JPH05276195A - 一斉同報通信システム - Google Patents

一斉同報通信システム

Info

Publication number
JPH05276195A
JPH05276195A JP7389192A JP7389192A JPH05276195A JP H05276195 A JPH05276195 A JP H05276195A JP 7389192 A JP7389192 A JP 7389192A JP 7389192 A JP7389192 A JP 7389192A JP H05276195 A JPH05276195 A JP H05276195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
broadcast
transmission
destination
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7389192A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Mazaki
文聡 真崎
Takeshi Tanaka
健 田中
Nobuya Arakawa
暢也 荒川
Kazutaka Hanaki
一隆 花木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP7389192A priority Critical patent/JPH05276195A/ja
Publication of JPH05276195A publication Critical patent/JPH05276195A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 網リソースを有効利用できる、しかも同報通
信のための網施設を節減できる一斉同報通信システムを
実現する。 【構成】 宛先を網側に予め登録することを不要とすべ
く、送信元端末10aは少なくとも先頭同報パケットに
は全ての宛先情報を挿入して送信する。同報通信には1
以上のパケット交換機11a、11bを介在させ、情報
蓄積網を不要とした。これらパケット交換機はルーティ
ング装置の前に同報パケット処理装置12a、12bを
有する。同報パケット処理装置は、受信パケット列の宛
先に応じた送信方路を検索し、検索結果に応じて、受信
パケット列の送信情報をそのまま含む1組以上の送信パ
ケット列を形成してルーティング装置に与える。これに
より、各組の送信パケット列が宛先に応じた次のパケッ
ト交換機又は宛先端末に送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同じ送信情報を送信元
端末が繰返し出力することなく複数の宛先端末に送信す
る一斉同報通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】同じ情報を何か所にも送信したい場合、
1か所毎にダイヤルして送信するか、端末のもつ順次同
報機能を利用して送信することが多くなされている。し
かしながら、前者の場合では利用者の負担が大きい、端
末動作時間が長いという欠点があり、後者の場合では端
末動作時間が長いという欠点がある。
【0003】そこで、送信元端末が送信情報を1回だけ
出力することで、ネットワーク側において複数の宛先端
末に送信する一斉同報通信システムが既に提案されてい
る。例えば、日経コミュニケーション別冊「通信サービ
ス利用ガイドブック´92」(日経BP社、1991年
9月発行、pp134-139 )に記載されている。
【0004】図2は、従来の一斉同報通信システムの説
明図である。図2において、この通信システムは、複数
の端末1a〜1dを収容する複数の交換機2a、2bに
よる網とは別個に、複数の交換機を収容する、同報した
い情報及び宛先を蓄積する蓄積装置3a、3bを含む情
報蓄積網4を有する。
【0005】このような通信システムにおいて、端末1
aが端末1b〜1dに一斉同報通信を行なう場合、端末
1aは、同報宛先(端末1b〜1d)を交換機2aを介
して情報蓄積網4に与えて予め登録させておく。この場
合、蓄積装置3aに同報宛先(端末1b〜1d)が登録
される。
【0006】端末1aが、情報蓄積網4に予め登録して
おいた宛先に同報する場合、端末1aは送信情報を出力
する。この送信情報は、交換機2aを介して情報蓄積網
4に与えられ、一旦蓄積される。この場合、蓄積装置3
aに送信情報が蓄積される。蓄積装置3aに蓄積された
送信情報は、登録された宛先に係る蓄積装置3bを介し
