JPH05282744A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH05282744A
JPH05282744A JP4105899A JP10589992A JPH05282744A JP H05282744 A JPH05282744 A JP H05282744A JP 4105899 A JP4105899 A JP 4105899A JP 10589992 A JP10589992 A JP 10589992A JP H05282744 A JPH05282744 A JP H05282744A
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JP
Japan
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signal
recording
timing signal
circuit
head
Prior art date
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JP4105899A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Yoshihiro
貢 吉弘
Yasuo Iwasaki
康夫 岩崎
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 回転ドラムの回転位相の基準となる信号(P
G信号)に基づいて所定のタイミング信号を発生するタ
イミング信号発生回路9と、タイミング信号発生回路9
からのタイミング信号を隣接する傾斜トラック間で一直
線となる位置に記録する記録タイミング制御回路10及
びスイッチ11A ,11B ,11C ,11D 及びヘッド
A ,HB ,HC ,HD 等を有する。 【効果】 後の再生時に位相誤差の検出範囲を広くでき
ると共に、再生トラックを瞬時に検出することが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるヘリカルスキ
ャン方式でテープ状記録媒体に対して信号の記録再生を
行う記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のヘリカルスキャン型のVTRにお
いては、長手方向のコントロールトラックにCTL(コ
ントロール)信号を記録し、再生時に当該再生CTL信
号と基準信号(REF信号)との時間差により位相サー
ボをかけることによってトラッキングサーボを行うよう
にしている。
【0003】ところが、上記長手方向のトラックにCT
L信号を記録する従来の方式では、テープの経時変化や
記録再生時のテープテンションのバラツキ,テープ走行
系の変化等により、再生される傾斜トラック(ヘリカル
トラック)と長手方向に記録されたCTL信号との物理
的な距離が変化してしまう。このため、上記従来の方式
では、再生時に基準信号とCTL信号との時間差を一定
に制御しても、回転ヘッドがヘリカルトラックを正確に
走査できないという問題がある。
【0004】また、例えばいわゆる8mmVTRのよう
にヘリカルトラックにパイロット信号を記録しておき、
再生時に隣接トラックからの漏れ込み信号を最小にする
ように制御してトラッキングをかけるいわゆるATFト
ラッキング制御が採用されているものもある。ところ
が、このような制御方法では、記録再生時に使用するヘ
ッドの記録再生効率のバラツキ等により、漏れ込み信号
の最小点(漏れ込み信号から得られるジャストトラック
位置)と、ヘリカルトラック走査の最適点とがずれてし
まい、やはり正確に走査できないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
本件出願人は、先に、各ヘリカルトラックに同一時刻と
なるタイミング信号を記録しておく方式を提案してい
る。すなわち、ヘリカルトラックに例えばPG信号から
所定の時間の所にタイミング信号を記録する方式を提案
している。
【0006】ここで、上記各ヘリカルトラックに例えば
PG信号から所定の時間の所にタイミング信号を記録し
ておく方式について図8,図9を用いて説明する。
【0007】すなわち、図8には、テープ上にヘリカル
方向に形成された例えばビデオ信号等が記録される記録
