JPH0527073A - 制御棒駆動機構 - Google Patents

制御棒駆動機構

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JPH0527073A JP3186281A JP18628191A JPH0527073A JP H0527073 A JPH0527073 A JP H0527073A JP 3186281 A JP3186281 A JP 3186281A JP 18628191 A JP18628191 A JP 18628191A JP H0527073 A JPH0527073 A JP H0527073A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】原子力用の制御棒駆動機構の構造を簡素化し、
かつ操作を簡素化することによって、低コスト化を可能
にし、操作上の信頼性を向上させる 【構成】 位置決め用の管状ねじ15を開放してラッチ
軸14と駆動軸12を分離し、外部ツールによりラッチ
軸14の上端部分14aを把持してラッチ軸14を引抜
くことにより、ラッチ軸14が駆動軸12に対して相対
的に移動し、この相対移動によりラッチフィンガ17が
開放して制御棒13をデラッチし、さらにラッチ軸14
を引抜くと駆動軸12の内面の段差(係合手段)18が
ラッチ軸に係合し、ラッチ軸14が駆動軸12を引上げ
る。尚、常駆動における制御棒13の上下動はストロー
クモータ1の回転により、スクラムはスクラム機構8,
9,10,11の作動により、従来と同様に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉の制御棒駆動機構
に係り、特に構造簡素化による信頼性向上及び寸法形状
の縮小化、並びに操作の簡単化による操作ミスの低減に
好敵な高速増殖炉の制御棒駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉運転時、制御棒駆動機構に要求さ
れる機能の一つとして制御棒ラッチ状態での上下駆動機
能、原子炉異常時の炉心への制御棒緊急挿入機能があ
る。この他に、燃料交換時に制御棒をデラッチし、駆動
軸を引抜き、駆動軸の誤落下を防止する機能、及び制御
棒駆動機構駆動部のメンテナンス時に、駆動部を炉上部
から取外すために駆動軸を切離し、かつ駆動軸の落下を
防止する等、種々の機能が要求される。
【0003】従来の高速増殖炉用の制御棒駆動機構は図
5に示すような構造をしており、これは「動力炉技報」
No46,1983.6,63頁〜71頁に記載のもので
ある。この制御棒駆動機構は、ストロークモータ51、
回転動を上下動に変換する機構としてのボールスクリュ
ー52、制御棒ラッチ及び駆動軸ラッチ機構53、及び
スクラム時に切り離して制御棒54を急速挿入するため
のマグネットリンク機構55、並びに燃料交換時等に駆
動軸を引抜き、落下防止するための駆動軸ロック機構5
6等が配置されており、約1000点以上の部品点数を
有している。また遠隔操作パターンが多く、機器保護の
ため多数のインタロックが必要とされる。
【0004】この公知例の制御棒駆動機構の主な機能を
以下に説明する。第1の機能として、常駆動としての上
下動がある。即ち、ストロークモータ51の回転をボー
ルスクリュー52、ボールスクリューナット57により
直線運動に変換し、ロードセル58を介して保持用マグ
ネット59に伝え、保持用マグネット59に吸着された
アーマチュア60及びこれに連結するマグネットリンク
機構55を介して、駆動軸61とラッチ軸62とが一体
となって上下動する。停電時の停止は電磁ブレーキ63
により行なう。
【0005】第2の機能として、スクラム機能がある。
これは、保持用マグネット59を消磁し、アーマチュア
60を切離し、連結するマグネットリンク機構55を開
放し、制御棒54及び駆動軸61を一体としてガス加速
及び重力落下により行なう。
【0006】第3の機能として、燃料交換機能がある。
