JPH05285664A - 溶接トーチ - Google Patents
溶接トーチInfo
- Publication number
- JPH05285664A JPH05285664A JP11415092A JP11415092A JPH05285664A JP H05285664 A JPH05285664 A JP H05285664A JP 11415092 A JP11415092 A JP 11415092A JP 11415092 A JP11415092 A JP 11415092A JP H05285664 A JPH05285664 A JP H05285664A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- welding wire
- rollers
- power feeding
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 給電位置を常に一定に保つ。
【構成】 トーチ本体9の内部に、溶接ワイヤ3を挟ん
で互いに近接離反動自在に一対の給電ローラ10を配設
し、各給電ローラ10とトーチ本体9との間に、各給電
ローラ10を溶接ワイヤ3へ向けて付勢する付勢装置を
介装する。
で互いに近接離反動自在に一対の給電ローラ10を配設
し、各給電ローラ10とトーチ本体9との間に、各給電
ローラ10を溶接ワイヤ3へ向けて付勢する付勢装置を
介装する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接トーチに関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の溶接トーチは、図5に示すよう
に、ワイヤ送給ロール1によってワイヤリール2から巻
戻された溶接ワイヤ3を、軸心部に形成されたワイヤ供
給孔4を介して図示しない開先へ供給する棒状のトーチ
本体5と、該トーチ本体5の外周に設けられて、開先へ
シールガス6を噴射するようにしたノズル7とから成っ
ており、前記トーチ本体5の先端に設けられたコンタク
トチップ8に図示しない電源を接続して、コンタクトチ
ップ8に形成されたワイヤ供給孔4と溶接ワイヤ3との
接触により、溶接ワイヤ3に対する給電を行わせるよう
にしている。
に、ワイヤ送給ロール1によってワイヤリール2から巻
戻された溶接ワイヤ3を、軸心部に形成されたワイヤ供
給孔4を介して図示しない開先へ供給する棒状のトーチ
本体5と、該トーチ本体5の外周に設けられて、開先へ
シールガス6を噴射するようにしたノズル7とから成っ
ており、前記トーチ本体5の先端に設けられたコンタク
トチップ8に図示しない電源を接続して、コンタクトチ
ップ8に形成されたワイヤ供給孔4と溶接ワイヤ3との
接触により、溶接ワイヤ3に対する給電を行わせるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の溶接トーチには、以下のような問題があった。
来の溶接トーチには、以下のような問題があった。
【0004】即ち、コンタクトチップ8に形成されたワ
イヤ供給孔4と溶接ワイヤ3との接触によって、溶接ワ
イヤ3への給電を行わせるようにしていたが、溶接ワイ
ヤ3にはワイヤリール2に巻かれていたときの巻ぐせが
あるので、溶接ワイヤ3がワイヤ供給孔4に片当りし、
これによって長期間の使用によりワイヤ供給孔4が摩耗
して変形され、溶接ワイヤ3とワイヤ供給孔4との接触
位置が一定しなくなり、給電位置が一定しなくなるとい
う現象を生じていた。
イヤ供給孔4と溶接ワイヤ3との接触によって、溶接ワ
イヤ3への給電を行わせるようにしていたが、溶接ワイ
ヤ3にはワイヤリール2に巻かれていたときの巻ぐせが
あるので、溶接ワイヤ3がワイヤ供給孔4に片当りし、
これによって長期間の使用によりワイヤ供給孔4が摩耗
して変形され、溶接ワイヤ3とワイヤ供給孔4との接触
位置が一定しなくなり、給電位置が一定しなくなるとい
う現象を生じていた。
【0005】このように、給電位置が一定しなくなる
と、アークにばらつきが生じて溶接に支障をきたすこと
になる。
と、アークにばらつきが生じて溶接に支障をきたすこと
になる。
【0006】本発明は、上述の実情に鑑み、給電位置を
一定に保ち得るようにした溶接トーチを提供することを
目的とするものである。
一定に保ち得るようにした溶接トーチを提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、トーチ本体9
の内部に、溶接ワイヤ3を挟んで互いに近接離反動自在
に一対の給電ローラ10を配設し、各給電ローラ10と
トーチ本体9との間に、各給電ローラ10を溶接ワイヤ
3へ向けて付勢する付勢装置11を介装したことを特徴
とする溶接トーチにかかるものである。
の内部に、溶接ワイヤ3を挟んで互いに近接離反動自在
に一対の給電ローラ10を配設し、各給電ローラ10と
トーチ本体9との間に、各給電ローラ10を溶接ワイヤ
3へ向けて付勢する付勢装置11を介装したことを特徴
とする溶接トーチにかかるものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、トーチ本体9の内部に、溶接
ワイヤ3を挟んで互いに近接離反動自在に配設された一
対の給電ローラ10により、溶接ワイヤ3への給電が行
われる。
ワイヤ3を挟んで互いに近接離反動自在に配設された一
対の給電ローラ10により、溶接ワイヤ3への給電が行
われる。