トラックtrと、ヘリカルトラックに記録された信号を
再生するための回転ヘッドの走査軌跡(図8の図中矢印
Aで示す走査軌跡)と、回転ドラムの回転に同期した信
号(PG信号)と、上記各ヘリカルトラックtrにPG
信号から所定の時間の所に記録されたタイミング信号T
Gとを示している。
【0008】このとき、上記走査軌跡を例えばヘリカル
トラックtrに対して徐々にずらしていった場合、再生
されるタイミング信号TGと回転ドラムの回転に同期し
たPG信号との時間差Tの関係は、図9に示すようにな
る。すなわち、この図9から明らかなように、上記時間
差Tは隣接するトラックの幅周期で繰り返す断続的なも
のとなる。このため、例えば、上記時間差Tを計測する
ことによって回転ヘッドがどのトラックを再生している
かを検出することはできない。
【0009】このように、上述の方式では、位相誤差の
検出範囲が狭い上に、再生時に誤ったトラックを走査し
ても瞬時に検出できないという欠点がある。
【0010】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、位相誤差の検出範囲を広く
できると共に、再生トラックを瞬時に検出することが可
能となる記録再生装置を提供することを目的とするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の記録再生装置
は、上述の目的を達成するために提案されたものであ
り、回転ドラムの回転位相の基準となる信号(例えばP
G信号)に基づいて所定のタイミング信号を発生するタ
イミング信号発生手段と、上記タイミング信号発生手段
で発生されたタイミング信号を隣接する複数の傾斜トラ
ック(ヘリカルトラック)間で一直線となる位置(隣接
する傾斜トラック間で再生時に出力が連続するようにな
る位置)に記録するタイミング信号記録手段とを有して
なるものである。
【0012】また、本発明の記録再生装置は、隣接する
傾斜トラック間で一直線となるような位置(隣接する傾
斜トラック間で再生時に出力が連続するようになる位
置)に記録された所定のタイミング信号を再生するタイ
ミング信号再生手段と、回転ドラムの回転位相の基準と
なる信号(例えばPG信号)と上記タイミング信号再生
手段で再生された上記タイミング信号とに基づいて(回
転位相の基準となる信号と再生されたタイミング信号と
の時間差に基づいて)テープの送り位相制御を行うテー
プ送り位相制御手段とを有してなるものである。
【0013】すなわち本発明は、ヘリカルスキャン方式
の磁気テープ信号記録再生装置において、記録時にヘリ
カルトラック上にドラム回転に同期したタイミング信号
を隣接するトラック上で一直線になるように記録してお
き、再生時に回転ヘッドから同タイミング信号を再生す
る時刻と、ドラムの回転位相を表す基準信号との時間差
とから、回転ヘッドとヘリカルトラックとの間における
回転ヘッドの走査軌跡に対する垂直方向の相対的なズレ
量を検出することを特徴としている。
【0014】言い換えれば、ドラム回転と同期した信号
をヘリカルトラック上に記録しておき、例えばキャプス
タン位相の変化を同信号の再生タイミングから検出する
ことにより、位相検出範囲を広げることができ、位相系
のミスクロックを瞬時に検出できるようにしたものであ
る。
【0015】
【作用】本発明の記録再生装置によれば、タイミング信
号を隣接する傾斜トラック間で一直線となる位置に記録
することで後の再生時にこのタイミング信号を用いた位
相検出が可能となる。
【0016】また、本発明の記録再生装置によれば、タ
イミング信号が隣接する傾斜トラック間で一直線となる
位置に記録された傾斜トラックを再生することにより得
たタイミング信号と、回転ドラムの回転位相の基準とな
る信号とから位相差検出が可能であるため、この位相差
を用いてテープ送り位相を制御することでトラッキング
制御が可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0018】本発明実施例の記録再生装置は、図1に示
すように、端子33を介して供給される回転ドラムの回
転位相の基準となる信号(REF信号、例えばPG信
号)に基づいて所定のタイミング信号を発生するタイミ
ング信号発生回路9と、上記タイミング信号発生回路9
で発生されたタイミング信号を隣接する複数の傾斜トラ
ック(例えばVTRのAヘッド,Bヘッド,Cヘッド,
