JPH05277547A - 電力ケーブルの合金鉛被覆方法 - Google Patents
電力ケーブルの合金鉛被覆方法Info
- Publication number
- JPH05277547A JPH05277547A JP10553192A JP10553192A JPH05277547A JP H05277547 A JPH05277547 A JP H05277547A JP 10553192 A JP10553192 A JP 10553192A JP 10553192 A JP10553192 A JP 10553192A JP H05277547 A JPH05277547 A JP H05277547A
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- JP
- Japan
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- lead
- alloy
- spherical
- charging
- base alloy
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- Pending
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- Coating With Molten Metal (AREA)
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- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Extrusion Of Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉛釜内での純鉛インゴットと母合金の溶融、
攪拌を容易にし、安定した品質を有する電力ケーブルの
合金鉛被覆方法を提供する。 【構成】 純鉛インゴット1と球状母合金2を鉛釜3内
に投入し、溶融、攪拌することにより得られた合金鉛を
押出機に供給し、ケーブルコア8上に被覆する電力ケー
ブルの合金鉛被覆方法。
攪拌を容易にし、安定した品質を有する電力ケーブルの
合金鉛被覆方法を提供する。 【構成】 純鉛インゴット1と球状母合金2を鉛釜3内
に投入し、溶融、攪拌することにより得られた合金鉛を
押出機に供給し、ケーブルコア8上に被覆する電力ケー
ブルの合金鉛被覆方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力ケーブルの合金鉛被
覆方法に関するものである。
覆方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブル用の合金鉛としては、例え
ばCu+Te合金、 1/2C合金(Cd+Snを含むもの)及びE
合金(Sb+Snを含むもの)等があり、それぞれの機械的
強度により使い分けられている。
ばCu+Te合金、 1/2C合金(Cd+Snを含むもの)及びE
合金(Sb+Snを含むもの)等があり、それぞれの機械的
強度により使い分けられている。
【0003】このような合金鉛の従来の被覆技術の一つ
としては、ケーブルコア上への鉛被押出工程において、
加熱、温度保持された鉛釜の中に、人手により切断し、
計量した薄板状の母合金を、定められた頻度で、純鉛イ
ンゴットの投入量に応じて投入し、鉛釜内で溶融、攪拌
して合金鉛とした後、押出機に供給し、ケーブルコア上
に被覆していた。
としては、ケーブルコア上への鉛被押出工程において、
加熱、温度保持された鉛釜の中に、人手により切断し、
計量した薄板状の母合金を、定められた頻度で、純鉛イ
ンゴットの投入量に応じて投入し、鉛釜内で溶融、攪拌
して合金鉛とした後、押出機に供給し、ケーブルコア上
に被覆していた。
【0004】合金鉛の従来の被覆技術の他の方法として
は、別途、鉛インゴットメーカーで母合金を溶融して製
造した合金鉛インゴットをそのまま鉛釜内に投入し、溶
融、攪拌して押出機に供給し、ケーブルコアに被覆して
いた。
は、別途、鉛インゴットメーカーで母合金を溶融して製
造した合金鉛インゴットをそのまま鉛釜内に投入し、溶
融、攪拌して押出機に供給し、ケーブルコアに被覆して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の鉛被押出工程に
おいて鉛釜内に純鉛インゴットと母合金を投入し、鉛釜
内で溶融、攪拌して合金鉛を作り、これをケーブルコア
上に被覆する方法の場合、人手に依存するため母合金の
計量が不正確であったり、作業が面倒なため、母合金の
投入頻度及び投入量がまちまちであったりする可能性が
あり、電力ケーブル長が比較的短く、小型で鉛被押出時
間が数時間〜数日間の場合は作業者の訓練により何とか
対応できる。ところが近年電力ケーブルが長尺化、大型
化するに伴い鉛被押出時間も長くなり、数日〜数週間に
も及ぶようになってきたため、このような長時間を人手
に依存する作業では作業性、人手、品質等の面で対応が
困難になってきており、合金鉛濃度の連続して安定した
管理という観点からは、十分に管理された生産システム
