JPH05280169A - 屋根用除雪装置 - Google Patents

屋根用除雪装置

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JPH05280169A
JPH05280169A JP7979792A JP7979792A JPH05280169A JP H05280169 A JPH05280169 A JP H05280169A JP 7979792 A JP7979792 A JP 7979792A JP 7979792 A JP7979792 A JP 7979792A JP H05280169 A JPH05280169 A JP H05280169A
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JP
Japan
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roof
snow
roller
edge
cover member
Prior art date
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Pending
Application number
JP7979792A
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English (en)
Inventor
Masahiro Terunuma
征廣 照沼
Masao Hanawa
正夫 塙
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05280169A publication Critical patent/JPH05280169A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋根を覆うカバー部材をエンドレスに循環さ
せることにより雪を移送して除去する屋根用除雪装置を
提供する。 【構成】 家屋等の屋根2の頂部3と下部4とに平行に
設けられた回転ローラ9と、これら回転ローラ9に無端
状に掛け渡されて屋根2を覆うカバー部材12と、回転
ローラ9を回転駆動してカバー部材12の上辺部を屋根
2の頂部3から下部4側に移動させて上辺部上に積もっ
た雪を屋根外に除去するためのローラ回転駆動手段15
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋等の屋根に積もる
雪を除雪するための屋根用除雪装置に係り、特に、屋根
を覆うカバー部材をエンドレスに循環させることにより
雪を移送して除去する屋根用除雪装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】雪の多い地方では、冬季、家屋の屋根に
積もる雪を除雪する雪下ろし作業が行われる。家屋の屋
根の積雪は、ある程度以上になると、家屋を圧迫し、極
端な場合には家屋の倒壊をもたらすことにもなる。ま
た、積雪が多い場合は、屋根から一度に大量に落下して
くる雪のため通行人が怪我をすることもある。このよう
に屋根の積雪は危険なことがあるので、雪下ろしが必要
になる。一般に、雪下ろしは人力で行われる。即ち、人
が屋根に上って、スコップ等の道具を使用し、雪を地上
に掻き落としている。
【0003】一般に、家屋の屋根は、隆起させて形成さ
れ、その頂部から下部へ平斜面を有している。屋根下部
は、家屋の外周に沿って、或いは家屋の外周より突き出
されて軒を形成している。このような比較的なだらかな
平斜面を有する形状により、屋根上に降る雪は蓄積さ
れ、ある程度積雪すると屋根の斜面を滑って徐々に移動
し、軒より落下することで、自然に除雪される。したが
って、雪が少ない時には積極的に除雪をする必要はな
い。しかし、積もった雪が屋根上を移動する速度は遅い
ので、時間当たりの降雪量が多い時には、大量に積雪す
ることになる。このような場合に、上述のような雪下ろ
しと呼ばれる屋根の除雪作業の必要が生じることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、屋根の除雪
作業は、高所で行われることは勿論、上述のように屋根
が斜面であり、しかも、積雪している状態なので、足場
が悪く、大変に危険な作業である。吹雪き等の悪天候下
では、除雪作業はいっそう危険なものとなる。また、雪
の多い地方では、一晩の間に大量に積雪することが多い
が、大量の積雪が予測されても、夜間には危険なので除
雪作業をすることができない。とはいえ、初期のうちに
除雪しようとすれば、それだけ手間が多くなってしま
う。
【0005】加えて、近年では危険な作業に従事する人
が減少傾向にあり、雪の多い地方では雪下ろしのための
人手を確保することが困難になってきている。
【0006】そこで、本発明の目的は、雪下ろしを自動
化することにより上記課題を解決しようとするもので、
屋根を覆うカバー部材をエンドレスに循環させることに
より雪を移送して除去する屋根用除雪装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、家屋等の屋根の頂部と下部とに平行に設け
られた回転ローラと、これら回転ローラに無端状に掛け
渡されて上記屋根を覆うカバー部材と、上記回転ローラ
を回転駆動して上記カバー部材の上辺部を上記屋根の頂
部から下部側に移動させて上辺部上に積もった雪を屋根
外に除去するためのローラ回転駆動手段とを備えたもの
である。
【0008】
【作用】上記構成により、屋根への降雪は主にカバー部
材の上辺部に付着する。カバー部材は、回転ローラの回
転により上辺部が屋根の頂部から下部側に、下辺部が屋
根の下部側から頂部に向かってにエンドレスに循環移動