これは以下の動作により行なう。即ち、制御棒54が全
挿入位置にある状態においてラッチモータ64を作動さ
せ、ラッチ軸62を通常位置から制御棒切離し位置まで
挿入し、ラッチフィンガ65をデラッチ状態にし、この
状態でストロークモータ51を作動させ駆動軸61を下
限位置から燃交下限位置まで引抜き、次に、ラッチモー
タ64を制御棒切離し位置から駆動軸ロック位置まで作
動させ、駆動軸61を駆動軸ロック機構56により機械
的にロックする。なお、制御棒54のラッチ、デラッチ
それぞれの状態での保持はラッチモータ64に直結する
電磁ブレーキにより行なう。
【0007】第4の機能として、駆動機構のメンテナン
ス時のみ作動させる機能がある。これは、ストローク下
限でストロークモータ51をオーバランさせ、バネの運
動により上部案内管部66中の駆動軸61及びラッチ軸
62とのボールラッチを外すことにより行なう。
【0008】第5の機能として、シール機能がある。こ
れはストローク及びラッチ機構部に溶接ベローズ(スト
ロークベローズ67、ラッチベローズ68)を備えてお
り、それぞれ駆動軸61と上部案内管69、ラッチ軸6
2との相対運動のずれを吸収しつつ炉内雰囲気と外気を
遮断することにより行なう。
【0009】第6の機能として、定期検査期間短縮(プ
ラントの稼働率向上)のため、前記第3の機能である燃
料交換時の制御棒の制御棒駆動機構からの切離し及び駆
動軸落下防止機能と第4の機能である制御棒駆動機構の
駆動部メンテナンスのための駆動部70と上部案内管部
66の切離し機能とを同時に行なう機能がある。この場
合、駆動部70を取外してしまうため、制御棒切離し機
構(制御棒ラッチ機構53に相当)、駆動軸引抜き機構
(駆動軸ラッチ機構53に相当)及び駆動軸落下防止機
構(駆動軸ロック機構56に相当)を有する治具をメン
テナンス対象制御棒駆動機構数分だけ用意し、駆動部7
0取外し後、駆動部取外し後に当該治具を設置して、前
記第3の機能を当該治具にて行なうことが必要となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
制御棒駆動機構は、制御棒駆動機構に要求される種々の
機能を満足させるため、ストロークモータ、回転運動を
上下動に変換する機構、制御棒ラッチ機構、駆動軸ラッ
チ機構等、種々の機構を内蔵しており、このため構成部
品が多数となり、かつ操作も多様で運転上のインタロッ
クを数多く必要とするため、制御棒駆動機構自体の製作
コスト及び運転に係る制御設備のコストの増加要因を残
すという問題があると共に、操作の多様さによる操作上
の運転員への負担増大の要因も残しているという問題が
あった。
【0011】本発明の目的は、制御棒駆動機構に要求さ
れる種々の機能を満足させると共に、構造及びその制御
設備を簡素化し、全体としてプラントの低コスト化を可
能にすると共に、操作を簡素化することによって、操作
上の運転員の負担を軽減し、信頼性を向上させる制御駆
動機構を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の制御棒駆動機構
は、上記目的達成のため、先端に制御棒が連結される中
空の駆動軸と、ストロークモータの回転により上下動可
能で、内部を前記駆動軸が貫通するスプライン付中空ボ
ールスクリューと、前記スプライン付中空ボールスクリ
ューの上端に設置され、前記スプライン付中空ボールス
クリューを前記駆動軸に着脱可能に連結するスクラム機
構と、前記駆動軸の内部に配置され、該駆動軸に対する
相対的な上下動により前記制御棒をデラッチするラッチ
軸であって、前記駆動軸の上端を貫通して上方に突出
し、外部から操作可能な上端部分を有するラッチ軸と、
前記駆動軸に対する前記ラッチ軸の最下端位置を規定す
る位置決め手段と、前記駆動軸の先端に設けられ、前記
ラッチ軸が前記最下端位置にあるときに前記駆動軸と制
御棒の連結を保持し、ラッチ軸が前記最下端位置から上
