JPH05282942A - 懸垂碍子 - Google Patents
懸垂碍子Info
- Publication number
- JPH05282942A JPH05282942A JP10197192A JP10197192A JPH05282942A JP H05282942 A JPH05282942 A JP H05282942A JP 10197192 A JP10197192 A JP 10197192A JP 10197192 A JP10197192 A JP 10197192A JP H05282942 A JPH05282942 A JP H05282942A
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- insulator
- suspension insulator
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Abstract
し、異なる材質により構成して接合する。頭部2には笠
部3よりも電気的・機械的ストレスに耐え得る高い抗ス
トレス材料により形成して、小型であっても電線荷重な
どに耐える機械的性質・急峻波電圧などに耐え得る電気
的性質を付与する。これにより頭部2を小型化して小型
軽量な懸垂碍子とする。
Description
である。
よりなる碍子本体と、その頭部に被冠固定されたキャッ
プ金具と、頭部の下部中央に固定されたピン金具とから
形成されている。そして、懸垂碍子には支持する電線の
荷重が加わるとともに、常規送電電圧あるいは電撃によ
る急峻波異常電圧を受けるなど、碍子本体には機械的・
電気的ストレスに対して高い抗ストレス性能を有する絶
縁性の磁器により一体に成形されている。
持する荷重は碍子本体では頭部に加わるため、頭部は機
械的ストレスに対して高い抗ストレス性能を有する材料
を使用する必要がある。また、送電電圧の高電圧化に伴
う懸垂碍子への電圧負担の増加や電撃による急峻波異常
電圧も頭部に加わるため、頭部には絶縁破壊等に対する
電気的ストレスに対しても高い抗ストレス性能の材料を
使用する必要がある。このように頭部には高い抗ストレ
ス性能が必要とされる。
高いストレスを受けることがなく、絶縁距離を確保して
汚損時の表面漏れ電流に対する絶縁性を確保する程度
で、碍子本体の頭部とは、その要求される性能が相違し
ている。
が同一材料により成形されているため、頭部の高い抗ス
トレス性能の要求から高価な材料を笠部にまで使用して
いた。このため、懸垂碍子の低コスト化に限界があっ
た。
荷重が増大するばかりでなく、懸垂碍子自体が大型化す
るとともに、碍子連が長大化するなどにより、懸垂碍子
の電気的・機械的抗ストレス性能の向上が望まれている
のに加え、製造上の困難性などの問題は勿論、装柱構造
や装注作業にも種々の困難性を生じる。
性能の相違に着目し、頭部のみに高い抗ストレス材料を
使用して高い性能を発揮させて、懸垂碍子の小型化を図
ったりさらに高い性能を有する懸垂碍子を提供すること
を目的としている。
に、この発明では、碍子本体の頭部は笠部よりも電気的
・機械的ストレスに耐え得る高い抗ストレス材料より形
成され、頭部と笠部とを接合している。
レスを受ける頭部では高い抗ストレス性能を発揮する材
料より形成して、電気的・機械的性能に優れた懸垂碍子
とすることができる。また、頭部にニューセラミックな
ど高価ではあるが非常に高い抗ストレス性能を有する材
料の使用が可能となるとともに、碍子本体(頭部)を小
型軽量化できる。なおまた、頭部程高い抗ストレス性能
を要求されない笠部には、材料の選択幅が増大して、目
的に応じて軽量材料・低コスト材料などを選択して軽量
化や低コスト化等を図ることができる。
説明する。
子であって、頭部に高品質の材料を使用することにより
コンパクトな懸垂碍子とすることを目的としている。
筒状の頭部2とその下部を囲んだ笠部3により形成され
ている。この頭部2から笠部3へ移行する部位で分割さ
れ、接合部4を低融点ガラスなどの接着剤により接合さ
れている。また、頭部2の外面と内側には多数の微少突
起物であるサンド5,6が焼結付着されている。この頭
部2の内面にはピン金具7の略上半分が挿入され、充填
材のセメント層8により固着されている。また、外側に
はキャップ金具9が充填材のセメント層10により被冠
固着されて、この懸垂碍子の上部に吊下される同型の懸
垂碍子のピン金具7がこのキャップ金具9のソケット部
11に係合して直上に連結されるようになっている。そ
して、鉄塔から必要個数連結されて、電線の引っ張り力
に抗して支持可能とされている。また、笠部3は接合部
4により接合されるリング状に形成され、その下面には
同心状に突出する複数条のひだ部12が形成されてい
る。
と比較しながら説明する。比較例1、比較例2は従来の
一体型の懸垂碍子の例である。この実施例及び比較例
1,2ともセメント層8,10には、ポルトランドセメ
ントを用い、いずれも課電破壊荷重12000kgを保
証するために必要となる頭部寸法の比較を表に示す。
1,2とを同じ課電引張り破壊強度とした場合には、比
較例1,2と対比して懸垂碍子の大幅なコンパクト化を