Dヘッドに対応する4つのヘリカルトラック)間で一直
線となる位置(すなわち隣接する傾斜トラック間で再生
時に出力が連続するようになる位置)に記録するタイミ
ング信号記録手段としての記録タイミング制御回路10
及びスイッチ11A ,11B ,11C ,11D 及びAヘ
ッドHA ,BヘッドHB ,CヘッドHC ,DヘッドHD
等を有してなるものである。
【0019】ここで、本実施例の記録再生装置の上記A
ヘッドHA ,BヘッドHB ,CヘッドHC ,DヘッドH
D は、図2に示すように、回転ドラム8上に配置されて
いるものである。なお、この図2には、テープガイド
5,7と磁気テープ20も示している。
【0020】上記図1に示す本実施例の記録再生装置に
おいて、端子32A ,32B ,32C ,32D には、上
記AヘッドHA ,BヘッドHB ,CヘッドHC ,Dヘッ
ドHD に各々送られるAチャンネル記録信号,Bチャン
ネル記録信号,Cチャンネル記録信号,Dチャンネル記
録信号が供給される。これらA〜Dチャンネル記録信号
は、スイッチ11A ,11B ,11C ,11D の各々一
方の被切換端子に送られる。
【0021】これら各スイッチ11A ,11B ,1
C ,11D を介した上記A〜Dチャンネル記録信号
は、記録アンプ12A ,12B ,12C ,12D でそれ
ぞれ増幅された後、ロータリートランス13A ,1
B ,13C ,13D を介して各々対応する上記Aヘッ
ドHA ,BヘッドHB ,CヘッドHC ,DヘッドHD
送られる。
【0022】このとき、これらAヘッドHA ,Bヘッド
B ,CヘッドHC ,DヘッドHDが配される上記図2
に示した回転ドラム8が所定の回転速度で図中矢印Rに
示す方向に回転すると共に、当該回転ドラム8に巻き付
けられた上記磁気テープ20が所定のテープ走行速度で
走行することで、当該回転ヘッド8の各AヘッドHA
BヘッドHB ,CヘッドHC ,DヘッドHD によって上
記磁気テープ20上には、図3に示すような各ヘリカル
トラックtrが形成される。
【0023】また、図1に示す本実施例の記録再生装置
において、端子33には上記回転ドラム8の回転位相の
基準となる信号として例えばPG信号が供給される。こ
のPG信号は、上記タイミング信号発生回路9と記録タ
イミング制御回路10とに送られる。
【0024】上記タイミング信号発生回路9は、上記P
G信号に基づいて所定のタイミング信号tgを発生す
る。本実施例のタイミング信号発生回路9は、上記タイ
ミング信号tgとして、例えば周波数100kHz〜5
00kHzの正弦波を発生する。当該タイミング信号発
生回路9からの上記タイミング信号tgは、上記各スイ
ッチ11A ,11B ,11C ,11D の他方の被切換端
子に送られる。
【0025】これら各スイッチ11A ,11B ,1
C ,11D の他方の被切換端子を介したタイミング信
号tgは、上述同様の経路を通って上記磁気テープ20
上に記録されることになる。
【0026】このとき、本実施例では、各スイッチ11
A ,11B ,11C ,11D の切り換え動作を上記記録
タイミング制御回路10からの切換制御信号によって制
御することで、上記磁気テープ20上に記録される上記
タイミング信号tgを、上述したように隣接するヘリカ
ルトラック(A〜DヘッドHA 〜HD に対応する4つの
トラック)tr間で一直線となる位置(隣接するヘリカ
ルトラック間で再生時に出力が連続するようになる位
置)に記録するようにしている。
【0027】すなわち、本実施例の記録再生装置の記録
タイミング制御回路10は、図3に示すようにA〜Dヘ
ッドHA 〜HD に対応する4つの隣接するトラック間で
記録されるタイミング信号tgが一直線となるように、
上記各スイッチ11A ,11 B ,11C ,11D の切換
動作を制御している。具体的にいうと、上記端子33か
らのPG信号に基づいた上記4つの隣接するトラックに
それぞれ対応する時間間隔T1 ,T2 ,T3 ,T4 で、
これら4つのトラック(4つのヘッド)に対応するスイ
ッチ11A ,11B ,11C ,11D の切換動作を制御
している。
【0028】なお、上記図3には、テープ上に形成され
た例えばビデオ信号等が記録される上記ヘリカルトラッ
クtrと、上記ヘリカルトラックtrに記録された信号
を再生するための回転ヘッドの走査軌跡(図3の図中矢
