JPH05272287A - ダブルパッカ装置 - Google Patents

ダブルパッカ装置

Info

Publication number
JPH05272287A
JPH05272287A JP9739192A JP9739192A JPH05272287A JP H05272287 A JPH05272287 A JP H05272287A JP 9739192 A JP9739192 A JP 9739192A JP 9739192 A JP9739192 A JP 9739192A JP H05272287 A JPH05272287 A JP H05272287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packer
pipe
spacer
injection
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9739192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Kokubu
茂夫 国分
Sumio Nakano
澄男 中野
Takahiko Ohara
孝彦 大原
Haruo Kawai
春生 河合
Masatoshi Okabe
昌寿 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Seiwa Kiko KK
Original Assignee
Taisei Corp
Seiwa Kiko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp, Seiwa Kiko KK filed Critical Taisei Corp
Priority to JP9739192A priority Critical patent/JPH05272287A/ja
Publication of JPH05272287A publication Critical patent/JPH05272287A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】パッカの膨縮の確実さを確保できると共に、各
パッカの変形量を任意に設定できる、ダブルパッカ装置
を提供すること。 【構成】外管2の周面に注入孔を穿設し、分割した外管
と外管の端面間に外管の周面を構成するように一対の環
状のパッカA,Bを介在し、前記外管内に注入管3を摺
動自在に内挿し、注入管3は周面に吐出孔33を有する
と共に、この吐出孔の両側に外管の内空を画成するシー
ル材を設け、外管2と注入管3との相互の摺動により両
パッカが膨縮するダブルパッカ装置において、一方のパ
ッカの内側に筒状のスペーサ4を位置させ、前記スペー
サの外周面にこのパッカの端と外筒の端との間に介在す
る環状突起41を突設し、スペーサの前後にスペーサと
外管との間及びスペーサと注入管との間の相対的な摺動
を一定範囲に規制するストッパを夫々形成し、各パッカ
の両端を挟持する各管体の軸方向の変位量を一定範囲に
規制したことを特徴とする、ダブルパッカ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダブルストレーナ工法や
ソレタンシュ工法やスリーブ注入工法等の各種注入工法
に用いられるダブルパッカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダブルパッカ装置は注入管の前後に膨縮
自在のパッカを備えている。パッカの膨縮方法として、
注入管を内外二重の内管及び外管で構成し、さらに輪切
りした外管と外管の間に環状のパッカを位置させ、注入
管を構成する内外二重の各管のスライド操作により、各
パッカを同時に膨縮する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来のダブルパッカ
装置は前後の各パッカの変形量を個別に設定できないた
めに、内管および外管を両パッカの変形に必要な距離
(各パッカの変形に必要な相対変位量の総和)だけスラ
イドさせても、両パッカが均等に変形するとは限らず、
前後の各パッカの変形量に差を生じるケースが多い。そ
のため、強度的に弱い方のパッカが過大に変形するとと
もに、他方のパッカの変形が不十分となる。パッカの変
形量が不足すると十分なシール効果が得られないから薬
液が漏出する問題を生じ、またパッカが弾性限度を越え
て過大に変形すると元の形状に復元できずダブルパッカ
装置の抜き取りが困難になるといった問題を生じる。
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、パッカの
膨縮の確実さを確保できると共に、各パッカの変形量を
任意に設定できる、ダブルパッカ装置を提供することに
ある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、外管の周面
に注入孔を穿設し、分割した外管と外管の端面間に外管
の周面を構成するように一対の環状のパッカを介在し、
前記外管内に注入管を摺動自在に内挿し、注入管は周面
に吐出孔を有すると共に、この吐出孔の両側に外管の内
空を画成するシール材を設け、外管と注入管との相互の
摺動により両パッカが膨縮するダブルパッカ装置におい
て、一方のパッカの内側に筒状のスペーサを位置させ、
前記スペーサの外周面にこのパッカの端と外筒の端との
間に介在する環状突起を突設し、スペーサの前後にスペ
ーサと外管との間及びスペーサと注入管との間の相対的
な摺動を一定範囲に規制するストッパを夫々形成し、各
パッカの両端を挟持する各管体の軸方向の変位量を一定
範囲に規制したことを特徴とする、ダブルパッカ装置で
ある。
【0006】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0007】<イ>全体の構成 図1にダブルパッカ装置一例を示す。1はダブルパッカ
装置に先行して地中に貫入したケーシングで、その周面
に複数の注入孔11を穿設している。注入孔11はケー
シング1の長手方向に沿って一定間隔で穿設したり、各
注入孔11が管外からの逆流を防止できる逆止弁構造で
あってもよい。ダブルパッカ装置は前後パッカA、Bを
具備する外管2と、外管2に摺動自在に内挿した注入管
3とを基本的な構成部材とする。以下各部について詳述
する。
【0008】<ロ>外管 外管2は前後の各パッカA、Bの外径と等しい外径を有
する大径管21と、大径管21の一端に接続し、大径管
21より小径の延長管22とにより構成する。大径管2
1は先端部から一定距離を隔てた位置を切断して独立し
た分割管23を形成する。分割管23のほぼ中央には円
柱方向に向けて複数の連絡孔24を穿設すると共に、分
割管23の延長管22側の内周面には端部から一定距離
に亘る幅で大径に穿設して口広部25を形成し、この口
広部25の奥部を段差面26として形成する。さらに大
径管21の軸心と直行する孔奥部の面にスペーサ位置決
め用のストッパ面27を形成する一対のパッカA、Bの
うち、前パッカAは分割管23の開放端(図面左端)に
位置し、後パッカBは後述するスペーサ4を介して分割
管23と大径管21の間に位置する。
【0009】<ハ>注入管 注入管3は外管2と協働して両パッカA、Bに変形力を
与えると共に、外管2の内部で薬液を吐出させるための
先端閉塞型の中空管体で、外管2の大径管21に内接可
能な外径を有する大径部31と、大径部31に一体に接
続した延長管32とを具備する。大径部31のほぼ中央
に円周方向に向けて複数の吐出孔33を穿設すると共
