JPH05278950A - 精紡ワインダーのボビン移送装置 - Google Patents
精紡ワインダーのボビン移送装置Info
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- JPH05278950A JPH05278950A JP7719192A JP7719192A JPH05278950A JP H05278950 A JPH05278950 A JP H05278950A JP 7719192 A JP7719192 A JP 7719192A JP 7719192 A JP7719192 A JP 7719192A JP H05278950 A JPH05278950 A JP H05278950A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 口出し失敗の実ボビン等が環流路より戻され
て実ボビン搬送路中の実ボビンと混在した場合でも、精
紡機から押出される実ボビンに対する錘番号の割り付け
を正常に維持可能とする。 【構成】 精紡機とワインダーの実ボビン搬送路同士4
a,5a及び空ボビン搬送路同士4b,5bをCBF部
6を介して連結し、CBF部6の環流路8との合流点A
よりも上流側において実ボビン搬送路4aに設けた書込
み装置9により、精紡ボビンB1を担持するトレイTに
精紡錘番号を書き込み、上記環流路8から合流するボビ
ントレイと区別する。
て実ボビン搬送路中の実ボビンと混在した場合でも、精
紡機から押出される実ボビンに対する錘番号の割り付け
を正常に維持可能とする。 【構成】 精紡機とワインダーの実ボビン搬送路同士4
a,5a及び空ボビン搬送路同士4b,5bをCBF部
6を介して連結し、CBF部6の環流路8との合流点A
よりも上流側において実ボビン搬送路4aに設けた書込
み装置9により、精紡ボビンB1を担持するトレイTに
精紡錘番号を書き込み、上記環流路8から合流するボビ
ントレイと区別する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精紡機と自動ワインダ
ーをリンクさせた精紡ワインダーのボビン移送装置に関
するものである。
ーをリンクさせた精紡ワインダーのボビン移送装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、精紡ワインダーのボビン移送装置
は、図3及び図4に示すように、精紡機1と自動ワイン
ダー2間に連結部3とCBF(連続自動ボビン供給装
置)部6とを置いて、精紡機1のボビン搬送路4とワイ
ンダー2のボビン搬送路5とを直結し、全体として1つ
の閉ループ搬送路を構成している。その際、精紡機1と
ワインダー2の実ボビン搬送路4a,5a同士、空ボビ
ン搬送路4b,5b同士は図4の如く連結され、また、
CBF部6中では、実ボビン搬送路4a,5a間に位置
する口出し装置10の前後において、搬送路5a,5b
間をリターン路5c,バイパス路11で結んで、環流路
8を構成している。
は、図3及び図4に示すように、精紡機1と自動ワイン
ダー2間に連結部3とCBF(連続自動ボビン供給装
置)部6とを置いて、精紡機1のボビン搬送路4とワイ
ンダー2のボビン搬送路5とを直結し、全体として1つ
の閉ループ搬送路を構成している。その際、精紡機1と
ワインダー2の実ボビン搬送路4a,5a同士、空ボビ
ン搬送路4b,5b同士は図4の如く連結され、また、
CBF部6中では、実ボビン搬送路4a,5a間に位置
する口出し装置10の前後において、搬送路5a,5b
間をリターン路5c,バイパス路11で結んで、環流路
8を構成している。
【0003】精紡機1で満巻きとなった実ボビンB1は
全錘S1 〜Sn 一斉に玉揚げされて、精紡機1のボビン
搬送路4a上に設けられたボビントレイTに供給,挿立
される。そして、順次押出されてCBF部6に入り、環
流路8との合流点Aを通過した後に書込み部7に送ら
れ、書込み装置9によりトレイTの周面の磁気記録媒体
に精紡錘番号を記録される。次いで、実ボビンB1は、
口出し装置10に移送されて糸端の口出しがなされる
が、ここで口出しを失敗した実ボビンは、バイパス路1
1を介して空ボビン搬送路5bへ戻され、一方、口出し
を成功した実ボビンB1は、実ボビン搬送路5aから次
工程の各ワインディングユニットW1 〜Wnへ搬送供給
