JPH0527246U - エンジンのブリーザ装置 - Google Patents

エンジンのブリーザ装置

Info

Publication number
JPH0527246U
JPH0527246U JP8226391U JP8226391U JPH0527246U JP H0527246 U JPH0527246 U JP H0527246U JP 8226391 U JP8226391 U JP 8226391U JP 8226391 U JP8226391 U JP 8226391U JP H0527246 U JPH0527246 U JP H0527246U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crank chamber
engine
abnormal
pressure detection
abnormal pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8226391U
Other languages
English (en)
Inventor
勝典 高宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP8226391U priority Critical patent/JPH0527246U/ja
Publication of JPH0527246U publication Critical patent/JPH0527246U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランク室内圧の異常上昇を検出してエンジ
ンの焼き付きを未然に防止する。 【構成】 エンジンEのクランク室20にブローバイガス
導出路21を連通させ、ブローバイガス導出路21にオイル
分離装置22とクランク室異常圧検出装置10を設ける。ブ
ローバイガス導出路21を介して、クランク室20とクラン
ク室異常圧検出装置10の圧力検出一次室3aとを連通さ
せ、このクランク室異常圧検出装置10の異常圧表示部6
をエンジンEの外側で、作業者が視認可能な位置に設け
る。これにより作業者はクランク室内圧の異常上昇を知
ることができ、直ちにエンジンを停止させて、ピストン
の焼き付き事故を予防できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、エンジンのブリーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのブリーザ装置は、従来では一般に次のように構成されている。 即ち、エンジンのクランク室にブローバイガス導出路を連通させ、ブローバイ ガス導出路にオイル分離装置を設けて成り、クランク室内の圧力を所定範囲内に 維持するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この従来技術では、次の問題がある。 エンジンの運転中に、シリンダとピストンリングとの摺接面が異常摩耗したり 、ピストンリングが折損したときに、燃焼室内部の燃焼ガスがクランク室内へ漏 れだし、クランク室内圧が異常上昇することがある。 しかし従来では、クランク室内圧の異常上昇を知ることができない。このため 、そのまま運転し続けて、ピストンがシリンダに焼き付く事故が発生する。 本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、ピストンの焼き付き事故 を未然に防止することを技術課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記従来技術において、上記課題を解決するために、例えば図1〜 図4で示すように、次の構造を追加したことを特徴とする。 即ち、前記クランク室20にクランク室異常圧検出装置10の圧力検出一次室 3aを連通させ、このクランク室異常圧検出装置10の異常圧表示部6をエンジ ンEの外側で、作業者が視認可能な位置に設けたことを特徴とするものである。 なお図2〜図3では、ダイヤフラム連動部材8の先端部8c及び先端部8cを 外部から視認する透明な蓋部分5bが異常圧表示部6に該当する。 また図4では、警報ランプ6cが異常圧表示部6に該当する。
【0005】
【作 用】
本考案のブリーザ装置は、以下のように作用する。 エンジンの運転中に、シリンダとピストンリングとの摺接面が異常摩耗したり 、ピストンリングが折損したときに、ブローバイガスが異常増加する。 するとクランク室20内の内圧が異常上昇し、クランク室異常圧検出装置10 が作動して、異常圧表示部6にクランク室内圧の異常上昇を表示する。 作業者はこれを見て、上記ピストンリングの折損などの異常を知ることができ 、直ちにエンジンを停止させて、シリンダ内面やピストンリングの異常の有無を 点検する。これにより、ピストンの焼き付き事故を予防できる。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいてさらに詳しく説明する。図1は本考案に 係るブリーザ装置の実施例を示す概要図、図2〜図4はそれぞれクランク室異常 圧検出装置の第1の実施例、第2の実施例及び第3の実施例を示す縦断面図であ る。
【0007】 本ブリーザ装置は、図1で示すように、エンジンEのクランク室20にブロー バイガス導出路21を連通し、ブローバイガス導出路21の一部を構成するヘッ ドカバー11にオイル分離装置22を設け、このヘッドカバー11のデコンプ調 節用孔12又はオイル補給口14にクランク室異常圧検出装置10をねじ込み可 能固定し、このクランク室異常圧検出装置10の圧力検出一次室3aを上記ブロ ーバイガス導出路21を介してクランク室20に連通させ、このクランク室異常 圧検出装置10の異常圧表示部6を作業者が視認可能に構成されている。 なお、図1中の符号13はデコンプ調節用孔12の閉蓋、15はオイル補給口 14の孔栓、16はデコンプ操作ロッドである。
【0008】 上記第1の実施例に係るクランク室異常圧検出装置は、図2で示すように、基 台ケース1と、基台ケース1に被せ付けて内部にダイヤフラム作動室3を形成す る筒蓋ケース5と、このダイヤフラム作動室3を圧力検出一次室3aと二次室3 bとに区画するダイヤフラム4と、上記二次室3b内にあってダイヤフラム4と 一体に連動するダイヤフラム連動部材8とを具備して成る。
