JPH05285780A - 工作機械の加工状態観察用窓 - Google Patents

工作機械の加工状態観察用窓

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JPH05285780A
JPH05285780A JP9408892A JP9408892A JPH05285780A JP H05285780 A JPH05285780 A JP H05285780A JP 9408892 A JP9408892 A JP 9408892A JP 9408892 A JP9408892 A JP 9408892A JP H05285780 A JPH05285780 A JP H05285780A
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JP
Japan
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window
machine tool
observing
chips
water
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Pending
Application number
JP9408892A
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English (en)
Inventor
Koji Matsuzawa
宏次 松沢
Shinya Miura
慎也 三浦
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Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、あらゆる工作機械において、ノゾキ
窓の清浄化もしくは保護することで内側の状態を観察し
やすいようにするものである。 【構成】本装置の構成は、図1の扉3のノゾキ窓2にワ
イパー7やヒータ配線9を取付けたり、工作機械1の内
部にエア噴射口や照明を設け、それを単独又は組合せた
もので成り立つ。さらに、窓に特殊コーティングをし
て、水滴・切り屑等の付着を防止するものでも良い。 【効果】本発明によれば、扉をあけずに工作機械の内側
の状態(特に加工中の状態)の観察が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械全てにおいて
その加工中の状態を外部から観察するためのノゾキ窓に
関する。
【0002】
【従来の技術】研削作業という工作物の表面を比較的き
れいに仕上げる研削盤という工作機械を例にとって説明
する(竹中規雄著、改訂機械製作法(2)、コロナ社刊
P118〜P169参照)。
【0003】研削作業では、砥石が10〜30m/se
cという周速で高速回転し、工作物表面を加工する。こ
の時、研削部は局部的に極めて高温になるため、冷却し
て熱による表面の変質などを防ぎ切り屑及び砥石の破砕
屑を流し去り、仕上げ面を良好にしなければならない。
このため一般には、冷却性の良い水を大量に使用するた
め安全衛生の面からも、加工中はその部分をカバーして
いるのが現状である。そこで、加工中の状態を観察する
ためにカバーを透明にするが、そこに飛散した水や切り
屑の為に容易ではなかった。
【0004】そのため、加工中に窓へ水をかけ続け窓に
付着した切削水や切り屑を除き、加工状態を観察しやす
くした機能を持った装置があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり工作機械
においては、切削水、研削液等は加工時の冷却及び切り
屑の除去のため一般に大量に使用される。このため、加
工時の状態はノゾキ窓に液や切り屑が付着しノゾキ窓を
通して観察することは容易でない。これに対して本発明
では、ノゾキ窓本来の役目を果たすために窓へ切削水や
切り屑の付着を防止して、加工状態が作業開始から停止
まで一貫して容易に観察できるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、加工開始から終了までの間常時、飛沫除去動作、内
部照明、ノゾキ窓への液体濡れ低減処理等を行なった。
【0007】具体的には、ノゾキ窓に付着した液や切り
屑を窓から除去するためのワイパーを窓構造に組み込ん
だ。
【0008】次に、ノゾキ窓に付着した水滴を乾燥させ
るためのヒータ配線を組み込んだ。
【0009】次に、ノゾキ窓上部に液や切り屑を吹き飛
ばすようエアブロー噴射機構を組み込んだ。
【0010】次に、ノゾキ窓へフッ素系透明樹脂などの
コート処理により窓に付着した液をはじくようにした。
【0011】更に実際に観察する際、内部の視認が容易
になるよう照明を取り付けた。
【0012】
【作用】工作機械において、切削水や研削水を大量に使
用する場合、その加工が始まるとノゾキ窓を通して、加
工状態を目視することは容易ではない。
【0013】ワイパーは、そのゴム製ワイパーブレード
が往復しながらノゾキ窓の内側をこすり液滴を視認エリ
アから除外する。除去された液はエリア外で自重により
滴下する。
【0014】加工エリア内の湿度が高く、温度が外より
低いとき内部エリアは結露する。このときノゾキ窓を加
熱すると水滴は蒸発する。
【0015】ガス吹きだし機構において、ノゾキ窓にし
ずく状に付着した液滴をガス噴射でブローし吹き飛ばす
か、または、エアカーテン状にエアを吹きだし異物をさ
えぎる。
【0016】ノゾキ窓の被覆コートは、一般にフッ素系
透明樹脂などを使用するが、これは液滴との濡れ性を低
減させ、液滴がついても接触角が極めて大きいのでノゾ
キ窓との接触面積が小となり自重で滴下ないしは、極め
て容易に除去可能となる。
【0017】
【実施例】本発明の1実施例を以下の図を用いて説明す
る。図1は、本発明を組込んだ工作機械の構成を示し扉
の開いた状態である。図2は、本発明を組込んだ工作機
械の扉を閉めた状態である。
【0018】通常の加工を行なうときは一般に図2の状
態になっており、工作物4を加工するとき砥石22は高
速に回転し、冷却水ノズル10から冷却水が流出する
(注:通常の加工では切削水や研削液等の大部分は水が
主成分であるため、本発明の実施例では水について述べ
てある)。このため、ノゾキ窓2(以下窓2という)に
対しては水滴や切り屑が付着するために加工中の状態を
観察することは容易ではない。そこで、以下のような機
能を設けた。それについて、順次説明する。
【0019】ワイパーの作用を図1・図2を用いて説明
する。
【0020】ワイパー方式では、スライド開閉式扉3
