JPH05275646A - 高誘電率体及びその製造方法 - Google Patents

高誘電率体及びその製造方法

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JPH05275646A
JPH05275646A JP4068789A JP6878992A JPH05275646A JP H05275646 A JPH05275646 A JP H05275646A JP 4068789 A JP4068789 A JP 4068789A JP 6878992 A JP6878992 A JP 6878992A JP H05275646 A JPH05275646 A JP H05275646A
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dielectric constant
gas
high dielectric
constant material
film
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JP4068789A
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English (en)
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Takeshi Kamata
健 鎌田
Masatoshi Kitagawa
雅俊 北川
Munehiro Shibuya
宗裕 澁谷
Takashi Hirao
孝 平尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 TaおよびHfからなる酸化物であって、H
f元素のモル比率を0.01〜0.4の範囲の組成とす
ることにより、比誘電率が高く、絶縁性・耐熱性に優れ
た高誘電率体とする。 【構成】 高誘電率体は、例えば減圧CVD法などによ
り、400℃に加熱されたSiなどの半導体基体3上
に、Ta(OC2 5 5 およびHf(O−i−C3
7 4 などの液体もしくは固体原料ガスを流量制御させ
たHeなどの不活性ガスによりバブリングして真空槽1
内に導入し、気相中で分解させ、O2 ガスと反応させる
ことにより薄膜形成できる。酸化ガスとして、O3 など
の活性度の高いガスを用いることにより成膜温度を低温
化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサ、メモリな
どのエレクトロニクス用素子、特にDRAM等の容量絶
縁膜に応用される高誘電率体及びその製造方法に関する
ものである。さらに詳しくは、前記したデバイスの容量
絶縁膜等に有用な薄膜高誘電率体とその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超LSIは新材料、新プロセスの導入に
より高集積化、高性能化が進み、とりわけ集積度の高い
DRAMにおいては、容量部(キャパシタ)の微細化が
重要課題となってきている。
【0003】DRAMは、キャパシタに電荷を蓄積する
ことにより情報を記憶するものであるが、電荷を蓄積す
るために絶縁耐圧が大きく、リーク電流が小さな誘電性
の絶縁膜が必要で、現在までのところその材料として、
比誘電率が約4の酸化シリコン(SiO2 )またはその
SiO2 と窒化シリコン(Si3 4 、比誘電率約7)
の積層で構成されるいわゆるONO膜が用いられてき
た。キャパシタでは、その上部電極として用いられるA
l等の金属配線材料に含まれるU等の放射性不純物から
発生するα線により、記憶した情報が消失するというい
わゆるソフトエラーを防ぐために、一定以上の蓄積電荷
量が必要とされる。次世代の超LSIとされる64Mビ
ット以上の集積度をもつDRAMにおいては、蓄積電荷
量をその必要とされる最低限の電荷量に保持しつつ、集
積度向上にともなうキャパシタ面積の低減化、即ち電荷
密度の増加を実現するのに、従来のSiO2 膜やONO
膜では、たとえスタックト構造やトレンチ構造等の3次
元構造を用いて、トンネル電流の流れないぎりぎりの膜
厚まで薄膜化したとしても、誘電率が低いために容量絶
