JPH052848U - ワークのクランプ装置 - Google Patents

ワークのクランプ装置

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JPH052848U
JPH052848U JP5774191U JP5774191U JPH052848U JP H052848 U JPH052848 U JP H052848U JP 5774191 U JP5774191 U JP 5774191U JP 5774191 U JP5774191 U JP 5774191U JP H052848 U JPH052848 U JP H052848U
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JP
Japan
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clamp
clamp lever
lever
actuator
straight
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Pending
Application number
JP5774191U
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English (en)
Inventor
等 中井
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランプレバーにスライド動作とクランプ動
作の二つの動作を連続的に行わしめることが要求される
クランプ装置として、構造簡単でかつコンパクトに構成
可能なものを実現する。 【構成】 先端部に設けた長穴4に支軸5を通して支持
ブラケット2に揺動自在に取り付けられるクランプレバ
ー3と、一端がクランプレバー3の基端と連結され他端
がクランプレバー3と同軸回りに揺動自在な取付ブラケ
ット8と連結されて、クランプレバー3に並設されるス
ライド動作用直進アクチェータ6と、クランプレバー3
の基端部をスライド自在に保持して、クランプレバー3
をスライド動作用直進アクチェータ6と共に上記支軸5
の回りに揺動させるクランプ動作用直進アクチェータ1
0とを具備せしめて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加工機や自動機等において治具や各種ワークのクランプ作業に利用 されるクランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】
ある種の工作機械、例えば穴明け加工機においては、図4に示すように、機台 前方から搬入(矢印C)してワークホルダHにセットされるワークWを、ワーク 搬送路に当るワーク前面側からクランプレバーCLでクランプして、工具Tによ り順次加工するようにしたものがある。
【0003】 この場合、ワークWをクランプするクランプレバーCLには、ワークWの搬出 入の毎に、これを図示実線の待機位置と図示二点鎖線のクランプ位置との間で往 復させるスライド動作(矢印A)と、クランプ位置でクランプ姿勢とクランプ解 除姿勢とに揺動させるクランプ動作(矢印B)とを連続的に行わせることが必要 になる。
【0004】 そこで、この種の動作態様で使用されるクランプ装置には、クランプレバーC Lのスライド動作とクランプ動作の双方を一連の動作で自動的に行えるようにし たものが指向されるが、既存の動作機構を組み合わせて構成したものでは、装置 全体としての構造が複雑化し、かつ設備的に大掛かりなものとなってしまう不具 合が認められる。そのため、現状では、クランプレバーCLのクランプ動作(矢 印B)のみを専用アクチュータを用いて行わせるようにし、スライド動作(矢印 A)については、これを手動操作で行っている例が多い。
【0005】 しかしながら、手動を併用する現状のクランプ装置であると、ワーク搬出入の 度に必要なクランプレバーCLのスライド動作に手間取り、ワークWのセット時 間が長く掛って加工機の稼動効率が低くなることが避けられない。
【0006】 本考案は、かかる現状の問題点に着目し、2本の直進アクチュエータを合理的 に組み合わせることにより、クランプレバーに必要なスライド動作とクランプ動 作とを同時に行わせることができるように工夫した構造簡易なクランプ装置を新 たに提案している。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案に基づくワークのクランプ装置では、先端部に設けた長穴に 支軸を通して支持ブラケットに揺動自在に取り付けられるクランプレバーと、一 端がクランプレバーの基端と連結され他端がクランプレバーと同軸回りに揺動自 在な取付ブラケットと連結されて、クランプレバーに並設されるスライド動作用 直進アクチェータと、クランプレバーの基端部をスライド自在に保持して、クラ ンプレバーをスライド動作用直進アクチェータと共に上記支軸回りに揺動させる クランプ動作用直進アクチェータとを具備して構成されている。
【0008】
【作用】
本装置では、クランプレバーに並設されたスライド動作用直進アクチェータを 短縮させると、クランプレバーが支持ブラケットから前方へ長穴のストローク分 だけスライドしてクランプ位置に延出される。そして、この状態で、クランプレ バーの基端部をスライド自在に保持しているクランプ動作用直進アクチェータを 伸長させると、クランプレバーがスライド動作用直進アクチェータと共に支持ブ ラケットの支軸回りに揺動してクランプ状態にセットされる。
【0009】 一方、クランプ状態からクランプレバーを元の待機状態に戻すときには、上記 と逆に、まずクランプ動作用直進アクチェータを短縮してからスライド動作用直 進アクチェータを伸長させると、復帰動作が連続的に行われる。
【0010】
【実施例】
図1と図2は、上述したワーククランプ装置の実施例を示している。
【0011】 この装置は、固定部材1に片持ち支持されている支持ブラケット2と、支持ブ ラケット2に先端部がスライド自在に枢支されるクランプレバー3と、クランプ レバー3に並設されて該レバー3をスライド動作させるためのスライド動作用直 進アクチェータ6と、クランプレバー3の基端部をスライド自在に保持して、ク ランプレバー3をスライド動作用直進アクチェータ6と共に同軸回りに揺動させ るためのクランプ動作用直進アクチェータ10とを主要な要素として具備して構 成されている。
【0012】 詳述すると、クランプレバー3は、その先端部に長穴4が長手方向で設けられ ており、この長穴4に両側の支持ブラケット2から支軸5を通して、支持ブラケ ット2に対し長手方向でスライド自在に、かつ支軸5の回りで揺動自在に取り付 けられている。
【0013】 また、クランプレバー3に並設されるスライド動作用直進アクチェータ6は、 本体(シリンダ)6Aから伸縮自在(矢印D)に突出されるロッド6Bの先端と クランプレバー3の基端とを連結板7で結合して、その一端がクランプレバー3 の基端と連結されており、他方、他端のシリンダ底部は、支持ブラケット2の下 端部の両側で上記支軸5により揺動自在に支持されている取付ブラケット8に架 設した取付板9に固定されて、クランプレバー3と一体となって同軸回りに揺動 自在に取り付けられている。
