JPH05280687A - 火力、原子力発電プラント用機器 - Google Patents
火力、原子力発電プラント用機器Info
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- JPH05280687A JPH05280687A JP3061593A JP6159391A JPH05280687A JP H05280687 A JPH05280687 A JP H05280687A JP 3061593 A JP3061593 A JP 3061593A JP 6159391 A JP6159391 A JP 6159391A JP H05280687 A JPH05280687 A JP H05280687A
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- thermal power
- fluid
- nuclear power
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-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C21/00—Apparatus or processes specially adapted to the manufacture of reactors or parts thereof
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L58/00—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
- F16L58/02—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings
- F16L58/04—Coatings characterised by the materials used
- F16L58/08—Coatings characterised by the materials used by metal
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C13/00—Pressure vessels; Containment vessels; Containment in general
- G21C13/08—Vessels characterised by the material; Selection of materials for pressure vessels
- G21C13/087—Metallic vessels
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 火力、原子力発電プラントの湿り蒸気系統、
給・復水系統、ドレン系統を構成する炭素鋼製機器のエ
ロージョン・コロージョンによる減肉発生を防止した同
プラント用機器に関する。 【構成】 湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統を
構成する火力、原子力発電プラント用機器において、流
体と接する各機器の表面に系統中を流動する流体に対し
て化学的に安定な金属又はセラミックスの被膜を形成し
てなる火力、原子力発電プラント用機器。
給・復水系統、ドレン系統を構成する炭素鋼製機器のエ
ロージョン・コロージョンによる減肉発生を防止した同
プラント用機器に関する。 【構成】 湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統を
構成する火力、原子力発電プラント用機器において、流
体と接する各機器の表面に系統中を流動する流体に対し
て化学的に安定な金属又はセラミックスの被膜を形成し
てなる火力、原子力発電プラント用機器。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は火力、原子力発電プラン
トの湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統を構成す
る炭素鋼製機器(配管及びその付属機器である各種弁)
のエロージョン・コロージョンによる減肉発生を防止し
た同プラント用機器に関する。
トの湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統を構成す
る炭素鋼製機器(配管及びその付属機器である各種弁)
のエロージョン・コロージョンによる減肉発生を防止し
た同プラント用機器に関する。
【0002】
【従来の技術】火力、原子力発電プラントの湿り蒸気系
統、給・復水系統、ドレン系統で使用される機器、例え
ば配管や仕切弁、玉形弁、逆止弁等の各種弁の構成部品
の材料としては炭素鋼(鍛鋼、鋳鋼)が多く使用されて
いる。それら機器の流体の流動と接する部品を炭素鋼で
製作した場合、前記各部品の流体の流動と接する表面で
エロージョン・コロージョンが発生し、プラントの運用
長期化に伴って、エロージョン・コロージョンによる減
肉が進展して不都合が発生するケースが多くなってい
る。
統、給・復水系統、ドレン系統で使用される機器、例え
