JPH05274623A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH05274623A
JPH05274623A JP9696192A JP9696192A JPH05274623A JP H05274623 A JPH05274623 A JP H05274623A JP 9696192 A JP9696192 A JP 9696192A JP 9696192 A JP9696192 A JP 9696192A JP H05274623 A JPH05274623 A JP H05274623A
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Akinori Sasaki
秋典 佐々木
Kazumasa Fukuda
一正 福田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】空気ベアリング面の長さLが1.2mm以下、
幅Wが1.2mm以下である小型の磁気ヘッドにおい
て、浮上量をより一層低下させ、高密度記録に対応でき
る磁気ヘッドを提供する。 【構成】スライダ1は空気ベアリング面11及び凹部1
2を有する。空気ベアリング面11は長さLが1.2m
m以下、幅Wが1.2mm以下である。凹部12は空気
ベアリング面11のほぼ中間部に設けられ、底面121
がスライダ1の長さ方向の一端側に連なり、一端側にお
いて空気ベアリング面11からの深さが最大となり、空
気ベアリング面11に向かうにつれて深さが浅くなる傾
斜面として形成されている。凹部12は長さaが300
〜700μm、幅bが200〜800μm、最大深さc
が0.5〜10μmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドに関し、更
に詳しくは、空気ベアリング面の長さLが1.2mm以
下、幅Wが1.2mm以下である小型の磁気ヘッドの改
良に係る。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ用磁気ディスク
装置には、磁気ディスクとスライダとの間に空気ベアリ
ングを発生させて、相対的に高速移動させながら、読み
書きを行なう磁気ヘッドが用いられている。この種の磁
気ヘッドにおいて、高密度記録及び高速アクセスに対応
できるようにするためには、特開昭64ー21713号
公報に開示されるごとく、スライダの空気ベアリング面
の面積を小さくすると共に、質量を低下させることが有
効である。特開昭64ー21713号では、スライダの
空気流出方向の長さを1〜3mm、空気流出方向と直交
する方向の幅を1〜2.5mmに選定することにより、
高密度記録及び高速アクセスに対応できるようにした磁
気ヘッドを開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
スライダ形状寸法を有する磁気ヘッドにおいても、浮上
量を0.08μm以下に低下させることは困難であり、
高密度記録の向上にに限界を生じている。
【0004】そこで、本発明の課題は上述する問題点を
解決し、空気ベアリング面の長さLが1.2mm以下、
幅Wが1.2mm以下である小型の磁気ヘッドにおい
て、浮上量をより一層低下させ、高密度記録に対応でき
る磁気ヘッドを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述する課題解決のた
め、本発明に係る磁気ヘッドは、 磁気変換素子と、ス
ライダとを含む磁気ヘッドであって、前記磁気変換素子
は、前記スライダの長さ方向の一端側に備えられてお
り、前記スライダは、空気ベアリング面及び凹部を有し
ており、前記空気ベアリング面は長さLが1.2mm以
下、幅Wが1.2mm以下であり、前記凹部は、前記空
気ベアリング面の面内において幅方向のほぼ中間部に設
けられ、底面が前記スライダの長さ方向の前記一端側に
連なり、前記一端側において前記空気ベアリング面から
の深さが最大となり、長さ方向に沿い前記空気ベアリン
グ面に向かうにつれて深さが浅くなる傾斜面として形成
され、前記空気ベアリング面で見た長さaが300〜7
00μm、幅bが200〜800μm、前記空気ベアリ
ング面から前記底面までの最大深さcが0.5〜10μ
mである。
【0006】
【作用】空気ベアリング面は長さLが1.2mm以下、
幅Wが1.2mm以下であるから、空気ベアリング面の