に、この吐出孔33の両側に一対の環状のシール34を
外装して、両管2、3の周面間で連絡孔24のみに連通
する遮蔽空間を画成している。注入管3の先端35の外
径は大径管21の外径と等しく形成し、大径部31に外
装した前パッカAはこの先端35と分割管23との端面
間に位置し、外管2の周面の一部を構成している。また
注入管3の延長管32側には後述するスペーサ4との間
で相互に摺動する摺動面36を形成すると共に、この摺
動面36の先端側の端にスペーサ位置決め用のストッ面
37を形成する。
【0010】<ニ>スペーサ 後パッカBの内側に設けたスペーサ4は各パッカA、B
の変形量を規制する筒体で、後パッカBを支持可能な全
長を有すると共に、その外周面に後パッカBと分割管2
3の間に介在する環状突起41を突設している。本発明
は両パッカA、Bの非変形時においてスペーサ4の前後
端と各ストッパ面27、37との間にスペーサ4の摺動
を許容する摺動空間S1 、S2 を形成することが構造上
重要である。すなわち、前パッカAを膨脹変形させるた
めの両管2、3の相対移動距離はスペーサ4前方の摺動
空間S1 により決まり、後パッカBを膨脹変形させるた
めの両管2、3の相対移動距離はスペーサ4後方の摺動
空間S2 により決まる。したがって、長さが共に等しい
各パッカA、Bの変形量を同一に設定するためには、各
摺動空間S1 、S2 を等しく形成すれば良く、また各パ
ッカA、Bの変形量を変えるときは、その変形量に応じ
て各摺動空間S1 、S2 を設定すれば良い。
【0011】
【作用】つぎにダブルパッカ装置の使用方法について説
明する。
【0012】<イ>ダブルパッカ装置のセット 図1に示すように地中に公知の工法でケーシング1を貫
入した後、このケーシング1内に非変形状態のダブルパ
ッカ装置を挿入する。ダブルパッカ装置をケーシング1
の注入予定位置まで挿入したら、ダブルパッカ装置を構
成する両管2、3の延長管22、32の基端に両管2、
3を相互に摺動させるためのジャッキなどを配設する。
【0013】<ロ>パッカの膨脹 つぎにジャッキを操作して延長管32を介し注入管3に
引張力を付与すると同時に延長管22を介し外管2に押
込力を与えて、両管2、3を相互に摺動させる。すると
図2に示すように大径管21とスペーサ4の周面間及び
注入管3とスペーサ4の周面間で一点鎖線で示す状態か
ら摺動を開始し、スペーサ4の前後に形成する各摺動空
間S1 、S2 が徐々に狭くなる。その結果、注入管3の
先端35と外管2の分割管23の先端との間に位置する
前パッカAが圧縮されて膨脹変形を開始すると共に、大
径管21の端と分割管23のスペーサ4の環状突起41
との間に位置する後パッカBが膨脹変形を開始する。そ
して、図3に示すように前パッカAの膨脹変形はスペー
サ4の前端がストッパ面37に当接すると停止し、また
後パッカBの膨脹変形はスペーサ4の後端がストッパ面
27に当接すると停止する。仮にスペーサ4の両端がス
トッパ面27、37に当接した後も継続して両管2、3
の摺動を試みても、摺動はスペーサ4により拘束される
ため各パッカA、Bに過大な変形力が作用することはな
い。このようにスペーサ4が後パッカB側の注入管3と
外管2の相対変位量を一定範囲に規制するので、各パッ
カA、Bは均等に膨脹変形してケーシング1の内周面に
圧接する。
【0014】<ハ>薬液注入 両パッカA、Bを膨脹変形させてケーシング1と外管2
の周面間を確実にシールした状態で、注入管3の基端か
ら所定の薬液の供給を開始して地中に注入する。
【0015】<ニ>パッカの収縮 ケーシング1内のダブルパッカ装置を移動する場合は、
外管2と注入管3を前記した膨脹変形時と逆方向に摺動
する。その結果、各パッカA、Bの圧縮力が解除される
ために、各パッカA、Bは自己復元力で図1に示すよう
に縮径しながら元の径に復元する。パッカA、Bの収縮
後、ダブルパッカ装置を再注入作業或いは回収のため移
動する。
【0016】
【実施例2】前記実施例1は後パッカB側にスペーサ4
を配置して各パッカA、Bの変形量を設定する場合につ
いて説明したが、スペーサ4を前パッカA側に配置し、
前パッカA側で注入管3と外管2の相対変位量を一定範
囲に規制するようにしてもよい。
【0017】また前後パッカA、Bを1組とするダブル
パッカをダブルパッカ装置に複数組組み付けることも可
能である。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0019】<イ> 各パッカの変形量を夫々設定でき
るから、各パッカの過大変形や変形不足を回避できる。
そのため、パッカに安定した膨脹変形を期待でき、漏出
防止に対する信頼性が向上する。
【0020】<ロ> パッカに必要以上の変形力が作用
しないから、パッカの耐久性が著しく向上する。
【0021】<ハ> パッカを確実に復元できるから、
ダブルパッカ装置の抜き取り、移動が容易となる。
【0022】<ニ> 以上により大幅なコストダウンが
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパッカの非変形時のダブルパッ
カ装置の断面図
【図2】 パッカの変形時におけるダブルパッカ装置の
部分断面図
【図3】 薬液注入時におけるダブルパッカ装置の断面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 孝彦 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 河合 春生 埼玉県大宮市宮原町3−700番地 成和機 工株式会社大宮工場内 (72)発明者 岡部 昌寿 埼玉県大宮市宮原町3−700番地 成和機 工株式会社大宮工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管の周面に注入孔を穿設し、分割し
    た外管と外管の端面間に外管の周面を構成するように一
    対の環状のパッカを介在し、前記外管内に注入管を摺動
    自在に内挿し、注入管は周面に吐出孔を有すると共に、
    この吐出孔の両側に外管の内空を画成するシール材を設
    け、外管と注入管との相互の摺動により両パッカが膨縮
    するダブルパッカ装置において、 一方のパッカの内側に筒状のスペーサを位置させ、 前記スペーサの外周面にこのパッカの端と外筒の端との
    間に介在する環状突起を突設し、 スペーサの前後にスペーサと外管との間及びスペーサと
    注入管との間の相対的な摺動を一定範囲に規制するスト
    ッパを夫々形成し、 各パッカの両端を挟持する各管体の軸方向の変位量を一
    定範囲に規制したことを特徴とする、 ダブルパッカ装置。
JP9739192A 1992-03-25 1992-03-25 ダブルパッカ装置 Pending JPH05272287A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9739192A JPH05272287A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 ダブルパッカ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9739192A JPH05272287A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 ダブルパッカ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05272287A true JPH05272287A (ja) 1993-10-19

