JPH0527095B2 - - Google Patents

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JPH0527095B2
JPH0527095B2 JP1070456A JP7045689A JPH0527095B2 JP H0527095 B2 JPH0527095 B2 JP H0527095B2 JP 1070456 A JP1070456 A JP 1070456A JP 7045689 A JP7045689 A JP 7045689A JP H0527095 B2 JPH0527095 B2 JP H0527095B2
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JP
Japan
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focal length
data
lens
output
display
Prior art date
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JP1070456A
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JPH01280711A (ja
Inventor
Masaaki Nakai
Masayoshi Sawara
Nobuyuki Taniguchi
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP7045689A priority Critical patent/JPH01280711A/ja
Publication of JPH01280711A publication Critical patent/JPH01280711A/ja
Publication of JPH0527095B2 publication Critical patent/JPH0527095B2/ja
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明はズームレンズ付カメラに関し、特に
撮影レンズに設定可能な全焦点距離範囲と現に撮
影レンズに設定した設定焦点距離との相対関係、
及び撮影レンズに設定した焦点距離よりも長焦点
距離側にある所定の焦点距離と設定焦点距離との
相対関係を表示するズームレンズ付カメラに関す
る。なお、ここで言うズームレンズ付カメラと
は、レンズ交換式のズームレンズを装着した状態
のカメラをも含むもので、実施例ではレンズ交換
式のズームレンズを装着したカメラにより説明す
る。 [従来の技術] 任意の焦点距離を設定できるズームレンズで
は、焦点距離調節用の設定部材上に代表的な焦点
距離が複数個表示されており、ある程度の設定焦
点距離を類推することが可能に構成されている
が、具体的に設定焦点距離を知ることはできなか
つた。 また、シネカメラでズーム比の高いズームレン
ズを使用するものでは、長焦点距離側でオートフ
オーカス装置の距離精度が低下するため手動によ
る焦点調節に切替える必要から、設定焦点距離の
絶対値をフアインダー内に表示するものが提案さ
れている(実開昭53−6649号公報参照)。 [発明が解決しようとする課題] ズームレンズを装着したカメラで撮影を行う場
合は、そのズームレンズで設定可能な最長焦点距
離と最短焦点距離との範囲内において、現に設定
された焦点距離がどの程度の位置にあるか、更に
どの位ズーミング操作ができるか等を知ることが
望まれていたが、上記のように、従来のカメラで
はおよその設定焦点距離しか知ることができず、
要望にこたえることができるものではなかつた。 また、上記シネカメラのように、ズームレンズ
の設定焦点距離の絶対値をフアインダー内に表示
するものが提案されているにしても、これは固定
的にズームレンズが装着されているシネカメラに
関するもので、しかも表示されるデータは焦点距
離の絶対値であり、設定可能な焦点距離範囲が異
なる複数のズームレンズから所望の焦点距離範囲
のものを交換装着する1眼レフカメラに適用でき
るものではなかつた。 さらに、上記従来のカメラにおいて、レンズの
焦点距離を変更したとき撮影範囲がどの程度変化
するか、例えば現在設定されている焦点距離を最
長焦点距離に変更すると、被写体がどの程度クロ
ーズアツプされるか等を直接視認出来るものが望
まれていたが、このような要望にこたえるものは
なかつた。 [課題を解決するための手段] この発明は上記課題を解決するもので、第1発
明は、撮影レンズとして交換可能なズームレンズ
を装着するズームレンズ付カメラであつて、撮影
レンズに設けられたそのレンズ固有の最長焦点距
離データ及び最短焦点距離データを記憶する記憶
手段と、前記撮影レンズの記憶手段に記憶されて
いるそのレンズ固有の最長焦点距離データ及び最
短焦点距離データを読出すデータ読出手段と、前
記撮影レンズの焦点距離を所望の値に設定する焦
点距離設定手段と、前記焦点距離設定手段により
設定された前記撮影レンズの焦点距離を示すデー
タを出力する設定焦点距離データ出力手段と、前
記データ読出手段により読出された前記撮影レン
ズの最長焦点距離データ及び最短焦点距離データ
と、前記設定焦点距離データ出力手段から出力さ
れた設定焦点距離データとに基づき、前記撮影レ
ンズによつて異なる設定可能な全焦点距離範囲に
対する設定焦点距離の位置関係を示す比率データ
を出力する比率データ出力手段と、整列配置され
た所定の複数個の表示要素を備え、複数個の表示
要素全体で撮影レンズによつて異なる設定可能な
全焦点距離範囲を表わす表示部と、全比率データ
出力手段から出力された比率データに基づいて、
前記表示部の複数の表示要素のうち全焦点距離範
囲に対する設定焦点距離の相対的位置に該当する
表示要素を他の表示要素と異なる態様で駆動する
ことにより、前記撮影レンズによつて異なる設定
可能な全焦点距離範囲に対する設定焦点距離の相
対的な位置関係を表示するよう制御する表示制御
手段とを備えたことを特徴とするものである。 また、第2発明は、撮影レンズとしてズームレ
ンズを装着するズームレンズ付カメラであつて、
撮影レンズの焦点距離を所望の値に設定する焦点
距離設定手段と、前記距離設定手段により設定さ
れた前記撮影レンズの焦点距離を示すデータを出
力する設定焦点距離データ出力手段と、前記設定
焦点距離データに基づき、設定焦点距離よりも長
焦点側にある所定の焦点距離に対する設定焦点距
離の割合を示す比率データを出力する比率データ
出力手段と、前記焦点距離設定手段により設定さ
れた焦点距離に応じて変化する撮影範囲内の撮影
像を表示するフアインダーと、前記フアインダー
に表示される設定焦点距離における撮影範囲内の
撮影像上に前記所定の焦点距離における撮影範囲
を表示する表示手段と、前記比率データ出力手段
から出力された比率データに基づき、前記設定焦
点距離における撮影範囲に対応した大きさで前記
所定の焦点距離における撮影範囲を表示するよう
に前記表示手段を制御する表示制御手段とを備え
たことを特徴とするものである。 [作用] 第1発明では、カメラに装着された撮影レンズ
の記憶手段から読出されたそのレンズ固有の最長
焦点距離及び最短焦点距離データと、撮影レンズ
に現に設定された設定焦点距離データとから、装
着された撮影レンズに設定可能な全焦点距離範囲
に対して設定された焦点距離の位置関係を示す比
率データを求め、この比率データに基づいて、全
焦点距離範囲に対して設定された焦点距離がどの
位置にあるかを表示部の表示要素により相対表示
する。ここで、全焦点距離範囲は表示部の全表示
要素で表され、設定された焦点距離は比率データ
に基づいて決定される相対的位置に該当する表示
要素を他の表示要素と異なる態様で駆動して示さ