【0009】各給電ローラ10は、付勢装置11によっ
て溶接ワイヤ3へ向けて付勢されている。
て溶接ワイヤ3へ向けて付勢されている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
明する。
【0011】図1・図2は、本発明の第一の実施例であ
る。
る。
【0012】又、図中、図5と同一の構成部分について
は同一の符号を付すことによって説明を省略するものと
し、以下、本発明に特有の構成についてのみ説明して行
く。
は同一の符号を付すことによって説明を省略するものと
し、以下、本発明に特有の構成についてのみ説明して行
く。
【0013】尚、図面の関係上ノズル部分は省略してい
る。
る。
【0014】中空のトーチ本体9の先端内部に、溶接ワ
イヤ3を挟んで互いに近接離反動自在に一対の給電ロー
ラ10を配設し、各給電ローラ10とトーチ本体9との
間に、各給電ローラ10を溶接ワイヤ3へ向けて付勢す
る付勢装置11を介装する。
イヤ3を挟んで互いに近接離反動自在に一対の給電ロー
ラ10を配設し、各給電ローラ10とトーチ本体9との
間に、各給電ローラ10を溶接ワイヤ3へ向けて付勢す
る付勢装置11を介装する。
【0015】該付勢装置11は、例えば、図2に示すよ
うに、給電ローラ10の回転軸12の端部をその一端に
保持するロッド13と、該ロッド13の他端を移動自在
に保持する保持部材14と、ロッド13に形成されたフ
ランジ15及び保持部材14の間に介装されたばね16
とで構成されている。
うに、給電ローラ10の回転軸12の端部をその一端に
保持するロッド13と、該ロッド13の他端を移動自在
に保持する保持部材14と、ロッド13に形成されたフ
ランジ15及び保持部材14の間に介装されたばね16
とで構成されている。
【0016】そして、給電ローラ10に接触する給電ブ
ラシ17をブラシホルダ18を介してその先端に保持
し、且つ、トーチ本体9の軸方向19へ延びる通電ロッ
ド20を、トーチ本体9の内部に配設し、給電ブラシ1
7の給電ローラ10に対する押付け力を調整する押付力
調整装置21を介して、通電ロッド20の後端をトーチ
本体9に取付ける。
ラシ17をブラシホルダ18を介してその先端に保持
し、且つ、トーチ本体9の軸方向19へ延びる通電ロッ
ド20を、トーチ本体9の内部に配設し、給電ブラシ1
7の給電ローラ10に対する押付け力を調整する押付力
調整装置21を介して、通電ロッド20の後端をトーチ
本体9に取付ける。
【0017】前記押付力調整装置21は、通電ロッド2
0の後端に段差を有するよう形成された小径部22と、
該小径部22に嵌合されたばね23及び押え板24と、
押え板24に当接されると共にトーチ本体9に螺合され
る調整ねじ25とで構成されている。
0の後端に段差を有するよう形成された小径部22と、
該小径部22に嵌合されたばね23及び押え板24と、
押え板24に当接されると共にトーチ本体9に螺合され
る調整ねじ25とで構成されている。
【0018】尚、26は押付力調整装置21に接続され
た通電ケーブル、27は調整ねじ25と溶接ワイヤ3と
の間に介在されるOリング、28はトーチ本体9内部で
溶接ワイヤ3を保護する絶縁筒、29はトーチ本体9の
先端に取付けられたワイヤチップである。
た通電ケーブル、27は調整ねじ25と溶接ワイヤ3と
の間に介在されるOリング、28はトーチ本体9内部で
溶接ワイヤ3を保護する絶縁筒、29はトーチ本体9の
先端に取付けられたワイヤチップである。
【0019】次に、作動について説明する。
【0020】ワイヤ送給ロール1によってワイヤリール
2から巻戻された溶接ワイヤ3が、トーチ本体9内部を
通って開先へ供給される過程については図5と同様なの
で説明を省略する。
2から巻戻された溶接ワイヤ3が、トーチ本体9内部を
通って開先へ供給される過程については図5と同様なの
で説明を省略する。
【0021】本発明では、図示しない電源からの電力
は、通電ケーブル26、押付力調整装置21、通電ロッ
ド20、ブラシホルダ18、給電ブラシ17を介して給
電ローラ10へと伝達され、給電ローラ10から溶接ワ
イヤ3へと供給される。
は、通電ケーブル26、押付力調整装置21、通電ロッ
ド20、ブラシホルダ18、給電ブラシ17を介して給
電ローラ10へと伝達され、給電ローラ10から溶接ワ
イヤ3へと供給される。
【0022】このように、給電ローラ10を設けて、給
電ローラ10から溶接ワイヤ3へ電力を供給するように
したことにより、給電位置が常に一定に保たれ、安定し
たアークを発生することができる。
電ローラ10から溶接ワイヤ3へ電力を供給するように
したことにより、給電位置が常に一定に保たれ、安定し
たアークを発生することができる。
【0023】又、給電ローラ10は、回転しながら溶接
ワイヤ3へ電力を供給するので、給電ローラ10の摩耗
の心配が少く、長寿命化を得ることができる。
ワイヤ3へ電力を供給するので、給電ローラ10の摩耗
の心配が少く、長寿命化を得ることができる。
【0024】又、長期間の使用によって、給電ローラ1
0が摩耗した場合でも、付勢装置11によって溶接ワイ
ヤ3へ向け給電ローラ10を付勢するようにしているの
で、常に一定した力で溶接ワイヤ3を挟持し続けること
ができ、且つ、押付力調整装置21の調整ねじ25を調
整することによって給電ブラシ17と給電ローラ10と
の間の通電状態を良好に保つことができる。
0が摩耗した場合でも、付勢装置11によって溶接ワイ
ヤ3へ向け給電ローラ10を付勢するようにしているの
