JPH052824Y2 - - Google Patents

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JPH052824Y2
JPH052824Y2 JP7728985U JP7728985U JPH052824Y2 JP H052824 Y2 JPH052824 Y2 JP H052824Y2 JP 7728985 U JP7728985 U JP 7728985U JP 7728985 U JP7728985 U JP 7728985U JP H052824 Y2 JPH052824 Y2 JP H052824Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] この考案は記録計等における記録ヘツドのゼロ
位置を記録紙に描かれるけい線に合わせるための
ゼロ位置シフト装置に関するものである。
[考案の技術的な背景] 記録計等によつて被測定信号の波形を記録する
場合には、無信号時における記録ヘツドの位置、
つまりゼロ位置が、例えば記録紙上に被測定信号
の波形記録と同時に描かれる複数のけい線のいず
れか一つと一致するようにしておくと、以後記録
波形の分析がしやすくなる。
この場合、記録ヘツドが外部から目視できる装
置においてはマニユアル操作等で機械的又は電気
的にその位置を調整することも可能であるが、装
置全体がコンパクト化され記録ヘツドが筺体内部
に格納されているような記録計については目視に
よる調整が困難である。このような場合には、例
えば被測定信号の入力を断にした状態で記録紙を
走らせながら入力増幅回路のオフセツト電圧など
を調整し、記録ヘツドのゼロ位置をけい線に合わ
せるようにしている。
その一例が第5図と第6図に示されている。上
記第5図によると、例えば入力端子Tを図示しな
い接地側へ短絡して被測定信号の入力を断にし、
入力増幅器1の出力側へオフセツト調整回路2か
らオフセツト電圧をを加えるようにしている。こ
の加えられたオフセツト電圧は、例えば加算器3
を介してA/Dコンバータ4に加えられたデイジ
タル信号に変換される。この変換された信号は制
御部5等を経てプリンタ6などに送られ、記録紙
上にゼロ位置が描かれる。この場合、例えば上記
オフセツト調整回路2内に設けられた可変抵抗7
の値をマニユアル操作などで変化させることによ
りオフセツト電圧の大きさを変え、記録紙上に描
かれるゼロ線の位置を上下に調整するようになつ
ている。
けい線合わせは第6図に示されているように、
例えばAの場合は記録紙8上のけい線L1とL2
間からスタートしたゼロ位置がけい線L2に合わ
せられた場合であり、Bの場合は、スタート位置
が上記Aと同様でけい線L4に合わせられた場合
である。下側のけい線L0又はL1などに合わせる
ことももちろん可能である。
この従来のゼロ位置シフト装置は簡単なアナロ
グ回路のみで構成されているので低価格であり、
また、抵抗3の調整操作によつてシフト範囲が自
由に変えられるという長所を有している。しかし
その反面、動いている記録紙のけい線に対しては
ゼロ位置が合わせにくく、正確に合わせようとす
ると時間がかかるため記録紙の消費量が増加す
る。また、急を要する測定などにおいては、短時
間でゼロ位置合わせができるように従来から望ま
れていた。
[考案の目的] この考案は上記の点に鑑みなされたもので、そ
の目的は、従来のゼロ位置シフト装置に比べてコ
スト上特に大きい負担となるような回路を付加す
ることなく、内蔵されているマイクロコンピユー
タを利用して自動的に記録ヘツドのゼロ位置をけ
い線に合わせることができるようにした記録計の
ゼロ位置シフト装置を提供することにある。
[実施例] 以下、この考案を添付図面に示された実施例に
より詳細に説明する。
第1図には、この考案よるゼロ位置シフト装置
の全体的な構成が示されている。
同図により各部の機能を説明すると、まず、入
力増幅器11に被測定信号が加えられない測定開
始前の状態において、オフセツト調整回路12か
ら適宜に調整されたオフセツト電圧が送出され、
加算器13に加えられる。この場合、上記したよ
うに測定開始前で被測定信号が入力されていない
ため、無信号時における記録ヘツドのゼロ位置が
このオフセツト電圧の大きさによつて定められ
る。このオフセツト電圧は加算器13を介して
A/Dコンバータ14に送られ、デイジタル値に
変換されて記録ヘツドのゼロ位置信号となる。
次に、補正指示回路16から補正指令信号が発
せられると、上記A/Dコンバータ14から送出
される記録ヘツドのゼロ位置信号の大きさに対し
て、けい線位置記憶手段17にあらかじめ格納さ
れている複数のけい線位置データの大きさが補正
値算出手段18において順次比較される。この実
施例においては、上記比較の結果例えばその差の
最も小さい値が補正値として出力され、補正値記
憶手段19によつてその値が保持されるようにな
つている。
測定が開始され、端子Tに被測定信号が加えら
