JPH05281930A - 表示灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源を備えた表示灯用の照明器具の使用を省
略するとともに、一つのパネルによって任意のパターン
の表示を可能にすることを目的とする。 【構成】 液晶パネルに点状の液晶エレメントを縦横に
多数配列して表示灯パネルを構成する。各液晶エレメン
トを個々に駆動する駆動装置と、表示灯に必要な複数の
表示パターンを記憶している記憶装置と、表示パターン
を任意に選択する選択装置とを備える。選択装置によっ
て記憶装置から選択された表示パターンにしたがって、
その表示パターンが画かれるように駆動装置を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の詳細な説明】本発明は表示灯装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】表示灯例えば誘導灯のパネルは、例えば
室内通路型のものでは、図１に示すように、白地のパネ
ル１に、緑色で人が走行している図形２と、非常口を意
味する文字３とを主体とする表示を画くようにしてあ
り、これに図に例示した左方向の矢印４の他に、右方向
の矢印または左右両方向の矢印にいずれかを併示した３
パターンのパネルが使用されている。また避難口型のも
のでは、緑地のパネルに、白抜で人が走行している図形
と、非常口を意味する文字とを主体とする表示を画くよ
うにしてあり、これに左方向の矢印、右方向の矢印、ま
たは左右両方向の矢印のいずれかを併示したもの、およ
びいずれの矢印をも示さない４パターンのパネルが使用
されている。

【０００３】従来では前記した７パターンのパネルから
誘導灯の設置場所に応じて、ひとつのパネルを選択し
て、蛍光灯のような光源を備えた誘導灯用の照明器具に
取り付けて使用するようにしている。そのため誘導灯用
の照明器具の他に、予め合計７パターンのパネルを用意
しておかなければならない不便がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、光源を備え
た表示灯用の照明器具の使用を省略するとともに、一つ
のパネルによって任意のパターンの表示を可能にするこ
とを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、液晶パネルに
点状の液晶エレメントを縦横に多数配列して表示灯パネ
ルを構成するとともに、前記各液晶エレメントを個々に
駆動する駆動装置と、表示灯に必要な複数の表示パター
ンを記憶している記憶装置と、前記表示パターンを任意
に選択する選択装置とを備え、前記選択装置によって前
記記憶装置から選択された表示パターンにしたがって、
その表示パターンが画かれるように前記駆動装置を制御
するようにしてなることを特徴とする。

【０００６】

【作用】表示灯の表示パターンとして要求される各パタ
ーンは、記憶装置にすべて記憶されている。そのパータ
ンを選択装置が選択すると、その選択されたパターンを
表示するのに必要な液晶エレメントが駆動回路によって
駆動される。これによって選択されたパターンが表示灯
パネルに表示されるようになる。

【０００７】これによれば表示灯の表示パターンとして
要求される各パターンを画いたパネルを予め用意してお
く必要はなくなり、液晶パネルからなる一つのパネルを
用意しておくだけで、任意のパターンを表示することが
できるようになる。そしてこのような液晶パネルを使用
することによって、従来のように蛍光灯のような光源を
備えた照明器具を不要とすることができる。

【０００８】

【実施例】本発明の実施例を図によって説明する。図２
は図１のうちの一部たとえば鎖線で囲った領域を拡大し
て示したもので、液晶パネルに点状の液晶エレメント５
を縦横に多数配列して誘導灯パネル６が構成されてい
る。７は各液晶エレメント５を個々に駆動する駆動装
置、８は誘導灯に必要な複数の表示パターンを記憶して
いる記憶装置、９は前記表示パターンを任意に選択する
選択装置である。

【０００９】液晶エレメント５の駆動（電圧のオン、オ
フ）方式には、単純マトリックス方式およびアクティブ
・マトリックス方式があるが、いずれの方式を選択して
もよい。

【００１０】記憶装置８に記憶されている誘導灯の表示
パターンとして要求される各パターンは、選択装置９に
よって任意に選択される。パターンが選択されると、そ
の選択されたパターンを表示するのに必要な液晶エレメ
ント５が駆動回路７によって駆動される。これによって
選択されたパターンが誘導灯パネル６に表示されるよう
になる。図２中の太線で囲った領域にある液晶エレメン
トが駆動された液晶エレメントである。

【００１１】このようにして誘導パネル６により所要の
パターンを表示するようにすれば、従来のように誘導灯
の表示パターンとして要求される各パターンを画いたパ
ネルを予め用意しておく必要はなくなり、液晶パネルか
らなる一つのパネルを用意しておくだけで、任意のパタ
ーンを表示することができるようになる。そしてこのよ
うな液晶パネルを使用して各パターンを表示することに
よって、従来のように蛍光灯のような光源を備えた照明
器具を不要とすることができる。

【００１２】なお各図形、文字、地色などに白、黒以外
の色で表示する必要があるときは、液晶パネルに赤、
緑、青のカラーフィルターを組み込むことによって、カ
ラー表示を行なうようにすればよい。このようにするこ
とにより、誘導灯以外の他の表示灯たとえばサイン灯な
どにも本発明は使用できる。

【００１３】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、表
示灯を構成するにあたり、従来のような光源を備えた表
示灯用の照明器具は不要となり、また一つのパネルによ
り表示灯として要求される任意のパターンを選択的に表
示することができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】表示灯のパネルの一例を示す正面図である。

【図２】本発明の実施例を示すブロック線図である。

【符号の説明】

５ 液晶エレメント ６ 誘導灯パネル ７ 駆動装置 ８ 記憶装置 ９ 選択装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 液晶パネルに点状の液晶エレメントを縦
   横に多数配列して表示灯パネルを構成するとともに、前
   記各液晶エレメントを個々に駆動する駆動装置と、表示
   灯に必要な複数の表示パターンを記憶している記憶装置
   と、前記表示パターンを任意に選択する選択装置とを備
   え、前記選択装置によって前記記憶装置から選択された
   表示パターンにしたがって、その表示パターンが画かれ
   るように前記駆動装置を制御するようにしてなる表示灯
   装置。