JPH05273253A - 二導体用光ct - Google Patents

二導体用光ct

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Publication number
JPH05273253A
JPH05273253A JP4102299A JP10229992A JPH05273253A JP H05273253 A JPH05273253 A JP H05273253A JP 4102299 A JP4102299 A JP 4102299A JP 10229992 A JP10229992 A JP 10229992A JP H05273253 A JPH05273253 A JP H05273253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
conductors
optical
gap
mounting plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4102299A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Tanaka
直樹 田中
Yasuhisa Sakurai
靖久 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP4102299A priority Critical patent/JPH05273253A/ja
Publication of JPH05273253A publication Critical patent/JPH05273253A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二導体の間隙が狭い場合でも設置できる適用
範囲の広い二導体用の光CTとする。 【構成】 二本の導体L,Lの間隙Sに応じて、ケース
本体3から上方に一体成形により延出した取付板18を
選択する。この取付板18を挟んで二つのコイルケース
1,1をそれぞれ取付ける。このため、両コイルケース
の1,1の中心間距離はコイルケース1の半径bの2倍
+取付板18の板厚aとなり、ケース本体3の横幅寸法
に関係すること無く、導体L,Lの間隙が狭い場合にも
取付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は導体に設置して、送配
電線路の故障電流を発見するための光CTに係り、特に
二導体に流れる合成電流を検出する二導体用の光CTに
関する。
【0002】
【従来の技術】送電線路や変電所内などで地絡や短絡な
どの事故が生じた場合に、故障箇所の切り離しや修理を
迅速に行なうために、架空配置された導体に設置した光
CTにより故障電流を検出し、監視所へ光伝送して故障
箇所を素早く見い出す技術を、本件出願人によって特開
平3ー285180号公報で提案されている。この光C
Tは図7に示されるように、左右に配置された二導体
L,Lに把持固定して、二導体L,Lに流れる合成電流
をケース本体3内に収納した1つのセンサヘッドにより
検出する二導体用光CTに関するものである。この光C
Tでは、ケース本体3の両側から延出された所定の板厚
dを有する取付板18によりコイルケース1を連結し、
このリング状のコイルケース1の中心部を各導体Lが貫
通する状態に取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、架設されてい
る導体L,Lの間隙Sには種々のものがあるため、導体
L,Lの間隙Sに合せて所定の板厚dの取付板18を形
成したケース本体3によりコイルケース1を連結する必
要がある。特に従来の光CTでは図7に示すように取付
板18を薄くしても、コイルケース1の半径bとケース
本体3の直径eを加えた2b+eより間隙Sが狭い場合
には、取付けることができないという課題があった。
【0004】そこで、この発明では導体L,L間の間隙
Sが狭い場合であっても設置できる適用範囲の広い複導
体用光CTを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明ではケース本体には両コイルケースの中心
間距離を二本の導体の間隙と合致する所定幅を有する取
付板を該ケース本体の側方へ延出し、この延出された取
付板を挟んで両コイルケースに設けた各連結部を連結し
ている。
【0006】
【作用】この発明では、左右に架設された二本の導体の
間隙に応じて、その幅厚が定められた取付板の左右にリ
ング状のコイルケースが連結される。ここで、ケース本
体の側方に延出して取付板が設けられ、この取付板を挟
持して連結部が連結されている。このため、両コイルケ
ース中心間距離はコイルケースの半径の2倍+取付板の
厚さにより定められる。従って、取付板の板厚を薄くす
れば、従来必要であったケース本体の横幅分の長さを不
要として、コイルケース導体間の間隙が狭い場合にも適
用できる。また、導体間隙が広い場合には取付板の板厚
を厚くして両コイルケース間を導体間隙に合わせること
ができ、狭い間隙を有する導体から広い間隙を有する導
体にも適用できる適用範囲の広い二導体用光CTとする
ことができる。
【0007】
【発明の効果】この発明では、ケース本体には両コイル
ケースの中心間距離を二本の導体の間隙と合致する所定
幅を有する取付板を該ケース本体の側方へ延出し、この
延出された取付板を挟んで両コイルケースに設けた各連
結部を連結しているので、導体間隙が狭い場合にも装着
