JPH05284121A - 電波伝搬路遅延測定装置 - Google Patents

電波伝搬路遅延測定装置

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JPH05284121A
JPH05284121A JP4102317A JP10231792A JPH05284121A JP H05284121 A JPH05284121 A JP H05284121A JP 4102317 A JP4102317 A JP 4102317A JP 10231792 A JP10231792 A JP 10231792A JP H05284121 A JPH05284121 A JP H05284121A
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Isao Nakazawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定に必要なRF周波帯の伝送帯域を等価的
に狭帯域にして伝送品質の劣化の原因である遅延歪みの
測定精度を向上させる電波伝搬路遅延測定装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 電波伝搬路の遅延プロファイルの測定に際
し、送信側が、符号化信号の周波数帯域を狭帯域に分割
する狭帯域化手段と、分割した狭帯域信号の中心周波数
を特定の周波数にシフトさせて基底信号を形成する基底
信号発生手段とを備え、前記基底信号を逐次搬送波にの
せて送信し、一方受信側が、伝搬後の送信信号を元の符
号化信号に変換する手段と、変換された信号との元の符
号化信号との相互相関をとる相関手段とを備え、これに
より電波伝搬路の遅延プロファイルを高精度で測定する
ことができる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信における電
波伝搬路遅延測定装置に係り、特に測定対象の無線(R
F)周波帯の伝送帯域を等価的に狭帯域にして伝送品質
劣化の原因の遅延歪の測定精度を向上させる電波伝搬路
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の移動体通信はその変調方式がデジ
タル化されると共にその伝送速度が高速化されるなどの
著しい改良がなされてきている。しかしながら、この種
の通信方式においては従来、多重伝搬路による伝送特性
の劣化が問題となっている。このため、劣化の要因とし
ての遅延歪をもたらす伝搬路の遅延プロフィルを精密に
測定し、原因を取り除く必要性がある。その際、遅延プ
ロファイルの測定精度を高めるためには伝送帯域は非常
に広くなくてはならず、今後通信量の増加に伴う電波の
干渉などを考えると、このような高精度の測定は不可能
になりつつあり、何らかの対処を必要としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電波
伝搬路の測定は、信号の自己相関特性の検出に優れた符
号化信号を使用して、送信側の符号化信号と伝搬路を経
由して受信された上記符号化信号との相互相関をとり、
伝搬路の遅延プロファイルを測定していた。その場合、
測定精度はチップレイトにより制限され、すなわち測定
精度はチップレイトをTとするとほぼ1/Tで与えられ
る。例えば、10μsecの測定精度を得るには、10
0Mbpsのチップレイト、すなわちRF帯の伝搬帯域
にすると約300MHz帯域幅が必要になり非常に広帯
域の伝送帯域が要求されるという問題点がある。そこで
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、測定に必要な
RF周波帯の伝送帯域を等価的に狭帯域にして伝送品質
の劣化の原因である遅延歪の測定精度を向上させる電波
伝搬路遅延測定装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による電波伝搬路遅延測定装置は、送信側に
おいて、送信する符号化データ信号の周波数帯域をスタ
ガ状に分割して狭い帯域化する狭帯域化手段と帯域制限
された前記複数の狭帯域信号の中心周波数をある所定の
共通の周波数にシフトさせた複数の基底信号を発生する
基底信号発生手段と、これらの基底信号で搬送波を変調
し、得られた変調搬送波を順次にかつ周期的に前記多重
伝搬路を介して受信側に送信する送信手段とを備え、一
方受信側が前記送信側から順次送られてくる送信信号を
受信して復調する受信手段と、復調信号から周期信号を
抽出する周期信号抽出手段と、抽出した周期信号により
前記復調された基底信号の周波数を送信側の場合と逆方
向にシフトさせて元の信号スペクトルを得る逆シフト手
