JPH0528675A - 磁気デイスク装置 - Google Patents
磁気デイスク装置Info
- Publication number
- JPH0528675A JPH0528675A JP20724691A JP20724691A JPH0528675A JP H0528675 A JPH0528675 A JP H0528675A JP 20724691 A JP20724691 A JP 20724691A JP 20724691 A JP20724691 A JP 20724691A JP H0528675 A JPH0528675 A JP H0528675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic disk
- magnetic
- magnetic head
- head
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 磁気ヘッドリフト機構を有する磁気ディスク
装置において、磁気ヘッドに堆積した微小ダストを除去
し、安定した浮上動作を保証し、磁気ディスク停止,輸
送時等の磁気ディスクと磁気ヘッドとの吸着を防止し、
磁気ヘッド,磁気ディスクの損傷を防止する。 【構成】 磁気ディスク12に対向する磁気ヘッド4
と、磁気ヘッド4を保持するサスペンション40と、サ
スペンション40を支持するキャリッジ20と、磁気ヘ
ッド4を磁気ディスク12にロード/アンロードさせる
サスペンション40のリフト機構とを有する磁気ディス
クにおいて、通常磁気ディスク12の停止時は磁気ヘッ
ド4が磁気ディスクに非接触で磁気ディスク12が回転
する直前に磁気ヘッド4を磁気ディスク12に接触さ
せ、その状態で磁気ディスク12を回転させる手段(モ
ータ32,リフトアーム組立体35,ストッパ50,キ
ャリッジロックアーム60,ストッパーアーム70)を
設けた。
装置において、磁気ヘッドに堆積した微小ダストを除去
し、安定した浮上動作を保証し、磁気ディスク停止,輸
送時等の磁気ディスクと磁気ヘッドとの吸着を防止し、
磁気ヘッド,磁気ディスクの損傷を防止する。 【構成】 磁気ディスク12に対向する磁気ヘッド4
と、磁気ヘッド4を保持するサスペンション40と、サ
スペンション40を支持するキャリッジ20と、磁気ヘ
ッド4を磁気ディスク12にロード/アンロードさせる
サスペンション40のリフト機構とを有する磁気ディス
クにおいて、通常磁気ディスク12の停止時は磁気ヘッ
ド4が磁気ディスクに非接触で磁気ディスク12が回転
する直前に磁気ヘッド4を磁気ディスク12に接触さ
せ、その状態で磁気ディスク12を回転させる手段(モ
ータ32,リフトアーム組立体35,ストッパ50,キ
ャリッジロックアーム60,ストッパーアーム70)を
設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドのロード/ア
ンロード機構を有する磁気ディスク装置に関するもので
ある。
ンロード機構を有する磁気ディスク装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気ディスク装置は、磁気ヘッド
を搭載するキャリッジが回転中の磁気ディスク上を浮上
して高速に移動し、磁気ディスク上のデータの読み出し
や書き込みを行う機能を有している。近年、この種の磁
気ディスク装置においては、使用時に磁気ディスク上を
浮上し、停止時には磁気ディスク上に接触するコンタク
ト・スタート・ストップ方式法(CSS方式)が採用さ
れている。
を搭載するキャリッジが回転中の磁気ディスク上を浮上
して高速に移動し、磁気ディスク上のデータの読み出し
や書き込みを行う機能を有している。近年、この種の磁
気ディスク装置においては、使用時に磁気ディスク上を
浮上し、停止時には磁気ディスク上に接触するコンタク
ト・スタート・ストップ方式法(CSS方式)が採用さ
れている。
【0003】ところで、この種の磁気ディスク装置にお
いては、停止時に磁気ヘッドが磁気ディスク上に接触す
る構造であるため、輸送時の移動に伴う振動衝撃によっ
て磁気ディスクを搭載したスピンドルが微動し、磁気ヘ
ッドが磁気ディスク上を摺動してこれら両部材が損傷す
る不具合があった。ここで、通常の磁気ディスク装置で
は、CSS回数が2万〜3万の範囲にある場合に品質保
証されているものが多いが、輸送に伴う振動サイクルを
0.1Hzとして磁気ディスク装置の輸送に3日間費や
すと、CSS回数が2万回に達するとされる。この数値
は、磁気ヘッドの摺動が磁気ディスク上の略同一部位で
行われることおよび使用時の保証等を考慮すると、極め
て高い数値となる。
いては、停止時に磁気ヘッドが磁気ディスク上に接触す
る構造であるため、輸送時の移動に伴う振動衝撃によっ
