前記イ
ンピーダンス素子に並列接続された直列接続のインピー
ダンス素子及びスイッチング素子からなり、前記スイッ
チング素子を液面不検出状態のときはオン状態にし液面
検出状態のときはオフ状態にして液面検出のオンレベル
とオフレベルとで差を設けるレベル差設定回路とを具備
するものである。
【0015】請求項4の発明にかかる液面検出装置は、
互いに異なる液面レベルに達する少なくとも2個以上の
電極と、前記電極のうちの少なくとも1個以上に接続さ
れて前記電極に流れる電流を検出する電流検出回路と、
前記電流検出回路、電極、液体、電極を経て所定の電圧
を印加する電源回路と、前記電流検出回路に組込まれた
発光ダイオード、前記発光ダイオードの発光に応じてオ
ン・オフ動作し液面位置を検出する制御回路側の出力ト
ランジスタからなり、前記電流検出回路と制御回路とを
絶縁するフォトカプラと、前記フォトカプラの出力トラ
ンジスタのオン状態、オフ状態が所定時限以上継続した
ときに液面レベル検出信号を遅延して出力する信号遅延
手段とを具備するものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明の液面検出装置においては、電
極電流をフォトカプラの発光ダイオードで検出し、この
発光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作するフォ
トカプラの出力トランジスタで液面位置を検出するとと
もに、電極回路側と制御回路側とをフォトカプラで絶縁
するものであるから、電極回路にサージ電圧等により破
壊され易いトランジスタ等の部品を使用する必要がな
く、屋外使用環境においても故障しにくい。
【0017】請求項2の発明の液面検出装置において
は、電極電流を電流検出回路の発光素子で検出し、この
発光素子の発光に応じてオン・オフ動作する制御回路側
の受光素子で液面位置を検出するとともに、電極回路側
と制御回路側とを光ファイバーケーブルで絶縁するもの
であるから、電極回路にサージ電圧等により破壊され易
いトランジスタ等の部品を使用する必要がなく、屋外使
用環境においても故障しにくく、しかも電極回路と制御
回路を任意の位置に配設することができる。
【0018】請求項3の発明の液面検出装置において
は、電極電流をフォトカプラの発光ダイオードで検出
し、この発光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作
するフォトカプラの出力トランジスタで液面位置を検出
するとともに、電極回路側と制御回路側とをフォトカプ
ラで絶縁し、しかも制御回路側で液面不検出状態のとき
と液面検出状態のときとで、液面検出のオンレベルとオ
フレベルとで差を設けたものであるから、電極回路にサ
ージ電圧等により破壊され易いトランジスタ等の部品を
使用する必要がなく、液面検出感度のヒステリシス特性
を電極回路と絶縁した制御回路側で行なえ、部品が破損
しにくく、屋外使用環境においても故障しにくい。
【0019】請求項4の発明の液面検出装置において
は、電極電流をフォトカプラの発光ダイオードで検出
し、この発光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作
するフォトカプラの出力トランジスタで液面位置を検出
するとともに、電極回路側と制御回路側とをフォトカプ
ラで絶縁し、しかも信号遅延手段でフォトカプラの出力
トランジスタのオン状態、オフ状態が所定時限以上継続
したときに液面レベル検出信号を遅延して出力するもの
であるから、電極回路にサージ電圧等により破壊され易
いトランジスタ等の部品を使用する必要がなく、屋外使
用環境においても故障しにくく、しかも適宜タイマ設定
をすることにより各種の条件等に応じた検出ができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の各実施例について説明をす
る。 〈第一実施例〉図1は本発明の第一実施例である液面検
出装置を示す回路構成図である。図中、上記従来例と同
一符号及び記号は上記従来例の構成部分と同一または相
当する構成部分を示す。
【0021】図において、11は変圧器9の巻線9bの
電圧により回路動作用の直流電源を生成する電源回路、
12は発光ダイオードが逆並列に接続された双方向入力
のフォトカプラ、13はフォトカプラ12の出力信号を
平滑にする平滑回路、14は平滑回路13の出力信号を
制御回路用の信号レベルに変換するレベル変換回路、1
5はレベル変換回路14からの信号が入力され、リレー
コイルRY1 を駆動する制御回路である。R7 は電極6
からの電流が流れ、検出感度を決める抵抗、R8 はフォ
トカプラ12の発光ダイオードに並列に接続された抵抗
であり、この抵抗R8 により電流をバイパスさせ動作の
安定化を図っている。R9 はフォトカプラ12の出力ト
ランジスタのコレクタに負荷として接続された抵抗、R
12,C4は平滑回路13を構成する抵抗及びコンデンサ
である。また、電極5に接続されている回路も上記回路
と同様の構成となっている。
【0022】次に、この構成の液面検出装置の動作につ
いて述べる。槽1内の液体2の液面がBレベルにあると
き、電極6は液面に触れていないので、この電極6を介
してフォトカプラ12に電流は流れない。このため、検
出回路のフォトカプラ12の二次側も未検出状態とな
り、リレーコイルRY1 は駆動しない。しかし、この状
態から液面が上昇しAレベルの位置まで達すると、変圧
器9の巻線9aの電流が電極4、液体2、電極6を経由
し、抵抗R7 ,R8 、フォトカプラ12の発光ダイオー
ドを通して流れる。この回路に流れる電流量は電極6が
液体2中に沈む深さと液体2の導電率と巻線9aの電圧
とによって決まる。また、フォトカプラ12の発光ダイ
オードを流れる電流量は並列抵抗R8 の抵抗値と発光ダ
イオード順方向の電圧降下による分流比とによって決ま
る。なお、このフォトカプラ12の発光ダイオードは双
方向入力特性のため、交流電流が流れ両極性電流で出力
トランジスタがオンする。フォトカプラ12の出力トラ
ンジスタのコレクタ電流はフォトカプラ12の一次電流
とフォトカプラ12の電流伝達率とによって決まり、抵