ば配管や仕切弁、玉形弁、逆止弁等の各種弁の構成部品
の材料としては炭素鋼(鍛鋼、鋳鋼)が多く使用されて
いる。それら機器の流体の流動と接する部品を炭素鋼で
製作した場合、前記各部品の流体の流動と接する表面で
エロージョン・コロージョンが発生し、プラントの運用
長期化に伴って、エロージョン・コロージョンによる減
肉が進展して不都合が発生するケースが多くなってい
る。
【0003】そのため火力、原子力発電プラントの湿り
蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統で使用される機器
は、定期的に開放点検を実施して、プラント運用に支障
を来すようなエロージョン・コロージョンによる減肉の
進展がないことを確認する必要があり、減肉の進展が設
計上許容される域を越える可能性がある場合、事前に減
肉の進展している部位の溶接による肉盛補修を行うか、
部品の取替を行っている。
蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統で使用される機器
は、定期的に開放点検を実施して、プラント運用に支障
を来すようなエロージョン・コロージョンによる減肉の
進展がないことを確認する必要があり、減肉の進展が設
計上許容される域を越える可能性がある場合、事前に減
肉の進展している部位の溶接による肉盛補修を行うか、
部品の取替を行っている。
【0004】又、減肉の進展速度が大であって、溶接に
よる肉盛補修や部品の取替を行う頻度が高くなる場合に
は、前記各部品を炭素鋼よりも耐エロージョン・コロー
ジョン性の高いCrMo鋼又はオーステナイト系ステン
レス鋼を使用して製作し直している。
よる肉盛補修や部品の取替を行う頻度が高くなる場合に
は、前記各部品を炭素鋼よりも耐エロージョン・コロー
ジョン性の高いCrMo鋼又はオーステナイト系ステン
レス鋼を使用して製作し直している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】火力、原子力発電プラ
ントの湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統を構成
する炭素鋼製の機器は膨大な物量であり、個々の機器を
定期的にUTにより点検を実施して、減肉の進展してい
る部位の溶接による肉盛補修や部品の取替を行った場
合、その費用は膨大なものとなる。又、各機器を炭素鋼
よりも耐エロージョン・コロージョン性の高いオーステ
ナイト系ステンレス鋼を使用して製作した場合、材料コ
ストが数倍となるために非経済的である。
ントの湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統を構成
する炭素鋼製の機器は膨大な物量であり、個々の機器を
定期的にUTにより点検を実施して、減肉の進展してい
る部位の溶接による肉盛補修や部品の取替を行った場
合、その費用は膨大なものとなる。又、各機器を炭素鋼
よりも耐エロージョン・コロージョン性の高いオーステ
ナイト系ステンレス鋼を使用して製作した場合、材料コ
ストが数倍となるために非経済的である。
【0006】本発明は上記技術水準に鑑み、エロージョ
ン・コロージョンによる減肉の発生しない火力、原子力
発電プラント用機器を提供しようとするものである。
ン・コロージョンによる減肉の発生しない火力、原子力
発電プラント用機器を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は (1)湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統を構成
する火力、原子力発電プラント用機器において、流体と
接する各機器の表面に系統中を流動する流体に対して化
学的に安定な金属又はセラミックの被膜を形成してなる
ことを特徴とする火力、原子力発電プラント用機器。
する火力、原子力発電プラント用機器において、流体と
接する各機器の表面に系統中を流動する流体に対して化
学的に安定な金属又はセラミックの被膜を形成してなる
ことを特徴とする火力、原子力発電プラント用機器。
【0008】(2)系統中を流動する流体が脱気純水の
場合、Ni−Crの下層被膜及びWC+Ni−Crの上
層被膜を大気プラズマ溶射により形成してなることを特
徴とする上記1記載の火力、原子力発電プラント用機
器。
場合、Ni−Crの下層被膜及びWC+Ni−Crの上
層被膜を大気プラズマ溶射により形成してなることを特
徴とする上記1記載の火力、原子力発電プラント用機
器。
【0009】(3)系統中を流動する流体が脱気純水の
場合、WC+Co又はWC+NiCrの単相被膜を高エ
ネルギガス溶射法であるジェットコート溶射により形成
してなることを特徴とする上記1記載の火力、原子力発
電プラント用機器。
場合、WC+Co又はWC+NiCrの単相被膜を高エ
ネルギガス溶射法であるジェットコート溶射により形成
してなることを特徴とする上記1記載の火力、原子力発
電プラント用機器。
【0010】(4)系統中を流動する流体が脱気純水の
場合、オーステナイト系ステンレス鋼の単相被膜を高エ
ネルギガス溶射法であるダイヤモンドジェット溶射によ
り形成してなることを特徴とする上記1記載の火力、原
