JPH05274245A - マイクロコントローラユニット - Google Patents

マイクロコントローラユニット

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JPH05274245A
JPH05274245A JP32401492A JP32401492A JPH05274245A JP H05274245 A JPH05274245 A JP H05274245A JP 32401492 A JP32401492 A JP 32401492A JP 32401492 A JP32401492 A JP 32401492A JP H05274245 A JPH05274245 A JP H05274245A
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JP
Japan
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signal
interrupt
interrupt request
cycle
edge
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Application number
JP32401492A
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English (en)
Inventor
Shinichi Yoshioka
晋一 吉岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排他的に生じる同一出力信号線の立ち上がり
エッジ,立ち下がりエッジの2種類の割り込み要求入力
を1つの割り込み入力チャネルのみに入力することで、
占有される割り込み入力チャネル数を減らす。 【構成】 立ち上がりエッジ,立ち下がりエッジのうち
一方を割り込み要求入力信号と認識する単一モード割り
込み要求入力チャネルch4〜15と、立ち上がりエッ
ジ,立ち下がりエッジの何れも割り込み要求入力信号と
して認識する二重モード割り込み要求入力チャネルch
0〜3と、割り込み要求入力チャネル間の優先順位の調
停を行う調停回路12と、調停により二重モード割り込
み要求入力チャネルch0〜3のうちの1つが選ばれた
場合、立ち上がりエッジ,立ち下がりエッジに各々対応
した割り込みベクタを選択するベクタ選択回路A(1
5)とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の割り込み信号を
入力し、これらの優先順位の調停を行うと同時に、中央
演算処理装置に割り込み要求信号を出力し、中央演算処
理装置の要求に応じて、調停の結果、選択されたチャネ
ルの割り込みベクタの送出を行う割り込み制御装置、及
びバスサイクルの期間が異なる複数のデバイスのREA
DY信号を制御するREADY信号発生装置を備えたマ
イクロコントローラユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】以前より、実用化されているマイクロコ
ントローラユニット(以下、MCUと略す)の内部に
は、割り込み制御装置やREADY信号発生装置が備え
られている。
【0003】このMCUにより、機器のリアルタイムな
制御を行う場合、MCUに備えられた割り込み制御装置
は、各制御対象機器、或いは入出力機器より割り込み要
求入力信号を受け、それに基づいて処理を行う。
【0004】以下の説明では、図11に示すロータリー
エンコーダによる出力信号を、割り込み要求入力信号と
して使用する場合を考える。
【0005】従来の割り込みコントローラ(制御装置)
では、1つの割り込み要求入力チャネルにおいて、レベ
ル入力の“1”,“0”の何れかの状態のとき、“割り
込み要求が有り”と認識するレベルタイプ認識(以下レ
ベル認識モードと呼ぶ)と、エッジ入力の“立ち上がり
エッジ”,“立ち下がりエッジ”の何れか一方を有効と
みなし、有効なエッジが検出されたとき“割り込みが有
り”と認識するエッジタイプ認識(以下エッジ認識モー
ドと呼ぶ)という2種類の認識モードが有り、これらは
プログラミングにより選択できるようになっている。
【0006】したがって、図11のようなパルス信号の
立ち下がり,立ち上がり共に割り込み要求入力信号とさ
せるには、各々別に2つのチャネルに割り当てる必要が
あった。そのため、図12のようにロータリーエンコー
ダのA,B相の2つの出力線に対し、各々2チャネルず