される。したがって、カバー部材の上辺部に付着する雪
は、屋根の頂部から下部側に移送される。カバー部材が
屋根の下部の回転ローラ外周に沿って上辺部からに下辺
部に周り込む時、カバー部材の上辺部に付着する雪が軒
下に落下する。カバー部材はエンドレスに循環移動され
るので、屋根への降雪は連続的に除雪される。このよう
に屋根への降雪は連続的に除雪されるので、本発明の屋
根用除雪装置を降雪の初期から稼働させれば、屋根に積
雪することがない。したがって、家屋が圧迫されたり、
一度に大量の雪が落ちて事故になる危険がなくなる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0010】本実施例では、一般的な切妻屋根を備えた
家屋に、本発明に係る屋根用除雪装置を設けるものとす
る。図1に示されるように、家屋1の屋根2は、中央部
が隆起されて家屋の中央部を横断する線に沿って頂部3
が形成されている。屋根2は頂部3よりその両側に斜め
下方に延出され、屋根下部4が家屋の側面から乗り出す
ように位置されて軒5を形成している。このように切妻
屋根は、頂部3の両側に平斜面6を有する屋根である。
屋根の両端部には斜辺をなす切妻7が形成される。
【0011】本発明に係る屋根用除雪装置8は、この屋
根の頂部3と下部4とに回転ローラ9を有する。頂部回
転ローラ9aは、屋根2の頂部3に沿って延出された略
円筒形のローラであって、両端部が屋根2に設けられた
軸受け10に軸承されている。一方、下部回転ローラ9
bは、軒に沿って延出された略円筒形のローラであっ
て、両端部が屋根に設けられた軸受け10に軸承されて
いる。これら頂部回転ローラ9aと下部回転ローラ9b
とは平行に設けられている。
【0012】2つの回転ローラ9には、略回転ローラの
長さに等しい幅を有し、網目状に形成されたネット11
が無端状に掛け渡されている。ネット11は、上辺部1
1aが上空に臨み、下辺部11bが屋根に臨んでおり、
屋根を覆うカバー部材12を形成している。
【0013】軒5には屋根外方より切妻7に臨んで駆動
モータ13が取り付けられている。駆動モータ13の回
転軸にはギア14が取り付けられている。駆動モータ1
3は、回転ローラ9を回転駆動してカバー部材12の上
辺部11aを屋根の頂部3から下部4側に移動させて上
辺部11a上に積もった雪を屋根外に除去するためのロ
ーラ回転駆動手段15である。また、2つの回転ローラ
9間には、両端にそれぞれ駆動チェーン16が掛け渡さ
れている。
【0014】回転ローラ9は、図2に示されるように構
成されている。即ち、回転ローラの両端部には、駆動チ
ェーン16に係合させるためのチェーン用ギア17が設
けられている。チェーン用ギア17の内側には、径方向
外方に拡径されたネットずれ防止用プラー18がそれぞ
れ設けられている。ネットずれ防止用プラー18の間隔
は、ネット11の幅に合わせて設けられている。ネット
ずれ防止用プラー18の内側、即ちネット11が巻き付
けられる部分には、回転ローラ9の表面より径方向外方
に突き出された多数の突起部19が設けられている。突
起部19は、回転ローラ9の軸方向に所定の間隔を隔て
て並べられている。また、突起部19は、回転ローラ9
の周方向にはジグザグに並べられている。即ち、隣り合
う突起部19の軸方向の列は、互いに半間隔ずれるよう
に並べられている。これらの突起部19は、ネット11
の網目に係合されている。回転ローラ9の一端には、チ
ェーン用ギア17の外側に駆動モータ用ギア20が取り
付けられている。ただし、本実施例では、駆動モータ用
ギア20は下部回転ローラ9bだけに設けられている。
駆動モータ用ギア20は、上記駆動モータ13の回転軸
のギア14に噛合わされている。
【0015】下部回転ローラ9bの下側には、これより
所定の間隔を隔てて位置され屋根下部4に沿って延出さ
れた枠部材21が設けられ、枠部材21には、下部回転
ローラ9bの外周に巻き回されたネット11に臨んで、
ブラシ状のスクレーパ22が設けられている。図1で
は、スクレーパ22は一部しか描かれていないが、枠部
材21の略全長に亘って植設されている。スクレーパ2
2は、ネット11の移動によりネット11に付着してい
る雪を掻落とすものである。
【0016】この他に、図示されてはいないが、駆動モ
ータ13の始動スイッチ、或いは降雪を検出して駆動モ
ータ13を始動する降雪検出装置等が設けられる。
【0017】次に実施例の作用を述べる。
【0018】ローラ回転駆動手段15である駆動モータ
13を回転駆動すると、ギア14と駆動モータ用ギア2
0との噛合いにより下部回転ローラ9bが回転される。
この回転方向は図1の場合、右周りである。下部回転ロ
ーラ9bの回転は、チェーン用ギア17及び駆動チェー
ン16によって頂部回転ローラ9aに伝達される。頂部
回転ローラ9aは下部回転ローラ9bと同じ方向に回転
される。このように頂部回転ローラ9aと下部回転ロー
ラ9bとが回転すると、カバー部材12は、上辺部11
aが屋根の頂部3から下部4側に、下辺部11bが屋根
の下部4側から頂部3に向かってにエンドレスに循環移
動される。本実施例のように、カバー部材12がネット
11で構成され、且つ回転ローラ9が突起部19を有す
ることは、カバー部材12の循環移動を効果的にする。
【0019】また、ネット11の両縁はネットずれ防止
用プラー18で規制されているので、運転中に横ずれす
ることがない。
【0020】降雪時には、起動スイッチの投入或いは、
降雪検出装置の働きにより、駆動モータ13が始動さ
れ、上記のようにカバー部材12の循環移動が開始され
る。
【0021】屋根2への降雪は、一部がネットの上辺部
11aに付着する。したがって、カバー部材12の上辺
部11bに付着する雪は、屋根の頂部3から下部4側に