子力発電プラント用機器。である。
場合、オーステナイト系ステンレス鋼の単相被膜を高エ
ネルギガス溶射法であるダイヤモンドジェット溶射によ
り形成してなることを特徴とする上記1記載の火力、原
子力発電プラント用機器。である。
【0011】本発明にいう火力、原子力発電プラント用
機器とは、湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統で
使用する配管や仕切弁、玉形弁、逆止弁などの弁箱、弁
座、弁体などを意味する。
機器とは、湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統で
使用する配管や仕切弁、玉形弁、逆止弁などの弁箱、弁
座、弁体などを意味する。
【0012】
【作用】図7、図8及び図9により、本発明の作用につ
いて説明する。図7は、火力、原子力発電プラントの湿
り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統で使用される各
種機器の内部で発生するエロージョン・コロージョンの
発生メカニズムを示す図である。
いて説明する。図7は、火力、原子力発電プラントの湿
り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統で使用される各
種機器の内部で発生するエロージョン・コロージョンの
発生メカニズムを示す図である。
【0013】炭素鋼等Feを主要元素とする金属の表面
を火力、原子力発電プラントで使用される脱気純水が流
動する場合、金属の表面には、Feの酸化によってFe
3 O 4 の被膜が生成されており、更にFe3 O4 の被膜
と脱気純水との間には、液境膜が存在していて、次式に
示す化学反応が起こっている。
を火力、原子力発電プラントで使用される脱気純水が流
動する場合、金属の表面には、Feの酸化によってFe
3 O 4 の被膜が生成されており、更にFe3 O4 の被膜
と脱気純水との間には、液境膜が存在していて、次式に
示す化学反応が起こっている。
【化1】
【0014】この化学反応式(1)において、右向きの
反応はFe3 O4 の還元溶解によるFe2+の脱気純水中
への流出であり、左向きの反応はFe3 O4 の析出であ
る。脱気純水が流動する場合には、右向きの反応が促進
される傾向にある。右向きの反応によってFe2+が脱気
純水中へ流出して、Fe3 O4 の被膜が失われると、F
eの酸化によって新たなFe3 O4 が生成され補われ
る。以上の化学的作用+物理的作用の繰返しによって、
金属が時間と共に侵食される現象をエロージョン・コロ
ージョンと呼んでいる。
反応はFe3 O4 の還元溶解によるFe2+の脱気純水中
への流出であり、左向きの反応はFe3 O4 の析出であ
る。脱気純水が流動する場合には、右向きの反応が促進
される傾向にある。右向きの反応によってFe2+が脱気
純水中へ流出して、Fe3 O4 の被膜が失われると、F
eの酸化によって新たなFe3 O4 が生成され補われ
る。以上の化学的作用+物理的作用の繰返しによって、
金属が時間と共に侵食される現象をエロージョン・コロ
ージョンと呼んでいる。
【0015】エロージョン・コロージョンによって金属
が侵食される現象を、液境膜の内部をFe3 O4 の溶解
還元によって生成されるFe2+が移動する現象であると
考えた場合、その進行速度は次式によって表わされる。 dm/dt=K(Cs−Cb) K=D/δ ここに、dm/dtはFe2+イオンの脱気純水中への移
動速度、Kは物質移動係数、Cs,CbはFe3 O4 表
面及び液境膜でのFe2+イオン濃度、Dは液膜境膜内で
のFe2+イオン拡散係数、δは液境膜の厚さである。
が侵食される現象を、液境膜の内部をFe3 O4 の溶解
還元によって生成されるFe2+が移動する現象であると
考えた場合、その進行速度は次式によって表わされる。 dm/dt=K(Cs−Cb) K=D/δ ここに、dm/dtはFe2+イオンの脱気純水中への移
動速度、Kは物質移動係数、Cs,CbはFe3 O4 表
面及び液境膜でのFe2+イオン濃度、Dは液膜境膜内で
のFe2+イオン拡散係数、δは液境膜の厚さである。
【0016】エロージョン・コロージョンによって金属
が侵食される速度を低減するためには、前記式中のFe
3 O4 表面のFe2+イオン濃度Csを小さくするか、又
は液境膜の厚さδを大きくすることが有効な方法であ
る。
が侵食される速度を低減するためには、前記式中のFe
3 O4 表面のFe2+イオン濃度Csを小さくするか、又
は液境膜の厚さδを大きくすることが有効な方法であ
る。
【0017】前者の方法を実現する手段としては、図8
に示すように金属へのCr等の添加により、金属の表面
にFe3 O4 の被膜の代りに不動態の被膜を生成して、
前記の化学反応が起こらないようにする。すなわち、従
来の技術で述べたように、部品の材料そのものを炭素鋼
よりも耐エロージョン・コロージョン性の高いオーステ
ナイト系ステンレス鋼にすることが一般的である。但
し、本発明が解決しようとする課題でも述べたように、
オーステナイト系ステンレス鋼は炭素鋼と比較して材料
コストが数倍となるために非経済的である。