つ、計4チャネルを割り当てなければならなかった。
【0007】図13は、n本の割り込み要求チャネルを
もつ従来の割り込みコントローラの構成を示す。これを
もとに動作を説明する。
【0008】まず、ロータリーエンコーダのA相の出力
はch_0とch_1に接続され、各々立ち上がりエッ
ジによる割り込み要求と、立ち下がりエッジによる割り
込み要求に対応し、B相の出力はch_2,ch_3に
接続され、これも各々立ち上がりエッジによる割り込み
要求、立ち下がりエッジによる割り込み要求に対応して
いる(図12)。
【0009】したがって、各々のチャネルは、各エッジ
が検出できるよう割り込みの入力モードと、各々の割り
込み要求入力に対し送出すべきベクタが予めプログラム
により設定されている。例えば、ch_0には、入力モ
ードとして立ち上がりエッジが認識されるよう設定され
るとともに、その割り込みのときに送出されるべきベク
タが設定されている。
【0010】A,B相の出力信号、すなわち、割り込み
要求入力信号は、各チャネルの入力検出部(51)に入
力され、ここで信号の検出が行われる。
【0011】例えば、ch_0の入力検出部(51)が
信号を検出し、割り込み有りと認識すると、調停回路
(52)に出力する割り込み有り認識信号(55)をア
クティブにする。このとき、ch_0−3以外のチャネ
ルにおいて(例えばch_5,4,6等)、割り込み有
りが認識されていれば、これらのチャネルの優先順位の
調停が、調停回路(52)において行われる。
【0012】調停の結果、ch_0が選ばれた場合に
は、中央演算処理装置(以下CPUと呼ぶ)のベクタ送
出要求に応じて、割り込みベクタレジスタ(54)に予
め設定されてあるch_0に対応する割り込みベクタが
ベクタ選択回路(53)より選択され、送出される。
【0013】一方、MCUの動作速度は高速化の傾向に
あり、MCUのバスサイクルには、高速化の手法とし
て、パイプライン方式のバイサイクルを採用するものも
多い。
【0014】高速化の一方で、機器制御用に使用される
MCUには、アクセスタイムの長い、すなわち、バスサ
イクルの長いデバイスと接続する必要性も存在してお
り、前述したようにMCUはこれらとの接続を容易にす
るために、READY信号発生装置を備えている。
【0015】図14は、パイプライン方式のバスサイク
ルを示す。このうち、図14(a)は、正常な場合を、
図14(b)は不具合が生じた場合を示している。
【0016】同図において、ASはアドレスストローブ
信号、DSはデータストローブ信号であり、ともに”l
ow”状態をアクティブとする。
【0017】MCUが最も高速に動作する場合には、ノ
ーウエイトのバスサイクルで動作する。尚、このときA
S,DSともに1クロック期間のみアクティブになると
する。アクセス時間の長いデバイスとアクセスする場合
には、ウエイトサイクルが挿入される。ここでウエイト
サイクルの挿入の有無を決定するのが、READY信号
である。
【0018】図14(a)の例では、クロックの立ち下
がりにおいて、READY信号をサンプリングする。パ
イプライン方式のバスサイクルを実現するためには、で
きるだけ早い時期にREADY信号のサンプリングを開
始する必要があり、この例では、AS信号の立ち上がり
時以降、サンプリングを開始する。尚、これは、DS信
号の立ち上がるサイクルの前のサイクルまで継続され
る。
【0019】サンプリング時に、READY信号がアク
ティブ(”high”)であると次のクロックの立ち下
がりにおいて、DS信号がインアクティブになり、バス
サイクルは終了する。READY信号がインアクティブ
(”low”)であるときには、もう1クロックのウエ
イトサイクルが挿入される。
【0020】図14(a)では、バスサイクルAにおい
て3サイクルのウエイトサイクルが挿入され、バスサイ
クルBにおいては2サイクルのウエイトサイクルが挿入
されている例を示している。
【0021】もし、バスサイクルAにおいて、現在アク
セスする外部デバイス(外部I/Oあるいは外部メモ
リ)から返されるREADY信号に、遅延が生じた場合
を考える。例えば、ボード上の配線の負荷等の理由によ
り、この外部デバイスから返されるREADY信号がイ
ンアクティブになるタイミングに遅延が生じたものとす
る。
【0022】図14(b)は、このような場合に生じる
不具合の様子を示している。この図の例では、バスサイ
クルAのREADY信号が、次のバスサイクルBのRE
ADY信号のサンプリング時(ASの立ち下がり時)に
おいてもアクティブであるため、バスサイクルAに対す
