JPH05271820A - フェロスクラップから亜鉛を分離・回収する方法 - Google Patents

フェロスクラップから亜鉛を分離・回収する方法

Info

Publication number
JPH05271820A
JPH05271820A JP6739892A JP6739892A JPH05271820A JP H05271820 A JPH05271820 A JP H05271820A JP 6739892 A JP6739892 A JP 6739892A JP 6739892 A JP6739892 A JP 6739892A JP H05271820 A JPH05271820 A JP H05271820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zinc
scrap
aqueous solution
ammonia
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6739892A
Other languages
English (en)
Inventor
Koukon Shiyuu
康根 周
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP6739892A priority Critical patent/JPH05271820A/ja
Publication of JPH05271820A publication Critical patent/JPH05271820A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 亜鉛メッキ鋼材を含むフェロスクラップから
化学的手法により亜鉛を高い分離効率および低いエネル
ギー消費量で分離・回収する。 【構成】 亜鉛メッキ鋼材を含むフェロスクラップを、
酸素の存在下でアンモニアとアンモニウム塩 [例、(N
H4)2CO3 または(NH4)2SO4]を含有する水溶液で処理し
て、スクラップ中の亜鉛をアンミン亜鉛錯体として溶解
した後、スクラップを水溶液から分離する工程1、およ
び工程1で得られた水溶液を加熱してアンモニア分を蒸
発させた後、沈殿した亜鉛塩(ZnCO3) を回収するか、或
いは溶解した亜鉛塩(ZnSO4) を含む水溶液を電解して陰
極上に電析した金属亜鉛を回収する工程2、からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、亜鉛メッキ鋼材を含ん
でいるフェロスクラップを鋼溶製の原料としてリサイク
ルするために、スクラップ中の不純物元素を除去する方
法に関する。より具体的には、本発明は、亜鉛メッキ鋼
材を含んでいるフェロスクラップから亜鉛を分離・回収
する方法に関し、リサイクルに適した純度の高いフェロ
スクラップを得ることができると同時に、回収された亜
鉛分も亜鉛資源として有効利用することができる。
【0002】
【従来の技術】自動車ボディー、電気製品、建材など様
々なところで、腐食防止のために亜鉛メッキ鋼材が用い
られており、その使用量は年々増加している。そのため
フェロスクラップ(鉄屑)中の亜鉛含有量も増加する傾
向にある。亜鉛メッキ鋼材を含むスクラップをスクラッ
プ溶解炉で溶解した場合、亜鉛の大部分は蒸発して排ガ
ス中に排出され、排ガス中の酸素により酸化される結
果、排ガス処理系から回収されるダスト中に酸化亜鉛と
して混入し、ダストの処理コストの増大を招く。また、
亜鉛の一部は排ガス処理系の冷却部に付着して、つらら
状の固形物に成長し、排ガス処理設備のトラブルの原因
となる。従って、亜鉛メッキ鋼材を含有するスクラップ
を鋼溶製の原料として使用するに際して、亜鉛を前処理
で除去することが望まれている。
【0003】スクラップから亜鉛を除去するための代表
的な方法を次に述べる。 (1) スクラップを加熱して、表面の亜鉛を蒸発させる方
法 (特開平57−85936 号公報) 。 (2) スクラップを急速に加熱した後、ショットブラステ
ィング処理する方法 (特開平63−96224 号公報) 。 (3) スクラップを加熱すると同時に、酸化性ガスと接触
させて亜鉛を除去する方法 (特開平2−298225号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれの方法
も亜鉛と鉄の物理的性質、即ち、融点あるいは蒸気圧の
差を利用したものであり、亜鉛と鉄が合金化するため、
十分な脱亜鉛率で亜鉛を除去し、かつ効率よく亜鉛を回
収することが困難である。
【0005】本発明の目的は、前述した従来の脱亜鉛方
法の欠点を解消して、亜鉛メッキ鋼材を含むフェロスク
ラップから化学的手法により亜鉛を高い分離効率および
低いエネルギー消費量で分離・回収することのできる方
