JPH05270820A - アルミナ粉末ならびにそれを使用した焼結体およびその製造法 - Google Patents

アルミナ粉末ならびにそれを使用した焼結体およびその製造法

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JPH05270820A
JPH05270820A JP4098911A JP9891192A JPH05270820A JP H05270820 A JPH05270820 A JP H05270820A JP 4098911 A JP4098911 A JP 4098911A JP 9891192 A JP9891192 A JP 9891192A JP H05270820 A JPH05270820 A JP H05270820A
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Shigeru Osaka
茂 大坂
Kenichi Hashizume
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薄膜磁気ヘッド用基板として適した微細かつ緻
密な組織からなるAl2O3 −TiC系焼結体とそのた
めのAl2 O3 粉末を提供する。 【構成】表面に特にCVD法により形成せしめたTiC
薄膜を有する粒径0.3μm以下のAl2 O3 粉末およ
びそのような粉末を使用して得たTiC薄膜をもつ平均
粒径が2μm以下の結晶粒径からなるAl2 O3 粒子と
TiC粒子からなるAl2 O3 −TiC系焼結体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はAl2 O3 粉末ならびに
薄膜磁気ヘッド基板として最適な摺動潤滑性および耐摩
耗性、磁気特性等を有し、しかも特に機械加工性と高信
頼性に優れたAl2 O3 −TiC系焼結体およびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録密度向上の要求に対応す
るため薄膜磁気ヘッドの開発が進められているが、さら
なる高密度化の要請により薄膜磁気ヘッドの磁気ディス
クとの浮上隙間、いわゆるフライングハイトの狭小化や
薄膜磁気ヘッド本体であるスライダーの小型化が進んで
いる。このような状況下において薄膜磁気ヘッド用基板
としては、摺動性、潤滑性、耐摩耗性、耐久性などの諸
特性が要求されるが、特に精密加工に最適な機械加工性
が重要である。そのため、薄膜磁気ヘッド基板として各
種材質のものが提案されており、実用化されたものとし
てはAl2 O3 −TiC系のものがある(例えば特開昭
55−163665号)。
【0003】Al2 O3 −TiC系基板の製造方法とし
ては、Al2 O3 粒子、およびTiC粒子に粒成長抑制
剤等の焼結助剤を添加し通常の粉砕混合を行ったのちに
ホットプレスや熱間静水圧で焼結し、所定サイズの基板
を得る方法が取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】薄膜磁気ヘッド用Al
2 O3 −TiC基板には、きわめて高精度の鏡面仕上げ
加工性やチッピングがほとんど発生せず、しかも容易な
機械加工性が要求される。そのようなAl2 O3 −Ti
C基板としては、Al2 O3 粒子とTiC粒子の分散性
を高めながら、ほとんど理論密度に近いレベルまで焼結
する必要があり、しかも焼結に際しては粒成長を十分に
抑制しなければならない。
【0005】しかし従来の技術(例えば特開昭55−1
63665号)では、目的とする理論密度を得るために
は高い焼結温度を必要とし、その結果、粒成長抑制剤を
添加しているにもかかわらずAl2 O3 結晶粒の粒成長
を伴いチッピングや微細孔ができやすいという欠点があ
る。また単にAl2 O3 粒子とTiC粒子を機械的に混
合しただけでは、分散性の高い焼結体を得ることは難し
い。この欠点の解消を目的として各種の焼結助剤が提案
されている(例えば特開昭63−129061号)が、
単に機械的混合をするだけではAl2 O3 粒子間やAl
2 O3 粒子とTiC粒子の粒界に粒成長抑制剤が偏析し
ていることに変わりはなくチッピングや微細孔の解消と
いう点では不十分であった。本発明の目的は、従来技術
が有していた前述の欠点を解消しようとするものであ
る。
【0006】これに関して、本発明者らは種々研究し、
そのなかで先にAl2 O3 −TiC系基板の製造におい
て原料配合物を成形後焼成の際にAl2 O3 の表面にT
iC質の薄膜を形成することを試みて、それなりに優れ
たものを得ることに成功しているが、本発明もこのよう
な研究成果のひとつとして見い出されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は基本的に
はTiC質薄膜で予め表面をコーティングされたAl2
O3 粉末ならびにそれを使用したAl2 O3 −TiC系
焼結体およびその製造法を提供するものである。
【0008】本発明の好ましい一つの態様は、TiC質
薄膜を気相処理特にはCVD法(化学的蒸着法)により
予め形成せしめたAl2 O3 粉末であり、それを使用し
たAl2 O3 −TiC系焼結体とその製法である。
【0009】本発明の他の好ましい一つの態様は、これ
らにおいてTiC質薄膜の厚みが0.01〜0.1μm
で、これらの薄膜を含めたAl2 O3 粉末の大きさが粒
径として0.3μm以下のものであり、平均粒径が0.
