JPH05270490A - 船外機のキャビテーション防止装置 - Google Patents
船外機のキャビテーション防止装置Info
- Publication number
- JPH05270490A JPH05270490A JP4074341A JP7434192A JPH05270490A JP H05270490 A JPH05270490 A JP H05270490A JP 4074341 A JP4074341 A JP 4074341A JP 7434192 A JP7434192 A JP 7434192A JP H05270490 A JPH05270490 A JP H05270490A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water supply
- port
- cavitation
- gear case
- outboard motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 42
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims abstract description 21
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 7
- 238000000926 separation method Methods 0.000 abstract description 7
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000032798 delamination Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P3/00—Liquid cooling
- F01P3/20—Cooling circuits not specific to a single part of engine or machine
- F01P3/202—Cooling circuits not specific to a single part of engine or machine for outboard marine engines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、高速推進する船外機のキャビテー
ション防止装置に係り、船外機による速い流れの中でギ
ヤケースに流れの剥離現象を防止とキャビテーションの
発生を抑制し、プロペラの乱れや気泡の発生を低減して
推進効率の向上を図るものである。 【構成】 本発明は、冷却水供給ポンプ１１を備えたド
ライブシャフトハウジング１にギャケース５を設け、こ
のギャケース５の胴部５ｂに主給水口１０を穿設し、こ
の主給水口１０の後方の上記胴部５ｂに整流口２０を胴
部５ｂの両側へ連通して穿設し、上記主給水口１０及び
整流口２０とを連通するように上記冷却水供給ポンプ１
１の給水通路２１を設けたものである。
ション防止装置に係り、船外機による速い流れの中でギ
ヤケースに流れの剥離現象を防止とキャビテーションの
発生を抑制し、プロペラの乱れや気泡の発生を低減して
推進効率の向上を図るものである。 【構成】 本発明は、冷却水供給ポンプ１１を備えたド
ライブシャフトハウジング１にギャケース５を設け、こ
のギャケース５の胴部５ｂに主給水口１０を穿設し、こ
の主給水口１０の後方の上記胴部５ｂに整流口２０を胴
部５ｂの両側へ連通して穿設し、上記主給水口１０及び
整流口２０とを連通するように上記冷却水供給ポンプ１
１の給水通路２１を設けたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、高速艇に使用
される高速推進する船外機のキャビテーション防止装置
に関する。
される高速推進する船外機のキャビテーション防止装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】既に提案されているこの種の船外機のキ
ャビテーション防止装置は、図６乃至図８に示されるよ
うに構成されている。
ャビテーション防止装置は、図６乃至図８に示されるよ
うに構成されている。
【０００３】即ち、図６乃至図８において、船外機にお
けるドライブシャフトハウジング１の上部には、エンジ
ンカバー２が着脱自在に設けられており、このエンジン
カバー２内には、エンジン（内燃機関）３が設置されて
いる。又、上記ドライブシャフトハウジング１の中程に
は、ブラケット４がドライブシャフトハウジング１を船
体へ取付けるように付設されており、上記ドライブシャ
フトハウジング１の下部には、周知のスケッグ５ａを有
するギヤケース５が垂設されている。さらに、図８に示