抗R9 を通して流れる。このため、フォトカプラ12の
コレクタ電圧はフォトカプラ12の一次電流により
“H”レベルから中間値“L”レベルに変化する。一次
電流は交流電流のため、コレクタ電圧も“H”から
“L”の間の脈動を持つ電圧となるが、抵抗R12,コン
デンサC4 の平滑回路13により中間レベルの直流電圧
になる。しかし、この電圧信号のままでは制御回路15
で処理できないので、レベル変換回路14により“H”
と“L”の二種類の信号に変換され、このレベル変換回
路14の出力信号により制御回路15を介してリレーコ
イルRY1を駆動する。電極5に接続された回路でも液
面のCレベル、Bレベルで上記と同様の動作を行なう。
【0023】そして、このリレーコイルRY1 ,RY2
の動作状態に応じて、図2のようにポンプ7の運転が制
御される。図2は図1の液面検出装置の動作を示すタイ
ムチャートであり、槽1内の液面とリレーコイルRY1
,RY2 の出力状態とポンプ7の運転状態との関係を
示している。
【0024】つまり、液面がBレベルからAレベルに達
したときにリレーコイルRY1 が動作し、ポンプ7の運
転を開始し、液面が低下しBレベルになってもポンプ7
の運転を持続する。更に液面が低下しCレベルになった
時点でポンプ7の運転を停止するように外部接続(図示
せず)を行なう。こうしたポンプ7の運転制御により液
面レベルを所定の範囲内に保つことができる。
【0025】特に、この液面検出装置は、電極4〜6の
回路側と制御回路側とはフォトカプラ12によって絶縁
されており、電極回路側は抵抗R7 ,R8 とフォトカプ
ラ12の発光ダイオードとで構成されている。したがっ
て、従来のトランジスタやコンデンサを含む回路では屋
外設備とした場合に、電極回路に雷サージが印加され
て、これらの各素子が破壊され、故障の原因に成り易か
ったが、本実施例の液面検出装置では回路構成及び部品
が変ったことにより故障発生率が低下する。
【0026】このように、本実施例の液面検出装置は、
互いに異なる液面レベルに達する3個の電極4〜6と、
前記電極5,6に接続されて前記電極5,6に流れる電
流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路、電極
5,6、液体2、電極4を経て所定の電圧を印加する交
流電源10及び変圧器9の巻線9aからなる電源回路
と、前記電流検出回路に組込まれた発光ダイオード、前
記発光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作し液面
位置を検出する制御回路側の出力トランジスタからな
り、電極回路側と制御回路側とを絶縁するフォトカプラ
12とを備えている。
【0027】即ち、本実施例の液面検出装置は、電極電
流をフォトカプラ12の発光ダイオードで検出し、この
発光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作するフォ
トカプラ12の出力トランジスタで液面位置を検出する
とともに、電極回路側と制御回路側とをフォトカプラ1
2で絶縁するものである。
【0028】したがって、電極回路にサージ電圧等によ
り破壊され易いトランジスタ等の部品を使用する必要が
ないので、屋外使用環境においても故障しにくく、装置
全体の信頼性が高まり、高精度の検出動作が可能にな
る。
【0029】〈第二実施例〉図3は本発明の第二実施例
である液面検出装置を示す回路構成図である。図中、上
記従来例及び第一実施例と同一符号及び記号は上記従来
例及び第一実施例の構成部分と同一または相当する構成
部分を示す。
【0030】図において、20は電極電流により発光す
る逆並列に接続された発光ダイオード、21は発光ダイ
オード20の光を一端に入光するように配設された光フ
ァイバーケーブル、22は光ファイバーケーブル21か
らの光出力によって駆動するフォトトランジスタであ
る。その他の構成は上記図1と同一である。
【0031】次に、この構成の液面検出装置の動作につ
いて説明する。槽1内の液体2の液面がAレベルの位置
まで達すると、電極6からの電流は抵抗R7 、発光ダイ
オード20を通して流れ、発光ダイオード20が発光す
る。この光は光ファイバーケーブル21の一端から入光
され他端から出光する。この光ファイバーケーブル21
を介して伝達される光により、フォトトランジスタ22
のコレクタ電流が流れる。この他の動作は上記第一実施
例と同一である。
【0032】したがって、この実施例においても、液面
がBレベルからAレベルに達したときにリレーコイルR
Y1 が動作し、ポンプ7の運転を開始し、液面が低下し
Bレベルになってもポンプ7の運転を持続する。更に液
面が低下しCレベルになった時点でポンプ7の運転を停
止するように外部接続(図示せず)を行なう。こうした
ポンプ7の運転制御により液面レベルを所定の範囲内に
保つことができる。
【0033】特に、この液面検出装置は、電極4〜6の
回路側と制御回路側とが光ファイバーケーブル21によ
って絶縁されており、電極回路側は抵抗R7 ,R8 と発
光ダイオード20とで構成されている。したがって、電
極回路へ雷サージが印加されても故障等が発生しにく
い。また、電極回路と制御回路とが光ファイバーケーブ
ル21で結合されており、両者間を任意の距離、配置と
することができる。
【0034】このように、本実施例の液面検出装置は、
互いに異なる液面レベルに達する3個の電極4〜6と、
前記電極5,6に接続されて前記電極5,6に流れる電
流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路、電極
5,6、液体2、電極4を経て所定の電圧を印加する交
流電源10及び変圧器9の巻線9aからなる電源回路
と、前記電流検出回路に組込まれた発光ダイオード20
(発光素子)、前記発光ダイオード20(発光素子)の
発光に応じてオン・オフ動作し液面位置を検出する制御
回路側のフォトトランジスタ22(受光素子)、前記発
光ダイオード20(発光素子)とフォトトランジスタ2
2(受光素子)とを光学的に接続するとともに電極回路
側と制御回路側とを絶縁する光ファイバーケーブル21