て磁気ディスクを搭載したスピンドルが微動し、磁気ヘ
ッドが磁気ディスク上を摺動してこれら両部材が損傷す
る不具合があった。ここで、通常の磁気ディスク装置で
は、CSS回数が2万〜3万の範囲にある場合に品質保
証されているものが多いが、輸送に伴う振動サイクルを
0.1Hzとして磁気ディスク装置の輸送に3日間費や
すと、CSS回数が2万回に達するとされる。この数値
は、磁気ヘッドの摺動が磁気ディスク上の略同一部位で
行われることおよび使用時の保証等を考慮すると、極め
て高い数値となる。
【0004】そこで、従来の磁気ディスク装置には、図
3に示すようなスピンドルロック機構を備えたものもあ
る。これを同図に基づいて説明すると、同図において、
1は同一の軸線方向に開口する貫通孔2,3を有する筐
体であり、この筐体1の内部には複数の磁気ヘッド4が
設けられている。5は円筒状の第1の支持体であり、こ
の第1の支持体5は上側貫通孔2の開口周縁に一体的に
設けられている。6は円筒状の第2の支持体であり、こ
の第2の支持体6は上側貫通孔2と反対側の貫通孔3の
開口周縁に一体的に設けられている。7はスピンドルハ
ブ回転用のスピンドルシャフトであり、このスピンドル
シャフト7は両端部が各支持体5,6の内周面に軸受
8,9を介して回転自在に支承されている。また、この
スピンドルシャフト7の両端部のうち上端部が第1の支
持体5の外側に露呈されており、この外部露呈部には歯
車付き円板10が取り付けられている。11は有底円筒
状のスピンドルハブであり、このスピンドルハブ11は
スピンドルシャフト7に固着されており、外周面には磁
気ヘッド4に対向する複数の磁気ディスク12が軸線方
向に所定の間隔をもって搭載されている。13は駆動装
置としてのDCモータであり、このDCモータ13はス
ピンドルシャフト7の外周面に固定された回転子13a
と、この回転子13aに周囲に固定された固定子13b
とからなり、第2の支持体6内に設けられている。14
は円板10の図示しない歯車に咬み合うロックアームを
有するロック機構であり、このロック機構14は第1の
支持体5上に固定されており、運転停止時にスピンドル
シャフト7を回転停止するように構成されている。
3に示すようなスピンドルロック機構を備えたものもあ
る。これを同図に基づいて説明すると、同図において、
1は同一の軸線方向に開口する貫通孔2,3を有する筐
体であり、この筐体1の内部には複数の磁気ヘッド4が
設けられている。5は円筒状の第1の支持体であり、こ
の第1の支持体5は上側貫通孔2の開口周縁に一体的に
設けられている。6は円筒状の第2の支持体であり、こ
の第2の支持体6は上側貫通孔2と反対側の貫通孔3の
開口周縁に一体的に設けられている。7はスピンドルハ
ブ回転用のスピンドルシャフトであり、このスピンドル
シャフト7は両端部が各支持体5,6の内周面に軸受
8,9を介して回転自在に支承されている。また、この
スピンドルシャフト7の両端部のうち上端部が第1の支
持体5の外側に露呈されており、この外部露呈部には歯
車付き円板10が取り付けられている。11は有底円筒
状のスピンドルハブであり、このスピンドルハブ11は
スピンドルシャフト7に固着されており、外周面には磁
気ヘッド4に対向する複数の磁気ディスク12が軸線方
向に所定の間隔をもって搭載されている。13は駆動装
置としてのDCモータであり、このDCモータ13はス
ピンドルシャフト7の外周面に固定された回転子13a
と、この回転子13aに周囲に固定された固定子13b
とからなり、第2の支持体6内に設けられている。14
は円板10の図示しない歯車に咬み合うロックアームを
有するロック機構であり、このロック機構14は第1の
支持体5上に固定されており、運転停止時にスピンドル
シャフト7を回転停止するように構成されている。
【0005】一方、磁気ディスク装置の高性能化に伴
い、磁気ディスク上に磁気ヘッドの浮上量は、その電磁
気特性を上げるため、年々下がってきており、近年では
0.2μm以下の装置が開発されている。これらの装置
では、磁気ディスク回転時に磁気ディスクと磁気ヘッド
との接触を防ぐため、磁気ディスクの表面粗さを改善し
ているが、単に精度を上げると、磁気ディスク停止時に
磁気ヘッドが吸着してしまうため、磁気ヘッドをクラウ
ン状にしたり、逆に磁気ディスク面を粗している。
い、磁気ディスク上に磁気ヘッドの浮上量は、その電磁
気特性を上げるため、年々下がってきており、近年では
0.2μm以下の装置が開発されている。これらの装置
では、磁気ディスク回転時に磁気ディスクと磁気ヘッド
との接触を防ぐため、磁気ディスクの表面粗さを改善し
ているが、単に精度を上げると、磁気ディスク停止時に
磁気ヘッドが吸着してしまうため、磁気ヘッドをクラウ
ン状にしたり、逆に磁気ディスク面を粗している。
【0006】しかしながら、磁気ヘッドをクラウン状に