れる。 また、第2発明では、撮影レンズに現に設定さ
れた設定焦点距離データに基づいて、カメラのフ
アインダー内にレンズに設定された設定焦点距離
に対応する撮影範囲と、撮影レンズに設定された
設定焦点距離よりも長焦点距離側にある設定可能
な所定の焦点距離、例えば最長焦点距離に対応す
る撮影範囲とを同時に表示する。ここで、設定焦
点距離が変化すると、フアインダーに示される撮
影範囲が変化するが、この変化に応じて所定の焦
点距離における撮影範囲の表示も相対的に変化さ
させて表示される。これにより、常に設定した焦
点距離における撮影範囲と、その設定した焦点距
離を長焦点距離側に所定の焦点距離だけ変更して
クローズアツプした状態とを同時に直接視認する
ことができる。 〔実施例〕 第1図はこの発明の実施例を示すカメラ本体側
の回路図であり、第2図は該カメラ本体に装着さ
れるレンズアダプタ内の回路図、第3図は同じく
カメラ本体に装着される交換レンズ内の回路図で
ある。第1図において、BAは電源電池であり、
S1は測光釦(不図示)に連動して閉成される測光
スイツチである。この測光スイツチS1が閉成され
るとトランジスタBT1が導通して電源電池BAか
ら電源ライン+Vを介してパワーオンリセツト回
路1および後述の露出制御部(第5図)等に給電
が行なわれる。パワーオンリセツト回路1は、電
源ライン+Vからの給電開始により、パワーオン
リセツト信号PORを出力し、この信号PORでフ
リツプ・フロツプFF1、レジスタREG2〜REG13
Dフリツプ・フロツプDF1および分周器DI1をリ
セツトさせる。また、電源ライン+Eを介して図
のカウンタ、フリツプ・フロツプ、レジスタ、デ
コーダ等に常時電源電池BAからの給電が行なわ
れている。 さらに、測光スイツチS1の閉成でインバータ
IN1の出力が“High”になり発振器PGからの次
のクロツクパルスCPの立上りでDフリツプ・フ
ロツプDF1のQ出力が“High”になることによ
り、アンド回路AN1のゲートが開かれてアンド
回路AN1からの分周器DI1にクロツクパルスCPが
送られるようになる。同時に、この“High”信
号はワンシヨツト回路OS1にも与えられて、ワン
シヨツト回路OS1から所定時間だけ“High”の
パルスがオア回路OR1を介してフリツプ・フロツ
プFF1に送られる。このパルスにより、フリツ
プ・フロツプFF1がセツトされてQ出力が
“High”になる。また、この“High”信号はカ
メラ本体内部およびアクセサリーに送られて読み
込み動作を開始させるスタート信号Startとなる。 このスタート信号Startによりアンド回路AN2
のゲートが開かれて、カウンタCO1、CO2のリセ
ツト状態が解除されるとともに、デコーダDE1
出力可能な状態となる。カウンタCO1はアンド回
路AN2を介して送られる発振器PGからのクロツ
クパルスCPをカウントし、デコーダDE1はこの
カウンタCO1の出力に応じて出力端子TB0〜TB7
のうちの1つを“High”にする。このデコーダ
DE1の入力と出力の関係を表1に示す。
【表】 第2図のレンズアダプタの端子JA1,JA2
JA3,JA4,JA5は夫々カメラ本体側の端子JB1
JB2,JB3,JB4,JB5と接続され、JA1はカメラ
本体から電源ライン+Eの給電を受ける端子、
JA2はカメラ本体からクロツクパルスCPが入力
される端子、JA3はカメラ本体から読み込み開始
信号Startが入力される端子、JA4は共通のボデ
イアース端子、JA5はレンズアダプタからカメラ
本体へデータを出力する端子である。なお、第3
図の交換レンズの端子JL1〜JL5は第2図のレン
ズアダプタの端子JA1〜JA5と同様にカメラ本体
に接続される端子である。カメラ本体の端子JB3
から端子JA3またはJL3を介して読み込み開始信
号Startが入力されると第2図においてカウンタ
CO3,CO4,Dフリツプ・フロツプDF3のリセツ
ト状態が解除され、デコーダDE3とROM RO1
出力が可能な状態となる。また、同時にこの信号
Startはワンシヨツト回路OS4にも与えられて、
ワンシヨツト回路OS4からのパルスでフリツプ・
フロツプFF2,FF3がリセツトされる。同様に、
第3図において、カウンタCO5,CO6,CO7、D
フリツプ・フロツプDF5,DF6のリセツト状態が
解除され、デコーダDE4とROM RO2が出力可能
となる。さらに、ワンシヨツト回路OS5からのパ
ルスでフリツプ・フロツプFF4,FF5,FF6がリ
セツトされる。第2図のカウンタCO3、デコーダ
DE3と第3図のカウンタCO5、デコーダDE4は第
1図のカウンタCO1、デコーダDE1と同様の構成
となつていて、デコーダDE3,DE4の夫々の出力
端子TA0〜TA7,TL0〜TL7からはデコーダDE1
の出力端子TB0〜TB7とそれぞれ同じタイミング
でパルスが出力され、カメラ本体とアクセサリー
側との同期がとられている。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 表2−1,2−2,2−3はアクセサリーの
種々のデータが記憶されるROMにおいて、アド
レスと種種のデータの内容との関係を示し、表3
はコード化されたデータと該データの示す内容と
の関係を示すものである。以下の動作説明ではこ
の表2−1,2−2,2−3,表3に基づいて説
明を行なう。第2図において、読み込み開始信号
Startが出力されるとワンシヨツト回路OS4を介
してフリツプ・フロツプFF2はリセツトされてい
るので、Dフリツプ・フロツプDF3はリセツト状
態が解除されても、そのQ出力が“High”のま
まであり、スイツチ回路AS1は導通したままにな
つている。また、第3図においても同様に、Dフ
リツプ・フロツプDF5のQ出力は“Low”のまま
でスイツチ回路AS2は不導通のままになつてい
る。この場合、レンズアダプタからのデータがカ
メラ本体に伝達可能となつている。 まず、デコーダDE3からのTA1のパルスでカウ
ンタCO4の出力は“01”となり、ROM RO1のア
ドレスとして“0000001”が与えられ、レンズア
ダプタのチエツク用コード“11100”が記憶され
ているアドレスが指定されて、ROM RO1から
は、“11100”のデータが出力される。そして、フ
リツプ・フロツプFF3はアンド回路AN23により
端子TA1が“High”の間に出力されるクロツク
パルスCPの立下りでセツトされ、アンド回路
AN22により端子TA2が“High”の間に出力され
るクロツクパルスCPの立下りでリセツトされる。
従つて、フリツプ・フロツプFF3のQ出力は端子
TA1が“High”の間のクロツクパルスCPの立下
り時点から端子TA2が“High”の間のクロツク
パルスCPの立下り時点までの間だけ“High”に
なり、この間のクロツクパルスCPの立下り、即
ち、端子TA2が“High”に立上る時点でシフト
レジスタSR2にROM RO1からのデータが並列に
取り込まれる。以後端子CLに与えられるクロツ
クパルスCPの立上りに同期して上記データが以
下に述べるように順次上位ビツトから直列に出力
され、スイツチ回路AS1,端子JA5,JB5を介し
て第1図のシフトレジスタSR1に取り込まれてい
く。ここで、シフトレジスタSR1はクロツクパル
スCPの立下りに同期して順次端子JB5からのデー
タを1ビツトずつ取り込む。レンズアダプタから
送られるデータは5ビツトであるのでTA3の立
上りのタイミングで送られたデータの1ビツト目
は、TB3が“High”の間のクロツクパルスCPの
立下りのタイミングでカメラ本体側のシフトレジ
スタSR1に読み込まれ、以後TA4,TA5,TA6
TA7のタイミングごとに1ビツトずつ送られる。
このようにして、TB7が“High”の間のクロツ
クパルスの立下り時点で一つのデータの読み込み
が完了し、次の端子TB0の立上りのタイミング