法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるフェロスク
ラップからの亜鉛の分離・回収方法は、亜鉛メッキ鋼
材を含むフェロスクラップを、酸素の存在下でアンモニ
アとアンモニウム塩を含有する水溶液で処理して、スク
ラップ中の亜鉛をアンミン亜鉛錯体として溶解した後、
スクラップを水溶液から分離する工程1、および工程
1で得られた水溶液を加熱してアンモニア分を蒸発させ
た後、残留する水溶液中に含まれる亜鉛化合物の形態に
応じて、沈殿した亜鉛塩を回収するか、或いは亜鉛塩が
水溶性の場合には、亜鉛塩を含む水溶液を電解して陰極
上に電析した金属亜鉛を回収する工程2、からなること
を特徴とする。
【0007】
【作用】以下、本発明の各工程の詳細をその作用と共に
説明する。本発明の方法で処理の対象となる亜鉛メッキ
鋼材を含むフェロスクラップの例としては、上述した廃
自動車などの各種廃物がある。亜鉛メッキ鋼材は、純亜
鉛メッキ鋼材のみならず、亜鉛メッキ鋼材であってもよ
い。本発明の方法により処理する前に、必要であれば、
フェロスクラップを粉砕あるいは切断して、処理に適し
た寸法にしておくことが望ましい。
【0008】(1) 工程1 工程1では、亜鉛メッキ鋼材を含むスクラップを、酸素
の存在下でアンモニアとアンモニウム塩を含有する水溶
液で処理する。亜鉛は、次の(1) 式に示すように、酸素
雰囲気下でアンモニアおよび水と反応して、容易に酸化
されて溶解し、アンミン亜鉛錯体を生成する。
【0009】 Zn + 4 NH3 + 1/2 O2 + H2O = Zn(NH3)4 2- + 2 OH- (1) 一方、鉄は、酸素存在下では表面に酸化薄膜を生成して
不働体化するので、アンモニア水溶液にはほとんど溶解
しない。この酸素存在下での亜鉛と鉄との挙動の差によ
り、本発明の工程1では、スクラップ中の鉄の溶解を抑
えて、亜鉛を選択的にアンモニア水溶液中に溶解させる
ことができる。
【0010】上記(1) 式に示すように、亜鉛の溶解に必
要な酸化剤として酸素を用いる。酸素はまた、上記のよ
うに鉄を不働体化させて、鉄の溶解を抑制する作用も果
たす。酸素は、酸素を含む雰囲気から供給され、かかる
雰囲気としては、空気、純酸素、あるいは酸素を適当な
不活性ガスで希釈したガスなど、任意の酸素含有ガスを
用いることができる。
【0011】工程1の亜鉛の溶解を行う反応容器は、開
放系と密閉系のいずれでもよい。開放系の場合には、空
気や純酸素などの酸素含有ガスを水溶液に直接吹き込む
ことが望ましい。この場合、水溶液中のアンモニアの一
部が揮発するため、既存の方法で回収する。密閉された
反応容器を使用する場合には、純酸素または高酸素濃度
の酸素含有ガスを反応雰囲気として使用する。この場合
の酸素分圧は、低すぎると亜鉛の溶解速度が遅くなり、
高すぎると鉄が酸化されるので、1〜10気圧程度が適当
である。
【0012】水溶液中のアンモニアは、アンミン亜鉛錯
体を生成するのに必要な成分である。水溶液中のアンモ
ニア濃度は、高いほど亜鉛の溶解速度が高くなるが、ア
ンモニアの揮発も多くなるため、一般には NH3 0.1〜10
M程度のアンモニア濃度が適当である。アンモニアの導
入方法は、アンモニア水溶液を反応容器に直接導入して
もよいが、アンモニアガスを反応容器中の水溶液に吹き
込んでもよい。
【0013】アンモニア水溶液に加えるアンモニウム塩
は緩衝剤であり、次の(2) 式に示すように上記(1) 式の
亜鉛溶解反応で生成したOH- を中和するためのものであ
る。 NH4 + + OH- = NH3 + H2O (2) 水溶液中のアンモニウム塩の濃度はアンモニア濃度に応
じて変化させることが望ましく、モル濃度比 NH3/NH4 +
を 0.5〜2.0 とすることが望ましい。アンモニウム塩と
しては、炭酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硫酸ア
ンモニウムなどが使用できるが、これらに限定されるも
のではない。アンモニウム塩として炭酸アンモニウムを
使用する場合、水にアンモニアガスと二酸化炭素ガスを
吹き込むことによって、アンモニアとアンモニウム塩と
して炭酸アンモニウムを含有する水溶液を調製すること
ができる。
【0014】使用する水溶液のpH値は、亜鉛との反応
で生成したアンミン亜鉛錯体が安定であり、かつ鉄が溶
解しない範囲内に調整する。その意味で、水溶液のpH
値は7〜12の範囲内となるように調整することが好まし
い。水溶液の温度は、低すぎると亜鉛の溶解速度が遅く
なるし、高すぎるとアンモニアの揮発が多くなり、アン
ミン亜鉛錯体の安定性が低くなるので、室温〜70℃の範
囲内が適当である。
【0015】上記水溶液によるフェロスクラップの処理