て宛先に係る交換機2bに送信され、交換機2bは送信
情報を宛先端末1b〜1dに配信する。
【0007】以上のように、従来システムにおいては、
加入者が同報通信を行なう場合、その送信情報を1回だ
け送信すれば情報蓄積網4側がメモリにこれを蓄積し、
その後は予め加入者が登録しておいた宛先に一斉に送信
することで一斉同報通信を実現していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
一斉同報通信システムの場合、同報宛先への送信情報及
び宛先情報を蓄積する蓄積装置3a、3bがネットワー
ク側において通常の交換構成の他に必要である。すなわ
ち、システム規模が大きく、複雑になっていた。また、
同報通信に利用される蓄積装置は、実際上ネットワーク
内に数か所しかなく(日本電信電話株式会社によるFネ
ットのサービスの場合には6か所)、そのため同報発信
者からの送信情報が多くの網リソースを介して蓄積装置
に与えられ、蓄積装置から出力された送信情報も多くの
網リソースを介して受信者へ配信され、送信情報の流れ
に無駄が生じていた。
【0009】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、網リソースの利用に無駄が生じることなく一
斉同報通信を実行できる、網側に従来のような蓄積装置
が不要な一斉同報通信システムを提供しようとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、送信元端末が送信情報を1回送
出することにより複数の宛先端末に送信情報を送信する
一斉同報通信システムにおいて、以下の点を特徴とす
る。
【0011】すなわち、送信元端末は、同報通信用であ
ることが明らかにしたパケット列を送信すると共に、少
なくとも先頭パケットには全ての宛先情報を挿入して送
信する。また、送信元端末及び各宛先端末間の通信に
は、同報用パケット処理装置をルーティング装置の前に
有する1以上のパケット交換機を介在させ、各パケット
交換機の同報用パケット処理装置は、受信したパケット
列の宛先に応じた送信方路を検索して、検索結果に応じ
て、受信したパケット列の送信情報をそのまま含む1組
以上の送信パケット列を形成してルーティング装置に与
え、各組の送信パケット列を、宛先に応じた次のパケッ
ト交換機又は宛先端末に送信させる。
【0012】ここで、各パケット交換機の同報用パケッ
ト処理装置が、送信方路毎に宛先をグループ化し、各グ
ループ毎に1組の送信パケット列を形成することで、次
のパケット交換機に送信するパケット列を1組とするこ
とが好ましい。
【0013】
【作用】本発明では、宛先情報を網側に予め登録してお
くことを省略するために、送信元端末が、同報通信用で
あることが明らかにしたパケット列を送信すると共に、
少なくとも先頭パケットには全ての宛先情報を挿入して
送信することとした。
【0014】また、網側における蓄積装置を、従って、
情報蓄積網を省略できるように、送信元端末及び各宛先
端末間の通信には、1以上のパケット交換機を介在させ
ることとした。従来と同様なパケット交換機では同報通
信を実現できず、このように介在させるパケット交換機
には、ルーティング装置の前に同報用パケット処理装置
を設けている。同報用パケット処理装置は、受信したパ
ケット列の宛先に応じた送信方路を検索して、検索結果
に応じて、受信したパケット列の送信情報をそのまま含
む1組以上の送信パケット列を形成してルーティング装
置に与える。かくして、同報用パケット処理装置によっ
て形成された各組の送信パケット列が、宛先に応じた次
のパケット交換機又は宛先端末に送信される。
【0015】各パケット交換機の同報用パケット処理装
置が宛先毎に送信パケット列の組を形成することも考え
られる。しかし、このようにすると、パケット交換機間
で同じ送信情報を有する複数組のパケット列が送信され
ることがあり得る。そのため、同報用パケット処理装置
が、宛先から得られた送信方路毎に宛先をグループ化
し、各グループ毎に1組の送信パケット列を形成するこ
とで、次のパケット交換機に送信するパケット列を1組
とすることが好ましい。
【0016】
【実施例】以下、本発明による一斉同報通信システムの
一実施例を図面を参照しながら詳述する。ここで、図1
はこの実施例の概念の説明図、図3は伝送される同報パ
ケットのフォーマット構成図、図4は図1における同報
パケット処理装置の詳細構成図である。
【0017】図1において、この実施例は、ある端末1
0aからの送信情報の宛先端末10b〜10dへの伝送