移送される。カバー部材12が下部回転ローラ9b外周
に沿って上辺部11aからに下辺部11bに周り込む
時、カバー部材12の上辺部11aに付着する雪が軒下
に落下する。この時、カバー部材12に付着されたまま
残留する雪は、スクレーパ22によって掻き落とされ
る。カバー部材12はエンドレスに循環移動されるの
で、屋根2への降雪は連続的に除雪される。このように
屋根2への降雪が連続的に除雪されるので、屋根用除雪
装置8を降雪の初期から稼働させれば、屋根に積雪する
ことがない。
【0022】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0023】図3に示されるカバー部材12は、ネット
ではなくシート23で形成されている。シート23は外
表面に雪の付着を防止するコーティング24が施されて
いる。コーティング24によりシート23の外表面には
雪の付着がないので、図1の下部回転ローラ9bの位置
で、雪が確実に軒下に落下する。また、シート23の内
表面には、凹凸等の摩擦の大きい摩擦表面25が形成さ
れている。これにより回転ローラ9との係合が良好であ
るので、上記突起部19がなくても回転ローラ9の回転
がカバー部材12に伝達される。さらに、下部回転ロー
ラ9bの外周に巻き回されたカバー部材12に沿って、
刃先を有する板状のスクレーパ26が家屋2の外方より
カバー部材12に刃先を臨ませて設けられており、カバ
ー部材12で移送された雪がスクレーパ26で掻き落と
される。
【0024】なお、本実施例にあっては、家屋の屋根を
切妻屋根としたが、平坦な屋根に設けてもよい。また、
斜面の途中で中折れのある屋根であっても、中折れ部に
回転ローラを追加して設けるなどにより、利用できる。
【0025】また、本実施例にあっては、カバー部材1
2は屋根全面を覆うように設けたが、屋根の一部分だ
け、或いは屋根よりはみ出して設けてもよい。
【0026】また、ローラ回転駆動手段は切妻側下部に
設けた1台の駆動モータとし、回転ローラ間の動力伝達
はチェーンで構成したが、他のメカニズムを用いてもよ
い。
【0027】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0028】(1)屋根が自動的に除雪できるので、危
険な作業がなくなる。
【0029】(2)悪天候下でも夜間でも稼働できるの
で、大量の積雪に至る以前に除雪することができ、家屋
の倒壊が防止される。
【0030】(3)連続的に除雪されるため、一度に落
下する雪は常に少量であり、軒下での危険がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す屋根用除雪装置の斜視
図である。
【図2】図1の屋根用除雪装置に使用される回転ローラ
の正面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す屋根用除雪装置の部
分拡大側面図である。
【符号の説明】
2 屋根 3 頂部 4 下部 9 回転ローラ 12 カバー部材 15 ローラ回転駆動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋等の屋根の頂部と下部とに平行に設
    けられた回転ローラと、これら回転ローラに無端状に掛
    け渡されて上記屋根を覆うカバー部材と、上記回転ロー
    ラを回転駆動して上記カバー部材の上辺部を上記屋根の
    頂部から下部側に移動させて上辺部上に積もった雪を屋
    根外に除去するためのローラ回転駆動手段とを備えたこ
    とを特徴とする屋根用除雪装置。
JP7979792A 1992-04-01 1992-04-01 屋根用除雪装置 Pending JPH05280169A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7979792A JPH05280169A (ja) 1992-04-01 1992-04-01 屋根用除雪装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7979792A JPH05280169A (ja) 1992-04-01 1992-04-01 屋根用除雪装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05280169A true JPH05280169A (ja) 1993-10-26

Family

ID=13700213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7979792A Pending JPH05280169A (ja) 1992-04-01 1992-04-01 屋根用除雪装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH05280169A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146485A1 (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Humanix Co., Ltd. 構造物
KR20180002318A (ko) * 2016-06-29 2018-01-08 한밭대학교 산학협력단 비닐하우스용 제설장치

Cited By (3)

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JP5294174B2 (ja) * 2007-05-24 2013-09-18 株式会社Humanix 構造物
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