JPH0528540Y2 - - Google Patents

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JPH0528540Y2
JPH0528540Y2 JP2815889U JP2815889U JPH0528540Y2 JP H0528540 Y2 JPH0528540 Y2 JP H0528540Y2 JP 2815889 U JP2815889 U JP 2815889U JP 2815889 U JP2815889 U JP 2815889U JP H0528540 Y2 JPH0528540 Y2 JP H0528540Y2
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electrode
road surface
snow
moisture
electrodes
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばロードヒーテイング装置の制
御用素子の一つとして用いられる装置に関し、特
に路面上の雪、水分を検出して路面の状態を検出
するための装置に関するものである。
[従来技術] 寒冷地方においては、道路上の積雪及び凍結を
防止する方法の一つとして、道路下に発熱線等を
蛇行状に埋設してなる所謂ロードヒーテイングシ
ステムが採用されている。
ところで、ロードヒーテイングを効率良く行う
ためには、路面上の積雪状況や凍結状態及び外気
温等に応じて発熱線への通電量を制御する必要が
ある。すなわち路面加熱が必要か不必要かを判別
すると共に、加熱具合を積雪及び凍結状態に応じ
て調整することが使用電力量の節約のため重要で
ある。このため、従来より路面上の積雪や凍結状
態及び濡れ具合を検知する装置を路面に設置して
路面状態を常に監視し、その検知結果に基づいて
発熱線への通電量を自動制御することが行われて
いる。
上記したような路面状態を検知するための装置
としては従来第3図に示す如き装置が用いられて
いる。図においてXは雪(及び氷)検出器、Yは
水分検出器であり、これらは第4図に示すように
路面Aに表面のみ露出して埋設配置される。雪検
出器Xは、同心状に配置される環状の外電極11
0と内電極210、これらの間に充電される絶縁
体40、及び絶縁体40中に埋設される発熱体3
0から成つており、上記内・外電極間の電気抵抗
を測定することにより雪の有無を検出できるよう
になつている。すなわち外電極110及び内電極
210の一側辺は路面Aの表面に露出しており、
該雪検出器Xの表面上に積雪が無い場合(表面が
乾燥状態の場合)は両電極間の電気抵抗は極めて
大きいが、積雪がある場合、発熱体30が発する
熱によりこの積雪は融雪されて水となるため、外
電極110と内電極210との間の電気抵抗は小
さくなるので、従つて路面A上の積雪の有無を検
出することができる。
一方水分検出器Yは同心状に配置された環状の
外電極120と内電極220、及びこれら電極間
に充填される絶縁体40から成り、上記雪検出器
Xと同様に表面のみを露出させて路面Aに埋設さ
れ、該表面上への水分の有無による外電極120
と内電極220との間の電気抵抗の変化から路面
A上の水分を検出するものである。水分検出器Y
には発熱体は埋設されておらず、これは水分検出
器Yの表面を路面Aの濡れ状態とほぼ同等とし、
正確に路面Aの水分の有無を検知するためであ
る。なお、雪検出器Xには融雪用の発熱体30が
埋設されているため、その表面は路面Aよりも早
く乾燥状態となつてしまい正確な水分検知はでき
ない。
このように雪(氷)と水分とをそれぞれ検出す
る装置と、これに加え路面温度検出器とを併用す
れば、路面A上に積雪がある場合や、路面A上に
水分が存在し気温の低下で凍結が予想される場合
等の必要時のみにロードヒーテイングを運転させ
ることが可能となる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記したような従来の路面状態検
出器では、雪検出器と水分検出器とをそれぞれ別
体物として配置する構成であるため、装置が大型
化してしまい、その結果装置が高価になる、路面
への埋設作業の際の施工性が悪い等の不都合があ
つた。
従つて本考案は、ロードヒーテイングの自動制
御を行うための路面状態検出器を、小型化し且つ
安価に提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の路面状態検出器は、定間隔を置いて同
心状配置又は平行配置せしめた電極に分断部を設
けて形成された2組の電極対を有し、1組の電極
対の近傍に発熱体を配設し、これら電極対を電極
露出部を設けて絶縁材料で一体成型してなること
を特徴とするものである。
[作用] 2組の電極対のうち、1組の電極対の近傍のみ
に発熱体を配設することにより、一方の電極対を
雪(及び氷)検出部、他方の電極対を水分検出部
として機能させることができる。ここで上述した
発熱体による電極対間の水分早期乾燥を問題とし
ない場合は、雪検出部と水分検出部とを1組の電
極対で兼用することも可能であるが、本考案にお
いては正確に水分検知を行うべく、雪検出部の発
熱体による熱が電極を伝導して水分検出部側に及
ばないように電極に分断部を設けているものであ
る。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案の一実施例を詳細に
説明する。
第1図は本考案に係る路面状態検出器の平面
図、第2図は該検出器を路面に設置した状態を表
す一部破断側面図である。図において、11,1
2は外側電極、21,22は内側電極であり、こ
れら電極は、同心状に配置された内・外環状電極
にそれぞれ分断部13,23を設けることにより