印Bで示す走査軌跡)と、回転ドラムの回転に同期した
信号(PG信号)と、上記PG信号に基づいた時間間隔
Tで各ヘリカルトラックtr毎に記録されたタイミング
信号TGとを示している。
【0029】また、上記図3の図中矢印Bで示す走査軌
跡を例えばヘリカルトラックtrに対して徐々にずらし
ていった場合、再生されるタイミング信号tgと回転ド
ラム8の回転に同期したPG信号との時間差(すなわち
上記時間間隔T)の関係は、図4に示すようになる。な
お、この図4には、走査軌跡が図3の図中矢印Bで示す
位置となった場合の時間差Tbも示している。
【0030】すなわち、この図4から明らかなように、
本実施例装置において、上記時間差Tは上記隣接する4
トラックの幅周期で連続的なものとなる。したがって、
この時間差Tを計測することにより、4トラックの幅周
期での位相誤差の検出と、回転ヘッドが上記隣接する4
トラックの内のどのトラックを再生しているかの検出と
が可能となる。
【0031】次に、本実施例の記録再生装置の再生系の
構成を図5に示す。
【0032】すなわち、本発明実施例の記録再生装置
は、図5に示すように、上記図3に示したように隣接す
るヘリカルトラックtr間で一直線となるような位置
(隣接するヘリカルトラックtr間で再生時に出力が連
続するようになる位置)に記録された所定のタイミング
信号tgを再生するタイミング信号再生手段としてのヘ
ッドH(図5にはA〜Dヘッドのうちの1つのみを示
す)及び波形整形回路16等と、回転ドラムの回転位相
の基準となる信号(例えばPG信号)と上記タイミング
信号再生手段で再生された上記タイミング信号tgとに
基づいて(回転位相の基準となる信号と再生されたタイ
ミング信号との時間差に基づいて)テープの送り位相制
御を行うテープ送り位相制御手段としての時間間隔測定
回路17及び速度制御回路22,加算回路25等とを有
してなるものである。
【0033】すなわち、この図5に示す本実施例記録再
生装置の再生系の構成において、回転ヘッドHからのテ
ープ再生信号は再生アンプ14で増幅され信号処理回路
15に送られる。当該信号処理回路15からは例えばビ
デオ信号が出力され、このビデオ信号が端子31から後
段の構成に出力される。
【0034】一方、ヘリカルトラックtrの書かれた磁
気テープ20は、モータ駆動回路(アンプ)21により
駆動されるキャプスタンモータ18にピンチローラ19
で圧着されており、当該キャプスタンモータ18の回転
に応じて磁気テープ20の移動速度(テープ速度)が変
化するようになっている。
【0035】さらに、当該キャプスタンモータ18の回
転に応じてFG信号が発生される。このキャプスタンモ
ータ18の回転数を検出するためのFG信号は、FG信
号用のアンプ24で増幅された後、当該信号をパルス状
に波形整形するための波形整形回路23で波形整形さ
れ、速度制御回路22に入力される。当該速度制御回路
22は、上記パルス状に波形整形されたFG信号の周波
数が一定値となるような制御信号を加算回路25を介し
てモータ駆動回路21に出力する。これにより、テープ
速度を一定に保つことができるようになる。
【0036】また、上記再生アンプ14の出力は、図示
を省略する上記タイミング信号tgの周波数を通過する
例えばバンドパスフィルタを介して、波形整形回路16
にも送られる。当該波形形成回路16は、上記再生アン
プ14の出力をパルス状に波形整形する。この波形整形
回路16からのパルス波形となされた再生タイミング信
号tgは、時間間隔測定回路17に送られる。
【0037】当該時間間隔測定回路17には、端子30
を介したPG信号(REF信号)も供給されるようにな
っている。当該時間間隔測定回路17では、上記PG信
号のタイミングと上記再生タイミング信号tgのタイミ
ングとの時間間隔を測定する。なお、この時間間隔測定
回路17の具体的構成については後述する。
【0038】ここで、各回転ヘッドHにより再生される
上記ヘリカルトラックtr上のタイミング信号tgと、
上記PG信号(REF信号)との時間関係は、各ヘッド
Hがヘリカルトラック上を正しく走査した場合に既知の
値をとる。したがって、上記時間間隔測定回路17で測
定されたPG信号とタイミング信号tgとの時間関係か
ら、回転ヘッドHの走査軌跡の各ヘリカルトラックに対
するズレ量とその方向が検出できることになる。
【0039】すなわち、本実施例の時間間隔測定回路1