され、巻返される。ワインダ2で空となったボビンB0
はトレイTと一体のまま空ボビン搬送路5b上をCBF
部6ヘ移送され、環流路8との合流点Bより読取り部1
2の読取装置13を経て、精紡機1へ返送される。
全錘S1 〜Sn 一斉に玉揚げされて、精紡機1のボビン
搬送路4a上に設けられたボビントレイTに供給,挿立
される。そして、順次押出されてCBF部6に入り、環
流路8との合流点Aを通過した後に書込み部7に送ら
れ、書込み装置9によりトレイTの周面の磁気記録媒体
に精紡錘番号を記録される。次いで、実ボビンB1は、
口出し装置10に移送されて糸端の口出しがなされる
が、ここで口出しを失敗した実ボビンは、バイパス路1
1を介して空ボビン搬送路5bへ戻され、一方、口出し
を成功した実ボビンB1は、実ボビン搬送路5aから次
工程の各ワインディングユニットW1 〜Wnへ搬送供給
され、巻返される。ワインダ2で空となったボビンB0
はトレイTと一体のまま空ボビン搬送路5b上をCBF
部6ヘ移送され、環流路8との合流点Bより読取り部1
2の読取装置13を経て、精紡機1へ返送される。
【0004】その際、読取り部12には搬送路上の空ボ
ビンB0の有無を検出する第1センサ14が、書込み部
9には搬送路上の実ボビン7の有無を検出する第2セン
サ15が設けてあり、次のように動作する。即ち、ワイ
ンダー側から切出された空ボビンB0が第1センサ14
の位置まで来ると、第1センサ14が「空ボビン到着信
号」と「実ボビン要求信号」とを出力し、これによって
精紡機1のトランスファー装置を1ピッチ駆動させる。
即ち、精紡機1側が実ボビンB0の押出しを実行して、
実ボビンB0を1個だけ実ボビン搬送路4aからCBF
部6側へ供給する。書込み部7は第2センサ15により
実ボビンB0の受取確認を行い、もし一定時間内に上記
押出された実ボビンB0が到着しなければ「実ボビン送
り異常信号」を出力する。尚、センサ14,15は、例
えば光電式のボビン検出器とトレイ検出器とを一対とし
て構成される。
ビンB0の有無を検出する第1センサ14が、書込み部
9には搬送路上の実ボビン7の有無を検出する第2セン
サ15が設けてあり、次のように動作する。即ち、ワイ
ンダー側から切出された空ボビンB0が第1センサ14
の位置まで来ると、第1センサ14が「空ボビン到着信
号」と「実ボビン要求信号」とを出力し、これによって
精紡機1のトランスファー装置を1ピッチ駆動させる。
即ち、精紡機1側が実ボビンB0の押出しを実行して、
実ボビンB0を1個だけ実ボビン搬送路4aからCBF
部6側へ供給する。書込み部7は第2センサ15により
実ボビンB0の受取確認を行い、もし一定時間内に上記
押出された実ボビンB0が到着しなければ「実ボビン送
り異常信号」を出力する。尚、センサ14,15は、例
えば光電式のボビン検出器とトレイ検出器とを一対とし
て構成される。
【0005】上記構成により、例えばワインダ2側で糸
品質不良として作業者によりボビンが抜取られ、その空
トレイが搬送路5bより読取り部12に送られて来た場
合には、当該トレイ上に空ボビンB0が存在しないとい
う第2センサ15の検出結果と、読取装置13で読み取
った当該トレイに書き込まれている錘番号とから、その
生産精紡錘が判明することになる。
品質不良として作業者によりボビンが抜取られ、その空
トレイが搬送路5bより読取り部12に送られて来た場
合には、当該トレイ上に空ボビンB0が存在しないとい
う第2センサ15の検出結果と、読取装置13で読み取
った当該トレイに書き込まれている錘番号とから、その
生産精紡錘が判明することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の場合、
トレイTに対する精紡錘番号の書込み装置9は、精紡機
1側のボビン搬送路4aがCBF部6の環流路8との合
流点Aよりも下流に設けられている。そして、口出し装
置10で口出しを失敗した実ボビンB1や空トレイはバ
イパス路11に貯留された後、リターン路5cより再度
実ボビン搬送路4aへ戻される。従って、これらの実ボ
ビンB1や空トレイが再度書込み装置9に戻される場
合、書込み装置9においては、本来精紡機1から切出さ
れた実ボビントレイに書き込まれるべき精紡錘番号をこ
れらのトレイに書込むことになる。これをリターン路5
cから戻された実ボビントレイより見た場合、当該実ボ