加工することは、極めて高い精度を要求され、コスト高
となり、また、磁気ディスク面を粗くすると、前述した
磁気ヘッド浮上量が下げられず、したがって所定の電磁
気特性が得られない。そこで、磁気ディスク停止前に磁
気ヘッドを磁気ディスクから離し(アンロード機能)、
また、磁気ディスク回転時には磁気ヘッドを磁気ディス
クに置く(ロード機能)機能、いわゆるロード・アンロ
ード機構を備えることにより、前述した吸着を防ぐ磁気
ディスク装置が発表されている。
加工することは、極めて高い精度を要求され、コスト高
となり、また、磁気ディスク面を粗くすると、前述した
磁気ヘッド浮上量が下げられず、したがって所定の電磁
気特性が得られない。そこで、磁気ディスク停止前に磁
気ヘッドを磁気ディスクから離し(アンロード機能)、
また、磁気ディスク回転時には磁気ヘッドを磁気ディス
クに置く(ロード機能)機能、いわゆるロード・アンロ
ード機構を備えることにより、前述した吸着を防ぐ磁気
ディスク装置が発表されている。
【0007】図4は、ロード・アンロード機構を採用し
ている従来の磁気ディスク装置の構成を示す平面図であ
る。同図において、主な構成は図3と同様であるが、磁
気ディスク12の回転時には、磁気ヘッド4は磁気ディ
スク12上を浮上しており、図示しない固定子13bへ
の電源供給が切られると、すなわち磁気ディスク12の
回転が下がり始める。一方、その直後に図示しないリレ
ーによって磁気ヘッド4を支持するキャリッジ20を駆
動するボイスコイルモータ用コイル21に磁気ディスク
12の回転にて固定子13bに発生した逆起電力を通電
し、磁気ヘッド4を磁気ディスク12の外周側に勢い良
く回転させる。ここで、磁気ディスク12の外周側には
テーパ形状を有した櫛状のリフトアーム22を配設して
あり、磁気ヘッド4が磁気ディスク12から落ちないよ
うにそのテーパを利用し、磁気ヘッド4を磁気ディスク
12から引き離す。次に使用時には磁気ディスク12の
回転後に再びボイスコイルモータ用コイル21に通電
し、キャリッジ20を回転させ、そのテーパを利用し、
再び磁気ヘッド4を磁気ディスク12上にランディング
させる。磁気ヘッド4のロード・アンロードは以上の動
作を繰り返す。
ている従来の磁気ディスク装置の構成を示す平面図であ
る。同図において、主な構成は図3と同様であるが、磁
気ディスク12の回転時には、磁気ヘッド4は磁気ディ
スク12上を浮上しており、図示しない固定子13bへ
の電源供給が切られると、すなわち磁気ディスク12の
回転が下がり始める。一方、その直後に図示しないリレ
ーによって磁気ヘッド4を支持するキャリッジ20を駆
動するボイスコイルモータ用コイル21に磁気ディスク
12の回転にて固定子13bに発生した逆起電力を通電
し、磁気ヘッド4を磁気ディスク12の外周側に勢い良
く回転させる。ここで、磁気ディスク12の外周側には
テーパ形状を有した櫛状のリフトアーム22を配設して
あり、磁気ヘッド4が磁気ディスク12から落ちないよ
うにそのテーパを利用し、磁気ヘッド4を磁気ディスク
12から引き離す。次に使用時には磁気ディスク12の
回転後に再びボイスコイルモータ用コイル21に通電
し、キャリッジ20を回転させ、そのテーパを利用し、
再び磁気ヘッド4を磁気ディスク12上にランディング
させる。磁気ヘッド4のロード・アンロードは以上の動
作を繰り返す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気ディスク装置は、図4に示すように磁気ヘッド4が
ロード/アンロード機能により磁気ヘッド4が磁気ディ
スク12に非接触のため、すなわちCSS動作が無い。
したがって長期間使用したとき、磁気ヘッド4に微小ダ
ストが体堆積し、これにより磁気ヘッド4の浮上が乱
れ、最悪の場合、ヘッドクラッシュを引き起こすという
大きな問題があった。また、磁気ヘッド4を磁気ディス
ク12にロード/アンロードする際、ボイスコイルモー
タ用コイル21にスピンドルモータ13で発生した逆起
電力を通電するだけなので、キャリッジ20が勢いよく
動き、磁気ヘッド4を磁気ディスク12にロードさせる
際に磁気ヘッド4が磁気ディスク12にヘッドタッチし
てしまう。さらにアンロードの際には勢いよく動いた後
に所定の位置で止める必要があるため、ストッパに当た
り、その時に大きな加速度を生じ、ヘッド損傷の原因と
なる。
磁気ディスク装置は、図4に示すように磁気ヘッド4が
ロード/アンロード機能により磁気ヘッド4が磁気ディ
スク12に非接触のため、すなわちCSS動作が無い。
したがって長期間使用したとき、磁気ヘッド4に微小ダ
ストが体堆積し、これにより磁気ヘッド4の浮上が乱
れ、最悪の場合、ヘッドクラッシュを引き起こすという
大きな問題があった。また、磁気ヘッド4を磁気ディス
