JPH05271703A - プレス成形体の製造方法 - Google Patents

プレス成形体の製造方法

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Publication number
JPH05271703A
JPH05271703A JP7170992A JP7170992A JPH05271703A JP H05271703 A JPH05271703 A JP H05271703A JP 7170992 A JP7170992 A JP 7170992A JP 7170992 A JP7170992 A JP 7170992A JP H05271703 A JPH05271703 A JP H05271703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
powder
cavity
connecting rod
molded body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7170992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Tajima
秀紀 田島
Yuji Kondo
雄治 今藤
Shoji Kubodera
正二 久保寺
Takahiro Fujita
高弘 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp filed Critical NKK Corp
Priority to JP7170992A priority Critical patent/JPH05271703A/ja
Publication of JPH05271703A publication Critical patent/JPH05271703A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の部位を有する複雑形状の成形体であって
も簡単に製造することができるプレス成形体の製造方法
を目的とする。 【構成】金型キャビティ32内に粉体を充填し、金型プ
レスを行って、複数の部位を有する成形体を得るプレス
成形体を製造するにあたり、キャビティ32内の成形体
の複数の部位の境界に対応した位置に、プレス面に対し
て垂直に仕切36、37を装入し、次いで粉体を各分割
キャビティ内に夫々所定量充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉体を金型のキャビ
ティ内に充填してプレス成形を行うプレス成形体の製造
方法に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】近年、原
料粉末を混合し、所定の形状に成形した後、焼成して焼
結体を得る粉末冶金技術が注目されている。このような
粉末冶金技術においては、成分元素の偏析が起こらない
こと、難加工材料の製品化が可能なこと、極めて微細な
結晶組織が得られること等、溶製材では得ることができ
ない種々の利点があり、また、二次的な加工を省略する
ことができるという利点がある。
【0003】このような粉末冶金技術において、粉体の
成形は、成形用金型のキャビティ内にフィーダーカップ
を用いて粉体を充填するフィーダーカップ方式により行
われている。この方式はフィーダーカップに所定量の粉
体を装入し、キャビティー内にすりきりで粉体を充填す
るものである。
【0004】しかしながら、近時、このような粉末冶金
技術で形成される部品の形状が多様化しており、自動車
のコンロッド等の複雑形状の場合には、従来のプレス成
形では、十分に対応できない。すなわち、コンロッドの
ように部位により大きく形状が異なり、要求される性能
も部位により異なる場合、従来のプレスでは各部位毎に
金型を細分化し、夫々を独立にコントロールする必要が
あり、プレスが非常に複雑なものとなってしまい現実的
ではない。
【0005】このことを図2を参照して説明する。コン
ロッド10は、大径部1と、小径部2と、それらの間の
中間部3とを有しており、金型11のキャビティ12に
は、これらの部位に対応して、複数のパンチが独立にコ
ントロール可能に設けられている。すなわち、キャビテ
ィ12内の大径部1に対応する部分には、中実部分に対
応するパンチ13及び中空部分に対応するピン14を設
け、中間部3に対応する位置にはパンチ15を設け、さ
らに小径部2に対応する部分には、中実部分に対応する
パンチ16及び中空部分に対応するピン17を設け、パ
ンチ13,15,16の位置を夫々独立に調節して原料
粉末18の充填を行い、プレス成形を行うといった複雑
な調節が必要となる。
【0006】自動車コンロッドのような複雑形状のプレ
ス成形法については、特開昭63−18003、63−
18004、63−176811、64−39306等
に開示されたものがあるが、これらにおいてもやはり成
形の複雑さは免れない。
【0007】この発明はかかる事情に鑑みてなされたも
のであって、複数の部位を有する複雑形状の成形体であ
っても簡単に製造することができるプレス成形体の製造
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、金型キャビティ内に粉体を充填し、金
型プレスを行って、複数の部位を有する成形体を得るプ
レス成形体の製造方法であって、前記キャビティ内の前
記成形体の複数の部位の境界に対応した位置に、プレス