で、シフトレジスタSR1の出力データがレジスタ
REG1に並列にラツチされる。 カメラ本体側のデコーダDE2は表4に示す入力
と出力の関係になつている。
【表】 ここで、出力がデコーダDE2の入力として与え
られるカウンタCO2は、端子TB7の立上りで1つ
ずつのカウントを行なう。そこでまず、端子TB0
が立上るタイミングで最初のデータ即ち、チエツ
ク用データがレジスタREG1にラツチされた時点
では、デコーダDE2の端子d0が“High”になつ
ている。従つて、端子TB1の立上り信号がアンド
回路AN3を介してレジスタREG2のラツチ端子に
与えられ、レジスタREG1からのデータがこのレ
ジスタREG2にラツチされる。このレジスタ
REG2の出力は、アンド回路AN15によつて
“11100”かどうか判別され、レンズアダプタが装
着されて“11100”のときはアンド回路AN15の出
力は“High”に、レンズアダプタが装着されて
ないときは“Low”になる。このアンド回路
AN15の出力は、レンズアダプタの装着の有無を
表示する不図示の表示部に与えられる。 第2図において次に端子TA1の立上りでカウ
ンタCO4の出力は“10”になり、ROM RO1は、
“0000010”のアドレスが指定される。すると
ROM RO1からは表2−1に示すように、レンズ
アダプタの種類を示すデータが出力される。この
データは表3に示すように自動絞り連動型ベロー
ズなら“00001”、自動絞り連動型リバースアダプ
ターであれば“00010”というように予め定義さ
れている。このデータも、前述と同様にして、端
子TB0が“High”になるタイミングでカメラ本
体のレジスタREG1にラツチされ、このときカウ
ンタCO2の出力は“0010”になつて表4に示すよ
うにデコーダDE2の端子d1が“High”になつて
いるのでレジスタREG3にレジスタREG1からの
データがラツチされる。 また、カウンタCO4の出力が“10”になつたこ
とでワンシヨツト回路OS3から“High”のパル
スが出力されフリツプ・フロツプFF2がセツトさ
れる。そして、次に端子TA0が“High”に立上
る時点(このときレンズアダプタの種類のデータ
の送出は完了している)で、Dフリツプ・フロツ
プDF3はD入力(即ちフリツプ・フロツプFF2
Q出力)を“Low”としてスイツチ回路AS1を不
導通としてレンズアダプタからのデータの送出が
行なわれなくなるようにする。 第2図のカウンタCO4と同様に、第3図のカウ
ンタCO6も端子TL1の立上りをカウントしてい
て、カウント出力が“010”になるとアンド回路
AN25の出力は“High”に立上りワンシヨツト回
路OS6から“High”のパルスが出力されて、フ
リツプ・フロツプFF4がセツトされる。そして第
2図のDフリツプ・フロツプDF3と同様にDフリ
ツプ・フロツプDF5のQ出力が端子TL0の立上り
で“High”になり、スイツチ回路AS2が導通し
て交換レンズからのデータの送出が可能な状態と
なる。そして、次の端子TL1の立上りでカウンタ
CO6の出力は“011”になる。このカウンタCO6
からの3ビツトの出力は、マルチプレクサMP2
のβ1の入力の下位3ビツトに与えられている。こ
のときDフリツプ・フロツプDF6のQ出力はまだ
“Low”なので、マルチプレクサMP2からはβ1
らのデータ“0000011”が出力され、このデータ
がROM RO2のアドレス信号となる。すると表2
−1に示すように、ROM RO2からはチエツク用
のデータ“11100”が出力され、以下前述と同様
の動作で第1図のレジスタREG4に読込まれる。
なお、第3図のアンド回路AN28,AN29,オア回
路OR4,フリツプ・フロツプFF6,シフトレジス
タSR3は、それぞれ第2図の回路AN23,AN24
OR3,FF3,SR2と同様の回路となつている。 レジスタREG4に読み込まれたデータは、アン
ド回路AN16によつて“11100”かどうか判別され
“11100”でないことが判別されると、交換レンズ
が装着されていないことになるので、アンド回路
AN16の出力が“High”となつてAN17のゲート
が開かれ端子TB3からのパルスが読み込み終了信
号end1として出力される。以下端子TL1
“High”に立上る毎にカウンタCO6の出力は
“100”,“101”、“110”,“111”となつて、マルチ
プレクサMP2からは“0000100”,“0000101”,
“0000110”,“0000111”のアドレスデータが順次
出力される。ここで、表2−1に示すように
ROM RO2の上記アドレスには交換レンズの開放
絞り値Av0、最大絞り値Avmax,Wide側の焦点
距離、Tele側の焦点距離のデータが記憶されて
いる。表3を用いて具体的に説明すると、絞り値
のデータはF1.2から0.5Evのピッチで増加する一
般的な絞り値、即ちF1.2〜F32までが“00000”
〜“10011”で、上記0.5Evピッチの絞り値に相当
せず、しばしばレンズの開放絞り値として存在す
る絞り値F1.8〜F6.9を“10100”〜“11110”でそ
れぞれ定義している。また、焦点距離のデータ
は、常用されている一般的な焦点距離を表3に示
すように8mm以下〜1000mm以上で分類して
“00000”〜“11110”のデータを定義している。
そして、焦点距離のデータは、ズームレンズの場
合“0000110”のアドレスにWide側の最短焦点距
離データが記憶されている。一方、固定焦点距離
の交換レンズの場合は“0000110”のアドレスに
上記焦点距離のデータがそのまま、“0000111”の
アドレスに固定焦点距離であることを示すデータ
“11111”が記憶されている。従つて、マルチプレ
クサMP2からの上記アドレスデータ“0000100”
〜“0000111”の順次出力により、交換レンズの
開放絞り値、最小絞り値、Wide側の焦点距離、
Tele側の焦点距離のデータがカメラ本体側のレ
ジスタREG5,REG6,REG7,REG8に順次読込
ませる。またTele側のデータが読み込まれるレ
ジスタREG8の出力が“11111”になつているか
どうかの判別がアンド回路AN18で行なわれ、交
換レンズの焦点距離が固定されている場合アンド
回路AN18の出力は“High”になる。そして、D
フリツプ・フロツプDF2は、デコーダDE2の端子
d6が“High”になつているときの、デコーダ
DE1の端子TB2の立上りでD入力(即ちアンド回
路AN18の出力)を取り込む。 第3図において、カウンタCO6の出力が“111”
になるとアンド回路AN26の出力が“High”に立
上り、ワンシヨツト回路OS7から“High”のパ
ルスが出力される。このパルスによつて、フリツ
プ・フロツプFF5がセツトされ次の端子TL0の立
上りでDフリツプ・フロツプDF6のQ出力が
“High”になる。これによつてアンド回路AN27
のゲートが開かれカウンタCO7に端子TL1からの
パルスが入力されるようになるとともに、マルチ
プレクサMP2からはβ2の入力のデータが出力され
るようになる。Dフリツプ・フロツプDF6のQ出
力が“High”になつて次の端子TL1からのパル
スがカウンタCO7に入力されるとカウンタCO7
出力は“001”となり、マルチプレクサMP1から
はブロツク10からα1に入力されているデータが
出力される。このブロツク10は交換レンズの距
離設定部材としての距離リングの∞位置からのズ
レ量(移動量)に対応したデータが出力される。
このデータはどのような交換レンズであつても、
“0000”からはじまる4ビツトのデータを出力す
るようになつている。マルチプレクサMP2の入
力β2の下位4ビツトにはこのデータが、また上位
3ビツトにはカウンタCO7の出力が与えられてい
るので、マルチプレクサMP2からは“0010000”
〜“0011111”のうちの一つのアドレスデータが