に示すように金属へのCr等の添加により、金属の表面
にFe3 O4 の被膜の代りに不動態の被膜を生成して、
前記の化学反応が起こらないようにする。すなわち、従
来の技術で述べたように、部品の材料そのものを炭素鋼
よりも耐エロージョン・コロージョン性の高いオーステ
ナイト系ステンレス鋼にすることが一般的である。但
し、本発明が解決しようとする課題でも述べたように、
オーステナイト系ステンレス鋼は炭素鋼と比較して材料
コストが数倍となるために非経済的である。
【0018】一方、後者の方法を実現する手段として
は、液境膜そのものの厚さは容易にコントロールするこ
とができないので図9に示すように液境膜の代りに、金
属の表面にFe以外を主要元素とする金属又はセラミッ
クの被膜を設け、これを境膜とする、すなわち本発明に
おける系統中を流動する流体に対して、化学的に安定し
た金属又はセラミックの被膜を流体の流動と接する表面
に形成することが得策である。
は、液境膜そのものの厚さは容易にコントロールするこ
とができないので図9に示すように液境膜の代りに、金
属の表面にFe以外を主要元素とする金属又はセラミッ
クの被膜を設け、これを境膜とする、すなわち本発明に
おける系統中を流動する流体に対して、化学的に安定し
た金属又はセラミックの被膜を流体の流動と接する表面
に形成することが得策である。
【0019】更に、本発明において、系統中を流動する
流体に対して化学的に安定した金属の被膜の主要元素に
Cr等を添加することにより前者の方法による効果も同
時に期待することができる。
流体に対して化学的に安定した金属の被膜の主要元素に
Cr等を添加することにより前者の方法による効果も同
時に期待することができる。
【0020】なお、本発明において適用する金属又はセ
ラミックの被膜の種類としては、次の通りであり、これ
らはいずれも脱気純水に対して化学的に安定しているも
のであることを脱気純水中での浸漬試験によって確認済
のものである。
ラミックの被膜の種類としては、次の通りであり、これ
らはいずれも脱気純水に対して化学的に安定しているも
のであることを脱気純水中での浸漬試験によって確認済
のものである。
【0021】 Ni−Cr下層被膜/WC+Ni−C
r上層被膜(大気プラズマ溶射) Ni−Cr下層被膜はNi:Cr=80:20の組成の
ものが溶射時加熱によって溶融し易く、母材と溶融結合
することによって十分な付着強度が得られるので下地被
膜として好ましく、WC+Ni−Cr上層被膜としてW
Cを使用するのは耐腐食性、耐壊食性に優れているため
に使用するもので、WCのみでは溶融し難いのでNi−
Crを粒子間結合材として添加しているものである。一
般的にWC:Ni−Cr=1:2近傍の場合が強度が大
であるので特に好ましい。
r上層被膜(大気プラズマ溶射) Ni−Cr下層被膜はNi:Cr=80:20の組成の
ものが溶射時加熱によって溶融し易く、母材と溶融結合
することによって十分な付着強度が得られるので下地被
膜として好ましく、WC+Ni−Cr上層被膜としてW
Cを使用するのは耐腐食性、耐壊食性に優れているため
に使用するもので、WCのみでは溶融し難いのでNi−
Crを粒子間結合材として添加しているものである。一
般的にWC:Ni−Cr=1:2近傍の場合が強度が大
であるので特に好ましい。
【0022】また、下層被膜、上層被膜を設けるに際し
ては、まず機器表面母材に十分な付着強度を得ることが
できるNi−Cr下層被膜を全被膜の1/3程度設け、
その上にWCを含むNi−Cr被膜を設けるのがよい。
これによって母材、下層被膜、上層被膜間の強固な結合
状態が得られ、特に上層被膜中のWCがもつ流体に対す
る耐腐食性、耐壊食性を十分に活かすことができる。す
なわち、下層被膜:上層被膜の膜厚比は約1:2が最適
である。
ては、まず機器表面母材に十分な付着強度を得ることが
できるNi−Cr下層被膜を全被膜の1/3程度設け、
その上にWCを含むNi−Cr被膜を設けるのがよい。
これによって母材、下層被膜、上層被膜間の強固な結合
状態が得られ、特に上層被膜中のWCがもつ流体に対す
る耐腐食性、耐壊食性を十分に活かすことができる。す
なわち、下層被膜:上層被膜の膜厚比は約1:2が最適
である。
【0023】 WC+Co又はWC+Ni−Cr単相
被膜(ジェットコート溶射) WCは溶射時加熱によって溶融しにくいのでCo又はN
i−Crを粒子間結合材として添加する。溶射を大気プ
ラズマ溶射よりもWCの溶融率を大幅に向上することが
できるジェットコート(Jet Kote) 溶射によるので、W
Cに混入するCo又はNi−Crは少量でよく、88W
C+12Co,88WC+12Ni−Crが最適であ
る。
被膜(ジェットコート溶射) WCは溶射時加熱によって溶融しにくいのでCo又はN
i−Crを粒子間結合材として添加する。溶射を大気プ
ラズマ溶射よりもWCの溶融率を大幅に向上することが
できるジェットコート(Jet Kote) 溶射によるので、W
Cに混入するCo又はNi−Crは少量でよく、88W
C+12Co,88WC+12Ni−Crが最適であ
る。
【0024】ジェットコート溶射法とは、高エネルギガ
ス溶射法であり、マッハ5前後の極超音速ジェット燃焼
ガスにより極めてシャープで高密度の粉末溶射ができる
溶射法である。