るREADY信号が、続くバスサイクルBのREADY
信号であるか如く認識されてしまう。
【0023】そのため、バスサイクルBは、本来なら2
ウエイトサイクルであるはずにもかかわらず、ノーエウ
イトサイクルとして動作してしまい、正しいデータの授
受が保証されなくなる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
割り込み制御装置では、同一の出力信号線のパルス信号
の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジをそれぞれ認識
するのに、1つの割り込み要求入力チャネルが1つの割
り込み信号の入力タイプしか認識できないため、2チャ
ネルの割り込み要求入力チャネルが必要であった。
【0025】しかしながら、同一の出力信号線のパルス
信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジは排他的に
発生するため、同時にこれらの2つのチャネルが使用さ
れないにもかかわらず、同一の出力信号線あたり2つの
チャネルが占有されているという問題があった。
【0026】一方、従来のREADY信号発生装置で
は、パイプライン方式であるバスサイクルにおいて、バ
スサイクルの終了を知らせるREADY信号を早い時期
にサンプリングする必要があった。そのため、外部デバ
イスから返ってくる外部READY信号のアクティブで
ある期間が延びて、インアクティブになるタイミングに
遅延が生じた場合、この遅延したREADY信号を、続
く次のバスサイクルのREADY信号として認識してし
まい、誤った動作を起こすという問題があった。
【0027】本発明は、上記問題点を解決するもので、
その目的の第1は、同一の出力信号線の排他的に生じる
立ち上がりエッジ,立ち下がりエッジの2種類共に割り
込み要求入力信号とする場合でも、1つのチャネルで割
り込みを認識可能にすることにより、ハードウェアが効
率良く利用できる割り込み制御装置を備えたマイクロコ
ントローラユニットを提供することである。
【0028】また、目的の第2は、外部READY信号
がアクティブである期間が延びてインアクティブになる
タイミングに遅延が生じた場合でも、遅延が生じ得る期
間に外部READY信号をマスクすることにより、誤動
作を回避することができるREADY信号発生装置を備
えたマイクロコントローラユニットを提供することであ
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明のマイクロコントローラユニットは、立
ち上がりエッジ,立ち下がりエッジのうち一方を割り込
み要求入力信号と認識する単一モード割り込み要求入力
チャネルと、立ち上がりエッジ,立ち下がりエッジの何
れも割り込み要求入力信号として認識する二重モード割
り込み要求入力チャネルと、割り込み要求入力チャネル
間の優先順位の調停を行う調停手段と、調停により前記
二重モード割り込み要求入力チャネルが選ばれた場合、
立ち上がりエッジ,立ち下がりエッジに各々対応した割
り込みベクタを送出する手段とにより構成される割り込
み制御装置を備えている。
【0030】また、第2の発明のマイクロコントローラ
ユニットは、バスサイクルの期間が異なる外部デバイス
と接続可能でオンチップデバイスを搭載しているマイク
ロコントローラユニットであって、前記外部デバイス及
びオンチップデバイスから出力され、これらのデバイス
とのバスサイクルの終了を指示する外部READY信号
を入力して中央処理装置へ与えると共に、前記外部デバ
イス及びオンチップデバイスがREADY信号を発生さ
せる機能を持たない場合、これらのデバイスとのバスサ
イクルの終了を指示する内部READY信号を発生する
READY信号発生手段と、前記内部READY信号を
発生するタイミング及びその発生の有無を決定する手段
と、バスサイクルの前半に前サイクルの外部READY
信号を必要な期間マスクするマスク信号を発生するマス
ク信号発生手段と、前記マスク信号の発生する期間及び
有無を決定する手段とからなるREADY信号発生装置
を備えている。
【0031】
【作用】上記のような構成により、第1の発明に備えら
れた割り込み制御装置は、同一の出力信号線の排他的に
生じる2種類の割り込み要求信号であるパルスの“立ち
上がりエッジ”,“立ち下がりエッジ”を1つの割り込
み要求入力チャネルにおいて認識し、割り込み要求入力
の優先順位の調停を行った結果、前記割り込み要求入力
チャネルが選ばれたとき、認識された割り込み要求入力
タイプがパルスの立ち上がりエッジ,立ち下がりエッジ