出力されこれがROM RO2に入力される。ROM
RO2のアドレス“0010000”〜“0011111”の領域
は表2−1に例示したように交換レンズの距離設
定部の∞位置からのズレ量に応じた撮影距離のデ
ータが記憶されている。従つて、このデータがカ
メラ本体のレジスタREG9に読み込まれる。 次にカウンタCO7の出力が“010”になると、
マルチプレクサMP1はブロツク11からα2に入
力されているデータを出力する。このブロツク1
1からは交換レンズの絞り設定部材としての絞り
リングの開放絞り位置からの絞り込み段数に対応
したデータが出力される。このデータも、どのよ
うな交換レンズでも“0000”からはじまる4ビツ
トのデータが出力されるようになつている。なお
絞り固定の交換レンズ(例えば反射望遠型式のレ
ンズ)であれば“0000”のデータだけが出力され
る。マルチプレクサMP2からは“0100000”〜
“0101111”のうちの1つのデータが出力されこの
データがROM RO2に入力される。ROM RO2
アドレス“0100000”〜“0101111”の領域には表
2−1に例示したように交換レンズの絞りリング
の開放絞り値からの絞り込み段数に応じた絞り値
のデータが記憶されている。従つて、ROM RO2
から出力される設定絞り値のデータがカメラ本体
のレジスタREG10に読み込まれる。 第1図においてレジスタREG10に設定絞り値の
データが読み込まれた時に、Dフリツプ・フロツ
プDF2のQ出力が“High”になつていると、即
ち装着された交換レンズが固定焦点距離のレンズ
であることが判別されている場合、アンド回路
AN20のゲートが開かれ端子TB2からのパルスが
読み込み終了信号end2として出力され、読み込み
動作が終了する。これは、以後に読み込まれるデ
ータはすべてズームレンズに関するデータばかり
なので固定焦点距離のレンズの場合読み込む必要
がないからである。 第3図において、カウンタCO7の出力が“011”
になるとマルチプレクサMP1からはα3へのブロ
ツク12からのデータが出力される。このブロツ
ク12からはズームレンズの焦点距離設定部材と
してのズームリングのWide側の焦点距離位置か
らのズレ量が出力され、ブロツク10,11と同
機に“0000”からはじまる4ビツトのデータが出
力される。マルチプレクサMP2からはβ2から
“0110000”〜“0111111”のうちの一つのデータ
が出力され、このデータがROM RO2に入力され
る。ROM RO2のアドレス“0110000”〜
“0111111”の領域には表2−2、表2−3に例示
したように、焦点距離設定部材の位置に応じた設
定焦点距離のデータが記憶されていて、このデー
タがROM RO2から出力されてカメラ本体側のレ
ジスタREG11に読み込まれる。 次に、カウンタCO7の出力が“101”になると、
マルチプレクサMP1からは同じくα3からのブロ
ツク12からのデータが出力され、ROM RO2
は“1010000”〜“1011111”のうちの1つのデー
タが入力される。このROM RO2の領域にはズー
ムレンズの設定焦点距離fがWide側の最短焦点
距離fminからTele側の最長焦点距離fmaxまでの
範囲のうちどの程度(fminから何%位長焦点側
にあるか)の値となつているかを示すデータが記
憶されている。このデータをより詳細に説明する
と、このデータは、 f−fmin/fmax−fmin×100% の値が0〜19%である場合は1(“00001”)の領
域、20〜39%である場合は2(“00010”)の領域、
40〜59%である場合は4(“00100”)の領域、60〜
79%である場合は4(“01000”)の領域、80〜100
%である場合は5(“10000”)の領域となつている
ことを示すデータとなつている。 第1図に示すカメラ本体側のレジスタREG13
上記領域を示すデータが読み込まれると同時にア
ンド回路AN21から読み込み終了信号end3が出力
され、オア回路OR3から読み込み終了信号endが
出力される。この終了信号endはオア回路OR2
介してフリツプ・フロツプFF1に送られ、このフ
リツプ・フロツプFF1がリセツトされる。従つ
て、読み込み開始端子Startが“Low”になつて、
カウンタCO1,CO2,Dフリツプ・フロツプDF2
がリセツト状態となり、デコーダDE1もタイミン
グ信号が出力不能状態となる。同様に、第2図の
カウンタCO3,CO4,Dフリツプ・フロツプDF3
がリセツト状態になり、デコーダDE3,ROM
RO1が出力不能状態となる。さらに、第3図のカ
ウンタCO5,CO6,CO7,Dフリツプ・フロツプ
DF5,DF6がリセツト状態となりデコーダDE4
ROM RO2が出力不能の状態となる。以上のよう
にして、読み込み動作が終了の状態となる。 第1図において、読み込み終了の状態で側光ス
イツチS1が閉成されたままの状態になつている
と、Dフリツプ・フロツプDF1のQ出力が
“High”のままになつているのでアンド回路AN1
を介してクロツクパルスCPが分周器DI1に入力さ
れ続け、この分周器DI1から例えば4Hzのクロツ
クパルスが出力される。この4Hzのクロツクパル
スの立上りでワンシヨツト回路OS2から“High”
のパルスが出力されて、オア回路OR1を介してフ
リツプ・フロツプFF1に入力されて再びセツトさ
れ、Q出力が“High”になつて読み込み開始信
号が出力される。従つて、側光スイツチS1が閉成
されたままになつているとレンズアダプタ、交換
レンズからのデータが4Hzの周期で繰り返し読み
込まれることになる。 ここで、第3図でブロツク10,11,12で
示された設定部材の具体的な構成を、絞り設定部
材として絞りリングを例として、第4図に基づい
て以下に説明する。 第4図は設定部材の構成を示す回路図である。
図において、摺動部材VTは絞りリング13の設
定位置に対応した位置(〜のいずれか一ケ
所)にレンズ側の絞りリング13の機械的なクリ
ツクによつて設定される。導通パターンCTはア
ースされていて、その導通パターンPA0〜PA3
夫々抵抗を介して給電路+Eに接続されている。
従つて、摺動部材VTの接片が導通パターンPA0
〜PA3のどれかと接触すると、導通パターンPA0
〜PA3が選択的に導通パターンCTに短絡されて、
接触しているパターンPA0〜PA3に接続されてい
るインバータIN20〜IN23の出力が選択的に
“High”になる。一方、摺動部材の接片が導通パ
ターンPA0〜PA3と接触していないときはインバ
ータIN20〜IN23の出力はともに“Low”になる。
そして、インバータIN23の出力は出力端d3および
イクスクルーシブオアEO2の一方の入力に接続さ
れている。インバータIN22の出力はイクスクル
ーシブオアEO2の他方の入力に接続され、イクス
クルーシブオアEO2の出力は、出力端d2およびイ
クスクルーシブオアEO1の一方の入力に接続され
ている。インバータIN21の出力はイクスクルー
シブオアEO1の他方の入力に接続され、イクスク
ルーシブオアEO1の出力は、出力端d1およびイク
スクルーシブオアEO0の一方の入力に接続されて
いる。そして、インバータIN20の出力はイクス
クルーシブオアEO0の他方の入力に接続されてい
て、イクスクルーシブオアEO0の出力は出力端d0
に接続されている。 導通パターンPA0〜PA3はグレーコードになつ
ていて、このコードに基づいた各位置〜での
インバータIN20〜IN23の入力端子d0〜d3の出力と
の関係を表5に示す。また、表6に各位置での絞
り込み段数を示す。
【表】
【表】 以下に、設定絞り値と摺動部材VTの設定位置
〜との関係について説明する。F1.2〜F16の
レンズであれば絞りリングがF1.2(Av=0.5)に
設定されていれば摺動部材VTはの位置にあつ