れるとその増幅出力に上記オフセツト電圧が加算
されてA/D変換される。入力データ補正手段2
0においては、上記補正値記憶手段19から入力
される補正値データにより上記A/D変換信号デ
ータがずらされ、そのゼロ位置が最近接したけい
線位置にシフトされた信号データとなつて波形記
録部24へ送出される。波形記録部24内におい
ては、この入力信号データがデコーダ等を介して
記録ヘツド駆動回路などへ転送されるようになつ
ている。したがつてこの信号データにより波形記
録を行えば、記録ヘツドのゼロ位置が自動的に最
近接したけい線と一致するようになる。
次に、第2図を参照しながらこのゼロ位置シフ
ト装置の回路構成を説明する。同図において、被
測定信号は入力端子Tを介して例えば入力増幅器
11に加えられる。この入力増幅器11の後段に
は、例えば(+)入力端側が接地された加算器1
4が設けられており、上記入力増幅器11の出力
はこの加算器14の(−)入力端に加えられるよ
うにされている。この加算器14の(−)入力端
には、例えばオフセツト調整回路12からのオフ
セツト電圧も加えられるようになつており、上記
入力増幅器11の出力と上記オフセツト調整回路
12からのオフセツト電圧はこの加算器13で加
算された後、その加算出力が例えば次段に設けら
れた8ビツトのA/Dコンバータ14に送られて
デイジタル信号に変換されるようになつている。
この実施例における上記入力増幅器11、オフ
セツト調整回路12、加算器13、A/Dコンバ
ータ14等は、それぞれ上記第5図に例示された
従来の入力増幅器1、オフセツト調整回路2、加
算器3、A/Dコンバータ4などと実質的には同
じ回路が適用されている。なお、上記オフセツト
調整回路12から送出されるオフセツト電圧の大
きさは、抵抗15のマニユアル操作で変えられる
ようにされているが、この実施例における上記抵
抗15は従来例におけるけい線合わせの微細調整
用のものとは異なり、例えば記録紙の上方とか又
は中央付近とかなどと大まかにゼロ点を移動させ
るためのものであるから必ずしも連続可変の必要
はなく、切換器などを用いて抵抗値をステツプ状
に変化させてもよい。
上記A/Dコンバータ14から送出されるデイ
ジタル変換信号は、マイクロコンピユータ23に
おいてゼロ位置のシフト処理がなされ、波形記録
部24に送られてその波形が記録される。
このマイクロコンピユータ23は、例えば
ROM17、CPU18,20、RAM19、入力
ポート21、および出力ポート22等を備えた8
ビツトのはん用マイクロコンピユータであつて、
ROM17には、上記A/Dコンバータ14から
の出力データに対する演算処理プログラムと上記
けい線位置データなどが格納されている。また
RAM19には、上記ゼロ位置を最近接するけい
線位置にシフトするための補正値データが記憶さ
れるようになつている。
このマイクロコンピユータ23には、例えば押
ボタン形式のゼロスイツチ25と抵抗26等を備
えた補正指示回路16と、同様に押ボタン形式の
スタートスイツチ27などが接続されている。
ここで、上記したように被測定信号を断にして
ゼロスイツチ25を押すと、それまで入力ポート
21を介してCPU18,20に加えられていた
例えばレベル1の電圧がレベル0にされる。これ
によりCPU18,20は作動を開始し、ROM1
7に格納されているけい線位置データを読み出し
てA/Dコンバータ14から入力されるゼロ位置
データと順次その差を演算比較する。
この場合、上記実施例においては第3図に示さ
れるように、記録紙8の上下方向の有効幅を例え
ば、最下位けい線L0から最上位けい線L10までの
11本のけい線で10分割し、最下位けい線L0の位
置データを3、けい線L1の位置データを28、け
い線L2の位置データを53というように、以下順
次間隔が25ごとに各けい線の位置データを設定
し、最上位けい線L10の位置データを253として
ROM17に格納されている。
上記ゼロスイツチ25を押したとき、A/Dコ
ンバータ14から出力されるゼロ位置がたまたま
第3図の点Pで、その位置データの演算値が120
であつたとすると、この120の値と各けい線の位
置データ3,28,53,……との差がCPU18,
20によつて演算、比較される。その結果、例え
ばけい線L5の位置データとの差128−120=8が
最小値として算出されると、この値が補正値とし
てRAM19に記憶される。
次に、端子Tから被測定信号を入力し、スター
トスイツチ27を押して測定を開始させると、
CPU18,20においては、A/Dコンバータ
14から入力される被測定信号のデイジタル変換
データにRAM19から読み出された上記補正値
8が加えられる。これにより、被測定信号のゼロ
位置を示す点Pは自動的にけい線L5の位置にシ
フトされ、このけい線L5をゼロ位置とした被測
定信号が出力ポート22を介して波形記録部24
に送られる。
上記の例において、各けい線の位置データと点
Pの位置データとを演算、比較した場合、点Pの
位置が例えばけい線LoとLo+1の間にあつたものと