かにより、各々に対応した割り込みベクタを送出する。
【0032】また、第2の発明は、上記のような構成に
より、前のサイクルが外部デバイスとのアクセスサイク
ルであって、この外部デバイスから発生する外部REA
DY信号の遅延が生じた場合でも、次のバスサイクルで
はバスサイクルの前半の必要な数クロック期間にこれを
マスクし、正常な動作を保証する。
【0033】
【実施例】
第1の発明 図1は、第1の発明に係わる実施例の構成であり、これ
を用いて本実施例の説明を行う。
【0034】ここでは、割り込み要求チャネルは16チ
ャネルあり、このうち、ch_4からch_15まで
は、従来例と同様の構成である。
【0035】すなわち、これらのチャネル(ch_4−
15)にはレベル入力の“1”,“0”の何れかの状態
のとき、“割り込み要求が有り”と認識するレベル認識
モードと、エッジ入力の“立ち上がりエッジ”,“立ち
下がりエッジ”の何れか一方を有効とみなし、有効なエ
ッジが検出されたとき“割り込みが有り”と認識するエ
ッジ認識モードがあり、これらはプログラミングにより
選択できるようになっている。
【0036】これに対し、ロータリーエンコーダーの出
力線に割り当てられるch_0からch_3までは、第
1の発明による構成をもつチャネルである。これらのチ
ャネルは、上記のレベル認識モード,エッジ認識モード
(以下、エッジ認識単一モードといい、次に説明する
“エッジ認識二重モード”と区別する)の他に、エッジ
認識二重モードと呼ぶモードをもつ。
【0037】このエッジ認識二重モードにおいては、エ
ッジ入力の“立ち上がりエッジ”,“立ち下がりエッ
ジ”の何れのエッジが検出されても、“割り込みが有
り”と認識することができる。
【0038】つぎに、本実施例にかかわる回路の構成と
その動作について、図1〜4を用いて説明する。
【0039】図1は第1の発明の一実施例の構成図であ
り、図2は図1におけるch_0〜3の入力検出部(1
1)の詳細図である。図3(a),(b)は図1におけ
るベクタ選択回路A(15)の第1の構成図と第2の構
成図であり、図4はベクタ選択回路A(15)を第1の
構成である図3(a)とした場合の割り込みベクタレジ
スタ(14)の構成図である。
【0040】本実施例において、ロータリーエンコーダ
のA,B相の出力信号は、それぞれch_0,ch_1
に入力されるものとし、かつこれらの入力モードはエッ
ジ認識二重モードとする。
【0041】割り込み要求入力信号は、まず入力検出部
(11)に入力される。入力検出部(11)では、レベ
ル認識モードのとき、従来と同様に入力信号の“1”,
“0”を調べ、設定された有効レベルと一致した場合に
割り込み要求入力有りと認識し、割り込み有り認識信号
(111)をアクティブにする。
【0042】一方、エッジ認識モードでは、エッジ検出
部(17)において入力信号の状態遷移を検出し、エッ
ジ認識二重モードでは、立ち上がりエッジ,立ち下がり
エッジの何れの場合にも割り込み要求入力有りと認識
し、この“割り込み要求入力有り”の状態を要求記憶部
(18)にセットする。このとき、検出されたエッジの
種類をエッジタイプ記憶部(16)に記憶する。
【0043】エッジ認識単一モードでは、従来のように
設定された有効エッジの一致した場合に割り込み要求入
力有りと認識し、上記と同様に要求記憶部(18)をセ
ットする。
【0044】要求記憶部(18)がセットされると、割
り込み有り認識信号(111)はアクティブになり、こ
れが調停回路(12)に送られる。なお、要求記憶部
(18)の内容は、該当するチャネルの割り込みベクタ
が送出されるか、ハードウェア或いはプログラムにより
これをリセットしない限り保持される。
【0045】調停回路(12)では、割り込み要求入力
が認識されているチャネル、すなわち、割り込み有り認
識信号(111)がアクティブとなっているチャネル間
で優先順位の調停を行ない、調停の結果、優先順位の最
も高いチャネルが選ばれる。そして、CPUから割り込
みコントローラにベクタ送出要求があったとき、この選
ばれたチャネルに対応したベクタがベクタ選択回路B
(13)より送出される。
【0046】ここで、エッジ認識二重モードをもつch
_0,1,2,3では、各々のチャネルにおいて、認識
されたエッジの種類に対応して送出すべきベクタを区別
する必要が有る。
【0047】以下、認識されたエッジによりベクタを区
別する2種類の方法について説明する。
【0048】まず1つは、図4に示すようにch_0,
1,2,3に、ベクタを2種類用意する。すなわち、立