で、常に一定した力で溶接ワイヤ3を挟持し続けること
ができ、且つ、押付力調整装置21の調整ねじ25を調
整することによって給電ブラシ17と給電ローラ10と
の間の通電状態を良好に保つことができる。
【0025】更に、給電ローラ10から溶接ワイヤ3へ
電力を供給するようにしたことにより、トーチ本体9の
給電ローラ10以外の部分から通電することを考える必
要がなくなり、上記した給電ローラ10以外の部分、例
えば、ワイヤチップ29などを耐摩耗性の強いセラミッ
クなどの部材で構成することが可能となる。
電力を供給するようにしたことにより、トーチ本体9の
給電ローラ10以外の部分から通電することを考える必
要がなくなり、上記した給電ローラ10以外の部分、例
えば、ワイヤチップ29などを耐摩耗性の強いセラミッ
クなどの部材で構成することが可能となる。
【0026】図3は、本発明の第二の実施例であり、給
電ローラ10の上部で、且つ、給電ローラ10とは90
度位相の異なる位置に、3本1組のワイヤ矯正ローラ3
0を設けた他は、前記実施例と同様の構成を備えてお
り、同様の作用・効果を得ることができる。
電ローラ10の上部で、且つ、給電ローラ10とは90
度位相の異なる位置に、3本1組のワイヤ矯正ローラ3
0を設けた他は、前記実施例と同様の構成を備えてお
り、同様の作用・効果を得ることができる。
【0027】尚、ワイヤ矯正ローラ30は、図示しない
が、前記付勢装置11と同様の手段で溶接ワイヤ3に向
け付勢されている。
が、前記付勢装置11と同様の手段で溶接ワイヤ3に向
け付勢されている。
【0028】図4は、本発明の第三の実施例であり、給
電ローラ31にワイヤ矯正ローラの機能を持たせた他
は、前記実施例と同様の構成を備えており、同様の作用
・効果を得ることができる。
電ローラ31にワイヤ矯正ローラの機能を持たせた他
は、前記実施例と同様の構成を備えており、同様の作用
・効果を得ることができる。
【0029】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、付勢装置の構造は任意であること、
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
れるものではなく、付勢装置の構造は任意であること、
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の溶接トーチ
によれば、給電位置を常に一定に保ち得るという優れた
効果を奏し得る。
によれば、給電位置を常に一定に保ち得るという優れた
効果を奏し得る。
【図1】本発明の第一の実施例の一部破断した側面図で
ある。
ある。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の第二の実施例の一部破断した側面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の第三の実施例の一部破断した側面図で
ある。
ある。
【図5】従来例の図である。
3 溶接ワイヤ 9 トーチ本体 10 給電ローラ 11 付勢装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椎名 育男 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)発明者 村山 武弘 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 トーチ本体9の内部に、溶接ワイヤ3を
挟んで互いに近接離反動自在に一対の給電ローラ10を
配設し、各給電ローラ10とトーチ本体9との間に、各
給電ローラ10を溶接ワイヤ3へ向けて付勢する付勢装
置11を介装したことを特徴とする溶接トーチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11415092A JPH05285664A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 溶接トーチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11415092A JPH05285664A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 溶接トーチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05285664A true JPH05285664A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14630405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11415092A Pending JPH05285664A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 溶接トーチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05285664A (ja) |
-
1992
- 1992-04-07 JP JP11415092A patent/JPH05285664A/ja active Pending
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