図ることができる。
と笠部3とを別個に焼成した後に接着剤により接合して
いるので、頭部2と笠部3を別々に焼成でき、焼成工程
を容易なものとすることができる。
ルミナ磁器により同一寸法に構成し、笠部3を従来品よ
り低品質の普通素地により構成することもできる。この
ようにすれば、従来品と同じ機械的・電気的性能を有す
るにもかかわらず、コストの低減を図ることができる。
また、笠部3をプラスチックなどの軽量絶縁材を使用す
ることもでき、懸垂碍子の軽量化をも図ることができ
る。
焼成後に接着剤により接合する例を示したが、彩継ぎな
ど適宜方法を採ることができる。また、焼成前にのた継
ぎして接合することもでき、接合方法は適宜採用するこ
とができる。
うに頭部2に笠部3をねじ込むようにしてもよい。この
ように笠部3を取り外し可能に形成すれば、鉄塔に適用
した後に笠部のみが損傷した際や電気的に絶縁距離が不
足する際には笠部3を交換して対応することができる。
うに接合部4を形成すれば、笠部3の重量を頭部2によ
り支持され、頭部2への接合が容易になる。また、図4
に示すように断面横L字状としたり、図示しないが階段
状に形成すれば、接合部4の接合強度や耐久性を増すこ
とができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 頭部と笠部よりなる絶縁性の碍子本体
と、該碍子本体の上部に被冠固定されたキャップ金具
と、該碍子本体の下部中央に固定されたピン金具とから
なる懸垂碍子において、 前記碍子本体の頭部は前記笠部よりも電気的・機械的ス
トレスに耐え得る高い抗ストレス材料より形成され、該
頭部と笠部とを接合されてなる懸垂碍子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10197192A JP3274703B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 懸垂碍子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10197192A JP3274703B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 懸垂碍子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05282942A true JPH05282942A (ja) | 1993-10-29 |
JP3274703B2 JP3274703B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=14314757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10197192A Expired - Lifetime JP3274703B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 懸垂碍子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3274703B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103021588A (zh) * | 2012-12-06 | 2013-04-03 | 唐苑雯 | 一种改进内部结构的复合悬式绝缘子 |
CN103617844A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-05 | 大连电瓷集团股份有限公司 | 盘形悬式绝缘子 |
CN113270236A (zh) * | 2021-07-20 | 2021-08-17 | 青州市力王电力科技有限公司 | 一种盘形悬式复合绝缘子及其制造方法 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP10197192A patent/JP3274703B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103021588A (zh) * | 2012-12-06 | 2013-04-03 | 唐苑雯 | 一种改进内部结构的复合悬式绝缘子 |
CN103617844A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-05 | 大连电瓷集团股份有限公司 | 盘形悬式绝缘子 |
CN113270236A (zh) * | 2021-07-20 | 2021-08-17 | 青州市力王电力科技有限公司 | 一种盘形悬式复合绝缘子及其制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3274703B2 (ja) | 2002-04-15 |
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Legal Events
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