ス溶射法であり、マッハ5前後の極超音速ジェット燃焼
ガスにより極めてシャープで高密度の粉末溶射ができる
溶射法である。
【0025】 オーステナイト系ステンレス鋼(ダイ
ヤモンドジェット溶射) 重量%で、Ni:10〜14%、Cr:16〜18%、
Mo:2〜3%、Fe:残部の組成を有するSUS31
6相当のオーステナイト系ステンレス鋼を高エネルギガ
ス溶射の一つであるダイヤモンドジェット溶射法によっ
て溶射する。
ヤモンドジェット溶射) 重量%で、Ni:10〜14%、Cr:16〜18%、
Mo:2〜3%、Fe:残部の組成を有するSUS31
6相当のオーステナイト系ステンレス鋼を高エネルギガ
ス溶射の一つであるダイヤモンドジェット溶射法によっ
て溶射する。
【0026】ダイヤモンドジェット(Diamond Jet)溶射
は高い運動エネルギと熱量の制御により密度が高く多孔
性でない被膜を形成し、高い密着力を示すと共に優れた
仕上り面を形成する溶射法である。
は高い運動エネルギと熱量の制御により密度が高く多孔
性でない被膜を形成し、高い密着力を示すと共に優れた
仕上り面を形成する溶射法である。
【0027】
(例1)本発明を火力、原子力発電プラント用配管に適
用した実施例について説明する。図1はエルボに適用し
た場合、図2は分岐管に適用した場合及び図3はコント
ロール弁下流側配管に適用した場合の各実施例の説明図
であり、斜線部が本発明の被膜を形成させた部位であ
る。
用した実施例について説明する。図1はエルボに適用し
た場合、図2は分岐管に適用した場合及び図3はコント
ロール弁下流側配管に適用した場合の各実施例の説明図
であり、斜線部が本発明の被膜を形成させた部位であ
る。
【0028】火力、原子力発電プラントの湿り蒸気系
統、給・復水系統、ドレン系統で使用される炭素鋼配管
において発生するエロージョン・コロージョンによる減
肉は、主としてエルボ、ベンド、分岐管、合流管等の曲
り流れを形成する配管と、その下流側に付設される配管
口径の約2倍の長さの範囲の直管、ならびにコントロー
ル弁、オリフィス等の絞り流れを形成する部品の下流側
に付設される配管で多く経験されている。
統、給・復水系統、ドレン系統で使用される炭素鋼配管
において発生するエロージョン・コロージョンによる減
肉は、主としてエルボ、ベンド、分岐管、合流管等の曲
り流れを形成する配管と、その下流側に付設される配管
口径の約2倍の長さの範囲の直管、ならびにコントロー
ル弁、オリフィス等の絞り流れを形成する部品の下流側
に付設される配管で多く経験されている。
【0029】従って、新たに設置されるところの系統を
構成する配管のエロージョン・コロージョンによる減肉
の進展を抑制するための対策を講ずる場合、前記のエロ
ージョン・コロージョンによる減肉が多く経験されてい
る各種の配管部品だけを対象として、その内面にあらか
じめ本発明の金属又はセラミックの被膜を形成しておく
ことが、より効果的かつ経済的な方法である。
構成する配管のエロージョン・コロージョンによる減肉
の進展を抑制するための対策を講ずる場合、前記のエロ
ージョン・コロージョンによる減肉が多く経験されてい
る各種の配管部品だけを対象として、その内面にあらか
じめ本発明の金属又はセラミックの被膜を形成しておく
ことが、より効果的かつ経済的な方法である。
【0030】又、既設品であって、ある程度減肉が進展
している部位の表面に、本発明の金属又はセラミックの
被膜を形成することにより、それ以上減肉が進展しない
ようにすることもでき、既設の部品をそのまま流用でき
ることから低コストの補修を行うこともできる。
している部位の表面に、本発明の金属又はセラミックの
被膜を形成することにより、それ以上減肉が進展しない
ようにすることもでき、既設の部品をそのまま流用でき
ることから低コストの補修を行うこともできる。
【0031】図1〜図3の斜線部には大気プラズマ法
による80Ni−20Cr下層被膜0.2mmとWC+
80Ni−20Cr(WC:Ni−Cr=1:2)上層
被膜0.4mm、ジェットコート法による88WC+
12Co被膜0.15mm又は88WC+12Ni−C
r被膜0.15mm、ダイヤモンドジェット法による
SUS316被膜0.4mmのいずれの被膜を形成する
ことによっても、その目的が達成できる。
による80Ni−20Cr下層被膜0.2mmとWC+
80Ni−20Cr(WC:Ni−Cr=1:2)上層
被膜0.4mm、ジェットコート法による88WC+
12Co被膜0.15mm又は88WC+12Ni−C
r被膜0.15mm、ダイヤモンドジェット法による
SUS316被膜0.4mmのいずれの被膜を形成する
ことによっても、その目的が達成できる。
【0032】(例2)本発明を火力、原子力発電プラン
ト用各種弁に適用した実施例について説明する。図4は
仕切り弁に適用した場合、図5は玉形弁に適用した場合
及び図6は逆止弁に適用した場合の各実施例の説明図で
あり、斜線部が本発明の被膜を形成させた部位である。
図4〜図6において、1は弁箱、2は弁座、3は弁体、
4は接続管を示す。
ト用各種弁に適用した実施例について説明する。図4は
仕切り弁に適用した場合、図5は玉形弁に適用した場合
及び図6は逆止弁に適用した場合の各実施例の説明図で