からなる液面検出信号伝達手段とを備えている。
【0035】即ち、本実施例の液面検出装置は、電極電
流を電流検出回路の発光ダイオード20(発光素子)で
検出し、この発光ダイオード20(発光素子)の発光に
応じてオン・オフ動作する制御回路側のフォトトランジ
スタ22(受光素子)で液面位置を検出するとともに、
電極回路側と制御回路側とを光ファイバーケーブル21
で絶縁するものである。
【0036】したがって、電極回路にサージ電圧等によ
り破壊され易いトランジスタ等の部品を使用する必要が
なく、屋外使用環境においても故障しにくいので、装置
全体の信頼性が高まり、高精度の検出動作が可能にな
る。しかも、電極回路と制御回路を任意の位置に配設す
ることができるので、電極回路を電極部に設置し、制御
回路は制御盤内に設置することができ、電極回路を無闇
に延長する必要がない。このため、制御盤の分離等設計
上の自由度が増し、デザイン面でも有利になる。
【0037】なお、上記実施例では、発光ダイオード2
0の光を光ファイバーケーブル21に全て入光する場合
について述べたが、この発光ダイオード20の光を利用
して、電極回路の外部から液面レベルを視認できるよう
にしてもよい。このように、発光ダイオード20の発光
により電極回路電流の表示を行なうようにし、外部表示
機能を併せ持った構成にすれば、光ファイバーケーブル
21を経由しての液面検出だけでなく、他の追加部品を
使用することなく液面レベルの直接表示ができる。
【0038】〈第三実施例〉図4は本発明の第三実施例
である液面検出装置を示す回路構成図である。図中、上
記従来例及び第一、第二実施例と同一符号及び記号は上
記従来例及び第一、第二実施例の構成部分と同一または
相当する構成部分を示す。
【0039】図において、23は発光ダイオード20に
直列に接続された表示灯である。つまり、この図は図3
に表示灯23を追加したものであり、その他の構成は上
記図3と同一である。
【0040】このように、電流検出用の発光ダイオード
20に直列に表示灯23を接続したことにより、光ファ
イバーケーブル21を経由しての液面レベルの検出とと
もに、電極回路側の液面レベルの表示を行なうことがで
きる。しかも、個別の表示灯23を組合わせたことによ
り、発光量、発光表示灯の位置等を任意に選択すること
ができる。
【0041】〈第四実施例〉図5は本発明の第四実施例
である液面検出装置を示す回路構成図である。図中、上
記従来例及び第一乃至第三実施例と同一符号及び記号は
上記従来例及び第一乃至第三実施例の構成部分と同一ま
たは相当する構成部分を示す。
【0042】図において、R10,R11は各々抵抗R9 に
並列に接続された検出感度切替用の抵抗、TR3 ,TR
4 は各々抵抗R10,R11に接続されたトランジスタ、
E,Fは制御回路15から出力されトランジスタTR3
,TR4 をオン、オフ制御し、抵抗R10,R11を抵抗
R9 に並列接続または開放する制御信号である。また、
電極5に接続されている回路も上記回路と同様の構成と
なっており、その他の構成は上記図1と同一である。
【0043】次に、この構成の液面検出装置の動作につ
いて説明する。この実施の基本的な動作は第一実施例と
同一である。第一実施例のリレーコイルRY1 動作時の
電極電流は回路定数によって決まる電流である。しか
し、導電率の異なる液体について液面レベルを検出しよ
うとすると、電極電流が大きく変化するため、安定した
適正な検出ができない。そこで、電流検出感度電流を切
替えることが必要になる。この感度切替はフォトカプラ
12の一次側の抵抗値の調整によっても行なえるが、屋
外設備では電極回路に雷サージ等が印加されることがあ
り、電極側での切替素子の使用は故障の原因となり易
い。このため、本実施例の図5のように、トランジスタ
TR3 と抵抗R10の直列回路、トランジスタTR4 と抵
抗R11の直列回路を抵抗R9 に並列に接続し、制御回路
15から信号線E,FによりトランジスタTR3 ,TR
4 ,のオン、オフを制御する信号回路を設け、液体の導
電率、電極条件等により必要な電流感度を制御回路15
で設定する。
【0044】この構成の液面検出装置による液面検出動
作は第一実施例と同一であるが、フォトカプラ12のコ
レクタ抵抗値が小さくなると、コレクタ電圧の変化分も
小さくなり、同じレベル変換回路14で検出するには、
フォトカプラ12の一次側電流、即ち電極電流を大きく
し、フォトカプラ12のコレクタ電流を増す必要があ
る。斯かる場合に、この実施例では動作電流値が大きく
なる特性を有している。しかも、フォトカプラ12の二
次側でトランジスタ等によって制御できるので、制御回
路15の信号で設定でき、各種の運転条件を判定して自
動設定することも可能である。
【0045】このように、本実施例の液面検出装置は、
第一実施例と同様の電極と、電流検出回路と、電源回路
と、フォトカプラ12とを備え、フォトカプラ12の出
力トランジスタのコレクタ回路に少なくとも2個以上の
抵抗R10,R11(インピーダンス素子)とトランジスタ
TR3 ,TR4 (スイッチ素子)の直列回路を接続し、
トランジスタTR3 ,TR4 (スイッチ素子)を制御す
る制御手段を有している。そして、このトランジスタT
R3 ,TR4 (スイッチ素子)の制御により検出感度の
切替えを行なうものである。
【0046】したがって、液面の検出感度を制御回路1
5からの信号で切替えることができ、使用条件に適合し
た運転条件を適宜選定することができるので、精度の高
い安定した検出ができる。
【0047】〈第五実施例〉図6は本発明の第五実施例
である液面検出装置を示す回路構成図である。図中、上
記従来例及び第一乃至第四実施例と同一符号及び記号は
上記従来例及び第一乃至第四実施例の構成部分と同一ま
たは相当する構成部分を示す。
【0048】図において、16は電源電圧により調整可
能な直流電圧を生成する可変抵抗器からなる電圧設定
器、Gはこれから得られる直流電圧出力線であり、フォ
トカプラ12のコレクタ抵抗R9 の一端に供給される。
その他の構成は図1と同一である。
【0049】この構成の液面検出装置では、電極6に流
れる電流がフォトカプラ12の一次側に流れることによ