面積縮小及び低質量化が達成され、高密度記録及び高速
アクセスが可能になる。
【0007】凹部は、空気ベアリング面の面内において
幅方向のほぼ中間部に設けられ、底面がスライダの長さ
方向の一端側に連なり、一端側において空気ベアリング
面からの深さが最大となり、長さ方向に沿い空気ベアリ
ング面に向かうにつれて深さが浅くなる傾斜面として形
成されているから、磁気ディスクとの組合せにおいて、
凹部に負圧が発生する。この負圧により、スライダの空
気ベアリング面が磁気ディスクの方向に引付けらて、浮
上量が低下する。
【0008】凹部に発生する負圧は、磁気ヘッドと磁気
ディスクとの間の相対速度が一定であれば、凹部の形状
によって定まる。凹部の形状が大きすぎると、発生する
負圧が大きくなりすぎ、磁気ヘッドが浮上しない場合が
あり、反対に、小さすぎると負圧による浮上量低下効果
を得ることができない。実験によると、空気ベアリング
面の長さL=1.2mm以下、幅W=1.2mm以下で
あるスライダでは空気ベアリング面で見た長さaが30
0〜700μm、幅bが200〜800μm、空気ベア
リング面から底面までの最大深さcが0.5〜10μm
であると、浮上量を、0.03〜0.05μmまで低下
させることができることが分かった。
【0009】空気ベアリング面で見た長さa<300μ
m、幅b<200μmまたは空気ベアリング面から底面
までの最大深さc<0.5μmであると、顕著な浮上量
低下効果が得られない場合があり、長さa>700μ
m、幅b>200μmまたは最大深さc>10μmであ
ると、浮上できない場合があることが分かった空気ベア
リング面に凹部を設けた磁気ヘッドとしては、バネ荷重
システムを用いずに、スライダに発生する負圧を利用す
る負圧型磁気ヘッドが知られている。技術文献として
は、例えば特開昭58ー35765号公報、特開平3ー
97176号公報等がある。しかしながら、これらの先
行技術においては、空気ベアリング面の長さLが1.2
mm以下、幅Wが1.2mm以下であるスライダにおい
て、浮上量低下、及び、確実な浮上動作のために、特別
に選ばれるべき凹部の長さ、幅及び深さを開示していな
い。
【0010】本発明は、磁性体でなるスライダに、コイ
ルを有するU状コアを装着したウエンチェスタ型磁気ヘ
ッド、非磁性セラミック構造体でなるスライダの溝内に
磁気変換素子を挿着したコンポジット型磁気ヘッド、ス
ライダの上に半導体製造テクノロジーと同様のプロセス
にしたがって薄膜磁気変換素子を形成した薄膜磁気ヘッ
ド、及び、メタル.イン.ギャップ型(以下MIG型と
称する)磁気ヘッド等に広く適用できる。
【0011】また、フロッピーディスク等のフレキシブ
ル磁気ディスクとの組合せで使用される接触型のもの、
及び、ハード磁気ディスクとの組合せで使用される浮上
型の何れのタイプにも適用できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る磁気ヘッドの斜視図であ
る。図において1はスライダ、2は磁気変換素子、3
1、32は磁気変換素子2の取り出し電極である。磁気
変換素子2は、スライダ1の長さ方向の一端側に備えら
れている。磁気変換素子2は、誘導型もしくは磁気抵抗
素子等による薄膜磁気変換素子等で構成された薄膜磁気
変換素子を示している。
【0013】スライダ1は、空気ベアリング面11及び
凹部12を有している。 空気ベアリング面11は長さ
Lが1.2mm以下、幅Wが1.2mm以下となってい
る。図示の空気ベアリング面11は1つの連続する面で
ある。図示では平坦面となっているが、クラウン状であ
ってもよい。
【0014】凹部12は、空気ベアリング面11の面内
において、幅方向のほぼ中間部に設けられ、底面121
がスライダ1の長さ方向の一端側に連なり、一端側にお
いて空気ベアリング面11からの深さcが最大となり、
長さ方向に沿い空気ベアリング面11に向かうにつれて
深さが浅くなる傾斜面として形成されている。凹部12
は、空気ベアリング面11で見た長さaが300〜70
0μm、幅bが200〜800μm、空気ベアリング面
11から底面121までの最大深さcが0.5〜10μ
mである。底面121は図示では平面であるが、孤状で
あってもよい。
【0015】図2は磁気ディスクとの組合せた状態での
断面図である。4はヘッド支持装置、5は磁気ディスク
である。ヘッド支持装置4は磁気ヘッドを構成するスラ
イダ1の背面側に取り付けられている。磁気ヘッドは磁