時間は、水溶液の温度や、水溶液のアンモニア濃度、亜
鉛メッキ層の厚さによっても異なるが、一般に30分以内
で十分である。この処理の後、生成したアンミン亜鉛錯
体を含有する水溶液から、脱亜鉛されたスクラップを分
離する。脱亜鉛されたスクラップは、洗浄および乾燥し
て、高品位のフェロスクラップとして鋼溶製にリサイク
ルすることができる。一方、スクラップを分離した後に
残る、アンミン亜鉛錯体を含有する水溶液は、この水溶
液中に残留するアンモニアおよびアンモニウム塩の濃度
が、(1) 式による亜鉛の溶解に十分に使用できる程度に
高ければ、工程(2) に付す前に、さらに1回または2回
以上のスクラップの処理に供してもよい。
【0016】(2) 工程2 工程2では、まず工程1で得られたアンミン亜鉛錯体を
含有する水溶液を加熱して、アンミン亜鉛錯体を次の
(3) 式に示すように熱分解させて亜鉛イオンを遊離さ
せ、アンモニア分を揮発させる。
【0017】 Zn(NH3)4 2- = Zn2+ + 4 NH3↑ (3) この熱分解は、水溶液の沸騰温度で、即ち、煮沸により
行うことが望ましいが、アンモニアが十分な速度で揮発
する温度であれば、それより低くてもよい。また、熱分
解は一般には常圧下で行うが、減圧下で行うこともでき
る。熱分解は、アンモニアの揮発が実質的に終了するま
で続ける。この熱分解によりアンミン錯体から遊離した
亜鉛イオンは、水溶液中に含まれるアンモニウム塩のア
ニオンと反応して亜鉛塩となり、反応したアンモニウム
塩から遊離したアンモニアも(3)式で生成したアンモニ
アと一緒に揮発する。
【0018】上記(3) 式の反応でアンモニア分が追い出
された結果、水溶液中には亜鉛塩が残留する。この亜鉛
塩を回収するのであるが、回収方法としては、生成した
亜鉛塩の性質により2種類の方法が可能である。
【0019】第一の方法は、炭酸アンモニウムのよう
に、亜鉛イオンと反応して不溶性の亜鉛塩を生成するア
ニオンを持つアンモニウム塩を緩衝剤として使用した場
合に適用される。この場合には、上記(3) 式によるアン
ミン亜鉛錯体の熱分解に伴い、生成した不溶性亜鉛塩
(例、炭酸亜鉛) が沈殿する。従って、沈殿した亜鉛塩
を濾過などの適当な固液分離手段で水溶液から分離し
て、亜鉛を亜鉛塩として回収する。
【0020】第二の方法は、硫酸アンモニウム、塩化ア
ンモニウムのように、亜鉛イオンと反応して水溶性の亜
鉛塩を生成するアニオンを持つアンモニウム塩を緩衝剤
として使用した場合に適用される。この場合には、アン
ミン亜鉛錯体の熱分解で水溶性の亜鉛塩 (硫酸亜鉛、塩
化亜鉛) が生成し、この亜鉛塩が溶解した水溶液が得ら
れる。この亜鉛塩の水溶液を通常の水溶液電解法により
電解し、亜鉛イオンを金属亜鉛として陰極上に電析さ
せ、この亜鉛を陰極から掻き取りなどの適当な方法で分
離する。従って、この場合には、亜鉛は金属亜鉛として
回収される。
【0021】なお、水溶性の亜鉛塩が生成した場合であ
っても、所望により、得られた亜鉛塩の水溶液に、例え
ば二酸化炭素ガスを吹き込むことにより、亜鉛イオンを
炭酸亜鉛などの不溶性亜鉛塩として沈殿させ、沈殿した
亜鉛塩を分離・回収することもできる。第一の亜鉛を不
溶性亜鉛塩の沈殿として回収する方法は、このような場
合をも包含するものである。
【0022】回収された亜鉛塩または金属亜鉛は、亜鉛
資源として有効利用できる。例えば、亜鉛塩は鋼板の電
解亜鉛メッキの原料、金属亜鉛は鋼板の溶融亜鉛メッキ
の原料としてそれぞれ利用することができる。また、揮
発したNH3 ガス、および亜鉛が残留している第一の方法
で得られた濾液や第二の方法で得られた電解廃液は、い
ずれも工程1にリサイクルして、亜鉛の溶解用の水溶液
の調製に使用することが経済的に有利である。
【0023】
【実施例】実施例1 シュレッダーにより切断した亜鉛メッキ鋼板スクラップ
(シュレッダースクラップ)を、アンモニアと炭酸アン
モニウムを含有する水溶液を用いて、次に述べるように
本発明の方法より処理した。内容積1.5 m3のステンレス
鋼製容器に1.0 m3の水を入れ、この水にアンモニアガス
と二酸化炭素ガスを4:1の流量比で吹き込み、アンモ
ニア濃度が2.0 M、炭酸アンモニウム濃度が1.0 Mの水
溶液を得た。この水溶液に重量0.5 トンの上記シュレッ
ダースクラップを入れ、温度約30℃で純酸素を20分間吹
き込んだ。
【0024】その後スクラップを取り出し、水洗・乾燥
後に電気炉で溶製すると、亜鉛含有量0.09重量%の電気
炉鋼が得られた。上記シュレッダースクラップを、本発
明の脱亜鉛処理を施さずに直接電気炉で溶製して得た電
気炉鋼の亜鉛含有量は0.75重量%であった。従って、本
発明の方法によって88%の脱亜鉛率が得られた。一方、
スクラップを取り出した後に残った水溶液を20分間煮沸
してアンモニア成分を蒸発させ、沈殿を濾取すると、約