縁膜材料として適用することは困難である。
【0004】したがって、この問題を解決するためには
単位面積当りの静電容量が高い、即ち、比誘電率が高い
薄膜材料を用いる必要がある。しかも蓄積した電荷を長
時間保持するために、誘電体膜を通して漏れるリーク電
流の小さな、絶縁耐圧の高い材料でなければならない。
こうした次世代の容量絶縁膜材料として、現在、酸化タ
ンタル(Ta2 5 )等の誘電率の高い材料の適用が検
討されている。また、これらの材料の薄膜形成には段差
被覆性の良好な減圧CVD法などの化学的気相成長法を
用いることにより、高集積化とともに3次元構造化が進
むLSIの工程に対応させて研究開発が進められてい
る。
【0005】Ta2 5 は20〜25程度の比誘電率を
有し、反応性スパッタリング法により、緻密で絶縁耐圧
が高い等の特性の優れた膜が形成されており、液晶表示
素子等における駆動用の薄膜トランジスタのゲート絶縁
膜として実用化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来技術のスパッタリング法で形成した膜は段差被覆
性に乏しく、微細化、3次元構造化が進む超LSIの製
造工程にはスパッタリング法を適用するのは困難であ
る。また、現在のところ段差被覆性の良好な方法とし
て、減圧CVD法などの化学的気相成長法によるTa2
5 膜の形成が試みられているが、減圧CVD法で形成
した膜は酸化不足、緻密性に欠ける等の理由で、リーク
電流が大きく、絶縁性が悪くそのままでは使用に耐えな
い。そのため、膜形成後に膜の酸化と同時に膜の緻密性
の向上を目的とする800℃程度の高温における熱処理
工程が必要であった。このような高温プロセスを用いる
と、キャパシタ絶縁膜以外のデバイス構成部に対し、相
互拡散、クラックの発生などによるデバイス性能の劣化
を引き起こすため、今のところTa2 5 は実用化には
至っていない。
【0007】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ため、比誘電率が高く、絶縁性・耐熱性に優れた高誘電
率体及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の高誘電率体は、TaおよびHfからなる酸
化物であって、元素のモル比率が下記式で示される範囲
の組成を有することを特徴とする。
【0009】0.01≦Hf/(Ta+Hf)≦0.4 前記構成においては、高誘電率体が基体上に薄膜状に形
成されていることが好ましい。
【0010】また本発明の高誘電率体の製造方法は、真
空槽内に基体を設置し、前記真空槽内に原料ガスを導入
し、外部よりエネルギーを印加して前記原料ガスを分解
することにより前記基体上に薄膜高誘電率体を気相成長
させる方法であって、前記原料ガスとしてTa系ガス、
Hf系ガス、酸素系ガスを用いて、前記薄膜高誘電率体
の元素のモル比率が下記式で示される範囲の組成となる
ように制御することを特徴とする。
【0011】0.01≦Hf/(Ta+Hf)≦0.4 前記構成においては、Ta系ガスとして、Ta(OR)
5 (ただしRはアルキル基、好ましくはC1 〜C6 の低
級アルキル基)で示されるタンタルアルコキシド、また
はTaX5 (ただしXはハロゲン基)で示されるタンタ
ルハロゲン化物を用いることが好ましい。
【0012】また前記構成においては、Hf系ガスとし
て、Hf(OR)4 (ただしRはアルキル基、好ましく
はC1 〜C6 の低級アルキル基)で示されるハフニウム
アルコキシドを用いることが好ましい。
【0013】さらに前記構成においては、酸素系ガスと
して、O3 、N2 O、NO2 から選ばれる少なくとも一
種のガスを用いることが好ましい。
【0014】
【作用】前記した本発明の高誘電率体の構成によれば、
比誘電率の高い酸化タンタルを主成分とし、これにさら
に比誘電率の高い酸化ハフニウム(比誘電率30〜4
0)を添加し組み合わせた材料であるため、母体となる
酸化タンタルよりも高い比誘電率を有し、とりわけ、H
f酸化物の添加が前記式で示される範囲であれば、異種
物質添加効果により緻密な構造のものが得られるため、
絶縁耐圧が高く、リーク電流の少ないなど絶縁性に優れ