すると、それらの位置データP′とLo′,Lo+1′との
間には、 Lo′<P′<Lo+1′ ……(1) で、かつ P−Lo′<25 ……(2) Lo+1′−P′<25 ……(3) の関係であり、その他のけい線位置データLo-1′,
Lo-2′……、又はLo+2′,Lo+3′,……等に対して
はその差が25より大きくなるから上記(2),(3)の式
は成立しない。したがつて、けい線LoとLo+1、第
3図の例ではけい線L4とL5との間にゼロ点位置
Pがあることは容易に判別できる。
また、ゼロ点Pの位置をけい線Lo又けい線Lo+1
のどちらに合わせるか、第3図の例では、けい線
L5にシフトアツプするかけい線L4にシフトダウ
ンするかは次のように判別する。
例えば、位置データを比較して、 Lo+1′−P′≦12 又は、 P′−Lo′>13 ならばけい線Lo+1、すなわちけい線L5の位置にシ
フトアツプし、 Lo+1−P>13 又は、 P′−Lo′≦12 ならばけい線Lo、すなわちけい線L4の位置にシ
フトダウンさせる。
上記第3図の例においては、シフトアツプの補
正値は8であつてゼロ点位置データP′に加算され
るが、仮にゼロ点位置データP′が110であつたと
すると、 128−110=18>13 (Lo+1′)(P′) となり、けい線Lo、すなわちけい線L4の位置へ
シフトダウンされる。このシフトダウンの補正値
は、 25−18=7 となり、上記ゼロ点位置データ110の値から例え
ば7が減算されて103となる。参考までにこの演
算処理プロセスのフローチヤートを第4図に示
す。
なお、上記オフセツト調整回路12内の抵抗1
5の値を適宜に調整することによりゼロ点Pの初
期位置を記録紙8の上下方向の有効幅内で任意に
設定できることは言うまでもない。
[考案の効果] 以上、詳細に説明したように、この考案による
ゼロ位置シフト装置によれば、被測定信号の波形
を記録紙等に描かせた場合、そのゼロ位置を所望
とするけい線に自動的に一致させることができ
る。
したがつて、ゼロ位置合わせのためむだに記録
紙を消費するようなことが無くなり、ランニング
コストの向上に極めて有効である。また、緊急を
要するような測定においても、最寄りのけい線に
いわゆるワンタツチ式でゼロ位置の初期設定がな
されるから、直ちに測定を開始することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし、第4図はいずれもこの考案によ
る記録計等のゼロ位置シフト装置の実施例に係
り、第1図はその機能構成図、第2図は回路のブ
ロツク線図、第3図は記録紙上におけるゼロ位置
シフトの説明図、第4図はマイクロコンピユータ
によりゼロ位置を制御する場合のフローチヤー
ト、第5図は従来のゼロ位置合わせ装置のブロツ
ク線図、第6図は上記第5図による従来装置のゼ
ロ位置合わせの説明図である。 図中、12はオフセツト調整回路、13は加算
器、14はA/Dコンバータ、15は抵抗、17
はけい線位置記憶手段、18は補正値算出手段、
19は補正値記憶手段、20は入力データ補正手
段である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被測定アナログ信号をデイジタル変換し、その
    ゼロ位置を記録紙上に描かれた複数のけい線中の
    所望のけい線に一致させて波形記録を行なう記録
    計等のゼロ位置シフト装置であつて、 直流電源から任意のレベルのオフセツト電圧を
    形成するオフセツト調整回路と、 該オフセツト調整回路から送出される上記オフ
    セツト電圧を被測定信号に加える加算器と、 該加算器からのアナログ出力をデイジタル信号
    に変換するA/Dコンバータと、 上記記録紙上に描く複数のけい線の位置データ
    をあらかじめ格納しておくけい線位置記憶手段
    と、 上記被測定信号の無入力時に、上記A/Dコン
    バータから送出される上記オフセツト電圧のデイ
    ジタルデータと上記けい線位置記憶手段に格納さ
    れている各けい線位置データとの差を演算してそ
    の最小値を補正値記憶手段に入力する補正値算出
    手段と、 上記被測定信号の入力時には該入力信号データ
    に上記補正値記憶手段からの最小値を加算又は減
    算して上記オフセツトデータを最近接する上記け
    い線位置データに合わせる入力データ補正手段と
    を備えていることを特徴とする記録計等における
    ゼロ位置シフト装置。
JP7728985U 1985-05-24 1985-05-24 Expired - Lifetime JPH052824Y2 (ja)

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JPS61193378U JPS61193378U (ja) 1986-12-02
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