されるように、このギヤケース５内には、プロペラ６を
備えたプロペラシャフト７が回転自在に軸装されてお
り、このプロペラシャフト７の各傘歯車７ａ、７ｂは上
記エンジン３に連結したドライブシャフト８の傘歯車８
ａへ選択的に噛合うように軸装されている。さらに又、
上記プロペラシャフト７の一端部には、操作杆９が上記
傘歯車８ａと各傘歯車７ａ、７ｂとの噛合いを切換えて
上記プロペラシャフト７を正回転又は逆回転するように
設けられており、この操作杆９の上端部は操作レバー９
ａに連結されている（図６参照）。
けるドライブシャフトハウジング１の上部には、エンジ
ンカバー２が着脱自在に設けられており、このエンジン
カバー２内には、エンジン（内燃機関）３が設置されて
いる。又、上記ドライブシャフトハウジング１の中程に
は、ブラケット４がドライブシャフトハウジング１を船
体へ取付けるように付設されており、上記ドライブシャ
フトハウジング１の下部には、周知のスケッグ５ａを有
するギヤケース５が垂設されている。さらに、図８に示
されるように、このギヤケース５内には、プロペラ６を
備えたプロペラシャフト７が回転自在に軸装されてお
り、このプロペラシャフト７の各傘歯車７ａ、７ｂは上
記エンジン３に連結したドライブシャフト８の傘歯車８
ａへ選択的に噛合うように軸装されている。さらに又、
上記プロペラシャフト７の一端部には、操作杆９が上記
傘歯車８ａと各傘歯車７ａ、７ｂとの噛合いを切換えて
上記プロペラシャフト７を正回転又は逆回転するように
設けられており、この操作杆９の上端部は操作レバー９
ａに連結されている（図６参照）。
【０００４】一方、上記ギヤケース５の胴部５ｂには、
主給水口１０が穿設されており、この主給水口１０は、
図８に示されるように、上記ドライブシャフト８に設け
られた冷却水供給ポンプ１１に給水通路１２を通して連
通しており、この冷却水供給ポンプ１１は上記ドライブ
シャフトハウジング１に配設されており、しかも、この
冷却水供給ポンプ１１は上記エンジン３にこれを冷却す
るように汲上げ菅１３を通して接続されている。又、上
記ギヤケース５の胴部５ｂの後部には、補助給水口１４
が下向きにして穿設されており、この補助給水口１４は
上記冷却水供給ポンプ１１へ給水通路１２ａを通して連
通している。
主給水口１０が穿設されており、この主給水口１０は、
図８に示されるように、上記ドライブシャフト８に設け
られた冷却水供給ポンプ１１に給水通路１２を通して連
通しており、この冷却水供給ポンプ１１は上記ドライブ
シャフトハウジング１に配設されており、しかも、この
冷却水供給ポンプ１１は上記エンジン３にこれを冷却す
るように汲上げ菅１３を通して接続されている。又、上
記ギヤケース５の胴部５ｂの後部には、補助給水口１４
が下向きにして穿設されており、この補助給水口１４は
上記冷却水供給ポンプ１１へ給水通路１２ａを通して連
通している。
【０００５】従って、上述した船外機は、上記エンジン
３を駆動することにより、上記ドライブシャフト８を回
転するから、この上記ドライブシャフト８の上記傘歯車
８ａが各傘歯車７ａ、７ｂと選択的に噛合いを切換える
ことにより、上記プロペラシャフト７を正回転又は逆回
転してプロペラ６を回転し、これにより船を前進した
り、又は後退するものである。
３を駆動することにより、上記ドライブシャフト８を回
転するから、この上記ドライブシャフト８の上記傘歯車
８ａが各傘歯車７ａ、７ｂと選択的に噛合いを切換える
ことにより、上記プロペラシャフト７を正回転又は逆回
転してプロペラ６を回転し、これにより船を前進した
り、又は後退するものである。
【０００６】他方、上記エンジン３を駆動することによ
り、上記ドライブシャフト８を回転するから、これに追
随して上記冷却水供給ポンプ１１が主給水口１０と補助
給水口１４から冷水を汲上げて各給水通路１２、１２ａ
を通して上記エンジン３へ供給してこれを冷却してい
る。
り、上記ドライブシャフト８を回転するから、これに追
随して上記冷却水供給ポンプ１１が主給水口１０と補助
給水口１４から冷水を汲上げて各給水通路１２、１２ａ
を通して上記エンジン３へ供給してこれを冷却してい
る。
【０００７】従って、上述した船外機は、図７の上側に
示されるように、通常の船の推進時は上記ギヤケース５
の胴部５ｂの形状に倣って流れを形成する。
示されるように、通常の船の推進時は上記ギヤケース５
の胴部５ｂの形状に倣って流れを形成する。
【０００８】又一方、上述した船外機は、図７の下側に
示されるように、船の高速推進時及び旋回時等のように
迎角を持った流れにさらされた時、上記ギヤケース５の
胴部５ｂの形状に倣って流れず、胴部５ｂの後方に大き
な乱れが発生する。
示されるように、船の高速推進時及び旋回時等のように
迎角を持った流れにさらされた時、上記ギヤケース５の