ビントレイは再度上書きされて別の錘番号が付与される
ことを意味し、当初のトレイデータとの対応関係が失わ
れる。また、書込み装置9においてトレイTに対する書
き込みは、予め既知の精紡機台の精紡錘数分だけ順次に
カウント数字等を割り振るものであるため、その途中に
上記口出失敗ボビントレイ又は空トレイが入り込むと、
精紡機1から切出された実ボビントレイに書き込まれて
行く精紡錘番号も書き込み途中から狂わされることにな
る。
トレイTに対する精紡錘番号の書込み装置9は、精紡機
1側のボビン搬送路4aがCBF部6の環流路8との合
流点Aよりも下流に設けられている。そして、口出し装
置10で口出しを失敗した実ボビンB1や空トレイはバ
イパス路11に貯留された後、リターン路5cより再度
実ボビン搬送路4aへ戻される。従って、これらの実ボ
ビンB1や空トレイが再度書込み装置9に戻される場
合、書込み装置9においては、本来精紡機1から切出さ
れた実ボビントレイに書き込まれるべき精紡錘番号をこ
れらのトレイに書込むことになる。これをリターン路5
cから戻された実ボビントレイより見た場合、当該実ボ
ビントレイは再度上書きされて別の錘番号が付与される
ことを意味し、当初のトレイデータとの対応関係が失わ
れる。また、書込み装置9においてトレイTに対する書
き込みは、予め既知の精紡機台の精紡錘数分だけ順次に
カウント数字等を割り振るものであるため、その途中に
上記口出失敗ボビントレイ又は空トレイが入り込むと、
精紡機1から切出された実ボビントレイに書き込まれて
行く精紡錘番号も書き込み途中から狂わされることにな
る。
【0007】本発明は、上記課題を解決すべくなされた
もので、空トレイや実ボビントレイがリターン路より合
流点Aに戻されて精紡機側からの実ボビントレイと混在
した場合でも、精紡機から押出されて来た実ボビンに対
する錘番号の割り付けを正常に維持できる精紡ワインダ
ーのボビン移送装置を提供することを目的とする。
もので、空トレイや実ボビントレイがリターン路より合
流点Aに戻されて精紡機側からの実ボビントレイと混在
した場合でも、精紡機から押出されて来た実ボビンに対
する錘番号の割り付けを正常に維持できる精紡ワインダ
ーのボビン移送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、精紡機とワインダーの実ボビン搬送路同
士及び空ボビン搬送路同士をCBF部を介して連結し、
ボビンを担持するトレイに精紡機の錘番号を記して精紡
機からワインダーにボビンを移送し、CBF部中には口
出し失敗ボビンを貯留し空ボビン搬送路から口出し装置
の前側に戻す環流路を構成したボビン移送装置におい
て、精紡機側からの実ボビン搬送路が上記環流路と合流
する合流点よりも上流側の実ボビン搬送路途次に、トレ
イに精紡機の錘番号を書込む書込み装置を配設した構成
のものである。
成するために、精紡機とワインダーの実ボビン搬送路同
士及び空ボビン搬送路同士をCBF部を介して連結し、
ボビンを担持するトレイに精紡機の錘番号を記して精紡
機からワインダーにボビンを移送し、CBF部中には口
出し失敗ボビンを貯留し空ボビン搬送路から口出し装置
の前側に戻す環流路を構成したボビン移送装置におい
て、精紡機側からの実ボビン搬送路が上記環流路と合流
する合流点よりも上流側の実ボビン搬送路途次に、トレ
イに精紡機の錘番号を書込む書込み装置を配設した構成
のものである。
【0009】
【作用】トレイに対する錘番号の書込み装置は、実ボビ
ン搬送路における循環路との合流点Aよりも上流側に位
置する。このため、口出し失敗の実ボビン又はボビンな
しのトレイが循環路から実ボビン搬送路側に返されて合
流した場合でも、当該トレイが書込装置で上書されて別
の錘番号となることはない。また、精紡機で生産された
実ボビンは、書込み装置でそのトレイに錘番号が書き込
まれてから環流路の合流点Aに達するため、合流点Aで
空トレイ等と混在して通過するトレイ数が増加した場合
にも、それら精紡機側から供給される一群の実ボビンに
ついて、その錘番号が一部別の錘番号になることはな
い。
ン搬送路における循環路との合流点Aよりも上流側に位
置する。このため、口出し失敗の実ボビン又はボビンな
しのトレイが循環路から実ボビン搬送路側に返されて合
流した場合でも、当該トレイが書込装置で上書されて別
の錘番号となることはない。また、精紡機で生産された
