JPH05280729A - 石油暖房機の固定タンク - Google Patents

石油暖房機の固定タンク

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JPH05280729A
JPH05280729A JP7700392A JP7700392A JPH05280729A JP H05280729 A JPH05280729 A JP H05280729A JP 7700392 A JP7700392 A JP 7700392A JP 7700392 A JP7700392 A JP 7700392A JP H05280729 A JPH05280729 A JP H05280729A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジタンクの燃料切れによる消火後
も、カートリッジタンクへの燃料補給をせず、短時間燃
焼ができる石油暖房機の固定タンクを得る。 【構成】 固定タンク25内を仕切板39によりポンプ
側固定タンク47とカートリッジタンク側固定タンク4
8とに二分割し、仕切板39には上下に2つの上・下油
穴41、42を設ける。そして、下部油穴42にはカー
トリッジタンク33の重量で開閉する閉止弁43を取り
付け、カートリッジタンク33を取ることにて閉止弁4
3が開きカートリッジタンク側固定タンク48よりポン
プ側固定タンク47に燃料が流れ込むようにする。 【効果】 固定タンク二分割構造にすることにて、燃料
切れ時にはカートリッジタンク側固定タンクよりポンプ
側固定タンクへ燃料が流れ、短時間の燃焼ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、石油暖房機等に使用
される固定タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9および図10は例えば特開平3−2
30009号公報に示された従来の石油暖房機の固定タ
ンクを示す断面図であり、図において1は石油暖房機の
本体、2はこの石油暖房機の本体内に設けられた燃焼機
部1aである燃焼筒部分、3はこの燃焼筒部分を冷却熱
交換する為の送風ファン、4は上記燃焼機部1aへ燃焼
空気を送るブロアー、5は燃焼を制御する制御BOX、
6は燃料供給用カートリッジタンク、7はこのカートリ
ッジタンクを受ける位置に固定された固定タンク、8は
この固定タンク内より上記燃焼機部1aに燃料を給油す
るポンプで、下部に吸込口9、上部に上記制御BOX5
に接続され、このポンプを電動する端子10を設けてい
る。11はこのポンプから上記燃焼筒部分2へ連設され
た送油パイプ、12は上記カートリッジタンク6の給油
口金、13はこの給油口金に溶接された板、14は上記
給油口金12部の閉止弁、15は上記板11aとにて閉
止弁14を付勢するスプリング、16は上記固定タンク
7の上蓋で、固定タンク7と溶接され、開口17が設け
られている。18はこの上蓋の開口17に挿入された油
受けフィルタ本体、19はこの油受けフィルタ本体に備
えられたフィルタ部、20は上記油受けフィルタ本体1
8の底部にて設けられた凸形からなる突部で、上記閉止
弁と当接されるものである。
【0003】従来の石油暖房機の固定タンクは上記のよ
うに構成され、燃焼に必要な空気はブロアー4より燃焼
機部2aに送られ、燃焼して発生した熱と排気ガスは燃
焼筒部分2を通り、排気ガスは排気口より排気される。
また、熱は本体1背面に取り付けられた送風ファン3に
より室内空気を燃焼筒部分2に当てることにより温風に
変えられ暖房用気流となる。ここで、燃料供給であるが
油受けフィルタ本体18に燃料の入ったカートリッジタ
ンク6を挿入すると油受けフィルタ18の底部の突部2
0によりカートリッジタンク6の給油口金12の閉止弁
14が押えられることにより燃料はカートリッジタンク
6の中より流出して一定の油面が保たれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の石
油暖房機の固定タンクでは、燃焼を継続するとカートリ
ッジタンク6中の燃料がなくなり、次には固定タンク7
に蓄えられている燃料を使い燃焼を継続し、固定タンク
7の燃料がなくなると消火する。使用者にとっては、使
用する時間帯においては後短時間暖房できれば良い場合