ク12にロード/アンロードする際、ボイスコイルモー
タ用コイル21にスピンドルモータ13で発生した逆起
電力を通電するだけなので、キャリッジ20が勢いよく
動き、磁気ヘッド4を磁気ディスク12にロードさせる
際に磁気ヘッド4が磁気ディスク12にヘッドタッチし
てしまう。さらにアンロードの際には勢いよく動いた後
に所定の位置で止める必要があるため、ストッパに当た
り、その時に大きな加速度を生じ、ヘッド損傷の原因と
なる。
【0009】したがって本発明は、このような事情に鑑
みてなされたものであり、その目的は、磁気ディスク使
用時に磁気ヘッドのロード/アンロード時における磁気
ディスクおよび磁気ヘッドの損傷、すなわちヘッドクラ
ッシュを防止することができる磁気ディスク装置を提供
することにある。
みてなされたものであり、その目的は、磁気ディスク使
用時に磁気ヘッドのロード/アンロード時における磁気
ディスクおよび磁気ヘッドの損傷、すなわちヘッドクラ
ッシュを防止することができる磁気ディスク装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明の第1の発明は、磁気ディスクに対向す
る磁気ヘッドと、磁気ヘッドを保持するサスペンション
と、サスペンションを支持するキャリッジと、磁気ヘッ
ドを磁気ディスクにロード/アンロードさせるサスペン
ションのリフト機構とを有する磁気ディスクにおいて、
通常磁気ディスク停止時は磁気ヘッドが磁気ディスクに
非接触で磁気ディスクが回転する直前に磁気ヘッドを磁
気ディスクに接触させその状態で磁気ディスクを回転さ
せる手段を設けたものである。また、本発明に第2の発
明は、磁気ディスクが停止する直前まで磁気ヘッドを磁
気ディスクに接触させ磁気ディスク停止後に磁気ヘッド
を磁気ディスクから離して非接触する手段を設けたもの
である。
るために本発明の第1の発明は、磁気ディスクに対向す
る磁気ヘッドと、磁気ヘッドを保持するサスペンション
と、サスペンションを支持するキャリッジと、磁気ヘッ
ドを磁気ディスクにロード/アンロードさせるサスペン
ションのリフト機構とを有する磁気ディスクにおいて、
通常磁気ディスク停止時は磁気ヘッドが磁気ディスクに
非接触で磁気ディスクが回転する直前に磁気ヘッドを磁
気ディスクに接触させその状態で磁気ディスクを回転さ
せる手段を設けたものである。また、本発明に第2の発
明は、磁気ディスクが停止する直前まで磁気ヘッドを磁
気ディスクに接触させ磁気ディスク停止後に磁気ヘッド
を磁気ディスクから離して非接触する手段を設けたもの
である。
【0011】
【作用】本発明の第1の発明においては、磁気ディスク
の起動または停止時にCSS動作が行われる。本発明の
第2の発明においては、磁気ディスク停止後に磁気ヘッ
ドは磁気ディスクから離される。
の起動または停止時にCSS動作が行われる。本発明の
第2の発明においては、磁気ディスク停止後に磁気ヘッ
ドは磁気ディスクから離される。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明による磁気ディスク装置の一実
施例による構成を示す要部平面図である。同図におい
て、磁気ディスク12の回転時には、磁気ヘッド4は磁
気ディスク12上を浮上しており、このとき、コイル組
立体30と永久磁石組立体31とからなるモータ32は
通電状態にある。コイル組立体30は回転軸33を中心
に軸受34を介してリフトアーム組立体35に取り付け
られ、磁気ヘッド4を支えるサスペンション40から離
れた位置Aにある。磁気ディスク装置の電源が切られる
と、すなわち固定子13bへの電源供給が切られ、磁気
ディスク12の回転が下がり始める。一方、その直後に
図示しないリレーによって磁気ヘッド4を支持するキャ
リッジ20を駆動するボイスコイルモータ用コイル21
に磁気ディスク12の回転にて固定子13bに発生した
逆起電力を通電し、磁気ヘッド4を磁気ディスク12の
外周側に回転移動する。一方、リフトアーム組立体35
は電源が切られた後、リトラクトバネ36によって位置
Bに戻り、リフトアーム組立体35を構成するリフトア
ーム37によってサスペンション40を押し広げ、磁気
ヘッド4を磁気ディスク12から離し、すなわちアンロ
ードを行う。このとき、CSS動作の有無は磁気ディス
ク12の回転が止まってからアンロードを行うかにかか
り、CSSがある場合は電源オン時に図示しないコンデ
ンサにチャージした電圧を電源オフ時に図示しないリレ
ーを用いてモータ32に供給し続け、磁気ディスク12
が停止してからアンロードを行う。なお、キャリッジ2
0を磁気ディスク12の外周側へ回転移動させる方法と
してコイルバネ,ゼンマイバネ,マグネットによる吸引
/反発を利用することも可能である。通常、電源オフ時
に輸送時はこのアンロード状態、すなわち磁気ヘッド4