気ディスク5との組合せにおいて、空気の流れ方向Xに
対して磁気変換素子2のある側が空気流出側となるよう
に組み合わされている。
【0016】ここで、凹部12は、空気ベアリング面1
1の面内において幅方向のほぼ中間部に設けられ、底面
121がスライダ1の長さ方向の一端側に連なり、一端
側において空気ベアリング面11からの深さcが最大と
なり、長さ方向に沿い空気ベアリング面11に向かうに
つれて深さが浅くなる傾斜面として形成されているか
ら、凹部12に負圧F1が発生する。この負圧F1によ
り、スライダ1が磁気ディスク5の方向に引付けらて、
浮上量gが低下する。
【0017】空気ベアリング面11は長さLが1.2m
m以下、幅Wが1.2mm以下であるから、空気ベアリ
ング面11の面積が小さくなるとともに、低質量化が達
成され、浮上量低下による高密度記録及び高速アクセス
が可能になる。
【0018】しかも、凹部12は、空気ベアリング面で
見た長さaが300〜700μm、幅bが200〜80
0μm、空気ベアリング面から底面までの最大深さcが
0.5〜10μmであるから、浮上停止等の不具合を生
じることなく、浮上量gを0.03〜0.05μmまで
低下させ、安定に浮上させることができる。
【0019】図示の場合、凹部12の底面121は、所
定の勾配をもって傾斜する傾斜面となっており、空気流
出側ではスライダ端部に連なっているので、ワイヤーソ
ーまたは回転砥石を使用して切削加工を施すことによ
り、凹部12を形成できる。このため、凹部の加工形成
が容易になり、量産性が高くなる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果が得られる。 (a)空気ベアリング面は長さLが1.2mm以下、幅
Wが1.2mm以下であるから、高密度記録及び高速ア
クセスに適した磁気ヘッドを提供できる。 (b)凹部は、空気ベアリング面の面内において幅方向
のほぼ中間部に設けられ、底面がスライダの長さ方向の
一端側に連なり、一端側において空気ベアリング面から
の深さが最大となり、長さ方向に沿い空気ベアリング面
に向かうにつれて深さが浅くなる傾斜面として形成され
ているから、磁気ディスクとの組合せにおいて、凹部に
発生する負圧により、浮上量を低下させ得る磁気ヘッド
を提供できる。 (c)凹部は、空気ベアリング面で見た長さaが300
〜700μm、幅bが200〜800μm、空気ベアリ
ング面から底面までの最大深さcが0.5〜10μmで
あるから、空気ベアリング面の長さL=1.2mm以
下、幅W=1.2mm以下であるスライダにおいて、浮
上量を、0.03〜0.05μmまで低下させ得る高密
度記録対応の磁気ヘッドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ヘッドを媒体対向面側から見
た斜視図である。
【図2】本発明に係る磁気ヘッドを磁気ディスク装置と
して使用した場合の作用を説明する部分断面図である。
【符号の説明】 1 スライダ 2 磁気変換素子 11 空気ベアリング面 12 凹部 121 底面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気変換素子と、スライダとを含む磁気
    ヘッドであって、 前記磁気変換素子は、前記スライダの長さ方向の一端側
    に備えられており、 前記スライダは、空気ベアリング面及び凹部を有してお
    り、 前記空気ベアリング面は長さLが1.2mm以下、幅W
    が1.2mm以下であり、 前記凹部は、前記空気ベアリング面の面内において幅方
    向のほぼ中間部に設けられ、底面が前記スライダの長さ
    方向の前記一端側に連なり、前記一端側において前記空
    気ベアリング面からの深さが最大となり、長さ方向に沿
    い前記空気ベアリング面に向かうにつれて深さが浅くな
    る傾斜面として形成され、前記空気ベアリング面で見た
    長さaが300〜700μm、幅bが200〜800μ
    m、前記空気ベアリング面から前記底面までの最大深さ
    cが0.5〜10μmである磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記空気ベアリング面は、1つの連続す
    る面である請求項1に記載の磁気ヘッド。
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