実ボビンは、書込み装置でそのトレイに錘番号が書き込
まれてから環流路の合流点Aに達するため、合流点Aで
空トレイ等と混在して通過するトレイ数が増加した場合
にも、それら精紡機側から供給される一群の実ボビンに
ついて、その錘番号が一部別の錘番号になることはな
い。
【0010】
【実施例】本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0011】図1に示す精紡ワインダーは、精紡機1の
ボビン搬送路4と自動ワインダー2のボビン搬送路5が
互いに独立しており、それぞれ矢示の方向にトレイTを
移送する閉ループI,IIの搬送路となっている。即ち、
精紡機1のボビン搬送路4は、その往路4aと復路4b
との間を短絡するリターン路4cが、連結部3の手前に
設けてある。また、CBF部6の実ボビン搬送路5aと
空ボビン搬送路5b間も、連結部3の手前で、リターン
路5cにより短絡されている。
ボビン搬送路4と自動ワインダー2のボビン搬送路5が
互いに独立しており、それぞれ矢示の方向にトレイTを
移送する閉ループI,IIの搬送路となっている。即ち、
精紡機1のボビン搬送路4は、その往路4aと復路4b
との間を短絡するリターン路4cが、連結部3の手前に
設けてある。また、CBF部6の実ボビン搬送路5aと
空ボビン搬送路5b間も、連結部3の手前で、リターン
路5cにより短絡されている。
【0012】連結部3において、上記リターン路4c,
5c間は、実ボビン供給路31と空ボビン戻り路32と
で接続されている。実ボビン供給路31と空ボビン戻り
路32の端は、精紡機1のリターン路4cと同じ高さレ
ベルに有り、ボビントレイTの通過路の幅を半分づつ共
有する形になっている。従って、精紡機1の実ボビント
レイTについては、ボビン搬送路4の往路4aから押出
して実ボビン供給路31に移すことができる。連結部3
の空ボビン搬送路5bには、空ボビン6の到着を検出す
る第1センサ14が、空ボビン戻り路32からボビント
レイ2個手前の位置に設けてある。センサ14は、例え
ばボビンの有無を検出する光電スイッチ及びトレイを検
出する光電スイッチから成り、空ボビンB0のトレイT
を一定時間、例えば1秒だけ連続的に検出した場合に、
空ボビンB0の到着とみなし「空ボビン到着信号」を出
力する。この信号により、精紡機1のボビン搬送路4の
トランスファー装置が1ピッチ駆動を行う。上記1秒と
いう時間は、1ピッチ送りに必要な時間でもある。
5c間は、実ボビン供給路31と空ボビン戻り路32と
で接続されている。実ボビン供給路31と空ボビン戻り
路32の端は、精紡機1のリターン路4cと同じ高さレ
ベルに有り、ボビントレイTの通過路の幅を半分づつ共
有する形になっている。従って、精紡機1の実ボビント
レイTについては、ボビン搬送路4の往路4aから押出
して実ボビン供給路31に移すことができる。連結部3
の空ボビン搬送路5bには、空ボビン6の到着を検出す
る第1センサ14が、空ボビン戻り路32からボビント
レイ2個手前の位置に設けてある。センサ14は、例え
ばボビンの有無を検出する光電スイッチ及びトレイを検
出する光電スイッチから成り、空ボビンB0のトレイT
を一定時間、例えば1秒だけ連続的に検出した場合に、
空ボビンB0の到着とみなし「空ボビン到着信号」を出
力する。この信号により、精紡機1のボビン搬送路4の
トランスファー装置が1ピッチ駆動を行う。上記1秒と
いう時間は、1ピッチ送りに必要な時間でもある。
【0013】図2は上記精紡ワインダの構成を図4に対
応させて示したものであり、基本的には既に述べたとこ
ろとほぼ同様である。即ち、図1及び図2において、精
紡機1で生産される精紡ボビンB1は、一斉に玉揚され
て、精紡錘に沿ってピッチ移動が可能な実ボビン搬送路
4aのトランスポートバンド上の空トレイに挿立され
る。この後、ワインダ2側のボビン要求指令に基づい
て、トランスポートバンドが間欠移動し、押出されたボ
ビンB1は連結部3によりCBF部6に移送される。ボ
ビンB1と一体となったトレイTは、CBF部6の口出
し装置10に供給されて、ワインダでの糸継に適した状
態に糸端が口出しされ、実ボビン搬送路5a上をワイン
ダ2側へ向かって矢印方向に搬送される。
応させて示したものであり、基本的には既に述べたとこ
ろとほぼ同様である。即ち、図1及び図2において、精
紡機1で生産される精紡ボビンB1は、一斉に玉揚され