胴部５ｂの形状に倣って流れず、胴部５ｂの後方に大き
な乱れが発生する。
【０００９】最近、大型船外機では高速艇と組合わせる
ことで、時速１００ｋｍを越えるものが当然視されてい
る。
ことで、時速１００ｋｍを越えるものが当然視されてい
る。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た船外機は、時速１００ｋｍを越える高速艇の大型船外
機による速い流れの中でプロペラ６の前側に位置する上
記ギヤケース５の胴部５ｂにおいて、図７に示されるよ
うに、“流れの剥離現象”を生じ、これに起因して、プ
ロペラ６は激しい乱れ及び気泡の中で回転する状態にな
り、極度に推進効率を低下するおそれがある。
た船外機は、時速１００ｋｍを越える高速艇の大型船外
機による速い流れの中でプロペラ６の前側に位置する上
記ギヤケース５の胴部５ｂにおいて、図７に示されるよ
うに、“流れの剥離現象”を生じ、これに起因して、プ
ロペラ６は激しい乱れ及び気泡の中で回転する状態にな
り、極度に推進効率を低下するおそれがある。
【００１１】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、高速艇の大型船外機による速い流れの中
でギヤケースに流れの剥離現象を防止とキャビテーショ
ンの発生を抑制し、プロペラの乱れや気泡の発生を低減
して推進効率の向上を図るようにした船外機のキャビテ
ーション防止装置を提供することを目的とする。
ものであって、高速艇の大型船外機による速い流れの中
でギヤケースに流れの剥離現象を防止とキャビテーショ
ンの発生を抑制し、プロペラの乱れや気泡の発生を低減
して推進効率の向上を図るようにした船外機のキャビテ
ーション防止装置を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷却水供給ポ
ンプを備えたドライブシャフトハウジングにギャケース
を設け、このギャケースの胴部に主給水口を穿設し、こ
の主給水口の後方の上記胴部に整流口を胴部の両側へ連
通して穿設し、上記主給水口及び整流口とを連通するよ
うに上記冷却水供給ポンプの給水通路を設けたものであ
る。
ンプを備えたドライブシャフトハウジングにギャケース
を設け、このギャケースの胴部に主給水口を穿設し、こ
の主給水口の後方の上記胴部に整流口を胴部の両側へ連
通して穿設し、上記主給水口及び整流口とを連通するよ
うに上記冷却水供給ポンプの給水通路を設けたものであ
る。
【００１３】
【作用】本発明は、高速艇が高速推進時及び旋回時等の
ように迎角を持った流れの時、胴部の後方に大きな乱れ
が発生すると、上記各整流口及び上記スケッグの各条孔
で上記ギヤケースの胴部の両側に圧力差を解消するよう
に流体の流れを上記一方の整流口から給水通路や連通菅
を通して他方の整流口へ流出し、これにより速い流れの
中でギヤケースの後端部の水流の剥離現象を防止すると
共に、キャビテーションの発生を抑制し、プロペラへの
流水に乱れをなくし、気泡の発生を低減して推進効率の
向上を図るものである。
ように迎角を持った流れの時、胴部の後方に大きな乱れ
が発生すると、上記各整流口及び上記スケッグの各条孔
で上記ギヤケースの胴部の両側に圧力差を解消するよう
に流体の流れを上記一方の整流口から給水通路や連通菅
を通して他方の整流口へ流出し、これにより速い流れの
中でギヤケースの後端部の水流の剥離現象を防止すると
共に、キャビテーションの発生を抑制し、プロペラへの
流水に乱れをなくし、気泡の発生を低減して推進効率の
向上を図るものである。
【００１４】
【実施例】以下、本発明を図示のー実施例について説明
する。
する。
【００１５】なお、本発明は、上述した具体例と同一構
成部材には、同じ符号を付して説明する。
成部材には、同じ符号を付して説明する。
【００１６】図１乃至図６において、符号１は、船外機
におけるドライブシャフトハウジングであって、このド
ライブシャフトハウジング１の上部には、エンジンカバ
ー２が着脱自在に設けられており、このエンジンカバー
２内には、エンジン（内燃機関）３が設置されている。
又、上記ドライブシャフトハウジング１の中程には、ブ
ラケット４がドライブシャフトハウジング１を船体へ取
付けるように付設されており、上記ドライブシャフトハ
ウジング１の下部には、複数の条孔５ｃのスケッグ５ａ
を有するギヤケース５が垂設されている。さらに、図１
に示されるように、このギヤケース５内には、プロペラ
６を備えたプロペラシャフト７が回転自在に軸装されて
おり、このプロペラシャフト７の各傘歯車７ａ、７ｂは
上記エンジン３に連結したドライブシャフト８の傘歯車
８ａへ選択的に噛合うように軸装されている。さらに
又、上記プロペラシャフト７の一端部には、操作杆９が
上記傘歯車８ａと各傘歯車７ａ、７ｂとの噛合いを切換
えて上記プロペラシャフト７を正回転又は逆回転するよ