7の出力は、各ヘッドHがヘリカルトラック上を正しく
走査した場合に得られる既知の値で「0」になる。した
がって、本実施例においては、上記各ヘッドHがヘリカ
ルトラックを正しく走査した場合の既知の値(「0」)
を中心値とした場合のズレ量に比例した値を、FG信号
に基づいて検出された方向とテープ進行方向との関係に
応じて、テープ速度を速める必要がある場合は「正」、
遅くする必要がある場合は「負」の値として出力するよ
うに上記時間間隔測定回路17を構成している。
【0040】当該時間間隔測定回路17の出力は上記加
算回路25に送られる。したがって、本実施例において
は、加算回路25によって上記時間間隔測定回路17の
出力を上記速度制御回路22の出力に加算することによ
って、回転ヘッドHがヘリカルトラックtr上を正しく
走査するように走査軌跡のヘリカルトラックtrに対す
るズレを補正できるので、良好なトラッキングが可能と
なる。
【0041】図6には、上記時間間隔測定回路17の具
体的構成を示す。
【0042】すなわち、この図6において、当該時間間
隔測定回路17の端子70にはディジタルカウンタ77
のカウント用のクロックが供給され、端子71には上記
図5の端子30からのPG信号が供給され、端子72に
は上記図5の波形整形回路16からの再生タイミング信
号tgが供給され、端子73には外部クロックが供給さ
れる。これら各端子70,71,72,73に供給され
た各信号は、時間間隔計測回路76に入力する。
【0043】当該時間間隔計測回路76の上記ディジタ
ルカウンタ77のリセット入力端子には上記端子71か
らのPG信号が供給されるようになっており、クロック
入力端子には端子70からのカウント用クロックが供給
されるようになっている。したがって、当該ディジタル
カウンタ77からは上記PG信号間のクロックカウント
値が出力される。
【0044】当該ディジタルカウント77の出力は、ラ
ッチ回路78に送られる。このラッチ回路78のリセッ
ト端子には、上記端子72からの再生タイミング信号t
gが供給される。当該ラッチ回路78の出力は、コンパ
レータ79に送られる。このコンパレータ79は、端子
74からの所定の基準データと上記ラッチ回路78との
出力を比較することで、PG信号と再生タイミング信号
tgとのズレ量を検出する。
【0045】当該コンパレータ79からのズレ量を示す
値は、演算回路80に送られる。当該演算回路80は、
上記コンパレータ79からのズレ量の値を上記モータ駆
動回路21への速度制御データに変換して出力する。当
該演算回路80の出力は、端子75を介して、前記加算
回路25に送られる。
【0046】なお、上述した本実施例では、回転ドラム
8の回転に同期した信号として、例えばPG信号を用い
ているが、回転ヘッドHが取り付けられた回転ドラム8
の回転に同期した信号であってタイミング信号tgの再
生波形との時間関係を計測できるものであれば、上記P
G信号に得に限定されない。
【0047】また、ヘリカルトラックtr上に記録する
タイミング信号tgに関しても同様であり、回転ヘッド
Hにより再生することが可能で、回転ヘッドHが取り付
けられた回転ドラム8の回転に同期した信号との時間関
係を計測できるものであれば、その周波数や波形等に限
定はない。
【0048】さらに、図7には、上記図1の構成におけ
る回転ヘッドの走査軌跡に対応するPG信号と、タイミ
ング信号tgと、タイミング信号tgの波形整形出力と
を示している。なお、この図7には、回転ヘッドの走行
軌跡が前記図3に示した走行軌跡(図3の図中矢印Bで
示す走行軌跡)の場合の例を示している。
【0049】上述したようなことから、本実施例の記録
再生装置においては、トラッキングの際の位相誤差の検
出範囲が広く、再生時に誤ったトラックを走査しても瞬
時に検出できるようになる。このため、テープの経時変
化や記録再生時のテープテンションのバラツキ、テープ
走行系の変化等があっても、回転ヘッドがヘリカルトラ
ックを正確に走査できる。また、再生信号レベルの影響
が無視できるので、記録再生時に使用するヘッドの記録
再生効率のバラツキ等により、ヘリカルトラック走査の
最適点がずれたりしない。更に、長手方向のトラックに
CTL信号を記録する必要がないので、固定ヘッドが不
要となり、機械構成を簡略化することができ、同時に、
専用の記録回路も不要となるため回路構成をも簡素化す