段と、得られた伝送信号スペクトルと前記送信側の符号
化データ信号との相互相関を取って遅延プロファイルの
決定に供する相関手段とを備えたものである。
【0005】
【作用】送信側の狭帯域化手段により送信符号化信号が
複数の狭帯域信号に変換され、基底信号発生手段がこれ
らの狭帯域化信号を1つの所定の周波数にシフトさせ、
送信手段がこのように狭帯域化された符号化信号を順次
受信側に送信する。受信側では、受信手段により受信さ
れた送信信号から周期信号抽出手段により周期信号が抽
出され、これに基づいて復調された送信信号に基底信号
を逆シフト手段により元の符号化データ信号の信号スペ
クトルに変換し、さらに相関手段により元の信号スペク
トルに戻された伝搬化信号と前記送信側における符号化
データ信号との相互相関が取られ、これにより電波伝搬
路の遅延プロファイルが決定されることになる。したが
って、従来のように広帯域の信号伝送路を用いないで遅
延プロファイルを高精度で測定することができる。
【0006】
【実施例】以下に、図面により本発明による電波伝搬路
遅延測定装置の実施例について詳細に説明する。図1お
よび図2では本発明による電波伝搬路遅延測定装置の送
信側および受信側の構成をそれぞれ説明するブロック図
である。図1において、1は送信側において送信信号で
ある符号化データ信号を発生する符号化信号発生回路、
2は発生された符号化データ信号を周波数軸上でスタガ
状の複数(N個)の狭帯域信号に分割するNスタガ狭帯
域フィルタ、3はこれらの狭帯域信号の中心周波数をあ
る1つの共通する所定の周波数にシフトさせて複数の基
底信号を発生する基底周波数変換回路、4は後に説明す
るフレーム周期信号発生回路により制御されて前記基底
信号を逐次切り替えて時系列的に送出する基底周波数切
替え回路、5は送出された基底信号を搬送波にのせて送
信するRF帯変調回路、6は一定のフレーム周期信号を
発生し、これにより前記符号化信号発生回路1と基底周
波数切替え回路4を制御するフレーム周期信号発生回路
である。
【0007】さらに、図2において、7は受信側におい
て送信側から電波伝搬路を介して送られてきた送信信号
を受信し、後に説明する局部発振回路からの局部発振信
号により受信信号を中間周波(IF)信号に変換するダ
ウンコンバータ、8はこの中間周波信号を濾波するIF
狭帯域フィルタ、9はこのIF狭帯域フィルタ8からの
中間周波信号からフレーム周期信号を取り出すフレーム
検出回路、10は中間周波信号を復調する復調回路、1
1はこの復調回路10に復調用の中間周波信号を与える
IF部発振回路、12は復調された基底信号を一時格納
し、フレーム検出回路9で取り出されたフレーム信号に
応じて格納した基底信号を繰返し出力する記憶回路、1
3は記憶回路12から逐次出力される基底信号を元の符
号化データ信号に合成する周波数変換回路、14は合成
された元の符号化データ信号と別に準備した送信側の符
号化データ信号の相互相関を取り、電波伝搬路の遅延プ
ロファイルを求める相互相関回路、15は前記ダウンコ
ンバータ7に局部発振信号を与える局部発振回路であ
る。なお、Nスガタ狭帯域フィルタは、例えば符号パタ
ーンを良好に伝送するのに必要な帯域幅を100MHz
とすると、N=100分割の場合1MHzきざみで符号
パターンを分割することになる。
【0008】上記のように構成された本発明の本実施例
においては、先ず送信側で符号化信号発生回路1が、フ
レーム同期信号発生回路6から発生されたフレーム同期
信号発生回路6から発生されたフレーム同期信号に同期
して良好な自己相関特性を与える符号パターンを周期的
に繰り返し発生する。これらの符号パターンはNスタガ
狭帯域フィルタ2に送出され、ここで帯域幅をN分割さ
れ、N個の狭帯域信号に分割される。分割された狭帯域
信号は基底周波数変換回路3に入力されれ、ここでN個
(例えば100個)の狭帯域信号は、それらの中心周波
数をある1つの所定の共通周波数(例えば200KHz
〜1.2MHz)にシフトされてN個の基底信号に変換
される。次に、これらのN個の基底信号は基底周波数切
替え回路4に送出され、ここでN分割(例えば100分
割)した基底信号をフレーム同期信号発生回路6からの
同期信号に従って順次切り替えてRF帯変調回路5に送
出し、このRF帯変調回路5において送られてくる基底
信号で搬送波を変調し、変調された搬送波を送信信号と
して受信側に送信する。
【0009】一方、受信側では、送信側からの送信信号
がダウンコンバータ7により局部発振回路15からの局
部発振信号と混合され、中間周波帯(IF)信号に変換
されて、さらにIF狭帯域フィルタ8により雑音が除去
された後、復調回路10によりIF部発振回路11から
の中間周波信号と混合され、送信側からの基底信号が復