て、端子d3〜d0からは絞り込み段数が0のデータ
“0000”が出力され、F1.4(Av=1)に設定され
ていれば摺動部材VTはの位置にあつて、端子
d3〜d0からは絞り込み段数0.5のデータ“0001”
が出力される。以下同様にして、F13(Av=7.5)
に設定されれば端子d3〜d0からは絞り込み段数7
を示すデータ“1110”が出力され、F16(Av=
8)に設定されると絞り込み段数7.5を示すデー
タ“1111”が出力される。 第5図は第1図のカメラ本体側に読み込まれた
データに基づいて露出制御を行なう露出制御部を
示すブロツク図である。この第5図では交換レン
ズが装着されていなかつたり、自動絞り機構の設
けられていないレンズアダプタが装着されていた
りするときの対策と、レンズアダプタを装着する
ことによつてレンズの実効絞りが変化する(設定
絞り値よりも小絞りになる)ときの対策とが行な
われている。 測光回路20は、レンズを通過した被写体光を
測光する所謂TTL測光を行なう受光素子PDを入
力とし、その出力はA−D/変換回路22により
A−D変換される。この出力は被写体輝度をBv、
開放絞り値をAv0、レンズアダプタを装着するこ
とによる絞り値の上記変化量をk、レンズアダプ
タの装着で交換レンズの開放絞り口径が制限され
ることによる制限絞り値をAvcとすると、 Avo+k>Avcのときは Bv−(Avo+k) Avo+k≦Avcのときは Bv−Avc さらに、自動絞り機構の設けられていないレン
ズアダプタを装着しているか、或いは交換レンズ
を装着していないときは Bv−Avn となつている。ここでAvnはレンズを絞り込んだ
ときの実際の値又はレンズが装着されていないと
きの絞り値に相当する。又、レンズだけを装着し
ていればBv−Avoのデータが出力される。 ここでAvo+kとAvcの関係を具体例をあげて
説明すると、例えばF1.4(Avo=1)〜F16(Av
max=8)のレンズに、レンズアダプタとして
テレコンバータが装着されると該レンズの実効絞
り値が1段分小絞り側になると仮定すると実効絞
り値はF2(Av=2)〜F22(Av=9)ということ
になる。ここで、テレコンバータを装着すること
によりレンズの開放絞り口径が制限されていて、
例えば制限絞り値がF4(Av=4)であれば、実
効絞りはF4〜F22となり、F1.4からF4(1≦Av<
4)の間のレンズ側の絞りは無効となる。一方、
F3.5(Avo=3.5)〜F22(Avmax=9)のレンズ
と上述のテレコンバータを装着した場合の実効絞
りはF4.5(Av=4.5)〜F32(Av=10)になり、こ
の場合テレコンバータを装着したことによる制限
絞りはすべての範囲で有効となる。 24は設定されたフイルム感度のデータSvが
出力されるデータ出力装置であり、加算回路26
はこのデータ出力装置24およびA−D交換回路
22からのデータに基づいて、 Bv−(Avo+k)+Sv =Ev−(Avo+k) Bv−Avc+Sv=Ev−Avc Bv−Avn+Sv=Ev−Avn Bv−Avo+Sv=Ev−Avo のうちいずれかの演算を行なう。この加算回路2
6で算出されたデータは露出演算回路40とマル
チプレクサ42へ入力される。 露出演算回路40には、更に、デコーダ28,
30,32,34からのデータが入力されてい
る。ここで、デコーダ28からは第1図のレジス
タREG5からのレンズの開放絞り値の演算用デー
タAvoが、デコーダ30からは第1図のレジスタ
REG3からのアクセサリーの種類のデータに基づ
いて、そのアクセサリーを装着することによる制
限絞り値のデータAvcが、デコーダ32からは同
じくレジスタREG3からのアクセサリーの種類の
データに基づいてこのアクセサリーを装着するこ
とによる絞り値の変化量のデータkが、デコーダ
34からは第1図のレジスタREG10からの設定絞
り値の演算用データAvsが、夫々出力される。3
6は設定露出時間のデータTvsを出力するデータ
出力装置で、このデータTvsも露出演算回路40
に入力される。38はモード設定装置であり設定
された露出時間、フイルム感度値と被写体輝度と
に応じて自動的に絞りが制御される露出時間優先
絞り自動制御モード(以下T優先モードと呼ぶ)
のときは端子Tが“High”になり、設定された
絞り値。フイルム感度値と被写体輝度とに応じて
自動的に露出時間が制御される絞り優先露出時間
自動制御モード(以下A優先モードと呼ぶ)のと
きは端子Aが“High”になり、設定されたフイ
ルム感度値と被写体輝度とに応じて露出時間絞り
がともに自動制御されるプグラム制御モード(以
下、Pモードと呼ぶ)のとき端子Pが“High”
に、露出時間、絞りともに手動設定値で制御され
るマニユアル制御モード(以下、Mモードと呼
ぶ)のときは端子Mが“High”になる。これら
の端子T,A,P,Mは露出演算回路40に入力
され、露出演算回路40は、いずれかの端子T,
A,P,Mからのモード指定信号に対応したモー
ドの演算を行ない、露出時間の制御用及び表示用
のデータを出力端OUT3およびマルチプレクサ4
2を介して露出時間制御装置50および露出時間
表示装置52へ、絞り制御用のデータを出力端
OUT1から絞り制御装置54へ、絞り表示用のデ
ータを出力端OUT2から絞り表示装置56へ夫々
出力する。 次に、露出演算回路40内での各モードにおけ
る露出演算動作を第6−1図及び第6−2図のフ
ローチヤートに基づいて説明する。#1のステツ
プでは、レンズアダプタを装着することによる絞
り値の変化に基づく開放絞り値Avo+kとレンズ
アダプタを装着することによる制御絞り値Avcと
が比較されて、Avo+k>Avcであれば#2のス
テツプへ、Avo+k≦Avcであれば#38のステツ
プへ移行する。#2のステツプに移行した場合、
露出演算回路40に加算回路26から入力される
データEv−(Avo+k)となつていて、#2のス
テツプでは Ev−(Avo+k)+(Avo+k)=Ev の演算が行なわれ、開放絞り値に影響されない露
出値Evが算出される。 続く#3のステツプではモード設定装着38か
ら与えられる端子T,A,P,Mいずれかのモー
ド指定信号に基づいてモード判別を行ない、T優
先モードであれば#4のステツプへ、A優先モー
ドであれば#14のステツプへ、Pモードであれば
#24のステツプへ、Mモードであれば#34のステ
ツプへ移行する。 #4のステツプからのT優先モードの場合をま
ず説明する。#4のステツプでは Ev−Tvs=Ave の演算を行ない、次にこの実効絞り値AveとAvo
+k,Avmax+kとの大小関係を判別する。こ
こで、 Avo+k≦Ave≦Avmax+k となつていればこの実効絞り値Aveへの制御が可
能であることになり、#6のステツプでは、絞り
込み段数、即ち(Ave−k)−Avoの演算を行な
つて、出力端OUT1へこの絞り込み段数のデータ
を出力する。このデータは絞り制御装置54に入
力される。この値に基づいて絞りが絞り込まれる
とレンズ単独での絞り値はAve−kとなるがレン
ズアダプタによつてkだけ小絞り側になるので実
効絞り値はAveとなる。また、#4のステツプで
算出された実効絞り値のデータAveは#7のステ
ツプで出力端OUT2へ出力され、絞り表示装置5
6でこの実効絞り値が表示される。#8のステツ
プでは設定された露出時間のデータTvsが出力端
OUT3へ出力される。そして再び#1のステツプ
へ戻り同様の動作が、シヤツターレリーズが行な
われるまで繰り返される。 #5のステツプで Ave<Avo+k となつていることが判別されると、絞りをAveの
実効絞り値に制御することが不可能なので、Avo
のデータを設定絞り値のデータAvsとして#14か
らのA優先モードに移行する。また#5のステツ
プで Ave>Avmax+k が判別された場合も、上述と同様に絞りの制御が
不可能なので、Avmaxを設定絞り値としてA優