上がりエッジに対応するベクタ(左側)と、立下がりエ
ッジに対応するベクタ(右側)を用意する。この方式で
は、図3(a)で示すベクタ選択回路A(15)は、エ
ッジ記憶部(16)から出力されるベクタ制御信号(1
10)により、MUXにおいて2種類のベクタのうち一
方を選択する。この方法では、認識された割り込み要求
入力のタイプがパルスの立ち上がりエッジ,立ち下がり
エッジかにより、送出すべき割り込みベクタを2種類設
定している。
【0049】なお、この方法では、レベル認識モード、
或いはエッジ認識単一モードの場合には、予め1つの固
定されたベクタを割り込みベクタレジスタ(14)に設
定しておき、ベクタ選択回路B(13)を介して送出す
る。
【0050】もう一方の方法では、設定するベクタを各
チャネルとも1つにして、送出時にその値を変えるとい
う方法である。例えば、予め設定したベクタを1100
0bとすると、図3(b)のベクタ選択回路A(15)
のように、立ち上がりエッジを認識した場合には、ベク
タの値の上位4ビットはそのまま送出し、最下位ビット
(LSB)もMUXをそのまま通し、結果としてベクタ
の値は11000b のまま出力する。
【0051】立ち下がりエッジを認識した場合には、ベ
クタの値の最下位ビット(LSB)をMUXで1とし
て、最終的なベクタの値を11001b に変換して出力
する。これにより、設定すべきベクタは1つになって
も、送出すべきベクタは2種類となる。
【0052】なお、レベル認識モード、或いはエッジ認
識単一モードの場合には、予め設定されたベクタの値の
LSBをMUXでそのまま通せば良い。このため、MU
Xには、レベル認識モード、エッジ認識単一モード、或
いはエッジ認識二重モードを選択するため、モード選択
信号が入力されている。
【0053】この方法では、使用するレジスタの数、マ
ルチプレクサのビット数が減少するため、ハードウェア
は若干省略できる。ただし、ベクタのLSB以外のビッ
トが一致するチャネルが複数存在する場合、ベクタが重
複するので注意が必要である。
【0054】本実施例によれば、ハードウェアは、エッ
ジ検出と検出したエッジの種類を記憶するエッジ記憶部
とを含む入力検出部と、各々のエッジの対応した送出す
べきベクタを用意するベクタ送出部を含む周辺の増加の
みで良く、調停回路に関しては一切の増加を必要としな
い。
【0055】これにより、図5のように、ロータリーエ
ンコーダから出力される、同一出力信号線の排他的に起
こるパルスの立ち上がりエッジ,立ち下がりエッジを割
り込み信号とする場合にも、1つの割り込み入力チャネ
ルで足りるようになる。
【0056】第1の発明は、同一出力信号線において排
他的に生じる立ち上がりエッジ,立ち下がりエッジを割
り込み要求入力信号として使用する場合に有効である。
しかも、このような応用は機器制御やパルス検出等、広
く適用が可能である。
【0057】第2の発明 図6は、第2の発明に係わる実施例の構成であり、これ
を用いて本実施例の説明を行う。MCU(21)は、中
央処理装置であるMCUコア(22)とREADY信号
制御部(23)、オンチップI/O或いはオンチップメ
モリ等のオンチップデバイス(24)より構成される。
【0058】READY信号発生部(23)は、チップ
セレクト信号(CS)を発生する機能とMCUコア(2
2)へREADY信号を出力する機能を有する。
【0059】チップセレクト信号(CS)は、オンチッ
プデバイス(24)、外部I/O、メモリ等をアクセス
する際に、これらのうち1つを選択する制御信号であ
り、CS信号発生部(25)より発生する。
【0060】MCUコア22へのREADY信号(RE
ADYOUT)は、アクセスされるデバイス(オンチッ
プデバイス、外部I/O、メモリ)によって、その発生
の機構がことなる。デバイスが外部READY信号を発
生させるのであれば、そのREADY信号(EXREA
DY)をMCUコア22へのREADY信号(READ
YOUT)として伝搬する。
【0061】一方、デバイス側がREADY信号発生機
能を持たず、READY信号発生部(23)がREAD
Y信号を発生させるのであれば、すなわち、内部REA
DY信号&MASK信号発生部(26)が内部READ
Y信号(RDYIN)を発生させるのであれば、これが
MCUコア(22)へREADY信号(READYOU
T)として出力される。
【0062】また、内部READY信号&MASK信号
発生部(26)が発生するもう1つの信号であるMAS
K信号は、入力した外部READY信号(EXREAD
Y)をMCUコア(22)へのREADY信号(REA
