JPH05272709A - 微粉炭燃焼装置 - Google Patents

微粉炭燃焼装置

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JPH05272709A
JPH05272709A JP4067180A JP6718092A JPH05272709A JP H05272709 A JPH05272709 A JP H05272709A JP 4067180 A JP4067180 A JP 4067180A JP 6718092 A JP6718092 A JP 6718092A JP H05272709 A JPH05272709 A JP H05272709A
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JP
Japan
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air
coal
pulverized coal
exhaust gas
supplied
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Application number
JP4067180A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Iwanaga
鉄男 岩永
Takayuki Maeda
隆之 前田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微粉炭焚きボイラにおいて微粉炭混合気の発
火・爆発を防止すこと。 【構成】 微粉炭の乾燥・搬送用として,フレッシュエ
アでなく,ボイラの燃焼排ガスを用いる。燃焼用空気の
大部分は,別途バーナに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,微粉炭焚きボイラにお
ける微粉炭の製造,気送および燃焼に関する。
【0002】
【従来の技術】微粉炭燃焼装置において,従来は石炭の
乾燥(粉砕),気送および燃焼用に予熱器等で加熱され
たフレッシュエア(酸素濃度21%)を使用していた。
また,その熱空気を必要に応じて冷却するために,押込
通風機の出口から抽出した冷空気を使用していた。図4
は,このような従来の微粉炭燃焼装置の一例を示す系統
図である。
【0003】図4において,押込み通風機(21)によ
り供給された空気が,冷風道(22),蒸気式空気予熱
器(23),ガス式空気予熱器(24)および熱風道
(25)を経て,火炉(27)内に供給される。その火
炉(27)の排ガスは,煙道(10),上記ガス式空気
予熱器(24),煙道(30),集塵機(11)および
誘引通風機(12)を経て、煙突(13)から排出され
る。
【0004】一方,石炭粉砕機(28)には、上記冷風
道(22)から一次冷風道(17b)に抽出され熱冷調
節ダンパ(18b)を経た冷空気と,熱風道(25)か
ら一次熱風道(17a)に抽出され熱冷調節ダンパ(1
8a)を経た熱空気とが合流し,一次熱風フアン(2
0)により吸引されて,粉砕機用風道(19)を通り供
給される。そしてこの空気と微粉炭との混合気が,微粉
輸送管(29),バーナ(26)を経て上記火炉(2
7)内に供給される。ここで石炭粉砕機(28)に供給
される空気は、微粉炭を乾燥し輸送するとともに,火炉
(27)内における燃焼にも寄与する。
【0005】なお,この石炭粉砕機(28)には,上記
冷風路(22)から抽出された上記とは別の空気が,シ
ール冷空気フアン(14)により,シール空気として供
給されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の微粉炭燃焼
装置には,次のような解決すべき課題があった。 1) 微粉炭の乾燥・搬送用として酸素濃度の高いフレ
ッシュエアを用いているので,微粉炭との混合比や加熱
された温度によっては,発火または爆発を引き起す恐れ
があった。 2) 高負荷域では,比較的高温の排ガスが多量に煙突
から放出され,エネルギが十分利用されていなかった。 3) 低負荷域では,石炭乾燥能力が十分でなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は,前記従来の課
題を解決するために,次のような微粉炭燃焼装置を提案
するものである。 1) 押込み通風機によって吸引された空気を中間に空
気予熱器が設けられた風道を経て火炉内に供給するとと
もに,石炭粉砕機から微粉炭混合気をバーナノズルを介
して上記火炉内に噴射して燃焼させ,燃焼により生じた
排ガスを中間に上記空気予熱器が接続された煙道を経て
誘引通風機により排出するようにした微粉炭燃焼装置に
おいて,上記煙道の上記空気予熱器入口と上記誘引通風
機出口とから上記排ガスの一部を抽出して上記石炭粉砕
機に供給する管路を備えたことを特徴とする微粉炭燃焼
装置; 2) 上記1)の要件に加えて,微粉炭が上記石炭粉砕
機内で上記排ガスに混合した混合気と,排ガスが混合し
ない空気とを,上記バーナノズルに供給するようにした
ことを特徴とする微粉炭燃焼装置; 3) 上記1)の要件に加えて,上記誘引通風機出口か
ら抽出された排ガスに,上記押込み通風機出口から抽出
された空気を,混合するようにしたことを特徴とする記
載の微粉炭燃焼装置。
【0008】
【作用】本発明においては,酸素濃度の低い(2〜5
%)排ガスを煙道から抽出し,これを微粉炭の乾燥・搬
送用として用いるので,発火や爆発を引き起す恐れはな
い。そして高負荷域では,比較的高温となる排ガスを石
炭の乾燥に再使用するので,エネルギが十分活用され
る。また,排ガスの抽出は空気予熱器の前後両方で行な
うので,それら抽出量の比率を変えることにより,石炭
粉砕機に供給される排ガスの温度を調節することがで
き,低負荷域でも石炭を十分に乾燥させることができ
る。
【0009】本発明ではまた,煙道から抽出された排ガ
スに風道から抽出されたフレッシュエアを混合すること
により,石炭粉砕機に供給されるガスの酸素濃度をも調
節することができる。
【0010】更に本発明では,微粉炭搬送用を兼ねる一