ることができるようになる。また更に、テープ走行が停
止していても位相関係が判るようになっている。
【0050】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明による記録再生装置においては、回転ドラムの回転位
相の基準となる信号に基づいて所定のタイミング信号を
発生し、このタイミング信号を隣接する複数の傾斜トラ
ック間で一直線となる位置に記録することで、後の再生
時に位相誤差の検出範囲を広くできると共に、再生トラ
ックを瞬時に検出することが可能となる。
【0051】また、本発明の記録再生装置においては、
隣接する傾斜トラック間で一直線となるような位置に記
録されたタイミング信号を再生し、回転ドラムの回転位
相の基準となる信号とタイミング信号とに基づいてテー
プ送り位相制御を行うようにしているため、位相誤差の
検出範囲を広くできると共に、再生トラックを瞬時に検
出することが可能となる。
【0052】このため、本発明の記録再生装置によれ
ば、テープの経時変化や記録再生時のテープテンション
のバラツキ、テープ走行系の変化等があっても、回転ヘ
ッドがヘリカルトラックを正確に走査できるようにな
り、また、再生信号レベルの影響が無視できるので、記
録再生時に使用するヘッドの記録再生効率のバラツキ等
によりヘリカルトラック走査の最適点がずれたりしな
い。更に、長手方向のトラックにCTL信号を記録する
必要がないので、固定ヘッドが不要となり、機械構成を
簡略化することができ、同時に、専用の記録回路も不要
となるため回路構成をも簡素化することができるように
なる。また更に、テープ走行が停止していても位相関係
が判るようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の記録再生装置の記録系の構成例
を示すブロック回路図である。
【図2】本実施例の回転ヘッド及び回転ドラム,テープ
を示す図である。
【図3】本実施例の記録再生装置によりヘリカルトラッ
クが形成されたテープを示す図である。
【図4】本実施例のタイミング信号とPG信号とによる
走査軌跡のズレを説明するための図である。
【図5】本発明実施例の記録再生装置の再生系の構成例
を示すブロック回路図である。
【図6】時間間隔測定回路の具体的構成を示すブロック
回路図である。
【図7】本実施例の再生系における要部の波形を示す波
形図である。
【図8】従来の記録再生装置によりヘリカルトラックが
形成されたテープを示す図である。
【図9】従来例のタイミング信号とPG信号とによる走
査軌跡のズレを説明するための図である。
【符号の説明】
9・・・・・タイミング信号発生回路 10・・・・記録タイミング制御回路 11・・・・スイッチ 12・・・・記録アンプ 13・・・・ロータリートランス H・・・・・回転ヘッド 15・・・・信号処理回路 16,23・・・波形整形回路 17・・・・時間間隔測定回路 18・・・・キャプスタンモータ 19・・・・ピンチローラ 20・・・・磁気テープ 21・・・・モータ駆動回路 22・・・・速度制御回路 25・・・・加算回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムの回転位相の基準となる信号
    に基づいて所定のタイミング信号を発生するタイミング
    信号発生手段と、 上記タイミング信号発生手段で発生されたタイミング信
    号を、隣接する傾斜トラック間で一直線となる位置に記
    録するタイミング信号記録手段とを有してなることを特
    徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 隣接する傾斜トラック間で一直線となる
    ような位置に記録された所定のタイミング信号を再生す
    るタイミング信号再生手段と、 回転ドラムの回転位相の基準となる信号と上記タイミン
    グ信号再生手段で再生された上記タイミング信号とに基
    づいてテープの送り位相制御を行うテープ送り位相制御
    手段とを有してなることを特徴とする記録再生装置。
JP4105899A 1992-03-31 1992-03-31 記録再生装置 Pending JPH05282744A (ja)

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