に、既存網の1以上のパケット交換機11a、11bが
介在することで一斉同報通信を実行することができるも
のである。
【0018】パケット交換機11a、11bは、従来の
パケット交換機とは異なって、図3に示すフォーマット
の同報パケットを処理する同報パケット処理装置12
a、12bを内蔵している。同報パケット処理装置12
a、12bは図4に示す詳細構成を有し、受信した同報
パケット列を、そのパケットの宛先情報に基づいて、必
要に応じてコピーし、かつ必要に応じて宛先情報を変更
して、当該パケット交換機11a、1b内部の図示しな
いルーティング装置に与える。
【0019】すなわち、この実施例においては、送信元
端末からの同報パケット列を、伝送に介在するパケット
交換機が同報パケット列の宛先情報に応じて必要に応じ
てコピーして次のパケット交換機又は宛先端末に送信
し、1以上のパケット交換機を介在することで最終的に
全ての宛先端末に同報情報を含むパケット列を伝送す
る。
【0020】図1の構成例では、端末10aから送出さ
れた同報パケット列はパケット交換機11aを介してパ
ケット交換機11bに与えられる。パケット交換機11
bの同報パケット処理装置12bは、受信した同報パケ
ット列をコピー処理すると共にコピーしたパケット列の
宛先を各端末10b、10c、10dに対するものとし
て内部のルーティング装置に与え、これにより、送信情
報を含むパケット列が宛先端末10b、10c、10d
に配信される。
【0021】次に、図3を参照しながら、同報パケット
のフォーマットを説明する。
【0022】同報パケットは、一般のパケット(以下、
通常パケットと呼ぶ)と同様にパケットの転送制御を行
なうヘッダ領域21及び転送したい情報を書込む送信情
報領域23を有すると共に、さらに、ヘッダ領域21及
び送信情報領域23間に、同報通信に特有な情報を書込
む同報情報領域22を有する。
【0023】転送したい送信情報は、一般には分割され
て複数の同報パケットに挿入される。以下では、最初の
同報パケットを先頭同報パケットと呼び、最後の同報パ
ケットを終了同報パケットと呼び、中間の同報パケット
を中間同報パケットと呼ぶ。先頭同報パケットの同報情
報領域22には、同報通信を行なう複数の宛先端末のア
ドレス情報(宛先)及び同報通信を開始することが挿入
され、中間同報パケットの同報情報領域22には同報通
信中であることが挿入され、終了同報パケットの同報情
報領域22には同報通信を終了することが挿入されてい
る。
【0024】なお、この実施例の場合には、同報パケッ
トのヘッダ領域21内の宛先格納域にも、いずれかの宛
先が挿入されているとする。
【0025】次に、図4を参照しながら、同報パケット
処理装置30(12aや12b)の詳細を説明する。
【0026】同報パケット処理装置30は、パケット判
別装置31、同報パケット種類判別装置32、送信宛先
検索テーブル装置33、送信方路分別装置34及びコピ
ースイッチ装置35からなる。なお、コピースイッチ装
置35は、制御装置36、メモリ装置37及び分配装置
38からなる。
【0027】パケット判別装置31は、送信元端末又は
送信経路上1個前のパケット交換機から入力されたパケ
ットが同報パケットか通常パケットかを判別するもので
あり、同報パケットであればそのパケットを同報パケッ
ト種類判別装置32に与え、通常パケットであればその
パケットを図示しないルーティング装置に与える。
【0028】同報パケット種類判別装置32は、入力さ
れた同報パケットが先頭同報パケットか中間同報パケッ
トか終了同報パケットかを判別するものである。同報パ
ケット種類判別装置32は、先頭同報パケットを送信宛
先検索テーブル装置33に与え、中間同報パケットをコ
ピースイッチ装置35に与え、終了同報パケットを送信
方路分別装置34に与える。
【0029】送信宛先検索テーブル装置33は、宛先と
送信方路とを対応付けたテーブルを内蔵しており、入力
された先頭同報パケットの同報情報領域22に挿入され
ている各宛先に対応する送信方路を検索して先頭同報パ
ケットと共に送信方路分別装置34に与える。
【0030】送信方路分別装置34は、送信方路の管理
と、先頭同報パケットのコピー処理と、終了同報パケッ
トのコピー処理とを行なうものである。
【0031】送信方路分別装置34は同じ送信方路の宛
先をグルーピングする。そして、得られたグループ数だ
け先頭同報パケット又は先頭の通常パケットを形成す
る。すなわち、各送信方路に対する先頭同報パケット又
は先頭の通常パケットを形成する。ここで、グループに
属する宛先が2個以上のグループに対しては、同報情報