調される。一方、IF狭帯域フィルタ8で雑音を除去さ
れたIF信号はフレーム検出回路9により送信側で挿入
されたフレーム同期信号およびマルチフレーム同期信号
が検出される。これは例えばフレームとフレームの間で
はRF帯電力を無電力とすること、並びにその長さを変
えることにより容易に実施できる。復調回路10からの
基底信号は記憶回路12により一時格納され、その後フ
レーム検出回路9からのフレーム信号に応じてマルチフ
レーム単位で繰返し出力される。これらの出力された基
底信号は周波数変換回路13で元の符号化信号に合成さ
れる。この合成信号は相互相関回路14で送信側の符号
パターンと相互相関がとられ、これにより電波伝搬路の
遅延プロファイルが決定される。
【0010】なお、上記実施例においては、送信側の狭
帯域化手段および基底信号発生手段はハードウエアとし
て設けたが、それから得られる狭帯域信号および基底信
号を計算により求めてもよく、その場合計算結果を記憶
手段に一時格納し、必要に応じて取り出すようにしても
同様の効果が得られる。
【0011】
【発明の効果】以上示したように、本発明によれば、電
波伝搬路の遅延プロファイルの測定に際し、送信側で、
符号化信号の周波数帯域を狭帯域に分割し、分割した狭
帯域信号の中心周波数を特定の周波数にシフトさせて基
底信号を形成し、これらの基底信号を逐次搬送波にのせ
て送信し、受信側で、伝搬後の信号を元の符号化信号に
変換し、これらの信号と初めの符号化信号との相互相関
をとることにより、電波伝搬路の遅延プロファイルを高
精度で測定できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電波伝搬路遅延測定装置の1実施
例による送信側の回路構成を示すブロック図である。
【図2】同様に受信側の回路構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 符号化信号発生回路 2 Nスタガ狭帯域フィルタ 3 基底周波数変換回路 4 基底周波数切替え回路 5 RF帯変調回路 6 フレーム同期信号発振回路 7 ダウンコンバータ 8 IF狭帯域フィルタ 9 フレーム検出回路 10 復調回路 11 IF部発振回路 12 記憶回路 13 周波数変換回路 14 相互相関回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体通信における送信側からの変調搬
    送波の多重伝搬路の伝搬時に生じる遅延歪を測定する電
    波伝搬路遅延測定装置において、送信側が、送信すべき
    符号化信号の周波数帯域をスタガ状に複数の狭帯域に分
    割する狭帯域化手段と、帯域制限された前記複数の狭帯
    域信号の中心周波数をある所定の共通周波数にシフトさ
    せた複数の基底信号を発生する基底信号発生手段と、こ
    れらの基底信号で搬送波を変調し、得られた変調搬送波
    を順次にかつ周期的に前記多重伝搬送路を介して受信側
    に送信する送信手段とを備え、受信側が、前記送信側か
    ら順次送られてくる送信信号を受信して復調する受信手
    段と、復調信号から周期信号を抽出する同期信号抽出手
    段と、抽出した同期信号により前記復調された基底信号
    の周波数を送信側と逆方向にシフトさせて元の信号スペ
    クトルを得る逆シフト手段と、得られた信号スペクトル
    と前記信号側の符号化データ信号との相互相関を取って
    遅延プロファイルの決定に供する相関手段とを備えたこ
    とを特徴とする電波伝搬路遅延測定装置。
  2. 【請求項2】 前記送信側の狭帯域化手段および基底信
    号発生手段により得られた狭帯域信号および基底信号を
    計算で求め、その結果を一時記憶し、必要に応じて使用
    することを特徴とする請求項1に記載の電波伝搬路遅延
    測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0758823A2 (en) * 1995-08-11 1997-02-19 Sharp Kabushiki Kaisha Spread spectrum communication system
CN114184099A (zh) * 2021-11-04 2022-03-15 北京无线电计量测试研究所 一种测量引信时延的方法和装置

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CN114184099B (zh) * 2021-11-04 2023-09-22 北京无线电计量测试研究所 一种测量引信时延的方法和装置

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