DYOUT)として伝搬させない機能(マスクする機
能)をもつ。
【0063】図7は、図6に示した内部READY信号
&MASK信号発生部(26)の構成図である。
【0064】内部READY信号&MASK信号発生部
(26)は、READYパラメータレジスタ(31)、
カウンタA(32:内部READY信号発生部)、カウ
ンタB(33:MASK信号発生部)、MUX(34)
により構成されている。
【0065】READYパラメータレジスタ(31)
は、5ビットにより構成されている。ここで、上位3ビ
ットはウエイトサイクル挿入期間を、下位2ビットはM
ASK期間を指定する。これは後述する2つのカウンタ
の初期値を与えるものである。これらの値は、ソフトウ
エアにより設定できる。なお、ビット幅を大きくするこ
とにより、ウエイトサイクル挿入期間及びMASK期間
を長くできるよう構成することも可能である。
【0066】設定値と動作のサイクルの条件を図8に示
すが。注意を要するのは、上位3ビットを”000”と
設定すると内部READYは発生せず、下位2ビット
を”00”と設定するとMASK信号を発生しないとい
うことである。
【0067】MUX(34)は、CS信号に基づいて複
数のデバイスに対応するあるREADYパラメータレジ
スタのうち1つを選択する。選択されたレジスタの値
が、カウンタA、及びカウンタBにロードされる。尚、
CS信号のアクティブになるタイミングは、アドレスの
発生するタイミングと同時であり、これはAS信号がア
クティブになるタイミングにほぼ一致する。
【0068】カウンタA(32:内部READY信号発
生部)は、3bitのバイナリカウンタである。これ
は、READYパラメータレジスタ(31)のウエイト
サイクル挿入期間設定値を基に、内部READY信号を
発生させる。このカウンタAの持つ値が、”111”の
とき、内部READY信号がアクティブになり、(すな
わち、RDYIN=”high”)、上記以外のとき、
インアクティブになる。
【0069】尚、カウント動作はカウンタの値が”00
0”であるか、或いはカウントアップして”111”に
なると停止する。したがって、もしレジスタの値が”0
00”であった場合には、カウンタの初期値が”00
0”となり、カウンタは動作しないので内部READY
信号は発生しない。
【0070】一方、カウンタB(33:MASK信号発
生部)は、2bitのバイナリカウンタである。これ
は、READYパラメータレジスタ(31)のMASK
期間設定値を基に、外部READY信号が遅れるか否か
に拘らず、MASK信号を発生させる。このカウンタB
の持つ値が、”00”以外の値のとき、MASK信号が
アクティブになり、(すなわち、MASK=”hig
h”)、”00”の値のとき、インアクティブになる。
【0071】これも、カウント動作はカウンタの値が”
00”になると停止する。したがって、これも、もしレ
ジスタの値が”00”であった場合には、カウンタAの
ときと同様にカウンタは動作しないため、MASK信号
は発生しない。
【0072】図9は、内部READY信号&MASK信
号発生部(カウンタA,カウンタB)(26)の動作を
示しており、これを基に2つのカウンタの動作と内部R
EADY信号、MASK信号の発生の機構を説明する。
【0073】サイクルT1において、DSがインアクテ
ィブのまま、ASがアクティブになると、つぎのサイク
ルT2において、複数のREADYパラメータレジスタ
(31)のうち、MUX(34)により選択された1つ
のレジスタの内容(5ビット)が、カウンタA(3ビッ
ト)、及びカウンタB(2ビット)にロードされる。
【0074】図9の例では、そのレジスタ値は”101
10”とする。これは、前サイクルが外部READY信
号であった場合に備えてバスサイクルの前半の2サイク
ル期間これをマスクし、かつ本バスサイクルは2ウエイ
トサイクル挿入されることを意味する。
【0075】サイクルT2では、カウンタAの値は”1
01”であるので、RDYINは”low”(インアク
ティブ)になる。一方、カウンタBの値は”10”であ
るので、MASKは”high”(アクティブ)にな
る。
【0076】サイクルT2では、ASがインアクティブ
に、DSがアクティブになるので、次のサイクルTW1
では、カウンタA、及びカウンタBは、カウントアップ
され、カウンタAの値は”110”に、カウンタBの値
は”11”になる。
【0077】さらに次のサイクルTW2でも、同様にカ
ウンタA、及びカウンタBは、カウントップされるが、
カウンタAの値は”111”になるので、RDYIN