Family

ID=14191224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9739192A Pending JPH05272287A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 ダブルパッカ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05272287A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100334451B1 (ko) * 1998-08-19 2002-09-26 조희남 지하수심정용그라우팅파이프장치및그라우팅방법
KR101217841B1 (ko) * 2010-04-01 2013-01-03 변권식 캡슐 타입 지하수공 및 지열공 차폐 그라우팅 장치
EP2232011A4 (en) * 2007-12-20 2015-09-30 Transocean Sedco Forex Ventures Ltd MINI CONTROLLER WITH TELESCOPIC JOINT

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100334451B1 (ko) * 1998-08-19 2002-09-26 조희남 지하수심정용그라우팅파이프장치및그라우팅방법
EP2232011A4 (en) * 2007-12-20 2015-09-30 Transocean Sedco Forex Ventures Ltd MINI CONTROLLER WITH TELESCOPIC JOINT
KR101217841B1 (ko) * 2010-04-01 2013-01-03 변권식 캡슐 타입 지하수공 및 지열공 차폐 그라우팅 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5775429A (en) Downhole packer
US3711123A (en) Apparatus for pressure testing annular seals in an oversliding connector
US4178020A (en) Locking slip joint and method of use
CA2377697A1 (en) Expandable joint connector
BR112019005712B1 (pt) Aparelho usado poço abaixo adjacente a uma superfície circundante
US3843167A (en) Hydraulically actuated pipe coupling
US3713675A (en) Connector for tubular members
US20080296845A1 (en) Downhole seal apparatus and method
US3999782A (en) Connector apparatus
EP2242897B1 (en) Downhole seal
JP3234605B2 (ja) ホストパイプとライナパイプとの間の間隙のシーリング
NO339965B1 (no) Pakningsanordning til bruk innen en brønnboring
JPH0148091B2 (ja)
US20130180705A1 (en) Expanding elastomer/plug device for sealing bore hole and pipelines
US6694591B2 (en) Systems and methods for applying ring shaped seal members
AU2015233160B2 (en) Seal arrangement
US11299957B2 (en) Plug for a coiled tubing string
JPH05272287A (ja) ダブルパッカ装置
US6026899A (en) High expansion slip system
GB2076446A (en) Borehole plug
JPH0581393U (ja) パッカ装置
US5118079A (en) Removable fluid seal and method
JP3184752B2 (ja) 二重管ダブルパッカー工法に使用する注入内管
JP4485970B2 (ja) パッカー
JPH0342108Y2 (ja)