でも、寒い中カートリッジタンク6に燃料を補給しない
と使用できなく、非常に使い勝っ手が悪いという課題が
あった。
【0005】この発明は係る課題を解決するためになさ
れたもので、使用中カートリッジタンクの燃料切れが発
生しても、短時間の間ならカートリッジタンクに燃料補
給することなく暖房ができ、より使い勝っ手の良い石油
暖房機の固定タンクを得ることを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る石油暖房
機の固定タンクは、燃料供給用のカートリッジタンク
と、このカートリッジタンクを上方に載置する油受けフ
ィルタと、この油受けフィルタを支える固定タンク上蓋
と、カートリッジタンクより流出した燃料を蓄える固定
タンクとを備え、上記固定タンク内に固定タンク内を分
割するとともに、上部に上部油穴、下部に下部油穴を有
する仕切板と、上記下部油穴を固定タンク上蓋と上記カ
ートリッジタンクとの間に挟持され上方向への付勢力を
有する弾性部材を介してカートリッジタンクの重量によ
り押圧され、封止する閉止弁を設けたものである。
【0007】また、仕切板を固定タンクの底部より下部
油穴を有して固定タンクの全高より短寸法にて設けたも
のである。
【0008】また、固定タンク上蓋との間にて上方向へ
の付勢力を有する弾性部材を挟持するフランジを周設し
た油受けフィルタを固定タンクに内設するとともに、固
定タンクを分割するように上記油受けフィルタを囲み側
壁と底部に油穴を穿設した仕切箱を設けたものである。
【0009】
【作用】この発明においては、燃料供給用のカートリッ
ジタンクと、このカートリッジタンクを上方に載置する
油受けフィルタと、この油受けフィルタを支える固定タ
ンク上蓋と、カートリッジタンクより流出した燃料を蓄
える固定タンクとを備え、上記固定タンク内に固定タン
ク内を分割するとともに、上部に上部油穴、下部に下部
油穴を有する仕切板と、上記下部油穴を固定タンク上蓋
と上記カートリッジタンクとの間に挟持され上方向への
付勢力を有する弾性部材を介してカートリッジタンクの
重量により押圧され、封止する閉止弁を設けたことよ
り、下部油穴は通常カートリッジタンクの重量にて閉止
弁によって封止され、燃焼によりカートリッジタンク内
の燃料がなくなり消火後、カートリッジタンクを油受け
フィルタより抜き取ると弾性部材の付勢力により閉止弁
が上方へ移動し、下部油穴が開状態となる。
【0010】また、仕切板を固定タンクの底部より下部
油穴を有して固定タンクの全高より短寸法にて設けたこ
とより、下部油穴は通常カートリッジタンクの重量にて
閉止弁によって封止され、燃焼によりカートリッジタン
ク内の燃料がなくなり消火後、カートリッジタンクを油
受けフィルタより抜き取ると弾性部材の付勢力により閉
止弁が上方へ移動し、下部油穴が開状態となる。
【0011】また、固定タンク上蓋との間にて上方向へ
の付勢力を有する弾性部材を挟持するフランジを周設し
た油受けフィルタを固定タンクに内設するとともに、固
定タンクを分割するように上記油受けフィルタを囲み側
壁と底部に油穴を穿設した仕切箱を設けたことより、カ
ートリッジタンクの重量により油受けフィルタが固定タ
ンク内にて固定され、固定タンク内へ燃料が供給される
とともに、燃料の一部が仕切箱内に蓄えられる。そし
て、カートリッジタンク内の燃料がなくなり消火後、カ
ートリッジタンクを油受けフィルタより抜き取ると弾性
部材の付勢力により油受けフィルタが上方へ移動し、仕
切箱内の燃料が油穴より固定タンク内へ流れる。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1および図2はこの発明の実施例1を示す
図であり、図において8〜11は上記従来例と同一また
は相当部分を示し、25は固定タンクで、有底状からな
る。26はこの固定タンクの固定タンク上蓋で、両端が
固定タンク25に接合されており、ポンプ8が挿入され
るポンプ穴27、後述される閉止弁が挿入される弁穴2
8および後述される油受けフィルタ本体が挿入されるフ
ィルタ穴29が穿設されている。30は油受けフィルタ
本体で、略U字状よりなり下部底面にフィルタメッシュ
部31と中央に後述されるカートリッジタンクの封止弁
を押圧する凸部32を設けている。33はカートリッジ