うに設けられており、この操作杆９の上端部は操作レバ
ー９ａに連結されている（図１及び図６参照）。
におけるドライブシャフトハウジングであって、このド
ライブシャフトハウジング１の上部には、エンジンカバ
ー２が着脱自在に設けられており、このエンジンカバー
２内には、エンジン（内燃機関）３が設置されている。
又、上記ドライブシャフトハウジング１の中程には、ブ
ラケット４がドライブシャフトハウジング１を船体へ取
付けるように付設されており、上記ドライブシャフトハ
ウジング１の下部には、複数の条孔５ｃのスケッグ５ａ
を有するギヤケース５が垂設されている。さらに、図１
に示されるように、このギヤケース５内には、プロペラ
６を備えたプロペラシャフト７が回転自在に軸装されて
おり、このプロペラシャフト７の各傘歯車７ａ、７ｂは
上記エンジン３に連結したドライブシャフト８の傘歯車
８ａへ選択的に噛合うように軸装されている。さらに
又、上記プロペラシャフト７の一端部には、操作杆９が
上記傘歯車８ａと各傘歯車７ａ、７ｂとの噛合いを切換
えて上記プロペラシャフト７を正回転又は逆回転するよ
うに設けられており、この操作杆９の上端部は操作レバ
ー９ａに連結されている（図１及び図６参照）。
【００１７】一方、上記ギヤケース５の胴部５ｂには、
主給水口１０が穿設されており、この主給水口１０は、
図１及び図２に示されるように、上記ドライブシャフト
８に設けられた冷却水供給ポンプ１１に給水通路１２を
通して連通しており、この冷却水供給ポンプ１１は上記
ドライブシャフトハウジング１に配設されており、しか
も、この冷却水供給ポンプ１１は上記エンジン３にこれ
を冷却するように汲上げ菅１３を通して接続されてい
る。又、上記ギヤケース５の胴部５ｂの後部には、整流
口２０が穿設されており、この整流口２０は上記冷却水
供給ポンプ１１へ給水通路２１と連通菅２２を通して連
通している。
主給水口１０が穿設されており、この主給水口１０は、
図１及び図２に示されるように、上記ドライブシャフト
８に設けられた冷却水供給ポンプ１１に給水通路１２を
通して連通しており、この冷却水供給ポンプ１１は上記
ドライブシャフトハウジング１に配設されており、しか
も、この冷却水供給ポンプ１１は上記エンジン３にこれ
を冷却するように汲上げ菅１３を通して接続されてい
る。又、上記ギヤケース５の胴部５ｂの後部には、整流
口２０が穿設されており、この整流口２０は上記冷却水
供給ポンプ１１へ給水通路２１と連通菅２２を通して連
通している。
【００１８】以下、本発明の作用について説明する。
【００１９】従って、上記エンジン３を駆動することに
より、上記ドライブシャフト８を回転するから、この上
記ドライブシャフト８の上記傘歯車８ａが各傘歯車７
ａ、７ｂと選択的に噛合いを切換えることにより、上記
プロペラシャフト７を正回転又は逆回転してプロペラ６
を回転し、これにより高速艇を前進したり、又は後退す
る。
より、上記ドライブシャフト８を回転するから、この上
記ドライブシャフト８の上記傘歯車８ａが各傘歯車７
ａ、７ｂと選択的に噛合いを切換えることにより、上記
プロペラシャフト７を正回転又は逆回転してプロペラ６
を回転し、これにより高速艇を前進したり、又は後退す
る。
【００２０】他方、上記エンジン３が駆動すると、上記
ドライブシャフト８を回転するから、これに追随して上
記冷却水供給ポンプ１１が主給水口１０から冷水を汲上
げて各給水通路１２を通して上記エンジン３へ供給して
これを冷却する。
ドライブシャフト８を回転するから、これに追随して上
記冷却水供給ポンプ１１が主給水口１０から冷水を汲上
げて各給水通路１２を通して上記エンジン３へ供給して
これを冷却する。
【００２１】又一方、図４及び図５に示されるように、
高速艇が高速推進時及び旋回時等のように迎角を持った
流れの時、上記ギヤケース５の胴部５ｂの形状に倣って
流れず、胴部５ｂの後方に大きな乱れが発生すると、上
記各整流口２０及び上記スケッグ５ａの各条孔５ｃは上
記ギヤケース５の胴部５ｂの両側に圧力差を生じるか
ら、流体の流れは上記一方の整流口２０から給水通路２
１と連通菅２２を通して他方の整流口２０へ流出する。
高速艇が高速推進時及び旋回時等のように迎角を持った
流れの時、上記ギヤケース５の胴部５ｂの形状に倣って
流れず、胴部５ｂの後方に大きな乱れが発生すると、上
記各整流口２０及び上記スケッグ５ａの各条孔５ｃは上
記ギヤケース５の胴部５ｂの両側に圧力差を生じるか
ら、流体の流れは上記一方の整流口２０から給水通路２
１と連通菅２２を通して他方の整流口２０へ流出する。
【００２２】これにより速い流れの中でギヤケース５の
後端部の水流の剥離現象を防止したり、キャビテーショ
ンの発生を抑制し、プロペラ６への流水に乱れをなく
し、気泡の発生を低減して推進効率の向上を図り、ギヤ
