JPH028205Y2 - - Google Patents

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JPH028205Y2
JPH028205Y2 JP3712481U JP3712481U JPH028205Y2 JP H028205 Y2 JPH028205 Y2 JP H028205Y2 JP 3712481 U JP3712481 U JP 3712481U JP 3712481 U JP3712481 U JP 3712481U JP H028205 Y2 JPH028205 Y2 JP H028205Y2
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insulated wire
electrode
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window
water
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は絶縁電線を水中に浸してピンホール
を検出する装置に関するものである。
従来、絶縁電線の被覆がプラスチツク絶縁、ゴ
ム絶縁などであると、製造時あるいは外傷によつ
てピンホールが発生しているかどうかを検査する
ことが必要とされている。このピンホールの有無
は絶縁電線を水中に浸して走行させながら、被覆
と導体との間に電圧を印加して導通発生を検出す
ることによつて行われている。たとえば第1図に
示すようにU字状のプラスチツク製のトラフ1の
内側面に電極2を取りつけて試験水槽3に入れ、
この試験水槽3に適量の水4を注ぎ、この水4の
中に絶縁電線5を浸して矢印イの方向に走行させ
るとともに、絶縁電線5の導体を接地しておい
て、電極2に接続されたリード線6から水4の抵
抗を介して絶縁電線5の被覆に直流電圧を印加
し、絶縁電線5のピンホールによつて導通が生ず
る現象を検出するようにしたものである。なお、
試験水槽3はこれよりも大きい水槽7に入れら
れ、第1図aに示すように試験水槽3からあふれ
た水4を受け、かつ試験水槽3に送りこまれる絶
縁電線5をあらかじめ水に浸す作用を兼用してい
る。
しかしながら、第1図に示すような装置である
と、電極2と絶縁電線5との間の水の抵抗が、ト
ラフ1の大きさや水4の量によつていちじるしく
変化するから、ピンホール部分に絶縁破壊が生じ
て導通状態になつた際の導通電流がばらついてし
まう。そこで、このばらつき現象を少なくするた
めに試験水槽3に注入する水量を調整したり、ト
ラフ1の大きさを変更したりする必要が生じ、設
置場所を変更するときも作業が面倒になるという
問題があつた。
この考案は前記問題点を改良すべくなされたも
ので、水の中に窓のあいたプラスチツクシートを
浸し、窓をはさんで電極と絶縁電線とを配して電
圧を印加して、ピンホールを検出しようとするも
ので、水の抵抗値の調整を容易にし、また、装置
の設置を簡単にできるようにすることを目的とす
るものである。
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
第2図および第3図はこの考案の一実施例を示
すもので、ここではV字状溝の底部を有する試験
水槽3が利用されている。この試験水槽3の中に
は水4が注入され、この水4の中を絶縁電線5が
第2図矢印イで示すように走行させられる。この
絶縁電線5の下方には第1のプラスチツクシート
8が配され、この第1のプラスチツクシート8の
ほぼ中央には絶縁電線5を臨ませる窓9があけら
れている。また、第1のプラスチツクシート8の
裏面(絶縁電線5と反対側の面)にはこれをおお
う第2のプラスチツクシート10が配され、第
1、第2のプラスチツクシート8,10の間でか
つ窓9の付近には電極2が挾みこまれている。そ
して、この実施例では第1、第2のプラスチツク
シート8,10が可とう性を有しているため、試
験水槽3の底部形状に対応してV字状に変形させ
られている。
前記窓9は水4の抵抗値をその大きさによつて
設定することができる。この場合、絶縁電線5は
自身の重量による垂れ下がり現象などが加わるこ
となどによつて、絶縁電線5の下方に位置してい
る第1のプラスチツクシート8や、その窓9から
上方を臨ませた電極2に、第3図に示すように近
接するので、絶縁電線5の回りの水量よりも、窓
9の大きさやその近傍の水量によつて抵抗値が影
響されるものとなる。すなわち、窓9の面積を小
さくすれば電極2−絶縁電線5の抵抗値が大きく
なり、絶縁電線5の走行方向〔第2図に矢印イで
示す方向〕の窓9の開口寸法Xを大きくすると、
絶縁電線5のピンホール検出長を長くすることが
可能となり、また、開口面積を小さくしても、第
3図に示すように、絶縁電線5を電極2に近接さ
せれば、検出感度を高くすることが可能となるの
である。
一方、第4図はこの考案に係る装置に適用され
るピンホール検出回路の例を示すもので、直流低
圧電源を継電器または手動によつて操作される常
閉接点Ry、後述するブリツジ回路によつて制御
されるサイリスタSCRを介してピンホール検出
継電器Rxに印加しておき、また、直流電源を抵
抗R−1,R−2,R−3,R−Wからなるブリ
ツジ回路を介して電極2と導体との間に印加する
のである。抵抗R−Wは前記第1のプラスチツク
シート8の窓9の大きさと電極2−絶縁電線5間
の距離によつて抵抗値が設定される。そして、サ
イリスタSCRは出力端11よりも制御端12が
「正」の電位になつた際にピンホール検出継電器
Rxに直流電源を供給して動作させるものである。
すなわち、第1のプラスチツクシート8の窓9
の付近を通る絶縁電線5にピンホールがない場合
は、絶縁被覆の絶縁抵抗がほぼ無限大であり、制
御端12が「負」の電位に維持され、ピンホール
検出継電器Rxが動作することがない。しかしな
がらピンホールの存在によつて絶縁被覆が導通状
態になると、電極2が接地と同電位になり、出力
端11−制御端12間の電位は抵抗R−1,R−