【0009】 上記基台ケース1は、前記エンジンEのヘッドカバー11のデコンプ調節用孔 12に気密固定される固定凸部2を有し、この固定凸部2にはヘッドカバー内と 上記圧力検出一次室3aとを連通する連通孔2aがあけられている。つまり、圧 力検出一次室3aは、この連通孔2aを介してヘッドカバー11内と連通し、上 記ブローバイガス導出路21を介して前記クランク室20に連通するようになっ ている。なお、ダイヤフラム4は、その周縁部が基台ケース1のリングねじ孔1 aの奥端部1bに、固定リング7で封止固定されている。
【0010】 上記筒蓋ケース5は、不透明な筒ケース部分5aとこの筒ケース部5aに接着 された透明な蓋部分5bとから成り、基台ケース1のリングねじ孔1aに筒ケー ス部分5aの先端部をねじ込み、密封固定されている。 一方前記ダイヤフラム連動部材8は、ダイヤフラム4に固定された先端部分8 aと、筒ケース部分5aの内面に沿ってスライドする中間凸部分8bと、圧力検 出一次室3a内の内圧の異常上昇により、透明蓋部分5b内に突入する後端部分 8cとから成り、透明な蓋部分5bを介してこのダイヤフラム連動部材8の後端 部分8cを視認可能に構成されている。
【0011】 上記前記透明な蓋部分5bの後部内には凸部5cが形成され、一方のダイヤフ ラム連動部材8の後端部分8cには、上記凸部5cの挿入が可能な凹部8dが形 成され、また、後端部分8cの外面には赤色に着色されており、圧力検出一次室 3a内の圧力の上昇に伴って、透明蓋部分5b内に突出する赤色後端部分8cの 突出量が容易に視認できるようになっている。つまり図1では、上記透明蓋部分 5bが本考案の異常圧表示部6に該当する。 なお、上記凸部5cは外からの光を乱反射し、乱反射光の多少により赤色後端 部分8cの突出量を容易に視認し得る作用をするが、かかる形状は本考案の必須 構成要件ではない。
【0012】 第2の実施例に係るクランク室異常圧検出装置は、図3で示すように、基台ケ ース1が、前記エンジンEのヘッドカバー11のオイル補給口14にねじ込み可 能に構成されている点と、筒蓋ケース5とダイヤフラム連動部材8の形態が上記 実施例と若干異なり、その他の点では第1の実施例と同様に構成されている。 この図において、図2中の符号と同一機能を有する部材については、同一の符 号を付して重複する説明を省く。
【0013】 第3の実施例に係るクランク室異常圧検出装置は、図4で示すように、筒蓋ケ ース5に導電接触端子6b及びこの導電接触端子6bに導電接続された警報ラン プ6cを付設するとともに、ダイヤフラム4に導電部材8bを一体連動可能に設 けて成る。なお、この図において、図3中の符号と同一機能を有する部材につい ては、同一の符号を付して重複する説明を省く。
【0014】 この実施例ではランク室20の内圧が異常上昇すれば、圧力検出一次室3a内 は正圧になり、ダイヤフラム4は図4の右半分のように、二次室3b側に引き寄 せられる。従ってこの状態では、導電部材8bは導電接触端子6b側へ引き寄せ られ、導電接触することにより警報ランプ6cが点灯して、作業者はエンジンの クランク室の内圧が異常上昇していることを検認できる。 即ち、この実施例では図4中の警報ランプ6cが本考案の異常圧表示部6に該 当する。
【0015】 なお、本考案は上記実施例に限るものではなく、基台ケース1、筒蓋ケース5 、ダイヤフラム連動部材8等の形態についても、適宜変更を加えて実施し得る。 また、上記実施例では、いずれもヘッドカバー11にクランク室異常圧検出装 置を設けたものについて例示したが、これに限るものではなく、ブローバイガス 導出路のどこかに設けても良く、要するに作業者がクランク室異常圧検出装置の 異常圧表示部をエンジンの外側で視認できるものであれば良い。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成され、作用することから、次の効果を奏する。 エンジンの運転中に、クランク室異常圧検出装置10の異常圧表示部6に、ク ランク室内圧の異常上昇が表示されたとき、作業者はこれを見て、シリンダとピ ストンリングとの摺接面の異常摩耗やピストンリングの折損などが発生したこと を知ることができる。これに基づき直ちにエンジンを停止させることにより、そ のまま運転し続けた場合に発生するエンジンの焼き付きを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るエンジンのブリーザ装置
の概要を示す縦断面図である。
【図2】クランク室異常圧検出装置の第1の実施例を示
す縦断面図である。
【図3】クランク室異常圧検出装置の第2の実施例を示
す縦断面図である。
【図4】クランク室異常圧検出装置の第3の実施例を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
E…エンジン、 3a…圧力検出一
次室、6…異常圧表示部、 10…クラ
ンク室異常圧検出装置、20…クランク室、 21…
ブローバイガス導出路、22…オイル分離装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)のクランク室(20)にブロ
    ーバイガス導出路(21)を連通させ、ブローバイガス導
    出路(21)にオイル分離装置(22)を設けて構成したエ
    ンジンのブリーザ装置において、 前記クランク室(20)にクランク室異常圧検出装置(1
    0)の圧力検出一次室(3a)を連通させ、このクランク
    室異常圧検出装置(10)の異常圧表示部(6)をエンジン
    (E)の外側で、作業者が視認可能な位置に設けたことを
    特徴とするエンジンのブリーザ装置。
JP8226391U 1991-09-13 1991-09-13 エンジンのブリーザ装置 Pending JPH0527246U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8226391U JPH0527246U (ja) 1991-09-13 1991-09-13 エンジンのブリーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8226391U JPH0527246U (ja) 1991-09-13 1991-09-13 エンジンのブリーザ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0527246U true JPH0527246U (ja) 1993-04-09