て、精紡錘に沿ってピッチ移動が可能な実ボビン搬送路
4aのトランスポートバンド上の空トレイに挿立され
る。この後、ワインダ2側のボビン要求指令に基づい
て、トランスポートバンドが間欠移動し、押出されたボ
ビンB1は連結部3によりCBF部6に移送される。ボ
ビンB1と一体となったトレイTは、CBF部6の口出
し装置10に供給されて、ワインダでの糸継に適した状
態に糸端が口出しされ、実ボビン搬送路5a上をワイン
ダ2側へ向かって矢印方向に搬送される。
【0014】一方、ワインダ2側においては、実ボビン
B1がトレイに挿着されたまま、各ワインディングユニ
ットW1 〜Wn で巻き返され、空ボビンB0は排出され
る。各ワインディングユニットから搬送路5bへ排出さ
れた空ボビンB0は、トレイTと一体のまま読取り部1
2に移送され、該読取り部12において当該空ボビンB
0を担持しているトレイTの錘番号が読み取られた後、
ボビン戻り路32から精紡機1の空ボビン搬送路4bに
返送され。もし、読み取り部12に来たトレイTがボビ
ンを担持してない空トレイであるときは、リターン路5
cより実トレイ搬送路5aへ戻され、口出し装置10を
通過してバイパス路11に貯留される。従って、バイパ
ス路11には、口出し失敗の実ボビントレイと空トレイ
とが混在して貯留され、空トレイには作業者が空ボビン
を挿立し、適宜バイパス路11より払い出される。この
場合、作業者によりボビンが挿立されたトレイは正常な
ものとして精紡機1へ返され、口出し失敗の実ボビント
レイは再度リターン路5cより実ボビン搬送路5aへ戻
され口出し装置10へ供給される。
B1がトレイに挿着されたまま、各ワインディングユニ
ットW1 〜Wn で巻き返され、空ボビンB0は排出され
る。各ワインディングユニットから搬送路5bへ排出さ
れた空ボビンB0は、トレイTと一体のまま読取り部1
2に移送され、該読取り部12において当該空ボビンB
0を担持しているトレイTの錘番号が読み取られた後、
ボビン戻り路32から精紡機1の空ボビン搬送路4bに
返送され。もし、読み取り部12に来たトレイTがボビ
ンを担持してない空トレイであるときは、リターン路5
cより実トレイ搬送路5aへ戻され、口出し装置10を
通過してバイパス路11に貯留される。従って、バイパ
ス路11には、口出し失敗の実ボビントレイと空トレイ
とが混在して貯留され、空トレイには作業者が空ボビン
を挿立し、適宜バイパス路11より払い出される。この
場合、作業者によりボビンが挿立されたトレイは正常な
ものとして精紡機1へ返され、口出し失敗の実ボビント
レイは再度リターン路5cより実ボビン搬送路5aへ戻
され口出し装置10へ供給される。
【0015】しかし、図4の場合と異なり、トレイTの
周面に設けた磁気記録媒体に対して精紡錘番号を記録す
る書込み部7は、実ボビン搬送路4aの一部である実ボ
ビン供給路31が環流路8のリターン路5cと合流する
合流点Aよりも上流側、本実施例では精紡機1内の実ボ
ビン搬送路4a出口に配設されている。即ち、一斉に玉
揚された精紡ボビンB1が、トランスポートバンドの1
ピッチ移動で精紡機1から押出される前に、既にその実
ボビントレイTに対して書込み装置9が錘番号の書き込
みを済ませているような関係にしてある。この書込み装
置9は合流点Aよりも上流側であればよく、図2に示唆
するように、精紡機1を出た後の実ボビン搬送路4aの
途次、つまり連結部3の実ボビン供給路31の途中に設
けることもできる。
周面に設けた磁気記録媒体に対して精紡錘番号を記録す
る書込み部7は、実ボビン搬送路4aの一部である実ボ
ビン供給路31が環流路8のリターン路5cと合流する
合流点Aよりも上流側、本実施例では精紡機1内の実ボ
ビン搬送路4a出口に配設されている。即ち、一斉に玉
揚された精紡ボビンB1が、トランスポートバンドの1
ピッチ移動で精紡機1から押出される前に、既にその実
ボビントレイTに対して書込み装置9が錘番号の書き込
みを済ませているような関係にしてある。この書込み装
置9は合流点Aよりも上流側であればよく、図2に示唆
するように、精紡機1を出た後の実ボビン搬送路4aの
途次、つまり連結部3の実ボビン供給路31の途中に設
けることもできる。
【0016】このように、実ボビン搬送路4aにおける
環流路8との合流点Aよりも上流側に、錘番号の書込み
部7を設けることにより、ボビンとその生産錘との対応