領域22に格納された宛先がグループに属する宛先だけ
である先頭同報パケットを形成する。また、グループに
属する宛先が1個のグループに対しては、同報情報領域
がなく、ヘッダ領域21の宛先格納域にグループに属す
る唯一の宛先を格納した通常パケットを形成する。送信
方路分別装置34は、同報パケット種類判別装置32か
ら終了同報パケットが与えられると、上述したグループ
数だけ終了同報パケット又は最後の通常パケットを形成
する。すなわち、各送信方路に対する終了同報パケット
又は最後の通常パケットを形成する。ここで、先頭のパ
ケットが先頭同報パケットである送信方路に対しては終
了同報パケットを形成し、先頭のパケットが通常パケッ
トである送信方路に対してはヘッダ部の宛先情報域に先
頭のパケットと同じ宛先を有する通常の最終パケットを
形成する。
【0032】送信方路分別装置34は、ある送信方路に
ついての先頭のパケット(先頭同報パケット又は通常パ
ケット)をコピースイッチ装置35に出力し、その後、
送信宛先検索テーブル装置33から先頭同報パケットが
与えられたタイミング及び同報パケット種類判別装置3
2から終了同報パケットが与えられたタイミングに基づ
いて定まる所定期間後に、その方路についての最後のパ
ケット(終了同報パケット又は通常パケット)をコピー
スイッチ装置35に出力し、以下、同様にして各送信方
路についての先頭のパケット(先頭同報パケット又は通
常パケット)及び最後のパケット(終了同報パケット又
は通常パケット)をコピースイッチ装置35に出力す
る。
【0033】コピースイッチ装置35において、メモリ
装置37は、制御装置36の制御下で、同報パケット種
類判別装置32から与えられた中間同報パケットを格納
する。制御装置36は、送信方路分別装置34から先頭
のパケットが与えられると、メモリ装置37を介して分
配装置38に与えた後、メモリ装置37から順次中間の
パケットを分配装置38に出力させ、その後、送信方路
分別装置34から与えられた最後のパケットをメモリ装
置37を介して分配装置38に与える。ここで、制御装
置36は、先頭のパケットが先頭同報パケットであれば
メモリ装置37から出力させる中間のパケットも中間同
報パケット(同報情報領域22を有するパケット)とさ
せ、他方、先頭のパケットが通常パケットであればメモ
リ装置37から出力させる中間のパケットも通常パケッ
ト(同報情報領域22を有しないもの)とさせる。
【0034】分配装置38は、ある送信方路についての
先頭のパケットから最後のパケットまでの一連のパケッ
ト列を同一の信号線に出力して図示しないルーティング
装置に与える。
【0035】コピースイッチ装置35は、以上のような
動作を各送信方路毎に行ない、分配装置38は送信方路
毎に出力信号線を変更させる。
【0036】この実施例の場合、ルーティング装置は、
入力されたパケットが同報パケットであろうと通常パケ
ットであろうと、ヘッダ領域の宛先格納域に格納された
宛先情報に基づいてルーティング処理を行なう。
【0037】以上のようにして、当該パケット交換機に
入力された同報パケット列から、同報パケット処理装置
30が、その各パケットの送信情報領域に含まれていた
情報をそのまま情報領域に含む同報パケット列、又は、
通常パケット列を、当該パケット交換機30からの送信
方路数だけ形成してルーティング装置に与え、このよう
にして形成された1組以上のパケット列がルーティング
処理を通じて当該パケット交換機から次のパケット交換
機又は宛先端末に出力される。このようなパケット交換
機毎に実行される同報パケット列のコピー配信処理によ
って、送信元端末が出力した情報が全ての宛先端末に送
信される。
【0038】同報パケット処理装置30の動作を、図1
の場合を例にとって説明する。すなわち、端末10aが
送信元端末で、端末10b〜10dが宛先端末で、端末
10aを収容しているパケット交換機11aと、端末1
0b〜10dを収容しているパケット交換機11bとが
同報通信に介在する場合の同報パケット処理装置12a
及び12bの動作を説明する。
【0039】送信元端末10aは、同報しようとする情
報を分割して複数の同報パケットの送信情報領域23に
挿入し、先頭同報パケットの同報情報領域22には同報
通信を開始することの情報に加えて、宛先端末10b〜
10dを表す情報を挿入し、中間同報パケット及び終了
同報パケットの同報情報領域22には同報中であること
及び同報通信を終了することの情報を挿入する。
【0040】送信元端末10aがこのように形成した同
報パケット列は、端末10aを収容しているパケット交