た材料となる。また、この添加効果は結晶化温度を向上
させ、粒成長を妨げるため、本発明においては耐熱性と
いう点でも優れた材料を提供できる。また、Hf酸化物
の添加量を変化させることにより、比誘電率や抵抗率な
どの電気的特性を制御することが可能である。従って、
本発明により、比誘電率が高く、絶縁性・耐熱性に優れ
た高誘電率体が実現できる。
【0015】次に本発明の好ましい構成である薄膜高誘
電率体は、上記高誘電率体を半導体基板などの基体上に
薄膜化したもので、比誘電率が高く、絶縁性・耐熱性に
優れた高誘電率体を超LSI、液晶表示素子などのエレ
クトロニクス素子の絶縁膜等に応用展開が可能となる。
【0016】本発明における高誘電率体の製造方法は、
原料ガスとしてTa、Hfのアルコキシドまたはハロゲ
ン化物を用いており、これらは常温で液体もしくは固体
であるが、加熱して気化し、不活性ガスなどをキャリア
ガスとして用いることにより供給量の制御が可能とな
る。特に、これらの原料ガスは500℃以下の比較的低
温で熱分解が可能であるため、熱CVD等の化学的気相
成長法により、段差被覆性が良好でしかもその組成が膜
中で均一であるTaおよびHfからなる固溶複合酸化物
の薄膜高誘電率体を形成することが可能である。さら
に、酸素系ガスとしてO3 等の活性度の高い酸化性ガス
を用いることにより、膜形成温度の低温化が実現できる
とともに、膜形成中に混入するCやH等の不純物の量を
抑制することができる。そして成膜後に行なう熱処理
は、デバイスの他の構成部に悪影響を与える程の高温を
必要としない。またこのような膜形成法においては、原
料ガスの流量を変化させることにより、所望の組成をも
つ薄膜を形成することができ、膜の比誘電率、抵抗率等
の電気的特性の制御が行える。とくに前記式で示される
範囲の組成であれば、高誘電率、高耐圧、低リーク電流
なる特性をもち、かつ耐熱性に優れた信頼性の高い薄膜
高誘電率体の形成が本発明により実現可能となる。
【0017】
【実施例】以下実施例により、本発明をさらに具体的に
説明する。まず図面を用いて説明する。図1は本発明に
用いた薄膜高誘電率体形成装置の概略図である。真空槽
1内は排気ポンプ2によりほぼ真空に排気される。シリ
コン等の基体3は基体ホルダ−4に固定され、基体ホル
ダ−4内部に設定されたヒータ5により300〜500
℃の所定の温度に加熱される。膜形成用の原料ガスは、
本実施例においては、酸素系ガスとしてO2 ガス、Ta
系ガスとしてTa(OC2 5 5 、Hf系ガスとして
Hf(O−i−C3 7 4 をそれぞれ用いた。O2
スはボンベ7より流量制御装置8を通じてガス混合部1
6に送給される。Ta(OC2 5 5 、及びHf(O
−i−C3 7 4 はバブラ容器9、12にそれぞれ充
填されており、それぞれ125℃、135℃に加熱保温
される。キャリアガスとしてHeを用い、Heガスはボ
ンベ10より流量制御装置11および13を通じてバブ
ラ容器9、12にそれぞれ送給される。Heガスにより
バブラ容器9、12内の気化されたTa(OC2 5
5 蒸気およびHf(O−i−C3 7 4 蒸気がそれぞ
れガス導入管14、15を通じてガス混合部16まで送
給され、ここでO2 ガスと混合される。バブラ容器9、
12に送給されるHeガスの流量を変化させることによ
り、Ta(OC2 5 5 蒸気およびHf(O−i−C
3 7 4 蒸気の供給量を変化させることができる。混
合部16で混合された原料ガスは多数の孔部が設けてあ
るガス導入プレート6より真空槽1内に導入され、加熱
された基体3表面付近で熱分解反応が起こり、基体3上
に膜形成される。ガス導入管14、15は原料ガスの再
凝固を防ぐためにそれぞれヒータ17、18により14
0℃に加熱保温される。
【0018】具体的な膜形成は、以下の手順で行なっ
た。基体として、電気特性測定用に低抵抗のn型多結晶
シリコンが200nm形成されたn型単結晶シリコン基
板、組成分析用にp型単結晶Si基板を用い、基体温度
を400℃とした。O2 ガスの流量は500sccmと
し、バブラ容器9、12に送給されるHeガスのトータ
ルのガス流量を500sccmとし、バブラ容器9、1
2への送給量を変化させて形成膜のHf/Ta比を変化