り、フォトカプラ12のコレクタに接続した抵抗R9 に
も電流が流れる。この抵抗R9 に流れる電流はフォトカ
プラ12の一次側で決まるが、フォトカプラ12のコレ
クタ電圧は電圧設定器16の出力電圧から抵抗R9 の電
圧降下を引いた値であり、レベル変換回路14の検出レ
ベルが一定であれば、電圧設定器16の出力電圧が小さ
い程、電極電流が少なくても電流検出ができる。この関
係は図7のようになる。図7は図6の液面検出装置の動
作を示す動作特性図であり、電圧設定器16の設定電圧
と検出回路の動作電流との関係を示す。
【0050】このように、本実施例の液面検出装置は、
第一実施例と同様の電極と、電流検出回路と、電源回路
と、フォトカプラ12とを備え、フォトカプラ12の出
力トランジスタに接続した抵抗R9 (インピーダンス素
子)に供給する電圧を変化させる電圧設定器16を有し
ている。そして、フォトカプラ12の出力トランジスタ
と抵抗R9 (インピーダンス素子)の直列回路に供給す
る電源電圧を電圧設定器16で適宜変化させることによ
り、検出感度の切替えを行なうものである。
【0051】このため、電極電流の検出感度を液体2の
固有抵抗、電極の構造により必要な特性に電圧設定器1
6で容易に適宜設定することができ、このような検出感
度の切替回路を備えることにより、液体導電率及び槽容
量に応じて検出感度を適宜変化させることができる。し
たがって、本実施例においても上記第四実施例と同様
に、液面の検出感度を制御回路15からの信号で切替え
ることができ、使用条件に適合した運転条件を適宜選定
することができ、精度の高い安定した検出ができる。
【0052】〈第六実施例〉図8は本発明の第六実施例
である液面検出装置を示す回路構成図である。図中、上
記従来例及び第一乃至第五実施例と同一符号及び記号は
上記従来例及び第一乃至第五実施例の構成部分と同一ま
たは相当する構成部分を示す。
【0053】図において、R13は抵抗R9 に並列に接続
された抵抗、TR5 は抵抗R13に直列に接続され、フォ
トカプラ12のコレクタ側抵抗R9 に並列に接続され、
抵抗R13を抵抗R9 に接続、開放制御するトランジス
タ、17はレベル変換回路14の出力により動作しトラ
ンジスタTR5 を制御するレベル反転回路である。その
他の構成は図1と同一である。
【0054】この構成の液面検出装置では、液面レベル
がBレベルのとき、電極6には電流が流れず、フォトカ
プラ12にも電流が流れず、このフォトカプラ12のコ
レクタ電圧は“H”レベルにある。したがって、レベル
変換回路14も“H”レベルを検出し、D点は“H”レ
ベルにあり、リレーコイルRY1 は駆動されず、液面非
検出状態となっている。このとき、レベル反転回路17
は“H”レベルの入力があり、出力は“L”レベルとな
り、トランジスタTR5 にはベース電流が流れ導通状態
となる。この結果、フォトカプラ12のコレクタ側には
抵抗R9 と抵抗R13との並列回路が接続されたことにな
り、合成抵抗は抵抗R9 のみの場合よりも小さくなる。
【0055】一方、この状態から液面が上昇しAレベル
の位置まで達すると、電極6に電流が流れ、フォトカプ
ラ12にも電流が流れ始める。このときのフォトカプラ
12のコレクタ抵抗は抵抗R9 と抵抗R13との並列抵抗
値で決まる検出電流値で動作し、リレーコイルRY1 を
駆動して液面を検出する。このとき、レベル変換回路1
4の出力(D点)は“H”レベルから“L”レベルに変
化し、同時にレベル反転回路17の出力も“L”レベル
から“H”レベルに変化する。レベル反転回路17の出
力が“H”レベルになると、トランジスタTR5 のベー
ス電流は流れなくなり、抵抗R13は抵抗R9 から切放さ
れる。この結果、フォトカプラ12のコレクタ抵抗値は
抵抗R9 だけとなり、この抵抗値は検出前に比べて大き
くなるので、検出電流値は低下し、小電流で検出状態を
保持できる。
【0056】この動作を図9に示す。図9は図8の液面
検出装置の動作を示す動作特性図であり、電極電流と液
面検出動作(出力リレー動作)との関係を示す。この特
性により、液面の少しの変化による検出、非検出を行な
うことがなくなり、実運転での液面の僅かな変動での不
安定動作を防止できる。
【0057】このように、本実施例の液面検出装置は、
互いに異なる液面レベルに達する3個の電極4〜6と、
前記電極5,6に接続されて前記電極5,6に流れる電
流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路、電極
5,6、液体2、電極4を経て所定の電圧を印加する交
流電源10及び変圧器9の巻線9aからなる電源回路
と、前記電流検出回路に組込まれた発光ダイオード、前
記発光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作し液面
位置を検出する制御回路側の出力トランジスタからな
り、電極回路側と制御回路側とを絶縁するフォトカプラ
12と、前記フォトカプラ12の出力トランジスタに直
列接続された抵抗R9 (インピーダンス素子)、前記抵
抗R9 (インピーダンス素子)に並列接続された直列接
続の抵抗R13(インピーダンス素子)及びトランジスタ
TR5 (スイッチング素子)からなり、前記トランジス
タTR5 (スイッチング素子)をレベル反転回路17を
介して液面不検出状態のときはオン状態にし液面検出状
態のときはオフ状態に制御して液面検出のオンレベルと
オフレベルとで差を設けるレベル差設定回路とを備えて
いる。
【0058】即ち、本実施例の液面検出装置は、電極電
流をフォトカプラ12の発光ダイオードで検出し、この
発光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作するフォ
トカプラ12の出力トランジスタで液面位置を検出する
とともに、電極回路側と制御回路側とをフォトカプラ1
2で絶縁し、しかも制御回路側で液面不検出状態のとき
と液面検出状態のときとで、液面検出のオンレベルとオ
フレベルとで差を設けたものである。
【0059】したがって、本実施例の液面検出装置も上
記第一実施例と同様に、電極回路にサージ電圧等により