換機11aに与えられる。パケット交換機11aの同報
パケット処理装置12aにおいて、パケット判別装置3
1は端末10aから与えられた同報パケット列を同報パ
ケット種類判別装置32に与える。同報パケット種類判
別装置32は先頭同報パケットを送信宛先検索テーブル
装置33に与える。この先頭同報パケットに挿入されて
いる各宛先(端末10b〜10d)に対する送信方路が
このテーブル装置33から送信方路分別回路34に与え
られるが、各宛先に対する送信方路が全て等しいので、
送信方路分別装置34によってグループ化されても1グ
ループとなる。そのため、送信方路分別装置34が1個
の先頭同報パケットを形成しても入力された先頭同報パ
ケットに等しいものを形成する。かくして、コピースイ
ッチ装置35からは、当該同報パケット処理装置12a
に入力されたと同一の同報パケット列がルーティング装
置に出力され、ルーティング処理によって、同報パケッ
ト列は、端末10b〜10dを収容しているパケット交
換機11bに与えられる。
【0041】パケット交換機11bの同報パケット処理
装置12bにおいて、パケット判別装置31はパケット
交換機11aから与えられた同報パケット列を同報パケ
ット種類判別装置32に与える。同報パケット種類判別
装置32は先頭同報パケットを送信宛先検索テーブル装
置33に与える。この先頭同報パケットに挿入されてい
る各宛先(端末10b〜10d)に対する送信方路がこ
のテーブル装置33から送信方路分別装置34に与えら
れる。各宛先に対する送信方路が全て異なり、送信方路
分別装置34がグループ化すると3グループとなり、各
グループに属する宛先はそれぞれ1個である。そのた
め、送信方路分別装置34は、3個の先頭のパケットが
形成するが、これらはいずれも通常パケットとして形成
される。すなわち、同報情報領域22を有しないもので
あって、かつ、ヘッダ領域21の宛先格納域に端末10
b、10c、10dのいずれかの情報を挿入している通
常パケットを形成する。同様に、送信方路分別装置34
は、同報パケット種類判別装置32から終了同報パケッ
トが与えられた場合にも、3個の送信方路に対する最後
のパケットとして通常パケットを形成する。
【0042】同報パケット処理装置12bのコピースイ
ッチ装置35において、メモリ装置37は、同報パケッ
ト種類判別装置32から与えられた中間同報パケットを
一旦格納する。制御装置36は、ある送信方路(ここで
は端末10bへの方路とする)についての先頭の通常パ
ケットが入力されると、メモリ装置37を介してその先
頭の通常パケットを分配装置38に与え、その後、メモ
リ装置37に格納された中間同報パケットの情報から同
報情報領域を削除したパケット、従って、通常パケット
を分配装置38に与え、最後に入力されてきた最後の通
常パケットをメモリ装置37を介して分配装置38に与
える。分配装置38は、一連のパケット列をある信号線
に出力し、これにより、ルーティング装置の処理によっ
てこれら一連のパケット列が宛先端末10bに与えられ
る。
【0043】同様に、制御装置36は、次の送信方路
(ここでは端末10cへの方路とする)についての先頭
の通常パケットが入力されると、メモリ装置37を介し
てその先頭の通常パケットを分配装置38に与え、その
後、メモリ装置37に格納された中間同報パケットの情
報から同報情報領域を削除した通常パケットを分配装置
38に与え、最後に入力されてきた最後の通常パケット
をメモリ装置37を介して分配装置38に与える。分配
装置38は、一連のパケット列を上記とは異なる信号線
に出力し、これにより、ルーティング装置の処理によっ
てこれら一連のパケット列が宛先端末10cに与えられ
る。
【0044】宛先端末10dへの転送に対しても、コピ
ースイッチ装置35は上述と同様な処理を実行する。
【0045】従って、上述の実施例によれば、一斉同報
通信用の蓄積装置が不要であって網設備を節減すること
ができる。また、数が少ない蓄積装置に同報パケットを
与える必要がないので、すなわち、既存のパケット交換
機を経由してパケットを伝送するので、最短経路又はそ
れに近い経路で同報用のパケットを伝送することがで
き、網リソースを有効に利用することができる。
【0046】また、上記実施例においては、同報パケッ
ト処理装置が、宛先から得られた送信方路毎に宛先をグ
ループ化し、各グループ毎に1組の送信パケット列を形
成することで、次のパケット交換機に送信するパケット
列を1組とするようにしたので、この点からも網リソー
スを有効に利用することができる。
【0047】なお、上記実施例においては、先頭同報パ