Family

ID=13769586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8226391U Pending JPH0527246U (ja) 1991-09-13 1991-09-13 エンジンのブリーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0527246U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001342846A (ja) * 2000-05-27 2001-12-14 Robert Bosch Gmbh 内燃機関クランクケース通気装置の機能診断方法
JP2013117175A (ja) * 2011-12-01 2013-06-13 Ud Trucks Corp ブローバイガス還元装置及びブローバイガス還元装置の異常診断方法
JP2014114729A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Suzuki Motor Corp エンジンユニットの圧力センサ配設構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001342846A (ja) * 2000-05-27 2001-12-14 Robert Bosch Gmbh 内燃機関クランクケース通気装置の機能診断方法
JP2013117175A (ja) * 2011-12-01 2013-06-13 Ud Trucks Corp ブローバイガス還元装置及びブローバイガス還元装置の異常診断方法
JP2014114729A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Suzuki Motor Corp エンジンユニットの圧力センサ配設構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3896280A (en) Valve position indicator
US4165816A (en) Vent cap
US4061204A (en) Engine pre-oiler
US5014643A (en) Tire pressure indicator
JPS6316015A (ja) フイルタ装置
US4433656A (en) Automotive oil filter precharging arrangement
JPH0527246U (ja) エンジンのブリーザ装置
US2698887A (en) Oil pressure switch
US2671893A (en) Combined engine oil level and flow responsive indicator
US4479468A (en) Automotive oil filter precharging arrangement
EP0211430B1 (en) Push button switch
US3258960A (en) Restriction indicator for air cleaners
US2638927A (en) Fluid actuated valve
KR900008204A (ko) 마스타 실린더
US4584977A (en) Low engine oil sensing switch
EP2996788B1 (en) Oil filter construction for internal combustion engines and for machines including oleodynamic circuits
JPS632002B2 (ja)
CN109611235A (zh) 发动机后端密封装置
GB2074379A (en) Fluid pressure sensors
US3963007A (en) Hydraulic valve lifter or adjuster
JP4451184B2 (ja) フィルタエレメント交換型オイルフィルタ
US3277920A (en) Engine relief and testing valve
JPH0648154Y2 (ja) 高圧ポンプのプランジャ−組付構造
JP3433340B2 (ja) プランジャポンプ
CN216841866U (zh) 一种油底壳的泄压结构