とは言い難かった。
おいて鉛釜内に純鉛インゴットと母合金を投入し、鉛釜
内で溶融、攪拌して合金鉛を作り、これをケーブルコア
上に被覆する方法の場合、人手に依存するため母合金の
計量が不正確であったり、作業が面倒なため、母合金の
投入頻度及び投入量がまちまちであったりする可能性が
あり、電力ケーブル長が比較的短く、小型で鉛被押出時
間が数時間〜数日間の場合は作業者の訓練により何とか
対応できる。ところが近年電力ケーブルが長尺化、大型
化するに伴い鉛被押出時間も長くなり、数日〜数週間に
も及ぶようになってきたため、このような長時間を人手
に依存する作業では作業性、人手、品質等の面で対応が
困難になってきており、合金鉛濃度の連続して安定した
管理という観点からは、十分に管理された生産システム
とは言い難かった。
【0006】又上述の別途鉛インゴットメーカーで合金
鉛インゴットを製造する場合は、インゴットの製造加工
費がアップすること、合金鉛インゴットの中にどれだけ
の母合金が入っているか使用する側で管理出来ないこ
と、及び何種類もの合金鉛インゴット(25〜50kg/
本)、例えばCu+Te合金、 1/2C合金、E合金を持つ必
要があり、これらは外観上も判別困難なため使用する上
で間違いが生じ易く、品質上のトラブルが生じ易い等の
問題がある。
鉛インゴットを製造する場合は、インゴットの製造加工
費がアップすること、合金鉛インゴットの中にどれだけ
の母合金が入っているか使用する側で管理出来ないこ
と、及び何種類もの合金鉛インゴット(25〜50kg/
本)、例えばCu+Te合金、 1/2C合金、E合金を持つ必
要があり、これらは外観上も判別困難なため使用する上
で間違いが生じ易く、品質上のトラブルが生じ易い等の
問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、鉛釜内での溶融、攪拌を容易にし安定した品質
を有する電力ケーブルの合金鉛被覆方法を提供するもの
で、その特徴は、純鉛インゴットと球状母合金を鉛釜内
に投入し、溶融攪拌することにより得られた合金鉛を押
出機に供給し、ケーブルコア上に被覆することにある。
解消し、鉛釜内での溶融、攪拌を容易にし安定した品質
を有する電力ケーブルの合金鉛被覆方法を提供するもの
で、その特徴は、純鉛インゴットと球状母合金を鉛釜内
に投入し、溶融攪拌することにより得られた合金鉛を押
出機に供給し、ケーブルコア上に被覆することにある。
【0008】
【作用】従来は人手依存のために母合金を鉛釜へ入れる
頻度を作業性や労力を考慮して出来るだけ少なくし、1
回当りの母合金の投入量を多くしていたため、溶融不十
分による鉛被への母合金の析出が懸念され、長時間安定
した濃度の合金鉛の被覆が困難であった。本発明におい
ては、母合金は最大でも1kg/1ヶ以下に事前に計量さ
れ、かつ表面積が大きく、自動化も容易な最大径約50mm
の球状母合金を用い、少量の母合金を自動化により投入
頻度を多く投入することにより十分に溶融出来るように
した。例えば、従来は2時間に1回、純鉛インゴット 1
00kgに対し母合金1〜4kg投入していたものを、本発明
では 0.5時間に1回、純鉛インゴット25kgに対し母合金
を0.25〜1kg入れるというようにして投入頻度を増加す
るようにした。このように、母合金を事前に計量された
球状のものを用いることにより投入の自動化が可能にな
り、純鉛インゴットと母合金は定められた管理基準に従
って一定間隔で自動的に投入し、投入頻度と投入量を自
動記録し監視することにより、長時間にわたり安定して
管理された濃度の合金鉛を得ることができ、かつ人手に
よる作業を廃止することが可能となる。
頻度を作業性や労力を考慮して出来るだけ少なくし、1
回当りの母合金の投入量を多くしていたため、溶融不十
分による鉛被への母合金の析出が懸念され、長時間安定
した濃度の合金鉛の被覆が困難であった。本発明におい
ては、母合金は最大でも1kg/1ヶ以下に事前に計量さ
れ、かつ表面積が大きく、自動化も容易な最大径約50mm
の球状母合金を用い、少量の母合金を自動化により投入
頻度を多く投入することにより十分に溶融出来るように
した。例えば、従来は2時間に1回、純鉛インゴット 1
00kgに対し母合金1〜4kg投入していたものを、本発明
では 0.5時間に1回、純鉛インゴット25kgに対し母合金
を0.25〜1kg入れるというようにして投入頻度を増加す
るようにした。このように、母合金を事前に計量された
球状のものを用いることにより投入の自動化が可能にな
り、純鉛インゴットと母合金は定められた管理基準に従
って一定間隔で自動的に投入し、投入頻度と投入量を自
動記録し監視することにより、長時間にわたり安定して
管理された濃度の合金鉛を得ることができ、かつ人手に
よる作業を廃止することが可能となる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の電力ケーブルの合金鉛被覆方
法の具体例の説明図である。純鉛インゴット1と球状母
合金供給装置2aの球状母合金2を、管理基準に従った頻
度及び投入量により鉛釜3内に投入し、溶融、攪拌して
合金鉛を得る。得られた合金鉛は注鉛管4を通り、原動