ケットのみに同報宛先情報を挿入するものを示したが、
中間同報パケット及び終了同報パケットに同報宛先情報
を挿入するようにしても良い。
【0048】また、上記実施例においては、各同報パケ
ット処理装置が送信方路毎の同報パケット列又は通常パ
ケット列を時間順次で出力するものを示したが、ほぼ並
行して出力するようにしても良い。例えば、メモリ装置
37に対する読出速度を書込速度より高速に選定してお
き、各組の同一順番の中間のパケットを送信方路数だけ
繰返し読出し、読出した中間のパケットを分配装置38
が異なる信号線に分配することで、送信方路毎の同報パ
ケット列又は通常パケット列を並行に出力するようにし
ても良い。
【0049】さらに、上記実施例においては、送信方路
が同一の宛先については、パケットのコピーを行なわな
いものを示したが、送信元端末を収容するパケット交換
機がコピー処理によって各宛先毎にパケット列を形成す
るようにしても良い。
【0050】さらにまた、上記実施例においては、同報
パケットにおいてもヘッダ領域の宛先格納域にいずれか
の宛先を格納し、ルーティング装置がこの宛先情報によ
ってルーティングするものを示したが、ルーティング装
置がパケットを判別し、同報パケットの場合には同報情
報領域内の宛先情報に基づいてルーティングを行なうも
のであっても良い。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、パケッ
ト交換機に同報用パケット処理装置を設けて、同報用パ
ケット処理装置が同報パケット列の宛先に応じて、パケ
ット列をコピー処理してそれを分配することで一斉同報
通信を行なうようにしたので、網リソースを有効利用す
ることができる、しかも同報通信のための網施設を軽減
できる一斉同報通信システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の概念構成を示すブロック図である。
【図2】従来システムの概念構成を示すブロック図であ
る。
【図3】実施例の同報パケットのフォーマットを示す説
明図である。
【図4】実施例の同報パケット処理装置の詳細構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10a…送信元端末、10b〜10d…宛先端末、11
a、11b…パケット交換機、12a、12b、30…
同報パケット処理装置、31…パケット判別装置、32
…同報パケット種類判別装置、33…送信宛先検索テー
ブル装置、34…送信方路分別装置、35…コピースイ
ッチ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花木 一隆 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信元端末が送信情報を1回送出するこ
    とにより複数の宛先端末に上記送信情報を送信する一斉
    同報通信システムにおいて、 上記送信元端末は、同報通信用であることが明らかにし
    たパケット列を送信すると共に、少なくとも先頭パケッ
    トには全ての宛先情報を挿入して送信し、 上記送信元端末及び上記各宛先端末間の通信には、同報
    用パケット処理装置をルーティング装置の前に有する1
    以上のパケット交換機を介在させ、 上記各パケット交換機の同報用パケット処理装置は、受
    信したパケット列の宛先に応じた送信方路を検索して、
    検索結果に応じて、受信したパケット列の送信情報をそ
    のまま含む1組以上の送信パケット列を形成してルーテ
    ィング装置に与えて、各組の送信パケット列を、宛先に
    応じた次のパケット交換機又は宛先端末に送信させるこ
    とを特徴とした一斉同報通信システム。
  2. 【請求項2】 上記各パケット交換機の同報用パケット
    処理装置が、送信方路毎に宛先をグループ化し、各グル
    ープ毎に1組の送信パケット列を形成することで、次の
    パケット交換機に送信するパケット列を1組としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の一斉同報通信システム。