は”high”(アクティブ)に、カウンタBの値は”
00”になるので、MASKは”low”(インアクテ
ィブ)になる。
【0078】サイクルT3では、カウンタAは、その値
が”111”の状態なので、カウント動作を停止し、R
DYINは”high”(アクティブ)のまま維持す
る。カウンタBは、その値が”00”の状態なので、そ
のままカウント動作を停止し、MASK信号は”lo
w”(インアクティブ)の状態を維持する。
【0079】サイクルT4では、サイクルT1と同様の
動作が行われる。すなわち、次のバスサイクルにおいて
アクセスするデバイスに対応して、MUX(34)によ
り選択されたREADYパラメータレジスタ(31)の
値がロードされる。
【0080】図10は、本実施例におけるバスタイミン
グを示している。図において、サイクルはS1からS2
3まで示してあるが、このうち、サイクルS6からS2
3までは、図9のサイクルT1からT4までに対応して
いる。同例においては、前半のバスサイクルAを外部デ
バイスとのアクセスサイクルとする。
【0081】後半のバスサイクルは2サイクルウエイト
を必要とするバスサイクルであり、これは外部デバイス
とのアクセスサイクルでもオンチップデバイスとのそれ
でもよい。また、バスサイクルBのREADY信号は、
図9と一致させる説明の都合上、内部READY信号と
したが外部READY信号としても良い。
【0082】次に、図10を用いて動作を説明する。バ
スサイクルAは、3サイクルのウエイトサイクルが挿入
される。サイクルS5において、バスサイクルAに対応
したREADY信号がアクティブになる。このREAD
Y信号を受けて、次のサイクルS6のクロックの立ち下
がりにおいて、インアクティブになりバスサイクルAは
終了する。バスサイクルはパイプライン方式であるた
め、サイクルS6において、バスサイクルBはすでに開
始している。
【0083】バスサイクルBでは、サイクルS7のクロ
ックの立ち下がりにおいて、READY信号をサンプリ
ングする。ここで、前のバスサイクルAの(外部)RE
ADY信号のインアクティブになるタイミングが遅れ、
依然としてアクティブのままであるとき、これがもし、
MCUコア(22)に伝搬し、READYOUT信号と
して認識されると、次のサイクルS8においてバスサイ
クルBは終了してしまう。
【0084】しかし、MASK信号がアクティブである
と図のように、これが前バスサイクルAのREADY信
号をマスクするため、READYOUT信号はアクティ
ブにならず、READY信号として認識されずに済む。
そして、サイクルS9において、本来のバスサイクルB
に対応したREADY信号がアクティブになり、これを
サンプリングすることにより、サイクルS10において
バスサイクルBが終了する。
【0085】これにより、前バスサイクルAのREAD
Y信号により、バスサイクルBが誤ってノーウエイトで
動作するようなことが避けられる。ただし、もしバスサ
イクルBが本来ノーウエイトで動作する場合には、バス
サイクルBの開始後、直ちにこれに対応したREADY
信号がアクティブになるので、外部READY信号をマ
スクする必要はないことを付記しておく。
【0086】
【発明の効果】以上述べてきたように、第1の発明によ
れば、若干のハードウェアの増加により、同一の出力信
号線の排他的に生じる立ち上がりエッジ,立ち下がりエ
ッジの割り込み要求入力信号を1つのチャネルに入力す
るため、割り込み制御装置のもつ複数の割り込み要求入
力チャネルのうち、占有されるチャネルの数を減らすこ
とができ、無駄なく割り込み要求入力チャネルが利用で
きる。
【0087】また、第2の発明によれば、パイプライン
方式であるバイサイクルにおいて、バスサイクルの終了
を知らせるREADY信号を早い時期にサンプリングす
る必要があるとき、外部デバイスから返ってくる外部R
EADY信号のアクティブである期間が延びて、インア
クティブになるタイミングに遅延が生じた場合に備え
て、この遅延したREADY信号をバスサイクルの前半
の必要な数クロック期間にマスクする機能を持たせるこ
とにより、誤った動作を回避し正常な動作を保証するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係わる割り込み制御装置の一実施
例の構成図である。
【図2】図1におけるch_0〜3の入力検出部(1
1)の詳細図である。
【図3】図1におけるベクタ選択回路A(15)の第1
の構成図と第2の構成図である。
【図4】ベクタ選択回路A(15)を第1の構成とした
場合の割り込みベクタレジスタ(14)の構成図であ