ケース５及びプロペラ６のエローションの発生を防止
し、さらに、ギヤケース５の中心線に対して迎角を持っ
た流れの中にあるとき、整流口２０及び条孔５ｃにより
リークする流れを生じて、負圧面側の剥離現象やキャビ
テーションの発生を抑制する。
後端部の水流の剥離現象を防止したり、キャビテーショ
ンの発生を抑制し、プロペラ６への流水に乱れをなく
し、気泡の発生を低減して推進効率の向上を図り、ギヤ
ケース５及びプロペラ６のエローションの発生を防止
し、さらに、ギヤケース５の中心線に対して迎角を持っ
た流れの中にあるとき、整流口２０及び条孔５ｃにより
リークする流れを生じて、負圧面側の剥離現象やキャビ
テーションの発生を抑制する。
【００２３】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、冷却
水供給ポンプを備えたドライブシャフトハウジングにギ
ャケースを設け、このギャケースの胴部に主給水口を穿
設し、この主給水口の後方の上記胴部に整流口を胴部の
両側へ連通して穿設し、上記主給水口及び整流口とを連
通するように上記冷却水供給ポンプの給水通路を設けて
あるので、高速艇の大型船外機による速い流れの中でギ
ヤケースに流れの剥離現象を防止したり、キャビテーシ
ョンの発生を抑制することができるばかりでなく、プロ
ペラの乱れや気泡の発生を低減して推進効率の向上を図
ることができると共に、ギヤケース及びプロペラのエロ
ーションの発生を防止し、さらに、ギヤケースの中心線
に対して迎角を持った流れの中にあるとき、整流口及び
スケッグの条孔によりリークする流れを起して、負圧面
側の剥離現象やキャビテーションの発生を抑制すること
ができる等の優れた効果を有する。
水供給ポンプを備えたドライブシャフトハウジングにギ
ャケースを設け、このギャケースの胴部に主給水口を穿
設し、この主給水口の後方の上記胴部に整流口を胴部の
両側へ連通して穿設し、上記主給水口及び整流口とを連
通するように上記冷却水供給ポンプの給水通路を設けて
あるので、高速艇の大型船外機による速い流れの中でギ
ヤケースに流れの剥離現象を防止したり、キャビテーシ
ョンの発生を抑制することができるばかりでなく、プロ
ペラの乱れや気泡の発生を低減して推進効率の向上を図
ることができると共に、ギヤケース及びプロペラのエロ
ーションの発生を防止し、さらに、ギヤケースの中心線
に対して迎角を持った流れの中にあるとき、整流口及び
スケッグの条孔によりリークする流れを起して、負圧面
側の剥離現象やキャビテーションの発生を抑制すること
ができる等の優れた効果を有する。
【図１】本発明の船外機のキャビテーション防止装置の
断面図。
断面図。
【図２】図１の鎖線Ａ−Ａに沿う断面図。
【図３】本発明の船外機のキャビテーション防止装置の
側面図。
側面図。
【図４】本発明の作用を説明するための図。
【図５】本発明の作用を説明するための図。
【図６】既に提案されている船外機のキャビテーション
防止装置の側面図。
防止装置の側面図。
【図７】既に提案されている船外機のキャビテーション
防止装置の作用を説明するための図。
防止装置の作用を説明するための図。
【図８】既に提案されている船外機のキャビテーション
防止装置の断面図。
防止装置の断面図。
１ ドライブシャフトハウジング ５ ギャケース ５ｂ 胴部 １０ 主給水口 １１ 冷却水供給ポンプ ２０ 整流口 ２１ 給水通路 ２２ 連通菅
Claims (1)
- 【請求項１】冷却水供給ポンプを備えたドライブシャフ
トハウジングに設けられたギャケースと、このギャケー
スの胴部に穿設された主給水口と、この主給水口の後方
の上記胴部にその両側へ連通して穿設された整流口と、
上記主給水口及び整流口とを連通するように設けられた
上記冷却水供給ポンプの給水通路とを具備したことを特
徴とする船外機のキャビテーション防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4074341A JPH05270490A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 船外機のキャビテーション防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4074341A JPH05270490A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 船外機のキャビテーション防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05270490A true JPH05270490A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=13544328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4074341A