破壊され易いトランジスタ等の部品を使用する必要がな
く、屋外使用環境においても故障しにくいので、装置全
体の信頼性が高まり、高精度の検出動作が可能になる。
また、液面検出感度のヒステリシス特性を電極回路と絶
縁した制御回路側で行なえ、部品が破損しにくくので、
装置全体の信頼性が更に高まる。
【0060】〈第七実施例〉図10は本発明の第七実施
例である液面検出装置を示す回路構成図である。図中、
上記従来例及び第一乃至第六実施例と同一符号及び記号
は上記従来例及び第一乃至第六実施例の構成部分と同一
または相当する構成部分を示す。
【0061】図において、18はレベル変換回路14の
出力信号を入力とした遅延タイマ回路であり、Hは遅延
タイマ回路18の出力信号、Jは制御回路15から遅延
タイマ回路18のタイマ時限を設定する制御信号であ
る。その他の構成は図1と同一である。
【0062】図11は図10の液面検出装置の動作を示
すタイムチャートであり、電極電流、遅延タイマ回路1
8の入力信号、出力リレーコイルRY1 の動作状態の関
係を示し、T3 は遅延タイマ回路18の設定時間であ
る。
【0063】この構成の液面検出装置では、液面がBレ
ベルからAレベルに変化すると電極6に電流が流れ始め
る。このとき、フォトカプラ12、平滑回路13の抵抗
R12及びコンデンサC4 、レベル変換回路14を経由し
て検出信号が遅延タイマ回路18に入力される。遅延タ
イマ回路18は入力信号の“H”から“L”または
“L”から“H”への変化時に出力回路への出力を設定
時間分だけ遅延させて出力するが、入力信号が遅延タイ
マ回路18の設定時間よりも短いときは、出力信号を出
さない。そして、このタイマ出力信号が制御回路15に
入力されると、リレーコイルRY1 が駆動し液面が検出
される。また、電極5に接続されている回路も同一の動
作となる。
【0064】このように、本実施例の液面検出装置は、
互いに異なる液面レベルに達する3個の電極4〜6と、
前記電極5,6に接続されて前記電極5,6に流れる電
流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路、電極
5,6、液体2、電極4を経て所定の電圧を印加する交
流電源10及び変圧器9の巻線9aからなる電源回路
と、前記電流検出回路に組込まれた発光ダイオード、前
記発光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作し液面
位置を検出する制御回路側の出力トランジスタからな
り、電極回路側と制御回路側とを絶縁するフォトカプラ
12と、前記フォトカプラ12の出力トランジスタのオ
ン状態、オフ状態が所定時限以上継続したときに液面レ
ベル検出信号を遅延して出力する信号遅延手段である遅
延タイマ回路18とを備えている。
【0065】即ち、本実施例の液面検出装置は、電極電
流をフォトカプラ12の発光ダイオードで検出し、この
発光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作するフォ
トカプラ12の出力トランジスタで液面位置を検出する
とともに、電極回路側と制御回路側とをフォトカプラ1
2で絶縁し、しかも遅延タイマ回路18でフォトカプラ
12の出力トランジスタのオン状態、オフ状態が所定時
限以上継続したときに液面レベル検出信号を遅延して出
力するものである。
【0066】したがって、本実施例の液面検出装置も上
記第一実施例と同様に、電極回路にサージ電圧等により
破壊され易いトランジスタ等の部品を使用する必要がな
く、屋外使用環境においても故障しにくいので、装置全
体の信頼性が高まり、高精度の動作が可能になる。しか
も、本実施例では、遅延タイマ回路18の遅延時間によ
り液面の一時的な変動による液面検出、非検出の繰返
し、及びポンプ7の運転、停止の繰返しが防止できるの
で、安定した動作が得られる。また、遅延タイマ時間を
液体2の導電率、槽容量、ポンプ7の能力の組合わせに
よって適宜変化させ、これらの条件に基づいて決められ
た最適時間を制御回路15からの自動または手動による
設定信号(J信号)を遅延タイマ回路18に与えて設定
すれば、更に安定した運転が得られる。この結果、適宜
タイマ設定をすることにより各種の条件等に応じた高精
度の検出ができる。
【0067】〈第八実施例〉図12は本発明の第八実施
例である液面検出装置を示す回路構成図である。図中、
上記従来例及び第一乃至第七実施例と同一符号及び記号
は上記従来例及び第一乃至第七実施例の構成部分と同一
または相当する構成部分を示す。
【0068】図において、19はレベル変換回路14の
出力信号を入力としたワンショットタイマ回路であり、
Kはワンショットタイマ回路19の出力信号、Mは制御
回路15からワンショットタイマ回路19の時限を設定
する制御信号である。その他の構成は図1と同一であ
る。
【0069】図13は図12の液面検出装置の動作を示
すタイムチャートであり、電極電流、ワンショットタイ
マ回路19の入力信号、出力リレーコイルRY1 の動作
状態の関係を示し、T4 はワンショットタイマ回路19
の設定時間である。
【0070】この構成の液面検出装置では、液面がBレ
ベルからAレベルに変化すると電極6に電流が流れ始め
る。このとき、フォトカプラ12、平滑回路13の抵抗
R12及びコンデンサC4 、レベル変換回路14を経由し
て検出信号がワンショットタイマ回路19に入力され
る。ワンショットタイマ回路19は液面レベルが“L”
から“H”に変化し、レベル変換回路14の出力が
“H”から“L”に変化したときに動作し、予め設定さ
れた時間だけ出力パルスを出力する。そして、このタイ
マ出力信号が制御回路15に入力されて、リレーコイル
RY1 が駆動し液面が検出される。
【0071】このように、本実施例の液面検出装置は、
第一実施例と同様の電極と、電流検出回路と、電源回路
と、フォトカプラ12とを備え、電極で液面を検出した
後、一定期間は液面状態に拘らず所定の液面検出信号を
出力するワンショットタイマ回路19を有している。そ
して、このワンショットタイマ回路19により液面検出
時は所定の時間に亘り検出信号を出力し、ポンプ7等の
運転状態を維持するものである。