あり、斜線部が本発明の被膜を形成させた部位である。
図4〜図6において、1は弁箱、2は弁座、3は弁体、
4は接続管を示す。
【0033】なお、本発明の被膜を溶射によって形成す
る場合には、各部品の溶射による組立て完了後に行うの
が望ましく、例えば弁箱1と弁座2との溶接や、弁箱1
と接続配管4との溶接がこれに該当する。このことは溶
射形成された金属又はセラミックス被膜が溶接時の加熱
によって損傷することを防止するためである。
る場合には、各部品の溶射による組立て完了後に行うの
が望ましく、例えば弁箱1と弁座2との溶接や、弁箱1
と接続配管4との溶接がこれに該当する。このことは溶
射形成された金属又はセラミックス被膜が溶接時の加熱
によって損傷することを防止するためである。
【0034】図4〜図6の斜線部は前記例1で説明した
被膜の任意のものが形成され、例1と同様な効果を奏す
る。
被膜の任意のものが形成され、例1と同様な効果を奏す
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、火力、原子力発電プラ
ントの湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統を構成
する炭素鋼製の配管及び各種弁などの機器のエロージョ
ン・コロージョンによる減肉の発生を低コストにて防止
することができる。
ントの湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系統を構成
する炭素鋼製の配管及び各種弁などの機器のエロージョ
ン・コロージョンによる減肉の発生を低コストにて防止
することができる。
【図1】本発明をエルボに適用した実施例の説明図
【図2】本発明を分岐管に適用した実施例の説明図
【図3】本発明をコントロール弁下流側配管に適用した
実施例の説明図
実施例の説明図
【図4】本発明を仕切弁に適用した実施例の説明図
【図5】本発明を玉形弁に適用した実施例の説明図
【図6】本発明を逆止弁に適用した実施例の説明図
【図7】エロージョン・コロージョン発生のメカニズム
の説明図
の説明図
【図8】従来技術によるエロージョン・コロージョン発
生防止対策の作用の説明図
生防止対策の作用の説明図
【図9】従来技術によるエロージョン・コロージョン発
生防止対策の作用の説明図
生防止対策の作用の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土居 与志幸 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 中村 伸 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 石原 学 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 有岡 孝司 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 榧野 勇 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 湿り蒸気系統、給・復水系統、ドレン系
統を構成する火力、原子力発電プラント用機器におい
て、流体と接する各機器の表面に系統中を流動する流体
に対して化学的に安定な金属又はセラミックの被膜を形
成してなることを特徴とする火力、原子力発電プラント
用機器。 - 【請求項2】 系統中を流動する流体が脱気純水の場
合、Ni−Crの下層被膜及びWC+Ni−Crの上層
被膜を大気プラズマ溶射により形成してなることを特徴
とする請求項1記載の火力、原子力発電プラント用機
器。 - 【請求項3】 系統中を流動する流体が脱気純水の場
合、WC+Co又はWC+NiCrの単相被膜を高エネ
ルギガス溶射法であるジェットコート溶射により形成し
てなることを特徴とする請求項1記載の火力、原子力発
電プラント用機器。 - 【請求項4】 系統中を流動する流体が脱気純水の場
合、オーステナイト系ステンレス鋼の単相被膜を高エネ
ルギガス溶射法であるダイヤモンドジェット溶射により
形成してなることを特徴とする請求項1記載の火力、原
子力発電プラント用機器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3061593A JPH05280687A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 火力、原子力発電プラント用機器 |
US07/853,050 US5317610A (en) | 1991-03-26 | 1992-03-18 | Device for thermal electric and nuclear power plants |