は磁気ディスク12から離れているため、吸着の問題は
一切無い。
説明する。図1は本発明による磁気ディスク装置の一実
施例による構成を示す要部平面図である。同図におい
て、磁気ディスク12の回転時には、磁気ヘッド4は磁
気ディスク12上を浮上しており、このとき、コイル組
立体30と永久磁石組立体31とからなるモータ32は
通電状態にある。コイル組立体30は回転軸33を中心
に軸受34を介してリフトアーム組立体35に取り付け
られ、磁気ヘッド4を支えるサスペンション40から離
れた位置Aにある。磁気ディスク装置の電源が切られる
と、すなわち固定子13bへの電源供給が切られ、磁気
ディスク12の回転が下がり始める。一方、その直後に
図示しないリレーによって磁気ヘッド4を支持するキャ
リッジ20を駆動するボイスコイルモータ用コイル21
に磁気ディスク12の回転にて固定子13bに発生した
逆起電力を通電し、磁気ヘッド4を磁気ディスク12の
外周側に回転移動する。一方、リフトアーム組立体35
は電源が切られた後、リトラクトバネ36によって位置
Bに戻り、リフトアーム組立体35を構成するリフトア
ーム37によってサスペンション40を押し広げ、磁気
ヘッド4を磁気ディスク12から離し、すなわちアンロ
ードを行う。このとき、CSS動作の有無は磁気ディス
ク12の回転が止まってからアンロードを行うかにかか
り、CSSがある場合は電源オン時に図示しないコンデ
ンサにチャージした電圧を電源オフ時に図示しないリレ
ーを用いてモータ32に供給し続け、磁気ディスク12
が停止してからアンロードを行う。なお、キャリッジ2
0を磁気ディスク12の外周側へ回転移動させる方法と
してコイルバネ,ゼンマイバネ,マグネットによる吸引
/反発を利用することも可能である。通常、電源オフ時
に輸送時はこのアンロード状態、すなわち磁気ヘッド4
は磁気ディスク12から離れているため、吸着の問題は
一切無い。
【0013】次に電源オンの時を説明する。電源がオン
されると、まず、モータ32に電圧が供給され、リフト
アーム組立体35は位置Aに向かう。したがってこのと
き、リフトアーム37はサスペンション40から離れ、
ロードが行われる。この後、DCモータ13が回転を始
めるため、CSS動作が行われることになる。これらC
SS動作による磁気ディスク12と磁気ヘッド4との機
械的接触のため、磁気ディスク12の回転時に磁気ヘッ
ド4に堆積した微小ダストは擦りとられ、よって磁気ヘ
ッド4の安定な浮上姿勢が確保できる。
されると、まず、モータ32に電圧が供給され、リフト
アーム組立体35は位置Aに向かう。したがってこのと
き、リフトアーム37はサスペンション40から離れ、
ロードが行われる。この後、DCモータ13が回転を始
めるため、CSS動作が行われることになる。これらC
SS動作による磁気ディスク12と磁気ヘッド4との機
械的接触のため、磁気ディスク12の回転時に磁気ヘッ
ド4に堆積した微小ダストは擦りとられ、よって磁気ヘ
ッド4の安定な浮上姿勢が確保できる。
【0014】一方、ロード/アンロード時にリフトアー
ム組立体35が位置Aまたは位置Bに回転移動する際、
コイル組立体30と永久磁石31とで構成される磁気回
路を有するモータ32には、渦電流を利用した減速方式
が用いられている。すなわち図2に示すように磁気回路
中でトルクを発生させるコイル組立体30のコイル38
を保持するコイルボビン39は渦電流が流れるようにル
ープDにおいて切り欠きの無い単純な平板形状とする。
また、平板の代わりに閉ループをなす線材を用いても良
い。この渦電流によってリフトアーム組立体35の回転
速度に応じて逆起電力が発生し、そのため、大幅に回転
速度が低下する。また、磁気ヘッド4のロード/アンロ
ード時にこのコイル組立体30のコイル35を短絡させ
るショート回路を用いても同様な動作が得られる。
ム組立体35が位置Aまたは位置Bに回転移動する際、
コイル組立体30と永久磁石31とで構成される磁気回
路を有するモータ32には、渦電流を利用した減速方式
が用いられている。すなわち図2に示すように磁気回路
中でトルクを発生させるコイル組立体30のコイル38
を保持するコイルボビン39は渦電流が流れるようにル
ープDにおいて切り欠きの無い単純な平板形状とする。
また、平板の代わりに閉ループをなす線材を用いても良
い。この渦電流によってリフトアーム組立体35の回転
速度に応じて逆起電力が発生し、そのため、大幅に回転
速度が低下する。また、磁気ヘッド4のロード/アンロ
ード時にこのコイル組立体30のコイル35を短絡させ
るショート回路を用いても同様な動作が得られる。
【0015】このため、磁気ヘッド4が磁気ディスク1
2にロード/アンロードするスピードはゆっくりした動
作となり、磁気ヘッド4が磁気ディスク12に接触する
ことは無くなるし、ストッパ50に当たる速度も低いた