できる適用範囲の広い複導体用光CTとすることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明を変電所内に架設された二導
体L,Lに直接取付ける二導体用光CTに適用した実施
例を詳細に説明する。
【0009】図1に示すように間隙Sを隔てて二本の導
体L,Lが平行に架設され、各導体Lに光CTが取付け
られている。この光CTは各導体Lの周りを囲んで配置
された左右のコイルケース1,1内に導体Lを流れる電
流により誘導電流を発生するコイル鉄心2が収納されて
いる。また、両コイルケース1,1の中間にはケース本
体3が連結され、このケース本体3内にセンサヘッド4
が収納されている。このセンサヘッド4は円筒形のケー
ス内に収納されていて、図1において下側端部に設けた
コネクタ5により、コイル鉄心2と接続線6により接続
され、コイル鉄心2で発生した誘導電流をセンサヘッド
4に伝達している。そして、センサヘッド4内には接続
線6に接続されたソレノイドコイル7が収納配置される
とともに、このソレノイドコイル7の中心にファラディ
素子からなる光磁界センサ8が収納され、ソレノイドコ
イル7で誘起された磁界を光変調信号に変換されるよう
にされている。そして光変調信号は、上側端部の光コネ
クタ9に接続された伝送線10(光ファイバ心線10
a)がこのケース本体3から引出され、図示しない光フ
ァイバ内蔵碍子の頂部に架設され、この中心軸部を経て
地上の監視所に接続されている。
【0010】光CTはコイルケース1から側方へ延出さ
れた第1導体把持部と13と、ケース本体3から延出さ
れた第2導体把持部14により導体Lに把持されてい
る。この第1導体把持部13は図示を省略するがコイル
ケース1に設けられたクランプ台とクランプ板とにより
導体Lを狭着把持するようにされている。また、第2導
体把持部14もケース本体3から延出されたクランプ台
とランプ板とにより狭着把持するようにされていて、第
1導体把持部13及び第2導体把持部14により光CT
がしっかりと導体Lに取り付けられている。
【0011】コイルケース1は、図2に示すように、半
割りとした下ケース11と上ケース12との二つに分割
され、導体Lに取付ける際に上下両ケース11,12を
連結して導体Lの周りを囲むリング状に形成されてい
る。そして、コイルケース1の中心に導体Lを配置し、
故障電流に基づいてコイル鉄心2により精度良く誘導電
流を発生するようにされている。
【0012】また、下ケース11にはケース本体3と連
結する連結部15が形成されている。連結部15は断面
略方形に形成され、中央部には収納したコイル鉄心2か
らの接続線6を配置する連結孔16が形成されている
(図3参照)。また、この連結部15には下ケース11
内から連通したボルト孔17が形成され、取付板18を
挟持して取付ボルト19により左右のコイルケース1,
1が連結されている。
【0013】なお、下ケース11と上ケース12の側面
にはボックス片が突出形成され、両ケース11,12を
接合した際に端子箱20を形成して、この端子箱20内
で上下両ケース11,12内のコイル鉄心2のコイル線
の引出し端を接続するとともに接続線6の端部が接続さ
れている。
【0014】ケース本体3は図3,図4に示すように、
センサヘッド4を収納する円筒状空間の収納ボックス2
5と、この収納ボックス25の下部に隔壁26により区
画されたファイバボックス27が設けられている。ま
た、ケース本体3の端部には取付板18が側方(上方)
に一体形成により延出されている。この取付板18は板
厚aの板状に形成され、下ケース11の連結部15とボ
ルト孔28を介して取付ボルト19により狭着されてい
る。このため、取付板18の板厚aと、両コイルケース
1,1の半径と連結部15の長さb,b(以下、コイル
ケース1の半径という。)と、を合わせた長さ(a+2
b)が二本の導体L,Lとの間隙Sと一致するようにさ
れている。
【0015】この取付板18の中央には挿通孔29が収
納ボックス25から上方へ連通して形成されるととも
に、連結孔16に連通するように左右水平方向に延ばさ
れて略T字状に形成されている。このため、端子箱20
に一端が接続された接続線6は連結孔16から挿通孔2
9内を挿通して収納ボックス25内に導かれ、コネクタ
5に接続されている。
【0016】収納ボックス25にはセンサヘッド4を収
納する際の入口となる開口30が形成され、密閉蓋31
により密閉されている。また、ファイバボックス27に
は隔壁26の左端に連通孔32が設けられ、光コネクタ
9から左方へ引き出された光ファイバ心線10aを下方
に湾曲して引き入れられている。ファイバボックス27
の底部には光ファイバ心線10aをファイバボックス2
7に組み付ける際に開いておく開口33が略方形に形成
され、カバー34により密閉されている。また、ファイ
バボックス27の端部には伝送線10を外部に引出す引
出し孔35が形成されている。
【0017】そして、光コネクタ9に接続された光ファ
イバ心線10aは左側に引出された後、連通孔32から
ファイバボックス27内にコ字状に湾曲されて、引出し
孔35から引き出されている。
【0018】引出し孔35の外方には伝送線取付部36
が設けられ、光ファイバケーブル10cを固着して光フ
ァイバ内蔵碍子の頂部へ架設されている。なお、伝送線
10は送光と受光の2本の光ファイバ心線10aにこの
2本の光ファイバ心線10aをアルミニウム製のパイプ
10b内に挿通し、その外側を銅線入りアルミニウム捻
線からなる外皮で被覆した光ファイバケーブル10cと
されて、耐候性・機械的強度が図られている。光ファイ
バケーブル10cの端部が伝送線取付部36に固定され
て、架設された光ファイバケーブル10cに加わるテン