Pending JPH05270490A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 船外機のキャビテーション防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05270490A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7625255B2 (en) | 2006-06-30 | 2009-12-01 | Honda Motor Co., Ltd. | Marine propulsion machine provided with drive shaft |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP4074341A patent/JPH05270490A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7625255B2 (en) | 2006-06-30 | 2009-12-01 | Honda Motor Co., Ltd. | Marine propulsion machine provided with drive shaft |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7387556B1 (en) | Exhaust system for a marine propulsion device having a driveshaft extending vertically through a bottom portion of a boat hull | |
| US5282763A (en) | Steerable bow thruster for swath vessels | |
| US4869692A (en) | Outboard marine propulsion system including a chain drive mechanism | |
| JP3042800B2 (ja) | 船舶推進機 | |
| DK172026B1 (da) | Fartøj med regulerbar dybgang | |
| US4795383A (en) | Marine propulsion device low-speed exhaust system | |
| US4906214A (en) | Marine propulsion device low-speed exhaust system | |
| US5145428A (en) | Shrouded propeller system for a sailboat | |
| US3799103A (en) | Stern drive unit trim tab | |
| US4687450A (en) | Marine propulsion device exhaust system | |
| JPH05270490A (ja) | 船外機のキャビテーション防止装置 | |
| US5766046A (en) | Cooling water pickup for marine propulsion unit | |
| US4531920A (en) | Transverse waterjet propulsion with auxiliary inlets and impellers | |
| JPH04292295A (ja) | 水噴射式推進船の航行安定装置 | |
| US3105454A (en) | Boat propulsion system | |
| JP2013252774A (ja) | 船舶 | |
| JPS62238192A (ja) | 舶用推進装置 | |
| US20200324867A1 (en) | Propelling system of powered ship | |
| JP2022524057A (ja) | 駆動軸と冷却システムを備えた船舶用船外機 | |
| JP2007313938A (ja) | 船舶 | |
| JP2001097277A (ja) | 小型船舶の船底構造 | |
| JP4054946B2 (ja) | 船舶の船内外機並びに船舶 | |
| US20240076024A1 (en) | Marine vessel propulsion apparatus | |
| GB2174659A (en) | Marine propulsion device exhaust system | |
| JP3902424B2 (ja) | ウオータージェット推進式船外機 |