タンクで、一方に給油口34を設けている。35はこの
給油口に嵌合される給油口金で、内部に横架するように
固着された板36、この板より下方へ突設され逆さT字
形からなる封止弁37およびこの封止弁に巻回され、封
止弁37を下方へ付勢する第1の弾性部材38を有す
る。39は仕切板で、上記固定タンク25内にて垂直
に、且つ固定タンク25内を二分するよう設けられ、上
端がL字形に、下端が階段状からなる段差部40を介し
て固定タンク25に固着されている。なお、この段差部
は上記弁穴28と対向する位置に有る。41はこの仕切
板に穿設された上部油穴で、位置としては上記油受けフ
ィルタ本体30の底部と対向する位置となっている。4
2は下部油穴で上記段差部40に穿設されている。43
は閉止弁で、一端が上記下部油穴42を封止する寸法か
らなる第1の弁44と、他端が上記固定タンク上蓋26
とカートリッジタンク33との間に挟持され、上方向へ
の付勢力を有する第2の弾性部材45を固定タンク上蓋
26との間に挟持した第2の弁46を持つ略I字形から
なる。47、48は上記仕切板39にて仕切られた固定
タンク25内のポンプ側固定タンクと、カートリッジタ
ンク側固定タンク、49は燃料で、石油からなるもので
ある。
【0013】上記のように構成された石油暖房機の固定
タンクは、固定タンク25に燃料49の入ったカートリ
ッジタンク33を挿入すると、カートリッジタンク33
の給油口金35部分は固定タンク25の固定タンク上蓋
26に挿入されている油受けフィルタ本体30に挿入さ
れる。そして、凸部32によりカートリッジタンク33
の給油口金35の封止弁37がカートリッジタンク33
側へ押圧されることにて、封止弁37部分に隙間が発生
して燃料49が流出する。燃料は油受けフィルタ本体3
0のフィルタメッシュ部31を通過して固定タンク25
へ流れはじめる。なお、カートリッジタンク33を固定
タンク25内へ挿入した時点において、カートリッジタ
ンク33の重量により、閉止弁43は仕切板39の下部
油穴42を封止しているため、燃料49は仕切板39の
上部油穴41より流入して、オイルポンプ側固定タンク
47に蓄えられる。そして、燃料49はカートリッジタ
ンク33の給油口金35位置の水平面で保たれている。
さらに、温風暖房機を運転することにより燃料49を消
費してカートリッジタンク33内の燃料49がなくなる
と、固定タンク25内の油面は図1のA位置より低下し
て仕切板39の上部油穴41の下側水平面までは仕切ら
れた両タンク47、48内の燃料49で消費されるが、
さらに運転を継続すると燃料49はポンプ側固定タンク
47の燃料49のみを使用して運転を継続し燃料49が
ポンプ8の吸込口9までなくなると温風暖房機は消火し
て運転を停止する。そして、温風暖房機を短時間運転す
るにはカートリッジタンク33を温風暖房機より外すと
カートリッジタンク33の重量で下部油穴42を封止し
ていた閉止弁43が、第2の弾性部材45が元状態に復
元するため、閉止弁43は上方側へ移動し、移動するこ
とにより、今まで封止されていた仕切板39の下部油穴
42が開き、カートリッジタンク側固定タンク48に蓄
えられていた燃料49が、下部油穴42よりポンプ側固
定タンク47へ流れ込み、燃料49の油面はポンプ8の
吸込口9より上方になり燃焼を継続することができる。
【0014】実施例2.図3〜図5はこの発明の実施例
2を示す図であり、上記実施例1では仕切板39の両端
を固定タンク25内の上・底部の内壁に固着する長さに
て形成し、上部油穴41および下部油穴42を設けた
が、図3〜図5に示すように底部より下部油穴41を有
して固定タンク25の全高より短寸法、すなわち固定タ
ンク25の底部よりタンク中間までの長さとした第2の
仕切板55から形成するものである。
【0015】上記のように構成された実施例2の石油暖
房機の固定タンクにおいては、上記実施例1と同様に固
定タンク25の油受けフィルタ本体30内にカートリッ
ジタンク33が挿入され、封止弁37と凸部32とによ
り燃料49が固定タンク25内へ流出する。そして、燃
料49は油受けフィルタ本体30のフィルタメッシュ部
31を通過して固定タンク25へ流れはじめる。この
時、固定タンク25を途中まで分割した第2の仕切板5
5において、はじめ燃料49は油受けフィルタ本体30
側の固定タンク25に燃料が蓄えられて、次に燃料49