【0072】このため、ワンショットタイマ回路19の
出力時間により一定時間のみポンプ7の運転を行なうこ
とができるので、電極4と電極6のみで液面の上限液面
の検出及び下限液面の検出が可能になる。この結果、電
極5を使用することなく液面検出が可能になる。しか
も、ワンショットタイマ動作を行なうことにより、液面
の一時的な変動による液面検出の不安定動作、ポンプ7
の運転、停止動作の繰返しを防止でき、安定した動作が
得られる。この結果、精度の高い安定した検出ができ
る。
【0073】また、液面レベルの検出精度を向上させる
ためには、ワンショットタイマの動作時間、即ちポンプ
7の運転時間を液体2の導電率、槽容量、ポンプ7の能
力の組合わせに応じて適宜変化させ、これらの条件によ
り決められた最適な設定時間で運転するのが望ましい。
そして、ワンショットタイマ時間を制御回路15により
自動または手動で調整するように構成し、その制御信号
(M点)をワンショットタイマ回路19に与え時限設定
すれば、より安定した運転が可能になる。この結果、適
宜タイマ設定をすることにより各種の条件等に応じた高
精度の検出ができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
液面検出装置は、電極と、電流検出回路と、電源回路
と、フォトカプラとを備え、電極電流をフォトカプラの
発光ダイオードで検出し、この発光ダイオードの発光に
応じてオン・オフ動作するフォトカプラの出力トランジ
スタで液面位置を検出するとともに、電極回路側と制御
回路側とをフォトカプラで絶縁することにより、電極回
路にサージ電圧等により破壊され易いトランジスタ等の
部品を使用する必要がなく、屋外使用環境においても故
障しにくいので、装置全体の信頼性が高まり、高精度の
検出動作が可能になる。
【0075】請求項2の発明の液面検出装置は、電極
と、電流検出回路と、電源回路と、検出信号伝達手段と
を備え、電極電流を電流検出回路の発光素子で検出し、
この発光素子の発光に応じてオン・オフ動作する制御回
路側の受光素子で液面位置を検出するとともに、電極回
路側と制御回路側とを光ファイバーケーブルで絶縁する
ことにより、電極回路にサージ電圧等により破壊され易
いトランジスタ等の部品を使用する必要がなく、屋外使
用環境においても故障しにくいので、装置全体の信頼性
が高まり、高精度の検出動作が可能になり、しかも電極
回路と制御回路を任意の位置に配設することができるの
で、制御盤の分離等設計上の自由度が増し、デザイン面
でも有利になる。
【0076】請求項3の発明の液面検出装置は、電極
と、電流検出回路と、電源回路と、フォトカプラと、レ
ベル差設定回路とを備え、電極電流をフォトカプラの発
光ダイオードで検出し、この発光ダイオードの発光に応
じてオン・オフ動作するフォトカプラの出力トランジス
タで液面位置を検出するとともに、電極回路側と制御回
路側とをフォトカプラで絶縁し、しかも制御回路側で液
面不検出状態のときと液面検出状態のときとで、液面検
出のオンレベルとオフレベルとで差を設けたことによ
り、電極回路にサージ電圧等により破壊され易いトラン
ジスタ等の部品を使用する必要がなく、屋外使用環境に
おいても故障しにくいので、装置全体の信頼性が高ま
り、高精度の検出動作が可能になり、しかも、液面検出
感度のヒステリシス特性を電極回路と絶縁した制御回路
側で行なえ、部品が破損しにくくので、装置全体の安定
性及び信頼性が更に高まる。
【0077】請求項4の発明の液面検出装置は、電極
と、電流検出回路と、電源回路と、フォトカプラと、信
号遅延手段とを備え、電極電流をフォトカプラの発光ダ
イオードで検出し、この発光ダイオードの発光に応じて
オン・オフ動作するフォトカプラの出力トランジスタで
液面位置を検出するとともに、電極回路側と制御回路側
とをフォトカプラで絶縁し、しかも信号遅延手段でフォ
トカプラの出力トランジスタのオン状態、オフ状態が所
定時限以上継続したときに液面レベル検出信号を遅延し
て出力することにより、電極回路にサージ電圧等により
破壊され易いトランジスタ等の部品を使用する必要がな
く、屋外使用環境においても故障しにくいので、装置全
体の信頼性が高まり、高精度の動作が可能になり、しか
も適宜タイマ設定をすることにより各種の条件等に応じ
た高精度の検出ができるので、より安定した動作とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例である液面検出装置
を示す回路構成図である。
【図2】図2は図1の液面検出装置の動作を示すタイム
チャートである。
【図3】図3は本発明の第二実施例である液面検出装置
を示す回路構成図である。
【図4】図4は本発明の第三実施例である液面検出装置
を示す回路構成図である。
【図5】図5は本発明の第四実施例である液面検出装置
を示す回路構成図である。
【図6】図6は本発明の第五実施例である液面検出装置
を示す回路構成図である。
【図7】図7は図6の液面検出装置の動作を示す動作特
性図である。
【図8】図8は本発明の第六実施例である液面検出装置
を示す回路構成図である。
【図9】図9は図8の液面検出装置の動作を示す動作特
性図である。
【図10】図10は本発明の第七実施例である液面検出
装置を示す回路構成図である。
【図11】図11は図10の液面検出装置の動作を示す
タイムチャートである。
【図12】図12は本発明の第八実施例である液面検出
装置を示す回路構成図である。
【図13】図13は図12の液面検出装置の動作を示す
タイムチャートである。
【図14】図14は従来の液面検出装置を示す回路構成
図である。
【図15】図15は従来の液面検出装置の動作を示す動
作特性図である。
【図16】図16は従来の液面検出装置の動作を示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1 槽 2 液体 3 電極保持部 4〜6 電極 7 ポンプ 8 導管 9 変圧器 9a〜9c 巻線 10 交流電源 11 電源回路 12 フォトカプラ 13 平滑回路 14 レベル変換回路 15 制御回路 16 電圧設定器 17 レベル反転回路 18 遅延タイマ回路 19 ワンショットタイマ回路 20 発光ダイオード 21 光ファイバーケーブル 22 フォトトランジスタ 23 表示灯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる液面レベルに達する少なく