2,R−3,R−Wの分圧差によつて決定され
る。
ブリツジ回路において、 R−2/R−1>R−W/R−3 の関係が成立すると、制御端12の電位が出力端
11の電位より高くなつて、サイリスタSCRか
らピンホール検出継電器Rxに電源が供給され、
ピンホール検出継電器Rxが動作して、絶縁電線
5のピンホール検出が行なわれるのである。な
お、第4図中符号13はゼナダイオードで、出力
端11、制御端12の電位差を押えて保護を行う
ためのものである。
この考案のピンホール検出装置についてさらに
詳述すると、第1のプラスチツクシート8、電極
2、第2のプラスチツクシート10は既設の水槽
の任意のところに取付け可能であるから特別な試
験水槽を必要としない。たとえば、第1,第2の
プラスチツクシート8,10を水槽の底部に平板
状に設定したり、また、水槽の側部内に吊り下げ
るように設定したりして、窓9を絶縁電線5の付
近に臨ませるようにすればよい。かつ、第2のプ
ラスチツクシート10に代えてプラスチツクトラ
フを使用することも可能で、この場合はプラスチ
ツクトラフ内面と第1のプラスチツクシート8と
の間に電極2を配することになる。また、電極2
−絶縁電線5間の水4の抵抗値は、その間の距離
と窓9の大きさとで決定されるから、絶縁電線5
の上方にある水4の量の影響を受けることが少な
い。そして、水の抵抗値の調整は、電極2の大き
さと電極2−絶縁電線5間の距離が一定であると
すると、窓9の大きさの異なる第1のプラスチツ
クシート8を入れ換えればよく、この作業は簡単
に行うことができる。さらに、電極2は窓9を介
して絶縁電線5に臨ませるようにしているから、
大きさ形状に格別な限定がなく、かつ、第1のプ
ラスチツクシート8を載せるだけでよいから設置
が簡単であるなどの効果がある。
「考案の効果」 本考案に係る絶縁電線のピンホール検出装置に
よれば、次のような効果が得られる。
第1、第2のプラスチツクシートの間に電極を
挾んで、試験水槽の内面と絶縁電線との間に配
し、第1のプラスチツクシートの窓から電極を絶
縁電線に臨ませているので、絶縁電線の絶縁被覆
と第1のプラスチツクシートとの絶縁性によつ
て、絶縁電線と電極との距離を小さくする自由度
が生じて、検出感度を向上させることができる。
そして、絶縁電線を第1のプラスチツクシート
の窓に近接させた状態とすると、絶縁電線にピン
ホールがある場合の導通抵抗が窓の大きさによつ
て変化するものとなつて、抵抗値や検出範囲を適
正なものとして、検出精度を向上させることがで
きる。
また、第1のプラスチツクシートおよび第2の
プラスチツクシートの間に電極を介在させて試験
水槽内に水没させればよいので、検出装置の組
立、設置、分解、撤去作業などが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示すもので、aは一部を切欠
した側面図、bは横断面図、第2図および第3図
はこの考案の一実施例を示すもので、第2図は平
面図、第3図は第2図の−線に沿う矢視断面
図、第4図はこの考案に係る装置に適用されるピ
ンホール検出回路図である。 2……電極、3……試験水槽、4……水、5…
…絶縁電線、8……第1のプラスチツクシート、
9……窓、10……第2のプラスチツクシート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水4を満たした試験水槽3に電極2および絶
    縁電線5を浸し、電極と絶縁電線の導体との間
    に電圧を印加して、この間の導通の有無によつ
    て走行状態の絶縁電線のピンホールを検出する
    装置において、試験水槽の内面と絶縁電線との
    間に配されて電極の表面の一部を絶縁電線に臨
    ませる窓9が形成された第1のプラスチツクシ
    ート8と、この第1のプラスチツクシートの裏
    面を覆うことにより電極を挾んで電極と試験水
    槽との間を絶縁する第2のプラスチツクシート
    10と備えた絶縁電線のピンホール検出装置。 第1のプラスチツクシート8の裏面を第2の
    プラスチツクシート10に代えたプラスチツク
    トラフで覆うことを特徴とする請求項記載の
    絶縁電線のピンホール検出装置。
JP3712481U 1981-03-17 1981-03-17 Expired JPH028205Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3712481U JPH028205Y2 (ja) 1981-03-17 1981-03-17

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JP3712481U JPH028205Y2 (ja) 1981-03-17 1981-03-17

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JPS57149450U JPS57149450U (ja) 1982-09-20
JPH028205Y2 true JPH028205Y2 (ja) 1990-02-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013146796A1 (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 三菱レイヨン株式会社 ピンホール検査機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013146796A1 (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 三菱レイヨン株式会社 ピンホール検査機
JP5574282B2 (ja) * 2012-03-26 2014-08-20 三菱レイヨン株式会社 ピンホール検査機

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