EP92400843A EP0511035A1 (en) | 1991-03-26 | 1992-03-26 | Device for thermal electric and nuclear power plants |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3061593A JPH05280687A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 火力、原子力発電プラント用機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280687A true JPH05280687A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13175607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3061593A Withdrawn JPH05280687A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 火力、原子力発電プラント用機器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5317610A (ja) |
EP (1) | EP0511035A1 (ja) |
JP (1) | JPH05280687A (ja) |
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SE509387C2 (sv) * | 1996-02-23 | 1999-01-18 | Asea Atom Ab | Komponent för användning i en lättvattenreaktor, förfarande för ytbeläggning av komponenten, och användning av densamma |
US6128361A (en) * | 1996-03-26 | 2000-10-03 | General Electric Company | Coating for reducing corrosion of zirconium-based alloys induced by . .beta-particle irradiation |
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CN101783191B (zh) * | 2009-01-21 | 2012-05-16 | 中国核电工程有限公司 | 核电站用超级管道及其制造方法 |
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JPS5852488A (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-28 | Furukawa Kogyo Kk | 防蝕弁及び継手 |
JPS59104498A (ja) * | 1982-12-02 | 1984-06-16 | Toshiba Corp | 制御弁の弁体構造 |
CA1232827A (en) * | 1984-04-20 | 1988-02-16 | Yasumasa Furutani | Inhibition of deposition of radioactive substances on nuclear power plant components |
NO162957C (no) * | 1986-04-30 | 1990-03-14 | Norske Stats Oljeselskap | Fremgangsmaate for fremstilling av et kromoksydbelegg. |
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JPH02129367A (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-17 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 耐食性に優れた表面処理鋼管とその製造方法 |
US5057340A (en) * | 1990-04-20 | 1991-10-15 | Westinghouse Electric Corp. | Method of forming a coating on a reactor coolant pump sealing surface |
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-
1991
- 1991-03-26 JP JP3061593A patent/JPH05280687A/ja not_active Withdrawn
-
1992
- 1992-03-18 US US07/853,050 patent/US5317610A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-26 EP EP92400843A patent/EP0511035A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5317610A (en) | 1994-05-31 |
EP0511035A1 (en) | 1992-10-28 |
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