先モードに移行する。 なお、Ave<Avo+k又はAve>Avmax+k が判別されたとき新たに設定されたAvoまたは
Avmaxに基づいて定められる露出時間がTv=
Tvmin(最長露出時間)又はTv=Tvmax(最短露
出時間)で制御可能な露出時間の範囲外であれ
ば、適正露出での撮影が不可能となる。これらの
場合には、実効絞り値をAvo+k、露出時間を
Tvminとして露出制御を行なわせ、さらにアン
ダー警告を行なつたり、実効絞り値をAvmax+
k、露出時間をTvmaxとして露出制御を行なわ
せ、さらにオーバー警告を行なわせたりすること
が望ましい。 次に#14からのA優先モードについて説明す
る。 まず、#14のステツプでは Ev−(Avs+k)=Tv の演算を行なう。Avs+kは前述のように、レン
ズの絞り値をAvsに制御したときの有効絞り値
Aveである。次に、算出された露出時間のデータ
Tvが制御可能な範囲にあるかどうかを判別し、 Tvmin≦Tv≦Tvmax であればAvs−Avoの絞り込み段数のデータを出
力端OUT1から絞り制御装置54に、Avs+kの
実効絞り値のデータを出力端OUT2から絞り表示
装置56に、露出時間のデータTvを出力端
OUT3から露出時間制御装置50および露出時間
表示装置52に出力して#1のステツプに戻る。
#15のステツプで Tv<Tvmin が判別されるとTvminを設定露出時間として
#4のステツプからのT優先モードに移行する。
このときAvs=Avoであれば適正露出の制御が不
可能なのでアンダー警告を行なつてAvoと
Tvmin基づいた制御を行なうことが望ましい。
一方 Tv>Tvmax が判別されるとTvmaxを設定値としてT優先
モードに移行する。この場合も、Avs=Avmax
であることが判別されると、オーバー警告を行な
つてAvmax,Tvmaxに基づいて露出を制御する
ことが望ましい。 次に#24からのPモードについて説明する。ま
ず#24のステツプでは p・Ev=Ave (0<p<1) Ev−Ave=Tv の演算を行ない、次に、Aveが制御可能な範囲に
あるかどうかの判別を行なう。そして Avo+kAveAvmax+k であれば、次に (Ave−k)−Avo の絞り込み段数のデータ出力端OUT1に出力す
る。このデータは、T優先モードの場合と同様
に、算出された実効絞り値Aveになるためのレン
ズ側の絞りの絞り込み段数である。そして次に、
実効絞り値のデータAveを出力端OUT2に、算出
された露出時間のデータを出力端OUT3に出力し
て#1のステツプに戻る。また、 Ave<Avo+k となつている場合には#30のステツプでAvoを設
定絞り値のデータとして#14からの優先モードに
戻り、逆に Ave>Avmax+k となつていれば、#32のステツプでAvmaxを設
定絞り値のデータとして#14からの優先モードに
移行する。 次に、Mモードの場合、出力端OUT1には設定
絞り値Avsに基づいた絞り込み段数のデータAvs
−Avoが、出力端OUT2には有効絞り値Avs+k
が、出力端OUT3には設定露出時間のデータTvs
がそれぞれ出力されて#1のステツプに戻る。 さて、#1のステツプで Avo+kAvc であることが判別されると、このときは演算回路
40に加算回路26から入力されるデータはEv
−Avcなので (Ev−Avc)+Avc=Ev の演算が#38のステツプで行なわれ、#39のステ
ツプでは露出制御モードの判別が行なわれて第6
−2図の各モードの演算のフローに移行する。第
6−2図において、T優先モードの場合、まず、
#40のステツプで Ev−Tvs=Ave の演算を行ない、次にAveが制御可能な範囲にあ
るかどうかを判別する。このとき AvcAveAvmax+k となつていれば、以下第6−1図のT優先モード
の場合と同様に(Ave−k)−Avo,Ave,Tvs
のデータをそれぞれ出力端OUT1,OUT2
OUT3へ出力して#1のステツプへ戻る。また、 Ave<Avc であれば、Avc−kを設定絞り値として#61から
のA優先モードのフローに移行する。なお、この
とき、Tvs=Tvminであれば適正露出は不可能な
ので、アンダー警告を行なつて、Avc−k,
Tvminを設定値として露出制御を行なうことが
望ましい。一方、 Ave>Avmax+k であれば、Avmaxを設定絞り値として#51から
のA優先のフローに移行するが、この場合も、
Tvs=Tvmaxであればオーバー警告を行なつて、
Avmax,Tvmaxを設定値として露出制御を行な
うことが望ましい。 次に#50のステツプからのA優先モードの場合
の動作について説明する。まず、#50のステツプ
で Avs+kAvc であることが判別されると、次に Ev−(Avs+k)=Tv の演算を行ない、次にTVが制御可能な範囲かど
うかの判別を行なう。このとき、 TvminTvTvmax であれば、Avs−Avo,Avs+k,Tvのデータを
それぞれ出力端OUT1,OUT2,OUT3に出力し
て#1のステツプに戻る。また、 Tv<Tvmin となつていればTvminを設定露出時間として
#40からのT優先モードのフローに移行し、一方 Tv>Tvmax となつていればTvmaxを設定露出時間としてT
優先モードのフローに移行する。 なおこのとき、Avs=Avmaxであればオーバ
ー警告を行なつてAVmax,TVmaxで露出制御
を行なうことが望ましい。 #50のステツプで Avs+k<Avc であることが判別されると、#61以下のフローに
移行する。この場合、レンズアダプタを装着する
ことによる制限絞り値よりもレンズの絞りの設定
絞り値による有効絞り値が開放側になつているの
で、実際の有効絞り値はAvcとなる。このときは
Avcを有効絞り値として設定しなおして Ev−Avc=Tv の演算を行ない、Tvが制御可能な範囲かどう
かの判別を行なう。そして TvminTvTvmax であれば、#64からのステツプに移行して、出力
端OUT1には絞り込み段数が0のデータが、出力
端OUT2には有効絞り値Avcのデータが、出力端
OUT3には露出時間のデータTvがそれぞれ出力
されて#1のステツプに戻る。また、 Tv<Tvmin であることが判別されたときは、設定有効絞り値
は最も開放側の絞り値Avcなので適正露出は不可
能であり、この場合は#63のステツプでTvmin
を算出された値として以下#64のステツプに移行
する。なお、このときはあわせてアンダー警告も
行なうことが望ましい。一方、 Tv>Tvmax であればTvmaxを設定してT優先モードのフロ
ーに移行する。 Pモードの場合には#70のステツプで p・Ev=Ave Ev−Ave=Tv の演算を行ない、以下は#41からのT優先モード
の場合と同様の動作を行なう。 Mモードの場合、#80のステツプで、 Avs+kAvs であることが判別されると#81以下のステツプに
移行して絞り込み段数Avs−Avo、有効絞り値
Avs+k、露出時間Tvsのデータを夫々出力端
OUT1,OUT2,OUT3へ出力して#1のステツ
プへ戻る。一方、#80のステツプで Avs+k<Avc であることが判別された場合は、#85のステツプ
へ移行して、絞り込み段数0、有効絞り値Avc,
露出時間Tvsが出力端OUT1,OUT2,OUT3
ら出力されて、#1のステツプへ戻る。 なお、交換レンズだけが装着されている場合に
は、第1図のレジスタREG3の出力は“00000”
で、側光データはBv−Avoとなつている。この
場合は、デコーダ30,32からはAvc=0,k
=0のデータが出力されるようにしておけば、前
述のフロー(第6−1図)に従つた通常の露出演
算が行なわれる。 再び第5図の残りの部分について説明する。デ
コーダ44はレジスタREG3からのレンズアダプ
タの種類のデータに基づいて自動絞り機構の設け
られたレンズアダプタかどうかの判別を行なう。