6Kgの炭酸亜鉛が回収された。
【0025】なお、0.5 トンのシュレッダースクラップ
を浸漬するには約1.0 m3の量の水溶液が必要であった
が、1回のスクラップ処理で消費されるアンモニアと炭
酸アンモニウムは、いずれもこの水溶液中に含まれる量
の1/17程度であるため、この水溶液は同じ量のスクラッ
プの処理に17回繰り返し使用できることになる。従っ
て、合計で8.5 トンのスクラップを処理できる。工程2
のスクラップから分離された水溶液の煮沸は、このよう
に水溶液をスクラップ処理に繰り返し使用した後で行う
ことが望ましい。その場合、水溶液の煮沸により上記の
17倍近い量の炭酸亜鉛を回収することができよう。
【0026】実施例2 実施例1で処理したのと同じシュレッダースクラップ
を、アンモニアと硫酸アンモニウムを含有する水溶液を
用いて、本発明の方法により処理した。
【0027】内容積1.5 m3のステンレス鋼製容器に1.0
m3の1.0 M硫酸アンモニウム水溶液を入れ、アンモニア
ガスを吹き込んで、アンモニア濃度が2.0 M、硫酸アン
モニウム濃度が1.0 Mの水溶液を得た。この水溶液に重
量0.5 トンの上記シュレッダースクラップを入れ、温度
約50℃で純酸素を15分間吹き込んだ。その後、スクラッ
プを取り出し、分析したところ、処理後のスクラップの
亜鉛含有量は0.06重量%であった。未処理のスクラップ
の亜鉛含有量が0.75重量%であるので、本発明の方法に
よって92%の脱亜鉛率が得られた。
【0028】溶液中の亜鉛含有量を電解に適した濃度に
高めるため、スクラップを取り出した後に残る水溶液を
17回繰り返し使用して、合計8.5 トンのスクラップを処
理した。こうして得たアンミン亜鉛錯体を含有する水溶
液を20分間煮沸してアンモニア成分を蒸発させ、亜鉛含
有量56 g/lの硫酸亜鉛水溶液約0.98 m3 を得た。この硫
酸亜鉛水溶液を、槽電圧約3Vで電解して、約40 Kg の
電解亜鉛を得た。
【0029】
【発明の効果】本発明の方法を用いれば、低いエネルギ
ー消費量で亜鉛メッキ鋼材を含むフェロスクラップから
効率よく亜鉛を分離・回収することができ、亜鉛含有量
の少ない高品位のフェロスクラップを得ることができ
る。従って、本発明はフェロスクラップのリサイクルを
促進し、同時に亜鉛資源の有効利用も図ることができ、
省資源に寄与するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜鉛メッキ鋼材を含むフェロスクラップ
    を、酸素の存在下でアンモニアとアンモニウム塩を含有
    する水溶液で処理して、スクラップ中の亜鉛をアンミン
    亜鉛錯体として溶解した後、スクラップを水溶液から分
    離する工程1、および工程1で得られた水溶液を加熱し
    てアンモニア分を蒸発させた後、沈殿した亜鉛塩を回収
    する工程2、からなることを特徴とする、フェロスクラ
    ップから亜鉛を分離・回収する方法。
  2. 【請求項2】 亜鉛メッキ鋼材を含むフェロスクラップ
    を、酸素の存在下でアンモニアとアンモニウム塩を含有
    する水溶液で処理して、スクラップ中の亜鉛をアンミン
    亜鉛錯体として溶解した後、スクラップを水溶液から分
    離する工程1、および工程1で得られた水溶液を加熱し
    てアンモニア分を蒸発させた後、この水溶液を電解して
    陰極上に電析した金属亜鉛を回収する工程2、からなる
    ことを特徴とする、フェロスクラップから亜鉛を分離・
    回収する方法。
JP6739892A 1992-03-25 1992-03-25 フェロスクラップから亜鉛を分離・回収する方法 Withdrawn JPH05271820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6739892A JPH05271820A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 フェロスクラップから亜鉛を分離・回収する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6739892A JPH05271820A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 フェロスクラップから亜鉛を分離・回収する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05271820A true JPH05271820A (ja) 1993-10-19

Family