方に持ち上げられるとその連結を解除するラッチフィン
ガと、前記駆動軸の内壁に設けられ、ラッチ軸が最下端
位置から所定距離上方に移動すると該ラッチ軸に係合
し、それ以上のラッチ軸の上方移動に対しては両者を一
体に引き上げることを可能とする係合手段と、前記スト
ロークモータ及びスプライン付中空ボールスクリューを
内蔵し、前記駆動軸とラッチ軸のみを残して引き上げる
ことが可能な駆動部とを備えることを特徴とする。
【0013】
【作用】位置決め手段を開放してラッチ軸と駆動軸を分
離し、外部ツールによりラッチ軸の上端部分を把持して
ラッチ軸を引抜くことにより、ラッチ軸が駆動軸に対し
て相対的に移動し、この相対移動により制御棒をデラッ
チし、さらにラッチ軸を引抜くと駆動軸の係合手段がラ
ッチ軸に係合し、ラッチ軸が駆動軸を引上げる。これに
より、燃料交換時の制御棒の切離し及び駆動軸落下防止
機能が果せる。また、この操作は駆動部分がなくても行
なえるので、定期検査期間の短縮のため駆動部メンテナ
ンス時に駆動部を切離した状態で同様の機能を果せる。
従って、制御棒の上下動やスクラム機能を除く機能に関
する機構、即ち、従来の駆動軸ラッチ機構及び駆動軸ロ
ック機構を簡素化し、かつ操作を簡素化することができ
る。
【0014】尚、常駆動における制御棒の上下動はスト
ロークモータの回転により、スクラムはスクラム機構の
作動により、従来と同様に行われる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4により
説明する。まず、本実施例による制御棒駆動装置の構造
を説明する。本実施例では、中空型のストロークモータ
1が駆動部2の下部に設置されている。ストロークモー
タ1を回転することにより、ボールスクリューナット3
を回転し、スプライン付中空ボールスクリュー4を上下
動させる。スプライン付中空ボールスクリュー4は、管
状であってストロークモータ1内を貫通しており、スト
ロークモータ1の内側に設置されているスプラインナッ
ト5によって回転動しないように支持されている。電磁
ブレーキ6は定位置での保持、停電時の停止に用いられ
る。
【0016】回転しないスプライン付中空ボールスクリ
ュー4の上部には、ロードセル7付支柱を介してスクラ
ム機構8が設置されている。スクラム機構8は保持用マ
グネット9にアーマチュア10を吸着することでマグネ
ットリンク機構11を介して駆動軸12を常時保持し、
制御棒13(図3参照)の上下動を行ない、且つ原子炉
緊急停止時には、保持用マグネット9を消磁することに
より駆動軸12と制御棒13を炉心へ急速落下させる。
この構造は従来例と同じである。
【0017】中空の駆動軸12及びその内側に設置され
ているラッチ軸14は、スプライン付中空ボールスクリ
ュー4内を貫通し、ラッチ軸14は駆動軸11の上端を
貫通して上方に突出する部分14aを有し駆動部2上部
まで一体で延長され駆動部2上部で管状ねじ15にて駆
動軸12と結合されている。管状ねじ15は駆動部2頂
部から取付け取外し可能な位置に設置されており、図2
に拡大して示すように駆動部2よりボックスレンチ等で
取外せる構造となっている。尚、駆動部2の頂部2a
は、外部からラッチ軸14の上端部分14a及び管状ね
じ15に接近可能な構造としておく。
【0018】制御棒13のラッチは、図3に拡大して示
すように、ラッチ軸14先端のフィンガロッド16にて
駆動軸12先端に設置されているラッチフィンガ17を
押し広げて制御棒13のハンドリングヘッド部をラッチ
する。制御棒13をデラッチする際は駆動軸12に対し
てラッチ軸14を引抜き、フィンガロッド16をラッチ
フィンガ17からずらすことによってラッチフィンガ1
7を閉じて行なう。これは従来採用されている構造と同
じである。
【0019】駆動軸12内部には、図3に同様に拡大し
て示すように、ラッチ軸14(フィンガロッド16)を
引抜いて、制御棒13をデラッチするのに必要な駆動軸
12とのストローク差分以上の位置に、フィンガロッド