そして表3に示すように、自動絞り機構が設けら
れてないアクセサリーであることを示すデータ
“01001”,“01010”,“01011”,“01100”が入力さ
れたときデコーダ44の出力は“High”になり、
それ以外のデータが入力されたとき“Low”に
なる。また、レンズが装着されてなく、従つて、
第1図のレジスタREG4にチエツク用コード
“11100”のデータが入力されてないときはアンド
回路AN16の出力は“Low”になつて第5図のオ
ア回路46への入力レベルは“High”になる。
従つて、自動絞り機構の設けられていないレンズ
アダプタが装着されているか又は交換レンズが装
着されていないとき、オア回路46の出力は
“High”になる。このときは、絞り制御を行なう
必要がないので、この出力は絞り制御装着54に
与えられて制御装置54は不作動となる。また、
絞り表示は設定絞り値を表示するとき以外は表示
を行なう必要がないので、絞りが自動的に制御さ
れるT優先モードおよびPモードのときは、オア
回路60の出力および上記オア回路46の出力に
より、アンド回路62の出力が“High”となつ
て、絞り表示装置56における絞り表示が不作動
とされる。 次に、露出時間については、レンズアダプタが
自動絞り機構を備えておらずオア回路46の出力
が“High”で且つ選択されたモードがMモード
以外(端子Mが“Low”)のときは、アンド回路
48から“High”の信号が出力される。この信
号はマルチプレクサ42の選択端子SEに送られ、
この場合、手動的に絞り込まれたレンズの絞りを
通過した被写体先の測光、即ち絞り込み測光に基
づいた加算回路26からのEv−Avnのデータが
そのまま出力される。そして、このデータが適正
な露出時間として表示装置52で表示され、さら
にこのデータに基づいて露出時間制御装置50で
露出時間が制御される。即ち、絞り込み測光によ
る絞り優先露出時間自動制御モードになる。一
方、オア回路46の出力が“High”になつてい
てもMモード(端子Mが“High”)のときはアン
ド回路48の出力は“Low”になつてマルチプ
レクサ42からは露出演算回路40からの設定露
出時間Tvsのデータがそのまま出力されてそのデ
ータTvsに基づいた表示制御が行なわれる。ま
た、オア回路46の出力が“Low”であれば、
露出演算回路40からのデータに基づいた表示制
御が行なわれる。 焦点距離が可変なズームレンズにおいては、焦
点距離調節用の設定部材上に、代表的な焦点距離
が少なくとも3個表示されており、ある程度の設
定焦点距離を類推することは可能であるが、より
具体的な焦点距離の値または、その設定焦点距離
が調節可能な焦点距離範囲のうちどの程度の領域
にあるかを一目で判断することは不可能である。
設定焦点距離に関する上記のような情報がカメラ
のフアインダー内で視認できるようにした場合の
実施例を以下に説明する。ここでは第1図のレジ
スタREG7,REG8,REG11,REG13に読み込ま
れた最短焦点距離最長焦点距離・設定焦点距離・
設定焦点距離が何%の値かを示すデータに基づく
表示について説明する。第7図はこのような表示
の第1の例を行なうためのブロツク図であり第8
図は第1の例の表示部を示す図である。また、表
7−1および表7−2は各種ズームレンズの焦点
距離に関する値を示すものである。
【表】
【表】
【表】 表7−1および表7−2において、レンズタイ
プは各種ズームレンズの最短焦点距離から最長焦
点距離までの範囲を示すものであり、焦点距離は
各ズームレンズに設定入力される設定焦点距離を
示すものである。このデータは前述のように、常
用されている焦点距離のデータが入力されている
が、第3図のブロツク12からの設定焦点距離の
データは4ビツトなので表5に示したものよりも
もつと細かく区分したデータにすることも可能で
ある。10・log2の欄は各設定焦点距離fの10・
log2fの値を示したもので、差の欄は最短焦点距
離をfminしたときは10・log2f−10・log2fminの
値を示し、表示データの欄は f−fmin/fmax−fmin×100 の値が0〜19なら“0001”,29〜39なら
“00010”,40〜59なら“00100”,60〜79なら
“01000”,80〜100なら“10000”となつている。 これらの各種データをより細かく細分化して得
るためには、第3図のブロツク12からのデータ
を直接カメラ本体側に入力させて最短焦点距離と
最長焦点距離に対応したデータ(装着されたレン
ズを特定するためのデータ)と設定データ(第3
図ブロツク12からのデータ)に基づいて、設定
された焦点距離、10・log2,差のデータ、表示デ
ータを得るようにすればよい。 第7図において、レジスタREG7からの最短焦
点距離のデータはデコーダDE10によつて表示用
データに変換されて表示装置DP1に送られ第8図
に示すように最短焦点距離が数字表示される。レ
ジスタREG8からの最長焦点距離のデータはデコ
ーダDE11で表示用データに変換されて、表示装
置DP2で第8図に示すように最長焦点距離が数字
で表示される。また、レジスタREG11からの設定
焦点距離のデータはデコーダDE12で表示用デー
タに変換されて表示装置DP3に送られ第8図に示
すように表示装置DP3で数字表示される。また、
レジスタREG13からの%のデータは表示装置DP4
に送られて表示部e1〜e5のうちの一つが表示され
る。即ち、“00001”ならe1,“00010”ならe2
“00100”ならe3,“01000”ならe4,“10000”なら
e5が表示されて、設定された焦点距離が全体の性
能のうちの何%かを表示する。なお、60はフア
インダー内の視野を示している。 第9図は設定焦点距離をフアインダー内に表示
するための第2の例を示すブロツク図であり、第
10図はその表示部の例を示すものである。デコ
ーダDE15とDE16は夫々レジスタREG8とREG11
らの最長焦点距離fmaxと設定焦点距離fのデー
タを10・log2max,10・log2fのデータに変換す
るデコーダであり、この二つのデコーダDE15
DE16からのデータは減算回路70に入力されて
10・log2(fmax/f)のデータが出力される。こ
のデータはデコーダ72に入力されて、減算回路
70からのデタに対応したいずれかの端子f0〜f24
が“High”になる。即ち、減算回路70からの
データが24なら端子f24が、23なら端子f23が、以
下同様でデータが1なら端子f1が、0なら端子f0
が“High”になる。そして端子24〜f22がダイオ
ードを介して接続され端子g1に、端子f21〜f19
ダイオードを介して端子g2に、端子f18〜f13がダ
イオードを介して端子g3に、f12〜f6がg4に、f5
f0がg1に夫々接続されている。そして表示装置7
4が端子g1〜g5の出力に応じて、第10図のフア
インダー視野60内に設けられた表示ラインh1
h2,h3,h4の一つを表示することになる。 第10図の表示ラインh1〜h4は設定された焦点
距離に対して仮りに焦点距離を最長焦点距離とし
たときにフアインダー視野内に見える視野枠を示
すもので、100mm〜500mmのズームレンズを例にと
ると、設定焦点距離が500〜360mmでは端子g5
“High”になつてどのラインも表示されず、300
〜250mmでは端子g4が“High”になつてラインh4
が表示され、200〜180mmでは端子g3が“High”
になつてラインh3が表示され、135〜120mmでは端
子g2が“High”になつてラインh2が表示され、
120mm未満では端子g1が“High”になつてライン
h1が表示される。従つて、この例の場合には焦点
距離を長焦点側に移行させてあとどの程度クロー
ズアツプすることが可能であるかの表示ができ
る。なお、表示部DP1,DP2,DP3では第1の例