面に対して垂直に仕切を装入し、次いで粉体を各分割キ
ャビティ内に夫々所定量充填することを特徴とするプレ
ス成形体の製造方法を提供する。
【0009】
【作用】この発明においては、金型キャビティに仕切り
を装入して金型を平面的に複数部位に分割し、各分割キ
ャビティに所定量の原料粉体を充填する。従って、複数
の部位を有する成形体を成形する場合に、各部位毎に充
填量をコントロールすることができるので、金型分割等
の複雑なプレスを施すことなく、所望の成形体を得るこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について詳細に説明
する。図1は、この発明によりコンロッドを成形する場
合の状態を説明するための図である。
【0011】コンロッド30は、大径部21と、小径部
22と、それらの間の中間部23とを有しており、この
コンロッドを成形するための金型31にはこのコンロッ
ドの形状に対応した形状を有するキャビティ32が形成
されている。そして、このキャビティ32内には、成形
体を得るための一体的に形成されたパンチ33が設けら
れている。また、キャビティ32内におけるコンロッド
30の中空部に対応す位置にはピン34、35が設けら
れている。
【0012】このように設定した後、キャビティ32
に、コンロッド30の各部位に対応してキャビティ32
を分割するための仕切36、37をプレス面に対して垂
直に装入する。そして、各分割キャビティに、夫々所定
量の原料粉体38、39、40を充填する。必要に応じ
て、原料粉体に対して上から軽く加圧して、成形時に上
部からパンチが入ってくることにる粉体の動きを抑制す
る処置を施した後、仕切36、37を取り去る。
【0013】このような状態で、キャビティ32内に上
パンチを装入し、所定の圧力、例えば5.2ton /cm2
で成形する。これにより、コンロッド成形体を得ること
ができる。その後、この成形体を所定の条件で焼結させ
てコンロッドを製造する。
【0014】このように成形体を製造することにより、
パンチの分割数を減少させることができ、コントロール
すべきパンチが少なくて良い。従って、複雑な形状を有
するコンロッドを簡単に成形することができ、プレス装
置も複雑なコントロール機構を伴ったものを用いる必要
はなく、簡単な機構の安価で汎用的なものを用いること
ができる。また、部位に応じて圧粉密度を変化させるこ
とができ、重要な部位の圧粉密度を高くして、他の部位
の圧粉密度を低くする等の調節が可能となる。なお、こ
の発明に用いる粉体は特に限定されず、粉体を用いて複
雑形状の成形体を製造する場合すべてに適用することが
できる。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、複数の部位を有する
複雑形状の成形体であっても簡単に製造することができ
るプレス成形体の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によりコンロッドを成形する場合の状
態を説明するための図。
【図2】従来の方法によりコンロッドを成形する場合の
状態を説明するための図。
【符号の説明】
21…大径部、22…小径部、23…中間部、30…コ
ンロッド、32…キャビティ、33…パンチ、34,3
5…ピン、36,37…仕切、38,39,40…原料
粉体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 高弘 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型キャビティ内に粉体を充填し、金型
    プレスを行って、複数の部位を有する成形体を得るプレ
    ス成形体の製造方法であって、前記キャビティ内の前記
    成形体の複数の部位の境界に対応した位置に、プレス面
    に対して垂直に仕切を装入し、次いで粉体を各分割キャ
    ビティ内に夫々所定量充填することを特徴とするプレス
    成形体の製造方法。
JP7170992A 1992-03-27 1992-03-27 プレス成形体の製造方法 Pending JPH05271703A (ja)

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JP7170992A JPH05271703A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 プレス成形体の製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7175404B2 (en) 2001-04-27 2007-02-13 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Composite powder filling method and composite powder filling device, and composite powder molding method and composite powder molding device
JP2011153344A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Toyota Motor Corp 焼結鍛造体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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