部5により回転する押出部6のスクリュー6aにより押出
部6内を押し上げられ、順次冷却されながら液状から固
定状になり、ダイブロック7によりケーブルコア8上に
被覆され、鉛被9を形成する。
法の具体例の説明図である。純鉛インゴット1と球状母
合金供給装置2aの球状母合金2を、管理基準に従った頻
度及び投入量により鉛釜3内に投入し、溶融、攪拌して
合金鉛を得る。得られた合金鉛は注鉛管4を通り、原動
部5により回転する押出部6のスクリュー6aにより押出
部6内を押し上げられ、順次冷却されながら液状から固
定状になり、ダイブロック7によりケーブルコア8上に
被覆され、鉛被9を形成する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の合金鉛被
覆方法によれば、母合金は事前に計量した少量で同一重
量では板状のものより表面積の大きい球状母合金を使用
するので濃度管理が可能で、かつ溶融、攪拌が容易であ
り、かつ球状であるので設備の自動化が容易で、安定し
た濃度管理システムの構築が可能なことから母合金の析
出等のない安定した品質の合金鉛を被覆することが出来
る。従って、長尺、大型の電力ケーブル等の長時間押出
加工の必要なケーブルへの合金鉛の被覆に利用するとき
極めて効果的である。
覆方法によれば、母合金は事前に計量した少量で同一重
量では板状のものより表面積の大きい球状母合金を使用
するので濃度管理が可能で、かつ溶融、攪拌が容易であ
り、かつ球状であるので設備の自動化が容易で、安定し
た濃度管理システムの構築が可能なことから母合金の析
出等のない安定した品質の合金鉛を被覆することが出来
る。従って、長尺、大型の電力ケーブル等の長時間押出
加工の必要なケーブルへの合金鉛の被覆に利用するとき
極めて効果的である。
【図1】本発明の電力ケーブルの合金鉛被覆方法の具体
例の説明図である。
例の説明図である。
1 純鉛インゴット 2 球状母合金 3 鉛釜 4 注鉛管 5 原動部 6 押出部 6a スクリュー 7 ダイブロック 8 ケーブルコア 9 鉛被
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01B 7/20 7244−5G 13/24 Z 7244−5G
Claims (1)
- 【請求項1】 純鉛インゴットと球状母合金を鉛釜内に
投入し、溶融攪拌することにより得られた合金鉛を押出
機に供給し、ケーブルコア上に被覆することを特徴とす
る電力ケーブルの合金鉛被覆方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10553192A JPH05277547A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 電力ケーブルの合金鉛被覆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10553192A JPH05277547A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 電力ケーブルの合金鉛被覆方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05277547A true JPH05277547A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=14410177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10553192A Pending JPH05277547A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 電力ケーブルの合金鉛被覆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05277547A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111986857A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-11-24 | 伊东新(德阳)线缆设备有限公司 | 一种带均匀包覆和冷却功能的挤铅机 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP10553192A patent/JPH05277547A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111986857A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-11-24 | 伊东新(德阳)线缆设备有限公司 | 一种带均匀包覆和冷却功能的挤铅机 |
CN111986857B (zh) * | 2020-08-27 | 2022-03-29 | 伊东新(德阳)线缆设备有限公司 | 一种带均匀包覆和冷却功能的挤铅机 |
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