16の外径より小さく、かつラッチ軸14の外径より大
きい内径を有する段差18を設けている。
【0020】ラッチ軸14を引上げ、保持する方法は一
例として、ラッチ軸の上端部分14aをねじにして、ア
イボルト等吊り治具を取付け可能な構造とし、チェーン
ブロック、またはウィンチ等にて引上げ、保持する方法
がある。
【0021】スクラム機構部8への電源の供給は、当部
分が上下動するのでスプリングケーブル19によって行
なう。本構造も従来例と同じである。
【0022】上部案内管部20の下端と、駆動軸12の
延長上にある上部案内管21の上端との間にはストロー
クベローズ22が設けられ、また上部案内管21の内側
上端と、ラッチ軸14の延長上にある突起部14bの上
端との間にはラッチベローズ23が設けられ、それぞれ
ラッチ軸14と駆動軸12の相対位置のずれを吸収し
て、炉内雰囲気と外気を遮断する。
【0023】次に、本実施例による制御棒駆動装置の機
能を説明する。第1の機能として、常駆動における上下
動がある。これは以下の動作により行なう。ストローク
モータ1の回転をボールスクリューナット3からスプラ
イン付中空ボールスクリュー4へ伝達し、ロードセル7
を介してスクラム機構8へ伝える。保持用マグネット9
とマグネットリンク機構11で構成されるスクラム機構
8は、通常運転時には保持用マグネット9に通電するこ
とにより、マグネットリンク機構11を閉じ、上下動を
駆動軸12、ラッチ軸14に伝達する。制御棒13は駆
動軸12、ラッチ軸14の相対位置関係により前述の通
りラッチされており、ストロークモータ1の回転動によ
って制御棒13の上下動が行なえるようになっている。
定位置での保持、停電時の停止は電磁ブレーキ6により
行なう。
【0024】第2の機能として、スクラム機能がある。
これは、スクラム機構8内の保持用マグネット9を消磁
し、マグネットリンク機構11を解放し、駆動軸12、
ラッチ軸14とその下にラッチされている制御棒13と
を一体で落下させることにより行なう。
【0025】第3の機能として、燃料交換時の制御棒の
制御駆動機構からの切離し及び駆動軸落下防止機構があ
る。これは以下の動作により行なう。下限位置にて保持
用マグネット9を消磁後、前述した管状ねじ15を駆動
部2頂部より取外し、外部ツール(チェーンブロック、
ウィンチ等)にてラッチ軸14を引き上げる。ラッチ軸
14が引き上げられるとフィンガロッド16が上昇し、
ラッチフィンガ17が内側に閉じて制御棒13ハンドリ
ングヘッドをデラッチする。ラッチ軸14と駆動軸12
の相対位置のずれはラッチベローズ23にて原子炉カバ
ーガスバウンダリを形成した状態で吸収される。
【0026】さらに、ラッチ軸14を引き上げると駆動
軸段差部18にフィンガロッド16が係合し、その後
は、ラッチ軸14が駆動軸12を引き上げることにな
る。この時の状態を図3に示す。駆動軸12が燃料交換
のための駆動部2と上部案内管部20の切離し機能と作
業に影響を及ぼさない位置まで引き上げられた時点でラ
ッチ軸14の引上げを停止し、外部ツールにてその状態
を保持する。駆動軸12の上下動はストロークベローズ
22によって原子炉カバーガスバウンダリを形成した状
態で吸収される。即ち、燃料交換時には、ラッチ軸14
を外部ツールにて引き上げるのみの操作で制御棒13デ
ラッチ、駆動軸12の引抜き、駆動軸12落下防止(駆
動軸ロック)が行なえる。
【0027】第4の機能として、駆動機構のメンテナン
ス時のみ作動させる制御棒駆動機構の駆動部2と上部案
内管部20の切離し機能がある。これは以下の動作によ
り行なう。即ち下限位置にて保持用マグネット9を消磁
した状態で駆動部2頂部に吊り治具を取付け、クレーン
等で引き上げることにより、駆動軸12、ラッチ軸14
を残して、駆動部2のみが引き上げられ、取外される。
【0028】第5の機能として、シール機能がある。こ
れは前述したように、従来例と同様の溶接ベローズ(ス
トロークベローズ22、ラッチベローズ23)により行
われる。