づけを維持できるようになる。即ち、上記書込み装置9
で錘番号が書き込まれたトレイをトレイT1,上記口出
し失敗ボビンのトレイをトレイT2,ボビンのない空ト
レイをトレイT3とすると、トレイT2,T3がバイパ
ス路11から払い出されてリターン路5cより実ボビン
搬送路4a側へ戻され、これにより合流点Aにて実ボビ
ンB1のトレイT1と合流した場合でも、両トレイT
2,T3は、単に合流点AにてトレイT1と合流するだ
けであり、上書きされることはない。このため、図4の
場合のように口出し失敗ボビン又はボビンなしのトレイ
T2,T3が書込み装置9で上書されて別の錘番号に変
更される不都合や、精紡機1側から口出し装置10へ供
給される一群の実ボビンB1についての錘番号が、一部
別の錘番号になるという不都合は発生しなくなる。
環流路8との合流点Aよりも上流側に、錘番号の書込み
部7を設けることにより、ボビンとその生産錘との対応
づけを維持できるようになる。即ち、上記書込み装置9
で錘番号が書き込まれたトレイをトレイT1,上記口出
し失敗ボビンのトレイをトレイT2,ボビンのない空ト
レイをトレイT3とすると、トレイT2,T3がバイパ
ス路11から払い出されてリターン路5cより実ボビン
搬送路4a側へ戻され、これにより合流点Aにて実ボビ
ンB1のトレイT1と合流した場合でも、両トレイT
2,T3は、単に合流点AにてトレイT1と合流するだ
けであり、上書きされることはない。このため、図4の
場合のように口出し失敗ボビン又はボビンなしのトレイ
T2,T3が書込み装置9で上書されて別の錘番号に変
更される不都合や、精紡機1側から口出し装置10へ供
給される一群の実ボビンB1についての錘番号が、一部
別の錘番号になるという不都合は発生しなくなる。
【0017】搬送用トレイTと書込み装置9には、従来
公知のものが使用できる。例えば、トレイTは、ボビン
挿立用のペグを立設した円盤状基体の上面に環状凹溝を
形成し、該溝内に鉄板及びゴム磁石シートからなる識別
情報表示部材を固着した構成とする。そして、このトレ
イの異なる半径位置に、読取りのスタート信号着磁部
分,タイミング信号着磁部分,精紡ボビンの識別情報書
込部分等のセクションを形成し、書込み装置9として
は、この識別情報書込部分にボビンの生産元情報である
精紡機の「機台番号、錘番号」を、例えば、第3号機,
001錘目の場合「03001」の如く書き込むことが
できる構成とすることができる。
公知のものが使用できる。例えば、トレイTは、ボビン
挿立用のペグを立設した円盤状基体の上面に環状凹溝を
形成し、該溝内に鉄板及びゴム磁石シートからなる識別
情報表示部材を固着した構成とする。そして、このトレ
イの異なる半径位置に、読取りのスタート信号着磁部
分,タイミング信号着磁部分,精紡ボビンの識別情報書
込部分等のセクションを形成し、書込み装置9として
は、この識別情報書込部分にボビンの生産元情報である
精紡機の「機台番号、錘番号」を、例えば、第3号機,
001錘目の場合「03001」の如く書き込むことが
できる構成とすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、精
紡機で生産された実ボビンは、書込み装置でそのトレイ
に錘番号が書き込まれてからCBF部中の環流路の合流
点に達するため、口出し失敗ボビントレイ又はボビンな
しの空トレイが環流路より戻されて実ボビン搬送路中の
実ボビンと混在した場合でも、精紡機から払い出される
ボビンとその生産錘番号との対応づけを常に明確に維持
することができる。
紡機で生産された実ボビンは、書込み装置でそのトレイ
に錘番号が書き込まれてからCBF部中の環流路の合流
点に達するため、口出し失敗ボビントレイ又はボビンな
しの空トレイが環流路より戻されて実ボビン搬送路中の
実ボビンと混在した場合でも、精紡機から払い出される
ボビンとその生産錘番号との対応づけを常に明確に維持
することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す精紡ワインダーの概略
平面図である。
平面図である。
【図2】図1のCBF部の構成を示す概略平面図であ
る。
る。
【図3】従来の精紡ワインダーの概略平面図である。
【図4】図3のCBF部の構成を示す概略平面図であ
る。
る。