3μm以下のものとして焼結体の製法に使用することで
ある。
【0010】本発明の他の特に好ましい一つの態様は予
めCVD法によりTiC質の薄膜を形成したAl2 O3
粉末を使用して製造したAl2 O3 −TiC系焼結体で
あって、焼結体を構成しているAl2 O3 およびTiC
の結晶粒子の平均結晶粒径はいずれも2μm以下でかつ
Al2 O3 粒子の表面をコーティングしているTiC質
のCVD法による薄膜の厚みは0.01〜0.1μmと
なっているものである。
【0011】本発明はこのようにAl2 O3 粉末、これ
を使用した焼結体およびその製造法を提供するものであ
るが、本発明により得られた焼結体としての用途として
最適なものは薄膜磁気ヘッド用基板として用いられるも
ので、本発明もまたそのために適したものとして見い出
されたものであるため、以下薄膜磁気ヘッド用基板とし
てのセラミックス焼結体を得ることを目的としたものと
して説明するが、本発明により得られる焼結体は工具用
などの他の用途としても、また本発明により得られるA
l2 O3 粉末も工具用等の原料粉末としても使用しうる
ものでもある。
【0012】まず本発明のAl2 O3 粉末は、その表面
に予めTiC質の薄膜を有しているものであり、Al2
O3 粉末としてはこの薄膜も含め粒径として0.3μm
以下のものであり、TiC質の薄膜自体は0.01〜
0.1μm程度のものとして形成するのが望ましい。
【0013】これは本発明として望ましい薄膜磁気ヘッ
ド用基板としてのAl2 O3 −TiC系焼結体を得るに
際して、このAl2 O3 粉末とともに配合するTiC粉
末の好ましい平均粒径0.3μm以下の細かいものを使
用することの必要性と合わせて焼結体のAl2 O3 、T
iC結晶の平均粒径をいずれも2μm以下にとどめ、基
板としての機械的特性の向上とチッピングやクラックの
小さい機械加工性かつ平滑性に優れたものとするためで
ある。即ち、TiC薄膜を有する微粉としてのAl2 O
3 および微粉としてのTiC粉末の使用は焼結に際して
生成・成長する結晶粒が大きくなりすぎないよう抑制
し、緻密かつ微細組織の焼結体とすることができるもの
と考えられる。
【0014】なお、TiC薄膜はAl2 O3 粉末のほぼ
全周をコーティングしている状態としておくことが望ま
しいが一部未被膜の部分があっても差し支えない。また
このAl2 O3 粉末におけるTiC薄膜におけるTiC
の量はAl2 O3粉末100重量部に対してTiとして
0.05〜10重量部特には1〜8重量部程度とするこ
とが望ましい。
【0015】本発明におけるこのようなAl2 O3 粉末
に予め形成せしめておくTiC質薄膜はCVD法にて形
成したものが純度のよい薄膜をかつ均一膜厚で形成しう
るばかりか、焼結体を得る際のAl2 O3 の結晶粒の成
長の抑制効果と均一組織の焼結体を得ることをより好ま
しく可能とするのに望ましい。なお、CVD法に限らず
気相によるTiC質膜の形成であればそれなりのAl2
O3 粉末が得られるので他の気相処理法例えばPVD法
(物理的蒸着析出法)によることもできる。
【0016】Al2 O3 粉末をCVDコーティングする
ためのCVD法は特に限定されないが、Al2 O3 粉末
を流動化させておきTiC用のCVD原料を流して反応
させAl2 O3 粒子のまわりにTiCをコーティングさ
せる流動層CVDが最も効果的に目的を達成することが
できるものである。流動化用ガスとしては、H2 、H
e、Arなどがあり、いずれか1種以上のガスが使用さ
れる。TiC用のTi源CVD原料ガスとしては、ハロ
ゲン化物であればよくTiCl4 、TiBr4 、TiF
4 などがある。Ti源のキャリアーガスとしてはH2 、
He、Arなどが使用される。TiC用のC源としては
CH4 、C3 H8 、C2 H2 などがある。
【0017】つぎに本発明はこのような予めTiC質薄
膜を形成しておいたAl2 O3 粉末を使用してこれにT
iC成分を焼結体中にもたらし、Al2 O3 −TiC系
焼結体とするTiC源通常はTiC粉末とさらに必要に
応じて加えるCaO、BaOなどの焼結助剤とともに所
定割合の配合原料とし、成形、焼成し、Al2 O3 −T
iC系焼結体とするものであり、またそのようにして得
られた焼結体を含むものである。なお、本発明焼結体と
しては目的・効果を損なわない程度において他の成分を
さらに含んでいても勿論差し支えないが、可及的に少量
にとどめることが望ましい。
【0018】本発明により得られる焼結体を、以下模式
的に示した図面を参照して説明する。図2は、従来の組
織を示すもので図中、1はAl2 O3 粒子、2はTiC
粒子、3は粒界を示す。図1は、本発明の組織を説明す
るもので、図中の1から3は図2と対比しており、4が