は第2仕切板55を越えてポンプ側固定タンク47に蓄
えられて油面はカートリッジタンク33の給油口金35
の位置で保たれている。なお、カートリッジタンク33
を固定タンク25に挿入した時点において、カートリッ
ジタンク33の重量により、固定タンク上蓋26を貫通
した閉止弁43は、第2の仕切板55の下部油穴42を
封止しているため燃料49は、第2の仕切板55を越え
てポンプ側固定タンク48に蓄えられる。そして、温風
暖房機を運転することにより、燃料を消費してカートリ
ッジタンク33の燃料49がなくなると、固定タンク2
5の油面はポンプ8側では吸込口9の油面Cまで低下す
る。また、一方第2の仕切板55で仕切られた油受けフ
ィルタ本体30側の油面Bは第2の仕切板55の上端の
高さで保持されている。この状態で燃焼は継続すること
ができなく消火して運転を停止する。そして、温風暖房
機を短時間運転するには、カートリッジタンク33を温
風暖房機より外すことによりカートリッジタンク33の
重量で下部油穴42を封止していた閉止弁43が第2の
弾性部材45が元状態に復元するため、閉止弁43は上
方側に移動し、今まで封止されていた第2の仕切板55
の下部油穴42が開放されることにより、油受けフィル
タ本体30側に蓄えられていた燃料49が下部油穴42
よりポンプ側固定タンク47へ流れ込み、燃料49の油
面はポンプ8の吸込口9より上方になり燃焼を継続する
ことができる。
【0016】実施例3.図6〜図8はこの発明の実施例
3を示す図であり、図において60は仕切箱で、固定タ
ンク上蓋26より固定タンク25内へ油受けフィルタ本
体30を内設して設けられ、上記固定タンク25を上部
タンク61と下部タンク62とに仕切る。63はこの仕
切箱の側壁と底部に穿設された油穴で側部油穴64と底
部油穴65とからなる。66は油受けフィルタで、略U
字状よりなり下部底面にフィルタメッシュ部31と中央
にカートリッジタンク33の封止弁37を押圧する凸部
32を設けている。67はフランジで、この油受けフィ
ルタの上端に設けられ、固定タンク上蓋26と重合し、
且つ固定タンク上蓋26との間にて上方向へ付勢する第
3の弾性部材68を挟持し、上記カートリッジタンク3
3の自重により押圧されるものである。
【0017】上記のように構成された実施例3の石油暖
房機の固定タンクにおいては、上記実施例1と同様に固
定タンク25の油受けフィルタ本体30内にカートリッ
ジタンク33が挿入され、封止弁37と凸部32とによ
り燃料49が固定タンク25内へ流出する。そして、燃
料は油受けフィルタ本体30のフィルタメッシュ部31
を通過して固定タンク25内の上部タンク61内へ流れ
出して、燃料49は蓄えられる。この時、カートリッジ
タンク33を本体に挿入することにて、油受けフィルタ
66においてはカートリッジタンク33の重量により固
定タンク25中の仕切箱60側に押圧され仕切箱60の
底部油穴65は、油受けフィルタ66により閉塞されて
いる。その為に、カートリッジタンク33より流出した
燃料49は、固定タンク25内の上部タンク61に蓄え
られた後フィルタメッシュ31よりあふれだし、下側タ
ンク62に蓄えられる。燃料49はカートリッジタンク
33の給油口金35位置の水平面で保たれている。さら
に、温風暖房機を運転することにより燃料が消費されカ
ートリッジタンク33内の燃料49がなくなると、固定
タンク25内の上部タンク61より燃料49が下部タン
ク62へ流出しなくなり、図7のように下部タンク62
の油面はポンプ8の吸込口9の位置でポンプ8は燃料4
9を吸い込まなくなり消火する。この時、固定タンク2
5内の上部タンク61には、油受けフィルタ66により
底部油穴65aを閉塞していたことにより燃料49が残
っている。そこで、運転を継続するにはトリッジタンク
33を石油暖房機本体より抜くことにより、今までカー
トリッジタンク33の重量により第3の弾性部材68は
圧縮されて油受けフィルタ66と仕切箱60は密着して
いたが、カートリッジタンク33がない時は第3の弾性
部材68の復元力により油受けフィルタ66は、上方に
移動することにより油受けフィルタ66と仕切箱60と
の間に隙間が発生して、底部油穴65より固定タンク2
5内の上部タンク61に今まで蓄えられていた燃料49
が落下し固定タンク25内の下部タンク62に蓄えられ