形成された如き、2組の内・外半円状電極とされ
ている。なお外側電極11,12及び内側電極2
1,22は、電極としては分断部13,23で分
割されてはいるが、それぞれ接続線14,24で
電気的には導通状態になつている。外側電極1
1,12の内周部には、例えばエポキシ樹脂等の
絶縁材料4が充填されており、外側電極11,1
2及び内側電極21,22はそれぞれ一側辺を外
部に露出した形で電極露出部が設けられて一体成
型されている。外側電極11及び内側電極21か
ら成る一方の電極対の近傍にはヒーター線等の発
熱体3が配設されており、該電極対は雪(氷)検
出部として機能する。一方外側電極12及び内側
電極22から成る他方の電極対は水分検出部とし
て機能する。なお6は上記電極対に電圧を加える
ためのリード線、5はリード線6の取出金具、7
は基台である。
本考案の路面状態検出器は、第2図に示すよう
に路面Aに各電極の露出部が存在する表面を露出
させて埋設される。すなわち、路面Aの高さと検
出器の電極露出部表面がほぼ水平になるよう埋設
設置される。
次いで上記路面状態検出器の動作について説明
する。外側電極11,12と内側電極21,22
との間には常に電圧を加えられており、外側電極
11と内側電極21とから成る雪検出用電極対の
近傍に配設されている発熱体3も発熱させてお
く。各電極対が乾燥状態である時、すなわち路面
A上に水分が無い時は電極対間の電気抵抗は極め
て高く無限大に近くなる。これに対し、路面Aに
降雪があつた場合、この雪は発熱体3の熱により
融雪されて水となり外側電極11と内側電極21
との間を導通状態とするため、電気抵抗は10kΩ
〜200kΩ程度となる。このように雪を溶かして水
にするのは、含有水分の少ない所謂「乾いた雪」
の場合電気抵抗が非常に高いからである。また路
面Aに水分が存在している場合は、雪検出用電極
対間では発熱体3の熱により路面Aより早く水分
が乾燥してしまうので正確な水分検知が行えない
ことがあるが、水分検出用電極対(外側電極12
と内側電極22)側に発熱体3の熱は、熱を伝導
し易い電極に分断部13,23を設けているので
伝わりにくく、従つて路面Aの表面温度とほぼ同
じであるので、当該電極対にて正確な水分検知が
行える。なお、雪検出用電極対と水分検出用電極
対との間の断熱性をより高めるため、分断部1
3,23が存在する位置に断熱材を配置しても良
い。
このように外側電極11,12と内側電極2
1,22との間の電気抵抗の変化によつて、路面
A上の雪や氷、濡れ具合を検知することができ
る。
第5図は本考案の他の実施例を示す平面図であ
る。図において、定間隔を置いて対向させた板状
電極15,16の近傍には発熱体3が配設され、
その隣には分断部130を隔てて板状電極17,
18が配置され、これら電極間には各電極の一側
辺を露出させて絶縁材料4が充填されており、各
電極は一体成型されている。なお板状電極15,
17はその周囲も絶縁材料4で覆われており、大
地とは遮断されている。上述した実施例と同様
に、近傍に発熱体3が配設されている電極対が雪
検出用として機能し、他方の電極対は水分検出用
として機能する。このように本考案の路面状態検
出器は、環状電極タイプでも平行電極タイプでも
実施可能である。
[効果] 以上説明した通り本考案の路面状態検出器によ
れば、雪検出用の電極対と水分検出用の電極対と
を一体成型したので、装置がコンパクトに構成す
ることができ、従つて安価な装置とすることがで
きると共に路面への埋設作業の際の施工性も向上
する。また、雪検出用の電極対と水分検出用の電
極対との間に分断部を設け、雪検出用の電極対の
近傍にある発熱体の熱を水分検出用の電極対側に
伝りにくくしたので、発熱体の熱による水分検出
用電極対間の水分早期乾燥がなく、正確な路面上
の水分検知が行い得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の路面状態検出器の一実施例を
示す平面図、第2図は第1図−線を破断した
一部破断側面図、第3図は従来の路面状態検出器
を示す平面図、第4図は第3図の側断面図、第5
図は本考案の他の実施例を示す平面図である。 11,12……外側電極、21,22……内側
電極、13,23……分断部、3……発熱体、4
……絶縁材料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 定間隔を置いて同心状配置又は平行配置せしめ
    た電極に分断部を設けて形成された2組の電極対
    を有し、1組の電極対の近傍に発熱体を配設し、
    これら電極対を電極露出部を設けて絶縁材料で一
    体成型してなることを特徴とする路面状態検出
    器。
JP2815889U 1989-03-13 1989-03-13 Expired - Lifetime JPH0528540Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2815889U JPH0528540Y2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13

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JP2815889U JPH0528540Y2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13

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JPH02118885U JPH02118885U (ja) 1990-09-25
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