Al2 O3 粒子1をコーティングしているTiC質のC
VD膜である。ここでこのTiCを含むCVD被膜は厚
みとして通常0.01〜0.1μm程度であることが緻
密な微細組織とするためには望ましい。また焼結体の微
細組織としては、Al2 O3 粒子1およびTiC粒子2
のいずれもが平均結晶粒径として2μm以下に成長を抑
制しておくことが望ましい。
【0019】さらに焼結体としてのAl2 O3 粒子1と
TiC粒子2との割合は重量%で前者が60〜80%、
後者が40〜20%程度としたものが薄膜磁気ヘッド用
基板としての焼結体としては最適である。
【0020】本発明焼結体を得るための製造原料として
は例えばホットプレスの場合所定配合原料の成形圧とし
て200〜400kg/cm2 、焼成温度1600〜1
850℃、焼成時間0.5〜3時間程度が適当である。
【0021】
【作用】本発明において予めTiC質薄膜をコーティン
グしているAl2 O3 粒子を使用することによる作用機
構は必ずしも明確でないが、Al2 O3 粒子を包み込む
ことによりAl2 O3 粒子の粒成長を等方的に抑制する
効果を生ずるものと考えられる。特にCVD法の均一膜
や微細Al2 O3 粉末の使用はより粒成長を防ぎながら
高密度にAl2 O3 −TiC基板を焼結することが可能
となり、きわめて高精度の鏡面仕上げ性とチッピングの
非常に少ない薄膜磁気ヘッド基板を得ることに有効に作
用するものと考えられる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明す
る。まず、図3で流動層CVD装置を使ってTiCのC
VDによる薄膜コーティングを形成したAl2 O3 粉末
を得る方法を説明する。図中容器の底部5の位置に平均
粒径0.1μm以下のAl2 O3 粉末を入れスターラー
14で攪拌しつつ、導入管6から1000SCCM(標
準状態25℃、1気圧における流量で単位はcc/mi
n)のArと300SCCMのH2 を流してAl2 O3
を流動化し、ヒーター7を1200℃に加熱しておき、
リボンヒータ9で加熱された導入管8よりTiCl4 、
CH4 ガスをそれぞれ200SCCM導入し、アルミナ
管11内でCVD処理を行う。
【0023】このときTiCl4 は容器16からマンメ
ルヒータ15により90℃に加熱しキャリアガスとして
管10よりH2 を100SCCM流した。TiCのCV
D薄膜をコーティングされたAl2 O3 粉末はフィルタ
ーに捕集し捕集室13にて回収した。なおCH4 ガスは
管17より導入した。このようにして得られたAl2O3
−TiC粉末はAl2 O3 92重量%、TiC 8重
量%であった。またこのようにして得られたTiC薄膜
コーティングのAl2 O3 粉末は、平均粒径が0.05
〜0.3μm、TiC膜厚は0.01〜0.1μmであ
った。
【0024】つぎにこのTiC薄膜コーティングのAl
2 O3 粉末に、平均粒径0.1μm以下のTiC粉末を
加え、さらに焼結助剤としてCaOを加えてAl2 O3
粉末65重量%、TiC粉末31重量%、焼結助剤4重
量%となるように調節した。これをエチルアルコール中
で20時間湿式混合し乾燥して原料粉末とした。この平
均粒径0.1μm以下の原料粉末をカーボン型内に充填
し圧力250kg/cm2 、温度は1730℃、アルゴ
ン雰囲気下で1時間ホットプレスし直径60mm、厚さ
5mmの焼結体を得た。
【0025】焼結体の物性として密度はアルキメデス法
により測定した。次に焼結体表面を研磨後、スズ板を用
いたラップ法により鏡面研磨面に仕上げた。鏡面仕上げ
性を評価するため、触針式の表面粗さ計を用いて鏡面研
磨面の表面粗度を測定した。ビッカース硬度は基板の鏡
面研磨面を用い加重200gにてビッカース硬度計によ
り測定した。Al2 O3 粒子のTiCによる被覆状態や
粒径等の組織を観察するため、焼結体破面のSEM観察
を行った。
【0026】つぎに機械加工性を評価するために、鏡面
研磨面をダイヤモンドブレードで切断し角部の微細なチ
ッピングを光学顕微鏡にて観察した。この加工性評価試
験は形状が幅0.3mmおよび直径80mmで粒度30
〜40μmのダイヤモンド粒子で構成されるダイヤモン
ド切断ブレードを用い周速1600m/min、切込み
0.4mm、送り毎秒5mmで切断し、深さが5μmを
こえるチッピング数をカウントした。結果を表1に示
す。比較例としてTiC薄膜を形成してない無処理粉末
を使用して同様の方法で焼結体を製造、評価した。密
度、ビッカース硬度、平均粒径、Al2 O3 粒子の状
態、表面粗度、チッピング性の両方法による比較結果を
表1に示す。
【0027】このように本発明により得られた焼結体に
おいてAl2 O3 粒子のまわりにはTiCの被膜が0.