め、衝突加速度も小さくなり、磁気ヘッド4の損傷も極
めて少なくなる。
2にロード/アンロードするスピードはゆっくりした動
作となり、磁気ヘッド4が磁気ディスク12に接触する
ことは無くなるし、ストッパ50に当たる速度も低いた
め、衝突加速度も小さくなり、磁気ヘッド4の損傷も極
めて少なくなる。
【0016】また、モータ32の回転部であるリフトア
ーム組立体35の回転バランスをとることにより、輸送
時に伴う外部からの衝撃に強くなる。つまり回転バラン
スをとっていないと、衝撃時にそのアンバランスに応じ
たトルクが生じ、その大きさによってはリフトアーム3
7がサスペンション40より外れてしまう場合がある。
ーム組立体35の回転バランスをとることにより、輸送
時に伴う外部からの衝撃に強くなる。つまり回転バラン
スをとっていないと、衝撃時にそのアンバランスに応じ
たトルクが生じ、その大きさによってはリフトアーム3
7がサスペンション40より外れてしまう場合がある。
【0017】次に磁気ヘッド4のロード/アンロードと
磁気ディスク停止時にキャリッジを固定せしめるキャリ
ッジロックアームとの連動について説明する。リフトア
ーム組立体35は、キャリッジロックアーム60を有し
ている。前述と同様に電源オフ時に磁気ヘッド4は磁気
ディスク12の外周側へ移動し、キャリッジ20はスト
ッパ50に押し当たる。この後、リフトアーム37が位
置Aにきたとき、キャリッジロックアーム60も同様に
位置Cにある。このとき、キャリッジロックアーム60
に対向してキャリッジ20に取り付けられたストッパア
ーム70は、磁気ディスク12の外周側にはストッパ5
0で同様に内周側へはキャリッジロックアーム60で回
転が規制され、すなわちロックされる。次に磁気ヘッド
4がロードされれば、リフトアーム37は位置Bにくる
ため、キャリッジロックアーム60はストッパアーム7
0からはずれ、キャリッジ20の回転動作が可能とな
る。
磁気ディスク停止時にキャリッジを固定せしめるキャリ
ッジロックアームとの連動について説明する。リフトア
ーム組立体35は、キャリッジロックアーム60を有し
ている。前述と同様に電源オフ時に磁気ヘッド4は磁気
ディスク12の外周側へ移動し、キャリッジ20はスト
ッパ50に押し当たる。この後、リフトアーム37が位
置Aにきたとき、キャリッジロックアーム60も同様に
位置Cにある。このとき、キャリッジロックアーム60
に対向してキャリッジ20に取り付けられたストッパア
ーム70は、磁気ディスク12の外周側にはストッパ5
0で同様に内周側へはキャリッジロックアーム60で回
転が規制され、すなわちロックされる。次に磁気ヘッド
4がロードされれば、リフトアーム37は位置Bにくる
ため、キャリッジロックアーム60はストッパアーム7
0からはずれ、キャリッジ20の回転動作が可能とな
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気ヘッドリフト機構を有する磁気ディスク装置におい
て、磁気ディスクの起動または停止時にCSS方式を用
いることにより、磁気ヘッドに堆積した微小ダストの除
去が可能となり、磁気ヘッドの安定した浮上動作が保証
され、また、磁気ディスク停止後、磁気ヘッドは数分以
内に磁気ディスクから離されるため、磁気ディスクと磁
気ヘッドとの吸着を防ぐことができる。さらに磁気ヘッ
ドをロード/アンロードさせる駆動機構としてコイル組
立体と永久磁石組立体とからなるモータを用い、コイル
部にメカ的なまたは回路的なショート機構を追加してリ
フトアームの動きに応じて生じる渦電流を利用してリフ
トアームの動作速度を抑えることにより、磁気ヘッドが
磁気ディスクにランディングする際の磁気ヘッドのタッ
チは極めて少なくなり、磁気ヘッド,磁気ディスクの損
傷を防ぐことができる。また、リフトアーム機構の駆動
に回転型のモータを使用する場合、モータの回転部の回
転バランスをとることで輸送時等に生じる振動,衝撃に
対して極めて高い磁気ヘッド保持機能を得ることができ
る。また、リフトアームに連動して磁気ディスク停止時
にキャリッジを固定せしめるキャリッジロックアームを
有することで磁気ヘッドのロード/アンロード動作とキ
ャリッジのロック動作を関連ずけ、すなわちロックした
ときは必ずアンロードを保証することができるため、極
めて信頼性の高い磁気ディスク装置が得られる。
気ヘッドリフト機構を有する磁気ディスク装置におい
て、磁気ディスクの起動または停止時にCSS方式を用
いることにより、磁気ヘッドに堆積した微小ダストの除
去が可能となり、磁気ヘッドの安定した浮上動作が保証
され、また、磁気ディスク停止後、磁気ヘッドは数分以
内に磁気ディスクから離されるため、磁気ディスクと磁
気ヘッドとの吸着を防ぐことができる。さらに磁気ヘッ
ドをロード/アンロードさせる駆動機構としてコイル組