と同様に最短焦点距離・最長焦点距離が数字表示
される。 尚、第2図、第3図のシフトレジスタSR2
SR3の構成として、TA7,TL7が“High”のタイ
ミングでROM RO1、RO2のデータがそれぞれ並
列に取り込まれ、次のTA0,TL0の立上りのタイ
ミングから該データが1ビツトずつカメラ本体側
へ順次出力されるとしたが、このシフトレジスタ
の具体的な構成は以下のようになる。即ち、並列
に入力される各ビツトのデータがプリセツトされ
るフリツプ・フロツプを各ビツトごとに設け、下
位ビツトに対応するフリツプ・フロツプの出力端
子を該下位ビツトのすぐ上位のビツトに対応する
フリツプ・フロツプの入力端子に接続して、各フ
リツプ・フロツプにプリセツトされたデータをク
ロツクパルスに同期して下位ビツトから上位ビツ
トへと順次転送させる。更にこれらフリツプ・フ
ロツプとは別にもう1つのフリツプ・フロツプを
設け、該フリツプ・フロツプの入力端子を最上位
ビツトに対応するフリツプ・フロツプの出力端子
に接続すると、この別設されたフリツプ・フロツ
プからは1クロツクパルスだけ遅れて上記取込ま
れたデータが1ビツトずつ出力されるようにな
る。 上述の説明においては、読み込み開始信号
Startが測光スイツチS1の閉成によりフリツプ・
フロツプFF1から出力されているが、このように
わざわざフリツプ・フロツプFF1を介して出力さ
せるのではなく、測光スイツチS1の閉成により生
成される電源ライン+Vを読み込み開始信号
Startとし、この電圧信号を接続端子JB3を介し
てアクセサリーに伝達するようにしてもよい。
尚、読み込み開始信号Startが発生されるタイミ
ングは測光スイツチS1の閉成時に限定されるもの
でなく、カメラ本体の露出開始に先立つてなされ
るものであればいつでもよい。また、上述の実施
例では説明の都合上論理回路で本発明の回路部を
構成したが、これを所謂マイクロプロセツサ
CPUに置換えてシーケンス的に作動制御される
よう上述の実施例を構成してよいことは言うまで
もない。 以上説明した通り、本願第1発明によれば、撮
影レンズとしてカメラに装着される交換可能なズ
ームレンズの焦点距離範囲がどのような範囲のも
のであつても、設定可能な焦点距離範囲と現に設
定された焦点距離との関係を比率データに基づい
て相対的に表示するから、その撮影レンズに現に
設定された焦点距離が、その撮影レンズに設定可
能な焦点距離範囲内でどの程度の位置にあるか、
更にどの位ズーミング操作ができるか等を容易に
知ることができ、ズームレンズ付カメラの操作性
を著しく向上させることができる。また、設定可
能な焦点距離範囲が異なる多種類の交換レンズに
対して単一の表示部で表示することができるか
ら、カメラ側の構成を簡潔にすることができる
等、顕著な効果を奏するものである。 また、本願第2発明によれば、カメラのフアイ
ンダー内に撮影レンズに現に設定された焦点距離
に対応する撮影範囲と、撮影レンズに現に設定さ
れた焦点距離よりも長焦点距離側にある所定の焦
点距離、例えば最長焦点距離に対応する撮影範囲
とが同時に表示される。フアインダーに示される
設定焦点距離に応じた撮影範囲と所定の焦点距離
の撮影範囲の表示は、共に設定焦点距離の変更に
対応した大きさに変化するから、どのような焦点
距離の設定がなされても、その設定焦点距離から
の焦点距離の変更によるクローズアツプの状態を
撮影範囲の表示で直接視認することができ、ズー
ムレンズ付カメラの操作性を著しく向上させるこ
とができるなど顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明におけるカメラ本体側の一実
施例を示す回路図、第2図および第3図はそれぞ
れのアクセサリー側の一実施例を示す回路図、第
4図は設定装置の具体的な回路構成を示す図、第
5図は本発明が応用されたカメラ本体側の露出制
御部の構成を示すブロツク図、第6−1図および
第6−2図はそのフローチヤート図、第7図は本
発明の他の応用例としてアクセサリーがズームレ
ンズの場合にその設定焦点距離をカメラ本体内で
表示できるようにしたブロツク図、第8図はその
表示例を示す図、第9図は第7図の他実施例を示
すブロツク図、第10図はその表示例を示す図で
ある。 RO1,RO2……固定記憶回路、CO4,CO6
CO7,DE3,DE4,MP1,MP2……アドレス指定
装置、SR2,SR3,AS1,AS2……情報伝達装置、
SR1,REG1〜REG13……情報読込装置、s1
BT1,1……読み込み信号発生回路、10,1
1,12……設定装置、VT……摺動部材、PA0
〜PA3,IN20〜IN23,EO0〜EO2……信号出力部
材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 撮影レンズとして交換可能なズームレンズを
    装着するズームレンズ付カメラであつて、 撮影レンズに設けられたそのレンズ固有の最長
    焦点距離データ及び最短焦点距離データを記憶す
    る記憶手段と、 前記撮影レンズの記憶手段に記憶されているそ
    のレンズ固有の最長焦点距離データ及び最短焦点
    距離データを読出すデータ読出手段と、 前記撮影レンズの焦点距離を所望の値に設定す
    る焦点距離設定手段と、 前記焦点距離設定手段により設定された前記撮
    影レンズの焦点距離を示すデータを出力する設定
    焦点距離データ出力手段と、 前記データ読出手段により読出された前記撮影
    レンズの最長焦点距離データ及び最短焦点距離デ
    ータと、前記設定焦点距離データ出力手段から出
    力された設定焦点距離データとに基づき、前記撮
    影レンズによつて異なる設定可能な全焦点距離範
    囲に対する設定焦点距離の位置関係を示す比率デ
    ータを出力する比率データ出力手段と、 整列配置された所定の複数個の表示要素を備
    え、複数個の表示要素全体で撮影レンズによつて
    異なる設定可能な全焦点距離範囲を表わす表示部
    と、 前記比率データ出力手段から出力された比率デ
    ータに基づいて、前記表示部の複数の表示要素の
    うち全焦点距離範囲に対する設定焦点距離の相対
    的位置に該当する表示要素を他の表示要素と異な
    る態様で駆動することにより、前記撮影レンズに
    よつて異なる設定可能な全焦点距離範囲に対する
    設定焦点距離の相対的な位置関係を表示するよう
    制御する表示制御手段、 とを備えたことを特徴とするズームレンズ付カ
    メラ。 2 撮影レンズとしてズームレンズを装着するズ
    ームレンズ付カメラであつて、 撮影レンズの焦点距離を所望の値に設定する焦
    点距離設定手段と、 前記焦点距離設定手段により設定された前記撮
    影レンズの焦点距離を示すデータを出力する設定
    焦点距離データ出力手段と、 前記設定焦点距離データに基づき、設定焦点距
    離よりも長焦点側にある所定の焦点距離に対する
    設定焦点距離の割合を示す比率データを出力する
    比率データ出力手段と、 前記焦点距離設定手段により設定された焦点距
    離に応じて変化する撮影範囲内の撮影像を表示す
    るフアインダーと、 前記フアインダーに表示される設定焦点距離に
    おける撮影範囲内の撮影像上に前記所定の焦点距
    離における撮影範囲を表示する表示手段と、 前記比率データ出力手段から出力された比率デ
    ータに基づき、前記設定焦点距離における撮影範
    囲に対応した大きさで前記所定の焦点距離におけ
    る撮影範囲を表示するよう前記表示手段を制御す
    る表示制御手段 とを備えたことを特徴とするズームレンズ付カメ
    ラ。
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