させた。この場合の真空槽1内の全ガス圧は排気バルブ
19を調節して0.8Torrとした。電気特性測定用
の形成膜は20nm、組成分析用形成膜は1μmの膜厚
で膜形成を行なった。膜形成後、500℃の乾燥酸素雰
囲気中にて10分間熱処理を行なった。形成膜の組成分
析はICP発光分光分析法およびX線マイクロ分析(E
PMA)法により行なった。組成分析により得られたH
f/(Ta+Hf)比と、バブラ容器12に送給される
Heガス[Hf(O−i−C3 7 4 のキャリアガ
ス]流量との間には、図2に示すような比例関係があ
り、流量制御装置13を制御することにより任意の組成
に制御できることがわかる。
【0019】図3は、Hf/(Ta+Hf)比を変化さ
せた場合の形成膜の電界強度に対するリーク電流密度の
特性図を示したものである。比の値が大きくなるにつれ
て、リーク電流は一度は減少し、その後増加する。ま
た、絶縁耐圧も一度は大きくなるが、その後減少する。
リーク電流特性の組成比に対する変化の様子を分かりや
すくするために、電界強度1MV/cmにおけるリーク
電流密度のHf/(Ta+Hf)依存性を図4に示す。
【0020】図5は、Hf/(Ta+Hf)比に対する
形成膜の比誘電率の変化の様子を示したものである。比
の値が大きくなるほど、誘電率の値は増加する。図4、
図5の結果より、Hf/(Ta+Hf)比の値が0から
1に変化するにつれて、形成膜の電気的特性は酸化タン
タルから酸化ハフニウムへと変化しており、Hf/(T
a+Hf)比、すなわち、Hf(O−i−C3 7 4
のキャリアガスとしてのHeガス流量を変化させること
により所望の電気的特性を有する酸化タンタル系薄膜を
形成することができる。特に、これらの図より分かるよ
うに、形成される酸化タンタル系薄膜の組成が、0.0
1≦Hf/(Ta+Hf)≦0.4で示される範囲であ
れば、4×10-9A/cm2 以下とリーク電流密度が小
さく、21〜27程度と従来の容量絶縁膜であるSiO
2 、Si3 4 と比べて3〜7倍程度の高い比誘電率を
有する薄膜高誘電率体を得ることができる。
【0021】上記実施例においては、減圧CVD法によ
り、Ta系の原料ガスとしてTa(OC2 5 5 のよ
うなアルコキシド材料を用いて膜形成を行なう場合を示
した。しかし、TaF5 、TaCl5 などのハロゲン化
物を原料ガスとして用いても、キャリアガスによるバブ
リングによりそれぞれ120℃、150℃と比較的低温
でガス化することができ、従って、ガス流量制御による
組成制御が同様に可能であるとともに、形成膜の組成が
0.01≦Hf/(Ta+Hf)≦0.4で示される範
囲であれば、アルコキシド材料を用いた場合と同程度の
特性を有する薄膜を形成できることが確認できた。た
だ、原料ガスとしてアルコキシド材料を用いた場合は、
膜形成用の基板に対する表面マイグレーションが良好で
あるため、ハロゲン化物を用いる場合よりも段差被覆性
に優れた膜形成を行なうことができる。
【0022】次に、酸素系ガスとしてO3 (オゾン)、
2 O、NO2 を用いた場合は膜形成温度を50〜10
0度程度低温化することができ、膜形成後の酸素雰囲気
での熱処理も450℃程度と低い温度で行なうことがで
きる。また、これらの酸化ガスを用いることにより膜形
成中に混入するCやH等の不純物の量を抑制することが
できる。O3 を用いる場合は、図1において、ボンベ7
からO2 ガスを流量制御装置8を通じて、ガス混合部1
6に送給する際に、流量制御装置8とガス混合部16と
の間にオゾン発生装置を設ける必要がある。本実施例に
おいてはオゾン発生率5%のものを用いた。N2 O、N
2 を酸素系ガスとして用いる場合は、膜形成方法とし
て、プラズマCVD法や光CVD法を用いる際に特に有
効で、250〜300℃程度の比較的低温の基板温度で
の膜形成が可能であるだけでなく、膜形成後の熱処理を
必要としないことが確認できている。もちろん、O3
スをプラズマCVD法や光CVD法で用いても同様であ
る。これら活性度の高い酸素系ガスを用いた場合でも、
形成膜の組成が前記式で示される範囲であれば、O 2
スを用いた場合と同程度の特性を有する薄膜を形成でき