立体と永久磁石組立体とからなるモータを用い、コイル
部にメカ的なまたは回路的なショート機構を追加してリ
フトアームの動きに応じて生じる渦電流を利用してリフ
トアームの動作速度を抑えることにより、磁気ヘッドが
磁気ディスクにランディングする際の磁気ヘッドのタッ
チは極めて少なくなり、磁気ヘッド,磁気ディスクの損
傷を防ぐことができる。また、リフトアーム機構の駆動
に回転型のモータを使用する場合、モータの回転部の回
転バランスをとることで輸送時等に生じる振動,衝撃に
対して極めて高い磁気ヘッド保持機能を得ることができ
る。また、リフトアームに連動して磁気ディスク停止時
にキャリッジを固定せしめるキャリッジロックアームを
有することで磁気ヘッドのロード/アンロード動作とキ
ャリッジのロック動作を関連ずけ、すなわちロックした
ときは必ずアンロードを保証することができるため、極
めて信頼性の高い磁気ディスク装置が得られる。
【図1】本発明による磁気ディスク装置の一実施例によ
る構成を示す平面図である。
る構成を示す平面図である。
【図2】図1のコイルの構成を示す斜視図である。
【図3】従来の磁気ディスク装置の構成を示す側面から
見た平面図である。
見た平面図である。
【図4】従来の磁気ディスク装置の構成を示す平面図で
ある。
ある。
1 筐体
2 貫通孔
3 貫通孔
4 磁気ヘッド
5 第1の支持体
6 第2の支持体
7 スピンドルシャフト
8 軸受
9 軸受
10 歯車付き円板
11 スピンドルハブ
12 磁気ディスク
13 DCモータ
13a 回転子
13b 固定子
14 ロックアーム
20 キャリッジ
21 ボイスコイルモータ用コイル
22 リフトアーム
30 コイル組立体
31 永久磁石組立体
32 モータ
33 回転軸
34 軸受
35 リフトアーム組立体
36 リトラクトバネ
37 リフトアアーム
38 コイル
39 コイルボビン
40 サスペンション
50 ストッパ
60 キャリッジロックアーム
70 ストッパアーム
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気ディスクに対向する磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドを保持するサスペンションと、前記サス
ペンションを支持するキャリッジと、前記磁気ヘッドを
前記磁気ディスクにロード/アンロードさせる前記サス
ペンションのリフト機構とを有する磁気ディスクにおい
て、通常磁気ディスク停止時は前記磁気ヘッドが前記磁
気ディスクに非接触で前記磁気ディスクが回転する直前
に前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクに接触させその状
態で前記磁気ディスクを回転させる手段を設けたことを
特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項2】 磁気ディスクに対向する磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドを保持するサスペンションと、前記サス
ペンションを支持するキャリッジと、前記磁気ヘッドを
前記磁気ディスクにロード/アンロードさせる前記サス
ペンションのリフト機構とを有する磁気ディスクにおい
て、前記磁気ディスクが停止する直前まで前記磁気ヘッ
ドを前記ディスクに接触させ前記磁気ディスク停止後に
前記磁気ヘッドを磁気ディスクから離して非接触する手
段を設けたことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、コイ
ル組立体と永久磁石組立体とからなるモータと、前記モ
ータにて駆動されるリフトアームとを設け、前記リフト
アームを前記サスペンションに押し当て前記磁気ヘッド
を前記磁気ディスクに非接触にしたことを特徴とする磁
気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20724691A JPH0528675A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 磁気デイスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20724691A JPH0528675A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 磁気デイスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528675A true JPH0528675A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16536636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20724691A