【0029】第6に定期検査期間短縮(プラントの稼働
率向上)のため、前記第3の機能である燃料交換時の制
御棒の制御棒駆動機構からの切離し及び駆動軸落下防止
機能と第4の機能である駆動部2のメンテナンスのため
の駆動部2と上部案内管部20の切離し機能とを同時に
行なう機能がある。この場合、駆動部2を取外した状態
においても、駆動部2が取り付けられている状態とまっ
たく同じ方法によって前記燃料交換時の制御棒デラッ
チ、駆動軸引抜き、駆動軸落下防止が行なえ、従来例の
ような制御棒ラッチ機構、駆動軸引抜き機構及び、駆動
軸ロック機構を有する治具が不要となる。
【0030】以上のように、本実施例においては制御棒
のラッチ、デラッチ、駆動部の切離し、結合、駆動軸の
落下防止機構や治具が不要になり、また遠隔操作として
は駆動部の上下動、及び保持用マグネットの励磁、消磁
操作のみとなるため運転操作の簡素化、インタロックの
簡素化、制御棒駆動機構制御設備の簡素化が図れ、コス
トの低減及び操作上の信頼性の向上が可能となる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、制御棒駆動機構の構造
の簡素化及び制御設備の簡素化が図れるので、全体とし
てプラントの低コスト化が可能となる。また、操作も簡
素化するので、操作上の運転員の負担を軽減し、信頼性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による制御棒駆動機構の縦断
面図である。
【図2】図1に示す制御棒駆動機構における駆動軸とラ
ッチ軸との結合部分を示す拡大断面図である。
【図3】図1に示す制御棒駆動機構における駆動軸先端
と制御棒とのラッチ部分を示す拡大断面図である。
【図4】図1に示す制御棒駆動機構において制御棒をデ
ラッチし、駆動軸を引抜いている状態を示す図である。
【図5】従来例による高速増殖炉用制御棒駆動機構の断
面図であって、(a)は上半分で、(b)はそれに続く
下半分を示す。
【符号の説明】
1 ストロークモータ 2 駆動部 4 スプライン付中空ボールスクリュー 8 スクラム機構 12 駆動軸 13 制御棒 14 ラッチ軸 15 管状ねじ 16 フィンガロッド 17 ラッチフィンガ 18 段差(係合手段)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 先端に制御棒が連結される中空の駆動軸
    と、ストロークモータの回転により上下動可能で、内部
    を前記駆動軸が貫通するスプライン付中空ボールスクリ
    ューと、前記スプライン付中空ボールスクリューの上端
    に設置され、前記スプライン付中空ボールスクリューを
    前記駆動軸に着脱可能に連結するスクラム機構と、前記
    駆動軸の内部に配置され、該駆動軸に対する相対的な上
    下動により前記制御棒をデラッチするラッチ軸であっ
    て、前記駆動軸の上端を貫通して上方に突出し、外部か
    ら操作可能な上端部分を有するラッチ軸と、前記駆動軸
    に対する前記ラッチ軸の最下端位置を規定する位置決め
    手段と、前記駆動軸の先端に設けられ、前記ラッチ軸が
    前記最下端位置にあるときに前記駆動軸と制御棒の連結
    を保持し、ラッチ軸が前記最下端位置から上方に持ち上
    げられるとその連結を解除するラッチフィンガと、前記
    駆動軸の内壁に設けられ、ラッチ軸が前記最下端位置か
    ら所定距離上方に移動すると該ラッチ軸に係合し、それ
    以上のラッチ軸の上方移動に対しては両者を一体に引き
    上げることを可能とする係合手段と、前記ストロークモ
    ータ及びスプライン付中空ボールスクリューを内蔵し、
    前記駆動軸とラッチ軸のみを残して引き上げることが可
    能な駆動部とを備えることを特徴とする制御棒駆動機
    構。
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