JPH0527680Y2

JPH0527680Y2 -

Info

Publication number: JPH0527680Y2
Application number: JP20107387U
Authority: JP
Priority date: 1987-12-29
Filing date: 1987-12-29
Publication date: 1993-07-14
Anticipated expiration: 2002-12-29
Also published as: JPH01105198U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）この考案は、ハツチ等に避難用ハシゴを取り付
けるのに最適な取り付け装置に関する。

（従来の技術）従来は、避難用ハシゴごとに取り付け装置が特
定されるとともに、その特定された取り付け装置
に応じて、例えばハツチの取り付け構造も特定さ
れる構成にしていた。

（本考案が解決しようとする問題点）上記のようにした従来の装置では、避難用ハシ
ゴとハツチとが常に対をなし、それらの互換性が
全くなかつた。そのために避難用ハシゴに応じて
ハツチの種類も増えてしまい、その管理が非常に
面倒であるという問題があつた。

この考案の目的は、避難用ハシゴの種類に関係
なく、それをハツチ等の取り付け対象に取り付け
られるようにした装置を提供することである。

（問題点を解決する手段）この考案は、取り付け対象にほぼ直角に折曲し
た支持板を固定するとともに、この支持板の側面
に対向する位置にスライド受板を固定してなり、
かつ、このスライド受板は、取り付け対象との間
に所定の間隔を保持するとともに下側に底部を形
成し、しかも、ハシゴを取り付けるブラケツトに
は、取り付け部に対してほぼ直角に折曲したスラ
イド部を形成し、このスライド部を上記スライド
受板と取り付け対象との間に挿入するとともに、
スライド受板の底部に当該スライド部を乗せる構
成にした点に特徴を有するものである。

（本考案の作用）この考案は、上記のように構成したので、ブラ
ケツトに形成したスライド部を、スライド受板と
取り付け対象との間に挿入すれば、当該ブラケツ
トのスライド部が上記底部に支持されて、下方へ
の落下が防止される。また、このスライド部はス
ライド受板に押さえられて、そこから外れたりし
なくなる。

（本考案の効果）この考案の装置は、当該避難用ハシゴの基端に
取り付けるブラケツトにスライド部を形成してお
けば、どのようなハシゴでも取り付けることがで
きるので、例えば、避難用ハシゴごとにハツチの
種類を備えなければならないという問題を解消で
きる。

また、上記ブラケツトのスライド部をスライド
受板の内側に入れれば、当該ハシゴを仮止めでき
るので、ハシゴの取り付け作業が非常に簡単にな
る。

（本考案の実施例）図面はこの考案の実施例を示すもので、１はハ
ツチ、２はベース板で、その両側にボルト孔３を
形成している。４は支持板で、ベース板２側に沿
わせる固定部４ａとこの固定部に対して直角にし
た支持部４ｂとからなるものである。そして、上
記固定部４ａには、ベース板２のボルト孔３に対
応するボルト孔を形成している。

上記のようにしたベース板２は、当該ハツチ１
の外側から当て板５及びハツチ１を貫通させたボ
ルト６で、このハツチ１の内側に固定するととも
に、このボルト６で支持板４の固定部４ａも固定
するようにしている。

７はスライド受板で、固定部７ａ、ガイド部７
ｂ及びこのガイド部７ｂの下側に形成した底部７
ｃとからなる。そして、この固定部７ａをベース
板２に固定するが、このように固定部７ａを固定
することによつて、上記ガイド部７ｂがベース板
２から一定の間隔を保持するとともに、その間隔
が上記支持板４の支持部４ｂと対向するようにし
ている。

８は避難用ハシゴ９の基端に固定したブラケツ
トで、このブラケツト８に対してスライド部８ａ
を直角に形成している。このようにしたブラケツ
ト８は、それを支持板４の支持部４ｂに沿わせ、
しかも、そのスライド部８ａを、第２，３図に示
すようにガイド部７ｂの内側に入れるとともに、
そのスライド部８ａを底部７ｃに乗せる。このよ
うにしてから、当該ブラケツト８と支持板４の支
持部４ｂとをボルト１０で固定するものである。

したがつて、この実施例によれば、ブラケツト
８にスライド部８ａを形成することによつて、と
のような避難用ハシゴ９にも対応できる。

また、このブラケツト８のスライド部８ａを上
記ガイド部７ｂ内に挿入すれば、このブラケツト
８が仮止めされるので、当該避難用ハシゴ９を取
り付ける作業も簡単になるものである。

なお、避難用ハシゴによつては、その基端にブ
ラケツトを必要としないものがある。例えば、当
該ハシゴの基端に止め輪を設けたような場合であ
るが、この場合には、支持板４の支持部４ｂに形
成したボルト孔１１に、上記止め輪を直接連結す
るようにしてもよいものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すもので、第１図
は要部の斜視図、第２図はその平面図、第３図は
第２図の−線断面図、第４図はベース板にス
ライド受板を固定した状態の正面図、第５図はそ
の平面図である。１……ハツチ、２……ベース板、４……支持
板、７……スライド受板、８……ブラケツト、８
ａ……スライド部、９……避難用ハシゴ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

取り付け対象にほぼ直角に折曲した支持板を固
定するとともに、この支持板の側面に対向する位
置にスライド受板を固定してなり、かつ、このス
ライド受板は、取り付け対象との間に所定の間隔
を保持するとともに下側に底部を形成し、しか
も、ハシゴを取り付けるブラケツトには、取り付
け部に対してほぼ直角に折曲したスライド部を形
成し、このスライド部を上記スライド受板と取り
付け対象との間に挿入するとともに、スライド受
板の底部に当該スライド部を乗せる構成にした避
難用ハシゴの取り付け装置。