Pending JPH0528675A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 磁気デイスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528675A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6549377B2 (en) * | 1998-12-09 | 2003-04-15 | Hitachi, Ltd. | Magnetic disk drive with a movable ramp mechanism for relieving impact upon loading and unloading |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP20724691A patent/JPH0528675A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6549377B2 (en) * | 1998-12-09 | 2003-04-15 | Hitachi, Ltd. | Magnetic disk drive with a movable ramp mechanism for relieving impact upon loading and unloading |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6542335B1 (en) | Inertial spring latch assembly and compressive limit stop in a disc drive | |
JPH03122879A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JP3238081B2 (ja) | データ記憶システムおよびデータ記憶システムを制御する方法 | |
KR100574539B1 (ko) | 스핀들 모터 | |
JP2001243735A (ja) | ディスクドライブ装置、ディスクドライブ装置の製造方法およびハードディスクドライブ | |
US6711117B1 (en) | Disk drive incorporating vibration suppressing mechanism | |
JPH0528675A (ja) | 磁気デイスク装置 | |
JPH0444827B2 (ja) | ||
JPH11238298A (ja) | ハードディスクドライブ装置 | |
KR100468762B1 (ko) | 하드 디스크 드라이브의 디스크 스택 조립체의 조립방법및 이를 위한 장치 및 이를 적용한 하드 디스크드라이브의 디스크에 대한 서보 정보 기록방법 및 기록기 | |
US6424613B1 (en) | Iron core coil motor and disk drive | |
JP2002190170A (ja) | 情報記録再生装置 | |
JPS58169377A (ja) | 磁気デイスク記憶装置 | |
KR20020001835A (ko) | 디스크 드라이브용 액츄에이터 랫치 | |
JP2706329B2 (ja) | 記録・再生ヘッドのロード・アンロード機構 | |
JP3594284B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP2658447B2 (ja) | スライダーのローディング方法 | |
JP2695922B2 (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JP2684989B2 (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JP2734142B2 (ja) | スライダーのアンロード方法 | |
CA1209258A (en) | Controlled rotational start of lubricated magnetic disks | |
JP3606895B2 (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JP3642294B2 (ja) | ヘッドアクチュエータおよびディスク記録再生装置 | |
JPH04188476A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JP2002313040A (ja) | 磁気ディスク装置 |