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明による高誘電率体
は、高い比誘電率を示すとともに、リーク電流が小さ
く、絶縁耐圧性、耐熱性に優れた特性をもつ材料であ
り、コンデンサなどの電子部品への応用に役に立つもの
である。特に、この材料を薄膜化した本発明の薄膜高誘
電率体は、これを超LSIに応用した場合、蓄積容量部
の面積の縮小化が可能となり、これにより、LSIの集
積度の向上が実現できる。
【0024】また、本発明の薄膜高誘電率体の製造方法
は、段差被覆性の良好な薄膜高誘電率体を得ることがで
き、各原料ガスの流量を制御することにより、所望の電
気的特性を容易に得ることができる。特に前記式の範囲
の組成を有する薄膜高誘電率体を形成することにより、
高誘電率、高耐圧、低リーク電流なる特性をもちかつ、
耐熱性が良好の信頼性の高いものが得られ、これをDR
AM等の超LSIに応用することにより、LSIの集積
度の向上が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いた薄膜高誘電率体の製
造装置の概略図。
【図2】Hf/(Ta+Hf)比と、Hf(O−i−C
3 7 4 バブリング用Heガス流量との関係を示す
図。
【図3】Hf/(Ta+Hf)比をパラメータとしたと
きの形成膜の電界強度とリーク電流密度の関係を示した
図。
【図4】形成膜の1MV/cmの電界強度におけるリー
ク電流密度とHf/(Ta+Hf)比の関係を示した
図。
【図5】Hf/(Ta+Hf)比と形成膜の比誘電率の
関係を示した図。
【符号の説明】
1 真空槽 2 排気ポンプ 3 基体 4 基体ホルダ− 5 ヒータ 6 ガス導入プレート 7 ボンベ 8 流量制御装置 9 バブラ容器 10 ボンベ 11 流量制御装置 12 バブラ容器 13 流量制御装置 14 ガス導入管 15 ガス導入管 16 ガス混合部 17 ヒータ 18 ヒータ 19 排気バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 3/02 9059−5G H01G 4/06 102 7924−5E 4/10 7924−5E H01L 21/316 X 8518−4M 25/07 25/18 (72)発明者 平尾 孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TaおよびHfからなる酸化物であっ
    て、元素のモル比率が下記式で示される範囲の組成を有
    することを特徴とする高誘電率体。 0.01≦Hf/(Ta+Hf)≦0.4
  2. 【請求項2】 高誘電率体が、基体上に薄膜状に形成さ
    れてなる請求項1に記載の高誘電率体。
  3. 【請求項3】 真空槽内に基体を設置し、前記真空槽内
    に原料ガスを導入し、外部よりエネルギーを印加して前
    記原料ガスを分解することにより前記基体上に薄膜高誘
    電率体を気相成長させる方法であって、前記原料ガスと
    してTa系ガス、Hf系ガス、酸素系ガスを用いて、前
    記薄膜高誘電率体の元素のモル比率が下記式で示される
    範囲の組成となるように制御することを特徴とする高誘
    電率体の製造方法。 0.01≦Hf/(Ta+Hf)≦0.4
  4. 【請求項4】 Ta系ガスとして、Ta(OR)5 (た
    だしRはアルキル基)で示されるタンタルアルコキシ
    ド、またはTaX5 (ただしXはハロゲン基)で示され
    るタンタルハロゲン化物を用いる請求項3に記載の高誘
    電率体の製造方法。
  5. 【請求項5】 Hf系ガスとして、Hf(OR)4 (た
    だしRはアルキル基)で示されるハフニウムアルコキシ
    ドを用いる請求項3に記載の高誘電率体の製造方法。
  6. 【請求項6】 酸素系ガスとして、O3 、N2 O、NO
    2 から選ばれる少なくとも一種のガスを用いる請求項3
    に記載の高誘電率体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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