次空気の酸素濃度は極度に低いが,酸素濃度の高い(2
1%)フレッシュエアを、二次空気として同じバーナノ
ズルの周辺部に供給することにより,二段燃焼を行なわ
せることができ,NOx の発生が抑制される。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す系統図であ
る。押込み通風機(21)より供給された空気は,冷風
道(22),蒸気式空気予熱器(23),ガス式空気予
熱器(24)および熱風道(25)を経て,火炉(2
7)内に供給される。その火炉(27)内で発生した排
ガスは,煙道(10),上記ガス式空気予熱器(2
4),煙道(30),集塵器(11)および誘引通風機
(12)を経て,煙突(13)から排出される。この誘
引通風機(12)の後の煙道(32)から,一次冷風道
(37b)に排ガスが抽出され,熱冷調節ダンパ(38
b),一次熱風フアン(20)を経て,石炭粉砕機(2
8)に供給される。また,ガス式空気予熱器(24)の
上流の煙道(10)から抽出された排ガスも,サイクロ
ンセパレータ(33)を備えた一次熱風道(37a),
熱冷調節ダンパ(38a)を経て,上記一次冷風道(3
7b)の排ガスと混合され,上記一次熱風フアン(2
0)を経て,石炭粉砕機(28)に供給される。そし
て,この石炭粉砕機から,上記排ガスと微粉炭との混合
気が,微粉炭輸送管(29),バーナ(26)を経て,
上記火炉(27)内に供給され,燃焼する。上記一次冷
風道(37b)は,制御弁(31)を介して冷風道(2
2)と接続されていて,排ガス内に酸素濃度の高い冷空
気を合流させることにより,石炭粉砕機(28)に供給
される排ガスの温度と酸素濃度を調整することができ
る。なお,本実施例おいても,冷風道(22)からシー
ル空気が抽気され,シール冷空気フアン(14)によっ
て石炭粉砕機(28)に供給される。
【0012】図2は,本実施例に適用されるバーナノズ
ルを示す斜視図である。このバーナノズルの噴射口
(9)は角型であり,同噴射口(9)の横方向はプレー
ト(9a)により複数のスペースに区分され,それぞれ
のスペースには傾斜方向が交互に異なるプレート(9
b)が上下に2枚ずつ配設されたものである。
【0013】上記において,粉砕機用風道(19)から
石炭粉砕機(28)に送られた酸素濃度の低いガスは,
微粉炭と混合して微粉炭混合気を生成し,微粉炭を乾
燥,輸送して,バーナノズルの噴射口(9)の中央部分
に導入される。一方,熱風道(25)を経て送られたて
来た酸素濃度の比較的高い空気は,二次空気として微粉
炭混合気の外周部分に,図3に示すような状態で供給さ
れる。したがって,微粉炭混合気と二次空気はよく混合
し,本実施例の場合のように微粉炭混合気の酸素濃度が
低下している場合にも,火炉(27)内において微粉炭
をよく燃焼させる。このように,微粉炭混合気に二次空
気がよく混合するので,空気が排ガス系と混合した状態
にあっても,火炉内における微粉炭の燃焼を良好なもの
とする。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば,次の効果が得られる。 1) 微粉炭混合気が,その混合比や温度の如何にかか
わらず,発火・爆発する恐れがない。 2) 煙道ガスの排熱を再利用して,ボイラプラントの
効率向上に寄与する。 3) 石炭粉砕機に供給されるガスの流量,温度,酸素
濃度を自由にコントロールできる。 4) 二段燃焼により,NOx の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す系統図である。
【図2】図2は上記実施例に適用されるバーナを示す斜
視図である。
【図3】図3は上記バーナにおける一次空気と二次空気
の噴出状況を示す図である。
【図4】図4は従来の微粉炭燃焼装置の一例を示す系統
図である。
【符号の説明】
(9) 噴射口 (9a),(9b) プレート (10) 煙道 (11) 集塵器 (12) 誘引通風機 (13) 煙突 (14) シール空気フアン (17a) 一次熱風道 (17b) 一次冷風道 (18a),(18b) 熱冷調節ダンパ (19) 粉砕機用風道 (20) 一次熱風フアン (21) 押込み通風機 (22) 冷風道 (23),(24) 空気予熱器 (25) 熱風道 (26) バーナノズル (27) 火炉 (28) 石炭粉砕機 (29) 微粉炭輸送管 (30) 煙道 (31) 酸素濃度制御弁 (32) 煙道 (33) サイクロンセパレータ (37a) 一次熱風道 (37b) 一次冷風道 (38a),(38b) 熱冷調節ダンパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押込み通風機によって吸引された空気を
    中間に空気予熱器が設けられた風道を経て火炉内に供給
    するとともに,石炭粉砕機から微粉炭混合気をバーナノ
    ズルを介して上記火炉内に噴射して燃焼させ,燃焼によ
    り生じた排ガスを中間に上記空気予熱器が接続された煙
    道を経て誘引通風機により排出するようにした微粉炭燃
    焼装置において,上記煙道の上記空気予熱器入口と上記
    誘引通風機出口とから上記排ガスの一部を抽出して上記
    石炭粉砕機に供給する管路を備えたことを特徴とする微
    粉炭燃焼装置。
  2. 【請求項2】 微粉炭が上記石炭粉砕機内で上記排ガス
    に混合した混合気と,排ガスが混合しない空気とを,上
    記バーナノズルに供給するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の微粉炭燃焼装置。
  3. 【請求項3】 上記誘引通風機出口から抽出された排ガ
    スに,上記押込み通風機出口から抽出された空気を,混
    合するようにしたことを特徴とする請求項1記載の微粉
    炭燃焼装置。
JP4067180A 1992-03-25 1992-03-25 微粉炭燃焼装置 Pending JPH05272709A (ja)

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Effective date: 19990302