る。
【図5】第1の発明に係わる割り込み制御装置とロータ
リーエンコーダとの接続例である。
【図6】第2の発明に係わるREADY信号発生装置の
一実施例の構成図である。
【図7】図6で示した内部READY信号&MASK信
号発生部の構成図である。
【図8】図7で示したレジスタの設定値と動作サイクル
の条件を示す図である。
【図9】図7で示した内部READY信号&MASK信
号発生部の動作タイミング図である。
【図10】第2の発明におけるバスサイクルを示すタイ
ミング図である。
【図11】ロータリーエンコーダによる出力信号の波形
である。
【図12】従来の割り込み制御装置とロータリーエンコ
ーダとの接続例である。
【図13】従来の割り込み制御装置の構成図である。
【図14】パイプライン方式のバスサイクルにおける従
来のバスタイミング図である。
【符号の説明】
11 入力検出部 12 調停回路 13 ベクタ選択回路B 14 割り込みベクタレジスタ 15 ベクタ選択回路A 16 エッジ記憶部 17 エッジ検出部 18 要求記憶部 19 レベル認識部 110 ベクタ制御信号 111 割り込み入力有り認識信号 21 マイクロコントローラユニット(MCU) 22 MCUコア 23 READY信号制御部 24 オンチップデバイス 25 CS(チップセレクト)信号発生部 26 内部READY信号&MASK信号発生部 31 READYパラメータレジスタ 32 内部RREADY信号発生部(カウンタA) 33 MASK信号発生部(カウンタB) 34 MUX(マルチプレクサ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立ち上がりエッジ,立ち下がりエッジの
    うち一方を割り込み要求入力信号と認識する単一モード
    割り込み要求入力チャネルと、立ち上がりエッジ,立ち
    下がりエッジの何れも割り込み要求入力信号として認識
    する二重モード割り込み要求入力チャネルと、割り込み
    要求入力チャネル間の優先順位の調停を行う調停手段
    と、調停により前記二重モード割り込み要求入力チャネ
    ルが選ばれた場合、立ち上がりエッジ,立ち下がりエッ
    ジに各々対応した割り込みベクタを送出する手段からな
    る割り込み制御装置を備えたことを特徴とするマイクロ
    コントローラユニット。
  2. 【請求項2】 バスサイクルの期間が異なる外部デバイ
    スと接続可能でオンチップデバイスを搭載しているマイ
    クロコントローラユニットであって、 前記外部デバイス及びオンチップデバイスから出力さ
    れ、これらのデバイスとのバスサイクルの終了を指示す
    る外部READY信号を入力して中央処理装置へ与える
    と共に、前記外部デバイス及びオンチップデバイスがR
    EADY信号を発生させる機能を持たない場合、これら
    のデバイスとのバスサイクルの終了を指示する内部RE
    ADY信号を発生するREADY信号発生手段と、前記
    内部READY信号を発生するタイミング及びその発生
    の有無を決定する手段と、バスサイクルの前半に前サイ
    クルの外部READY信号を必要な期間マスクするマス
    ク信号を発生するマスク信号発生手段と、前記マスク信
    号の発生する期間及び有無を決定する手段とからなるR
    EADY信号発生装置を備えたことを特徴とするマイク
    ロコントローラユニット。
JP32401492A 1992-01-28 1992-12-03 マイクロコントローラユニット Pending JPH05274245A (ja)

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JP4-12991 1992-01-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011507109A (ja) * 2007-12-12 2011-03-03 クゥアルコム・インコーポレイテッド マルチスレッド・プロセッサのための共有割込みコントローラ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011507109A (ja) * 2007-12-12 2011-03-03 クゥアルコム・インコーポレイテッド マルチスレッド・プロセッサのための共有割込みコントローラ

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