ID=13343818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6739892A Withdrawn JPH05271820A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 フェロスクラップから亜鉛を分離・回収する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05271820A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020026632A (ko) * 2000-10-02 2002-04-12 김수태 탄산아연의 회수방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020026632A (ko) * 2000-10-02 2002-04-12 김수태 탄산아연의 회수방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5453111A (en) Method for separation of metals from waste stream
US4229271A (en) Method of recovering lead values from battery sludge
US4198231A (en) Recovery and separation of gadolinium and gallium
EP0336542B1 (en) Process for the regeneration of a permanganate etchant bath
US5464596A (en) Method for treating waste streams containing zinc
JPH05255772A (ja) 電気的製鋼において発生する煙塵からの亜鉛・鉛の回収方法および精製金属の炉への再循環方法およびこの方法を実施するための装置
EP0038366B1 (en) Methods of recovering lead values from battery sludge
AU710302B2 (en) Method for recovering metal and chemical values
CN112853120A (zh) 一种废旧锂电池回收浸出LiHCO3溶液深度除氟的方法
US5759503A (en) Method for the further purification of zinc oxide
FR2510141A1 (fr) Procede hydrometallurgique de traitement de poussieres contenant du zinc, issues de fours d'acierie electrique
CA1057506A (en) Method of producing metallic lead and silver from their sulfides
EP0783593B1 (en) Method for recovering metal and chemical values
JP3113307B2 (ja) 廃乾電池からの亜鉛およびマンガンの分離回収方法
US6696029B1 (en) Method for the purification of zinc oxide controlling particle size
JPH09118504A (ja) 塩浴中での鋼片の熱処理の際に生じる屑塩からのアルカリ金属塩化物及びアルカリ土類金属塩化物を回収する方法
JPH05271820A (ja) フェロスクラップから亜鉛を分離・回収する方法
US5851490A (en) Method for utilizing PH control in the recovery of metal and chemical values from industrial waste streams
TWI625882B (zh) 廢鋰鐵電池中正極材料資源回收方法
US5810946A (en) Method for the production of galvanizing fluxes and flux feedstocks
US4895626A (en) Process for refining and purifying gold
KR100236663B1 (ko) 금속 및 화학적 유용물 회수방법
JP3080947B1 (ja) 電気炉ダストの処理方法
KR102678814B1 (ko) 아연, 구리 폐기물로부터 용매추출을 이용한 유가금속 회수방법
JPH05195103A (ja) フェロスクラップ中の銅の分離・回収方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990608