JP7389192A 1992-03-30 1992-03-30 一斉同報通信システム Pending JPH05276195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7389192A JPH05276195A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 一斉同報通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7389192A JPH05276195A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 一斉同報通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05276195A true JPH05276195A (ja) 1993-10-22

Family

ID=13531288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7389192A Pending JPH05276195A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 一斉同報通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05276195A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010538509A (ja) * 2007-09-03 2010-12-09 エアバス・オペレーションズ フレーム・スイッチング・デバイス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010538509A (ja) * 2007-09-03 2010-12-09 エアバス・オペレーションズ フレーム・スイッチング・デバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920002902B1 (ko) 비블로킹 광대역폭 시스템
EP0119105A2 (en) Integrated circuit/packet switching system
JPH03119846A (ja) 同報通信パケット交換網
EP0203990A1 (en) AUTOMATIC ROUTING PACKAGES WITH STAGE ADDRESSES IDENTIFICATION FIELDS.
US5001702A (en) Packet switching network for multiple packet types
GB2212308A (en) Method and apparatus for parallel computation
AU668224B2 (en) Resequencing unit in cell switching system
JP3172570B2 (ja) 選択的同報通信システム
JP3109829B2 (ja) パケット・ネットワークの中で宛先及び送信元のアドレスを指定するための方法及び装置
US7505476B2 (en) Packet transfer path control apparatus and control program therefor
JPH09326807A (ja) 共有セルメモリ型atm交換制御方法及び共有セルメモリ型atm交換スイッチ
WO1996038792A1 (en) Monitoring and control of data flow in a computer network device
JPH05276195A (ja) 一斉同報通信システム
US6711161B1 (en) Arrangement for providing linearly scaleable address forwarding tables within multiple network switch modules
KR900701137A (ko) 페이징 시스템
KR100445784B1 (ko) 전자우편시스템에있어서,그룹메시지를전송하고처리하는방법
US6324175B1 (en) Circuit-switched network
JP3557946B2 (ja) パケット交換装置
US20020141411A1 (en) Apparatus for line-concentrating and distributing PPP frame data
JP3456763B2 (ja) 同報通信装置
JPH05235877A (ja) 情報伝送方法
JPS60123155A (ja) 通信端末装置
KR0122450B1 (ko) 무선호출시스템에서 호처리능력 향상 방법
JP3175271B2 (ja) 選択的同報通信装置
JPH01185097A (ja) 情報送達確認方式