05〜0.1μmのものとして観察されたが、比較例で
はそのような被膜は全く観察されなかった。また本発明
による焼結体の平均粒径は、1.4μmと比較例の約6
0%になり、粒成長の抑制が確認された。また表面粗度
およびチッピング性が本発明により向上しており、焼結
密度も十分上がっている。これらのことから本発明は薄
膜磁気ヘッド基板として最適なAl2 O3 −TiC基板
を提供できる。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明焼結体はAl2 O3 粒子をTiC
のCVD等のコーティング膜で予めコーティングしたア
ルミナ粉末を使用したことにより、そのコーティング膜
がAl2 O3 粒子の粒成長を抑制すると思われる特徴を
有する。即ち、 (1)Al2 O3 粒子の粒成長が被膜により等方的にコ
ントロールされることから、焼結体の密度を理論密度近
くまで上げながら、しかも粒成長が効果的に制御された
Al2 O3 −TiC基板を提供できる。 (2)粒成長が制御されて高密度に焼結できることから
極めて高精度の鏡面仕上げ加工性とチッピングの非常に
少ないAl2 O3 −TiC基板が提供できる。 (3)焼結体中の粒子は、粒成長が等方的に制御される
ことから異常粒成長が少なく、アスペクト比の揃った信
頼性に優れたAl2 O3 −TiCを提供できるといった
薄膜磁気ヘッド用基板として最適なものを提供しうる。
【0030】特にTiC薄膜がCVD法により形成され
たものはこれらの特質を促進するものである。また、予
めTiC薄膜を形成したAl2 O3 粉末は、このような
焼結体を容易に得ることを可能とするもので、特に焼結
体と同様CVD法による均一かつ高純度のTiC薄膜を
有するAl2 O3 粉末はAl2 O3 −TiC系の微細か
つ緻密組織の薄膜磁気ヘッド用基板としての焼結体を可
能とする原料粉末として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組織の典型例を示す説明図。
【図2】従来法による組織の例を示す説明図。
【図3】本発明のAl2 O3 粉末を得るために使用する
流動層CVD装置の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1:Al2 O3 粒子 2:TiC粒子 3:粒界 4:Al2 O3 粒子をコーティングしているTiC質被

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TiC質薄膜で表面コーティングされたA
    l2 O3 粉末。
  2. 【請求項2】請求項1において粒径が0.3μm以下で
    あるAl2 O3 粉末。
  3. 【請求項3】請求項1または2においてTiC質薄膜は
    CVD法により形成されたものであるAl2 O3 粉末。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3のいずれかにおいて
    TiC質薄膜は厚みが0.01〜0.1μmであるAl
    2 O3 粉末。
  5. 【請求項5】TiC質薄膜をCVD法により表面に予め
    形成されたAl2 O3 粉末と焼成によりTiCを形成し
    うるTiC質原料とを配合し所定形状に成形後焼結する
    ことを特徴とするAl2 O3 −TiC系焼結体の製造
    法。
  6. 【請求項6】予め表面をTiC質薄膜でコーティングさ
    れたAl2 O3 粉末と焼成によりTiCを形成しうるT
    iC質原料とを主原料とし、配合、成形、焼成してなる
    Al2 O3 −TiC系焼結体。
  7. 【請求項7】請求項6において、焼結体の結晶組織を形
    成しているAl2 O3 粒子およびTiC粒子はいずれも
    2μm以下の平均結晶粒径からなり、かつ該Al2 O3
    粒子表面のTiC質コーティングは0.01〜0.1μ
    mの厚みからなるものであるAl2 O3 −TiC系焼結
    体。
  8. 【請求項8】請求項7において、Al2 O3 粒子表面に
    コーティングされているTiC質薄膜はCVD法により
    形成されたものであるAl2 O3 −TiC系焼結体。
  9. 【請求項9】請求項8における焼結体は薄膜磁気ヘッド
    用基板として使用されるものであるAl2 O3 −TiC
    系焼結体。
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