る。その結果、図8に示すように今まで下部タンク62
内の油面Bはポンプ8の吸込口9の位置であったが、上
部タンク61より落下した燃料49により油面は油面D
まで上昇し燃焼を継続することができる。
【0018】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、固定タ
ンク内を二分割構造にすることにより、カートリッジタ
ンクの燃料切れが発生してもカートリッジタンクを本体
から外すのみで寒い中燃料補給をすることなく短時間の
燃焼が得られ、より使い勝っ手が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す断面図である。
【図2】この発明の実施例1を示し、カートリッジタン
クを外した時の断面図である。
【図3】この発明の実施例2を示す断面図である。
【図4】この発明の実施例2を示し、カートリッジタン
クの油欠時の状態を示す断面図である。
【図5】この発明の実施例2を示し、カートリッジタン
クを外した時の断面図である。
【図6】この発明の実施例3を示す断面図である。
【図7】この発明の実施例3を示し、カートリッジタン
クを油欠時の状態を示す断面図である。
【図8】この発明の実施例3を示し、カートリッジタン
クを外した時の断面図である。
【図9】従来の石油暖房機を示す断面図である。
【図10】従来の石油暖房機の固定タンクを示す断面図
である。
【符号の説明】
25 固定タンク 26 固定タンク上蓋 30 油受けフィルタ本体 33 カートリッジタンク 39 仕切板 41 上部油穴 42 下部油穴 43 閉止弁 45 第2の弾性部材 55 第2の仕切板 60 仕切箱 64 側部油穴 65 底部油穴 66 油受けフィルタ 67 フランジ 68 第3の弾性部材
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図9および図10は例えば特開平3ー2
30009号公報に示された従来の石油暖房機の固定タ
ンクを示す断面図であり、図において1は石油暖房機の
本体、2はこの石油暖房機の本体内に設けられた燃焼機
部1aである燃焼筒部分、3はこの燃焼筒部分を冷却熱
交換する為の送風ファン、4は上記燃焼機部1aへ燃焼
空気を送るブロアー、5は燃焼を制御する制御BOX、
6は燃料供給用カートリッジタンク、7はこのカートリ
ッジタンクを受ける位置に固定された固定タンク、8は
この固定タンク内より上記燃焼機部1aに燃料を給油す
るポンプで、下部に吸込口9、上部に上記制御BOX5
に接続され、このポンプを電動する端子10を設けてい
る。11はこのポンプから上記燃焼筒部分2へ連設され
た送油パイプ、12は上記カートリッジタンク6の給油
口金、13はこの給油口金に溶接された板、14は上記
給油口金12部の閉止弁、15は上記板13とにて閉止
弁14を付勢するスプリング、16は上記固定タンク7
の上蓋で、固定タンク7と溶接され、開口17が設けら
れている。18はこの上蓋の開口17に挿入された油受
けフィルタ本体、19はこの油受けフィルタ本体に備え
られたフィルタ部、20は上記油受けフィルタ本体18
の底部にて設けられた凸形からなる突部で、上記閉止弁
と当接されるものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】従来の石油暖房機の固定タンクは上記のよ
うに構成され、燃焼に必要な空気はブロアー4より燃焼
機部aに送られ、燃焼して発生した熱と排気ガスは燃
焼筒部分2を通り、排気ガスは排気口より排気される。
また、熱は本体1背面に取り付けられた送風ファン3に
より室内空気を燃焼筒部分2に当てることにより温風に
変えられ暖房用気流となる。ここで、燃料供給であるが
油受けフィルタ本体18に燃料の入ったカートリッジタ
ンク6を挿入すると油受けフィルタ本体18の底部の突
部20によりカートリッジタンク6の給油口金12の閉
止弁14が押えられることにより燃料はカートリッジタ
ンク6の中より流出して一定の油面が保たれる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】実施例2.図3〜図5はこの発明の実施例
2を示す図であり、上記実施例1では仕切板39の両端
を固定タンク25内の上・底部の内壁に固着する長さに