ションに抗してしっかりと取付固定されている。そし
て、この伝送線10の端部は取付ける前に外皮を剥ぎ取
られてパイプ10bが露出され、さらに光ファイバ心線
10aが光コネクタ9に接続されている。
【0019】次にこのような構成とされた実施例の光C
Tについて、この作用を説明すると、この光CTを取付
ける二本の導体L,Lの間隙Sに合わせて、(間隙S−
2×コイルケースの半径b)となるように板厚aとした
取付板18を有するケース本体3を選択する。このケー
ス本体3の取付板18に取付ボルト19により左右のコ
イルケース1,1を取付ける。これにより、両コイルケ
ース1,1の間隔を間隙Sと一致することができ、両コ
イルケース1,1のそれぞれの中心を各導体L,Lの中
心部に配置できる。特にこの実施例においては間隙Sは
狭い場合を示しているため、特に薄い板厚aの取付板1
8とされている。
【0020】今、導体Lに故障電流が流れると、コイル
鉄心2のコイルに誘導電流が発生する。コイルに誘起さ
れた誘導電流は端子箱20内で接続された接続線6によ
りセンサヘッド4に伝達され、ソレノイドコイル7によ
り二次磁界を発生する。このソレノイドコイル7の中心
に配置された光磁界センサ8によりこの二次磁界が光変
調信号に変換され、光変調信号は伝送線10(光ファイ
バ心線10a・光ファイバケーブル10c)により光フ
ァイバ内蔵碍子を経て監視所へ伝達される。
【0021】この実施例では、連結部15と取付板18
との連結をコイルケース1内から設けたボルト孔17に
取付ボルト19を取付けることにより行っているため、
取付ボルト19を取付けるためのフランジなどを設ける
必要がなく軽量の光CTとすることができる。
【0022】また、この実施例では、両コイルケース
1,1よりも下方位置にケース本体3を配置しているた
め、導体Lに安定した状態で光CTを取付けることがで
きる。
【0023】なお、この実施例では導体L,Lの間隙S
が非常に狭い場合の例を示したが、もう少し間隙Sが広
い場合には、図5に示すように板厚aを厚くしても良
い。また、更に間隙Sが広い場合には、図6に示すよう
に全体をT字状に形成しても良く、間隙Sに合わせて調
整することができ、適用範囲の広い光CTとすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】底面図である。
【図2】正面図である。
【図3】分離状態を示す一部切欠正面図である。
【図4】第1図中央縦断面図である。
【図5】他例を示す一部の断面図である。
【図6】他例を示す一部の断面図である。
【図7】従来例の正面図である。
【符号の説明】
1…コイルケース 2…コイル鉄心 3…ケース本体 4…センサヘッド 10…伝送線 15…連結部 18…取付板 L…導体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架設された二本の各導体の周りに取付け
    て導体に流れる電流により誘導電流を発生するコイル鉄
    心を収納したリング状のコイルケースと、この誘導電流
    を光変調信号に変換するセンサヘッドを収納したケース
    本体と、この光変調信号を地上部に伝送する伝送線とを
    有する光CTにおいて、 ケース本体には両コイルケースの中心間距離を二本の導
    体の間隙と合致する所定幅を有する取付板を該ケース本
    体の側方へ延出し、この延出された取付板を挟んで両コ
    イルケースに設けた各連結部を連結したことを特徴とす
    る二導体用光CT。
JP4102299A 1992-03-26 1992-03-26 二導体用光ct Withdrawn JPH05273253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4102299A JPH05273253A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 二導体用光ct

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4102299A JPH05273253A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 二導体用光ct

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05273253A true JPH05273253A (ja) 1993-10-22

Family

ID=14323740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4102299A Withdrawn JPH05273253A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 二導体用光ct

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JP (1) JPH05273253A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100398811C (zh) * 2003-08-11 2008-07-02 株式会社东芝 轴向辐流式涡轮机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100398811C (zh) * 2003-08-11 2008-07-02 株式会社东芝 轴向辐流式涡轮机

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990608