【0014】 更に、クランプレバー3をスライド動作用直進アクチェータ6と共に上記支軸 5の回りに揺動させるクランプ動作用直進アクチェータ10は、その本体(シリ ンダ)10Aの部分が前記固定部材1に支持ブラケット2と平行な向きに固定さ れ、シリンダ10Aから伸縮自在(矢印E)に突出されるロッド10Bの先端部 の両側にクランプレバー3の基端部をスライド自在に保持する保持ブラケット1 1が装着されている。この保持ブラケット11には、クランプレバー3を上下か ら挾み込んで、該レバー3をスライド方向(矢印A)と前記支軸5の回りの回転 方向(矢印B)とにガイドするためのガイドローラ12A、12Bがそれぞれ遊 転自在に軸支されている。
【0015】 上記構成からなるクランプ装置の作用が図3に示されている。
【0016】 図1に示したクランプレバー3の待機状態から、クランプレバー3に並設され たスライド動作用直進アクチェータ6のロッド6Bを短縮させると、これに連動 してクランプレバー3の先端部が支持ブラケット2から前方へ長穴4のストロー ク分だけスライドして、図3に実線で示すように、支持ブラケット2の前方に配 したワークホルダHと対向するクランプ位置まで延出される。
【0017】 この状態から、クランプレバー3の基端部をスライド自在に保持しているクラ ンプ動作用直進アクチェータ10のロッド10Bを伸長させると、クランプレバ ー3がスライド動作用直進アクチェータ6と共に支持ブラケット2の支軸5の回 りに揺動し、同図二点鎖線のように、クランプレバー3の先端3aがクランプ動 作して、ワークWがクランプ状態にセットされる。
【0018】 次に、ワークWの処理が完了し、クランプレバー3をクランプ状態から元の待 機状態に戻すときには、上記と逆に、まずクランプ動作用直進アクチェータ10 のロッド10Bを短縮してレバー先端3aをクランプ解除してから、スライド動 作用直進アクチェータ6のロッド6Bを伸長させると、図1の待機状態へ一連の 動作で復帰させることができる。なお、上記の説明では、クランプレバー3のス ライド動作とクランプ又はクランプ解除動作とを段階的に行う場合について述べ たが、これら二つの動作を同時に行わせてクランパレバー3に複合動作を与えな がら移行させるようにすることも可能である。
【0019】 このクランプ装置であれば、クランプレバー3に必要なスライド動作と揺動動 作(クランプ又はクランプ解除動作)の二つの動作を連続して自動的に行わせる ことが可能になり、しかも二つの直進アクチュータを合理的に組み合わせたこと によって、装置全体として、部品点数が少なく構造簡単でかつコンパクトに組み 立てることができる特徴を有するものとなっている。
【0020】 従って、本クランプ装置を先に例示した如く、クランプレバーにスライド動作 とクランプ動作の二つの動作が要求されるワーククランプの用途に適用すれば、 作業の省力化とクランプ作業の迅速化による自動機や加工機の処理、加工能率に 改善効果を奏するものとなる。
【0021】 なお、本考案に係るクランプ装置の細部については、勿論、既述の基本的な構 成、作用に変更を及ぼさない範囲内で、適宜に設計変更可能である。
【0022】
【考案の効果】
以上の通り、本考案のクランプ装置では、それ自体、構造簡単でコンパクトに 構成可能な利点を保有しつつ、クランプレバーにスライド動作と揺動動作の双方 を無理なく行わしめることができるという機能が得られ、叙述のように、クラン プレバーにスライド動作とクランプ動作の二つの動作が連続的に要求されるワー ククランプの用途には頗る利用価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示すクランプ装置の部分破断平面部で
ある。
【図2】図1のY矢視図である。
【図3】図1のクランプ装置の作用を示す平面図であ
る。
【図4】スライド動作とクランプ動作を行うクランプレ
バーの動作例を示す平面図である。
【符号の説明】 1 固定部材 2 支持ブラケット 3 クランプレバー 3a レバー先端 4 長穴 5 支軸 6 スライド動作用直進アクチェータ 6A シリンダ 6B ロッド 7 連結板 8 取付ブラケット 9 取付板 10 クランプ動作用直進アクチェータ 10A シリンダ 10B ロッド 11 保持ブラケット 12A、12B ガイドローラ W ワーク H ワークホルダ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 先端部に設けた長穴に支軸を通して支持
    ブラケットに揺動自在に取り付けられるクランプレバー
    と、一端がクランプレバーの基端と連結され他端がクラ
    ンプレバーと同軸回りに揺動自在な取付ブラケットと連
    結されて、クランプレバーに並設されるスライド動作用
    直進アクチェータと、クランプレバーの基端部をスライ
    ド自在に保持して、クランプレバーをスライド動作用直
    進アクチェータと共に上記支軸回りに揺動させるクラン
    プ動作用直進アクチェータとを具備してなることを特徴
    とするワークのクランプ装置。
JP5774191U 1991-06-27 1991-06-27 ワークのクランプ装置 Pending JPH052848U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5774191U JPH052848U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 ワークのクランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5774191U JPH052848U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 ワークのクランプ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH052848U true JPH052848U (ja) 1993-01-19

Family

ID=13064339

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JP5774191U Pending JPH052848U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 ワークのクランプ装置

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JP (1) JPH052848U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102425789B1 (ko) * 2021-03-17 2022-07-27 권규근 공작물 클램프장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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