て形成し、上部油穴41および下部油穴42を設けた
が、図3〜図5に示すように底部より下部油穴42を有
して固定タンク25の全高より短寸法、すなわち固定タ
ンク25の底部よりタンク中間までの長さとした第2の
仕切板55から形成するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】上記のように構成された実施例3の石油暖
房機の固定タンクにおいては、上記実施例1と同様に固
定タンク25の油受けフィルタ本体30内にカートリッ
ジタンク33が挿入され、封止弁37と凸部32とによ
り燃料49が固定タンク25内へ流出する。そして、燃
料は油受けフィルタ本体30のフィルタメッシュ部31
を通過して固定タンク25内の上部タンク61内へ流れ
出して、燃料49は蓄えられる。この時、カートリッジ
タンク33を本体に挿入することにて、油受けフィルタ
66においてはカートリッジタンク33の重量により固
定タンク25中の仕切箱60側に押圧され仕切箱60の
底部油穴65は、油受けフィルタ66により閉塞されて
いる。その為に、カートリッジタンク33より流出した
燃料49は、固定タンク25内の上部タンク61に蓄え
られた後フィルタメッシュ31よりあふれだし、下側
タンク62に蓄えられる。燃料49はカートリッジタン
ク33の給油口金35位置の水平面で保たれている。さ
らに、温風暖房機を運転することにより燃料が消費され
カートリッジタンク33内の燃料49がなくなると、固
定タンク25内の上部タンク61より燃料49が下部タ
ンク62へ流出しなくなり、図7のように下部タンク6
2の油面はポンプ8の吸込口9の位置でポンプ8は燃料
49を吸い込まなくなり消火する。この時、固定タンク
25内の上部タンク61には、油受けフィルタ66によ
り底部油穴65を閉塞していたことにより燃料49が残
っている。そこで、運転を継続するにはカートリッジタ
ンク33を石油暖房機本体より抜くことにより、今まで
カートリッジタンク33の重量により第3の弾性部材6
8は圧縮されて油受けフィルタ66と仕切箱60は密着
していたが、カートリッジタンク33がない時は第3の
弾性部材68の復元力により油受けフィルタ66は、上
方に移動することにより油受けフィルタ66と仕切箱6
0との間に隙間が発生して、底部油穴65より固定タン
ク25内の上部タンク61に今まで蓄えられていた燃料
49が落下し固定タンク25内の下部タンク62に蓄え
られる。その結果、図8に示すように今まで下部タンク
62内の油面Bはポンプ8の吸込口9の位置であった
が、上部タンク61より落下した燃料49により油面は
油面Dまで上昇し燃焼を継続することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料供給用のカートリッジタンクと、こ
    のカートリッジタンクを上方に載置する油受けフィルタ
    と、この油受けフィルタを支える固定タンク上蓋と、カ
    ートリッジタンクより流出した燃料を蓄える固定タンク
    とを備え、上記固定タンク内に固定タンク内を分割する
    とともに、上部に上部油穴、下部に下部油穴を有する仕
    切板と、上記下部油穴を固定タンク上蓋と上記カートリ
    ッジタンクとの間に挟持され上方向への付勢力を有する
    弾性部材を介してカートリッジタンクの重量により押圧
    され、封止する閉止弁を設けたことを特徴とする石油暖
    房機の固定タンク。
  2. 【請求項2】 仕切板を固定タンクの底部より下部油穴
    を有して固定タンクの全高より短寸法にて設けたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の石油暖房機の固
    定タンク。
  3. 【請求項3】 固定タンク上蓋との間にて上方向への付
    勢力を有する弾性部材を挟持するフランジを周設した油
    受けフィルタを固定タンクに内設するとともに、固定タ
    ンクを分割するように上記油受けフィルタを囲み側壁と
    底部に油穴を穿設した仕切箱を設けたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の石油暖房機の固定タンク。
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