    とも2個以上の電極と、 前記電極のうちの少なくとも1個以上に接続されて前記
    電極に流れる電流を検出する電流検出回路と、 前記電流検出回路、電極、液体、電極を経て所定の電圧
    を印加する電源回路と、 前記電流検出回路に組込まれた発光ダイオード、前記発
    光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作し液面位置
    を検出する制御回路側の出力トランジスタからなり、電
    極回路側と制御回路側とを絶縁するフォトカプラとを具
    備することを特徴とする液面検出装置。
  2. 【請求項2】 互いに異なる液面レベルに達する少なく
    とも2個以上の電極と、 前記電極のうちの少なくとも1個以上に接続されて前記
    電極に流れる電流を検出する電流検出回路と、 前記電流検出回路、電極、液体、電極を経て所定の電圧
    を印加する電源回路と、 前記電流検出回路に組込まれた発光素子、前記発光素子
    の発光に応じてオン・オフ動作し液面位置を検出する制
    御回路側の受光素子、前記発光素子と受光素子とを光学
    的に接続するとともに電極回路側と制御回路側とを絶縁
    する光ファイバーケーブルからなる検出信号伝達手段と
    を具備することを特徴とする液面検出装置。
  3. 【請求項3】 互いに異なる液面レベルに達する少なく
    とも2個以上の電極と、 前記電極のうちの少なくとも1個以上に接続されて前記
    電極に流れる電流を検出する電流検出回路と、 前記電流検出回路、電極、液体、電極を経て所定の電圧
    を印加する電源回路と、 前記電流検出回路に組込まれた発光ダイオード、前記発
    光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作し液面位置
    を検出する制御回路側の出力トランジスタからなり、前
    記電流検出回路と制御回路とを絶縁するフォトカプラ
    と、 前記フォトカプラの出力トランジスタに直列接続された
    インピーダンス素子、前記インピーダンス素子に並列接
    続された直列接続のインピーダンス素子及びスイッチン
    グ素子からなり、前記スイッチング素子を液面不検出状
    態のときはオン状態にし液面検出状態のときはオフ状態
    にして液面検出のオンレベルとオフレベルとで差を設け
    るレベル差設定回路とを具備することを特徴とする液面
    検出装置。
  4. 【請求項4】 互いに異なる液面レベルに達する少なく
    とも2個以上の電極と、 前記電極のうちの少なくとも1個以上に接続されて前記
    電極に流れる電流を検出する電流検出回路と、 前記電流検出回路、電極、液体、電極を経て所定の電圧
    を印加する電源回路と、 前記電流検出回路に組込まれた発光ダイオード、前記発
    光ダイオードの発光に応じてオン・オフ動作し液面位置
    を検出する制御回路側の出力トランジスタからなり、前
    記電流検出回路と制御回路とを絶縁するフォトカプラ
    と、 前記フォトカプラの出力トランジスタのオン状態、オフ
    状態が所定時限以上継続したときに液面レベル検出信号
    を遅延して出力する信号遅延手段とを具備することを特
    徴とする液面検出装置。
JP8877292A 1992-04-09 1992-04-09 液面検出装置 Pending JPH05288592A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8877292A JPH05288592A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 液面検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8877292A JPH05288592A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 液面検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05288592A true JPH05288592A (ja) 1993-11-02

Family

ID=13952149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8877292A Pending JPH05288592A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 液面検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05288592A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2341684A (en) * 1998-12-07 2000-03-22 Daewoo Electronics Co Ltd Apparatus for sensing the level of water in a tank
JP2003004505A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Nohken:Kk 液面レベルセンサ
JP2008506119A (ja) * 2004-07-09 2008-02-28 タッチセンサー テクノロジーズ,エルエルシー ビルジ・レベル検出用近接センサ
JP2009025038A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Toyo Tanso Kk 液面検出回路及び液面検出システム