(以下扉3)の窓2に対してワイパー7を往復させてワ
イパーブレード8が窓2に付着した水滴や切り屑をかき
取る構造になっている。この方法は、水滴が大量に窓2
に付着するときに有効であるが、切り屑が多く飛散する
加工では、窓2を傷付けてしまう恐れがあるので望まし
くない。
【0021】次にヒータ配線9による方法を図1・図2
を用いて説明する。
【0022】本方式では、窓2にヒータ配線9を埋込又
は貼付けるなどして窓2を温める。これは、窓2に付着
した水滴を乾燥・蒸発させるためである。また工作機械
1は大量に冷却水を使用する場合内部の湿度が高い。こ
のため外部温度(≒窓2の温度)が低いと窓2表面は結
露してしまう。このような場合にも、ヒータ配線により
結露による曇り程度なら蒸発させることができる。尚、
水滴を瞬時に蒸発させるためには、100℃以上に加熱
する必要があり、この際の蒸発熱による放熱に対して、
充分な熱を供給できる電源容量が必要である。
【0023】次にエア噴射による方法を図1・図2・図
3を用いて説明する。
【0024】エア配管12に、図3のようなエア噴射管
31のエア導入口33をつなぎ、工作機械1の窓2上部
にエアがかかるよう取付金具34・35を用いて装着す
る。エア噴射管31に高圧エアを送りエア噴射口32よ
りエアを噴射する。エア噴射口32はエア噴射管31に
スリット状に加工したものを用いると窓2全体にエアが
噴射される。このため、窓2表面に付着した水滴や切り
屑を吹き飛ばす、又はエアカーテンを形成させ水滴や切
り屑の付着を防止する。ここでは、ダクト11を工作機
械1に設け、吹き飛ばされた水滴や切り屑を吸い込むよ
うにしている。
【0025】次に窓2の水滴をはじく構造について図4
を用いて説明する。
【0026】窓2は図4に示すように表面にフッ素系樹
脂がコーティングされ、窓2に付着した水滴42は窓2
との濡れ性が低いため自重で滴下しやすい状態になる。
この際の特性維持のため、コーティングは下地である窓
材との強固な結合が必要で、例えば分子の結合基に親の
ものを有するものが考えられる。
【0027】次に照明13について図1を用いて説明す
る。
【0028】工作機械1の内部が外部よりも暗いとき、
中の加工状態は当然見えにくい。そこで照明13で、内
部を照らすことで中の加工状態を見やすくする。
【0029】これらの機能は制御スイッチ類6によって
作動させる。
【0030】以上のような機能によって窓2に付着した
異物を、除去・付着防止して、工作機械1の内側の状態
を観察しやすくすることを目的とするものであれば、取
付位置や材質にはなんら規定はない。尚この機能を単体
で用いても組合せて用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】
(1) 本発明によれば、ノゾキ窓をあけずに加工中の
状態を外部から観察することができる。
【0032】(2) 本発明によれば、作業中の異常が
発見しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用する工作機械の扉を開いた状態の
斜視図である。
【図2】本発明の適用する工作機械の扉を閉めた状態の
斜視図である。
【図3】本発明の一実施例で、エア噴射機能を示す図で
ある。
【図4】本発明の一実施例で、ノゾキ窓に表面処理を施
した図である。
【符号の説明】
1…工作機械、 2…ノゾキ窓、 3…スライド開閉式扉、 4…工作物、 5…往復テーブル、 6…制御スイッチ類、 7…ワイパー、 8…ワイパーブレード、 9…ヒータ配線、 10…冷却水ノズル、 11…ダクト、 12…エア配管、 13…照明、 21…砥石軸、 22…砥石、 31…エア噴射管、 32…エア噴射口、 33…エア導入口、 34…取付金具、 35…取付金具、 41…フッ素系樹脂膜、 42…水滴。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外から設備内側の状態を観察するためのノ
    ゾキ窓を持った工作機械において、窓部に水切り用ワイ
    パーを装着したことを特徴とする工作機械の加工状態観
    察用窓。
  2. 【請求項2】外から設備内側の状態を観察するためのノ
    ゾキ窓を持った工作機械において、窓部透視用プレート
    にヒータ配線を貼付又は組込みしたことを特徴とする工
    作機械の加工状態観察用窓。
  3. 【請求項3】外から設備内側の状態を観察するためのノ
    ゾキ窓を持った工作機械において、加工中の窓の異物を
    エアブローにより除去又は付着防止をしたことを特徴と
    する工作機械の加工状態観察用窓。
  4. 【請求項4】外から設備内側の状態を観察するためのノ
    ゾキ窓を持った工作機械において、ノゾキ窓に液体をは
    じくような処理を施したことを特徴とする工作機械の加
    工状態観察用窓。
  5. 【請求項5】外から設備内側の状態を観察するためのノ
    ゾキ窓を持った工作機械において、内側に照明を設けた
    ことを特徴とする工作機械の加工状態観察用窓。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれか1項を互に組
    み合わせたことを特徴とする工作機械の加工状態観察用
    窓。
JP9408892A 1992-04-14 1992-04-14 工作機械の加工状態観察用窓 Pending JPH05285780A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009142742A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Kayaba Ind Co Ltd 粉砕装置
JP2013071761A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Kawashima Packaging Mach Ltd 横型製袋充填包装機
JP2014143294A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
KR101999087B1 (ko) * 2019-04-03 2019-07-10 김대건 금형가공장치
KR102077844B1 (ko) * 2019-06-11 2020-02-14 김일숙 Mct가공장치
CN113492328A (zh) * 2021-07-22 2021-10-12 梁聪 一种双头数控车床

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