1 精紡機 2 ワインダ 3 連結部 4a 実ボビン搬送路 5b 空ボビン搬送路 4c リターン路 5a 実ボビン搬送路 5b 空ボビン搬送路 5c リターン路(環流路) 6 CBF部 7 書込み部 8 環流路 9 書込み装置 10 口出し装置 11 バイパス路(環流路) 12 読取り部 13 バイパス路 14 第1センサ 15 第2センサ 31 実ボビン供給路 32 空ボビン戻り路 A,B 合流点 B0 空ボビン B1 実ボビン T トレイ W1 〜Wn ワインディングユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 精紡機とワインダーの実ボビン搬送路同
士及び空ボビン搬送路同士をCBF部を介して連結し、
ボビンを担持するトレイに精紡機の錘番号を記して精紡
機からワインダーにボビンを移送し、CBF部中には口
出し失敗ボビンを貯留し空ボビン搬送路から口出し装置
の前側に戻す環流路を構成したボビン移送装置におい
て、精紡機側からの実ボビン搬送路が上記環流路と合流
する合流点よりも上流側の実ボビン搬送路途次に、トレ
イに精紡機の錘番号を書込む書込み装置を配設したこと
を特徴とする精紡ワインダーのボビン移送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7719192A JPH05278950A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 精紡ワインダーのボビン移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7719192A JPH05278950A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 精紡ワインダーのボビン移送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05278950A true JPH05278950A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13626932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7719192A Pending JPH05278950A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 精紡ワインダーのボビン移送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05278950A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018212293A1 (ja) | 2017-05-19 | 2018-11-22 | 村田機械株式会社 | 紡績システム、及び巻取阻止方法 |
CN112110289A (zh) * | 2019-06-19 | 2020-12-22 | 村田机械株式会社 | 纱线卷绕系统 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP7719192A patent/JPH05278950A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018212293A1 (ja) | 2017-05-19 | 2018-11-22 | 村田機械株式会社 | 紡績システム、及び巻取阻止方法 |
CN110494380A (zh) * | 2017-05-19 | 2019-11-22 | 村田机械株式会社 | 纺纱系统及卷绕阻止方法 |
EP3626660A4 (en) * | 2017-05-19 | 2021-05-05 | Murata Machinery, Ltd. | SPINNING SYSTEM AND TAKING PREVENTION METHOD |
CN112110289A (zh) * | 2019-06-19 | 2020-12-22 | 村田机械株式会社 | 纱线卷绕系统 |
CN112110289B (zh) * | 2019-06-19 | 2024-04-26 | 村田机械株式会社 | 纱线卷绕系统 |
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