JP2014109515A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Fuji Electric Co Ltd ポンプコントローラ
CN108955812A (zh) * 2018-04-12 2018-12-07 无锡市启山林科技有限公司 商用蒸柜交变脉动水位检测系统及其检测方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2341684A (en) * 1998-12-07 2000-03-22 Daewoo Electronics Co Ltd Apparatus for sensing the level of water in a tank
JP2003004505A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Nohken:Kk 液面レベルセンサ
JP2008506119A (ja) * 2004-07-09 2008-02-28 タッチセンサー テクノロジーズ,エルエルシー ビルジ・レベル検出用近接センサ
US8024967B2 (en) * 2004-07-09 2011-09-27 Touchsensor Technologies, Llc Solid state fluid level sensor
US8844351B2 (en) 2004-07-09 2014-09-30 Touchsensor Technologies, Llc Solid state fluid level sensor
US9441624B2 (en) 2004-07-09 2016-09-13 Touchsensor Technologies, Llc Solid state fluid level sensor
JP2009025038A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Toyo Tanso Kk 液面検出回路及び液面検出システム
JP2014109515A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Fuji Electric Co Ltd ポンプコントローラ
CN108955812A (zh) * 2018-04-12 2018-12-07 无锡市启山林科技有限公司 商用蒸柜交变脉动水位检测系统及其检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7728564B2 (en) Power supply for a load control device
US7423413B2 (en) Power supply for a load control device
US4678985A (en) Two-terminal line-powered control circuit
KR970702527A (ko) 저항값에 의한 제어 신호로 저항값을 변환하는 디바이스 및, 그런 다비이스를 포함한 전기 장치(Device for converting a resistance value into a control signal which depends on the resistance value, and electrical apparatus comprising such a device)
DK177105B1 (en) Low power switch mode power supply and use of the power supply
JPH05288592A (ja) 液面検出装置
JPS6134692B2 (ja)
US5815067A (en) Single control wire device for HID dimming
US6839254B2 (en) Power supply with low loss making current limitation
US6249417B1 (en) Electrical circuit for producing a substantially constant pulsed magnetic field for repelling rodents
US5424893A (en) Gas discharge device power supply with ground fault protection
US6501236B1 (en) Variable switch with reduced noise interference
US6057648A (en) Gas discharge lamp ballast with piezoelectric transformer
GB2277598A (en) Portable appliance testers
JP2002165454A (ja) 交流電圧調整装置
EP0004462A1 (en) AC control apparatus
FR2498803A1 (fr) Adaptateur pour des signaux de champ de calculateurs, de systemes microprocesseurs ou de circuits electroniques numeriques analogues
KR970005812B1 (ko) 접지선 단선 감지 및 경고 장치
SU1008847A1 (ru) Устройство дл дистанционного управлени электрическими аппаратами
JPH01175453A (ja) 通信端末への電流供給回路
SU1070590A1 (ru) Устройство дл передачи информации
RU2157039C1 (ru) Устройство контроля сопротивления изоляции и защиты электротехнической установки
KR940003426A (ko) 절전장치
KR810001099Y1 (ko) 자동 전압 절환 스위치 회로
KR100396525B1 (ko) 사설교환기에 있어서 트렁크 전류제한회로